JP5228579B2 - 楽音発生装置用の集積回路 - Google Patents
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Description
これに対して、ゲート回路13にプルダウン抵抗を接続した場合、ゲート回路13は「閉じた状態」となり、セレクト信号発生部14から供給されたセレクト信号はゲート回路13から出力されず、従ってセレクタ12に入力されない。この場合には、セレクト信号発生部14の出力信号が「1」又は「0」のいずれであっても、セレクタ12に入力されるゲート回路13の出力信号は、セレクタ12に音源部11を選択させるセレクト信号「0」となる。後述する通り、電子楽器2の機種グレードが上位機種の場合など、プログラム及び波形ROM3にCPU10がアクセスする必要のない構成では、ゲート回路13にプルダウン抵抗を接続して、ゲート回路13を「閉じる」。
セレクタ12は、CPU10及び音源部11のいずれか一方をプログラム及び波形ROM3の接続相手に選択する機構のほかは、従来から知られるメモリインタフェースと同様な動作、つまり、CPU10及び音源部11のいずれか一方から与えられたチップセレクト信号をデコード線(片方向矢印)を介してプログラム及び波形ROM3に出力し、また、CPU10及び音源部11のいずれか一方とプログラム及び波形ROM3との間でのデータ入出力を仲介する動作を行う。なお、プログラムやデータの入出力は、データ及びアドレス信号線(両矢印)を通じて行われる。
図2(a)に示す通り、電子楽器2が下位機種の場合には、音源LSI(集積回路)1には、プログラム及び波形ROM3のみが、外部メモリとして接続される。この場合、音源LSI1内のゲート回路13にはプルアップ抵抗25が接続される(図1参照)。CPU10が処理の実行に使用するメモリは、音源LSI1内の内部RAM15のみである。
ここで、図1において、アドレスデコータ20とセレクタ12を結ぶデコード線は、接続点26から外部バスI/O16に分岐するデコード線が出ていることに留意されたい。この分岐線(デコード線)は、後述する上位機種の構成(プログラム専用のプログラムROM24を外部バスI/O16に接続した構成)の場合に、外部バスI/O16経由でプログラムROM24に対するチップセレクト信号を供給するラインである。この分岐線上にはゲート回路27が設けられている。ゲート回路27には、セレクタ12の前段に設けられたゲート回路13の出力信号がゲート制御信号として供給される。ゲート回路27は、セレクト信号「1」が供給されたときに「ゲートが閉じた状態」となり、デコード線から入力されたチップセレクト信号を後段に出力しない。よって、セレクタ12でCPU10が選択されているときには、セレクト信号「1」がゲート回路27に供給されるので、アドレスデコータ20から出力されたチップセレクト信号が外部バスI/O16に供給されないようになっている。
ここで転送される各種プログラムは、電子楽器2の動作を制御するためのプログラム(プログラム本体部)である。これらプログラム本体部の転送先は、ブートローダプログラムによって指定される。外部RAM23を持たない下位機種では、プログラム及び波形ROM3に記憶されたプログラム本体部は全て内部RAM15に転送される。内部RAM15と外部RAM23を備える中位機種では、内部RAM15と外部RAM23のいずれか一方にプログラム本体部が転送されてもよいし、プログラム本体部を内部RAM15と外部RAM23に分散して転送してもよい。例えば、使用頻度の高いプログラムを内部RAM15に転送し、使用頻度の相対的に低いプログラムを外部RAM23に転送するとよい。
一方、CPU10は、該ステップS5の「セレクタ切り替え処理」以後、プログラム及び波形ROM3にアクセスできなくなる。電子楽器2の動作に必要なプログラム本体部は、既に、内部RAM15又は外部RAM23に転送されているので、CPU10はプログラム及び波形ROM3にアクセスする必要がない。
このように、上位機種の電子楽器2においては、CPU10は、プログラムROM24からプログラムを実行するので、前記図3のステップS1、および、前記図4のステップS5の処理によって実現されるセレクタ12の設定の切り替え(プログラム及び波形ROM3に対するアクセス主の切り替え)制御を、ステップS10の初期設定に先行して実行する必要はない。また、セレクタ12には、セレクト信号「0」が設定されているので、音源部11は、CPU10の動作状況に係りなく、セレクタ12を介してプログラム及び波形ROM3にアクセスすることができる。
音源部11内の各ブロックは、各サンプリング周期の各発音チャンネルのチャンネルタイミングで、発音チャンネル毎に設定された音源制御用の各種パラメータに基づき、当該発音チャンネルの楽音信号生成処理を実行する。すなわち、音源部11は、各発音チャンネル毎の波形サンプルデータの読み出しアドレスを生成し、該生成した読み出しアドレス信号に従ってプログラム及び波形ROM3にアクセスし、該アドレス信号により指定されたアドレス値の波形サンプルデータをプログラム及び波形ROM3から読み出し、該読み出した波形サンプルデータを適宜サンプル補間する。ピッチ非同期方式の読み出しアドレス信号の発生方式によれば、発音指示された音高に対応するFナンバを一定のクロックの周期で累算し、その累積値の整数部を波形メモリの読み出しアドレス信号として利用し、その小数部を読み出した波形サンプルデータのサンプル補間演算に利用する。音源部11は、各発音チャンネルの前記補間処理後の波形サンプルデータに対して、音色制御エンベロープによる音色の時間変化や音量制御エンベロープによる音量の時間変化を付与して当該発音チャンネルの楽音信号を生成し、生成された楽音信号を複数発音チャンネル分ミキシングし、さらに、エフェクト付与処理等を施すことにより、音源部11はサンプリング周期ごとの出力楽音信号を形成する。音源部11で形成された出力楽音信号は、デジタル/アナログ変換部(DAC)7に供給され、該DAC7においてアナログ音響信号に変換される。DAC7により変換されたアナログ音響信号は、アンプ及びスピーカを含んで構成されるサウンドシステム8に供給され、該サウンドシステム8のアンプにおいて増幅され、該増幅後のアナログ音響信号がスピーカから発音される。
このように、この発明の音源LSI1によれば、プログラムと音源用データを共通のプログラム及び波形ROM3に記憶させるという資源を節約した構成において、CPU10と音源部11のいずれのデバイスも最大のパフォーマンスを発揮することができる音源LSI(集積回路)1を簡単な構成で提供することができるという優れた効果を奏する。
Claims (2)
- 楽音発生装置に組み込まれ、第1外部メモリ、及び、第2外部メモリを接続可能な集積回路において、
当該集積回路は、プログラムと音源用データとが記憶された第1外部メモリが接続された場合には、更に、プルアップ抵抗が接続される一方、音源用データが記憶された第1外部メモリ及びプログラムが記憶された第2外部メモリが接続された場合には、更にプルダウン抵抗が接続されるものであり、
当該集積回路は、
前記集積回路および該集積回路が組み込まれた楽音制御装置の動作を制御するためのCPUと、
前記第1外部メモリに記憶された音源用データに基づき楽音信号を生成するための音源部と、
前記CPUにより、バスを介して、プログラムを含む各種データの書き込み、および前記各種データの読み出しが行われるRAMと、
前記CPUによる前記第1外部メモリに対するアクセスを可能にさせる第1選択情報、および前記音源部による前記第1外部メモリに対するアクセスを可能にさせる第2選択情報のいずれか一方を出力する選択情報発生部と、
前記第1外部メモリが接続され、前記第1選択情報および前記第2選択情報のいずれか一方に基づき、前記CPUおよび前記音源部のいずれか一方を前記第1外部メモリに対してアクセス可能に接続する第1外部メモリ入出力部と、
前記第2外部メモリが接続可能な第2外部メモリ入出力部であって、前記第2外部メモリが接続された場合には、前記CPUを該第2外部メモリに対してアクセス可能にする第2外部メモリ入出力部と、
前記プルアップ抵抗が接続された場合は、楽音発生装置の起動時に、前記選択情報発生部から外部メモリ入出力部に第1選択情報を出力させることで、前記CPUによる前記第1外部メモリに対するアクセスを可能にする一方、前記プルダウン抵抗が接続された場合は、楽音発生装置の起動時に、前記選択情報発生部から第1外部メモリに第2選択情報を出力させることで、前記音源部による前記第1外部メモリに対する前記バスを介さない前記第1外部メモリ入出力部経由のアクセスを可能にする第1設定手段と、
前記起動時に、前記第1設定手段により前記CPUによる前記第1外部メモリのアクセスが可能となった場合は、前記CPUに、前記第1外部メモリをアクセスさせて、該第1外部メモリに記憶された前記プログラムのうち第1プログラムを第1スタートアドレスから起動させる一方、前記第1設定手段により前記音源部による前記第1外部メモリのアクセスが可能となった場合は、前記CPUに、前記第2外部メモリをアクセスさせて、該第2外部メモリに記憶された前記プログラムのうち第3プログラムを所定のスタートアドレスから起動させる起動制御手段と、
前記起動制御手段により前記第1プログラムが起動された場合に、該起動された第1プログラムに基づき、前記第1外部メモリに記憶された前記プログラムのうち第2プログラムを前記RAMに転送し、該RAMに転送された該第2プログラムの第2スタートアドレスから起動する制御を、前記バスを介して、CPUに行わせる転送制御手段と、
前記転送制御手段によりRAMに転送され起動された前記第2プログラムに基づき、CPUが、前記選択情報発生部から前記第1外部メモリ入出力部に第2選択情報を出力させることで、音源部による第1外部メモリに対する前記バスを介さない前記第1外部メモリ入出力部経由のアクセスを可能にする第2設定手段と、
前記転送制御手段によりRAMに転送され起動された前記第2プログラムに基づいて、楽音発生装置の動作を、前記バスを介して、CPUに制御させる、又は、前記第2外部メモリに記憶されており、前記起動制御手段により起動された前記第3プログラムに基づいて、楽音発生装置の動作をCPUに制御させる動作制御手段と
を備える楽音発生装置用の集積回路。 - 前記RAMは、集積回路の内部に備わる内部RAM、および該集積回路に対して外部接続された外部RAMの少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置用の集積回路。
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