JP5229995B2 - アンテナ、交流回路、及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チャンバ内にプラズマを作り出すためのアンテナ、このアンテナを含む交流回路、及びプラズマ処理装置に関する。
従来から、処理対象物のエッチングやアッシングなどに、プラズマ処理装置が用いられている。このプラズマ処理装置が有するチャンバ内にプラズマを作り出すためのアンテナとして、例えば特許文献1には、1重のコイルからなるアンテナが記載されている。このアンテナは、チャンバの側壁の外側に設けられ、高周波電源からの高周波電力が印加されることで、チャンバ内に導入された気体を分解し、プラズマを作り出す。
また、特許文献1には、並列2重巻きのアンテナが記載されている。この並列2重巻きのアンテナは、1重のコイルからなるアンテナに比して、より遠方まで誘導電場成分を形成することができることが開示されている。
特許第3752358号公報(段落[0002]、[0017]、図2〜図5)
現在、エッチングやアッシング、その他様々な用途に用いられるプラズマ処理装置では、チャンバ内の所望の位置に、所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すことが要請されている。しかし、例えば、特許文献1に記載の並列2重巻きのアンテナでは、アンテナ間隔が等間隔で固定されており、チャンバ内の所望の位置に、所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すには不十分である。また、1重のコイルからなるアンテナ、あるいは、2重巻きのアンテナでは、インピーダンスが高いので、高周波数の交流電圧を印加することができず、プラズマ密度を上昇させることができないという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、チャンバ内の所望の位置に、所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すことができるアンテナ、交流回路、及びプラズマ処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るアンテナは、電源が作り出す交流電圧が印加されることで、チャンバ内にプラズマを作り出すアンテナであって、前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す第1の経路と、前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第2の経路と、前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第3の経路とを具備する。
本発明では、第1の経路及び第2の経路で形成される第1の間隙形状と、第1の経路及び第3の経路で形成される第2の間隙形状が異なるため、チャンバ内の所望の位置に所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すための、様々な形状のアンテナを提供することができる。さらに、本発明に係るアンテナは、並列3重巻きのアンテナであるため、並列2重巻きのアンテナよりもインピーダンスが減少し、並列2重巻きアンテナよりも高周波数の交流電圧を印加することができる。
本発明に係る交流回路は、チャンバ内にプラズマを作り出すための交流回路であって、交流電圧を作り出す電源と、前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す第1の経路と、前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第2の経路と、前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第3の経路とを具備する。
本発明に係るプラズマ処理装置は、チャンバと、交流電圧を作り出す電源と、前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す第1の経路と、前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第2の経路と、前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する第3の経路とを具備する。
本発明の他の観点に係るアンテナは、電源が作り出す交流電圧が印加されることで、チャンバ内にプラズマを作り出すアンテナであって、前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す、伸縮可能な第1の経路と、前記第1の経路と並列的に前記電源に接続された、伸縮可能な第2の経路と、前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続された、伸縮可能な第3の経路とを具備する。
このように、第1乃至第3の経路が伸縮することで、チャンバ内の所望の位置に所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すための、様々なアンテナの形状を任意に選択することができる。
以上のように、本発明によれば、チャンバ内の所望の位置に、所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すことができるアンテナ、交流回路、及びプラズマ処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置を示す模式図である。図1に示すように、プラズマ処理装置100は、真空チャンバ50と、この真空チャンバ50内にプラズマを作り出すためのアンテナ1を有する交流回路10とを備えている。
真空チャンバ50は、基板処理部50bと、この基板処理部50bの上部に位置するプラズマ発生部50aとで形成されている。
基板処理部50bの下部には、ターボ分子ポンプ(TMP)などの真空ポンプ54が接続される。この真空ポンプ54により、真空チャンバ50内部が所定の真空度に真空排気される。基板処理部50bの内部には、半導体ウェハやガラス基板などの被処理基板(図示せず)を支持するステージ55が設置される。このステージ55は、導電体で構成されており、コンデンサ61を介して、アースされたステージ用高周波電源62に接続されている。ステージ55には、被処理基板を加熱するためのヒータなどの加熱源が内蔵されていてもよい。
プラズマ発生部50aは、円筒状の筒状壁51と、この筒状壁51の上部に設けられた天板52とで形成される。
天板52近傍には、真空チャンバ50内部にエッチングガスなどのプロセスガスを導入するためのガス導入部53が設けられる。このガス導入部53から導入されるプロセスガスとしては、例えば、Ar、Kr、Xeなどの希ガスや、SF系、CF系、CHF系などのハロゲン系ガス、O2、これらの混合ガスが挙げられるが、これらに限定されない。
筒状壁51の外周側には、高周波電源3に接続されたプラズマ発生用のアンテナ1が配置される。
図2は、このアンテナ1及び高周波電源3を含む交流回路10を示す模式的な展開図である。図2に示すように、アンテナ1は、第1の導線4a、及び第2の導線4bを介して、第1の分岐点5a、及び第2の分岐点5bにおいて高周波電源3と接続されている。
アンテナ1は、第1の分岐点5aからアンテナ1の中央を通り、第2の分岐点5bまでの経路である第1の経路1aと、この第1の経路1aに隣接し、第1の経路の上方を通る第2の経路1bと、第1の経路1aに隣接し、第1の経路の下方を通る第3の経路1cとで形成されている。この第1の経路1a、第2の経路1b、及び第3の経路1cは、それぞれ相互に並列接続されている。つまり、アンテナ1は、並列3重巻きのアンテナコイルである。
また、図2に示すように、第1の経路1aと第2の経路1bとの間で第1の間隙形状2aが形成され、第1の経路1aと第3の経路1cとの間で第2の間隙形状2bが形成される。第1の経路1aと第2の経路1bとの第1の幅wは、第1の経路1aと第3の経路1cとの第2の幅wよりも狭く形成されており、第1の間隙形状2aと、第2の間隙形状2bとは、異なるように形成されている。
第1の幅w、第2の幅wはそれぞれ5mm〜20mm、15mm〜60mmとされるが、これに限られない。アンテナ1の水平方向の長さlは、例えば、800mm〜1200mmとされる。一つの基準として、第1及び第2の幅w、wは、筒状壁51の内壁への不必要な重合物又は反応物を防ぐことができる間隔とされる。
なお、第1の導線4a、及び第2の導線4bのうち少なくとも一方に可変コンデンサが設けられていてもよい。これにより、アンテナ1のインピーダンスを調整することができる。図3に第1の導線4aと第2の導線4bの両方に可変コンデンサが設けられた場合の交流回路10の例を示す。後述する各実施形態に係るアンテナも同様に、第1の導線4a及び第2の導線4bのうち少なくとも一方に可変コンデンサが設けられてもよい。
図4は、アンテナ1、第1の導線4a、第2の導線4bの断面斜視図である。
図4に示すように、アンテナ1、第1の導線4a、及び第2の導線4bは、それぞれパイプ8と、このパイプ8内部に通された導線本体9とで形成されている。パイプ8は、例えば塩素系樹脂や、フッ素系樹脂などで構成され、導線本体9は、例えばCuなどで構成されるが、特に限定されない。パイプ8の直径は、例えば5mmから15mmとされる。
導線本体9は、パイプの内壁8aと所定の距離を隔てるようにパイプ8内部に保持されている。導線本体9とパイプの内壁8aとの間の空間11には、導線本体9を冷却する冷却媒体として、例えば水などが流される。この冷却媒体により高周波電圧が印加されることで発熱するアンテナ1を冷却することができる。図3では、パイプ8、及び導線本体9の断面形状が、円形であるとして説明したが、これに限られず、断面形状は、楕円形、または矩形であってもよく、その他の形状であってもよい。
図2、図3及び図4に示すアンテナ1が真空チャンバ50の筒状壁51の外周側に巻き付けられ、このアンテナ1に高周波電源3からの高周波電圧が印加される。
ここで、並列巻きコイルと、螺旋巻き(直列巻き)コイルとの比較について説明する。図5は、並列巻きコイルと螺旋巻きコイルの自己インダクタンスを比較したシミュレーション結果の一例を示す図である。図5では、並列巻きコイル及び螺旋巻きコイルは、それぞれ、アンテナの内径が340mmとされ、アンテナの外形が350mmとされた。また、パイプの直径は、10mmとされ、経路と経路との間隔は、20mmとされた。
図5に示すように、螺旋巻きのコイルは、巻き数を多くするに従い、自己インダクタンスが上昇する。一方で、並列巻きのコイルは、巻き数を多くするに従い自己インダクタンスが減少し、その結果、アンテナのインピーダンスが減少する。これにより、並列多重巻きのコイルでは、13.56MHz以上の高周波をアンテナに印加することができる。
アンテナ1に高周波電圧が印加されると、第1乃至第3の経路1a、1b、1cにより、誘導電場が生成され、真空チャンバ50内に導入されたプロセスガスがプラズマ発生部50aの内部においてプラズマ化する。この場合、上述のように、アンテナ1の第1の幅wが第2の幅wよりも狭く形成されているため、天板52付近は、プラズマ密度の濃い領域となる。一方で、アンテナ1の第2の幅wが第1の幅wよりも広く形成されているため、ステージ55近傍は、プラズマ密度が薄い領域となる。このようにチャンバ内の所望の位置に、所望のプラズマ密度のプラズマを作り出すことができるため、例えば、ステージ55上の被処理基板に対するプラズマダメージの低減を図ることができる。
また、本実施形態に係るアンテナ1(並列3重巻きコイル)は、13.56MHz以上の高周波電圧として例えば40MHzの高周波電圧を印加することができるため、プラズマ密度の高い領域の、プラズマ密度をさらに上昇させることができる。これにより、例えば、被処理基板をエッチングする際のエッチングレートを向上させることができる。なお、本実施形態に係る並列3重巻きのアンテナ1は、並列2重巻きのアンテナよりもインピーダンスが減少するため、並列2重巻きアンテナよりも高周波数の交流電圧を印加することが可能である。
さらに、本実施形態に係るアンテナ1の第1の幅、及び第2の幅は、所定の幅よりも小さく構成されているため、筒状壁51の内壁に、不必要な重合物又は反応物が堆積することを防止することができる。
本実施形態では、第1の幅wが第2の幅wよりも狭い場合について説明したが、第1の幅wが第2の幅wよりも広い場合も考えられる。第1の分岐点5a、及び第2の分岐点5bのうち少なくとも1つを、図2に示す位置から上方、あるいは下方にずらしてアンテナ1を形成してもよい。
(アンテナの第2実施形態)
次に、アンテナの他の実施形態について説明する。以降の説明では、上述の実施形態と同様の構成、及び機能を有する部分については同一符号を付し、説明を省略し、又は簡略化する。
図6は、本実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。図6に示すように、本実施形態に係るアンテナ20は、第1の経路21aと、第2の経路21bと、第3の経路21cとで形成され、第1の経路21aは、第2の経路21b及び第3の経路21cに対して、角度θ分、傾いている。つまり、アンテナ20の第1の経路21aは、第2の経路21b及び第3の経路21cとは非平行であるように形成されている。なお、第1の経路21a及び第2の経路21bで形成される第1の間隙形状22aと、第2の経路及び第3の経路で形成される第2の間隙形状22bとは、異なる形状をしている。
角度θは、第1の経路21aと、第2の経路21bまたは第3の経路21cとが交わらない範囲で変更されてもよい。
アンテナ20は、上述の第1実施形態と同様に並列3重巻きのアンテナコイルであり、13.56MHz以上の高周波電圧を印加することができるため、プラズマ密度の高い領域の、プラズマ密度をさらに上昇させることができる。
本実施形態では、第1の経路21aが、第2及び第3の経路21b、21cと非平行である場合について説明したが、第2の経路21bが、第1の経路21a及び第3の経路21cと非平行であってもよく、第3の経路21cが、第1及び第2の経路21a、21bと非平行であってもよい。あるいは、第1の経路21a、第2の経路21b、及び第3の経路21cのうち2つの経路が他の経路に対して非平行であってもよく、第1、第2及び第3の経路21a、21b、21cがそれぞれ相互に非平行であってもよい。
(アンテナの第3実施形態)
次に、アンテナのさらに別の実施形態について説明する。上述の各実施形態では、並列3重巻きのアンテナコイルについて説明したが、本実施形態では、並列4重巻きのアンテナコイルについて説明する。
図7は、本実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。図7に示すように、本実施形態に係るアンテナ30は、上述の第1実施形態に係るアンテナ1の上方に、第4の経路1dが並列接続されて形成される。第4の経路21dと、第2の経路21bとの幅である第3の幅Wは、例えば10mm〜60mmとされるが、10mm以下であってもよく、60mm以上であってもよい。この第3の幅Wは、第1の幅Wまたは第2の幅Wと同じであってもよく、異なっていてもよい。
アンテナ30は、並列4重巻きのアンテナコイルであるため、並列2重巻き及び並列3重巻きアンテナコイルよりも自己インダクタンスが減少し(図5参照)、インピーダンスが減少する。したがって、さらに高周波数の交流電圧を印加することができるため、例えばプラズマ密度の高い領域の、プラズマ密度をさらに上昇させることができる。
本実施形態では、第2の経路1bの上方に第4の経路1dが並列接続される場合について説明したが、第4の経路1dは、第3の経路1cの下方に並列接続されてもよい。第4の経路1dの上方、あるいは第3の経路1cの下方に第5の経路が並列接続されることで、アンテナ30は、並列5重巻きのアンテナコイルとされてもよく、さらにそれ以上の経路が並列接続されることで、並列6重巻き以上のアンテナコイルとされてもよい。
図6に示すアンテナ20に第4の経路、第5の経路、あるいはそれ以上の経路が並列接続されることで、並列多重巻きコイルとされてもよい。この場合、第4の経路、またはそれ以上の経路は、第2及び第3の経路21b、21cと平行であってもよく、非平行であってもよい。
(アンテナの第4実施形態)
次に、アンテナのさらに別の実施の形態について説明する。本実施形態では、アンテナが伸縮する場合について説明する。図8は、本実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。図8(A)は、アンテナが伸縮していない状態を示す図であり、図8(B)及び図8(B)は、アンテナが伸縮している状態を示す図である。
図8に示すように、アンテナ40は、アンテナ40の中央を通る第1の経路41aと、この第1の経路の上方を通る第2の経路41bと、第1の経路の下方を通る第3の経路41cとで形成される。これらの各経路41a、41b、41cを形成するパイプは、蛇腹状に構成されており、これにより、各経路は伸縮する。
図8(A)に示すように、アンテナ40が伸縮していない状態(以下、基本状態)では、第1の経路41aと第2の経路41bとの幅である第1の幅Wと、第1の経路41aと第3の経路41cとの幅である第2の幅Wとは、典型的には、同様の幅間隔とされる。しかし、これに限られず、アンテナ40が基本状態の場合に、第1の幅Wと、第2の幅Wが異なっていてもよい。
図8(A)に示す基本状態から、第2の経路を下方に距離d移動させ、第3の経路を下方に距離d移動させることで、アンテナ40を、図2に示すアンテナ1と同様の形状とすることができる(図8(B)参照)。このアンテナ40に高周波電源3からの高周波電圧が印加されると、上述の第1実施形態に係るアンテナ1と同様の作用効果を奏する。
図8(A)に示す基本状態から、第1の分岐点5aを距離d下方に移動させ、第2の分岐点5bを距離d上方に移動させることで、アンテナ40を、図6に示すアンテナ20と同様の形状とすることができる(図8(C)参照)。このアンテナ40に高周波電圧が印加されると、上述の第2実施形態に係るアンテナ20と同様の作用効果を奏する。
このように、本実施形態に係るアンテナ40は、第1乃至第3の経路が伸縮することで、アンテナ40の形状を任意に選択することができる。
アンテナ40は、第2の経路41bの上方、あるいは、第3の経路41cの下方に蛇腹状の第4の経路が並列接続されることで、並列4重巻きのアンテナコイルとされてもよい。アンテナ40は、並列5重巻き、あるいはそれ以上の巻き数のアンテナコイルとされてもよい。これにより、さらに高周波数の交流電圧をアンテナ40に印加することができ、高密度プラズマを作り出すことができる。
本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置を示す模式図である。 アンテナ及び高周波電源を含む交流回路を示す模式的な展開図である。 第1の導線と第2の導線の両方に可変コンデンサが設けられた場合の交流回路の例を示す図である。 アンテナ、第1の導線、第2の導線の断面斜視図である。 並列巻きコイルと螺旋巻きコイルの自己インダクタンスを比較したシミュレーション結果の一例を示す図である。 他の本実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。 さらに別の実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。 さらに別の実施形態に係るアンテナを示す模式的な展開図である。
符号の説明
1、20、30、40・・・アンテナ
1a、21a、41a・・・第1の経路
1b、21b、41b・・・第2の経路
1c、21c、41c・・・第3の経路
1d、21d・・・第4の経路
2a、22a・・・第1の間隙形状
2b、22b・・・第2の間隙形状
3・・・高周波電源
10・・・交流回路
50・・・真空チャンバ
100・・・プラズマ処理装置

Claims (3)

  1. 電源が作り出す交流電圧が印加されることで、チャンバ内にプラズマを作り出すアンテナであって、
    前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す伸縮可能な第1の経路と、
    前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第2の経路と、
    前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第3の経路と
    を具備するアンテナ。
  2. チャンバ内にプラズマを作り出すための交流回路であって、
    交流電圧を作り出す電源と、
    前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す伸縮可能な第1の経路と、
    前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第2の経路と、
    前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第3の経路と
    を具備する交流回路。
  3. チャンバと、
    交流電圧を作り出す電源と、
    前記交流電圧が印加されることで、前記チャンバ内にプラズマを作り出す伸縮可能な第1の経路と、
    前記第1の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で第1の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第2の経路と、
    前記第1の経路及び前記第2の経路と並列的に前記電源に接続され、前記第1の経路との間で前記第1の間隙形状とは異なる第2の間隙形状を形成する、前記第1の経路に隣接する伸縮可能な第3の経路と
    を具備するプラズマ処理装置。
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