JP5227889B2 - シーム溶接倣い装置 - Google Patents

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本発明は、カムリングの外周面と内周面を、対向して配置した第1ローラと第2ローラとで挟みながら案内することで、被接合部に電極輪でシーム溶接を施すシーム溶接倣い装置に関する。
カムリングの外周面と内周面を、対向して配置した第1ローラと第2ローラとで挟みながら案内することで、被接合部に電極輪でシーム溶接を施すシーム溶接倣い装置が実用に供されている(例えば、特許文献1(図1、図4)参照。)。
すなわち、特許文献1の図1において、符号18がカムリングであり、符号20がカムリングをガイドするガイド装置である。このガイド装置20の要部を次図で説明する。
図7は従来のガイド装置の基本原理を説明する図であり、ガイド装置のカムリング(符号は新たに振り直した。)は、(a)に示す形状の上カム部101と、(b)に示す下カム部102との上下二層構造になっている。
(a)に示すように、上カム部101の外側面にガイドローラ103が当接し、上カム部101の内側面にガイドローラ104が当接しつつガイドする。別のガイドローラ105、106は上カム部101の下方にあって、上カム部101には接触していない。
また、(b)に示すように、下カム部102の外側面にガイドローラ105が当接し、下カム部102の内側面にガイドローラ106が当接しつつガイドする。電極輪107はガイドローラ106の近傍に配置されている。
なお、上カム部101の内側面に形成されている円弧108と、下カム部102の内側面に形成されている円弧109は、(b)に示すように、連続した大きな円弧を形成する。
4個のガイドローラ103〜106がカムリングでガイドされるため、安定したワーク旋回が得られる。
しかし、内側に2個のガイドローラ104、106を配置する関係で、円弧108、109の曲率半径は必然的に大きくなる。
すなわち、内側面に沿って2個のガイドローラ104、106が配置されている場合には、曲率半径の小さなコーナ部をカムリングに設けることはできない。そのために、ワークの形状が制約されてしまう。
しかし、ワークの形状の自由度を増す上で、曲率半径の小さなコーナ部をカムリングに設けることができるような倣い装置が求められる。
特開2002−224842公報
本発明は、曲率半径の小さなコーナ部をカムリングに設けることができるようなシーム溶接倣い装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、環状で且つ重ねた形態の被接合部を有するワークがワーク支持部により支持され、このワーク支持部に前記被接合部と同形若しくは相似形の帯状のカムリングが備えられ、このカムリングの外周面と内周面を、対向して配置した第1ローラと第2ローラとで挟みながら案内することで、前記被接合部に電極輪でシーム溶接を施すシーム溶接倣い装置において、
前記第1ローラの両側に第1補助ローラと第2補助ローラとが各々配置され、前記第1補助ローラに接触させる第1補助カム及び前記第2補助ローラに接触させる第2補助カムが、前記カムリングに沿って配置され、
三角形の頂点に配置されている、前記第2ローラと前記第1補助ローラと前記第2補助ローラの3個のローラで、前記ワークの振れを防止するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、三角形の頂点に配置されている、第2ローラと第1補助ローラと第2補助ローラの3個のローラで、ワークの振れを防止する。第2ローラのみがカムリングの内周側に配置されている。したがって、第2ローラの半径まではカムリングの内周面の曲率半径を小さくすることができる。
すなわち本発明によれば、カムリングの内周面の曲率半径を十分に小さくすることができるシーム溶接倣い装置が提供され、結果、ワークの自由度を向上させることができる。
本発明に係るシーム溶接倣い装置の側面図である。 第1・第2ローラ及び第1・第2補助ローラの配置を示す斜視図である。 カムリングの平面図である。 第1補助カムの平面図及び作用図である。 第2補助カムの平面図及び作用図である。 本発明に係るシーム溶接倣い装置の作用説明図である。 従来のガイド装置の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、シーム溶接倣い装置10は、基台11から関節部12を介して水平に延ばされた第1リンク13と、この第1リンク13に関節部14を介して水平に延ばされた第2リンク15と、この第2リンク15の一方の面に支持されている補助駆動モータ16と、第2リンク15の他方の面に支持されている回転軸17と、この回転軸17で支えられワーク18を支持するワーク支持部20を備えている。
ワーク支持部20は、回転軸17の上端に直接取付けられている第2補助カム21と、この第2補助カム21の外周部下面から下げられているカムリング22と、第2補助カム21の上に設けられている第1補助カム23と、この第1補助カム23の上に設けられているワーク受け枠24と、このワーク受け枠24から上に延ばされているアジャスタブルボルト25、25とからなる。
これらのアジャスタブルボルト25、25で支持され且つ位置決めされ、クランプ26で押さえられるワーク18は、鋼製燃料タンクのように、プレス成形された下半体27にプレス成形された上半体28を載せ、平面視で環状のフランジ29、31同士を上下に重ねた形態の被接合部32を有する。この被接合部32は、電極輪33、34で挟まれ、通電溶接される。この溶接法は、電縫(シーム)溶接法と呼ばれる。
電極輪33、34は、溶接作用を発揮する他、挟んだフランジ29、31を送り出すことで、ワーク18を旋回させる駆動輪としての役割を果たす。ただし、多くの燃料タンクのフランジ29、31は、平面視で矩形を呈しているため、4箇所程度のL字コーナが含まれる。
このようなL字コーナが電極輪33、34を通過する際に、慣性力でフランジ29、31が電極輪33、34からずれる虞がある。対策として、L字コーナに対しては、補助駆動モータ16を用いて慣性モーメントの低減を図る。
具体的には、補助駆動モータ16を作動させると、回転力はプーリ43、ベルト44、プーリ45の順で回転軸17に伝えられ、回転軸17と共にワーク支持部20が一括して回転するため、慣性モーメントを低減させることができる。
また、基台11から延びた第1ブラケット36に、第2ローラ37が回転自在に設けられ、第1ブラケット36から上へ延ばされた第2ブラケット38に、第1ローラ39、第2補助ローラ41及び第1補助ローラ42が下から上へ順に且つ回転自在に設けられている。
上述したように、ワーク18が電極輪33、34で駆動され旋回する際に、第1ローラ39、第2ローラ37、第1補助ローラ42及び第2補助ローラ41はワーク18の姿勢を適正化するためのガイド作用を発揮する。このガイド作用を以下に詳しく述べる。
この例では、カムリング22は、平面視で被接合部32と同一の形状を呈している。
特に、カムリング22が外周面を第1ローラ39で押さえられ、内周面を第2ローラ37で押さえられているため、カムリング22が第1ローラ39と第2ローラ37で案内される。
カムリング22は被接合部32と同形であって、一般に非円形リングである。非円形リングであれば、第1ローラ39から回転軸17までの距離が変化する。関節部12、14の関節作用により、回転軸17が図面左右に自在に移動可能とされているため、上記の変化は円滑に実施される。
第1ローラ39は、図2に示すように、カムリング22の外周面に当接している。第2ローラ37は第1ローラ39に対向する位置に配置されている。
第1補助ローラ42は、第1ローラ39の右上に配置され、第1補助カム23に当接している。
第2補助ローラ41は、第1ローラ39の左上に配置され、第2補助カム21に当接している。
カムリング22は、図3に示すように、非円形リングであり、第1ローラ39と第2ローラ37とで挟まれている。以下の説明のために外周面の輪郭線を、基準輪郭線46と呼ぶことにする。また、直近のコーナ部を第1コーナ部47と呼ぶ。
第1補助カム23は、図4(a)に示すように基準輪郭線46からコーナ部(6箇所)だけ膨出させた板カムであり、想像線で示される第1ローラ39の右側に配置される第1補助ローラ42が当接している。膨出部48の形状の決定方法を(b)〜(d)で説明する。
図4(b)において、第2ローラ37が反時計廻りに回転すると、第1コーナ部47が第1ローラ39及び第1補助ローラ42に近づく。
(c)に示すように、第2ローラ37が第1コーナ部47の中央に位置した場合、第1ローラ39は基準輪郭線46に沿っているが、第1補助ローラ42は基準輪郭線46から離れる。この離れた部分を膨出部48により埋める。結果、第1補助ローラ42は膨出部48に当接する。
(d)に示すように、第2ローラ37が第1コーナ部47の出口に位置した場合も同様である。すなわち、(b)〜(d)により、膨出部48の形状の決定することができる。
同様に、第2補助カム21は、図5(a)に示すように基準輪郭線46からコーナ部だけ膨出させた板カムであり、想像線で示される第1ローラ39の左側に配置される第2補助ローラ41が当接している。膨出部49の形状の決定方法を(b)〜(d)で説明する。
図5(b)において、第2ローラ37が反時計廻りに回転すると、第1コーナ部47が第1ローラ39及び第2補助ローラ41に近づく。第1ローラ39は基準輪郭線46に沿っているが、第2補助ローラ41は基準輪郭線46から離れる。この離れた部分を膨出部49により埋める。結果、第2補助ローラ41は膨出部49に当接する。
(c)に示すように、第2ローラ37が第1コーナ部47の中央に位置した場合、も同様であり、(d)に示すように、第2ロールが第1コーナ部47の出口に位置した場合も同様である。すなわち、(b)〜(d)により、膨出部49の形状の決定することができる。
総合的な作用を次図で説明する。
第1コーナ部47の中央に第2ローラ37が位置した形態が、図6に示されており、この時に、第1ローラ39は基準輪郭線46(すなわちカムリング22の外周面)に接触し、第2ローラ37はカムリング22の内周面に接触し、第1補助ローラ42は膨出部49に接触し、第2補助ローラ41は膨出部49に接触している。
仮に、第1ローラ39と第2ローラ37だけでカムリング22を挟んだ場合、カムリング22が図左右に振れる可能性がある。
この実施例では、第1補助ローラ42と第2補助ローラ41が付加されているため、図左右の振れは防止される。
すなわち、三角形の頂点に配置されている、第2ローラ37と第1補助ローラ42と第2補助ローラ41の3個のローラで、ワークの振れを防止する。
また、第2ローラ37のみがカムリング22の内周側に配置されている。したがって、第2ローラ37の半径まではカムリング22の内周面の曲率半径を小さくすることができる。
すなわち本発明によれば、カムリングの内周面の曲率半径を十分に小さくすることができるシーム溶接倣い装置が提供され、結果、ワークの自由度を向上させることができる。
尚、本発明の回転軸は、実施の形態では縦向きとしたが、回転軸は斜め又は水平に配置することもできる。よって、シーム溶接倣い装置の姿勢は任意である。
また、第1・第2補助カム及びカムリングの上下配置は、本実施例に限定されるものではなく、任意に順序を変更することができる。
また、第1・第2補助カムは、板カム、リングカムの何れであっても好い。
本発明のシーム溶接倣い装置は、燃料タンクのシーム溶接に好適である。
10…シーム溶接倣い装置、18…ワーク、20…ワーク支持部、21…第2補助カム、22…カムリング、23…第1補助カム、32…被接合部、37…第2ローラ、39…第1ローラ、46…基準輪郭線、48、49…膨出部。

Claims (1)

  1. 環状で且つ重ねた形態の被接合部を有するワークがワーク支持部により支持され、このワーク支持部に前記被接合部と同形若しくは相似形の帯状のカムリングが備えられ、このカムリングの外周面と内周面を、対向して配置した第1ローラと第2ローラとで挟みながら案内することで、前記被接合部に電極輪でシーム溶接を施すシーム溶接倣い装置において、
    前記第1ローラの両側に第1補助ローラと第2補助ローラとが各々配置され、前記第1補助ローラに接触させる第1補助カム及び前記第2補助ローラに接触させる第2補助カムが、前記カムリングに沿って配置され、
    三角形の頂点に配置されている、前記第2ローラと前記第1補助ローラと前記第2補助ローラの3個のローラで、前記ワークの振れを防止するようにしたことを特徴とするシーム溶接倣い装置。
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