JP5226911B2 - 導電性塗料組成物、導電性塗料セット、これらを用いた導電性塗膜、塗膜付き基材および面状発熱体 - Google Patents
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Description
(D)重合開始剤とを含むことを特徴としている。
本発明に係る導電性塗料組成物は、特定のラジカル重合性樹脂(A)、導電材(B)および重合開始剤(D)を含んでいる。
ビスフェノールAとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるビスフェノールA型エポキシアクリレート、
ビスフェノールSとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるビスフェノールS型エポキシアクリレート、
ビスフェノールFとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるビスフェノールF型エポキシアクリレート、および
フェノールノボラックとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるフェノールノボラック型エポキシアクリレート
などが挙げられる。
無水フタル酸とプロピレンオキサイドと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるアクリレート、
アジピン酸と1,6-ヘキサンジオールと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるアクリレート、
トリメリット酸とジエチレングリコールと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるアクリレートなどが挙げられる。
1,2-プロピレングリコールと無水フタール酸と無水マレイン酸とからなる不飽和ポリエステル;
トリメチロールプロパンジアリルエーテル(TMPDA)、トリメチロールプロパントリアリルエーテル(TMPTAE)、トリアリルイソシアネート、ジアリルフタレート等のアリル基含有化合物とスチレンとが配合された不飽和ポリエステルなどが挙げられる。
1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の2官能モノマー;
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の多官能モノマー;
などが挙げられる。
ソーダ長石、マイカ、アルミナ、タルク、クレーおよび炭酸カルシウムなどの充填剤(体質顔料)、
無水石膏、半水石膏、ゼオライト、シリカゲル、活性アルミナなどの吸水剤、 t-ブチルカテコールなどの滑剤、
弁柄およびチタン白などの顔料、
芳香族炭化水素類(例:キシレン、トルエン)、ケトン類(例:メチルイソブチルケトン(MIBK))、エステル類(例:酢酸エチル、酢酸イソブチル)などの各種有機溶剤、および
可塑剤、レベリング剤、消泡剤などを含んでいてもよい。
本発明に係る導電性塗料組成物は、上述したラジカル重合性樹脂(A)、導電材(B)、重合開始剤(D)および任意成分である反応性希釈剤(C)を、塗布直前に、任意の順序で混合して調製され、所望の箇所に塗布される。したがって、各成分(A)〜(D)は、使用するまで、各々別々に、特に少なくとも成分(A)および(C)と、成分(D)とが別々となるように貯蔵または搬送される。
本発明に係る導電性塗膜は、上述した導電性塗料組成物から形成された導電性塗膜層を備えている。
本発明に係る塗膜付き基材は、基材と、その表面の少なくとも一部を被覆する上記導電性塗膜とからなることを特徴としている。このような塗膜付き基材は、適当な電極に接続し、通電することで発熱する面状発熱体として使用することができる。
本発明に係る面状発熱体は、上述した導電性塗膜と、この導電性塗膜の導電性塗膜層に接続された電極とからなる。
エポキシアクリレート樹脂34.0重量部、平均粒径5μmのグラファイト18.0重量部、平均繊維長70.0μmのミルド化炭素繊維14.0重量部、t−ブチルカテコール0.03重量部及びスチレンモノマー33.45重量部を混合し、ペイントシェーカーで1時間分散させた。その後ナフテン酸コバルト0.02重量部及び脂肪酸アマイドワックス0.5重量部を加えて更に15分間分散させて導電性発熱塗料を製造した。
塗料組成を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして導電性発熱塗料を製造した。
<絶縁性塗料の製造>
エポキシアクリレート樹脂37重量部、マイカ16重量部、弁柄4重量部、t−ブチルカテコール0.02重量部及びスチレンモノマー42.44重量部を混合し、ペイントシェーカーで1時間分散させた。その後ナフテン酸コバルト0.04重量部及び脂肪酸アマイドワックス0.5重量部を加えて更に15分間分散させて絶縁性塗料(エポキシアクリレート樹脂系絶縁プライマー)を製造した。
<絶縁性塗料の製造>
塗料組成を表2に示すように変更した以外は、製造例1と同様にして絶縁性塗料(製造例2:エポキシアクリレート樹脂系絶縁塗料、製造例3不飽和ポリエステル樹脂系絶縁塗料:および製造例4:ウレタン樹脂系絶縁塗料)を製造した。
離型紙上に、実施例1〜4の導電性塗料および製造例1〜4の絶縁性塗料の各々を塗装した後、7日間乾燥保持し、遊離塗膜を作製した。
添付図8に示すように、120×200×5mm厚塩ビ板150に、10mm幅、30μm厚の銅箔製電極151,151を貼り付けた後、塩ビ板150および電極151,151に、実施例1〜4の導電性発熱塗料を乾燥膜厚が300μmになるように塗装して導電性塗膜を形成した。
アクリル樹脂系導電性塗料(商品名:マグクリーン200下塗り、中国塗料社製)、ビニル樹脂系導電性塗膜(商品名:マグクリーン200上塗り、中国塗料社製)およびエポキシ樹脂系導電性塗膜(商品名:エピコンC-プライマー、中国塗料社製)を用いて導電性塗膜を形成した以外は、実施例6と同様にして、電極間の抵抗を測定した。
添付図8に示すように、120×200×5mm厚塩ビ板150に、10mm幅、30μm厚の銅箔製電極151,151を貼り付けた後、塩ビ板150および電極151,151に、実施例1〜4の導電性発熱塗料を乾燥膜厚が300μmになるように塗装して導電性塗膜を形成した。
アクリル樹脂系導電性塗料(商品名:マグクリーン200下塗り、中国塗料社製)およびビニル樹脂系導電性塗膜(商品名:マグクリーン200上塗り、中国塗料社製)を用いて導電性塗膜を形成した以外は、実施例7と同様にして、電極間の抵抗の経時変化を観察した。
添付図8に示すように、120×200×5mm厚塩ビ板150に、10mm幅、30μm厚の銅箔製電極151,151を貼り付けた後、塩ビ板150および電極151,151に、実施例1〜4の導電性発熱塗料を乾燥膜厚が300μmになるように塗装して導電性塗膜を形成した。
添付図1(A)および(B)に示される面状発熱体1を、実施例1の導電性塗料および製造例1〜3の絶縁性塗料を用い、上述の塗装方式に従って以下のように製造した。
(長さ310mm×幅270mm×厚さ3mmのサンドブラスト鋼板)
鋼飯9の両面に製造例1の絶縁性塗料を塗布して乾燥硬化させ、厚さ150μmの絶縁性塗膜層11,11を形成した。一方(非発熱面側)の断熱性塗膜層11上に、ウレタン系上塗り塗料(グレー)を塗布し、厚さ60μmの保護層13を形成した。
基板3の他方(発熱面側)の絶縁性塗膜層11に、製造例2の絶縁性塗料を塗布乾燥させた厚さ300μmの絶縁性塗膜層15と、実施例1の導電性塗料を塗布乾燥させた厚さ300μmの導電性塗膜層17と、製造例3の絶縁性塗料を塗布乾燥させた厚さ300μmの絶縁性塗膜層19とを積層して形成した。
厚さ30μm×幅10mm×長さ280mmの銅箔を用いた。電極7の取り付け方法は、図1(A)および(B)で説明した方法に従った。得られた面状発熱体1を用い、100Vの交流電源に接続されたコントローラ25を介して通電し、気温20℃で消費電力(電力計を用いた)、表面温度(貼り付け式熱電対を用いた)を測定するとともに、鋼鈑9と導電性塗膜層17間の電気抵抗を測定した。
導電性塗膜17を、実施例2〜4の導電性塗料を用いて形成した以外は、実施例9と同様にして添付図1(A)および(B)に示される面状発熱体1を製造、その消費電力、表面温度および電気抵抗を測定した。
添付図2(A)および(B)に示される面状発熱体31を、実施例1の導電性塗料および製造例1〜3の絶縁性塗料を用い、上述のFRP成型方式に従って以下のように製造した。
ポリエステル型(270×310mm平板)に離型剤を塗布し、次いでエアースプレーを用い、製造例3の絶縁性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ500μmの絶縁性塗膜層19と、実施例1の導電性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ300μmの導電性塗膜層17と、製造例2の絶縁性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ500μmの絶縁性塗膜層15とを積層した。
導電性塗膜5形成後、絶縁性塗膜層15上に、不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたガラス繊維を型内に装填・積層(6層5mm厚)した。硬化後、脱型して導電性塗膜5が形成されたFRP基材33を得た。
厚さ30μm×幅10mm×長さ280mmの銅箔を用いた。電極7の取り付け方法は、図2(A)および(B)で説明した方法に従った。
添付図3(A)および(B)および図4(A)に示される面状発熱体41を、実施例1の導電性塗料および製造例1〜3の絶縁性塗料を用い、上述の塗装方式に従って以下のように製造した。
(長さ1100mm×幅550mm×厚さ3 mmのアルミ板:屈曲側に設けられる2枚の三角形アルミ製補強板によって補強)
長手方向中間で屈曲するアルミ板43を脱脂し、下地処理した後、両面に製造例1の絶縁性塗料を塗布して乾燥硬化させ、厚さ150μmの絶縁性塗膜層51,51を形成した。一方(非発熱面側)の断熱性塗膜層51上に、製造例3の絶縁性塗料を塗布乾燥させて厚さ300μmの絶縁性塗膜層52を形成し、さらに断熱塗料を塗布して、厚さ3000μmの断熱層21を設けた。
基板43の他方(発熱面側)の絶縁性塗膜層51に、製造例2の絶縁性塗料を塗布乾燥させた厚さ300μmの絶縁性塗膜層55と、実施例2の導電性塗料を塗布乾燥させた厚さ300μmの導電性塗膜層57と、製造例3の絶縁性塗料を塗布乾燥させた厚さ600μmの絶縁性塗膜層59とを積層し、さらにウレタン系上塗り塗料(グレー)を塗布し、厚さ60μmの保護層61を形成した。
厚さ30μm×幅10mm×長さ1070mmの銅箔を用いた。電極57の取り付け方法は、図4(A)で説明した方法に従った。得られた面状発熱体41を送電線鉄塔アームの配電電柱機器(トランス、開閉器)に図3(B)に示すように被せ、交流100 Vの電源に接続したコントローラ25を介して電流を流し、降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
形状を、図5(A)および(B)に示されるドーム型とした以外は、実施例14と同様にして塗装方式にて面状発熱体81を製造し、着雪氷防止効果を調べた。
添付図3(A)および(B)および図4(B)に示される面状発熱体41を、実施例1の導電性塗料および製造例1〜3の絶縁性塗料を用い、上述のFRP成型方式に従って以下のように製造した。
ポリエステルメス型(湾曲状)に離型剤を塗布し、次いでエアースプレーを用い、製造例3の絶縁性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ300μmの保護層61と、製造例2の絶縁性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ300μmの絶縁性塗膜層59と、実施例1の導電性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ300μmの導電性塗膜層57と、製造例2の絶縁性塗料を塗布し乾燥硬化させた厚さ500μmの絶縁性塗膜層55とを積層した。
導電性塗膜75形成後、絶縁性塗膜層55上に、不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたガラス繊維を型内に装填・積層(6層5mm厚)した。硬化後、脱型して導電性塗膜75が形成されたFRP基材73を得た。
厚さ30μm×幅10mm×長さ1070mmの銅箔を用いた。電極47の取り付け方法は、図4(B)で説明した方法に従った。得られた面状発熱体41を送電線鉄塔アームの配電電柱機器(トランス、開閉器)に図4(B)に示すように被せ、交流100 Vの電源に接続したコントローラ25を介して電流を流し、降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
形状を、図5(A)および(B)に示されるドーム型とした以外は、実施例16と同様にしてFRP成型方式にて面状発熱体81を製造し、その着雪氷防止効果を調べた。
添付図6(A)〜(C)に示す信号機101のフード106aに、図7の積層構成を有する面状発熱体107を、上述した塗装方式に従って以下のように形成した。
フード106aの一方の表面に製造例1の絶縁性塗料を塗布し、乾燥硬化させた厚さ150μmの絶縁性塗膜層119aを形成し、他方の表面には製造例3の絶縁性塗料を塗布し、乾燥硬化させた厚さ300μmの絶縁性塗膜層119bを形成し、さらにウレタン系上塗塗料(艶消し黒)を塗布して厚さ60μmの保護層121を形成した。
導電性塗膜
絶縁性塗膜層119aに製造例2の絶縁性塗料を塗布し、乾燥硬化した厚さ300μmの絶縁性塗膜層125と、実施例2の導電性塗料を塗布し、乾燥硬化した厚さ300μmの導電性塗膜層127と、製造例3の絶縁性塗料を塗布し、乾燥硬化した厚さ600μmの絶縁性塗膜層129とを積層した。次いで、ウレタン系上塗り塗料(グレー)を塗布し、乾燥硬化させて厚さ60μmの保護層131を形成した。
厚さ30μm×幅10mm×長さ310mmの銅箔を用いた。電極117の取り付け方法は、図6および図7で説明した方法に従った。このような面状発熱体107がフード106aに設けられた信号機を戸外に取り付け、交流100 Vの電源に接続したコントローラ25を介して電流を流し、降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
添付図6(A)〜(C)に示すような信号機101のフード106aに、実施例18と同様にして面状発熱体107を形成した。
なお、この面状発熱体110は、上述した塗装方式に従って、以下のようにして製造した。
両端が湾曲した鋼鈑製基材(長さ500mm×幅150mm×厚さ3mm)を実施例18のフード106aに対するのと同様にして絶縁処理した。
絶縁処理した基材の一面に、実施例18と同様にして導電性塗膜層127および電極117を形成した。面状発熱体110および107が設けられた信号機101を戸外に取り付け、交流100 Vの電源に接続したコントローラ25を介して電流を流し、降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
添付図6(A)〜(C)に示すような信号機101に、表9に示すように、面状発熱体107および/または110を設ける以外は、実施例18と同様にして降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
<道路交通信号機の着雪氷防止機能>
添付図6(A)〜(C)に示すような信号機101に、面状発熱体107および110の何れも設けなかった以外は、実施例18と同様にして降雪時での着雪氷防止効果を調べた。
17,57,127 導電性塗膜層
7,47,117 電極
15,19,55,59,125,129 絶縁性塗膜層
Claims (12)
- (A)エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種のラジカル重合性樹脂100重量部と、
(B)炭素材および黒鉛材から選択される導電材であって、かつ、下記(b-1)〜(b-3):
(b-1)グラファイトと平均繊維長が10〜300μmにあるミルド化炭素繊維とからなる導電材;
(b-2)粒径範囲が1〜5μmにある第一粒子と粒径範囲が20〜60μmにある第二粒子とからなる導電材;および
(b-3)該第一粒子と該第二粒子と粒径範囲が80〜100μmにある第三粒子とからなる導電材
のいずれかの導電材30〜200重量部と、
(D)重合開始剤とを含むことを特徴とする導電性塗料組成物。
- 前記導電材(B)が、47〜170重量部の量で用いられる請求項1記載の導電性塗料組成物。
- 前記導電性塗料組成物が、さらに(C)重合性希釈剤50〜150重量部を含み、
該重合性希釈剤(C)が、スチレンモノマー、ビニルトルエン、ジアリルフタレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メチルトリグリコール(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート 、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートおよびジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である請求項1または2に記載の導電性塗料組成物。
- 前記重合性希釈剤(C)が、80〜110重量部の量で用いられる請求項3記載の導電性塗料組成物。
- (A)エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂および不飽和ポリエステル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種のラジカル重合性樹脂、および(B)炭素材および黒鉛材から選択される導電材であって、かつ、(b-1)グラファイトと平均繊維長が10〜300μmにあるミルド化炭素繊維とからなる導電材;(b-2)粒径範囲が1〜5μmにある第一粒子と粒径範囲が20〜60μmにある第二粒子とからなる導電材;および(b-3)該第一粒子と該第二粒子と粒径範囲が80〜100μmにある第三粒子とからなる導電材のいずれかの導電材を収容する第一容器と、
(D)重合開始剤を収容する第二容器とを備えることを特徴とする導電性塗料セット。
- 前記第一容器が、さらに(C)重合性希釈剤を収容し、
該重合性希釈剤(C)が、スチレンモノマー、ビニルトルエン、ジアリルフタレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メチルトリグリコール(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート 、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートおよびジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である請求項5記載の導電性塗料セット。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された導電性塗料組成物から形成された導電性塗膜層を備えることを特徴とする導電性塗膜。
- 前記導電性塗膜層と、絶縁性の熱硬化性樹脂塗料を用いて形成された絶縁性塗膜層とを備えることを特徴とする導電性塗膜。
- 前記導電性塗膜層が、2層の前記絶縁性塗膜層間に形成される請求項7または8に記載の導電性塗膜。
- 請求項7〜9のいずれかに記載の導電性塗膜で、その表面の少なくとも一部が被覆されたことを特徴とする塗膜付き基材。
- 請求項7〜9のいずれかに記載の導電性塗膜と、該導電性塗膜の前記導電性塗膜層に接続された電極とからなることを特徴とする面状発熱体。
- 前記導電性塗膜で、その表面の少なくとも一部が被覆された塗膜付き基材を備える請求項11記載の面状発熱体。
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