JP6087181B2 - シーム溶接装置 - Google Patents
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Description
また、シーム溶接を行うシーム溶接装置は、一対の電極輪の間にワークの被接合部を案内するため、ワークを支持するワーク支持手段と、ワーク支持手段に取り付けられる環状のカムリングと、カムリングの内周面及び外周面に当接した状態でカムリングを挟んでいる一対のローラと、を主に備えている(下記特許文献1参照)。
よって、一対のローラに挟まれる部位が直線部の場合、カムリング及びカムリングが取り付けられたワーク支持手段が直線上に移動し、被接合部の直線部が連続溶接される。
一方、一対のローラに挟まれる部位が曲線部の場合、一対のローラ間を支点としてカムリング及びワーク支持手段が回動しながら曲線上に移動する。そのため、ワークも一対のローラ間を支点として回動し、被接合部の曲線部が連続溶接される。
そのため、従来のシーム溶接装置において、回動しているワーク及びワーク支持手段を直線上に移動させようとした場合、つまり、一対のローラ間に挟み込まれる部位が曲線部から直線部に移行した場合に、ワーク及びワーク支持手段が振動するおそれがあった。そして、ワーク及びワーク支持手段の振動は、溶接線のずれによる溶接不良を引き起こし、望ましくなかった。
また、一対のローラに挟まれる部位が曲線部から直線部に移行した際に、当接片がアブソーバに当接しているため、ワーク及びワーク支持手段に発生する振動が減衰する。
なお、一対のローラに挟まれる部位が曲線部の終端側のときと、直線部の初端側のときとに分割して、当接片がアブソーバに当接した場合、ワーク及びワーク支持手段に振動が発生するおそれがある。しかしながら、本願発明によれば、当接片はアブソーバに対し、一対のローラに挟まれる部位が曲線部の終端側のときから直線部の初端側のときまで、連続して当接しているため、ワーク及びワーク支持手段に振動が生じるおそれが低減されている。
以上より、前記する本願発明によれば、一対のローラ間に挟み込まれる部位が曲線部から直線部に移行した際に、ワークに発生する振動が抑制され、安定したシーム溶接を行うことができる。
下ワーク50と上ワーク51とのそれぞれは、プレス成形により板状の鋼材の中央部を下方又は上方に窪ませてなり、下ワーク50の上方に上ワーク51を配置した場合に、内部に燃料を蓄えることができる空間を有するようになっている。
また、下ワーク50と上ワーク51とのそれぞれの周縁には、下ワーク50の上方に上ワーク51を配置した場合に互いに重なり合うフランジ52、53が形成されており、この互いに重なり合うフランジ52、53同士を溶接することで、下ワーク50と上ワーク51とが一体化するようになっている。
以下、ワークWにおいて、フランジ52、53同士が重なり合ってなる部位を被接合部54と称する。なお、被接合部54の形状について、後述するカムリング5と同一形状であるため、説明を省略する。
図1に示すように、シーム溶接装置1は、ワークWを支持するワーク支持手段2と、ワークWに対して水平方向に配置されて、ワークWの被接合部54を上下方向から挟んでいる一対の電極輪3、4と、ワーク支持手段2に固定された環状のカムリング5と、カムリング5の内周面及び外周面に当接している一対のローラ6、7と、振動を吸収する振動吸収手段8と、を主に備えている。
そして、第1アーム部15の基部側が装置本体1aに鉛直軸周りに回動自在に連結され、第2アーム部16の基部側が第1アーム部15の先端部に鉛直軸周りに回動自在に連結され、第3アーム部17の基部側が第2アーム部16の先端部に鉛直軸周りに回動自在に連結されている。
そのため、ワークW又はワークWを支持する支持部12に力が作用した場合には、アーム10が3箇所で曲折して、力が作用した方向にワークW及び支持部12が移動するようになっている。なお、図2に示す平面図において、回動軸11と装置本体1aとが配置される方向において、回動軸11が配置される側を前側と称し、装置本体1aが配置される側を後ろ側と称する。また、装置本体1aから回動軸11の方を見て右手側を右側と、左手側を左側と称する。
なお、説明の都合上、第1直線部5a〜第4直線部5gを直線部と総称し、第1曲線部5b〜第4曲線部5hを曲線部と総称する場合がある。また、図2において、直線部と曲線部とを領域を明確にするため、曲線部にドットが付されている。
なお、第1直線部5aにおいて、初めに一対のローラ6、7に挟まれる第1直線部5aの右端側を初端側と称し、一方、第1直線部5aにおいて、最後に一対のローラ6、7に挟まれる第1直線部5aの左端側を終端側と称する。
その他、カムリング5において第2曲線部5dを基準に右回り(時計回り)に配置された曲線状の部位を第2曲線部5d、第3曲線部5f、第4曲線部5hと称する。
また、一対のローラ6、7に挟まれているカムリング5が、一対の電極輪3、4の直下となるように設けられている。そのため、カムリング5において一対のローラ6、7に挟まれている部位と、一対の電極輪3、4の溶接線Lとが上下方向で重なっている(図2参照)。
そして、一対のローラ6,7により挟まれている部位が曲線部の場合に、モータ25が駆動して、上方から見た場合、左回りに回動軸11が回動して(図2の矢印C参照)、ワークWの回動をアシストしている。
ロッド32の先端には、鉛直軸周り回動自在な回転体33を備えた被当接部34が設けられている。図1、図2に示すように、回転体33は、回転テーブル20の端縁よりも前側に突出して、回転テーブル20の上方に位置している。
そして、カムリング5の第4曲線部5hの終端側から第1直線部5aの初端側までの範囲を一対のローラ6、7に挟みこんでいる場合に、当接片35の外側を向く面35aが、アブソーバ31の回転体33に当接して押圧するようになっている。
なお、図3に示すように、一対のローラ6、7にガイドされる部位が、第1曲線部5bの初端側から中部までの場合、当接片36が回転体33に当接していない。よって、当接片及びアブソーバ31が、ワークWが一対のローラ6、7と支点として左回りに回動し始める動作が妨げられないようになっている。
以上から、実施形態に係るシーム溶接装置1によれば、一対のローラ6、7の間に挟み込まれる部位が曲線部から直線部に移行した際に、ワークWに発生する振動が抑制されて、安定したシーム溶接を行うことができる。
実施形態の当接片35〜38によれば、カムリング5の曲線部(第1曲線部5b〜第4曲線部5h)の数に対応して設けられているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、緩やかな曲線を描き、ワークW及びワーク支持手段2が振動するおそれがない曲線部の場合には、当接片35〜38を設けなくても良い。
2 ワーク支持手段
3、4 一対の電極輪
5 カムリング
5a、5c、5e、5g 直線部(第1直線部〜第4直線部)
5b、5d、5f、5h 曲線部(第1曲線部〜第4曲線部)
6、7 一対のローラ
8 振動吸収手段
10 アーム
11 回動軸
12 支持部
13 回動補助部
20 第1水平板
31 アブソーバ
32 ロッド
33 回転体
34 被当接部
35〜38 当接片
W ワーク
Claims (2)
- ワークの被接合部を挟み込んで前記被接合部に溶接電流を流す一対の電極輪と、
前記ワークを支持して移動及び回動自在なワーク支持手段と、
略直線状の部位である直線部と曲線状の部位である曲線部とを有し、前記ワーク支持手段に取り付けられた環状のカムリングと、
前記カムリングの内周面及び外周面に当接して前記ワークを挟んでおり、前記ワークの移動を案内する一対のローラと、
を備え、前記一対のローラに挟まれる部位が前記カムリングの曲線部の場合に、前記ワーク及び前記ワーク支持手段が前記一対のローラ間を支点に回動しながら移動するシーム溶接装置であって、
前記ワーク支持手段とは別途独立しており、ロッドに入力された力を吸収するアブソーバと、前記ワーク支持手段に設けられて前記ロッドに当接する当接片と、を有する振動吸収手段をさらに備え、
前記当接片は、前記一対のローラに挟まれる部位が、前記曲線部の終端側のときから前記直線部の初端側のときまで、前記ロッドに当接して押圧することを特徴とするシーム溶接装置。 - 前記アブソーバは、前記ロッドの先端に回転自在な回転体を備えることを特徴とする請求項1に記載のシーム溶接装置。
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