JP5225774B2 - 鉄道車両用構体構造 - Google Patents

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本発明は、相対向して走行する一方の軌道(線路)上で脱線した車両に対し、対向方向から走行する車両が衝突した際の、いわゆるオフセット衝突時の衝撃を緩和する対策を施した鉄道車両用構体構造に関するもので、詳しくは主に先頭車両を除く中間車両で、アルミニウム合金製のダブルスキン構造の鉄道車両用構体構造に関するものである。
この種の一般的な鉄道車両用構体を備えた鉄道車両について、走行中の鉄道車両(中間車両)が脱線によって軌道(線路)上から対向車両側へはみ出して停止した状態で、対向方向から走行してきた9両編成の鉄道車両(中間車両)が先頭位置でオフセット衝突することを想定してFEM解析により車両構体の破損状況を解析した(図8−1〜4参照)。衝突条件は、図9に示すように、脱線車両が、枕はりの位置で、レールの高さおよび空気ばね、軸ばねのたわみの量だけ下方に変位すると想定した。また、脱線車両の軌道からのはみ出し量は、連結器の最大振れ角(26.2°:胴受けに接触する角度)によって決定した。脱線車両と衝突車両(走行時の時速60km/h)の構体同士の重なりは220mmとなる(軌道中心間距離は3600mm)。
つぎの解析モデルを作成してFEM解析して衝突時の車両の状態を検証した。この解析モデルは、図10に示すように、脱線車両、走行車両ともに、解析モデルの規模を小さくするため、半車長モデルとし、残り部分は剛体ハリでモデル化した。また、列車編成を構成する残りの車両を質点でモデル化し、さらに連結器の緩衝装置を模擬したバネ要素でモデル化することにより、後続車両の影響を考慮したモデル化にした。なお、最悪の条件でのオフセット衝突を想定するため、脱線車両は9両編成の先頭から2番目(8号)の車両とし、走行車両は9両編成とし、中間車両(箱形車両)を先頭位置(1両目)に置いて衝突させた。通常、先頭車両は流線形であるから、衝突時に相手方車両を外方へ引き離す機能を備えているので、箱形の中間車両が先頭位置で衝突する方が被害が大きくなるからである。
従来の鉄道車両用構体構造によるオフセット衝突時の解析結果(図8−1−1,図8−2−1,図8−3−1,図8−4−1)については、車端部のデッキ(出入口部)の有無で車両構体の構造が異なるので、表3−1,表3−2,表3−3,表3−4に示す4通りの組み合わせでオフセット衝突時のFEM解析を実施したところ、解析モデル11・21・31・41のうち、解析モデル31以外では、評価は×、つまり脱線車両に走行車両側の構体が噛み合い、相互に相手方車両の内面側に食い込んだ状態になった。すなわち、解析モデル31の評価は△で、この解析モデル31以外の解析モデルでは、オフセット衝突時に相手方車両の一側方隅角部が相互にめり込んだ状態(評価が×)になった(図8−1−1,図8−2−1,図8−3−1,図8−4−1参照)。
ところで、オフセット衝突時の衝撃緩和構造に関する先行技術について、台枠、側構体、妻構体および屋根構体を接合して構成される車両用構体において、前記台枠の側梁の妻側端部を端梁と前記側梁の双方に対して鈍角になるように傾斜させて形成し、前記側構体の少なくとも腰部の妻側端部を前記妻構体と側構体の双方に対して鈍角になるように傾斜させて形成するとともに、前記側構体の妻側端部を覆う隅柱を前記側梁の妻側端部を覆う長さに一体に形成して前記側梁及び前記側構体に接合し、該隅柱に前記妻構体を接合した車両用構体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用構体では、オフセット衝突した場合に、隅柱が妻構体と側構体の双方に対して鈍角に傾斜しているため、対向車両を受け流して衝撃力の一部を緩和することができる。また、隅柱が台枠下面に至る長さに形成されているため、台枠と隅柱との接合部から破断することを防止できる。さらに、側構体の腰部側板を二重構造材で構成することにより、仮に腰部側板の外板が破断されたとしても内板が破断されなければ、台枠と側構体の分離を防ぐことができる。
その他の先行技術として、鉄道車両下部の台枠前端部分で衝撃エネルギーを吸収する鉄道車両用衝撃吸収台枠構造が多数提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−106637号公報 特開平11−301476号公報
従来の鉄道車両構体構造では、オフセット衝突時に相手方車両の隅角部が客室内に侵入し、乗客に被害を及ぼした事故例がある。一方、特許文献1に記載の車両用構体によれば、オフセット衝突時の乗客や乗務員の安全性が向上すると考えられる。しかし、側構体の少なくとも腰部の妻側端部を妻構体と側構体の双方に対して鈍角になるように傾斜させて形成するなど、構造が複雑で製作が難しいという不都合がある。また、特許文献2に記載の車両用構体は、オフセット衝突の条件によって、妻面同士のラップ量が隅柱の面を斜めにするだけではカバーしきれないほど大きくなり、十分に効果が発揮されないおそれがある。しかも、車端部にデッキ(出入口部)を備える場合には、隅柱が出入口柱を兼ねるために適用できない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、ダブルスキン構造の側構体を備えた鉄道車両用構体の構造を生かして、強度部材の一部を削除するなど簡単な改良で、オフセット衝突時の衝撃を緩和し、かつ相手方車両への食い込みおよび相手方車両の食い込みを防止し、車両内の乗客や乗員の安全性を向上し得る鉄道車両用構体構造を提供することを課題としている。
また、オフセット衝突時に、前後の妻面側縁部に相手方車両を外側方へ誘導するためのガイド部材を付加するだけの簡単な改良で、相手方車両の外側方への誘導を確実に行え、相手方車両への食い込み防止を図れ、車両内の乗客や乗員の安全性を確保し得る鉄道車両用構体構造を提供することも課題としている。
上記の課題を解決するために本発明に係る鉄道車両用構体構造は、アウタースキンと、インナースキンと、前記アウタースキン及び前記インナースキンを連結するリブとを有するアルミニウム合金製のダブルスキン構造の車両構体を備えた鉄道車両用構体構造において、前記車両構体の側構体の車両長手方向端部近傍において、前記側構体のうち前記インナースキン及び前記リブを切り欠いて形成され、車両上下方向に連続して延びるフォールディングスリットを備え、前記側構体の車両長手方向端部に所定以上の荷重が加わると、前記フォールディングスリットを頂点として前記側構体の車両長手方向端部が車幅方向内方に向けて傾斜する、ことを特徴とする。
上記の構成を有する請求項1に記載の鉄道車両用構体構造によれば、例えば脱線して線路上から相対向する走行車両側へ車両妻面がオフセットして張り出した状態で停止した脱線車両に、相対向する方向から走行してきた本発明の構体構造を備えた走行車両が衝突した際に、このオフセット衝突時の衝撃が車両前端の妻面から前後方向(レール方向)の荷重として側構体側面(以下、側板ともいう)に入力される。この入力荷重は、側板のフォールディングスリット部の変形(折れ曲がりや湾曲および一部破壊など)によって吸収・緩和されると同時に、側板の前端部分がフォールディングスリットを頂点とした車両内側へ折れ曲がり、この内側へ折れ曲がって傾斜する、妻面と接する側板の前端部分が相手方車両を外方へ誘導し、相互に相手方車両の前端隅角部の車両内方への喰い込みが防止される。これにより、車両内部の乗客や乗員への被害が最小限に抑えられ、乗客や乗員の安全が確保される。
請求項2に記載のように、前記フォールディングスリットは、車両長手方向に沿って間隔をあけて相互に平行に二箇所ずつ設けることができる。
請求項2に記載の鉄道車両用構体構造によれば、オフセット衝突時に上記したように車両の前端寄りのフォールディングスリット部が変形するが、このときの変形による側構体側面(側板)の歪みが隣接する第二のフォールディングスリット部で吸収される。また、衝突時の衝撃が前後二箇所のフォールディングスリットで吸収されるので、衝撃の吸収・緩和作用が向上する。
請求項3に記載のように、前記車両構体の妻面において、一端が前記妻面に接続され、平面視で前記妻面に対して傾斜するガイド板と、前記ガイド板と前記妻面とを接続する支持板とをさらに備え、前記妻面と前記ガイド板と前記支持板とによって形成される断面が、平面視で略直角三角形状である、ことが望ましい。
請求項3に記載の鉄道車両用構体構造によれば、前記妻面と前記ガイド板と前記支持板とによって形成される断面が、平面視で略直角三角形状で、オフセット衝突時に、相手方車両を外側方へ誘導するので、上記フォールディングスリットと相俟って相手方車両への食い込み防止とともに、相手方車両の外側方への誘導を確実に行える。なお、妻面の両側縁部の上下方向にガイド板及び支持板だけを設けた構体構造では、デッキ無し車両の場合には相手方車両が大きく破壊される(表3−2解析モデル22GP参照)おそれがあるが、側構体のフォールディングスリットと組み合わせて設けることにより、フォールディングスリットの上記作用により相手方車両への加害性が低減される。
請求項4に記載のように、前記フォールディングスリットに設けられ、平面視で断面ハット形状の塞ぎ板をさらに備える、ことができる。
請求項4に記載の鉄道車両用構体構造によれば、上記フォールディングスリットを戸袋部に配置する場合には塞ぎ板により水密作用が図られるとともに、戸袋部以外に配置される場合に戸袋内の配置を含め、塞ぎ板によって周辺の剛性を任意に調整することができる。
請求項5に記載のように、前記フォールディングスリットの車両長手方向の幅を、100〜400mmにすることができる。
請求項5に記載の鉄道車両用構体構造によれば、フォールディングスリットの幅を、例えば100mm、200mmあるいは300mm,400mmと設定し、その位置を車両の側板の前後方向に沿って適切な位置を設定することにより、表1に示すように1箇所に設けるだけでもオフセット衝突に有効になる。
請求項6に記載の鉄道車両用構体構造は、前記側構体は、その車両長手方向端部と前記フォールディングスリットとの間に出入口開口部をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明に係る鉄道車両用構体構造は上記の構成を有するので、つぎのような優れた効果がある。
アルミニウム合金製のダブルスキン構造の車両構体を備えた鉄道車両用構体構造において上下方向に一定幅でインナースキンおよびレール方向のリブを削除するという、比較的簡単な改造で形成される上下方向の連続するフォールディングスリットにより、オフセット衝突時の衝撃を吸収・緩和し、同時にダブルスキン側板(側外板)がフォールディングスリットを頂点として車両内側へ傾斜するように折れ曲がり変形し、この内側へ折れ曲がった傾斜側板の前端部分が衝突する両方の車両を相互に外方へ誘導し、車両内方への相手方車両の喰い込みを防止し、これにより、車両内の乗客や乗員への被害が最小限に抑えられ、安全性の向上が図られる。
以下、本発明に係る鉄道車両用構体構造について実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の鉄道車両用構体1の基本構造1Aは全体的にアルミニウム合金製のダブルスキン構造からなり、側構体2・2、台枠3、屋根構体4がそれぞれアウタースキン2b〜4bとインナースキン2c〜4cを長手方向(レール方向)に連続する複数本の断面略V字状リブ2d〜4dで一体に連結した構造の一定幅(短寸)の押出形材2a〜4aを、複数枚ほど幅方向に一連に突き合わせた状態で突き合わせ部をFSW接合あるいはミグ溶接接合してそれぞれ所定幅に形成される。この状態で、台枠3上の両側縁部に沿って左右の側構体2の下端がそれぞれ一体に接合され、左右の各側構体2の上端間に屋根構体4が跨がるように一体に接合される。そして、左右の各側構体2、台枠3および屋根構体4の前面と後面に、例えば図6−2に示すように骨組みの直交するフレーム材に板材を貼り付けた構造の妻面5がそれぞれ一体に接合され、妻面5と屋根構体4の両側接合箇所の隅角部内側に沿って隅柱が上下方向に接合されている。なお、図1中の符号2eは窓用開口、3eは台枠3のスカートで、台枠3の両側部からそれぞれ下向きに延設されている。
図2は客室8に隣接する前後両端部分にそれぞれデッキ7を設けた構造の鉄道車両用構体1で、上記のような基本構造1Aにおいて、前後のデッキ7には両側の各側構体2に出入口7aが開口されている。また、出入口7aの内側周縁部には補強用フレーム7bが一体に取り付けられ、図示を省略した扉が開放時に客室8側の戸袋7c内に収納される。そして、本実施形態の鉄道車両用構体1では、図2・図3に示すように戸袋7c内において左右の側構体2の、ダブルスキン構造からなる側板2aの側内板(インナースキン)2cとリブ2dとを所定幅(100mm・200mm・300mm)で上下方向に連続して切り欠いて、フォールディングスリット9を設けている。本実施形態では、例えば幅100mmの2本のフォールディングスリット9を戸袋7c内の前端寄りと客室寄りに一定の間隔(例えば100mm)をあけて平行に設けている。
また、図3(b)に示すように、戸袋7c部内で側板2aのインナースキン(側内板)2cを切り欠いているので、室内への浸水を防止するために、フォールディングスリット9の凹所9aをなす内側形状に対応する凹状部(断面コの字枠)12aを備えた断面ハット状の塞ぎ板12を用いてスリット9の内側を覆うことにより水密化を図っている。本実施形態では、塞ぎ板12は厚さを例えば2mm程度と非常に薄くし、強度部材としては機能しないようにしている。これは、フォールディングスリット9を設けたことによる衝撃緩和作用が、塞ぎ板12によって妨げられないようにするためである。ただし、この塞ぎ板12は、図4のようにフォールディングスリット9を設ける位置が戸袋7c部以外の場合でも、側構体2(戸袋7c内も含む)の剛性を調整するために設けることがあり、この場合には塞ぎ板12の厚さを適宜変更(厚く)し得ることは言うまでもない。
図4はデッキ7の設けられていない(図2)鉄道車両用構体1’で、本実施形態では両側の各側構体2の前端から例えば350mmの間隔をあけて、例えば幅100mmの2本のフォールディングスリット9を一定の間隔(例えば100mm)をあけて平行に設けている。
さらに、図5(a)に示すように妻面5の外面の両側縁部には、幅が225mmのガイド板10aを外端から内端にかけて内端側が対向方向(前方)へ張り出すように傾斜(角度α:15〜30°)させた、横断面が直角三角形状のガイドポンツーン10を、図5(b)に示すように上下方向のほぼ全長(全高)にわたり突設している。このガイドポンツーン10のガイド板10aと妻面5との間には、厚さ8mm前後の3枚の支持板11を幅方向に75mmピッチで妻面5に対し直角にかつ上下方向にわたって介設しており、本例ではガイドポンツーン10のガイド板10a内端側の、妻面5に対する突出寸法を60mmにしている。なお、支持板11のピッチや枚数およびガイド板10aの内端側の妻面5に対する突出寸法は一例であって、適宜変更できることは言うまでもなく、例えば30〜100mmの範囲で、車両間の偏奇を考慮して決定することができる。また、ガイド板10aの幅も225mmに限るものではなく、例えば200〜250mmの範囲で、車両間の偏奇を考慮して決定できる。ただし、225mm幅のガイド板10aを取り付けた場合、車両間の偏奇を考慮すると、ガイド板10a内端側の、妻面5に対する突出寸法を最大で60mmにする必要がある。つまり、車両間の妻面5の両側縁部において相対向位置にガイドポンツーン10をそれぞれ突設する場合には、とくに単純曲線やS字曲線を通ってもガイドポンツーン10同士が接触しないように、各寸法を調整する必要があり、突出寸法が60mmを超えると、車両間の妻面5に相対向して取り付けられるポンツーン10が相互に干渉するおそれがあるからである。
さらに、妻面5に対する支持板11の取り付けは、両側隅肉の断続溶接で行うのが好ましい。連続の開先溶接や全面溶接では、妻面5の歪みが大きくなるからである。
図6−1(a)は解析モデル42で、戸袋7c内の車端寄りに幅100mmのフォールディングスリット9−(1)とこのスリット9−(1)から客室8側へ100mmの間隔をあけて幅100mmの第2フォールディングスリット9−(2)を平行に設けている。
図6−1(b)は解析モデル42SFS1で、戸袋7c内の車端寄りに幅100mmのフォールディングスリット9を設けている。
図6−1(c)は解析モデル42SFS2で、戸袋7c内の客室8寄りに幅100mmのフォールディングスリット9を設けている。
図6−1(d)は解析モデル42SFS3で、戸袋7c内の車端寄りに幅200mmのフォールディングスリット9を設けている。
図6−1(e)は解析モデル42SFS4で、戸袋7c内の客室8寄りに幅200mmのフォールディングスリット9を設けている。
図6−1(f)は解析モデル42SFS5で、戸袋7c内の車端寄りに幅300mmのフォールディングスリット9を設けている。
衝突条件は上記したとおり図9に示しているが、脱線車両は、枕はりの位置で、レールの高さおよび空気ばね、軸ばねのたわみの量だけ下方に変位するとした。また、脱線車両の軌道からのはみ出し量は、連結器の最大振れ角(26.2°:胴受けに接触する角度)によって決定した。脱線車両と衝突車両(走行時の時速60km/h)の構体同士の重なりは220mmとなる(軌道中心間距離は3600mm)。解析モデルを作成してFEM解析してオフセット衝突時の車両の破壊状態を検証した。
脱線車両は上記したアルミニウム合金製のダブルスキン構造で、オフセット衝突時の対策を施していない、デッキ無しの従来構造とした。走行車両には上記図6−1(a)〜(f)に示した解析モデルを適用したが、これらの解析モデルには、図5に示すガイドポンツーン10も設けている。走行車両ともに、解析モデルの規模を小さくするため、半車長モデルとし、残り部分は剛体ハリでモデル化した。また、列車編成を構成する残りの車両を質点でモデル化し、さらに連結器の緩衝装置を模擬したバネ要素でモデル化することにより、後続車両の影響を考慮したモデル化となった。
ところで、本実施形態の鉄道車両用構体構造1の上記解析モデル(図6−1)とそれらの解析結果(図6−2〜7)については、下記の表1に示すとおりである。
表1における評価の判断基準は、◎:相手方車両の侵入(食い込み)が無く、相手方車両の破損が少ない、○:相手方車両の侵入無し、△:相手方車両の侵入は無いが、いずれかの車両の側板が大きく外方にめくれる、×:相手方車両の側板または相手方車両が侵入する、である。すなわち、フォールディングスリット9を幅100mmで2本設けた解析モデル42のほか、解析モデル42SFS2・42SFS3・42SFS5のようにフォールディングスリット9は1本でも設ける位置とスリット幅を適切に選ぶことで、オフセット衝突に有効であることが確認された。また、その解析結果から、解析モデル42SFS3が最も有効であることが確認された(図6−2〜7参照)。
つぎに、図7はデッキ7(図2)無しの鉄道車両において本発明の構体構造を適用した実施形態の鉄道車両用構体1’の解析モデルを示すもので、下記の表2はそれらの解析結果を示すものである。
解析モデルで符号「H」付きは、フォールディングスリット9に断面ハット状の塞ぎ板12を取り付けたモデルをいう。ただし、解析モデル22Hでは2本のフォールディングスリット9のうち、客室8側のスリット(100mm幅)にだけ塞ぎ板12を取り付けている。
図7−1(a)は解析モデル22Hと22で、車端から350〜750mmの範囲に幅200mmのフォールディングスリット9−(1)とこのスリット9−(1)から客室8側へ100mmの間隔をあけて幅100mmの第2フォールディングスリット9−(2)を平行に設けている。
図7−1(b)は解析モデル22SFS1と22SFS1Hで、車端から350〜550mmの範囲に幅200mmのフォールディングスリット9を設けている。
図7−1(c)は解析モデル22SFS2と22SFS2Hで、車端から550〜750mmの範囲に幅300mmのフォールディングスリット9を設けている。
図7−1(d)は解析モデル22SFS3と22SFS3Hで、車端から350〜650mmの範囲に幅300mmのフォールディングスリット9を設けている。
図7−1(e)は解析モデル22SFS4と22SFS4Hで、車端から450〜750mmの範囲に幅300mmのフォールディングスリット9を設けている。
図7−1(f)は解析モデル22SFS5と22SFS5Hで、車端から350〜750mmの範囲に幅400mmのフォールディングスリット9を設けている。
本実施形態の鉄道車両用構体構造1’の上記解析モデル(図7−1)とそれらの解析結果(図7−2〜7)については、表2に示すとおりであるが、FEM解析のオフセット衝突条件は表1と同一であり、表2における評価の判断基準は表1の評価の判断基準と共通する。
解析結果は、解析モデル22H・22SFS4・22SFS4Hがオフセット衝突に有効であることが確認され、それらはほぼ同等であったが、脱線車両の破損の少ない22Hが最も優れていた。さらに、その解析結果では、ハット状の塞ぎ板12の有無で大きな際は現れていないので,ハット上の上塞ぎ板12を取り付けることによる効果は小さいと考えられる。
つぎに、下記の表3−1〜表3−4は上記したガイドポンツーン10のみによるオフセット衝突時の有効性を示すもので、ガイドポンツーン10については図5に示すとおりである。すなわち、それらの解析結果については表3−1〜表3−4に示すとおりで、解析のオフセット衝突条件は表1・表2と同一であり、また表3における評価の判断基準は表1・表2の評価の判断基準と共通する。
解析結果(図8−1−1〜4・図8−2−1〜4・図8−3−1〜4・図8−4−1〜4)については、解析モデル11の従来構造(ガイドポンツーン10無し)では、表3−1(デッキ有り車両同士の衝突)に示すように、デッキ有り車両同士の衝突でも評価は×(相手方車両が脱線車両の客室部に侵入する)であるが、デッキ有り車両同士の衝突では,解析モデル12GP・13GP・14GPの構体構造1”(図5参照)のように走行車両または脱線車両のいずれかにガイドポンツーン10を設けるだけで、有効(評価が○)であった。また、表3−3(脱線車両がデッキ有りで走行車両がデッキ無し)に示すように、解析モデル34GPの構体構造のとおり、衝突対策構造の車両同士の場合には走行車両がデッキ無しでも(脱線車両がデッキ有り)、有効(評価が○)であった。そのほか、表3−2はデッキ無し車両同士の衝突、表3−4は脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの場合の衝突である。なお、解析モデルの符号「GP」はガイドポンツーン10を取り付けた衝突対策構造の車両を現している。
本発明に係る鉄道車両用構体構造の基本構造1Aの一部を示す斜視図で、妻面5を接合する前の状態を表している。 本発明に係る鉄道車両用構体構造の実施の形態を示す、フォールディングスリットを戸袋部に設けた図面で、(a)は屋根構体を省略した斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は図2に示す鉄道車両用構体構造の主要部を内側から見た正面図で、(b)は図3(a)のB−B拡大断面図である。 本発明に係る鉄道車両用構体構造の他の実施の形態を示す、フォールディングスリットをデッキ無し車両に設けた図面で、(a)は屋根構体を省略した斜視図、(b)は(a)の鉄道車両用構体構造の主要部を内側から見た正面図である。 (a)は本発明に係るガイドポンツーンを備えた鉄道車両構体構造の実施の形態を示す正面図、(b)は(a)のA−A拡大断面図である。 図6−1(a)〜(f)は本発明に係るデッキ有り車両の戸袋内にフォールディングスリットを設けた鉄道車両構体構造の実施の形態を示す説明図である。 図6−1(a)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図6−1(b)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図6−1(c)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図6−1(d)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図6−1(e)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図6−1(f)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(a)〜(f)は本発明に係るデッキ無し車両の戸袋内にフォールディングスリットを設けた鉄道車両構体構造の実施の形態を示す説明図である。 図7−1(a)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(a)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(b)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(c)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(d)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(e)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(f)(のハット補強無し)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(b)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(c)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(d)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(e)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 図7−1(f)(のハット補強有り)に対応する解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図である。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ有り車両同士の衝突でガイドポンツーン無しの場合を示している。なお、図8−1〜4の1はガイドポンツーン無し、図8−1〜4の2〜4はガイドポンツーン有りを示している。また、図8−1はデッキ有り車両同士の衝突を、図8−2はデッキ無し車両同士の衝突を、図8−3は脱線車両がデッキありで走行車両がデッキ無しの衝突を、図8−4は脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの衝突をそれぞれ表している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ有り車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ有り車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ有り車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ無し車両同士の衝突でガイドポンツーン無しの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ無し車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ無し車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、デッキ無し車両同士の衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキありで走行車両がデッキ無しの衝突でガイドポンツーン無しの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキありで走行車両がデッキ無しの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキありで走行車両がデッキ無しの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキありで走行車両がデッキ無しの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの衝突でガイドポンツーン無しの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 ガイドポンツーンの有効性を示すための解析結果を表す、脱線車両と走行車両の各斜視図で、脱線車両がデッキ無しで走行車両がデッキ有りの衝突でガイドポンツーン有りの場合を示している。 オフセット衝突時の衝突条件を示す説明図で、上段は平面図、下段は側面図である。 オフセット衝突時のFEM解析に使用する解析モデルの説明図および各車両の車体質量を示す表である。
符号の説明
1・1’・1”鉄道車両用構体
1A 基本構造
2 側構体
2a〜4a 押出形材
2b〜4b アウタースキン
2c〜4c インナースキン
2d〜4d リブ
3 台枠
4 屋根構体
5 妻面

Claims (6)

  1. アウタースキンと、インナースキンと、前記アウタースキン及び前記インナースキンを連結するリブとを有するアルミニウム合金製のダブルスキン構造の車両構体を備えた鉄道車両用構体構造において、
    前記車両構体の側構体の車両長手方向端部近傍において、前記側構体のうち前記インナースキン及び前記リブを切り欠いて形成され、車両上下方向に連続して延びるフォールディングスリットを備え、
    前記側構体の車両長手方向端部に所定以上の荷重が加わると、前記フォールディングスリットを頂点として前記側構体の車両長手方向端部が車幅方向内方に向けて傾斜する、鉄道車両用構体構造。
  2. 前記フォールディングスリットは、車両長手方向に沿って間隔をあけて相互に平行に二箇所ずつ設けた、請求項1に記載の鉄道車両用構体構造。
  3. 前記車両構体の妻面において、一端が前記妻面に接続され、平面視で前記妻面に対して傾斜するガイド板と、
    前記ガイド板と前記妻面とを接続する支持板とをさらに備え、
    前記妻面と前記ガイド板と前記支持板とによって形成される断面が、平面視で略直角三角形状である、請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用構体構造。
  4. 前記フォールディングスリットに設けられ、平面視で断面ハット状の塞ぎ板をさらに備える、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の鉄道車両用構体構造。
  5. 前記フォールディングスリットの車両長手方向の幅を、100〜400mmにした、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の鉄道車両用構体構造。
  6. 前記側構体は、その車両長手方向端部と前記フォールディングスリットとの間に出入口開口部をさらに備える、請求項1〜請求項5のいずれか記載の鉄道車両用構体構造。
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