JP5226639B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。
CSP(Chip Size Package)といわれる半導体装置を製造する方法として、例えば、次のような製造方法が知られている。半導体ウエハの各半導体形成領域に形成された集積回路に接続される柱状の外部接続用電極の周囲に封止膜を形成する。封止膜は、いったん、外部接続用電極に上面を覆って半導体基板上の全面に塗布される。そして、封止膜の上部を研削して柱状の外部接続用電極の上面を露出する。露出された外部接続用電極の上面に半田ボールを搭載しリフロー処理により外部接続用電極に接合する。
上記の方法における封止膜を研削する工程において、外部接続用電極の上面にダレが生じ、このダレのために、外部接続用電極の上面に形成する半田ボールの形状が変形し、回路基板等の外部電子機器の端子との接合強度が不足することがある。この対応として、外部接続用電極の上面に生じたダレを除去する方法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−168128号公報
上記において、外部接続用電極の上面に生じたダレを除去する方法としては、効率の面から、通常、ウエットエッチングによる方法が採用される。このダレ除去のためのウエットエッチングでは、外部接続用電極の上部を除去する。この際、ダレの除去を確実にするため、外部接続用電極の上部が封止膜の上面より明確に低くなるように行う。このため、封止膜の上面と外部接続用電極の上面との間に段差部が生じる。
この後、外部接続用電極上に半田ボールを形成する工程を行うのであるが、上記のような製造方法による場合には、例えば温度サイクル試験などの信頼性試験に於いて半田ボールに亀裂が生じ、あるいはさらに進展して破断が生じることがあった。
本発明者が分析をしたところ、半田ボールに生じる亀裂または破断は、封止膜の上面と外部接続用電極の上面との間の段差部に集中していることが確認された。つまり、従来の半導体装置の構造およびその製造方法では、封止膜の上面と外部接続用電極の上部との間の段差部における封止膜の角部によって外部接続用電極に集中応力が生じ、外部接続用電極に亀裂または破断が生じるという課題がある。
請求項1に記載の発明に係る半導体装置は、接続パッドを有する半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、前記接続パッドの一部を露出する開口部を有する絶縁膜と、前記接続パッドに電気的に接続された外部接続用電極と、前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記絶縁膜上に形成され、前記外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、前記外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜と、前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有し、少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の前記封止膜を覆う緩衝層と、前記緩衝層と前記封止膜との間に設けられた接着剤層と、を具備することを特徴とする
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置において、前記緩衝層の開口部から露出された前記外部接続用電極の上面の中央部上に接合された半田ボールを更に具備することを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項に記載の半導体装置において、前記半田ボールは前記外部接続用電極の中央部から、前記外部接続用電極の外周と前記封止膜との境界面よりも外側の領域の前記緩衝層上に亘って形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層は、前記封止膜の角部から外部接続用電極の上面の周縁部に亘り、下降する傾斜面を有し、前記緩衝槽の傾斜面と前記外部接続用電極の上面との成す角は鋭角であることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記絶縁膜上に前記接続パッドに接続された配線が形成され、前記外部接続用電極は前記配線上に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層の開口部から露出された前記外部接続用電極の上面の中央部上にフラックス層または表面処理層が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層はポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂またはPBO系樹脂のいずれかにより形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記封止膜はシリカのフィラーが含まれた、エポキシ樹脂またはポリイミド系樹脂のいずれかにより形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、外部接続用電極と、前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記半導体基板上に形成され、前記外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、前記外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜が形成された半導体基板組立体を準備する工程と、前記封止膜上に接着剤層を形成する工程と、少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の前記接着剤層上に形成され、前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有する緩衝層を形成する工程と、を具備することを特徴とする
請求項10に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項に記載の半導体装置の製造方法において、さらに、前記外部接続用電極の上面に接合され、前記緩衝層の少なくとも前記外部接続用電極の上面の外周部に密着した半田ボールを形成する工程を具備することを特徴とする。
請求項11に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層を形成する工程は、スピンコーティング法、スキャン塗布法またはインジェット塗布法により前記封止膜の上面および前記外部接続用電極の上面の全体に前記緩衝層を形成し、その後、前記緩衝層に、前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を形成する工程を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層は、前記封止膜の角部から外部接続用電極の上面の周縁部に亘り、下降する傾斜面を有し、前記緩衝槽の傾斜面と前記外部接続用電極の上面との成す角は鋭角であることを特徴とする。
請求項13に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層を形成する工程の後、前記半田ボールを形成する工程の前に、前記外部接続用電極の中央部にフラックス層または表面処理層を形成する工程を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項10に記載の半導体装置の製造方法において、前記半田ボールを形成する工程は、前記外部接続用電極の上面の中央部上に形成された前記フラックス層上または前記表面処理層上に半田ボールを搭載する工程と、前記半田ボールが搭載された半導体基板組立体をリフロー処理して前記半田ボールを前記緩衝層の開口部周縁部に密着する工程とを含むことを特徴とする。
請求項15に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、接続パッドを有する半導体基板を準備する工程と、前記半導体基板上に前記接続パッドを露出する開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に、前記接続パッドに接続された配線を形成する工程と、前記配線に接続された外部接続用電極を前記配線上に形成する工程と、前記外部接続用電極の上面を露出させるようにして前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記絶縁膜上に封止膜を形成し、前記外部接続用電極の上面を前記外部接続用電極の上面よりも低くする工程と、前記封止膜上に接着剤層を形成する工程と、前記接着剤層上および前記外部接続用電極の上面上に緩衝層を形成する工程と、前記緩衝層における前記外部接続用電極の上面の中央部に対応する領域を除去する工程と、を具備することを特徴とする
請求項16に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項15に記載の半導体装置の製造方法において、さらに、前記外部接続用電極の上面の中央部にフラックスを被着する工程と、前記フラックス上に半田ボールを搭載する工程と、前記外部接続用電極の上面の中央部に半田ボールが搭載された半導体基板をリフロー処理して、前記半田ボールを、少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部上に形成された前記緩衝層の部分に密着する工程とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の封止膜を覆う緩衝層を設けたことにより、構造端部に於いて集中的に半田ボールに亀裂または破断が生じるのを防止することができ、信頼性の高い構造を提供することができる。
この発明の半導体装置の一例としての実施形態1に関する拡大断面図。 図1に図示された半導体装置を得る前の半導体ウエハの平面図。 図2の領域Aの拡大平面図。 実施形態1の製造方法に関し、最初の工程を説明するための拡大断面図。 図4に続く工程を説明するための拡大断面図。 図5に続く工程を説明するための拡大断面図。 図6に続く工程を説明するための拡大断面図。 図7に続く工程を説明するための拡大断面図。 図8に続く工程を説明するための拡大断面図。 図9に続く工程を説明するための拡大断面図。 図10に続く工程を説明するための拡大断面図。 図11に続く工程を説明するための拡大断面図。 図12に続く工程を説明するための拡大断面図。 図13に続く工程を説明するための拡大断面図。 この発明の半導体装置の実施形態2に関する拡大断面図。 この発明の半導体装置の実施形態3に関する拡大断面図。
(実施形態1)
以下、この発明の半導体装置について説明をする。
図1はこの発明の実施形態1に関する半導体装置10の拡大断面図を示す。図2は、ダイシングによって半導体装置10を得る前の半導体ウエハ1の平面図を示す。半導体装置10は、半導体ウエハ1上に行方向および列方向に、マトリクス状に配列されて形成される。半導体装置10は、後述する最終工程、すなわち、半田ボールを形成した後、半導体ウエハ1をダイシングライン2で切断することにより、同時に多数個が得られる。
図3は、図2に二点鎖線で図示された半導体装置形成領域A、すなわち、一対の行方向のダイシングライン2と一対の列方向のダイシングライン2により囲まれた領域内の拡大平面図を示す。
半導体装置形成領域A内には、四つの側辺の各側辺に沿って接続パッド3が配列され、接続パッド3が配列された領域の内側には多数の外部接続用電極20が配列されている。外部接続用電極20は、通常は、半導体装置形成領域Aの周側辺から中心に向かう環状に配列されるが、これとは異なるように配列されることもある。
各外部接続用電極20と接続パッド3とは配線15により接続されている。図示はしないが、各配線15の外部接続用電極20に対応する部分には、外部接続用電極20の直径とほぼ同一サイズか、僅かに大きいサイズのパッド部が形成されており、各外部接続用電極20は、配線15のパッド部上に形成される。
以下、図1を参照して半導体装置10の詳細について説明をするが、図面の明確化のため、図1においては、半導体装置形成領域A内の各側辺近傍にそれぞれ1個の外部接続用電極20が形成されているものとして説明する。
半導体装置10は、例えば、シリコン基板などの半導体基板11を有する。半導体基板11の主面(上面)側には、集積回路11aが形成されている。半導体基板11の主面上には、集積回路11aに接続された複数の接続パッド3が形成されている。接続パッド3は、例えば、アルミニウム系金属で形成されている。また、半導体基板11の主面上には、接続パッド3の中央部を露出する開口部4aを有する第1の絶縁膜4が形成されている。第1の絶縁膜4は、酸化シリコン、窒化シリコンなどの無機材料で形成されており、その側面は、半導体基板11の側面から少し引っ込んだ位置にある。
第1の絶縁膜4上に、第2の絶縁膜12が形成されている。第2の絶縁膜12は、ポリイミド系樹脂、PBO(Poly-Phenylene-Benzobisoxazole;ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)系樹脂等の有機樹脂材料によって形成されている。第2の絶縁膜12にも、接続パッド3の中央部を露出する開口部12aが形成されている。第2の絶縁膜12の開口部12aは、第1の絶縁膜4の開口部4aより小さいサイズに形成され、第1の絶縁膜4の開口部4a近傍を覆っている。但し、第2の絶縁膜12の開口部12aは、第1の絶縁膜4の開口部4aより大きくするか、または同一寸法とすることもできる。第2の絶縁膜12の側面は、第1の絶縁膜4の側面と同一の位置にあり、第1の絶縁膜4の側面と共に半導体基板11の側面から少し引っ込んでいる。
第2の絶縁膜12上には、一端側が第2の絶縁膜12の開口部12aを介して接続パッド3に接続された配線15が形成されている。配線15は、第1の配線13と第1の配線13上に形成された第2の配線14の二層構造を有する。
第1の配線13および第2の配線14は、銅系金属により形成することができる。配線15は、二層構造に限らず、三層以上の積層構造とすることもできる。その場合には、例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)またはチタンとタングステンの合金などからなる金属層を1層以上介在させる。
配線15のパッド部(図示せず)上には外部接続用電極20が形成されている。外部接続用電極20は平坦な上面20aを有し、例えば、直径40〜500μm、高さ40〜80μmの円柱形状を有し、例えば、銅系金属で形成されている。
第2の絶縁膜12上における外部接続用電極20の外周側面の周囲領域には、
シリコン酸化物の球状物であるシリカ等のフィラーが含まれた、-エポキシ樹脂またはポリイミド系樹脂からなる封止膜16が形成されている。封止膜16の側面は、半導体基板11の側面と同一位置にあり、第1の絶縁膜4および第2の絶縁膜12の周囲における半導体基板11上にも形成され、第1の絶縁膜4の側面および第2の絶縁膜12の側面を覆っている。
封止膜16の外部接続用電極20の上面20aに対応する領域は除去され、開口部16bとなっている。封止膜16の上面16aは、外部接続用電極20の上面20aよりも高く形成されている。このため、封止膜16の上面16aと外部接続用電極20の上面20aとの境界には段差部が形成されている。この段差部のために、封止膜16の外部接続用電極20との境界には角部16cが形成されている。
封止膜16の上面16a上には緩衝層31が形成されている。緩衝層31は外部接続用電極20の上面20aの中央部を露出する開口部31aを有し、この開口部31a以外はべた状のパターンを有する。従って、外部接続用電極20の上面20aの周縁部および封止膜16の外部接続用電極20との境界に形成された角部16cは、緩衝層31によって覆われている。
緩衝層31は、開口部31a近傍の周縁部、すなわち、封止膜16の角部16cから外部接続用電極20の上面20aの周縁部に亘り、緩やかに下降する傾斜面31bを有する。即ち、緩衝層31の斜面と外部接続用電極20の上面20aとの成す角は鋭角である。図1では、傾斜面31bは断面円弧状として図示されている。しかし、これに限らず、傾斜面31bはほぼ直線状の傾斜面としてもよい。
緩衝層31は、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、PBO系樹脂等の有機樹脂または酸化シリコン等の無機材料によって、3μm〜20μmの厚さに形成される。
外部接続用電極20の上面20aの中央部には半田ボール35が接合されている。半田ボール35は、外部接続用電極20の外形(直径)より大きい外形(直径)を有し、緩衝層31の開口部31aの周縁部、すなわち、緩衝層31の傾斜面31bに密着している。
このように、外部接続用電極20の上面20aとの境界の段差部に形成された封止膜16の角部16cは緩衝層31の傾斜面31bにより覆われている。また、外部接続用電極20の上面20aの中央部に接合された半田ボール35は緩衝層31の傾斜面31bに密着している。このため、半田ボール35が封止膜16の角部16cが当接することに起因する集中応力が半田ボール35に生じることはない、あるいは、集中応力を大幅に低減することができる。それゆえ、半田ボール35に亀裂または破断が生じることを防止することができる。
次に、図4〜図14を参照して図1に図示される本発明の実施形態1に関する半導体装置10の製造方法の一例を説明する。
先ず、図4に図示されるように、半導体ウエハ1の各半導体装置形成領域A内に、集積回路11aと、この集積回路11aに接続された接続パッド3と、接続パッド3の中央部を露出する開口部4aを有し、半導体上ウエハ1の主面を覆う第1の絶縁膜4を形成する。接続パッド3は、例えば、アルミニウム系金属により形成される。第1の絶縁膜4を、半導体上ウエハ1の全面に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリコンまたは窒化シリコン等の無機材料を成膜した後、第1の開口部4aを形成する。また、同時に、第1の絶縁膜4の側面がダイシングライン2より少し引っ込んだ位置となるように周囲を除去する。第1の絶縁膜4第1の開口部4aおよび周囲のパターニングは、一般に知られたフォトリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
次に、図5に図示されるように、第1の絶縁膜4上に第2の絶縁膜12を形成する。ポリイミド系樹脂またはPBO系樹脂等の有機樹脂を、第1の絶縁膜4上および接続パッド3上にべた状に塗布する。塗布の方法は、スピンコーティング法、スクリーン印刷法、スキャン塗布法等、適宜な方法を用いることができる。有機樹脂をべた状に塗布した後、フォトリソグラフィ技術によって、接続パッド2の中央部を露出する開口部12aを形成すると共に、第2の絶縁膜12の側面がダイシングライン2より少し引っ込んだ位置となるように周囲を除去する。この場合、第2の絶縁膜12の開口部12aは、第1の絶縁膜4の開口部4aよりも小さいサイズに形成する。
次に、図6に図示されるように第1の配線13および第2の配線14を形成する。第2の絶縁膜12上全面および第2の絶縁膜12の開口部12aから露出する接続パッド3上にスパッタ法または無電解めっき法により、例えば、銅系金属からなる金属膜13Aを形成する。金属膜13Aは、ダイシングライン2およびその近傍に対応する半導体ウエハ1上にも形成される。この金属膜13A上に、フォトレジスト膜41を塗布し、フォトリソグラフィ技術により、形成しようとする第2の配線14の形状にパターニングする。そして、金属膜13Aを電流路として電解めっきを行い、第2の配線14を形成する。この状態を図6に図示する。この後、フォトレジスト膜41を剥離する。
次に、金属膜13A上および第2の配線14上にフォトレジスト膜42をべた状に塗布する。このフォトレジスト膜42は、その上面が、形成する外部接続用電極50の上面より高い位置となるように、外部接続用電極20の高さより大きい厚さに形成する。そして、フォトレジスト膜42を、フォトリソグラフィ技術により、形成しようとする外部接続用電極20の形状にパターニングする。図7には、フォトレジスト膜42に外部接続用電極20の開口部42aが形成された状態が図示されている。
次に、金属膜13Aを電流路として電解めっきを行い、フォトレジスト膜42の開口部42a内に外部接続用電極20を形成する。この状態を図8に図示する。
次に、フォトレジスト膜42を剥離し、第2の配線14をマスクとして、金属膜13Aをエッチングする。これにより第2の配線14と同一パターンを有する第1の配線13が形成される。つまり、第1の配線13上に第2の配線14が積層された配線15が形成される。この状態を図9に図示する。
次に、封止膜16を形成する。封止膜16は、図10に図示するように、第2の絶縁膜12上に外部接続用電極20の上面20aを覆うように厚く形成する。封止膜16は、第2の絶縁膜12の周囲における半導体ウエハ1上にも形成される。そして、図11に図示するように封止膜16の上部を研削して、外部接続用電極20の上面20aを露出させる。
外部接続用電極20は、電解めっきにより形成するため、外部接続用電極20は、1つ1つ高さが異なり、また、各外部接続用電極20の上面20aにはかなり大きな凹凸が形成されている。従って、外部接続用電極20を露出する工程では、封止膜16と共に外部接続用電極20の上部側を研削する。外部接続用電極20は銅系金属などの軟質の金属で形成されているので、外部接続用電極20の上面20aを研削する工程において、図11には図示されていないが、外部接続用電極20の上面20aの周囲にバリのようなダレができる。このダレを有する外部接続用電極20の上面20a上に半田ボールを搭載してリフロー処理をすると、半田ボールが異形となり、外部端子に半田付けした場合、十分な接合強度を得ることができない。
このため、次に、外部接続用電極20の上面20aをエッチングしてダレと共に外部接続用電極20の上部側を除去する。この工程により、外部接続用電極20の上面20aが封止膜16の上面16aより低くなり、封止膜16と外部接続用電極20との境界に段差部ができる。つまり、封止膜16の外部接続用電極20との境界に角部16cが形成される。封止膜16の上面16aと外部接続用電極20の上面20aとの段差部の大きさは、1μm〜数μmである。この状態を図12に図示する。
図12では、半導体ウエハ1上に、第2の絶縁膜12上に形成された配線15と、この配線15上に形成された外部接続用電極20と、外部接続用電極20の外周側面の周囲における第2の絶縁膜12上に形成され、外部接続用電極20の上面20aよりも高い位置に上面16aを有し、外部接続用電極20の上面20aを露出する開口部16bを有する封止膜16が形成された半導体基板組立体10Aが構成されている。
次に、半導体基板組立体10Aにおける封止膜16の上面16a上および外部接続用電極20上面20a上に緩衝層31を形成する。緩衝層31は、ポリイミド系樹脂、エポキシ刑樹脂、PBO系樹脂等の有機樹脂材料または酸化シリコン等の無機材料により形成することができる。形成方法としては、スピンコーティング、スキャン塗布法、インクジェット塗布法等適宜な方法を採用することができる。無機材料により形成する場合は、酸化シリコン等の樹脂を用いて形成する。緩衝層31の厚さは、限定することを意味するものではないが、3μm〜20μm程度とすることが推奨される。また、緩衝層31は感光性を有する材料を適用することが望ましいが、これもこれに限られるものではない。この状態を図13に図示する。
次に、フォトリソグラフィ技術により、緩衝層31に外部接続用電極20の上面20aの中央部を露出する開口部31aを形成する。そして、熱処理炉あるいはオーブンなどに収容して熱硬化処理を行う。この熱硬化処理により、緩衝層31の開口部31a近傍の周縁部、換言すれば、封止膜16の角部16cから外部接続用電極20の上面20aの周縁部に対応する領域に、緩やかに下降する傾斜面31bが形成される。この状態を図14に図示する。
次に、緩衝層31の開口部31aから露出された外部接続用電極20の上面20a上にフラックス層を印刷法等により形成する(図示せず)。そして、このフラックス層上に半田ボール35を搭載し、リフロー炉に収容してリフロー処理を行う。このリフロー処理により、半田ボール35が外部接続用電極20の上面20aに接合される。また、これと共に、半田ボール35が緩衝層31の傾斜面31bに密着する。
上記におけるフラックス層の形成に替えて、金またはニッケルなどの半田にぬれ性を示す金属層を形成する表面処理を行うようにしてもよい。
この後は、図14に二点鎖線で示すダイシングライン2で緩衝層31、封止膜16、第2の絶縁膜12、第1の絶縁膜4および半導体ウエハ1を切断することにより、図1に図示されるような、半導体基板11上に、外部接続用電極20と、この外部接続用電極の周囲に形成された封止膜16と、封止膜16上および外部接続用電極20の上面20aの周縁部に形成された緩衝層31と、外部接続用電極20の上面20aの中央部に接合され、緩衝層31の傾斜面31bに密着された半田ボール35を有する半導体装置10を、同時に多数個得ることができる。
なお、上記実施形態では、半導体ウエハ1を切断して個々の半導体装置を得る前に各半導体装置形成領域A上の外部接続用電極20上に半田ボール35を形成する場合で説明した。しかし、半田ボール35は、接合される外部電子機器の端子側に形成してもよい、この場合には、図14に図示された状態で半導体ウエハをダイシングすればよい。
実施形態1においては、封止膜16と半田ボール35との間に緩衝層31のみが介在されている構成であった。しかし、封止膜16との接着力および密着力を増強するための層を介入させるようにしてもよい。以下に、そのような実施形態について記載する。
(実施形態2)
図15は本発明の半導体装置の実施形態2に関する拡大断面図である。
図15に図示された半導体装置50が、図1に図示された半導体装置10と相違する点は、緩衝層31と封止膜16との間に接着剤層36が形成されている点である。
その他の構成は実施形態1と同様であるので、同一部材に同一の図面参照番号を付してその説明を省略する。
接着剤層36は、封止膜16の上面16aおよび封止膜16の角部16cを含む外部接続用電極20との段差部における側面に形成されている。緩衝層31は、その接着剤層36の上面全体を覆って形成されている。
接着剤材料としては、熱硬化性樹脂系、熱可塑性樹脂系の他、2液常温硬化樹脂系、エマルジョン系等がある。また、ホットメルト系やエラストマ系がある。これらのいずれを用いてもよい。
接着剤層36を形成するには、液状あるいはシート状の接着剤を封止膜16上および外部接続用電極20の上面20a上の全面に設け、外部接続用電極20の上面20aの中央部に対応する領域をICP−RIE(Inductively Coupled Plasma-Reactive Ion Etching)法またはレーザビームの照射により除去する。
この後、実施形態1と同様な方法で、接着剤層36上に緩衝層31を形成すればよい。
実施形態2の構成においても実施形態1と同様な効果を奏することができる。加えて、実施形態2では、接着剤層36を介入することにより緩衝層31と封止膜16の接着強度を強化することができる。また、接着剤層36をICP−RIE法またはレーザビームの照射により除去する際、外部接続用電極20の上面20aに微細な凹凸が形成され、半田がこの微細な凹凸に食い込むので、外部接続用電極20と半田ボール35との接合強度を向上することができる。
(実施形態3)
次に、図16に図示する本発明の半導体装置の実施形態3について説明する。
実施形態3における半導体装置60は、実施形態2における半導体装置50の接着剤層に替えて密着力向上膜を用いた点を特徴とする。他の構成は、実施形態1および実施形態2と同様であり、同一部材に同一の図面参照番号を付してその説明を省略する。
半導体装置60の密着力向上膜37は、封止膜16の上面16aのみに形成されており、封止膜16における外部接続用電極20の段差部の側面には形成されていない。この密着力向上膜37の上面および封止膜16の外部接続用電極20の段差部における側面を覆って緩衝層31が形成されている。
密着力向上膜37の材料の一例として、シランカップリング剤がある。シランカップリング剤は原液でもよく、また、アルコール等の有機溶剤あるいは水などで希釈した溶液でもよい。
密着力向上膜37を形成するには、スクリーン印刷法、グラビア印刷法、凸版印刷法、インクジェット印刷法、スピンコート法、ダイコート法またはCVD法などを用いる。印刷法による場合は、1つの工程で外部接続用電極20の上面20aを除外したパターンを形成することができる。封止膜16の上面16aおよび外部接続用電極20の上面20aの全面に密着力向上膜37を設け、フォトリソグラフィ法により外部接続用電極20の上面20a上の部分を除去するようにしてもよい。除去する方法は、エッチング液によるウエットエッチング法あるいは実施形態2に記載したドライエッチング法のいずれでもよい。
シランカップリング剤としては、分子中に一般式(CnH2n+1O)m−Si−(ただし、n、m=1、2、3)を有する材料であればよい。一例をあげれば、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、β−(3、4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプルピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシランなどがある。
実施形態3において、密着力向上膜37を、実施形態2の接着剤層36と同様、封止膜16の角部16cを含む外部接続用電極20との段差部における側面に形成するようにしてもよい。
実施形態3においても実施形態2と同様な効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態では、外部接続用電極20は、接続パッド3に接続された配線15上に形成する構造として説明をした。しかし、外部接続用電極20を、直接、接続パッド3上に形成するようにしてもよい。
第1の絶縁膜4および第2の絶縁膜12を単層とすることもできる。単層とする場合、酸化シリコン等の無機材料からなる樹脂、またはポリイミド系樹脂、PBO樹脂などの有機樹脂を用いて、スピンコート法、スクリーン印刷法などにより形成する。
配線15は第1の配線13および第2の配線14の二層積層構造の他、三層積層構造とすることができることは記載したが、スパッタ法あるいは無電解めっき法で形成する単層とすることもできる。
その他、本発明の半導体装置は発明の趣旨の範囲内において、種々、変形して構成することが可能であり、要は、接続パッドを有する半導体基板と、半導体基板上に形成され、接続パッドの一部を露出する開口部を有する絶縁膜と、接続パッドに電気的に接続された外部接続用電極と、外部接続用電極の外周側面の周囲における絶縁膜上に形成され、外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜と、外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有し、少なくとも外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の前記封止膜を覆う緩衝層と、を具備するものであればよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、外部接続用電極と、外部接続用電極の外周側面の周囲における半導体基板上に形成され、外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜が形成された半導体基板組立体を準備する工程と、少なくとも外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の封止膜上に形成され、外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有する緩衝層を形成する工程と、を具備するものであればよい。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、接続パッドを有する半導体基板を準備する工程と、半導体基板上に接続パッドを露出する開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に、接続パッドに接続された配線を形成する工程と、配線に接続された外部接続用電極を形成する工程と、外部接続用電極の外周側面の周囲における絶縁膜上および外部接続用電極の上面上に封止膜を形成する工程と、
少なくとも封止膜を研磨して外部接続用電極の上面を露出する工程と、外部接続用電極の上面を除去して外部接続用電極の上面を前記封止膜の上面より低くする工程と、封止膜上および外部接続用電極の上面上に緩衝層を形成する工程と、緩衝層における外部接続用電極の上面の中央部に対応する領域を除去する工程と、を具備するものであればよい。
1 半導体ウエハ
2 ダイシングライン
3 接続パッド
4 第1の絶縁膜
4a 開口部
10、50、60 半導体装置
10A 半導体基板組立体
11 半導体基板
12 第2の絶縁膜
12a 開口部
13 第1の配線
14 第2の配線
15 配線
16 封止膜
16a 上面
16b 角部
16c 角部
20 外部接続用電極
20a 上面
31 緩衝層
31a 開口部
31b 傾斜面
35 半田ボール
36 接着剤層
37 密着力向上膜

Claims (16)

  1. 接続パッドを有する半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、前記接続パッドの一部を露出する開口部を有する絶縁膜と、
    前記接続パッドに電気的に接続された外部接続用電極と、
    前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記絶縁膜上に形成され、前記外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、前記外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜と、
    前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有し、少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の前記封止膜を覆う緩衝層と、
    前記緩衝層と前記封止膜との間に設けられた接着剤層と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記緩衝層の開口部から露出された前記外部接続用電極の上面の中央部上に接合された半田ボールを更に具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項に記載の半導体装置において、前記半田ボールは前記外部接続用電極の中央部から、前記外部接続用電極の外周と前記封止膜との境界面よりも外側の領域の前記緩衝層上に亘って形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層は、前記封止膜の角部から外部接続用電極の上面の周縁部に亘り、下降する傾斜面を有し、前記緩衝槽の傾斜面と前記外部接続用電極の上面との成す角は鋭角であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記絶縁膜上に前記接続パッドに接続された配線が形成され、前記外部接続用電極は前記配線上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層の開口部から露出された前記外部接続用電極の上面の中央部上にフラックス層または表面処理層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記緩衝層はポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂またはPBO系樹脂のいずれかにより形成されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記封止膜はシリカのフィラーが含まれた、エポキシ樹脂またはポリイミド系樹脂のいずれかにより形成されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 半導体基板上に、外部接続用電極と、前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記半導体基板上に形成され、前記外部接続用電極の上面よりも高い位置に上面を有し、前記外部接続用電極の上面を露出する開口部を有する封止膜が形成された半導体基板組立体を準備する工程と、
    前記封止膜上に接着剤層を形成する工程と、
    少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部およびその周囲の前記接着剤層上に形成され、前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を有する緩衝層を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項に記載の半導体装置の製造方法において、さらに、前記外部接続用電極の上面に接合され、前記緩衝層の少なくとも前記外部接続用電極の上面の外周部に密着した半田ボールを形成する工程を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層を形成する工程は、スピンコーティング法、スキャン塗布法またはインジェット塗布法により前記封止膜の上面および前記外部接続用電極の上面の全体に前記緩衝層を形成し、その後、前記緩衝層に、前記外部接続用電極の上面の中央部を露出する開口部を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層は、前記封止膜の角部から外部接続用電極の上面の周縁部に亘り、下降する傾斜面を有し、前記緩衝槽の傾斜面と前記外部接続用電極の上面との成す角は鋭角であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、前記緩衝層を形成する工程の後、前記半田ボールを形成する工程の前に、前記外部接続用電極の中央部にフラックス層または表面処理層を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項10に記載の半導体装置の製造方法において、前記半田ボールを形成する工程は、前記外部接続用電極の上面の中央部上に形成された前記フラックス層上または前記表面処理層上に半田ボールを搭載する工程と、前記半田ボールが搭載された半導体基板組立体をリフロー処理して前記半田ボールを前記緩衝層の開口部周縁部に密着する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 接続パッドを有する半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板上に前記接続パッドを露出する開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に、前記接続パッドに接続された配線を形成する工程と、
    前記配線に接続された外部接続用電極を前記配線上に形成する工程と、
    前記外部接続用電極の上面を露出させるようにして前記外部接続用電極の外周側面の周囲における前記絶縁膜上に封止膜を形成し、前記外部接続用電極の上面を前記外部接続用電極の上面よりも低くする工程と、
    前記封止膜上に接着剤層を形成する工程と、
    前記接着剤層上および前記外部接続用電極の上面上に緩衝層を形成する工程と、
    前記緩衝層における前記外部接続用電極の上面の中央部に対応する領域を除去する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項15に記載の半導体装置の製造方法において、さらに、前記外部接続用電極の上面の中央部にフラックスを被着する工程と、前記フラックス上に半田ボールを搭載する工程と、前記外部接続用電極の上面の中央部に半田ボールが搭載された半導体基板をリフロー処理して、前記半田ボールを、少なくとも前記外部接続用電極の上面の周縁部上に形成された前記緩衝層の部分に密着する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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