JP5415346B2 - 遊技機用の基板ケース - Google Patents
遊技機用の基板ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP5415346B2 JP5415346B2 JP2010092651A JP2010092651A JP5415346B2 JP 5415346 B2 JP5415346 B2 JP 5415346B2 JP 2010092651 A JP2010092651 A JP 2010092651A JP 2010092651 A JP2010092651 A JP 2010092651A JP 5415346 B2 JP5415346 B2 JP 5415346B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caulking
- tray
- cover
- portions
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
具体的に、この発明の第1の形態は、複数種類の図柄を変動させる図柄変動ゲームで、予め定められた大当たり表示結果が表示されたとき、遊技者に有利な大当たり遊技が付与される遊技機の制御に係わる制御基板を収容する遊技機用の基板ケースにおいて、略方形状を成し、少なくとも一対の対向辺縁部に係合部を有すると共に、前記対向辺縁部に直交する他の一対の辺縁部の少なくとも一方から水平に外方に突出形成された被カシメ部を有するトレー部材と、略方形状を成し、少なくとも一対の対向辺縁部に被係合部を有すると共に、前記対向辺縁部に直交する他の一対の辺縁部の少なくとも一方から水平に外方に突出し前記トレー部材の被カシメ部に対応する位置に形成された被カシメ部とを有し、前記トレー部材とで前記制御基板を外部から覆うようにして前記トレー部材に組み付けられるカバー部材とを備え、前記各部材の組付けは前記係合部及び前記被係合部によって係合又は離脱が可能なように構成されており、前記各部材の係合状態のときに、重ね合わせられた前記各被カシメ部をカシメるカシメ部材と、前記各被カシメ部を前記外部から覆い、連結部材を介して前記カシメ部材に連結された被覆部材とを有し、前記連結部材の切断により、前記被覆部材による被覆が解除されることで、前記被カシメ部が切断可能となるように構成されたことを特徴とする遊技機用の基板ケースである。
また、この発明の第2の形態は、第1の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記被カシメ部は、前記トレー部材又は前記カバー部材の一方に設けられた第1被カシメ部と、前記トレー部材又は前記カバー部材の他方に設けられた第2被カシメ部とを有し、前記第1被カシメ部は、前記外方に対して基側に設けられる基端部と、前記外方に対して先側に設けられた先端部とを有し、前記第2被カシメ部は、前記外方に対して基側に設けられる基端部と、前記外方に対して先側に設けられた先端部とを有し、前記第1被カシメ部の前記基端部及び前記第2被カシメ部の前記基端部は、前記各部材の係合状態のとき互いに重なるように形成され、前記カシメ部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部に向かって前記外方とは反対の方向から前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部をカシメ、前記被覆部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部を前記外部から覆うように形成されたことを特徴とする。
さらに、この発明の第3の形態は、第2の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記遊技機に取り付けられ、前記カバー部材又は前記トレー部材の少なくとも一方が固定されるベース部材をさらに有し、前記カバー部材の前記対向辺縁部と前記他の一対の辺縁部は、前記制御基板の表裏方向に対し直交するX軸に沿うように形成された両側縁と、前記表裏方向及び前記X軸に対してそれぞれ直交するY軸に沿うように形成された両端縁であり、前記トレー部材の前記対向辺縁部と前記他の一対の辺縁部は、前記X軸に沿うように形成された両側縁と、前記Y軸に沿うように形成された両端縁であり、前記カシメ部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部をカシメるとき、前記ベース部材と共にカシメ、前記被覆部材により前記外部から覆われる前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部は、前記互いに重なるように形成された前記各基端部のうち外周を構成する外面であることを特徴とする。
さらに、この発明の第4の形態は、第3の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部を覆う前記被覆部材と前記カバー部材又は前記トレー部材の前記一方の端縁部との間に形成される隙間を塞ぐための第1遮蔽部材をさらに有し、前記第1遮蔽部材は、前記カバー部材又はトレー部材の少なくも1つに設けたことを特徴とする。
さらに、この発明の第5の形態は、第4形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記第1被カシメ部の基端部は、板状に形成された第1板状部を有し、前記第2被カシメ部の基端部は、板状に形成された第2板状部を有し、前記第1板状部及び前記第2板状部の各外周縁部は、前記ベース部材の表面に接し又は近接する裏側縁部をそれぞれ有し、前記Y軸に沿った方向に対し露出させないように、前記第1板状部及び前記第2板状部を覆うように、前記ベース部材の前記表面から突設された第2遮蔽部材をさらに有することを特徴とする。
さらに、この発明の第6の形態は、第4又は第5の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記第1被カシメ部の基端部は、板状に形成された第1板状部を有し、前記第2被カシメ部の基端部は、板状に形成された第2板状部を有し、前記第1板状部及び前記第2板状部の各外周縁部は、前記表方向へ向けられた表側縁部をそれぞれ有し、前記第1遮蔽部材は、前記第1板状部及び前記第2板状部の前記各表側縁部を覆うように、前記カバー部材の前記一方の端縁部から突設されていることを特徴とする。
さらに、この発明の第7の形態は、第6の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記カシメ部材は、一体的に形成された第1カシメ部材及び第2カシメ部材を有し、前記第1カシメ部材又は前記第1被カシメ部の一方の先端部は、第1の略溝形断面形状に形成され、第1溝底壁、及び、前記X軸に沿った方向で互いに対向する第1両側壁を有し、前記第1カシメ部材又は前記第1被カシメ部の他方の先端部は、第1の略矢印断面形状に形成され、先頭部から後方へ前記X軸に沿った方向に対し斜めの方向に延ばされた第1矢片を有し、前記第2カシメ部材又は前記第2被カシメ部の一方の先端部は、第1の略溝形断面形状とその溝口同士を対向させた第2の略溝形断面形状に形成され、第2溝底壁、及び、前記X軸に沿った方向で互いに対向する第2両側壁を有し、前記第2カシメ部材又は前記第2被カシメ部の他方の先端部は、第2の略矢印断面形状に形成され、先頭部から後方へ前記X軸に沿った方向に対し、前記第1の矢片と反対の斜めの方向に延ばされた第2矢片を有し、前記第1両側壁の一方と前記第2両側壁の一方とは、前記Y軸に沿った方向で対向し、該対向する前記一方の第1側壁と前記一方の第2側壁との間に挿入溝が形成され、前記第1の略溝形断面形状に形成された前記一方の先端部に対し、前記第1の矢印断面形状に形成された前記他方の先端部を前記X軸に沿った方向へ相対的に移動させ、前記第2の略溝形断面形状に形成された前記一方の先端部に対し、前記第2の矢印断面形状に形成された前記他方の先端部を前記X軸に沿った方向へ相対的に移動させた場合、前記第1矢片及び前記第2矢片が前記先頭部を先行させて前記挿入溝を通るときに復元力に抗して狭まって、前記挿入溝を通った後に前記復元力により広がって、前記第1側壁及び第2側壁を前記ベース部材と共にカシメることを特徴とする。
さらに、この発明の第8の形態は、第7の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記1カシメ部材及び前記第2カシメ部材の各先端部は、前記第1の略矢印断面形状及び第2の略矢印断面形状に形成され、前記第1被カシメ部の前記第1側壁と前記第2被カシメ部の前記第2側壁との間に前記挿入溝が形成され、前記カシメ機構は、前記第1カシメ部材及び前記第2カシメ部材が前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部を固着した場合、前記挿入溝を前記外方に対して露出させないように覆う蓋部材をさらに有することを特徴とする。
さらに、この発明の第9の形態は、第8の形態に係る遊技機用の基板ケースであって、前記連結部材は、略コ字状断面形の枠体に形成され、一端部から他端部へ前記X軸方向に延設された両側部枠と、該両側部枠の前記他端部同士を連結した中間部枠とを有し、前記両側部枠は、前記枠体の両側部を構成し、前記X軸に沿った方向に対し、前記カバー部材の前記一端縁部側の位置に設けられたその前記一端部から、前記第1被カシメ部の前記第1溝底壁及び前記第2被カシメ部の前記第2溝底壁の外面に沿って、前記一端部とは反対側の位置に設けられた前記他端部まで延ばされるようにそれぞれ形成され、前記中間部枠は、前記蓋部材より前記外方の位置に設けられ、前記Y軸に沿うように形成され、前記第1カシメ部材及び前記第2カシメ部材は、前記各先頭部同士が連結され、さらに、前記X軸に沿って前記外方に延ばされ、軸形状に形成された軸部材を有し、前記切断可能な部分は、前記中間部枠から前記外方とは反対の内方に突設された連結突片の突端に設けられ、前記軸部材が延ばされた先の先端と、前記連結突片の前記突端との間には前記蓋部材が設けられ、前記被覆部材は、前記両側部枠の前記各一端部に連結されたことを特徴とする。
次に、スロットマシン10内部に設けられた制御基板(図示省略)について説明する。制御基板は、レバースイッチがオンすると、3つの回転リール15を一斉に回転させる制御を行う。同時に、制御基板は、遊技における役抽選の処理を実行し、抽選結果をメモリ(図示省略)に記憶する。遊技において、遊技媒体の払い出しが行われる役として、セブン役、バー役、ベル役、プラム役、チェリー役があり、遊技媒体の払い出しが行われない役としてハズレ役がある。
次に、スロットマシン10の内部構成を図2及び図3を参照して説明する。図2は、前扉12を外して、スロットマシン10の内部構成を前から見た正面図、図3は図2のIII−III線断面図である。
次に、制御基板30及び基板ケース40について、図3〜図12を参照して説明する。図4は図2のIV−IV線断面図、図5は、ベース部材に組み付けられた基板ケースの正面図、図6は、図5のVI−VI線断面図、図7は、基板ケースの斜視図、図8(a)は嵌合する前の嵌合部及び被嵌合部の部分正面図、(b)は嵌合したときの嵌合部及び被嵌合部の部分正面図、(c)は、(a)のVIIIc−VIIIc線断面図、図9(a)は図8(a)のIXa−IXa線断面図、(b)は図8(b)のIXb−IXb線断面図、図10(a)はレバー部の第1段部に嵌った状態を示すトレー部材の他方の端縁部の水平断面図、(b)はレバー部の第2段部に嵌った状態を示すトレー部材の他方の端縁部の水平断面図、図11はレバー部の正面図、図12は、カバー部材の裏面を斜め上方から見た斜視図である。
次に、カバー部材50について、図5〜図7を参照して説明する。カバー部材50は箱形状に形成されている。基板ケース40を水平面で破断し、その破断面を上方から見た図6では、箱形状のカバー部材50の開口が上を向いている。カバー部材50は、箱形状では底部に相当する天井部51、周壁、及び、周縁部501を備えている。カバー部材50の天井部51は、制御基板30の表面に接触しないように形成されると共に、制御基板30の表面に実装されたCPU(図示省略)などの素子に接触しないように形成されている。
次に、トレー部材60について図5から図7を参照して説明する。トレー部材60は、底の浅い皿形状に形成されている。図6では、トレー部材60の開口が下を向いている。トレー部材60は、底部61及び周縁部62を有している。トレー部材60の周縁部62は、X軸方向に沿うように形成された両側縁部63、64、及び、Y軸方向に沿うように形成された両端縁部65、66を有している。X軸に沿って形成された両側縁部63、64が前記一対の対向辺縁部であり、Y軸に沿って形成された両端縁部65、66が前記対向辺縁部に直交する対向辺縁部である。トレー部材60の周縁部62(両側縁部63、64及び両端縁部65、66)を図7に示す。
次に、ベース部材70について図3、図5、及び、図6を参照して説明する。ベース部材70は、ベース面部71を有している。ベース面部71の周縁部は、略矩形状に形成され、X軸に沿うように形成された両側縁部73、74、及び、Y軸に沿うように形成された両端縁部75、76を有している。
次に、カバー部材50をトレー部材60に組み付けるための構成について説明する。その組付構成としては、カバー部材50に設けられる被係合部とトレー部材60に設けられる係合部とを含み、カバー部材50とトレー部材60との組付けが、係合部及び被係合部によって係合又は離脱が可能なように構成されている。
先ず、カバー部材50に設けられる被係合部について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、カバー部材の裏面を斜め上方から見た斜視図、図13(a)は被係合部に係合する前の係合部を示す図、(b)は(a)のXIIIb−XIIIb線断面図、(c)は被係合部に係合した状態の係合部を示す水平断面図、(d)は(c)のXIIId−XIIId線断面図である。
次に、トレー部材60に設けられる係合部について図13を参照して説明する。
次に、係合部631を被係合部521、561に係合するための構成について、図12及び図13を参照して説明する。係合部631を被係合部521に係合するための構成と係合部631を被係合部561に係合するための基本的な構成は同一である。図13においては、係合部631を被係合部521に係合するための構成を代表して示している。
次に、基板ケース40をベース部材70に組み付けるための構成について図5及び図7から図9を参照して説明する。
次に、カシメ機構について、図5〜図7、図14、図15、及び、図19を参照して説明する。図14はカバー部材の正面図、図15はトレー部材の正面図、図19(a)はカシメ前のカシメ部材の斜視図、図19(b)はカシメ後のカシメ部材の斜視図である。
次に、第1カシメ機構について説明する。第1カシメ機構は、上記第3の態様で各相手の部材をカシメるカシメ部材80を有する。
先ず、カバー部材50に設けられた第1被カシメ部581について、図5、図7、図14、図15、及び、図23〜図26を参照して説明する。図23は図19bのXXIII−XXIII線断面図、図24は図23cのXXIV−XXIV線断面図、図25は図23cのXXV−XXV線断面図、図26は図23cのXXVI−XXVI線断面図である。
次に、トレー部材60に設けられた第2被カシメ部661について、図5、図7、図14、図15、及び、図23〜図26を参照して説明する。
次に、第1被カシメ部581と第2被カシメ部661との関係について、図23〜図26を参照して説明する。
は、前記3組の係合状態のとき互いに重なるように形成されている。
次に、サブベース部材78について、図3、図5、図6、及び、図16から図18を参照して説明する。図16はベース部材70及びサブベース部材78の分解斜視図、図17はサブベース部材78を組み付けたベース部材70の正面図、図18はサブベース部材78の説明図である。
保護用部材79の一例について、図16〜図18及び図23〜図26を参照して説明する。なお、一例として挙げた保護用部材79以外の部材であっても、上記カシメ部材80等に対し、不正なアクセスを防止し得る部材である場合に、当該部材は、保護用部材に含まれる。
次に、カシメ部材80について、図19〜図26を参照して説明する。図20(a)は切断された連結部材の斜視図、図20(b)は切断された被カシメ部の斜視図、図21(a)は分離した状態のキャップ部材の斜視図、図21(b)は切断した状態のICタグの斜視図、図22(a)はカシメ部材等の斜視図、図22(b)は(a)のB矢視図である。
次に、第1カシメ部材81及び第2カシメ部材82の詳細について説明する。
第1カシメ部材81は、第1の略矢印断面形状に形成され、先頭部814から後方へX軸に沿った方向に対し斜めの方向に延ばされた第1矢片815を有する。第1矢片815は、約1ミリの板厚、約4ミリのZ軸方向の幅、約5ミリの前記斜め方向の長さを有する。
次に、被覆部材84について、図22から図26を参照して説明する。なお、被覆部材84の説明においては、前記3組の係合状態を想定して、被覆部材84の説明をする。
次に、連結部材83について、図22から図26を参照して説明する。なお、連結部材83の説明において、前記3組の係合状態を想定して、連結部材83の説明をする。ここで、「連結部材」とは、カシメ部材80と前記被覆部材84との間の連結部分の全部又は一部をいう。
次に、遮蔽部材87について、図19、図23、及び、図24を参照して説明する。遮蔽部材87は、第1遮蔽部材871及び第2遮蔽部材872を有する。
次に、第2カシメ機構について図7、図19、図27及び図28を参照して説明する。図19(a)はカシメ前のカシメ部材の斜視図、図19(b)はカシメ後のカシメ部材の斜視図、図27は図7のXXVII−XXVII線断面図、図28(a)はカシメフックの斜視図、図28(b)は(a)のB矢視図、図28(c)は(a)のC矢視図である。
次に、第3カシメ機構について、図5〜図7、図29を参照して説明する。
次に、封印機構について、図5〜図7、図21、及び、図29を参照して説明する。図21(a)は分離した状態のキャップ部材の斜視図、(b)は切断した状態のICタグの斜視図、図29は、水平面により破断されたICタグ90及びキャップ部材95の断面図である。
次に、カバー側突片591の詳細、及び、カバー側突片591とトレー側突片671との組み付けについて説明する。
次に、カバー側突片591及び延長片593の各形状の詳細について説明する。カバー側突片591は、開口をZ1方向(裏方向)に向けた略直方体の箱形状に形成されている。カバー側突片591は、箱の底面部であるカバー側平面部592を有し、外周壁である、X軸に沿うように形成された側面壁596a、596b、及び、Y軸に沿うように形成された端面壁596c、596dを有している。外周壁を構成する各壁596a〜596cが、サブベース座面部781に当接するように形成されている。
次に、ICタグ90及び段部について説明する。トレー側平面部672の周縁部は、トレー側平面部672の位置よりZ2方向(表方向)に約1ミリだけ高く形成された段部676を有している。共に約1ミリの高さを有する前記段部594及び段部676は、カバー側平面部592及びトレー側平面部672に貼り付けられる所定の厚さを有する前記ICタグ90を取り囲むように、かつ、ICタグ90の厚さ分以上高くなるように形成されている。基板ケース40の組付作業や制御基板30の点検作業の際に、段部594及び段部676に遮られて、作業者がICタグ90の周縁を触れることがなく、ICタグ90の剥がれを防止することが可能となる。
次に、キャップ部材95の組み付けについて、図27、図29及び図30を参照して説明する。カバー部材50の端縁部58には、キャップ部材95のX2方向への抜けを阻止するための係止穴58aが形成されている。
キャップ部材95の端壁部955には、Y軸方向を長手方向、Z軸方向を短手方向とした長穴957が形成されている。端壁部955の壁端部には、X1方向に折曲形成させた先端縁959が設けられている。長穴957のZ1方向側の辺縁と先端縁959とは、連続的に形成されている。
次に、基板ケース40に対しX2方向に移動するのを阻止するための操作用突片756について、図10及び図11を参照して説明する。
次に、基板ケース40を機本体11に組み付ける作業、及び、制御基板を点検する作業について説明する。
先ず、カバー部材50とトレー部材60とを組み付ける作業について説明する。
次に、図7に『A』で示す第2カシメ機構を使用する。上記2組の係合状態において、小径筒部892に対し、外部からX2方向へカシメフック88をフック用先頭部884、885を先頭にして差し込むと、復元力に抗して互いの間隔が狭まっていたフック用第1矢片881及びフック用第2矢片882が収容凹部69に入って復元力で広がって、段差部893に係止し、かつ、筒入口部599の周縁部にフック用蓋部材886が当接する(第2カシメ機構のカシメ状態)。それにより、カバー部材50をトレー部材60に対してX2方向に相対移動することが阻止される。
次に、封印機構を使用する。当該封印機構において、カバー側平面部592とトレー側平面部672とが滑らかに連続しX−Y平面を構成する。カバー側突片591のネジ穴595aとトレー側突片671の貫通穴675とが一致する。ネジ穴595aと貫通穴675とにネジ部材94を螺合する。カバー側平面部592とトレー側平面部672とに、ICタグ90を貼り付ける(図29に示す状態)。キャップ部材95の係止突起958がカバー部材50側の係止穴58aに嵌っている。また、キャップ部材95の長穴957にカバー側突片591の先端部が嵌め込まれている。(図29に示す状態)。それにより、ICタグ90をZ1方向から覆った状態にキャップ部材95を拘束する。
次に、基板ケース40を機本体11に組み付ける作業を説明する。
カバー部材50の天井部51を手前側にして、基板ケース40をベース部材70に対向させ、基板ケース40をベース部材70に対してZ1方向に相対移動し、トレー部材60の被嵌合部637、647をベース部材70の出入れ用溝738に入れる。トレー部材60の他方の端縁部65が操作用突片756の中間片部758に当接し(図10(a)に示す状態)、被嵌合部637、647とベース部材70の出入れ用溝738の溝底との間に2ミリ程度の隙間が形成される。可撓性片部757の弾性力に抗して、操作用突片756をZ1方向に変位させた場合(図10(b)に示す状態)、被嵌合部637、647がベース部材70の出入れ用溝738の溝底に達し(図12(a)に示す状態)、ベース部材70のロック用溝739の溝口にX軸方向で対峙させ、基板ケース40をベース部材70に対してX1方向に相対移動することが可能となる。このとき、キャップ部材95の端壁部955の先端縁959は、ベース部材70の嵌合凹部785に対しZ2方向で離間しており、嵌合凹部785に嵌っていない(図30に示す状態)。組付作業中に、作業者は可撓性片部757を撓ませることで、基板ケース40のX1方向の移動を可能にする次の段階に移ることができ、誤作業を防止することができる。
3組の係合状態では、保護用部材79の嵌合用溝792には、第1被カシメ部581及び第2被カシメ部661の各先端部583、663が嵌め込まれている。先端部583の第1側壁587と、先端部663の第2側壁667との間には隙間S2が形成されている。隙間S2は、保護用部材79の立壁部793に形成された連通穴794を通して、外方(X1方向)の外部に通じている。
次に、図7に『B』で示す第1カシメ機構を使用する。カシメ部材80の先頭部814、824を先行させて、前記連通穴794及び挿入溝S1に差し込む。連通穴794及び挿入溝S1を通るとき、前記第1カシメ部材81の第1矢片815及び第2被カシメ部661の第2矢片825が、その復元力に抗して狭まり、連通穴794及び挿入溝S1を通った後に、その復元力により広がって、第1カシメ部材81の第1矢片815が、第1被カシメ部581の第1側壁587を立壁部793と共にカシメ、また、第2被カシメ部661の第2矢片825が、第2被カシメ部661の第2側壁667を立壁部793と共にカシメる。基板ケース40(2組の係合状態にあるカバー部材50及びトレー部材60)を、ベース部材70に対してX2方向に相対移動することが阻止される。
なお、第1カシメ機構の使用に際しては、カシメ部材80を連通穴794及び挿入溝S1に差し込むだけで良いので、専用治具を必要とせず、作業性を向上させることが可能となる。また、カシメ部材80を差し込むことで、基板ケース40の外形形状が凸状部を有することとなるので、第1カシメ機構のカシメ状態を容易に判断することが可能となる。
次に、制御基板を点検する作業について説明する。
図7に『B』で示す第1カシメ機構の除去では、先ず、連結部材83を切断して、被覆部材84による被覆の解除と、カシメ部材80によるカシメの解除とを行う。連結部材83を切断すると、カシメ部材80と被覆部材84との連結関係が断たれ、被覆部材84に対するカシメ部材80による拘束が解除され、被覆部材84が、第1被カシメ部581及び第2被カシメ部661の各基端部582、662を外部から覆っている所定位置から移動可能となる。被覆部材84を所定位置から外し、第1被カシメ部581及び第2被カシメ部661の各基端部582、662を共に切断する。それにより、3組の係合状態から、カバー部材50とトレー部材60との2組の係合状態となる。
図7に『A』で示す第2カシメ機構の除去では、外筒部598をカバー部材50の端縁部58から切り離して、トレー部材60側の収容凹部69に収納されているカシメフック88のフック用第1矢片881及びフック用第2矢片882と、フック用蓋部材886との連結関係を断つようにする。それにより、トレー部材60に対するX2方向へのカバー部材50の移動を阻止する第2カシメ機構の拘束が解除される。
封印機構の除去では、キャップ部材95の係止突起958をカバー部材50の係止穴58aから外す。それにより、キャップ部材95をZ2方向に移動可能となる。キャップ部材95をICタグ90上から外し、ICタグ90をカバー側平面部592及びトレー側平面部672から剥がし、ネジ部材94をネジ穴595a及び貫通穴675から外す。それにより、カバー部材50をトレー部材60に対しX2方向に移動することが可能となる。
制御基板30の点検等を終了後、カバー部材50をトレー部材60に組み付け、『F』で示す第2カシメ機構を使用し、さらに、基板ケース40を機本体11に組み付け、さらに、『C』で示す第3カシメ機構を使用する。
次に、図7に『F』で示す第2カシメ機構を使用する。第2カシメ機構『F』の使用は、前述した、第2カシメ機構『A』の使用と同様に、小径筒部892に対し、外部からX2方向へカシメフック88をフック用先頭部884、885を先頭にして差し込むと、復元力に抗して互いの間隔が狭まっていたフック用第1矢片881及びフック用第2矢片882が収容凹部69に入って復元力で広がって、段差部893に係止し、かつ、筒入口部599の周縁部にフック用蓋部材886が当接する(第2カシメ機構のカシメ状態)。それにより、カバー部材50をトレー部材60に対してX2方向に相対移動することが阻止される。
次に、図7に『C』で示す第3カシメ機構を使用する。前記した基板ケース40を機本体11に組み付けることにより、カバー側舌状片574、トレー側舌状片651及びベース側舌状片751が重なり、カバー側結束穴575、トレー側結束穴655、及び、ベース側結束穴755の各穴中心が一致する(3組の係合状態)。各穴に通した結束用バンド92により、カバー側舌状片574、トレー側舌状片651及びベース側舌状片751を結束する。それにより、基板ケース40をベース部材70に対してX2方向に移動することが阻止され、基板ケース40をベース部材70を介して機本体11に組み付けることができる。
次に、カシメ部材80の転用、及び、ニコイチによる基板ケースの転用について説明する。先ず、カシメ部材80の転用について説明する。第1カシメ機構のカシメ状態においては、カシメ部材80の第1矢片815が第1被カシメ部581の第1側壁587を立壁部793と共にカシメ、第2被カシメ部661の第2矢片825が第2側壁667を立壁部793と共にカシメている。第1カシメ機構のカシメ状態において、カシメ部材80の転用をする場合、保護用部材79を除去し、さらに、第1被カシメ部581及び第2被カシメ部661の各先端部583、663を除去し、これらの部材とカシメ部材80とのカシメ関係を解除する必要がある。このとき、第1矢片815に傷を付けずに、立壁部793及び第1側壁587を除外しなければならない。また、第2矢片825に傷を付けずに、立壁部793及び第2側壁667を除外しなければならない。以上により、第1カシメ機構のカシメ状態において、カシメ部材の80の転用をすることは、極めて困難となる。
31…コネクタ、40…基板ケース、50…カバー部材、100…収容空間、
501…周縁部、502…コネクタ用開口、503…フランジ、504…先端部、
51…天井部、511…透視窓、512…底部、513…凹壁、514…移動制止部、
515…着脱制止片、516…移動制止片、517…補強片、52…側縁部、
521…被係合部、522…テーパ部、53…下側壁、56…側縁部、
561…被係合部、57…他方の端縁部、571…連通穴、
573…穴周縁、574…カバー側舌状片、575…カバー側結束穴、
58…一方の端縁部、58a…係止穴、581…第1被カシメ部、582…基端部、
583…先端部
584…第1板状部、584a…裏側縁部、584b…表側縁部、584c…板面部、
585…第1溝底壁、586、587…第1両側壁、588…第1被当接部、
589…第1遮蔽部
591…カバー側突片、591a…先端縁、592…カバー側平面部、
593…側縁部、594…段部、595…円筒部、595a…ネジ穴、595b…リブ、
596a、596b…側面壁、596c、596d…端面壁、597…周面壁
597a…底面部、597b、597c…側壁、597d、597e…端壁
598…外筒部、599…筒入口部、599a…フック用張出部、599b…収容部
60…トレー部材、61…底部、614…段差部、62…周縁部、63…側縁部、
630…案内溝部、631…係合部、633…溝底部、634…係合溝、635…溝口、637…被嵌合部、64…側縁部、
647…被嵌合部、65…他方の端縁部、
651…トレー側舌状片、655…トレー側結束穴、66…一方の端縁部、
661…第2被カシメ部、662…基端部、663…先端部、
664…第2板状部、664a…裏側縁部、664b…表側縁部、664c…板面部
665…第2溝底壁、666、667…第2両側壁、668 第2被当接部、
669…第2遮断部
671…トレー側突片、672…トレー側平面部、673…延長片、674…円筒部
675…貫通穴、676…段部、678…底面部、
679…周面壁、679a,679b…側壁、679c,679d…端壁、
681…円筒部、682…リブ、
69…収容凹部、691…開口
70…ベース部材、71…ベース面部、711…凹部、712…固定用穴、
713…ネジ、72…周縁部、73…側縁部、737…嵌合部、738…出入れ用溝、
739…ロック用溝、
74…側縁部、746…シール用フランジ、75…端縁部、751…ベース側舌状片、
755…ベース側結束穴、756…操作用突片、757…可撓性片部、
758…中間片部、758a…段部、759a…段部、759…操作片部、
76…端縁部、761…ベース側突片、
78…サブベース部材、781…サブベース座面部、785…嵌合凹部、
79…保護用部材、791…開口、792…嵌合用溝
793…立壁部、794…連通穴、795…第1保護側壁、
796…第2保護側壁、797…張出部、798…リブ部、799…保護天井壁
80…カシメ部材、81…第1カシメ部材、812…基端部、814…先頭部、
815…第1矢片、
82…第2カシメ部材、822…基端部、824…先頭部、825…第2矢片、
83…連結部材、831…側枠部、832…側枠部、833…中間部枠、
834…連結突片、突端…835
84…被覆部材、841…被覆側壁、842…被覆側壁、843…被覆天井壁
85…蓋部材、851…裏側辺縁、
86…軸部材
87…遮蔽部材、871…第1遮蔽部材、872…第2遮蔽部材
88…カシメフック、881…フック用第1矢片、882…フック用第2矢片882、
884、885…フック用先頭部、886…フック用蓋部材、887…フック用軸部材
89…被カシメ部材、891…大径筒部、892…小径筒部、893…段差部
90…ICタグ、92…結束用バンド、93…収容部、931…保持用壁、
932…保持溝、94…ネジ部材、95…キャップ部材、951…天面部、
952…周壁部、953…側壁部、954…側壁部、955…端壁部、957…長穴
958…係止突起、959…先端縁
S1…挿入溝、S2…隙間
Claims (9)
- 複数種類の図柄を変動させる図柄変動ゲームで、予め定められた大当たり表示結果が表示されたとき、遊技者に有利な大当たり遊技が付与される遊技機の制御に係わる制御基板を収容する遊技機用の基板ケースにおいて、
略方形状を成し、少なくとも一対の対向辺縁部に係合部を有すると共に、前記対向辺縁部に直交する他の一対の辺縁部の少なくとも一方から水平に外方に突出形成された被カシメ部を有するトレー部材と、
略方形状を成し、少なくとも一対の対向辺縁部に被係合部を有すると共に、前記対向辺縁部に直交する他の一対の辺縁部の少なくとも一方から水平に外方に突出し前記トレー部材の被カシメ部に対応する位置に形成された被カシメ部とを有し、前記トレー部材とで前記制御基板を外部から覆うようにして前記トレー部材に組み付けられるカバー部材と、
を備え、前記各部材の組付けは前記係合部及び前記被係合部によって係合又は離脱が可能なように構成されており、
前記各部材の係合状態のときに、重ね合わせられた前記各被カシメ部をカシメるカシメ部材と、
前記各被カシメ部を前記外部から覆い、連結部材を介して前記カシメ部材に連結された被覆部材とを有し、
前記連結部材の切断により、前記被覆部材による被覆が解除されることで、前記被カシメ部が切断可能となるように構成されたことを特徴とする遊技機用の基板ケース。 - 前記被カシメ部は、前記トレー部材又は前記カバー部材の一方に設けられた第1被カシメ部と、前記トレー部材又は前記カバー部材の他方に設けられた第2被カシメ部とを有し、
前記第1被カシメ部は、前記外方に対して基側に設けられる基端部と、前記外方に対して先側に設けられた先端部とを有し、
前記第2被カシメ部は、前記外方に対して基側に設けられる基端部と、前記外方に対して先側に設けられた先端部とを有し、
前記第1被カシメ部の前記基端部及び前記第2被カシメ部の前記基端部は、前記各部材の係合状態のとき互いに重なるように形成され、
前記カシメ部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部に向かって前記外方とは反対の方向から前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部をカシメ、
前記被覆部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部を前記外部から覆うように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記遊技機に取り付けられ、前記カバー部材又は前記トレー部材の少なくとも一方が固定されるベース部材をさらに有し、
前記カバー部材の前記対向辺縁部と前記他の一対の辺縁部は、前記制御基板の表裏方向に対し直交するX軸に沿うように形成された両側縁と、前記表裏方向及び前記X軸に対してそれぞれ直交するY軸に沿うように形成された両端縁であり、
前記トレー部材の前記対向辺縁部と前記他の一対の辺縁部は、前記X軸に沿うように形成された両側縁と、前記Y軸に沿うように形成された両端縁であり、
前記カシメ部材は、前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部をカシメるとき、前記ベース部材と共にカシメ、
前記被覆部材により前記外部から覆われる前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部は、前記互いに重なるように形成された前記各基端部のうち外周を構成する外面であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の前記各基端部を覆う前記被覆部材と前記カバー部材又は前記トレー部材の前記一方の端縁部との間に形成される隙間を塞ぐための第1遮蔽部材をさらに有し、
前記第1遮蔽部材は、前記カバー部材又はトレー部材の少なくも1つに設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記第1被カシメ部の基端部は、板状に形成された第1板状部を有し、
前記第2被カシメ部の基端部は、板状に形成された第2板状部を有し、
前記第1板状部及び前記第2板状部の各外周縁部は、前記ベース部材の表面に接し又は近接する裏側縁部をそれぞれ有し、
前記Y軸に沿った方向に対し露出させないように、前記第1板状部及び前記第2板状部を覆うように、前記ベース部材の前記表面から突設された第2遮蔽部材をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記第1被カシメ部の基端部は、板状に形成された第1板状部を有し、
前記第2被カシメ部の基端部は、板状に形成された第2板状部を有し、
前記第1板状部及び前記第2板状部の各外周縁部は、前記表方向へ向けられた表側縁部をそれぞれ有し、
前記第1遮蔽部材は、前記第1板状部及び前記第2板状部の前記各表側縁部を覆うように、前記カバー部材の前記一方の端縁部から突設されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記カシメ部材は、一体的に形成された第1カシメ部材及び第2カシメ部材を有し、
前記第1カシメ部材又は前記第1被カシメ部の一方の先端部は、第1の略溝形断面形状に形成され、第1溝底壁、及び、前記X軸に沿った方向で互いに対向する第1両側壁を有し、
前記第1カシメ部材又は前記第1被カシメ部の他方の先端部は、第1の略矢印断面形状に形成され、先頭部から後方へ前記X軸に沿った方向に対し斜めの方向に延ばされた第1矢片を有し、
前記第2カシメ部材又は前記第2被カシメ部の一方の先端部は、第1の略溝形断面形状とその溝口同士を対向させた第2の略溝形断面形状に形成され、第2溝底壁、及び、前記X軸に沿った方向で互いに対向する第2両側壁を有し、
前記第2カシメ部材又は前記第2被カシメ部の他方の先端部は、第2の略矢印断面形状に形成され、先頭部から後方へ前記X軸に沿った方向に対し、前記第1の矢片と反対の斜めの方向に延ばされた第2矢片を有し、
前記第1両側壁の一方と前記第2両側壁の一方とは、前記Y軸に沿った方向で対向し、該対向する前記一方の第1側壁と前記一方の第2側壁との間に挿入溝が形成され、
前記第1の略溝形断面形状に形成された前記一方の先端部に対し、前記第1の矢印断面形状に形成された前記他方の先端部を前記X軸に沿った方向へ相対的に移動させ、前記第2の略溝形断面形状に形成された前記一方の先端部に対し、前記第2の矢印断面形状に形成された前記他方の先端部を前記X軸に沿った方向へ相対的に移動させた場合、前記第1矢片及び前記第2矢片が前記先頭部を先行させて前記挿入溝を通るときに復元力に抗して狭まって、前記挿入溝を通った後に前記復元力により広がって、前記第1側壁及び第2側壁を前記ベース部材と共にカシメることを特徴とする請求項6に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記1カシメ部材及び前記第2カシメ部材の各先端部は、前記第1の略矢印断面形状及び第2の略矢印断面形状に形成され、
前記第1被カシメ部の前記第1側壁と前記第2被カシメ部の前記第2側壁との間に前記挿入溝が形成され、
前記カシメ機構は、前記第1カシメ部材及び前記第2カシメ部材が前記第1被カシメ部及び前記第2被カシメ部の各先端部を固着した場合、前記挿入溝を前記外方に対して露出させないように覆う蓋部材をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の遊技機用の基板ケース。 - 前記連結部材は、略コ字状断面形の枠体に形成され、一端部から他端部へ前記X軸方向に延設された両側部枠と、該両側部枠の前記他端部同士を連結した中間部枠とを有し、
前記両側部枠は、前記枠体の両側部を構成し、前記X軸に沿った方向に対し、前記カバー部材の前記一端縁部側の位置に設けられたその前記一端部から、前記第1被カシメ部の前記第1溝底壁及び前記第2被カシメ部の前記第2溝底壁の外面に沿って、前記一端部とは反対側の位置に設けられた前記他端部まで延ばされるようにそれぞれ形成され、
前記中間部枠は、前記蓋部材より前記外方の位置に設けられ、前記Y軸に沿うように形成され、
前記第1カシメ部材及び前記第2カシメ部材は、前記各先頭部同士が連結され、さらに、前記X軸に沿って前記外方に延ばされ、軸形状に形成された軸部材を有し、
前記切断可能な部分は、前記中間部枠から前記外方とは反対の内方に突設された連結突片の突端に設けられ、
前記軸部材が延ばされた先の先端と、前記連結突片の前記突端との間には前記蓋部材が設けられ、
前記被覆部材は、前記両側部枠の前記各一端部に連結されたことを特徴とする請求項8に記載の遊技機用の基板ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010092651A JP5415346B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 遊技機用の基板ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010092651A JP5415346B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 遊技機用の基板ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011218057A JP2011218057A (ja) | 2011-11-04 |
JP5415346B2 true JP5415346B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=45035777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010092651A Active JP5415346B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 遊技機用の基板ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5415346B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6868920B1 (ja) * | 2020-07-28 | 2021-05-12 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP6868919B1 (ja) * | 2020-07-28 | 2021-05-12 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP6941905B1 (ja) * | 2021-04-06 | 2021-09-29 | 山佐ネクスト株式会社 | 遊技機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006167178A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Heiwa Corp | 遊技機の基板ケース装置 |
JP4922145B2 (ja) * | 2007-12-17 | 2012-04-25 | 株式会社ニューギン | 遊技機用の基板ケース |
-
2010
- 2010-04-13 JP JP2010092651A patent/JP5415346B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011218057A (ja) | 2011-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5166595B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4418953B2 (ja) | 遊技機の基板ボックス | |
JP5300646B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5415346B2 (ja) | 遊技機用の基板ケース | |
JP5754107B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5063221B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5530237B2 (ja) | 遊技機用の基板ケース | |
JP6502310B2 (ja) | 遊技機用係合部材及び遊技機用ケース部材並びに遊技機 | |
JP4797267B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5788479B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5703613B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6015006B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5519231B2 (ja) | 遊技機用の基板取付け構造 | |
JP4854828B2 (ja) | 遊技機の基板ケース | |
JP5703614B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5442837B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010088465A (ja) | 基板ケース及び遊技機 | |
JP6539248B2 (ja) | 遊技機用部材及び遊技機 | |
JP4042788B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008183108A (ja) | 基板ケース及びこの基板ケースを備える遊技機 | |
JP6344444B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009125085A (ja) | 遊技機及び遊技機用の制御基板の保護装置 | |
JP2009160060A (ja) | 遊技機 | |
JP5804129B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5227916B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120606 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131029 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5415346 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |