JP5226808B2 - 携帯端末、動作モード制御用のプログラム、動作モードを制御する方法 - Google Patents

携帯端末、動作モード制御用のプログラム、動作モードを制御する方法 Download PDF

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Description

本発明は、モバイル端末の動作モードの設定に関し、特に、周囲の環境に応じたモバイル端末の動作モードの設定に関する。
例えば公共の場所において、例えば、携帯電話機、UMPC(Ultra Mobile PC)またはPDAなどのモバイル端末の使用が、規則によって制限されることがある。例えば、電車内において携帯電話機のマナー・モード設定が要求され、また電車内の優先座席付近において携帯電話機の電源オフ設定が要求される。また、例えば詐欺による振り込みを防止するために、銀行の自動現金支払機の付近における携帯電話機の不使用が推奨されている。
一方、携帯電話機は、高機能化および多機能化し、多数の動作モードを有することがある。例えば、携帯電話機の動作モードとして、通常動作モード、通常マナー・モード、サイレント・モード、オリジナル・マナー・モード、ドライブ・モード、公共モード、セルフモード、電波オフ・モードなどがある。
既知の携帯電話機において、報知手段による報知動作が設定された複数の通信待機モードを備え、複数の通信待機モードのうちいずれかが指定されるモード指定領域内に携帯電話機が存在するか否かを検出する領域検出手段と、モード指定領域内に存在することが検出されると、外部から入力する電波信号を受信して、電波信号から通信待機モードを切り替えるモード切替信号を抽出するモード切替信号受信手段と、抽出したモード切替信号に基づいて、複数の通信待機モードのうちいずれかに設定するモード設定手段とを備えるものがある。それによって、電波信号を受信することによって、携帯電話機は、電波信号に含まれるモード切替信号に基づいて通信待機モードを設定できる。
特開2006−332804号 特開2001− 45102号
既知の携帯電話機では、RF信号の到達範囲内の各エリアに、指定動作モードを通知するための例えばRF IDタグ等の情報送信機器を設置する必要があり、定期的にそのような情報送信機器を保守点検しなければならないであろう。また、情報送信機器の信頼性を確保し維持する必要があり、悪意ある者によって偽の情報処理機器が設置されるのを防止しなければならないであろう。
発明者たちは、ユーザの携帯端末の周囲にある他の携帯端末の動作モードに関する情報を収集して、ユーザの携帯端末の現在の動作モードと他の携帯端末の動作モードとに応じて、ユーザの携帯端末の動作モードを設定または変更すれば、ユーザの携帯端末を最も適切な動作モードで動作させることができ、また、その動作モードを変更し忘れた場合にも自動的に適切な動作モードに変更できる、と認識した。
本発明の1つの目的は、環境に応じて携帯端末の動作モードを設定できるようにすることである。
本発明の別の目的は、1つの携帯端末の動作モードを付近の他の携帯端末の動作モードに応じて設定できるようにすることである。
本発明の1つの特徴によれば、携帯端末は、移動通信用の通信部と、自己の携帯端末に設定されている第1の動作モードとその第1の設定時間とを含む第1の動作モード情報を他の携帯端末へ送信する送信部と、他の携帯端末に設定されている第2の動作モードとその第2の設定時間とを含む第2の動作モード情報を他の携帯端末から受信する受信部と、その第1の動作モードに対する、その第2の動作モード情報の第2の動作モードによるその第2の設定時間から時間とともに減少する影響の現在の度合いを計算し、少なくともその第2の動作モード情報を含めてその第2の動作モードを含む少なくとも1つの動作モード情報による影響の現在の度合いの評価値を計算する動作モード判定部と、その影響の度合いの評価値が所定の閾値を超えた場合に、その第1の動作モードをその第2の動作モード情報のその第2の動作モードに変更する動作モード変更部と、を含んでいる。
また、本発明は、上述の携帯端末を実現するためのプログラムおよび方法に関する。
本発明によれば、環境に応じて携帯端末の動作モードを設定することができ、1つの携帯端末の動作モードを周囲の他の携帯端末の動作モードに応じて設定することができる。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解すべきである。
図1は、本発明の実施形態による携帯端末またはモバイル端末の概略的構成を示している。 図2は、ユーザの携帯端末と、送信機および受信部の無線通信可能範囲内にある近隣の他の携帯端末および情報送信機器としてのRF IDタグとの間の動作モード情報の送受信を示している。 図3は、情報送信機器としてのRF IDタグの概略的な構造を示している。 図4は、携帯端末の動作モード制御部によって実行される、動作モード情報を送信するためのフローチャートを示している。 図5は、携帯端末の動作モード制御部によって実行される、収集した他の携帯端末および/またはRF IDタグの動作モード情報に基づいてユーザの携帯端末の動作モードを設定または変更するためのフローチャートを示している。 図6Aは、各携帯端末の動作モード変更後の影響度の関数の例を示している。図6Bは、動作モードの変更の判定の方法を示している。 図7は、各携帯端末の動作モード変更後の影響度の関数の別の例を示している。 図8は、各携帯端末の動作モード変更後の影響度の関数のさらに別の例を示している。 図9は、携帯端末の段階的な動作モードの段階的な変更を示している。 図10は、携帯端末から送信される動作モード情報を利用した携帯端末の置き忘れ防止用の警報機器の概略的構成を示している。 図11は、無線LANの基地局の通信範囲のエリアにある、ユーザの携帯端末と他の携帯端末との間の動作モード情報の送受信を示している。
符号の説明
100 携帯端末
102 プロセッサ
104 メモリ
132 通話制御部
140 動作モード制御部
144 動作モード設定変更部
145 動作モード変更判定部
154 変調復調部
156 送信機
157 受信機
158 共用部
159 アンテナ
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明の実施形態による携帯端末またはモバイル端末100の概略的構成を示している。携帯端末100は、例えば、携帯電話機、UMPC、PDA(Personal Digital Assistant)のようなモバイル端末である。
図1において、携帯端末100は、例えばCPUのようなプロセッサ102、プログラムおよびデータを格納するメモリ104、タイマ(時計)106、およびI/O(入出力)制御部110を含んでいる。携帯端末100は、さらに、I/O制御部110を介してプロセッサ102に結合された、スピーカ(SP)112、マイクロホン(MC)114、表示装置116、複数のキーまたはキーボード(KY)118、およびバイブレータ120を含んでいる。
表示装置116は、例えば液晶表示装置(LCD)または有機ELディスプレイのようなディスプレイを含み、さらに例えば発光ダイオード(LED)のような表示器(インジケータ)を含んでいてもよい。
携帯端末100は、さらに、プロセッサ102に結合された通話制御部132、変調復調部134、送信機(TX)136および受信部(RX)137、共用部138、および送受信アンテナ(ANT)139を含んでいる。
変調復調部134は通話制御部132に結合されている。送信機(TX)136および受信部(RX)137は変調復調部134に結合されている。共用部138は、送信機(TX)136および受信部(RX)137に結合され、送受信アンテナ(ANT)139に結合されている。
携帯端末100は、さらに、動作モードに関する情報の送受信のために、プロセッサ102に結合された動作モード制御部140、変調復調部154、送信機(TX)156および受信部(RX)157、共用部158、および送受信アンテナ(ANT)159を含んでいる。
変調復調部154は動作モード制御部140に結合されている。送信機(TX)156および受信部(RX)157は、変調復調部154に結合されている。共用部158は、送信機(TX)156および受信部(RX)157に結合され、送受信アンテナ159に結合されている。
動作モード制御部140は、周囲の他の携帯端末および/または情報送信機器(例、RF IDタグ)から動作モード情報を受信し、その動作モード情報の影響度もしくは寄与度または総合的な影響度の評価値に応じて、携帯端末100の動作モードを維持しまたは変更する。動作モード制御部140は、動作モード情報の送受信を制御する送受信制御部142、携帯端末100の動作モードを設定し変更する動作モード設定変更部144、動作モード判定部146、設定動作モード記憶部147、および記憶領域148を含んでいる。
動作モード制御部140の少なくとも一部の機能は、プロセッサ102の一部の機能であっても、またはプログラムに従ってプロセッサ102によって実現される機能であってもよい。記憶領域148には、使用する関数E(t)および計数値C等のデータが格納される。設定動作モード記憶部147および記憶領域148は、メモリ104の一部であってもよい。
通話制御部132および構成要素134〜139は、移動通信用の基地局を介した移動通信または移動電話通信のための通常の移動通信部を形成する。通話制御部132および構成要素134〜139の動作形態を含む携帯端末100の動作モードが、動作モード制御部140によって設定され、変更され、制限される。その動作モードはユーザによってキー118を用いて設定することができる。その動作モードは、動作モード制御部140によって自動的に設定され変更されるようにすることもできる。
その動作モードに関する情報は、動作モード制御部140の設定動作モード記憶部147および/またはメモリ104に格納される。その動作モードに関する情報は、携帯端末100の現在設定されている動作モードと、その設定原因がユーザによって設定または変更されたか(パラメータa)かまたは周囲の環境によって自動的に設定または変更されたか(パラメータb)を表す情報と、を含んでいる。
携帯端末100の動作モードには、例えば、通常動作モード、通常マナー・モード、サイレント・モード、オリジナル・マナー・モード、ドライブ・モード、公共モード、セルフモード、電波オフ・モードなどの周知の動作モードがある。これらの動作モードを表す識別情報として、任意の識別番号を使用することができる。
通常動作モードでは、ユーザが予め設定した携帯端末100の機能が動作可能状態にある。通常マナー・モードでは、通話の着信音および電子メールの受信音、バイブレータの動作は許容され、またユーザの設定によっては時刻通知等の警報音の発生が抑制されることもある。電波オフ・モードでは、RF信号の送受信が抑制される。
送信機156および受信部157は、例えば、短距離無線通信規格NFC(Near Field Communication)、ブルートゥース(Bluetooth)、無線LAN規格、等の規格に従って、同じまたは異なる周波数f1および/またはf2の微弱送信電力または小送信電力でRF信号を送受信する。微弱電波通信として、一般的には、送信機が500μV/m以下の電界強度で約3mの通信距離範囲を有する無線通信方式が用いられる。また、送信機が約10mの通信距離範囲を有する送信出力の無線通信方式を使用してもよい。また、送信機が数十メートルの通信距離範囲を有する小電力10mWの送信出力の無線通信方式を使用してもよい。
ユーザによって設定された“環境による自動的な動作モード変更”の設定状態が、動作モード制御部140に設定されている場合、構成要素154〜158は活動状態にある。その場合、動作モード制御部140の送受信制御部142は、携帯端末100の動作モードに関する動作モード情報を送信する。また、その場合、送受信制御部142は、周囲の他の携帯端末202〜206および情報送信機器(例えばRF IDタグ200)等から動作モード情報を受信できる状態にある。携帯端末100の“環境による自動的な動作モード変更”の設定状態は、ユーザによってキー118を用いてプロセッサ102を介して動作モード制御部140に設定することができ、その設定動作モード記憶部147に格納される。
“環境による自動的な動作モード変更”が設定されている場合、動作モード変更判定部146は、周囲の環境に基づいて携帯端末100の動作モードを変更すべきかどうかを判定する。一方、“環境による動作モード変更”が設定されていない場合は、送受信制御部142は、動作モード情報の送信を行うが動作モード情報の受信に関係する受信機157等の動作を抑制してもよく、または動作モード情報の送受信に関係する構成要素154〜158の動作を抑制してもよい。
動作モード制御部140の送受信制御部142は、設定動作モード記憶部147に格納された携帯端末100の自己の現在の動作モード情報を、変調復調部154、送信機156、共用部158およびアンテナ159を介して周期的に送信する。また、送受信制御部142は、アンテナ159、共用部158、受信機157、および変調復調部154を介して他の携帯端末および/または情報送信機器から送信された動作モード情報を受信する。
動作モード情報は、送信側の携帯端末または情報送信機器の送信元IDi(識別情報)、その携帯端末の現在の動作モードの種類(タイプ)、現在の動作モードへの動作モード変更時刻(t)、変更原因(a/b、a:ユーザによる変更、b:環境による変更)、等を含んでいる。
図2は、ユーザの携帯端末100と、送信機156および受信部157の無線通信可能範囲内にある近隣の他の携帯端末202、204および206および情報送信機器としてのRF IDタグ200との間の動作モード情報の送受信を示している。他の携帯端末202、204および206は、図1の携帯端末100と同様の構成を有する。
動作モード制御部140の送受信制御部142、変調復調部154、受信機157および共用部158は、携帯端末100の電源がオフ状態でない限り、常に受信可能状態にある。携帯端末100の動作モード制御部140(送受信制御部142、動作モード判定部146)は、他の複数の携帯端末202〜206からそれぞれの動作モード情報を収集する。動作モード制御部140(送受信制御部142、動作モード判定部146)は、さらに、携帯端末100が位置するエリアに設置された指定動作モード情報送信機器としてのRF ID200から推奨のまたは強制的な動作モード情報を収集してもよい。動作モード制御部140(動作モード変更判定部146)は、受信し収集された動作モード情報を判定して、携帯端末100の自己の動作モードを決定する。
図3は、情報送信機器としてのRF IDタグ200の概略的な構造を示している。RF IDタグ200は、例えば厚さ約3mmおよび約3cm×約4cmの長方形状のプレート状であり、その内部に、マイクロ・コントロール・ユニット(MCU)212、および、RF(無線)送受信機214、給電用のバッテリ216、および送受信機214に結合されたチップ型のアンテナ218を有する。マイクロ・コントロール・ユニット212は、送受信機214およびチップ型のアンテナ218を介して、周囲の携帯端末に対してそのエリアにおいて指定された動作モード情報を送信する。この場合、動作モード情報は、少なくとも、RF IDタグ200の送信元タグIDi(タグ識別情報)、指定された動作モードの種類(タイプ)を含んでいる。
図4は、携帯端末100の動作モード制御部140によって実行される、動作モード情報を送信するためのフローチャートを示している。
ステップ402において、動作モード制御部140の送受信制御部142は、変調復調部154および送信機156を介して設定動作モード記憶部147に格納されている携帯端末100の現在の動作モードに関する動作モード情報を送信させる。
ステップ404において、動作モード制御部140(送受信制御部142)は、例えば30秒のような所定の時間遅延を受ける。所定の時間遅延は送信周期である。その後、手順はステップ402に戻る。
図5は、携帯端末100の動作モード制御部140によって実行される、収集した他の携帯端末202〜206および/またはRF IDタグ200の動作モード情報に基づいてユーザの携帯端末100の動作モードを設定または変更するためのフローチャートを示している。
ステップ412において、動作モード制御部140の動作モード変更判定部146は、設定動作モード記憶部147を参照して、“環境による動作モード変更”が設定されているかどうかを判定する。“環境による動作モード変更”が設定されていないと判定された場合は、手順はステップ412に戻る。
ステップ412において“環境による動作モード変更”が設定されていると判定された場合は、動作モード変更判定部146は、ステップ414において、設定動作モード記憶部147に格納されている現在の携帯端末100の動作モード(例えば、通常動作モード)を変更前の動作モードとして、設定動作モード記憶部147またはメモリ104に格納する。ステップ416において、動作モード変更判定部146は記憶領域148に格納されている自己のカウンタの計数値Cをリセットする(C=0)。
動作モード変更判定部146は、ステップ418において例えば30秒のような所定の時間遅延を受ける。時間遅延は、変調復調部154および送信機(TX)156による動作モード情報の送信周期であってもよい。動作モード変更判定部146は、その時間遅延の後、ステップ420において、他の1つ以上の携帯端末(202〜206)および/またはRF IDタグ(200)から動作モード情報を受信したかどうかを判定する。
ステップ420において動作モード情報を受信したと判定された場合は、動作モード変更判定部146は、ステップ422において、現在の時刻tにおけるユーザの携帯端末100に対する、周囲の携帯端末202〜206および/またはRF IDタグ200(情報送信機器)の各々による動作モードの影響度(影響の度合い)または寄与度Ei(t)を計算する。ここで、iは、携帯端末およびRF IDタグを識別するための番号を表す。
他の携帯端末またはRF IDタグによる動作モードの影響度とは、携帯端末100に対して他の携帯端末202〜206の動作モードまたはRF IDタグ200による指定動作モードが、携帯端末100の動作モードの決定に与える影響または寄与の度合いを表す。影響度Ei(t)の関数(式、曲線)は、時間とともに値が単調に減少する関数であり、記憶領域148に格納されている。従って、影響度Ei(t)は時間とともに減衰する。
次いで、動作モード変更判定部146は、それぞれの動作モード情報を含む受信RF信号の受信電力強度Piを表すデータを受信機157から受け取り、受信電力強度Piに調整係数αを乗算して、受信した動作モード情報の受信RF信号の受信電力レベルPi×α(0<Pi×α≦1)を算出する。
次いで、動作モード変更判定部146は、総合的な影響度の評価値として、“それらの影響度Ei(t)と、その影響の方向性Mi(正/負)と、その受信した動作モード情報の受信RF信号の受信電力レベル(Pi×α)との間の積”の総和Ettl(t)を計算する。
携帯端末100において、自己の現在の動作モード(例えば、通常動作モード)に対して、別の動作モード(例えば、マナーモード)に変更される方向Miを正方向(+1)の符号とし、自己の現在の動作モードと同じ動作モード(例えば、通常動作モード)を維持しまたは戻す方向を負方向(−1)の符号とすればよい。但し、この正負の符号の付け方は逆であってもよい。
総合的な影響度の評価値Ettl(t)において、受信RF信号の受信電力強度Piを考慮することによって、携帯端末100と他の携帯端末202〜206またはRF IDタグ200の間の距離を考慮して、携帯端末100のより近くに位置する他の携帯端末202〜206またはRF IDタグ200ほどより強い影響度を与えるようにすることができる。それによって、携帯端末100が使用制限エリアにいる場合には、その制限エリアに位置する他の携帯端末の影響をより強く受けることができ、携帯端末100が使用制限エリアから遠くに位置する場合には、その制限エリアに位置する他の携帯端末またはRF IDタグの影響をより小さくすることができる。但し、受信電力レベルを考慮しなくてもよく、即ちPi×α=1と設定してもよい。
総合的な影響度の評価値Ettlは、自己の動作モードと同じ動作モード(m0)に対して自己の動作モードと異なる別の1つの動作モード(m1、m2、...)毎に計算する。例えば、通常動作モード(m0)とマナー・モード(m1)に関する総合的な影響度の評価値Ettl(m1:m0)と、通常動作モード(m0)と電波オフ・モード(m2)に関する総合的な影響度の評価値Ettl(m2:m0)とを別々に計算する。
ステップ424において、動作モード変更判定部146は、総合的な影響度の評価値Ettlが閾値Ethより大きいかどうかを判定する。従って、動作モード情報を受信した場合には、動作モード変更判定部146は、総合的な影響度の評価値Ettlを計算してそれが閾値Ethより大きいかどうかを判定する。総合的な影響度の評価値Ettlが閾値Ethより大きくないと判定された場合は、手順はステップ414に戻る。
ステップ424において総合的な影響度の評価値Ettl(t)が閾値Ethより大きいと判定された場合は、ステップ426において、動作モード設定変更部144は、総合的な影響度の評価値Ettlのレベルに基づいて携帯端末100の動作モードを変更する。自己の動作モード(m0)と異なるかつ閾値Ethより大きい2つ以上の他の動作モード(m1、m2、...)が存在する場合には、総合的な影響度の評価値Ettlのうちの値の大きい動作モードが選択される。その後、手順はステップ414に戻る。
ステップ420において動作モード情報を受信しなかったと判定された場合は、動作モード変更判定部146は、ステップ432において非受信の判定後の連続する遅延期間の数を表す計数値Cをインクリメントする(C=C+1)。
ステップ434において、動作モード変更判定部146は、計数値Cが連続非受信の最大数Cmax(例えば、Cmax=5)を超えたかどうかを判定する。計数値Cが最大数Cmaxを超えていないと判定された場合は、手順はステップ418に戻る。
ステップ434において計数値Cが最大数Cmaxを超えたと判定された場合は、ステップ436において、動作モード設定変更部144は、携帯端末100の動作モードを、設定動作モード記憶部156またはメモリ104に格納された“変更前の動作モード”に戻しまたは変更前の動作モードに維持する。従って、Cmax回の期間を超えて連続して動作モード情報を受信しない状態が続いた場合には、動作モード設定変更部144は、携帯端末100の動作モードを通常動作モードに戻しまたは通常動作モードに維持する。その後、手順はステップ414に戻る。
図6Aは、各携帯端末の動作モード変更後の影響度E(t)の関数の例を示している。各携帯端末の動作モード変更後の他の携帯端末に対する影響度E(t)は、時間経過とともに単調に減少または減衰する関数であればよく、例えば次の式で表される。
E(t)=E[a|b]×exp(−kt)
この場合、各携帯端末100、202〜206におけるユーザの設定または変更による影響度は、指数関数E(t)=Ea×exp(−kt)で表される。一方、各携帯端末100、202〜206における周囲の環境による変更の影響度は、指数関数E(t)=Eb×exp(−kt)で表される。RF IDタグ200における設定の影響度はE(t)=Eb×exp(−kt)=Eb1(定数)で表される。Eaは、ユーザの設定または変更による影響度の初期値または係数を表す。Ebは、周囲の環境による設定または変更の影響度の初期値または係数を表す。ここで、Ea>Ebである。係数kは、時間tに対する減少率または減少速度を表す。係数kの値は、ユーザによってキー118を用いてプロセッサ102を介して動作モード制御部140(動作モード変更判定部146)に設定されてもよい。
従って、前回の動作モード変更の影響度E(t)は、前回の動作モード変更時点t後の時間tの経過とともに減少率kで単調に減少する。影響度E(t)が時間とともに減少することによって、より最近に(より後で)動作モード変更した他の携帯端末による影響の重み付けを大きくし、より前に(過去に)動作モード変更した他の携帯端末による影響の重み付けを小さくする。
図7は、各携帯端末の動作モード変更後の影響度E(t)の関数の別の例を示している。図7に示されているように、影響度E(t)の関数として、時間とともに単調に例えば指数関数的に所定時間間隔で階段状に減少または減衰する関数fStepを用いてもよい。例えば、その影響度E(t)の関数は次の式で表される。
E(t)=E[a|b]×fStep
この場合、時間経過とともに、影響度E(t)=Ea×fStepとE(t)=Eb×fStepの値の差は徐々に小さくなる。
図8は、各携帯端末の動作モード変更後の影響度E(t)の関数のさらに別の例を示している。図8に示されているように、影響度E(t)の関数として、時間とともに単調に例えば指数関数的に所定の幅で階段状に減少または減衰する関数fStepを用いてもよい。例えば、その影響度E(t)の関数は次の式で表される。
E(t)=E×fStep+E[a|b]
ここで、Eは係数であり、E[a|b]は、加算される定数EaまたはEbである。
この場合、時間が経過しても、影響度E(t)=E×fStep+EaとE(t)=E×fStep+Ebの値の差(Ea−Eb)はほぼ一定である。
図6Bは、動作モードの変更の判定の方法を示している。
他の携帯端末202〜206およびRF IDタグ200の、動作モードの携帯端末100の動作モードの変更に対する総合的な影響度の評価値Ettl(t)は、総和による次の式で表される。
Ettl(t)=ΣMi×Ei(t) または
Ettl(t)=ΣMi×Ei(t)×(Pi×α)
ここで、携帯端末100の現在の動作モードが通常動作モードの場合、影響の方向性Mi=+1は、携帯端末iにおける携帯端末100の通常動作モードからマナー・モードへの変更の方向を表し、影響の方向性Mi=−1は、携帯端末iにおけるマナー・モードから携帯端末100の通常動作モードへの変更の方向を表す。
代替構成として、異なる識別情報を有する動作モード情報の数nによる総和の平均による次の式で表される総合的な影響度の評価値Ettl(t)を用いてもよい。
Ettl(t)=(ΣMi×Ei(t))/n または
Ettl(t)=(ΣMi×Ei(t)×(Pi×α))/n
総合的な影響度の評価値Ettl(t)が閾値より大きくEttl(t)−Eth>0の場合、携帯端末100の動作モードは、例えば通常動作モードのような変更前の動作モードから、例えばマナー・モードのような別の動作モードに変更される。
従って、他の携帯端末202〜206の動作モードが、ユーザの携帯端末100の現在の動作モード(m0)と異なる動作モード(m1、m2、...)に変更されると、その総合的な影響度の評価値Ettl(t)が増加する。逆に、他の携帯端末202〜206の動作モードが、ユーザの携帯端末100の現在の動作モード(m0)と同じ動作モード(m0)に変更されると、その総合的な影響度の評価値Ettl(t)が減少する。
従って、自己の携帯端末100の動作モード(m0)と異なる動作モード(m1、m2、...)の携帯端末と、同じ動作モード(m0)の携帯端末とが混在する場合には、影響度は或る程度互いに相殺して、自己の携帯端末100の動作モードの変更が抑制される。
ユーザによる携帯端末100の積極的なまたは能動的な動作モードの設定または変更は、通常、携帯端末100のモード設定または変更の機能により表示装置116の画面上の操作によって行われ得る。一方、周囲の環境による携帯端末100の消極的なまたは受動的な動作モードの変更は、実施形態の処理による自動的な動作モードの変更、即ち、周囲にある他の携帯端末からの動作変更、または周囲にあるRF IDタグなど他の機器の影響に起因するものを想定し得る。
代替構成として、上述の総合的な影響度の評価値Ettlの計算において、他の携帯端末202〜206および/または情報送信機器(RF IDタグ200)の影響度E(t)に、ユーザが設定した場合の携帯端末100の現在の動作モードの影響度E(t)=−Ea×exp(−kt)を組み込んでもよい。この場合、携帯端末100の動作モード情報の方向性はMi=−1である。また、携帯端末100の動作モード情報の受信電力レベルPi×αは、例えばPi×α=0.5と設定しても、あるいは周囲の携帯端末等の個数nに自己の携帯端末の数1を加えた数の逆数としてもよい(Pi×α=1/(n+1)<1)。これによって、携帯端末100のユーザが設定した動作モード(m0)をある程度考慮して、総合的な影響度の評価値Ettlを決定することができる。
次に、総合的な影響度の評価値Ettl(t)の計算の例を示す。
例えば、影響度E(t)=E[a|b]×exp(−kt)において、変更原因としてユーザによる携帯端末の積極的な動作モードの設定または変更(a)の場合の影響度の係数をEa=1.0とする。また、変更原因として周囲の環境による消極的な動作モードの変更(b)の場合の影響度の係数をEb=0.5とする。また、係数k=0.1とする。
従って、ユーザが或る携帯端末(202)の動作モードを通常動作モードに変更または設定した時点t0における或る携帯端末(202)の別の携帯端末(100)への影響度は、E(t0)=Ea×exp(−kt)=1.0×exp(−0.1×0)=1.0で表される。
その或る携帯端末(202)の時刻t1=0.5分(30秒)後における影響度は、E(t1)=1.0×exp(−0.1×0.5)≒0.95で表される。これに、その或る携帯端末(202)の別の携帯端末(100)の動作モードに対する同じ動作モードの方向性Mi=−1を乗じると、Mi×E(t1)=−0.95となる。
その後、時刻t2=15分(900秒)後におけるその影響度は、E(t2)=1.0×exp(−0.1×15)≒0.22で表される。これに、別の携帯端末(100)の動作モードに対する同じ動作モードの方向性Mi=−1を乗じると、Mi×E(t2)=−0.22となる。
例えば、或るユーザの携帯端末100の現在の動作モードが最初に通常動作モードであったとする。別のユーザによって30秒前にマナー・モードに変更された別の1つの携帯端末202が存在し、他のユーザによって15分前に通常動作モードに変更された他の3つの携帯端末204〜206が存在したとする。従って、携帯端末100に対する携帯端末202のマナー・モードの影響度は+0.95である。
携帯端末100に対する3つの携帯端末204〜206の通常動作モードの影響度は、0.22×3=0.66である。その総合的な影響度の評価値はEttl=0.95−0.66≒0.29である。閾値Eth=0.2とすると、Ettl−Eth>0なので、或るユーザの携帯端末100の動作モードはマナー・モードに変更される。但し、Pi×α=1とした。
上述の例において、30秒前にマナー・モードに変更された別の1つの携帯端末202の動作モードの変更が、別のユーザによってではなく、周囲の環境、例えば周囲の携帯端末の動作モード情報の総合的な影響度の評価値Ettlによって生じた場合には、その影響度はE(t0)=Eb×exp(−0.1×0.5)≒0.5×0.95≒0.48である。従って、その総合的な影響度の評価値はEttl=0.48−0.66≒0.19である。閾値Eth=0.2とすると、総合的な影響度の評価値Ettl<Ethなので、或るユーザの携帯端末100の動作モードは、通常動作モードを維持する。
上述のようにEa>Ebと設定し、即ちユーザ自身による携帯端末の動作モード変更については影響度Ei(t)を大きく重み付けし、周囲の環境による動作モード変更については影響度Ei(t)を小さく重み付けすることによって、周囲の携帯端末の使用状況により適した動作モード変更が実現できる。また、それによって、周囲の携帯端末の影響度Ei(t)による動作モード変更またはRFIDタグなどによる間接的な動作モード変更が低い重み付けで考慮される。それによって、ユーザの操作によらない少数の携帯端末またはRFIDタグからの影響を小さくすることができる。
例えば、悪意ある者が設置した偽のRFIDタグの影響を小さくすることができる。また、例えば多数の携帯端末が存在するエリアにおいて、そのエリアに置かれたRF IDタグによる動作モード指示、或る特定の携帯端末の動作モード変更をきっかけにして、ユーザの意思と異なる動作モードの変更が自動的に複数の携帯端末間で連鎖する事態を回避できる。
周囲の他の携帯端末の動作モードとして異なる複数の他の動作モードが混在する場合には、携帯端末100は自己の動作モードに対する他の複数の動作モードの各々について、総合的な影響度の評価値を計算する。
例えば、自己の携帯端末100の現在の動作モードが最初に通常動作モード(m0)であり、さらに、ユーザによって1分前にマナー・モード(m1)に変更された10個の携帯端末202〜が携帯端末100の周囲に存在したとする。従って、携帯端末100に対する携帯端末202〜の各々のマナー・モードの影響度はE(t)=1.0×exp(−0.1×1)≒0.90である。10個の携帯端末202〜の総合的な影響度の評価値はEttl=9.0である。
また、ユーザによって10分前に電波オフ・モード(m2)に変更された10個の携帯端末204〜が携帯端末100の周囲に存在したとする。従って、携帯端末100に対する携帯端末204〜の各々の電波オフ・モードの影響度はE(t)=1.0×exp(−0.1×10)≒0.36である。
その総合的な影響度の評価値はEttl=3.6である。マナー・モード(m1)の総合的な影響度の評価値Ettl=9.0であり、電波オフ・モード(m2)の総合的な影響度の評価値Ettl=3.6である。この場合、マナー・モード(m1)の総合的な影響度の評価値Ettl=9.0のほうが大きいので、携帯端末100は、現在の通常動作モード(m0)からマナー・モード(m1)に移行する。
図9は、携帯端末100の段階的な動作モードの段階的な変更を示している。
図5のステップ436において携帯端末100の動作モードを、例えばマナー・モードまたは電波オフ・モードから通常動作モードへ戻す場合に、段階的に戻してもよい。
例えば、変更前は、マナー・モードにおいてバイブレータの動作のみが許容される。通常動作モードへの変更が決定した場合に、動作モード制御部140の動作モード設定変更部144は、最初の時間期間30秒間において着信音量レベルを低レベルに設定する。次の時間期間30秒間において、動作モード設定変更部144は、着信音量を中レベルに設定しかつバイブレータをオフ状態にし、LED表示機能をオン状態にする。その後で最後に、動作モード設定変更部144はさらに通常のユーザ設定の最大の着信音量を有する通常動作モードに設定する。
従って、最初の時間期間と次の時間期間と通常動作モードにまたがって着信音が発生した場合は、最初の時間期間において最初は小さい音量レベルで着信音が発生し、次の時間期間において中レベルの音量に増大し、通常動作モードにおいて大きい音量レベルに音量が増大する。
この段階的な機能およびレベル変更の機能は、例えば、会議が終了して解散して周囲の携帯端末の数が減少しまたはその動作モードが通常動作モードに変更されて、携帯端末100が自動的にマナー・モードから通常動作モードに戻った場合に有効である。そのような場合、そのユーザは会議室の後でも同じ場所にしばらくの間とどまることが想定される。このように段階的にバイブレータ動作から着信音量を徐々に増大させバイブレータ動作をオフにすることによって、携帯端末への着信時のユーザの混乱および周囲の困惑を抑制することができる。
図10は、携帯端末100から送信される動作モード情報を利用した携帯端末の置き忘れ防止用の警報機器180の概略的構成を示している。警報機器180は、ユーザによって携帯端末100とともに携帯される。
警報機器180は、アンテナ(ANT)182、受信機184、復調部186、受信判定部188および警報器190を有する。警報器190は、LEDによる可視表示器(インジケータ)および/またはブザー音(ビープ音)を発生するブザー音発生器であってもよい。
受信判定部188は、携帯端末100からの動作モード情報の受信を判定し、所定時間(例えば2分)を超えて携帯端末100の送信元識別情報を含む動作モード情報を受信しなかった場合に、動作モード情報の非受信を判定し、警報器190を作動させ警報を発生する。それによって、ユーザは携帯端末100を置き忘れたことを知る。
図11は、無線LANの基地局30の通信範囲のエリアにある、ユーザの携帯端末100と他の携帯端末202、204および206との間の動作モード情報の送受信を示している。この場合、携帯端末100、202〜206の送信機156および受信機157は、無線LAN規格に従って動作する。
図11において、携帯端末100および202〜206の各々の送信機156および受信部157は、無線LANの基地局(AP)30を介して動作モード情報を送受信する。基地局30には、情報処理装置としての管理サーバ300が接続されている。
管理サーバ300は、プロセッサ302、メモリ304、動作モード情報受信部312、動作モード情報配信部314、および端末エリア情報記憶部322を含んでいる。管理サーバ300は無線LANの基地局(AP)30に接続されている。
管理サーバ300において、動作モード情報受信部312および動作モード情報配信部314の機能は、プロセッサ302上にソフトウェアまたはハードウェアの形態で実装されていてもよい。端末エリア情報記憶部322は、メモリ304内の記憶領域であってもよい。
動作モード情報受信部312は、携帯端末100、202〜206から送信された動作モード情報を受信し、携帯端末100、202〜206の送信元識別情報をエリア内に位置するものとして端末エリア情報記憶部322に記録する。動作モード情報配信部314は、端末エリア情報記憶部322を参照して、その受信した動作モード情報を、その動作モード情報を送信した携帯端末(100、202〜206)と異なる他の携帯端末(100、202〜206)に送信する。従って、携帯端末100は、他の携帯端末202〜206から送信された動作モード情報を受信する。
携帯端末100は、図5および6のフローチャートに従って動作する。但し、この場合、総合的な影響度の評価値を計算する場合において、受信RF信号の電力レベルは考慮されなくてもよい。
次に、上述の実施形態の携帯端末の使用例における利点を説明する。
例えば、携帯端末の動作モードをマナー・モードに変更することが多いエリア(例えば、会議室、映画館)に、携帯端末のユーザが他の人々と一緒に入る場合、多くの端末は通常動作モードになったままで、或る一部の人だけが携帯端末の動作モードをマナー・モードに変更することが想定される。このような場合、単純な多数決で動作モードを決定すると、多数の携帯端末が通常動作モードである限りユーザの携帯端末の動作モードはマナー・モードに変更されず、マナー・モードに変更されるまでに比較的長い時間を要する。その間に電話着信または電子メール受信があると、着信音または受信音が発生し、周囲の人々に迷惑をかける。
これに対して、上述の実施形態によれば、ユーザの携帯端末100が、その付近に位置する他の携帯端末202〜206の中の少数が動作モードを変更したことを検出した場合、携帯端末100の動作モードはその少数の携帯端末202〜206の変更後の動作モードに変更されやすくなる。
また、例えば、携帯端末のユーザが移動してあるエリア(例えば、市街地、商店街、公園、道路)においてその付近に他の多数の携帯端末が存在している場合でも、それら他の携帯端末の動作モードを受信してその多くの動作モードに変更することは必ずしも望ましくない。そのような場合は、携帯端末100の動作モードを変更しないことが望ましい。
これに対して、上述の実施形態によれば、携帯端末100の動作モードが不必要に変更される可能性が低くなり、例えば、マナー・モード変更が必要でないエリアにおいて、ユーザの携帯端末100が自動的に不必要にマナー・モードに変更されることが回避される。
また、例えば、或るエリア(例えば、会議室)に多くの人が先に入った後で携帯端末のユーザが大きく遅れて入る場合に、後で入ったそのユーザとそのエリアに既にいる他の人々の間の関連性が低い場合がある。例えば、ユーザが或る用件を伝えるためだけにそのエリアに入りその後そのエリアを出る場合、ユーザがそのエリアに間違って入った場合、あるいは、ユーザがそのエリアの様子を見に入っただけの場合である。このような場合、ユーザの携帯端末100はその動作モードを変更する必要性は低い。
これに対して、上述の実施形態によれば、携帯端末100の付近の他の携帯端末202〜206の動作モードの変更時刻を考慮して総合的な影響度の評価値が計算されるので、総合的な影響度の評価値が時間とともに減少し、携帯端末100の不必要な動作モード変更が抑制される。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈すべきであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解すべきである。

Claims (7)

  1. 第1の携帯端末に設定されている第1の動作モードと、前記第1の動作モードが前記第1の携帯端末に設定された時刻である第1の設定時間とを含む第1の動作モード情報を第2の携帯端末へ送信する送信部と、
    前記第2の携帯端末に設定されている第2の動作モードと、前記第2の動作モードが前記第2の携帯端末に設定された時刻である第2の設定時間とを含む第2の動作モード情報を前記第2の携帯端末から受信する受信部と、
    前記第1の動作モードに対する前記第2の動作モードの影響の現在の度合いを、前記第2の設定時間からの時間とともに減少するように計算し、前記第2の動作モードの影響の現在の度合いの評価値を計算する動作モード判定部と、
    前記評価値が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の動作モードを前記第2の動作モードに変更する動作モード変更部と、
    を含むことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記動作モード判定部は、
    前記第2の動作モードが前記第1の動作モードと異なる場合には、前記第2の動作モードの前記第1の動作モードに対する影響の現在の度合いを或る符号の値として前記評価値の計算に組み込み、
    前記第2の動作モードが前記第1の動作モードと同じ場合には、前記第2の動作モードの前記第1の動作モードに対する影響の現在の度合いを前記或る符号とは逆の符号の値として前記評価値の計算に組み込むものである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記動作モード判定部は、
    前記第2の動作モード情報の前記第2の動作モードの設定原因がユーザによる設定であった場合に前記影響の現在の度合いを相対的に高く調整し、
    前記第2の動作モード情報の前記第2の動作モードの設定原因がユーザによる設定でなかった場合に前記影響の現在の度合いを相対的に低く調整して、
    前記調整された度合いを前記評価値の計算に組み込むものであることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記受信部がさらに前記第1の動作モードまたは前記第2の動作モードに対応する第3の動作モード、および、前記第3の動作モードが第3の携帯端末に設定された時刻である第3の設定時間を含む第3の動作モード情報を受信した場合、前記動作モード判定部は、
    さらに、前記第1の動作モードに対する第3の動作モードの影響の現在の度合いを、前記第3の設定時間からの時間とともに減少するように計算し、少なくとも前記第2の動作モード情報および前記第3の動作モード情報を含む少なくとも2つの動作モード情報から影響の現在の度合いの合成された評価値を計算し、
    前記動作モード変更部は、前記合成された評価値が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の携帯端末の動作モードを、前記第2の動作モードに変更するものである
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記影響の現在の度合いの評価値が第1の現在の度合いの評価値であり、
    前記受信部がさらに前記第1の動作モードまたは前記第2の動作モードと異なる第3の動作モードおよび前記第3の動作モードが前記第3の携帯端末に設定された時刻である第3の設定時間を含む第3の動作モード情報を受信した場合、前記動作モード判定部は、さらに、前記第1の動作モードに対する第3の動作モードの影響の現在の度合いを、前記第3の設定時間からの時間とともに減少するように計算し、前記第3の動作モードを含む少なくとも1つの動作モード情報から影響の第2の現在の度合いの評価値を計算し、
    前記第1と第2の現在の評価値が所定の閾値を超え、かつ前記第1の現在の評価値が前記第2の現在の評価値より小さい場合に、前記動作モード変更部は、前記第1の携帯端末の動作モードを、前記第2の動作モードに変更するものである
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯端末。
  6. 第1の動作モードと、前記第1の動作モードが前記第1の携帯端末に設定された時刻である第1の設定時間とを含む第1の動作モード情報を送信する送信部と、第2の動作モードと、前記第2の動作モードが第2の携帯端末に設定された時刻である第2の設定時間とを含む第2の動作モード情報を受信する受信部とを含む第1の携帯端末に用いられ、
    前記送信部を介して前記第1の動作モード情報を前記第2の携帯端末へ送信し、
    前記受信部を介して前記第2の動作モード情報を前記第2の携帯端末から受信し、
    前記第1の動作モードに対する前記第2の動作モードの影響の現在の度合いを、前記第2の設定時間からの時間経過とともに減少するように計算し、
    少なくとも前記第2の動作モードを含む少なくとも1つの動作モードによる影響の度合いの評価値を計算し、
    前記影響の度合いの評価値が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の携帯端末の動作モードを前記第2の動作モードに変更する
    処理を前記第1の携帯端末に実行させるためのプログラム。
  7. 第1の携帯端末において動作モードを制御する方法であって、
    送信部を介して前記第1の携帯端末に設定されている第1の動作モード情報を第2の携帯端末へ送信し、ここで、前記第1の動作モード情報は、第1の動作モードと、前記第1の動作モードが前記第1の携帯端末に設定された時刻である第1の設定時間とを含み、
    受信部を介して第2の携帯端末に設定されている第2の動作モード情報を第2の携帯端末から受信し、ここで、前記第2の動作モード情報は、第2の動作モードと、前記第2の動作モードが前記第2の携帯端末に設定された時刻である第2の設定時間とを含み、
    前記第1の動作モードに対する前記第2の動作モードの影響の現在の度合いを、前記第2の設定時間からの時間経過とともに減少するように計算し、
    少なくとも前記第2の動作モードを含む少なくとも1つの動作モードによる影響の度合いの評価値を計算し、
    前記影響の度合いの評価値が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の携帯端末の動作モードを前記第2の動作モードに変更する
    処理を含む方法。
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