JP5227071B2 - 半導体素子の実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フリップチップ実装による半導体素子の実装方法に関するものである。
従来から、半導体素子の一表面側に形成されたバンプを基板に形成された基板電極に接続することにより半導体素子を基板にフェイスダウン実装で実装する実装方法(フリップチップ実装)が知られている。
フリップチップ実装により半導体素子1を基板2に実装する技術としては、図8(a),(b)に示すように、半導体素子1の一面に突設されたスタッドバンプであるバンプ51を、基板2に形成された基板電極21に位置合わせして押圧しバンプ51を塑性変形させることにより、バンプ51と基板電極21とを接合することが考えられている(例えば、特許文献1)。塑性変形したバンプ51と基板電極21とは圧接され導電性接着剤からなる接着部材52により接合される。
特許文献1の技術では、塑性変形後のバンプ51と基板電極21との接合面積を大きくするように塑性変形させるから、半導体素子1に比較的大きい荷重を作用させる必要があると考えられる。
フリップチップ実装により半導体素子1を基板2に実装する技術としては、図9に示すように、半導体素子1の一面に突設されたボールバンプであるバンプ51を、基板2に形成された基板電極21に対してAgシリコンペーストのような導電性樹脂からなる接着部材52で接続することも考えられている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のバンプ51はボール部と突起とを備える形状に形成されている。接着部材52には、硬化後に弾性を有する材料が用いられており、バンプ51と基板電極21との接続部において基板2との熱膨張係数の差により生じる応力の緩和を可能にしている。
ところで、近年では多層配線を有する半導体素子において、低消費電力化を目的として配線の寄生容量(静電容量)を低減させることが望まれ、配線層間における絶縁膜の誘電率を下げる低誘電率化(いわゆる、Low−k化)技術が開発されている。絶縁膜の低誘電率化を図る技術の例としては、多孔質の絶縁膜を用いることが考えられている。この種の絶縁膜は多孔質ではない絶縁膜に比較すれば機械的強度が小さく脆弱である。
また、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて形成される加速度センサやジャイロセンサのように、可動部を備える半導体素子が知られている。この種の半導体素子は可動部を有するから機械的強度の比較的小さい脆弱な部位が存在する。
上述のような脆弱な部位を有した半導体素子をフリップチップ実装により実装するには、実装工程においてバンプを基板電極に接合させるために半導体素子に作用させる荷重を低減しなければならない。
特許文献1に記載の技術は半導体素子1の基板2への実装工程において比較的大きい荷重が必要であるから、この種の脆弱な部位を有した半導体素子1には適さない。また、特許文献2には半導体素子1の基板2への実装工程において比較的大きい荷重が必要になることを示す記載はないが、バンプ51としてボールバンプを用いているから、実装後において半導体素子1の厚み方向における荷重が作用した場合にバンプ51による応力緩和の作用は期待できない。したがって、上述のような脆弱な部位を有した半導体素子1に用いるのに適しているとは言えない。
フェイスダウン実装において、半導体素子1を基板2に実装する際に半導体素子1に大きな荷重が作用せず、また半導体素子1を基板2に実装した後においても半導体素子1の厚み方向に荷重が作用したときの応力緩和の機能を持つ実装構造としては、図10に示すように、半導体素子1にバンプを形成せずに平板状の素子電極11を設けておき、素子電極11と基板電極21とを弾性および導電性を有する接着部材52で接着することが考えられる。
特開2001−267366号公報 特開平9−260431号公報
しかしながら、図10に示した構成ではバンプを設けていないから、半導体素子1と基板2との距離を管理しようとすれば、接着部材52が硬化するまで半導体素子1と基板2とを所定距離に離間させた状態に保つ手段が別途に必要になる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、フェイスダウン実装において、半導体素子を基板に実装する実装過程および実装後において作用する応力を緩和し、しかも半導体素子を低荷重で実装しつつも実装時においては半導体素子と基板との距離を容易に管理することができる半導体素子の実装方法を提供することにある。
請求項の発明は、一表面側に金からなる複数個のバンプが突設された半導体素子を各バンプにそれぞれ対応する複数個の基板電極を備える基板に実装するにあたり、少なくとも一部のバンプにはバンプの突出方向において所定の変形限度位置まで塑性変形可能である変形可能部をそれぞれ設けておき、弾性および導電性を有する合成樹脂材料からなり各バンプにそれぞれ密着する接着部材により各バンプをそれぞれ囲繞し、かつ各基板電極に対応する各部位において基板電極と半導体素子の前記一表面との間を接着部材により接着する実装方法であって、硬化後に接着部材を形成する接着剤を基板に設けた各基板電極にそれぞれ塗布する第1工程と、変形可能部を備える各バンプを対応する各基板電極に位置合わせし半導体素子と基板とが相対的に近付くように加圧する第2工程と、接着剤を硬化させる第3工程とを有し、第2工程では、加圧時に印加する荷重を調節することにより、変形可能部変形限度位置までの余裕寸法である変形許容量を残して塑性変形するように、半導体素子と基板との間の隙間寸法を調節することを特徴とする。
請求項1の方法によると、バンプは変形可能部を備えるから、実装時において半導体素子に加える負荷の大きさにより半導体素子と基板との間の隙間寸法を管理することができ、また、半導体素子の実装時においてバンプは変形許容量を残した状態で塑性変形されるから、半導体素子の実装時における半導体素子に加える負荷を減らすことができるという利点がある。また、実装後においてもバンプは塑性変形可能であるから、バンプを囲繞する接着部材が弾性を有していることとあいまって、実装後に半導体素子に外力が作用したときに半導体素子に作用する応力を緩和することができるという利点がある。
くに、バンプの変形可能部において変形限度位置までの余裕寸法である変形許容量を残すように加圧するから、半導体素子を基板に実装した後において半導体素子を基板に近付ける向きの外力が作用しても、バンプが変形することにより半導体素子に生じる応力を緩和することが可能になる。
(実施形態1)
本実施形態では、図1に示すように、半導体素子1をセラミックスなどで形成された基板2に実装する例を説明する。また、半導体素子1としては加速度センサを例示する。
半導体素子1は、図2に示すように、シリコン基板からなるフレーム14と、フレーム14の内側に配置される可動部としての重り部12と、重り部12を揺動自在に支持する4本の撓み部13とを備える。フレーム14は、平面視において外周縁が正方形の枠状であって、例えば1.5〜3.0mm角程度に形成されている。
重り部12は、フレーム14に囲まれた空間内の中央部に配置された直方体状のコア部12aと、平面視におけるコア部12aの四隅からフレーム部14の四隅に向かってそれぞれ延設される付随部12bとを連続一体に備える。各撓み部13は、それぞれ隣接する付随部12bの間を通ってコア部12aとフレーム14の各辺との間を連結している。
撓み部13は、重り部12およびフレーム14よりも厚み寸法が小さく、フレーム14の厚み方向における一側に寄せて設けられている。したがって、撓み部13はフレームの厚み方向において可撓であり、重り部12は撓み部13が可撓である範囲内でフレーム14に対して変位する。撓み部13にはトーションばねとしての機能もある。各撓み部13の適所にはピエゾ抵抗(図示せず)が形成され、加速度が作用したときに撓み部13に生じる応力をピエゾ抵抗の抵抗値の変化に代えて検出することによって、1軸または3軸の加速度が検出可能となるように構成されている。
半導体素子1においては、フレーム14に対して可動部である重り部12が変位するから、重り部12の最大変位量を規制するために、重り部12と対向して配置される部材と重り部12との距離を管理することが必要である。したがって、半導体素子1を基板2に実装するに際しては、半導体素子1と基板2との間の間隔を管理する必要がある。
本実施形態では、半導体素子1を基板2に実装する構造としてフリップチップ実装を採用している。フリップチップ実装はワイヤボンディング実装を採用する場合に比較すると半導体素子1の実装面積を小さくすることができる。
半導体素子1は、図1に示すように、複数個のスタッドバンプ41を備える。各スタッドバンプ41は、金により形成され、半導体素子1の一表面に設けた複数個の素子電極11にそれぞれ接合されている。ここに、素子電極11を表面に酸化膜の形成されやすいアルミニウムで形成している場合でも、金のスタッドバンプ41を接合していることにより、基板2との電気的な接続状態が素子電極11の酸化膜により阻害されることがない。
各スタッドバンプ41は、図3に示すように、素子電極11に一端が接合された基部41aと、基部41aの他端から連続一体に突設された変形可能部41bとを有する。基部41aおよび変形可能部41bは、ともにスタッドバンプ41の突出方向に直交する断面において円形に形成され、基部41aおよび変形可能部41bはスタッドバンプ41の突出方向における中心線が一致している。
基部41aは、素子電極11に対して所要の接合強度が得られるように、前記断面における直径が例えば0.05〜0.15mm程度に形成され、変形可能部41bは、突出方向に容易に塑性変形できるように、前記断面における直径が基部41aに対して十分に小さく形成されている。また、変形可能部41bは、基部41aから離れるに従って段階的に直径を小さくする。
上述の形状のスタッドバンプ41は、半導体素子1からの突出方向において圧縮力が作用すると、基部41aは変形せずに変形可能部41bが圧縮されるように変形する。以下では、変形可能部41bに許容された変形の最終形状におけるスタッドバンプ41の先端位置を変形限度位置と呼ぶ。したがって、スタッドバンプ41の先端位置が変形限度位置まで余裕寸法を残しているときには、スタッドバンプ41は突出方向において変形可能である。この余裕寸法を以下では変形許容量と呼ぶ。
ところで、基板2には、各スタッドバンプ41にそれぞれ対応する複数個の基板電極21が形成される。各基板電極21は、それぞれ下地層をニッケルとし表層を金としたNi/Auめっきにより形成される。
半導体素子1を基板2に実装するにあたっては、図4(a)に示すように、各基板電極21に導電性を有する液状の接着剤42′を塗布する。接着剤42′には、たとえば、導電性を付与したシリコン系樹脂を用いる。この接着剤42′は、加熱し硬化させた後に半導体素子1と基板2とを接着するだけではなく弾性を発揮する。接着剤42が硬化した後の接着部材42の弾性率は、たとえば10MPa以下になるように材料が選択される。
基板電極21への接着剤42′の塗布後には、図4(b),(c)に示すように、各スタッドバンプ41の先端を各基板電極21に位置合わせした後に、半導体素子1と基板2との距離を小さくするように加圧し、変形可能部41bを塑性変形させる。ここで、スタッドバンプ41を基板電極21に位置合わせして、半導体素子1を基板2に載置すると、接着剤42′の表面張力により接着剤42′はスタッドバンプ41を囲繞する。したがって、スタッドバンプ41と基板電極21とは接着剤42′により電気的に接続される。
ここで、半導体素子1と基板2との対向面が略平行になるように半導体素子1に荷重を作用させる。塑性変形後のスタッドバンプ41の素子電極11からの突出寸法は半導体素子1に印加する荷重に依存するから、実装時に半導体素子1に印加する荷重を調節することにより半導体素子1と基板2との間の隙間寸法を調節することができる。ただし、半導体素子1に荷重を印加するに際しては、スタッドバンプ41の変形可能部41bに許容変形量が残るように荷重を設定する。すなわち、半導体素子1に印加する荷重を低荷重とし、半導体素子1の破損の可能性を低減し、歩留まりを向上させることができる。
半導体素子1を基板2に載置し、半導体素子1に荷重を印加した後には、接着剤42′を加熱することにより接着剤42′を硬化させる。接着剤42′の硬化により、半導体素子1と基板2との間が接着部材(接着剤42′の硬化により形成された部材)42により接着される。しかも、接着部材42はスタッドバンプ41に密着した状態でスタッドバンプ41を囲繞しているから、スタッドバンプ41と基板電極21との間は良好な状態で電気的に接続される。
なお、基板電極21のサイズおよび基板2と半導体素子1との距離にもよるが、たとえば、基板電極21に接触する接着剤42′が占める領域が直径0.3〜1.0mmの円形になるように各基板電極21への接着剤42′の塗布量を定めておくことにより、接着剤42′の硬化後において接着部材42によりスタッドバンプ41を囲繞するとともに半導体素子1と基板2とを接着することができる。
半導体素子1に印加する荷重を調節することにより半導体素子1と基板2との間の隙間寸法を調節することについて説明を補足する。図5(a)(b)(c)は、1本のスタッドバンプ41について、重力の作用下における質量20g,40g,80gに相当する荷重を作用させたときのスタッドバンプ41の塑性変形の例を示している。すなわち、スタッドバンプ41の変形可能部41bの変形量はスタッドバンプ41に印加する荷重の大きさにより一元的に決定されるから、印加する荷重の調節により半導体素子1と基板2との距離を決定することができるのである。
基部41aは、スタッドバンプ41の突出方向に直交する断面積が変形可能部41bに比較して十分に大きいから、変形可能部41bが変形しても基部41aにはほとんど塑性変形が生じない。したがって、変形可能部41bがほぼ消滅した位置が上述した変形限度位置になり、変形可能部41bが残っている状態が変形許容量を残した状態であると言える。
上述した構造を採用することにより、接着剤42′が硬化するまではスタッドバンプ41が半導体素子1を基板2上で支持し、接着剤42′の硬化後には、スタッドバンプ41が変形可能である状態で主として接着部材42が半導体素子1を基板2上で支持するから、半導体素子1を基板2に実装した後に半導体素子1に外力が作用したとしても接着部材42の弾性により半導体素子1に生じる応力を緩和することができる。このとき、スタッドバンプ41の変形可能部41bは塑性変形する可能性があるが、スタッドバンプ41と接着部材42とが密着しているから、半導体素子1に設けた素子電極11と基板2に設けた基板電極21との間の電気的な接続状態は維持される。
本実施形態では、上述したように、接着部材42は素子電極11と基板電極21との間を接着しているから、半導体素子1と基板2との間の間隙に弾性を有した接着部材42が充填されていることになり、接着部材42の弾性を利用して半導体素子1に外力が作用したときに生じる応力を十分な量の弾性材料で緩和することができる。
ところで、本実施形態では、半導体素子1のフレーム14と基板2との間の間隙のうち、接着部材42の存在しない部位に、絶縁性を有する充填部材43(図1参照)を充填してある。充填部材43には、接着部材42と同様に、弾性を有するシリコン系樹脂を用いている。この構成では、接着部材42の弾性とともに充填部材43の弾性も利用して半導体素子1に生じる応力を緩和することができる。しかも、接着部材42に加えて充填部材43が半導体素子1と基板2とを結合しているから、半導体素子1と基板2とが強固に結合され、半導体素子1と基板2との電気的な接続状態についても信頼性が高くなる。
充填部材43を充填するにあたっては、半導体素子1と基板2との間の隙間に毛細管現象を利用して液状の充填剤を充填した後、加熱することにより充填剤を硬化させる。
なお、本実施形態では半導体素子1として加速度センサを例示したが、他の半導体素子に上述した技術を適用することを妨げるものではない。本実施形態の実装構造は、脆弱な半導体素子に適しており、例えば、低誘電率化(いわゆる、Low−k化)されている半導体素子、加速度センサのようなMEMSセンサの周囲にセンサ用の回路を付設した半導体素子などにも採用することができる。また、充填部材43は必要に応じて適宜に用いる構成であって、充填部材43は設けなくてもよい。半導体素子の種類および充填部材43の有無については、以下に説明する実施形態2においても同様である。
(実施形態2)
実施形態1では半導体素子1に設けたすべてのスタッドバンプ41を同サイズとしたが、本実施形態は実装時に生じる応力をさらに低減することができる実装構造について説明する。本実施形態では、半導体素子3の一面の周部において、サイズの異なる第1バンプ44と第2バンプ45とを配列してある(図7参照)。第2バンプ45は、第1バンプ44よりも半導体素子3からの突出寸法が小さく形成される。本実施形態で示す半導体素子3は、図6に示すように、平面視において外周縁が正方形であって、例えば1〜10mm角程度に形成されている。
第1バンプ44は実施形態1において説明したスタッドバンプ41と同形状・同寸法のものを用いることができる。また、第2バンプ45は半導体素子3からの突出寸法を第1バンプ44よりも小さくしてある。第1バンプ44は3個設けてあり、一直線上に並ばないように配列してある。具体的には、半導体素子3の一辺の中央部と当該一辺に向かい合う一辺の両端部とに第1バンプ44をそれぞれ形成している。このように半導体素子3を3点で支持することにより、基板2に対して半導体素子3を支持する平面を規定することができる。
半導体素子3を基板2に実装するにあたっては、実施形態1と同様に、接着剤42′を基板電極21に塗布した後に、第1バンプ44および第2バンプ45を基板電極21に位置合わせする。このとき、第1バンプ44の先端のみが基板電極21に接触する。次に、半導体素子3と基板2との距離が小さくなるように加圧し、第1バンプ44を塑性変形させて半導体素子3を基板2に対して平行にする。第2バンプ45の半導体素子4からの突出寸法は、第1バンプ44を塑性変形させた後において、第2バンプ45の先端が基板電極21に接触しない程度に設定されている。他の構成は実施形態1と同様である。
本実施形態では、半導体素子3に実装時において、第2バンプ45が基板電極21に接触しないから、実施形態1に比較すると、基板電極21に接触するバンプの個数を削減することができ、半導体素子3を基板2に近付ける向きに加圧する際に半導体素子3に作用する外力を低減することができる。したがって、半導体素子3がLow−k化されている場合のように械的強度の小さい脆弱な半導体素子3であってもフリップチップ実装が可能になる。
なお、第2スタッドバンプにも変形可能部45bを形成してもよい。
実施形態1の側面図である。 実施形態1の平面図である。 実施形態1の要部側面図である。 実施形態1の実装手順を示し、(a)は実装前の断面図、(b)は半導体素子を基板に載置した状態の断面図、(c)は実装後の断面図である。 実施形態1のスタッドバンプと荷重との関係を示し、(a)(b)(c)はそれぞれ異なる荷重を印加した時の側面図である。 実施形態2の平面図である。 図6におけるA−A線断面図である。 従来例を示し、(a)は実装前の側面図、(b)は実装後の側面図である。 他の従来例を示す断面図である。 別の従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体素子
2 基板
3 半導体素子
11 素子電極
21 基板電極
41 スタッドバンプ
41a 基部
41b 変形可能部
42 接着部材
42′ 接着剤
43 充填部材
44 第1バンプ
45 第2バンプ

Claims (1)

  1. 一表面側に金からなる複数個のバンプが突設された半導体素子を各バンプにそれぞれ対応する複数個の基板電極を備える基板に実装するにあたり、少なくとも一部のバンプにはバンプの突出方向において所定の変形限度位置まで塑性変形可能である変形可能部をそれぞれ設けておき、弾性および導電性を有する合成樹脂材料からなり各バンプにそれぞれ密着する接着部材により各バンプをそれぞれ囲繞し、かつ各基板電極に対応する各部位において基板電極と半導体素子の前記一表面との間を接着部材により接着する実装方法であって、
    硬化後に接着部材を形成する接着剤を基板に設けた各基板電極にそれぞれ塗布する第1工程と、変形可能部を備える各バンプを対応する各基板電極に位置合わせし半導体素子と基板とが相対的に近付くように加圧する第2工程と、接着剤を硬化させる第3工程とを有し、
    第2工程では、加圧時に印加する荷重を調節することにより、変形可能部が変形限度位置までの余裕寸法である変形許容量を残して塑性変形するように、半導体素子と基板との間の隙間寸法を調節することを特徴とする半導体素子の実装方法。
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