JP2019053967A - 粘着シートおよびその製造方法 - Google Patents

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光陽 楠田
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Abstract

【課題】耐久性を向上させた発熱シートを提供する。【解決手段】粘着剤層12、基材13、発熱体16および保護層19をこの順に含む粘着シート10であって、粘着シート10は矩形状であり、粘着シート10において、11は剥離ライナー、12は粘着剤層、13は基材、16は発熱体、19は保護層である。発熱体16は、発熱層14および電極体15から構成され、保護層19は、第二の粘着剤層17および保護基材18から構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着シートおよびその製造方法に関する。
家屋の屋根は雨や雪に晒される環境下にあるが、寒冷地帯では、積雪により様々な問題が生ずることがある。このため、融雪を目的として発熱体を有する発熱シートを粘着層を介して屋根などの対象物に設置することが行われている。
例えば、特許文献1では、屋上笠木の融雪および雪庇形成防止のために、粘着シート、内側外装シート、発熱シート、外側外装シート、および保護シートを備え、長手方向の両端部の粘着シートおよび保護シートの間において、防水テープが一対貼設されている形態が記載されている。発熱シートには、長手方向に配置された一対の電極線が配置され、電極線に通電することで、発熱シートが発熱する。ここで、発熱シートは、例えばカーボンとポリエステルからなる伝導性粒子材が塗布されたポリエチレンテレフタレート製フィルムおよび絶縁層からなることが記載されている。
実用新案登録第3210367号公報
しかしながら、従来の構成においては、発熱シートが導電性カーボンを含む場合、端部で露出した導電性カーボンが脱離して耐久性が低下するという問題があった。特に、外部環境下など過酷な条件下に発熱シートが設置される場合には、シートの耐久性は重要な課題となる。
そこで本発明は、耐久性を向上させた発熱シートを提供することを目的とする。
本発明は、粘着剤層、基材、発熱体および保護層をこの順に含む粘着シートであって、発熱体は、導電性カーボンを含む発熱層と、電極体との積層体であり、保護層は、発熱層の外周側面と、発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように発熱体上に配置される、粘着シートである。
本発明によれば、耐久性が向上した発熱シートの提供が可能となる。
第一実施形態の粘着シートの一実施形態を示す断面模式図である。 図1の粘着シートを厚さ方向から観察した場合の模式図である。
本発明の第一実施形態は、粘着剤層、基材、発熱体および保護層をこの順に含む粘着シートであって、発熱体は、導電性カーボンを含む発熱層と、電極体との積層体であり、保護層は、発熱層の外周側面と、発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように発熱体上に配置される、粘着シートである。
以下、本実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書において、範囲を示す「X〜Y」は「X以上Y以下」を意味する。また、特記しない限り、操作および物性等は、室温(20〜25℃)/相対湿度40〜50%の条件で測定する。
図1は、第一実施形態の粘着シートの一実施形態を示す断面模式図である。図1の粘着シート10は矩形状であり、粘着シート10において、11は剥離ライナー、12は粘着剤層、13は基材、16は発熱体、19は保護層である。すなわち、粘着シート10は、粘着剤層12、基材13、発熱体16および保護層19をこの順に含む。発熱体16は、発熱層14および電極体15から構成される。保護層19は、第二の粘着剤層17および保護基材18から構成される。
また、図2は、図1の粘着シートを厚さ方向から観察した場合の模式図である。なお、図2において、図1と同一の部材には同一の符号を付してある。
図1の粘着シート10において、剥離ライナー11、粘着剤層12、基材13は、矩形状であり、略同一面積である。
図2に示すように、粘着シート10においては、発熱層14は、基材13の外周全周に露出部13Aが形成されるように、基材13の表面に配置されている。露出部13Aは、基材上の発熱層非形成部である。換言すれば、上方から視認したときに、基材13上の矩形上の発熱層14は基材13よりも面積が小さい。電極体15は一対の電極体から構成され、発熱層14上に電流が流れるように一定間隔をあけて略平行に配置される。
保護層19は、矩形状であり、露出部13Aを覆うように形成される。このため、保護層19は発熱層14の外周側面と、発熱層14の基材13側と反対側の表面と、を覆う。すなわち、発熱層14の厚さ方向の外周端面を覆うように保護層19は発熱層上に配置される。このような構成とすることで、発熱体の外周端部が露出することを抑制でき、発熱体から導電性カーボンが脱離することを抑制できるので、耐久性が向上する。
なお、保護層が発熱層の外周側面を覆うとは、保護層が直接外周端面に接して外周端面を覆う場合のみに限定されず、空気を介して外周端面を覆う場合も含む。
図1では、剥離ライナー11、粘着剤層12、基材13、発熱体16、保護層19が隣接して配置されてなるが、各部材間には中間層が存在していてもよい。保護層の役割を考慮すると、発熱体および保護層は隣接して配置されてなることが好ましい。
以下、各構成部材について説明する。
[保護層]
保護層は、外部からの衝撃や水などから発熱層を保護するとともに、絶縁層の役割を果たす。図1においては、保護層19は、第二の粘着剤層17および保護基材18から構成される。図1においては、粘着剤により保護基材が接着されているが、保護基材を直接発熱体上に設置してもよい。すなわち、保護層は、保護基材のみからなる形態であってもよい。この場合、例えば、保護基材を発熱体上に印刷するなどによって、発熱体上に直接(第二の粘着剤層を介さずに)保護基材を形成することができる。
保護層を構成する保護基材としては、絶縁性樹脂を含むことが好ましく、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンおよびアクリル系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことが好ましい。保護基材がこのような材料を含むことで、保護層の耐久性が向上するため、好ましい。これらの材料は1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
また、第二の粘着剤層を構成する粘着剤としては、後述の粘着剤層に記載する粘着剤を用いることができる。
保護層には、防腐剤、抗菌剤、紫外線吸収剤等の添加材が添加されていてもよい。
保護基材の厚みは、例えば、1〜250μmであり、好ましくは15〜75μmである。また、第二の粘着剤の厚みとしては、例えば、10〜100μmである。
[発熱体]
発熱体は、発熱層および電極体から構成される。
発熱層は、電極体に通電することで、発熱する部材である。
発熱層は厚さ方向から観察した場合に基材よりも面積が小さいことが好ましい。このような形態とすることで、保護層の設置が容易となり、生産性が向上するためである。発熱層が基材よりもどの程度小さければよいかは、外周端部を保護層が覆うことができる限り特に限定されず、適宜設定される。
発熱層は導電性カーボンを含有する。導電性カーボンとしては、カーボンブラック、グラフェン、グラファイトなどの導電性カーボン粒子;導電性カーボン繊維、導電性カーボンナノチューブなどの繊維状炭素が挙げられる。導電性カーボンとしては1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
導電性カーボン粒子の平均粒子径は、0.01〜10μmであることが好ましく、0.1〜5μmであることがより好ましい。ここで、「粒子径」とは、粒子(ここでは、粒子状カーボン材料)の表面上の任意の2点間の最大の距離として、定義される。また、サンプルについて数〜数十視野中に観察される導電性カーボン粒子の粒子径を測定し、各測定値の平均値を算出することにより、平均粒子径が求められる。
導電性カーボン粒子の具体例としては、粒子状のグラファイト(例えば、天然黒鉛や人工黒鉛)、グラフェン、カーボンブラックが挙げられ、さらにカーボンブラックとしては、オイルファーネスブラック、チャネルブラック、ランプブラック、サーマルブラック、アセチレンブラックなどが例示される。
繊維状炭素の直径(外径)は、例えば、5〜500nm程度であり、好ましくは20〜200nmである。また、繊維状炭素のアスペクト比(外径/長さの比)は、例えば、5〜200である。
繊維状炭素の具体例としては、例えば、カーボンナノファイバ、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノコイル、カーボンシルク、気相成長炭素繊維(例えば、VGCF(登録商標;昭和電工株式会社製))などが例示される。そしてカーボンナノファイバとしては、例えば、アクリル繊維を原料とするPAN系ファイバ、石油ピッチやコールタールピッチを原料とするピッチ系ファイバ、フェノール樹脂を原料とするフェノール系ファイバ、レーヨン繊維を原料とするレーヨン系ファイバなどが挙げられる。また、ニッケルなどの金属で繊維状炭素を被覆した金属被覆繊維状炭素を用いてもよい。
導電性(発熱性)を考慮すると、炭素材料としては、カーボンナノチューブ、気相成長炭素繊維を用いることが好ましい。
発熱層における導電性カーボンの含有量は発熱層に対して20〜80質量%であることが好ましく、30〜75質量%であることがより好ましい。
発熱層は、バインダーを含有することが好ましい。バインダー樹脂を含有することで、導電性カーボンを連結することができ、発熱性が向上するとともに、形成される発熱層が曲面追従性を有することができるようになる。バインダーとしては、特に制限はなく、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を用いることができるが、発熱層に用いるバインダーは熱可塑性樹脂であることが好ましい。
熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂;ポリウレタン樹脂;ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリ塩化ビニル樹脂;塩素化ポリエチレン樹脂;ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂;ポリカーボネート樹脂;スチレン−アクリル共重合体;ポリイミド樹脂;ポリアミドイミド樹脂;ポリエーテルエーテルケトン樹脂;ポリエーテルイミド樹脂;シリコーン樹脂などが挙げられる。
バインダーは1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
発熱層はさらに導電性粒子や導電性高分子を含有していてもよい。導電性粒子としては、例えば、銀、金、銅、クロム、ニッケル、鉄、マグネシウム、アルミニウム、白金、亜鉛、マンガン、タングステン、ステンレスなどが挙げられる。導電性高分子としては、ポリアセチレン系樹脂(例えば、ポリアセチレンなど)、ポリチオフェン系重合体(例えば、ポリチオフェンなど)、ポリフェニレン系重合体(例えば、ポリパラフェニレンなど)、ポリピロール系重合体(例えば、ポリピロールなど)、ポリアニリン系重合体(例えば、ポリアニリンなど)、アクリル系重合体で変性されたポリエステル系樹脂などが挙げられる。
発熱層は、その他、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、分散安定化剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
発熱層の厚さは、所望の発熱温度に応じて適宜選択でき、特に限定されるものではないが、例えば、20〜60μm程度である。
電極体は、例えば、電源と接続され、発熱時に給電される。
電極体は図1の形態においては、保護層側に設置されているが、基材側に設置されてもよい。すなわち、図1では、基材13、発熱層14、電極体15の順に積層されているが、基材13、電極体15、発熱層14の順に積層されていてもよい。
電極体を構成する材料としては、銀、銅などが挙げられる。また、電極体はバインダー樹脂を含んでいてもよい。バインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化樹脂を用いることができ、好ましくは熱硬化性樹脂が用いられる。熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリエステル−メラミン、メラミン、エポキシ−メラミン、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂等を用いることができる。バインダーは1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。熱硬化性樹脂は硬化剤を併用してもよい。
各電極間の間隔を調整することで、抵抗を調節することができる。電極間抵抗値としては、例えば、100Ω以下であり、20〜80Ωであることが好ましい。
図1の形態では、電極体は1対(2本)であるが、電極体は、2本以上であれば、1対(2本)である形態に限定されず、3本以上設置されてもよい。上限は抵抗を考慮して5本以下であることが好ましい。電極対間の距離は、粘着シートの大きさ、電極間抵抗値などを考慮して適宜設定される。
電極体は、発熱層の長手方向に配置されてもよいし、短手方向に配置されてもよい。
また、図1では、電極体の長手方向の長さは、発熱層の長手方向の長さより短いが、電極体の長手方向の長さは、発熱層の長手方向の長さと同じか、発熱層の長手方向の長さよりも長い場合であってもよい。ただし、保護層が発熱層の端部を的確に覆うことができることから、基材の長手方向の長さより電極体の長手方向の長さが短いことが好ましい。
電極体の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、1〜50μmである。
[基材]
基材は、例えば、発熱層を印刷で形成する際の印刷基材としての役割や、フィルムの機械的強度や耐擦過性を維持するために用いられる。基材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリフェニレンサルフェート(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリプロピレン(PP)などが挙げられる。
基材の厚さとしては、特に限定されるものではないが、例えば、10〜100μmである。
また、上記基材の片面、または両面に易接着層(プライマー層)が設けられてなる積層フィルムであってもよい。また、基材の片面または両面は、コロナ処理、プラズマ処理等の表面処理が施されていてもよい。
[粘着剤層]
粘着剤層は、被加熱体にシートを貼付するために設けられた部材である。
粘着剤層に用いられる粘着剤としては、特に限定されず、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、スチレン−ジエンブロック共重合体粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、フッ素系粘着剤などを用いることができる。上記粘着剤は1種単独で用いても2種以上併用してもよい。
粘着剤としては、接着の信頼性の観点から、特にアクリル系粘着剤を好適に用いることができる。アクリル系粘着剤を構成するアクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを単量体主成分とし、必要に応じて(メタ)アクリル酸アルキルエステルに共重合可能な単量体(共重合性単量体)を用いることにより形成される。ここで、主成分とは、単量体中50質量%以上(上限100質量%)であることを指し、好ましくは65質量%以上、より好ましくは85質量%以上である。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルの例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。中でも、粘着性能の観点から、(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルおよび/または(メタ)アクリル酸ブチルであることが好ましい。
また、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに共重合可能なアクリル共重合性単量体の例としては、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−(n−プロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(n−ブトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸3−メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−エトキシプロピル、アクリル酸2−(n−プロポキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(n−ブトキシ)プロピルなどの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イソクロトン酸などのカルボキシル基含有単量体またはその無水物;ビニルスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸基含有単量体;スチレン、置換スチレンなどの芳香族ビニル化合物;アクリロニトリルなどのシアノ基含有単量体;エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのオレフィン類;酢酸ビニルなどのビニルエステル類;塩化ビニル;アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミドなどのアミド基含有単量体;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、グリセリンジメタクリレートなどの水酸基含有単量体;(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリロイルモルホリンなどのアミノ基含有単量体;シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミドなどのイミド基含有単量体;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸メチルグリシジルなどのエポキシ基含有単量体;2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどのイソシアネート基含有単量体;トリエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジビニルベンゼンなどの多官能基の共重合単量体(多官能基モノマー)などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
共重合性単量体を用いる場合、アクリル系ポリマーを構成する単量体成分のうち、0.1〜35質量%であることが好ましく、1〜15質量%であることがより好ましい。
アクリル系ポリマーの重量平均分子量は特に限定されるものではないが、10万〜100万であることが好ましい。なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
粘着剤は、アクリル系ポリマーの他、架橋剤を含んでいてもよい。架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤などが挙げられる。架橋剤の添加量は、アクリル系ポリマー100質量部に対して、0.001〜10質量部であることが好ましく、0.005〜0.5質量部であることがより好ましい。
粘着剤層には、必要に応じ、着色剤、充填剤、帯電防止剤、タッキファイヤー、濡れ剤、レベリング剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤等を適宜添加することができる。
粘着剤層の厚みは、特に限定されないが、粘着性および薄膜化の観点から、10〜100μmの範囲が好ましい。
[剥離ライナー]
剥離ライナーは、粘着剤層を保護し、粘着性の低下を防止する機能を有する部材である。そして、剥離ライナーは、被加熱体に貼付する際に粘着シートから剥離される。このため、本発明における粘着シートは、剥離ライナーを有していないものも包含される。
剥離ライナーとしては、特に限定されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンフィルムなどのプラスチックフィルム;上質紙、グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙などの紙が挙げられる。
剥離ライナーの厚みは、通常10〜400μm程度である。また、剥離ライナーの表面には、粘着剤層の剥離性を向上させるためのシリコーンなどから構成される剥離剤からなる層が設けられてもよい。かような層が設けられる場合の当該層の厚みは、通常0.01〜5μm程度である。
[用途]
第一実施形態の粘着シートは、面状発熱体であり、面で被加熱体を加熱することができるとともに、耐久性に優れる。このため、特に、耐久性が必要とされる用途において有用である。用途としては例えば、屋根、道路、信号などに積もった雪を解かすための融雪用発熱シート;水道管などの配管の凍結を防止するための凍結防止用発熱シート;食品などを保温するための保温シートなどが挙げられる。
[粘着シートの製造方法]
本発明の第二実施形態は、第一実施形態の粘着シートの製造方法であって、基材の外周全体に発熱層が形成されない露出部が形成されるように基材上に発熱層形成用塗布液を塗布して発熱層を形成し、発熱層の外周側面と、前記発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように保護層を積層させることを有する、粘着シートの製造方法である。
第一実施形態と重複する部分については説明を割愛しつつ、以下、製造方法の各工程について好適な形態を例に挙げつつ説明する。
(1’)場合により、剥離ライナー、粘着剤層および基材の積層体を得る工程
発熱層を形成する前に、上記積層体を形成することが好ましい。
粘着剤層の形成方法は特に限定されないが、例えば、粘着剤を剥離ライナー上に塗布した後、基材と貼り合わせる方法が採られる。粘着剤の剥離ライナー上への塗布方法は特に限定されず、例えばロールコーター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ブレードコーター、スロットダイコーター、リップコーター、グラビアコーターなどの公知の塗布装置を用いて塗布することができる。粘着剤の塗布量としては、固形分質量で、通常10〜100g/m、好ましくは20〜60g/mである。粘着剤を剥離ライナー上に塗布後、乾燥処理を行うことによって、粘着剤層が形成される。この際の乾燥条件としては特に限定されず、通常60〜150℃にて10〜60秒の条件で行われる。
次いで、基材に粘着剤層を貼付することで、粘着剤層および基材を含む積層体が形成される。
ここで、剥離ライナー、粘着剤層、および基材の積層体は、大規模生産においてはロール体として形成されてもよい。ロール体は、次工程の発熱層の形成の前に、通常枚葉にカットされる。
(1)基材の外周全体に発熱層が形成されない露出部が形成されるように基材上に発熱層形成用塗布液を塗布して基材上に発熱層を形成する工程
(1’)のようにして得られた積層体の基材上に発熱層を形成する。発熱層の形成方法は特に限定されない。例えば、導電性カーボンおよびバインダーを溶媒中に分散させた発熱層形成用塗布液を用いることで、塗布により積層体上に発熱層を形成することができる。塗布により塗膜を形成することで、柔軟性に富むシートとすることができ、配管のように被加熱体が曲面であっても粘着シートを容易に貼付することができる。なお、塗布液とは、粘性の高いスラリー状のものも含む。
発熱層形成用塗布液に用いられる溶媒としては、発熱層に含まれる導電性カーボンやバインダーが分散できればよく、水、イソプロピルアルコール、ブタノール、プロパノール、エタノール、メタノール、フェノール等のアルコール系溶媒;ヘキサン、ペンタン等の炭化水素系溶剤、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルべンゼン等の芳香族系溶剤、MEK(メチルエチルケトン)、アセトン等のケトン系溶剤、DMF(ジメチルフォルムアミド)、NMP(n−メチルピロリドン)、DMAC(ジメチルアセトアミド)、アノン(シクロヘキサノン)、酢酸ブチルなどが挙げられる。これらの溶媒は1種単独で用いても2種以上併用してもよい。また、塗布液の特性を改善する目的で、エチレングリコール、プロピレングリコールなどを添加してもよい。さらに、塗布液には、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、分散安定化剤などの添加剤を添加してもよい。
発熱層形成用塗布液の基材への塗布方法は特に限定されるものではなく、ロールコーター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ブレードコーター、スロットダイコーター、リップコーター、グラビアコーターなどの公知の塗布装置を用いて、または印刷により塗布することができる。第一実施形態のシートでは、発熱層を基材よりも小さい面積で形成して、基材上に露出部を形成することができることから、印刷で発熱層を形成することが好ましい。すなわち、塗布が印刷であることが好ましい。該印刷手段としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、平版印刷、シール印刷等の印刷方法や、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式等、各種のプリンターを使用して画像を描写することもできる。特に露出部の形成が容易であることからスクリーン印刷で発熱層を形成することが好ましい。いずれの場合も、インキの密着性を高める目的で、基材の発熱層を設ける面を、予めコロナ放電処理やアンカー剤をコート処理してもよい。
発熱層形成用塗布液の塗布量としては特に制限されるものではないが、単位面積あたり10〜100g/m程度となるように、発熱層形成用塗布液を塗布すればよい。
発熱層形成用塗布液を塗布後、塗膜を乾燥させる。乾燥手段や乾燥条件の具体的な形態は特に制限されず、適宜設定される。一例を挙げれば、乾燥温度は50〜100℃であり、乾燥時間は30秒〜5分である。
さらに、電極体を発熱層上に形成する。電極体の形成方法としては、発熱層の形成方法と同様に印刷により形成することが好ましい。例えば、銀ペーストなどの導電性ペーストをスクリーン印刷した後、加熱することで発熱層上に電極体を形成することができる。導電性ペーストに用いられる溶媒としては、エタノール、i−プロパノール、n−プロパノール、ブタノールなどのアルコール;メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテートなどのカルビトール系溶媒;セロソルブ、ブチルセロソルブ、イソアミルセロソルブ、ヘキシルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テレピン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メチルペンタンなどの炭化水素系溶媒などが挙げられる。導電性ペーストの粘度については特に制限はなく、用いる印刷方法や材料によって適宜選択すればよい。加熱温度としては、特に限定されるものではないが、導電性の向上を考慮すると、100〜150℃であることが好ましい。また、加熱時間としては、基材の耐熱性を考慮すると、例えば、1〜60分である。
なお、発熱層を形成前に基材上に先に電極体を形成した後に、発熱層を形成してもよい。
(2)発熱層の外周側面と、発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように発熱体上に保護層を積層させる工程
発熱層の外周側面と、発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように発熱体上に保護層を積層させる。具体的には、基材上の発熱層非形成部である露出部を覆うように(露出部が露出しないように)保護層を発熱体上に形成してもよいし、一部の露出部が露出したまま、一部の露出部だけを覆うように発熱体上に保護層を形成してもよい。
保護層の形成方法としては特に限定されるものではないが、例えば、第二の粘着剤層を構成する粘着剤を剥離ライナー上に塗布して第二の粘着剤層を形成した後、保護基材と貼り合わせ、その後、剥離ライナーを除去して、第二の粘着剤層を発熱層と貼り合わせる方法が採られる。あるいは、第二の粘着剤層を構成する粘着剤を保護基材上に塗布した後、発熱層と貼り合わせる方法が採られる。第二の粘着剤層を構成する粘着剤の保護基材への塗布方法は特に限定されず、例えばロールコーター、ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ブレードコーター、スロットダイコーター、リップコーター、グラビアコーターなどの公知の塗布装置を用いて塗布することができる。粘着剤の塗布量としては、固形分質量で、通常10〜100g/m、好ましくは20〜60g/mである。粘着剤を剥離ライナー上に塗布後、乾燥処理を行うことによって、第二の粘着剤層が形成される。この際の乾燥条件としては特に限定されず、通常60〜150℃にて10〜60秒の条件で行われる。
次いで、基材と合わせて発熱体をラミネートするように第二の粘着剤層を貼付することで、発熱層の厚さ方向の外周端面を覆うように保護層を発熱層上に積層させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変することができる。
例えば、基材表面上の露出部の一部が露出した状態で、保護層が発熱体の外周側面と、発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように形成されてもよい。
10 粘着シート、
11 剥離ライナー、
12 粘着剤層、
13 基材、
13A 露出部、
14 発熱層、
15 電極体、
16 発熱体、
17 第二の粘着剤層、
18 保護基材、
19 保護層。

Claims (4)

  1. 粘着剤層、基材、発熱体および保護層をこの順に含む粘着シートであって、
    前記発熱体は、導電性カーボンを含む発熱層と、電極体との積層体であり、
    前記保護層は、前記発熱層の外周側面と、前記発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように前記発熱体上に配置される、粘着シート。
  2. 前記保護層が、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンおよびアクリル系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含む、請求項1に記載の粘着シート。
  3. 基材の外周全体に発熱層が形成されない露出部が形成されるように基材上に発熱層形成用塗布液を塗布して発熱層を形成し、
    前記発熱層の外周側面と、前記発熱層の基材側と反対側の表面と、を覆うように保護層を積層させることを有する、請求項1または2に記載の粘着シートの製造方法。
  4. 前記塗布が印刷である、請求項3に記載の粘着シートの製造方法。
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