JP5229302B2 - 遊技機の基板ケース - Google Patents
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Description
そこで、このようなワンウェイねじではなく、一端に逆止片を他端にフランジ状の係止部を有する固定部材を採用し、この固定部材を上述のように整合したボスに設けられた孔に対して一方向に挿入することにより、ベース部材とカバー部材とを離脱困難に固定する構成も採用されている。
もこれを取り外すことができず、第三者の不正行為を効果的に防止できるようになった。しかも、固定部材を孔に挿入するのみでよいため、その取付作業を簡易かつ迅速に行える。
遊技機に固定されるベース部材と、
ベース部材に組み付けられ、ベース部材との間に所定の収納空間を形成するカバー部材と、
ベース部材とカバー部材とを重合させた状態でこれら両部材に取り付けられ、両部材を取り外し不能に固定する一又は複数の固定部材と、
固定部材を上記両部材に取り付けることにより、遊技機を制御する電子部品が実装された回路基板を、上記収納空間に一又は複数回封止可能な封止構造と、
固定部材毎にその封止状態を解除する開封構造と、
を備えた遊技機の基板ケースにおいて、
ベース部材とカバー部材の外縁に、上記封止構造を側圧より保護する透明な樹脂材料からなる側壁部材が設けられ、
前記開封構造は、前記側壁部材における前記収納空間に対向する側に連設され、前記側壁部材と前記収納空間とに両側を挟まれた空間内に設けられたことを特徴とする。
かかる基板ケースによれば、製造コスト等の観点より固定部材が樹脂材料から形成されているが、この固定部材の露出部分が金属材料からなる保護部材により保護されているため、鋭利な工具を用いてもこれを破壊することは極めて困難である。このため、第三者が固定部材を破壊することにより基板ケースの封止状態を解除することは極めて困難となり、上述のような不正行為を有効に防止することができる。
図2に示すように、カバー部材20は無蓋箱状の本体21を有し、その内部には、遊技機を制御する電子部品が実装された回路基板61が螺合固定される。そして、この状態からカバー部材20をベース部材10に重合させた状態で、後に詳述する固定部材50によりこれらを固定することにより、カバー部材20とベース部材10との間に形成される収納空間に回路基板61が封止されるように構成されている。
ベース部材10は上下対称かつ左右対称に構成されており、図3(b)にその背面図を示すように、無蓋箱状の本体11の左右側面に上下方向に等間隔に設けられ外方に延出する複数の補強リブ12を介して、本体11の側面に平行に延びる平板状の側壁部材13が設けられている。そして、隣接する補強リブ12間の空間に、本体11の側面から延設された支持リブ14と側壁部材13の内面から延設された支持リブ16とにより筒状部材(第2筒状部材)15が支持されている。この筒状部材15は、上記筒状部材25と同様の形状を有し、ベース部材10において左右対称に4個づつ計8個設けられている。そして、さらにこれら筒状部材15の開口部には、図2及び図5(a)に示すように、逆止リング17が同軸状に装着されている。この逆止リング17は、固定部材50の後述する逆止片を係止するためのものであり、その外径が筒状部材15の内径に一致し、内径が筒状部材25の小径部25bの内径にほぼ一致する筒状体からなる。そして、その一端に設けられたフランジ部17aが筒状部材15の開口部に係止されるようになっている。逆止リング17は、そのフランジ部17aが筒状部材15に接着されて固定される。そして、カバー部材20が重合した際には、図5に示すように、筒状部材25と筒状部材15とが同軸状に配置されるように構成されている。
固定部材50は、図4に示すように、下方にやや縮径した円柱状の本体51の上端部にフランジ状の係止部52が形成され、その中央から下端にかけて軸線に沿った所定幅のスリット53が形成されている。このため、固定部材50の下部はスリット53の幅方向に所定量弾性変形できるようになっている。また、本体51の下端には、外径方向に突出した逆止片54が設けられている。この逆止片54は、固定部材50の下端側から上方に向かってその断面が大きくなるテーパ状に形成され、その下端部が挿入部54aを、上端部が係止部54bをそれぞれ形成している。従って、固定部材50が所定の孔に挿入される際には、挿入部54aがテーパ状になっていることから孔入口にスムーズに導入され、さらに固定部材50がその下部で撓みながら孔内にスムーズに挿入される。そして、逆止片54が孔を貫通すると、固定部材50の下端部が弾性復帰して係止部54bが係止されるため、固定部材50を挿入方向とは逆方向に引き抜くことは不可能となる。
基板ケース1の封止の際には、まず、上述のように回路基板61が組み付けられたカバー部材20を、ベース部材10に重合させる。この際、カバー部材20の開口部32にベース部材10の小片部18cを突き合わせてその係合部18を挿入する。そして、カバー部材20の係合部31とベース部材10の係合部18とを係合させる方向に、カバー部材20をベース部材10に対してスライドさせる。
以上のように、本実施例の基板ケース1においては、固定部材50の係止部の露出部分が金属材料からなるワンウェイねじ56により保護されているため、これを破壊することは極めて困難である。また、固定部材50が筒状部材25及び筒状部材15により形成される連通孔58に対して自軸周りに回転可能に遊嵌されているため、特殊な工具を用いることによりワンウェイねじ56をリバースさせようとしても、ワンウェイねじ56が固定された固定部材50自体が自軸周りに回動してしまうため、結局、固定部材50に対してワンウェイねじ56をリバース方向に回動させることができず、これを取り除くことができない。
カバー部材20及びベース部材10が透明な樹脂材料から形成され、筒状部材15及び筒状部材25が、共に外側に設けられた側壁部材から内方(収納空間の方向)に向かって延設された支持リブ24、16に連設されているため、当該支持リブが不正行為により精巧に切断された後、巧妙に接着剤等で修復された場合にも、側壁部材の側方から支持リブ24又は16の変化を観察することにより、これを容易に発見することができる。
13・・・側壁部材、 14,16・・・支持リブ、 15・・・筒状部材、
20・・・カバー部材、 22・・・補強リブ、 23・・・側壁部材、
24・・・支持リブ、 25・・・筒状部材、 35・・・被覆部材、
35c・・・小孔、 50・・・固定部材、 56・・・ワンウェイねじ
Claims (4)
- 遊技機に固定されるベース部材と、
該ベース部材に組み付けられ、該ベース部材との間に所定の収納空間を形成するカバー部材と、
該ベース部材と該カバー部材とを重合させた状態で該両部材に取り付けられ、該両部材を取り外し不能に固定する一又は複数の固定部材と、
該固定部材を前記両部材に取り付けることにより、遊技機を制御する電子部品が実装された回路基板を、前記収納空間に一又は複数回封止可能な封止構造と、
前記固定部材毎にその封止状態を解除する開封構造と、
を備えた遊技機の基板ケースにおいて、
前記ベース部材と前記カバー部材の外縁に、前記封止構造を側圧より保護する透明な樹脂材料からなる側壁部材が設けられ、
前記開封構造は、前記側壁部材における前記収納空間に対向する側に連設され、前記側壁部材と前記収納空間とに両側を挟まれた空間内に設けられたことを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 前記カバー部材に設けられた前記側壁部材における前記収納空間に対向する側に連設された切断可能な支持リブを介して前記収納空間の外側に設けられた一又は複数の第1筒状部材と、
前記ベース部材に設けられた前記側壁部材における前記収納空間に対向する側に連設された切断可能な支持リブを介して設けられ、前記カバー部材を前記ベース部材に組み付けた際に、前記第1筒状部材の各々に同軸状に当接可能な位置に配置された一又は複数の第2筒状部材と、
を備え、
前記封止構造は、前記第1筒状部材、前記第2筒状部材、及びこれらに取り付けられる一又は複数の前記固定部材から構成され、
前記開封構造は、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材に連設された前記支持リブから構成されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の基板ケース。 - 前記カバー部材には、前記封止構造を外部から遮蔽すると共に、該封止構造との間に前記各々の固定部材を一時的に保持して待機させる待機空間を形成する被覆部材が装着されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の基板ケース。
- 前記固定部材は樹脂材料から形成され、その少なくとも前記カバー部材側に露出する部分には、金属材料からなる保護部材が装着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機の基板ケース。
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