JP5224813B2 - 通信システム及び通信端末 - Google Patents

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    • H04M1/27453Directories allowing storage of additional subscriber data, e.g. metadata

Description

本発明は、アドレス帳を利用して所定の制限を掛ける通信端末、及び、このような通信端末を複数備えた通信システムに関する。
携帯電話に代表される通信端末は、ハードウェアの向上に伴って種々のアプリケーションを実装できるようになり、多機能化している。通信端末に実装され得る機能には、例えばネットワーク上の情報閲覧機能や、近距離通信機能(赤外線通信やBluetooth(登録商標)機能等)等が挙げられる。
ネットワーク上の情報閲覧機能は、通信端末に実装された情報閲覧ソフトウェア(以下、ブラウザと記す)により実現される。ユーザはブラウザを用いて、ネットワーク上の種々のサイトを閲覧することができる。
近年、サイトの一形態として、ソーシャルネットワーキングサイト(以下、SNS(Social Networking Site)と略記)と呼ばれるコミュニティ型のWebサイトが知られ、普及している。SNSは、例えば参加者が互いに友達を紹介しあい、新たな友達関係を広げることを目的に開設されている。SNSには「自由参加型」や「招待型」等がある。「自由参加型」のSNSには何の公開制限もなく、誰でも自由にそのコミュニティに参加することができる。例えば、デュオゲート株式会社のインターネットWebサイト(http://blog.duogate.jp/service/)[平成17年8月検索]には、携帯電話を用いて参加することができる「自由参加型」のSNSが示されている。これに対して「招待型」のSNSでは、未参加者は、例えば既存参加者からの招待がないとそのコミュニティに参加することができない。例えば、サーチテリア株式会社のインターネットWebサイト(http://www.searchteria.co.jp/sns/top/index.html)[平成17年8月検索]には、携帯電話を用いて参加することができる「招待型」のSNSが示されている。
また、近距離通信機能は、例えば通信端末に搭載された赤外線通信モジュールにより実現される。特開2004−289584号公報(日本国)には、赤外線通信モジュールを搭載し、それにより他の携帯電話と赤外線通信することができる携帯電話が示されている。
上記サーチテリア株式会社のSNSにおいて既存参加者が例えば自己のコンテンツを友達に公開するために必要とされる処理を以下に示す。
(1)既存参加者が友達に招待メールを送る
(2)招待メールを受け取った友達がSNSに登録する
(3)上記友達に対してSNS用のID及びパスワードを付与する
(4)SNSのサーバにおいて既存参加者専用の友達リスト(例えばコンテンツの公開を許可した友達の一覧)が更新される
(5)SNSのサーバにおいて上記友達専用の友達リストが新規作成される
(6)上記友達リストを参照して実行される、上記既存参加者、上記友達間のコンテンツアクセス権等が付与される
上記サーチテリア株式会社のSNSでは上記(4)及び(5)に示されるように、サーバは、ユーザ間におけるコンテンツの公開制限を実現するための種々のデータを作成しなければならない。このようなデータ作成処理は、サーバに対して極めて負担となり得た。このため、サーバの公開制限に関する処理を軽減させることが要求されている。
また、例えば上記特開2004−289584号公報に示された携帯電話は、機器同士を接触させることにより所定の通信プロトコルを確立させて赤外線通信するように構成されている。しかしながら通信相手の信頼性に拘わらず赤外線通信が実行されてしまうこともあり得るため、セキュリティ面に不安があった。このため、赤外線通信を許可する相手を適切に制限することができるユーザ制限方法が要求されている。
すなわち通信端末の多機能化に伴って、それら種々の機能に関する処理の効率化やセキュリティ面等を向上させる要求がある。これらの要求を満たすための方法として、例えば種々の機能に対してユーザ制限(例えばコンテンツの公開制限や赤外線通信許可の制限等)を容易且つ適切に設定することが考えられる。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みて、通信端末においてコンテンツ公開や赤外線通信等を始めとする種々の機能に対するユーザ制限を容易且つ適切に設定することができる通信端末、及び、通信システムを提供することを課題としている。
上記の課題を解決する本発明の一態様によれば、アドレス帳を備えた通信端末とアドレス帳データのコピーを保持するサーバとが互いにネットワークに接続され、通信端末は、アドレス帳データを格納するデータ格納部と、アドレス帳データを更新するデータ更新部と、アドレス帳データに格納された通信宛先情報を用いて他の通信端末と通信を行う通信部とを備え、サーバは、アドレス帳データのコピーを格納するコピー格納部と、通信端末の利用者と関連付けられたコンテンツを格納するコンテンツ保持部と、上記の通信端末以外の外部機器からの上記コンテンツの取得に対する許可要求に応じて上記の外部機器からその利用者を特定する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部と、利用者識別情報取得部により取得した利用者識別情報とアドレス帳データのコピーに含まれる通信宛先情報及び/又はそれと関連付けられた情報に基づいてコンテンツの取得を許可するかどうか判定する判定部とを備えている、通信システムが提供される。
このように構成された通信システムによれば、利用者の通信端末に記録されたアドレス帳データに基づいてコンテンツの公開対象を制限できるため、通信端末の利用者は特に設定をすることなしに、適切な公開範囲でコンテンツを公開することができる。また、通信端末の利用者を特定できる利用者識別情報を用いるため、高いセキュリティが実現される。さらに、コンテンツ取得の許可に使用するアドレス帳のコピーとコンテンツとをサーバが保持するため、コンテンツの取得の許可と配信を行う際にコンテンツを公開する利用者の通信端末との通信が不要であり、必要な処理を短時間で行うことができる。
また、本発明の別の態様によれば、通信端末とサーバとが互いにネットワークに接続されており、通信端末は、アドレス帳データを格納するデータ格納部と、アドレス帳データを更新するデータ更新部と、サーバと通信すると共にアドレス帳データに格納された通信宛先情報を用いて他の通信端末と通信を行う通信部とを備え、サーバは、通信端末の利用者と関連付けられたコンテンツを格納するコンテンツ保持部と、上記の通信端末以外の外部機器からのコンテンツの取得に対する許可要求に応じて上記の外部機器からその利用者を特定する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部と、取得した利用者識別情報を通信端末へ送信して通信端末に利用者識別情報に対応する通信宛先情報がアドレス帳データに含まれているか否かを問い合わせ、その問い合わせ結果に応じてコンテンツの取得を許可するかどうか判定する判定部とを備えている、通信システムが提供される。
このように構成された通信システムによれば、サーバがアドレス帳データを保持しないため、サーバのストレージの容量を小さくすることができる。
また、本発明の一態様によれば、アドレス帳を有し、外部機器からの所定の処理に対する許可要求に応じてアドレス帳を検索するアドレス帳検索部と、アドレス帳検索部の検索結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備えた、通信端末が提供される。
このように構成された通信端末によれば、利用者の通信端末に記録されたアドレス帳データに基づいて外部機器からの処理の要求を制限するため、通信端末の利用者は容易かつ適切に処理を許可するユーザを制限することができる。また、外部サーバはこの処理に関与する必要がないため、外部サーバの負荷を増やすことなくサービスを提供することができる。
また、本発明の別の態様によれば、アドレス帳を備え、外部機器から所定の処理を許可するよう要求があった際に、当該外部機器の情報がアドレス帳に含まれているか否かを判定するアドレス帳判定部と、アドレス帳判定部の判定結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備えた、通信端末が提供される。
このように構成された通信端末によれば、アドレス帳データに所定の処理を要求する外部機器の情報が含まれているか否かの判定によって処理を制限するため、軽い負荷の処理で適切なユーザ制限を実現することができる。
また、本発明の別の態様によれば、アドレス帳を備え、外部機器から所定の処理を許可するよう要求があった際に、アドレス帳を用いて当該外部機器と自己との関係を判断する関係判断部と、関係判断部の判断結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備えた、通信端末が提供される。
このように構成された通信端末によれば、アドレス帳に基づいて自動的に外部機器からの処理要求の許可を判断するため、通信端末の利用者は容易かつ適切に処理を許可するユーザを制限することができる。
また、本発明の別の態様によれば、各々がアドレス帳を備えた、互いにネットワーク上で接続された複数の通信端末から成る通信システムが提供される。このシステムにおいて各通信端末は、他の通信端末から所定の処理を許可するよう要求があった際に、他の通信端末の情報がアドレス帳に含まれているか否かを判定するアドレス帳判定部と、アドレス帳に前記他の通信端末の情報が含まれていないと判定されたとき、他の通信端末に自己との関係情報を要求する関係情報要求部と、該関係情報を要求されたとき、当該関係情報を発行可能な通信端末に発行要求を行う発行要求部と、該関係情報の発行要求に応答して、他の通信端末に該関係情報を発行する関係情報発行部と、発行された関係情報を該関係情報要求元の通信端末に送信する関係情報送信部と、要求先から送信された関係情報に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備える。
このように構成された通信システムによれば、アドレス帳に情報が含まれていない他の通信端末に対しても、関係情報によって他の通信端末と自己との間に一定の関係が確認できれば、処理が許可される。したがって、一定のセキュリティを確保しながら、より多くのユーザとの通信が実現される。
本発明の通信端末、及び、通信システムを採用すると、通信端末においてコンテンツ公開や赤外線通信等を始めとする種々の機能に対するユーザ制限を容易且つ適切に設定することが可能となる。
本発明の実施の形態の携帯端末の外観を示した図である。 本発明の実施の形態の携帯端末の構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。 本発明の実施の形態のSNSを利用するユーザとサーバとの間で実行される処理を示した図である。 本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるブログ作成の流れを示した図である。 本発明の実施の形態における公開レベルを設定するための画面を示す。 本発明の実施の形態の携帯端末においてアドレス帳フォルダに登録された友達の情報の一例を示した図である。 本発明の実施の形態においてユーザが開設しているコンテンツを示した図である。 本発明の実施の形態においてサーバとなる携帯端末とクライアントとなる携帯端末との間の処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態においてサーバとなる携帯端末で実行される処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において各携帯端末間で実行される処理を示した図である。 図11のS106の代替処理を示した図である。 本発明の実施の形態におけるトラックバックに対する処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるバザールを説明するための図である。 本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。 本発明の実施の形態のサーバで実行される処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。 本発明の実施の形態において、サーバと携帯端末との間で実行される処理を示したシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施の形態の携帯端末10の外観を示した図である。また、図2は、本発明の実施の形態の携帯端末10の構成を示したブロック図である。本実施形態において携帯端末10は携帯電話であるものとするが、PHS(Personal Handy phone System)等の他の小型移動端末に置き換えることもできる。
図1及び図2に示されるように、携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit)100、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、入力部106、表示部108、電源110、アンテナ112、通信部114、ストレージ部116、カメラモジュール118、赤外線通信モジュール120、及び、Webサーバ122を有している。これらの各構成要素は電源110によって供給される駆動電圧により動作する。
CPU100は携帯端末10全体を統括的に制御する。ROM102には、各種プログラムやデータが格納されている。ROM102に格納されているプログラムには、例えばブログ(Blog)データ作成プログラム、ブラウザ、RSS(Rich Site Summary)リーダ、メーラ、及び、PIM(Personal Information Manager)等が含まれる。ブログデータ作成プログラムは、ユーザが携帯端末10を用いてブログを作成するためのプログラムである。RSSリーダは、指定されたWebサイトを巡回してRSS形式の更新情報を取得し、それを表示する周知のプログラムである。メーラは、電子メールやMMS(Multimedia Messaging Service)メッセージ等を送受信するための周知のメールクライアント、メッセージングクライアント等の機能を有したプログラムである。PIMは、例えば電話番号、電子メールアドレス、住所、スケジュール等の様々な個人情報を管理するための周知のプログラムである。
RAM104は、例えばROM102に格納されている各種プログラムの展開先である。CPU100は、ROM102に格納されているプログラム(例えばブラウザ)を読み出して、RAM104の所定領域に展開して実行する。これにより、例えばユーザはブラウザによってWebサイト等を閲覧することができる。
入力部106には、文字や数字、記号等を入力するための入力キーが含まれている。入力キーには、例えば方向指示キー及び決定キーが含まれる。方向指示キーは、例えば「上」、「下」、「左」、「右」の何れかに対応し、これらを操作することにより、表示部108内の注視箇所(例えばカーソルやキャレット)を移動させたり、画面をスクロールさせたりすることができる。決定キーは、例えば方向指示キーによって選択されたオブジェクト(例えば画像や文字列で表示されたハイパーリンク等)を実行するためのデバイスである。以下、これらのキーを用いたユーザの入力操作をユーザ・オペレーションと記す。
通信部114は、例えばユーザによる入力部106の所定の操作に応じて、アンテナ112を介して所定の周波数帯域の電波信号を送受信する。
ストレージ部116は例えばHDD(Hard Disk Drive)である。ストレージ部116には種々のデータが保存され得る。ここに保存され得るデータは例えばPIMで管理されるデータであり、メールデータ、アドレス帳フォルダ内のアドレス帳データ、スケジュールデータ、ブログを構成するテキストデータや画像データ等が含まれる。
カメラモジュール118は、小型機器用にモジュール化された周知のデジタルスチルカメラである。ストレージ部116に保存されているブログの画像データは、主に、カメラモジュール118で撮影された画像のデータである。
赤外線通信モジュール120は周知の構成及び機能を有したものである。これにより携帯端末10は他の携帯端末と近距離通信を行って、種々のデータを取得したり共有したりすることができる。
Webサーバ122は、携帯端末10で作成されたブログをWeb上で公開するためのプログラム及びデータを有している。Webサーバ122に格納されているデータには、Web上で公開されるブログのテキストデータや画像データ(以下、公開用ブログデータと記す)、ブログ等のコンテンツに対する他者のアクセス権に関する情報等が含まれる。また、Webサーバ122に格納されているプログラムには、例えばブログデータ公開プログラム、アクセス権チェックプログラム、閲覧許可情報プログラム、ブログデータ提供プログラム、CGI(Common Gateway Interface)プログラム等が含まれる。ブログデータ公開プログラムは、ブログをWeb上に公開するために種々の処理を行うプログラムである。アクセス権チェックプログラムは、例えば携帯端末10のユーザが作成したコンテンツを閲覧リクエスト者に公開して良いか否かを判定するプログラムである。閲覧許可情報プログラムは、例えばアクセス権チェックプログラムと同様に、コンテンツを閲覧リクエスト者に公開して良いか否かを判定するプログラムである。ブログデータ提供プログラムは、上記公開用ブログデータをWebで公開可能な形式に作り替えるプログラムである。CGIプログラムは、外部からの要求に呼応して、動的な情報を当該外部に提供するプログラムである。これらのプログラムはCPU100により実行される。代替的には、これらのプログラムを単一のプログラムで構成しても良く、或いは、更に細分化されたプログラムで構成しても良い。
図3は、本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。図中の「S」は本実施形態のSNSを提供し、それを管理している業者が運営しているサーバである。「bs」は携帯端末10のキャリアが設置した携帯電話網の中継基地局である。「A」及び「B」は本実施形態のSNSを利用し得るユーザが所有する携帯端末10(以下、「A」を携帯端末A、「B」を携帯端末Bと記す。また、携帯端末AのユーザをユーザA、携帯端末BのユーザをユーザBと記す)である。
図4は、本実施形態のSNSを利用するユーザとサーバSとの間で実行される処理を示した図である。本実施形態のSNSを利用するため、ユーザは、先ず、サーバSと通信して自己のクライアントIDを取得する必要がある。携帯端末Aを例に取り説明する。ユーザAは携帯端末Aに実装されたブラウザを起動させてSNS(すなわちサーバS)にアクセス(すなわちコンテンツデータを要求)する(ステップ1、以下の明細書及び図面においてステップを「S」と略記)。サーバSは上記要求に応答してコンテンツデータ(例えばトップページ)を送信する(S2)。
ブラウザは、受信したコンテンツデータを解釈する。次いで、その解釈結果に基づいたレイアウト処理を行って、トップページをレンダリングする(S3)。SNSのトップページには例えば「利用者登録」等と記されたリンクボタンがレイアウトされている。上記リンクボタンがユーザ・オペレーションにより選択されると、携帯端末AとサーバSとが通信してS1〜S3と同様の処理が実行される。この通信の結果、ブラウザ上に、ユーザAの種々の情報を入力するための入力フォームが表示される。次いで、ユーザ・オペレーションにより入力フォームの各項目に自己の情報が入力されて、例えば「送信」と記されたボタンが選択されると、それらの情報がサーバSに送信される(S4)。なお、入力フォームで入力され得るユーザ情報には、例えば「ユーザ名」、「電話番号」、「電子メールアドレス」等が含まれる。
サーバSはユーザデータベースを有している。ユーザデータベースは、SNSを利用するユーザの情報(上記入力フォームに対応した情報)を蓄積するデータベースである。サーバSは、S4の処理で送信されたユーザ情報をデータベースに蓄積する(S5)。ユーザデータベースはリレーショナルデータベースであり、入力フォームの各項目の情報は互いに関連付けられた状態で蓄積される。ユーザ情報蓄積後、サーバSはユニークなクライアントIDを作成する。次いで、作成されたクライアントIDを、S5の処理で蓄積されたユーザ情報に関連付けた状態でユーザデータベースに格納すると共に(S6)、携帯端末Aに発行する(S7)。
携帯端末Aは、発行されたクライアントIDを例えばストレージ部116に自己のユーザ情報として保存する(S8)。携帯端末AとサーバSとの間で上記の如き処理が実行されることにより、ユーザAは、携帯端末AのクライアントIDを取得してSNSを利用できるようになる。なお、自己のユーザ情報には、例えば「ユーザ名」、「電話番号」、「電子メールアドレス」、「URL(例えば当ユーザが開設しているブログのURL)」、「クライアントID」等が含まれる。「ユーザ名」、「電話番号」、及び、「電子メールアドレス」は、例えば携帯端末A購入時にキャリア側によりストレージ部116に予め保存される情報である。また、「URL」は例えばユーザAがSNSでブログを開設後、ユーザ・オペレーションにより保存され得る情報である。
次に、各条件(1')、(2')において携帯端末同士で実行されるクライアントID取得処理の各例を説明する。
(1')相手のユーザ情報を互いに全く有していない場合
(2')携帯端末Bが携帯端末Aのユーザ情報を有している場合
なお、相手のユーザ情報とは、ストレージ部116のアドレス帳フォルダに登録されているアドレス帳データを示す。アドレス帳データには、自己のユーザ情報と同様に、例えば友達の「名前」、「電話番号」、「電子メールアドレス」、「URL」、「クライアントID」等が含まれる。
<(1')相手のユーザ情報を互いに全く有していない場合>
携帯端末Aと携帯端末Bは、赤外線通信モジュール120で赤外線通信することにより相手のユーザ情報を取得することができる。この場合、携帯端末Aと携帯端末Bとが近距離に位置していることが必要不可欠である。携帯端末Bは、クライアントIDを含む携帯端末Aのユーザ情報を取得して、アドレス帳フォルダにアドレス帳データの一つとして登録する。また、携帯端末Aも、クライアントIDを含む携帯端末Bのユーザ情報を取得して、アドレス帳フォルダにアドレス帳データの一つとして登録する。
なお、携帯端末Aは、例えば相手(ここでは携帯端末B)のアドレス帳データをアドレス帳フォルダに登録していないとき、携帯端末Bが信頼性に欠けると判定して携帯端末Bとの赤外線通信を禁止することができる。これに対して、携帯端末Bのアドレス帳データをアドレス帳フォルダに登録しているとき、携帯端末Bが信頼性を有すると判定して携帯端末Bとの赤外線通信を許可することもできる。このような判定処理を実行して通信相手を制限することにより、全く知らない相手と赤外線通信が行われてしまうことが防止される。すなわちセキュリティが向上する。
アドレス帳に登録されている人物は一般に信頼性があると言えるため、アドレス帳を利用して赤外線通信の許可/不許可を判定すると、当該判定処理が容易且つ適切に実現され得る。なお、この機能はオン/オフさせることができる。オフにしたときには上記判定処理が行われず、常に赤外線通信可能な状態となる。
<(2')携帯端末Bが携帯端末Aのユーザ情報を有している>
例えば携帯端末Aと携帯端末Bとが近距離に位置している場合、これらの携帯端末は、(1')の例と同様に、赤外線通信モジュール120で赤外線通信することにより相手のユーザ情報を取得することができる。
また、例えば携帯端末Aと携帯端末Bとが遠距離に位置している場合、これらの携帯端末は、無線通信網やインターネット等のネットワーク網を介して通信する。例えば携帯端末Bが携帯端末AのクライアントIDを取得する処理について説明する。この場合、携帯端末Bは、アドレス帳フォルダに登録されている携帯端末Aのアドレス帳データ(例えばショートメールアドレスや電子メールアドレス)を用いて、携帯端末AにクライアントIDを要求する。その要求には携帯端末Bのユーザ情報(例えば「名前」、「電話番号」、「電子メールアドレス」の少なくとも一つ)が含まれる。
携帯端末Aは、上記要求に応答してアドレス帳フォルダを検索する。検索した結果、アドレス帳フォルダに携帯端末Bのアドレス帳データが登録されていると判定されるとき、クライアントIDを携帯端末Bに送信する。これにより、携帯端末Bは携帯端末AのクライアントIDを取得することができる。また、上記検索結果に基づいて、アドレス帳フォルダに携帯端末Bのアドレス帳データが登録されていないと判定されるとき、クライアントID送付を拒否する通知を携帯端末Bに送信する。すなわちこの場合、ユーザAがユーザBを知らない可能性がある。従ってセキュリティの観点から、携帯端末Bに対して携帯端末AのクライアントIDを送付しないよう処理が行われる。
なお、上述した携帯端末間のアドレス帳データのやり取りは、赤外線通信やキャリアの中継基地局を用いたものに限定されず、Bluetooth等の他の近距離通信、又は他のネットワークを用いて実現されるものであっても良い。
図5は、本発明の実施の形態のSNSを説明するための図である。「C」、「D」、及び、「E」は本実施形態のSNSを利用し得るユーザが所有する携帯端末10(以下、「C」を携帯端末C、「D」を携帯端末D、「E」を携帯端末Eと記す。また、携帯端末CのユーザをユーザC、携帯端末DのユーザをユーザD、携帯端末EのユーザをユーザEと記す)である。これらの携帯端末の各々は図4に示された処理を実行済みであり、サーバSからクライアントIDを発行されている。なお、ユーザC及びDはブログ等のコンテンツを開設している。携帯端末Cのアドレス帳フォルダには携帯端末Dのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Dのアドレス帳フォルダには携帯端末C及びEのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Eのアドレス帳フォルダには携帯端末Dのアドレス帳データが登録されている。
図6は、本発明の実施の形態におけるブログ作成の流れを示した図である。携帯端末Cを例に取り説明する。ユーザCが携帯端末Cのカメラモジュール118を用いて写真を撮影すると(図6(a)参照)、画像データが例えばRAM104に一時的に格納されて、表示部108に表示される(図6(b)参照)。このとき撮影画像の下側に「サブメニュー」、「保存」、「Eメール」と記されたボタンも表示される。ユーザ・オペレーションにより「サブメニュー」が選択されると、「フレーム」、「スタンプ」、「文字書込み」、「特殊効果」、「GPS情報付加」、「日付スタンプ」、「画像変換」、「ブログ」、「編集中止」、「撮り直し」と記されたサブメニューがポップアップで表示される。なお、本実施形態の携帯端末には周知のGPSレシーバ(図示せず)が搭載されている。「GPS情報付加」は、GPSレシーバにより取得した例えば携帯端末のGPS情報(すなわち携帯端末の現在位置情報)を種々のデータに付加するためのメニューである。
ユーザ・オペレーションにより「ブログ」が選択されると、CPU100は、ROM102に格納されているブログデータ作成プログラムをRAM104の所定領域に展開して実行する。ブログデータ作成プログラム起動後、テキスト入力を促すフレーム、「サブメニュー」、「保存」、「Eメール」と記されたボタンが作成されて、撮影画像の下側に表示される(図6(c)参照)。ユーザ・オペレーションにより当フレーム内にテキストが入力されて「保存」が選択されると、撮影画像及びテキストデータから成るコンテンツデータ(ブログデータ)がHTML形式でストレージ部116に保存される。なお、上記フレームは任意のユーザ・オペレーションにより作成されるようにしても良い。
ブログデータをHTML形式で保存後、当該ブログを公開するか否かをユーザCに選択させる画像が表示される。次いで、ユーザ・オペレーションにより「はい」が選択されると、「通常」、「Level1」、「Level2」、「Level3」、「カスタマイズ」と記されたボタンがポップアップで表示される(図6(d)参照)。これらのボタンはブログ等のコンテンツの公開レベルを設定するためのものである。「通常」とはデフォルト設定の公開レベルを示す。「Level1」、「Level2」、「Level3」はそれぞれ段階的な設定値を有する公開レベルを示す。「Level1」が最も制限の低い公開レベルであり、「Level3」が最も制限の高い公開レベルである。「カスタマイズ」を選択すると、ユーザCは各公開レベルを任意に設定することができる。
図7(a)は、本発明の実施の形態における「Level2」の公開レベルを設定するための画面を示す。また、図7(b)は、本発明の実施の形態における「Level3」の公開レベルを設定するための画面を示す。「Level1」、「Level2」、「Level3」は初期的にそれぞれ段階的な設定値を有しているが、ユーザCはこれらの設定値を任意に変更することができる。ここで設定可能な項目は、「日記/ブログへの公開範囲」、「日記/ブログへのコメントの通知」、「日記/ブログへのトラックバックの許可範囲」、「電話の許可範囲」、及び、「メールの許可範囲」である。代替的には、「日記/ブログへのトラックバックの許可範囲」の”トラックバック”を、”リンク付きコメント”や”リンク”等にすることもできる。
「日記/ブログの公開範囲」は、「本人」、「友達」、「友達の友達」、「友達の友達の友達」、「制限なし」の計五段階で設定可能である。「本人」に設定されると、自己の日記/ブログが自分だけ閲覧可能となる(換言すると何れの他者にもアクセス権を与えない)。「友達」とは、ユーザCのアドレス帳フォルダに登録されている全ての人を示す。従って「友達」に設定されると、日記/ブログが自分及びアドレス帳フォルダに登録されている人全員に対して公開可能となる。また、「友達の友達」とは、例えば「友達」のブログのハイパーリンクを辿ってアクセスしてきた人(例えば自分の「友達」のアドレス帳に登録されている「友達」)を示す(詳しくは後述)。従って「友達の友達」に設定されると、日記/ブログが自分、アドレス帳フォルダに登録されている人全員、及び、「友達」のブログのハイパーリンクを辿ってアクセスしてきた人に対して公開可能となる。また、「友達の友達の友達」とは、例えば「友達の友達」のブログのリンクを辿ってアクセスしてきた人(例えば自分の「友達の友達」のアドレス帳に登録されている「友達」)を示す。従って「友達の友達の友達」に設定されると、日記/ブログが自分、アドレス帳フォルダに登録されている人全員、「友達」のブログのリンクを辿ってアクセスしてきた人、及び、「友達の友達」のブログのリンクを辿ってアクセスしてきた人に対して公開可能となる。なお、所定の設定を行うことにより「友達の友達の友達」の公開範囲を更に広げることもできる(例えば「友達の友達の友達の友達」等)。「制限なし」に設定されると、全てのユーザが日記/ブログを閲覧できるようになる。代替的には、「友達」をより細分化した単位(例えば個人名や、グループ(家族等))にすることもできる。
「日記/ブログへのコメントの通知」は、「受け取る」又は「受け取らない」の何れかに設定可能である。また、「日記/ブログへのトラックバックの許可範囲」、「電話の許可範囲」、及び、「メールの許可範囲」は、「不許可」、「友達」、「友達の友達」、「友達の友達の友達」、「制限なし」の計五段階で設定可能である。「日記/ブログへのトラックバックの許可範囲」において「不許可」に設定されると、何れのユーザもユーザCの日記/ブログにトラックバックを付けることができない。また、「電話の許可範囲」において「不許可」に設定されると、何れのユーザもブログを介してユーザCに電話を掛けることができない(詳しくは後述)。また、「メールの許可範囲」において「不許可」に設定されると、何れのユーザもブログを介してユーザCに電子メールを送ることができない(詳しくは後述)。
図7(a)に示されるように「Level2」では、「日記/ブログの公開範囲」が「友達の友達の友達」、「日記/ブログへのコメントの通知」が「受け取る」、「日記/ブログへのトラックバックの許可範囲」が「友達の友達の友達」、「電話の許可範囲」が「友達の友達」、「メールの許可範囲」が「友達の友達の友達」に設定されている。また、図7(b)に示されるように「Level3」では、「日記/ブログの公開範囲」が「友達」、「日記/ブログへのコメントの通知」が「受け取る」に設定されている。上述したように「Level3」は「Level2」よりも公開レベルの制限が高い。このため、例えば「Level3」の「日記/ブログへの公開範囲」は「Level2」のものよりも狭く設定されている。
図6(d)において例えば「Level2」が選択されると、ストレージ部116に保存されているブログデータが公開用ブログデータとしてWebサーバ122に保存される。このとき当該ブログデータと、公開レベル設定情報(ここでは図6(d)で設定された「Level2」)とが関連付けられて保存される。上記公開用ブログデータはブログデータ公開プログラムにより、公開レベル「Level2」でWeb上に公開される(図6(e)参照)。なお、Webサーバ122のリソース削減のため、Webサーバ122に画像データそのものを保存しなくても良い。この場合、ストレージ部116だけに画像データを保存した状態で、Webサーバ122には、例えばストレージ部116の画像データを参照するためのデータ(URL等)を保存する。
なお、図6(e)においてブログの下に「スケジュール帳へ」と記されたボタンが表示される。作成されたブログは、PIMによりスケジュール帳において日付単位に分類して管理される(図6(f)参照)。「スケジュール帳へ」が選択されると、表示部108にはスケジュール帳が表示される。また、このとき画面下に「ブログ編集」と記されたボタンが表示される。例えばスケジュール帳の5月12日が選択された状態で更に「ブログ編集」が選択されると、5月12日に作成されたブログを編集(又は新規作成)するモードに移行することができる。
なお、先の例では図6(a)においてブログそのものの公開レベルを設定しているが、例えばアドレス帳を利用して公開レベルを設定することもできる。図8は、本発明の実施の形態の携帯端末Cにおいてアドレス帳フォルダに登録された友達の情報の一例を示した図である。
アドレス帳には、登録番号(図8の「No.」に続けて表示された「125」)、名前(「名」に続けて表示された「○○ ○○」)、読み仮名(「ヨミ」に続けて表示された「△△△ △△△」)、電話番号(「携帯端末の絵文字」に続けて表示された「090−***−1234」)、電子メールアドレス(「電子メールの絵文字」に続けて表示された「star-norri@kasikomo.ne.jp」)、グループ(「Gr」に続けて表示された「大学の友達」)、ブログのURL(「M−blo」に続けて表示された「http://mblo.++.ne.jp/star」)、公開レベル(「公開」に続けて表示された「Level2」)等の情報が含まれている。登録番号、名前、ヨミガナ、電話番号、電子メールアドレス、及び、グループは、周知の携帯端末のアドレス帳にも含まれている情報である。「M−blo」はユーザ「○○ ○○」が開設しているブログのURLを示す。公開レベルは、ユーザ「○○ ○○」や「大学の友達」グループに対するユーザCのブログの公開レベルを示す。すなわち図8の例では、個人単位、或いは、グループ単位で公開レベルを設定するようにしている。なお、「M−blo」のブログ(すなわち「http://mblo.++.ne.jp/star」のブログ)が更新されたとき、例えばユーザ「○○ ○○」の携帯端末から携帯端末Cに、更新通知メッセージが電子メール等で送信されるようにしても良い。或いは、自己(携帯端末C)のアドレス帳にあるURLをRSSで取得するようにしても良い。後者の場合、更新されたブログデータをRSS情報として配信する機能がユーザ「○○ ○○」の携帯端末に実装されている。
図9は、本発明の実施の形態においてユーザCが開設しているコンテンツを示した図である。ユーザCのコンテンツは例えば六つのページ(ページP1〜P6)から構成されている。トップページP1は、コンテンツのメニューページであり、コンテンツの最上位の階層に位置する。ここには、ブログページP2(図9の「1.最近のお知らせ」)、日記ページP3(「2.シリア旅行写真館」)、バザールページP6(「3.バザール」)へのリンクが貼られている。日記は日付毎に独立した複数のページ(日記ページP3、P4、P5)から成る。
図9に示されたようにコンテンツが複数ページから成るとき、ユーザCは、コンテンツ全体に一括して公開レベルを設定することができる。ここで、バザールページP6は、不特定多数に対する物品の売買を目的としたページである。従って、バザールページP6だけには公開レベルの一括設定を適応させないことが望ましい。バザールページP6は外部の公開サイト(例えば携帯端末のキャリアのサイト)からリンクされ得る、様々なユーザがアクセス可能な状態で公開されることが望ましい。
また、ユーザCは、コンテンツに含まれるページ毎に公開レベルを設定することもできる。例えばトップページP1の公開レベルを「Level2」(例えば「友達の友達」)、ブログページP2の公開レベルを「Level3」(例えば「友達」)、日記ページP3〜P5の公開レベルを「Level2」(例えば「友達の友達」)に設定することができる。
ここで、「Level2」の「電話の許可範囲」、「メールの許可範囲」が例えば「友達」に設定されており、ブログページP2の閲覧者が「友達」であるとき、図9に示されるように画面下には「Cに電話」、「Cにメール」と記されたアンカーが表示される。これに対して、ブログページP2の閲覧者が「友達の友達」であるとき、当該閲覧者に対して電話発信やメール送信を許可していないため、画面下には上記アンカーが表示されない。従って「友達の友達」である閲覧者はユーザCに対して電話を掛けたりメールを送信したりすることができない。なお、ユーザ・オペレーションにより「Cに電話」のアンカーが選択されると、閲覧者の携帯端末から携帯端末Cに電話が自動的に掛けられる。また、「Cにメール」のアンカーが選択されると、宛先が携帯端末Cに指定された状態で閲覧者の携帯端末のメーラが起動する。
次に、図10〜図12を参照して、ユーザEが他者(ユーザCやD)のブログを閲覧する際に携帯端末間で実行される処理の一例を説明する。ブログページP2'はユーザCのブログであり、トラックバックを詳細に示したページである。ブログページP2'はブログページP2において「トラックバック(2)」が選択されると表示される。また、ブログページP11はユーザDのブログである。なお、上述したように、携帯端末Dのアドレス帳フォルダには携帯端末C及びEのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Eのアドレス帳フォルダには携帯端末Dのみのアドレス帳データが登録されている。ブログページP2'にはユーザDからのトラックバックが付加されている。また、ブログページP11にはユーザCのブログへのリンクが貼られている。このため、携帯端末Cと携帯端末Dのコンテンツは、ブログを介して相互にリンクされている。
先ず、図10及び図11を参照して、ユーザEがユーザDのブログを閲覧する際に携帯端末間で実行される処理について説明する。図10は、サーバとなる携帯端末(ここでは携帯端末D)とクライアントとなる携帯端末(ここでは携帯端末E)との間の処理を説明するための図である。また、図11は、サーバとなる携帯端末で実行される処理を示したフローチャートである。
携帯端末Eにおいてユーザ・オペレーションにより例えば携帯端末Dのブログ(ブログページP11)のURLが選択されると、携帯端末Eのブラウザは、当ブログの閲覧要求、及び、ストレージ部116に保存された自己の情報(少なくともクライアントID)を携帯端末Dに送信する。携帯端末Dは携帯端末Eからの要求応答を受信して(S101:YES)、そのクライアントIDを確認する(S102)。次いで、アクセス権チェックプログラムを起動させてWebサーバ122を参照し、閲覧要求を受けたブログの公開範囲を確認する(S103)。なお、ブログページP11の公開範囲は、図7(a)のものと同一であるとする。
携帯端末Dは、S101の処理で受信されたクライアントIDと、S103の処理で確認された公開範囲とを参照して、自己のブログを携帯端末Eに公開して良いか否かを判定する(S104)。ここで、携帯端末Dのアドレス帳フォルダには携帯端末Eのアドレス帳データ(クライアントIDを含む)が登録されている。このため、携帯端末DはユーザEを「友達」であると判定する。ブログページP11の公開範囲は「友達の友達の友達」であるため、携帯端末Dは、携帯端末Eに対してブログページP11を公開して良いと判定する(S104:YES)。次いで、ブログページP11のデータを携帯端末Eに送信する(S105)。ブログページP11のデータ受信後、携帯端末Eのブラウザが所定の処理を実行してブログページP11をレンダリングする。これにより、ユーザEはユーザDのブログを閲覧することができる。
なお、上記例ではブログページP11の公開範囲とクライアントIDとを参照して当ブログの公開の可否を判定しているが、クライアントIDとユーザEの属するグループの公開範囲とを参照して当ブログの公開の可否を判定することもできる。この場合、携帯端末DはS103及びS104の代替として以下の処理を行う。
携帯端末Dは、受信されたクライアントIDに基づいて、携帯端末Dのアドレス帳の何れのグループにユーザEが属しているかを判定する。ユーザEがアドレス帳に含まれていない場合は処理が終了する。ユーザEが何れかのグループに属している場合、当該グループに対して設定された公開範囲を確認して、ユーザEにブログを公開して良いか否かを判定する。判定結果に応じてS105又はS106の処理が実行される。
なお、携帯端末Eにおいてユーザ・オペレーションにより携帯端末DのブログのURLが選択されたとき、携帯端末Eのブラウザが当ブログの閲覧要求、及び、ユーザEの全ての情報を送信するようにしても良い。この場合、携帯端末Dは、自己のアドレス帳フォルダに含まれるユーザEのアドレス帳データと、ユーザEからの受信情報とを比較して差分が検出されたとき、当該アドレス帳データを更新する。これは、例えば携帯端末Eの電話番号が変更したときに好適であり得る。このように携帯端末Eは携帯端末Dのアドレス帳データを動的に更新させることができる。なお、アドレス帳データ更新前にユーザDに更新するか否かを選択させる処理を加えると、より好適であると言える。
次に、図10〜図12を参照して、ユーザEがユーザCのブログを閲覧する際に携帯端末間で実行される処理について説明する。
携帯端末EにおいてブログページP11を閲覧中ユーザ・オペレーションにより例えば「Cが結婚」と記されたハイパーリンクが選択されると、携帯端末Eは、当該ハイパーリンクにより、ブログページP2の閲覧要求、及び、クライアントIDを携帯端末Cに送信する。これを受けた携帯端末CはS101〜S103の処理を実行する。
携帯端末Cは、S101の処理で受信されたクライアントIDと、S103の処理で確認された公開範囲とを参照して、自己のブログを携帯端末Eに公開して良いか否かを判定する(S104)。ここで、携帯端末Cのブログの公開範囲が例えば「制限なし」に設定されている場合、ブログページP2のデータを携帯端末Eに送信する。ブログページP2のデータ受信後、携帯端末Eのブラウザが所定の処理を実行してブログページP2をレンダリングする。これにより、ユーザEはユーザCのブログを閲覧することができる。これに対してその公開範囲が例えば「友達の友達」に設定されている場合、図12に示された処理が携帯端末間で実行される。なお、図12のS201及びS205の処理は、説明の便宜上、図11のS104の処理を細分化して示したものである。
上述したように、携帯端末Cのアドレス帳フォルダには携帯端末Eのアドレス帳データが登録されていない。このため、携帯端末CはユーザEを「友達」でないと判定する。次いで、閲覧許可情報プログラムを起動させて、携帯端末Eに閲覧許可用データを要求する(S201)。ここでいう閲覧許可用データとは、例えばブログ閲覧希望者が「友達の友達」であることを証明するためのデータである。
携帯端末Eは、携帯端末Cからの上記要求に応答して、リンク元である携帯端末Dに閲覧許可用データの発行を要求する(S202)。携帯端末Dは「友達」に対してのみ閲覧許可用データを発行することができる。ユーザEは携帯端末Dのアドレス帳に登録されているため、「友達」と認定される。このため、携帯端末Dは携帯端末Eの要求に応答して、閲覧許可用データを発行する(S203)。携帯端末Eは、発行された閲覧許可用データ、及び、自己のクライアントIDを携帯端末Cに送信する(S204)。携帯端末Cは受信された閲覧許可用データを参照して、携帯端末Eを「友達の友達」と判定(すなわちブログを公開可と判定)する(S205:YES)。このため携帯端末Cは、ブログページP2のデータを携帯端末Eに送信する(図11のS105)。ブログページP2のデータ受信後、携帯端末Eのブラウザが所定の処理を実行してブログページP2をレンダリングする。これにより、ユーザEはユーザCのブログを閲覧することができる。なお、例えば「友達の友達の友達」の閲覧許可用データが必要となる場合も、図12と同様の処理を携帯端末間で実行すれば良い。
S104の処理においてユーザCのブログをユーザEに公開させることができないと判定される(例えばユーザCのブログの公開範囲が「友達」であり、ユーザEが「友達の友達」である)場合(S104:NO)、携帯端末Cは、例えば「アクセスが拒否されました」とのメッセージが表示されるページを携帯端末Eに送信する。或いは別の形態では、自己のコンテンツの中でユーザEに対して公開させることができるページ(例えばトップページP1)を携帯端末Eに送信する(S106)。
なお、S106の処理において携帯端末Eに公開可能なページを送信する場合、「Cに電話」や「Cにメール」等のアンカーが付いたものを送信する形態が考えられる。この場合、ユーザEはユーザCに任意に連絡を取ることができ、SNSを利用した人脈の広がりが実現され得る。
また、S106の代替処理として、ブログ閲覧希望者(ここではユーザE)が「友達の友達」であるとき、当該希望者を「友達」と認定してその情報をアドレス帳フォルダに登録することもできる。以下、図13を参照して、このような処理について説明する。
S104の処理においてユーザCのブログをユーザEに公開させることができないと判定される場合(S104:NO)、携帯端末Cは、図13に示されるように閲覧許可用データを携帯端末Eに要求する(S211)。携帯端末Eは上記要求に応答して、携帯端末Dとの間でS202及びS203と同様の処理を実行する。次いで、携帯端末Dから発行された閲覧許可用データ、及び、自己のクライアントIDを携帯端末Cに送信する(S212)。携帯端末Cは、携帯端末Eからの応答を受けて閲覧許可用データを参照する。参照した結果、携帯端末Eを「友達の友達」と判定して、携帯端末Eにユーザ情報を要求する(S213)。携帯端末Eは上記要求に応答して、ユーザ情報(例えば「名前」、「電話番号」、「電子メールアドレス」、及び、「クライアントID」)を携帯端末Cに送信する(S214)。携帯端末Cは、受信されたユーザ情報をアドレス帳フォルダに登録する(S215)。登録後、その通知を例えば電子メール等で携帯端末Eに送信する(S216)。このときのメールに、ユーザCの情報や他のコンテンツのURL等を添付しても良い。携帯端末CとEとの間で上記一連の処理が実行されることにより、ユーザCとEは、互いの電話番号等の情報を交換することができる。本実施形態のSNSではユーザは、このようにして人脈を広げていくことができる。
なお、サーバとなる携帯端末のWebサーバ122には、例えば自己のコンテンツ閲覧者のアクセス履歴が保存される。このような履歴はコンテンツを充実させるための有用な情報となり得る。
図14は、本発明の実施の形態におけるトラックバックに対する処理を示したフローチャートである。携帯端末Cが携帯端末Dからトラックバックを要求されたときを例に説明する。携帯端末Dにおいて例えば携帯端末Cのブログに対してトラックバックを付けるようユーザ・オペレーションされたとき、携帯端末Dは、トラックバック要求及び自己のクライアントIDを携帯端末Cに送信する。携帯端末Cは携帯端末Dからの要求及びIDを受信して(S301:YES)、そのクライアントIDを確認する(S302)。次いで、アクセス権チェックプログラムを起動させてWebサーバ122を参照し、トラックバックの許可範囲の設定を確認する(S303)。なお、ここでの設定は例えば「友達」である。
携帯端末Cは、S301の処理で受信されたクライアントIDと、S303の処理で確認された設定とを参照して、携帯端末Dからのトラックバックを自己のブログに付けて良いか否かを判定する(S304)。ここで、携帯端末Cのアドレス帳フォルダには携帯端末Dのアドレス帳データ(クライアントIDを含む)が登録されている。このため、携帯端末CはユーザDを「友達」であると判定する。トラックバックの許可範囲は「友達」であるため、携帯端末Cは、携帯端末Dに対してトラックバックの付加を許可し(S304:YES)、それを携帯端末Dに通知する。携帯端末Dはこれに応答して携帯端末Cにトラックバックデータを送信する。携帯端末Cは受信されたトラックバックデータに基づいて周知のトラックバック処理を行い、自己のブログに携帯端末Dからのトラックバックを付ける(S305)。なお、S304の処理においてトラックバックの付加を許可しない場合(S304:NO)、携帯端末Cは、例えば「トラックバックが拒否されました」とのメッセージが表示されるページを携帯端末Dに送信する(S306)。
なお、コメントやリンクに対しても、図14のトラックバックに対する処理と同様の処理が実行され得る。
次に、図15を参照して、ユーザCのコンテンツに含まれるバザールについて説明を加える。「S'」は例えば携帯端末通信システムのキャリアが運営するサーバである。「X」、「Y」は本実施形態のSNSを利用し得るユーザが所有する携帯端末10(以下、「X」を携帯端末X、「Y」を携帯端末Yと記す。また、携帯端末XのユーザをユーザX、携帯端末YのユーザをユーザYと記す)である。携帯端末Xは、ユーザCのコンテンツに対するアクセス権を有している。携帯端末Yは、ユーザCのコンテンツに対するアクセス権を有していない。なお、図15において説明の便宜上、Webサーバ122、及び、そこに保存されているバザールのデータ(HTMLデータd1及び画像データd2)を図示している。
サーバS'には、本実施形態のSNSを利用して開設された各ユーザのバザールのURLデータベースが蓄積されている。サーバS'はそのデータベースに基づいてWeb上でバザール一覧ページP21を非制限で公開している。バザール一覧ページP21には各ユーザのバザールページへのハイパーリンクが並べられている。各ユーザのバザールページは、上述したように不特定多数に対する物品の売買を目的としているため、一般に非制限で公開されている。従ってユーザは、バザール一覧ページP21のハイパーリンクを選択することにより、全く面識のない人物のバザールページを閲覧することができる。なお、各ユーザはコンテンツ作成時において、バザール一覧ページP21に自己のバザールのURLを掲載させるか否かを選択することができる。すなわちバザールページを不特定多数に公開したくないときには、バザール一覧ページP21にそのURLを掲載させないよう選択すれば良い。
例えば携帯端末Xにおいてバザール一覧ページP21閲覧中ユーザ・オペレーションにより「(C)とれたて野菜通信」が選択されると、携帯端末Xは中継基地局bsを介して携帯端末CのWebサーバ122にアクセスして、バザールページP6のデータを要求する。携帯端末Cは上記要求に応答して、バザールページP6のデータを携帯端末Xに送信する。携帯端末Xのブラウザは受信されたデータを処理して、バザールページP6をレンダリングする。なお、バザールページP6において「[i バザール]topへ」のハイパーリンクが選択されると、携帯端末XはサーバS'のバザール一覧ページP21にアクセスして、そのブラウザ上でバザール一覧ページP21が再び表示される。
また、携帯端末Yにおいて「(C)とれたて野菜通信」が選択されると、携帯端末Xは中継基地局bsを介してWebサーバ122にアクセスして、バザールページP6のデータを要求する。ここで、携帯端末Yは、ユーザCのコンテンツに対するアクセス権を有していない(すなわち例えばユーザYはユーザCにとって全く面識のない人物であり得る)。不特定多数の人物に電話番号や電子メールアドレスを知られることは、セキュリティの観点から好ましくない。従って携帯端末Cは、「Cに電話」や「Cにメール」等のアンカーを削除したバザールページP6'のデータを携帯端末Yに送信する。携帯端末Yのブラウザは受信されたデータを処理して、バザールページP6'をレンダリングする。ユーザYは、例えばユーザCの販売する物品を購入したい場合、それを示す通知をサーバS'にアップロードすることができる。このような通知は、例えばユーザCがサーバS'にアクセスしたときにダウンロードされ得る。このような処理を実現可能とすることにより、ユーザCは自己の連絡先を不特定多数に知られることなく、物品を不特定多数に販売することができる。
本実施形態では、携帯端末に必ず備えられているアドレス帳を利用してコンテンツ閲覧やトラックバック付加等の各処理に対する許可/不許可を判定している。このため、許可/不許可の判定処理を実行するためのデータを例えばサーバ上で新たに作成する必要がない。従ってシステム全体及びサーバの処理が軽減される。
(第2実施形態)
また、例えば携帯電話網のキャリアが運営するサーバ上で各ユーザが作成したコンテンツを保存、配信するシステムにおいて、各ユーザの携帯端末のアドレス帳データを使用してコンテンツ閲覧等の許可/不許可の判定を行うこともできる。
図16は、本発明の第2の実施形態によるSNSを説明するための図である。「S1」は携帯電話網のキャリアが運営するサーバである。「F」、「G」及び「H」は本実施形態のSNSを利用し得るユーザが所有する携帯端末10(以下、「F」を携帯端末F、「G」を携帯端末G、「H」を携帯端末Hと記す。また、携帯端末FのユーザをユーザF、携帯端末GのユーザをユーザG、携帯端末HのユーザをユーザHと記す)である。これらの携帯端末の各々について、図4に示された第1の実施形態における処理と同じ処理が既に実行されており、サーバS1からクライアントIDが発行されている。なお、ここではユーザFがブログを開設している。また、携帯端末Fのアドレス帳フォルダには携帯端末Gのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Gのアドレス帳フォルダには携帯端末F及びHのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Hのアドレス帳フォルダには携帯端末Gのアドレス帳データが登録されている。
サーバS1は、携帯端末10で作成され、サーバS1にアップロードされたブログを公開するためのプログラム及びデータを有している。サーバS1に格納されているデータには、各携帯端末10のアドレス帳データセットのコピー、公開用ブログデータ、ブログ等のコンテンツに対する他者のアクセス権に関する情報等が含まれる。また、サーバS1に格納されているプログラムには、例えば、アドレス帳データ管理プログラム、ブログデータ公開プログラム、アクセス権チェックプログラム、ブログデータ提供プログラム、CGIプログラム等が含まれる。アドレス帳データ管理プログラムは、SNS利用者の端末からアドレス帳データをコピーし、更新するためのプログラムである。その他のプログラムの基本的な機能は、第1実施形態における携帯端末10の有するWebサーバ122に格納されているプログラムと同じである。ただし、サーバS1は当該SNSを利用する全ての携帯端末10のアドレス帳データセット(各携帯端末の保有するアドレス帳データの一式)のコピーを保持しているため、アクセス権チェックプログラムは全ての携帯端末10のアドレス帳データセットのコピーを検索し、複数の携帯端末のアドレス帳に基づくアクセス権(つまり「友達の友達」等のユーザ間の関係)を単体で判定できるように構成されている。従って、このSNSでは閲覧許可情報プログラムは使用されない。
この実施例の携帯端末10は、第1実施形態における携帯端末と同様の構成を有しているが、Webサーバ122は必須ではない。ROM102には、ブログデータ作成プログラム、ブラウザ、RSSリーダ、メーラ、PIM等の他に、ブログデータ転送プログラム及びアドレス帳データ転送プログラムが含まれる。ブログデータ転送プログラムは、作成したブログデータを公開する際に、該ブログデータを携帯電話網を介してサーバS1にアップロードするためのプログラムである。アドレス帳データ転送プログラムはアドレス帳データをサーバに転送するためのプログラムである。
次に、図6(a)〜(f)、図11及び図17を参照して、本発明の第2実施形態の一連の処理について説明する。本実施形態では、携帯電話網のキャリアが運営するサーバ上に、ユーザが作成したブログデータ及び該ユーザの携帯端末のアドレス帳データセットのコピーが保存され、サーバ上でブログが配信される。
まず、各携帯端末10のアドレス帳データがサーバS1に転送され、複製保存される処理について説明する。最初に、ユーザがSNSに登録される際に、サーバS1はアドレス帳データ管理プログラムを起動し、アドレス帳データの転送要求が携帯電話網を介して該ユーザの携帯端末10に送信される。サーバS1からの転送要求を受信した携帯端末10は、アドレス帳データ転送プログラムを起動して、携帯端末10のアドレス帳フォルダにある全てのアドレス帳データ(すなわち、アドレス帳データセット)をサーバS1に転送する。なお、特定のアドレス帳データについて、サーバS1に転送されないように設定することもできる。サーバS1では、転送されたアドレス帳データセットをサーバS1の所定の記憶装置(HDD等)に、当該ユーザに関する他の情報と関連付けて複製保存する。以下、複製保存されたデータを「アドレス帳データセットのコピー」という。その後、携帯端末10のアドレス帳データが追加または変更されると、アドレス帳データ管理プログラムが起動され、更新データ(追加または更新のあったアドレス帳データ)がサーバに転送される。更新データを受信したサーバは、当該ユーザのアドレス帳データセットのコピーを更新データに基づいて更新する。このようにして、サーバS1は、SNSに登録される携帯端末10のアドレス帳データのコピーをオリジナルに同期した状態で保有する。
次に、ユーザFによるブログの作成からサーバS1上での公開が開始されるまでの処理について図6(a)〜(f)を参照して説明する。第1実施形態と同様に、携帯端末Fを使用してブログデータが作成され、作成されたブログデータは携帯端末Fのストレージ部116に保存される(図6(a)〜(c))。更に同様にして、当該ブログを公開するか否かをユーザFに選択させる画面が表示され、ユーザ・オペレーションによって「はい」が選択されると、次に公開レベルを設定する画面が表示される(図6(d)、図7(a)〜(b))。ユーザ・オペレーションによって公開レベルが設定されると、ストレージ部116に保存されているブログデータが通信部114によってアンテナ112及び中継基地局bsを介してサーバS1に送信される。そして、公開用ブログデータとしてサーバS1の所定の記憶装置(HDD等)に保存される。このとき、対応する公開レベル設定情報(ここでは図6(d)で設定された「Level2」)も当該ブログデータと共に送信され、当該ブログデータは対応する公開レベル設定情報と関連付けられて保存される。更に、当該ブログデータは、既にサーバS1に保存されている当該ブログデータを作成した携帯端末(即ち携帯端末F)の有するアドレス帳データセットのコピーと関連付けられて保存される。そして、上記公開用ブログデータはブログデータ公開プログラムにより、公開レベル「Level2」でWeb上に公開される(図6(e))。
次に、図11を参照して、ユーザHがユーザGの作成したブログを閲覧する際に、サーバS1と携帯端末Hとの間で実行される処理について説明する。図11(S401〜S406)は、サーバS1において実行される処理のフローチャートである。すなわち、第1実施形態において携帯端末のWebサーバ122上でブログが公開される場合と基本的に同様の処理が、処理主体をWebサーバ122からサーバS1に代えて行われる。なお、携帯端末Hからの当該ブログの閲覧要求は、公開用ブログデータを保有するサーバS1に対して行われる。
サーバS1は携帯端末HからユーザGのブログの閲覧要求を受信すると(S401:YES)、携帯端末Hから同時に送られるクライアントIDを確認する(S402)。次いで、アクセス権チェックプログラムを起動させて閲覧要求を受けたブログの公開範囲を確認する(S403)。なお、ユーザGのブログの公開範囲は、図7(a)のものと同一であるとする。
サーバS1は、S401の処理で受信されたクライアントIDと、S403の処理で確認された公開範囲とを参照して、ユーザGのブログを携帯端末Hに公開して良いか否かを判定する(S404)。ここで、携帯端末Gのアドレス帳データセットのコピーには携帯端末Hについてのアドレス帳データ(クライアントIDを含む)が含まれている。このため、サーバS1はユーザHをユーザGの「友達」であると判定する。ユーザGのブログの公開範囲は「友達の友達の友達」であるため、サーバS1は、携帯端末Hに対してユーザGのブログを公開して良いと判定する(S404:YES)。次いで、ユーザGのブログデータを携帯端末Hに送信する(S405)。ユーザGのブログデータを受信後、携帯端末Hのブラウザは所定の処理を実行してユーザGのブログデータをレンダリングする。これにより、ユーザHはユーザGのブログを閲覧することができる。
次に、図11及び図17を参照して、ユーザHがユーザFの作成したブログを閲覧する際に、サーバS1と携帯端末Hとの間で実行される処理について説明する。
携帯端末HにおいてユーザGのブログを閲覧中、ユーザ・オペレーションによりユーザFのブログへのハイパーリンクが選択されると、携帯端末Hは、当該ハイパーリンクにより、ユーザFのブログの閲覧要求、及び、クライアントIDをサーバS1に送信する。これを受けたサーバS1はS401〜S403の処理を実行する。
サーバS1は、S401の処理で受信されたクライアントIDと、S403の処理で確認された公開範囲とを参照して、ユーザFのブログを携帯端末Hに公開して良いか否かを判定する(S404)。ここで、ユーザFのブログの公開範囲が例えば「制限なし」に設定されている場合、当該ブログデータを携帯端末Hに送信する。ブログデータ受信後、携帯端末Hのブラウザは所定の処理を実行してブログデータをレンダリングする。これにより、ユーザHはユーザFのブログを閲覧することができる。これに対してその公開範囲が例えば「友達の友達」に設定されている場合、図17のフローチャートで示される処理がサーバS1で実行される。なお、図17のS501〜S504の処理は、図11における処理S404を詳細に示したものである。
上述したように、携帯端末Fのアドレス帳データセットのコピーには携帯端末Hに関するアドレス帳データは含まれていない。このため、サーバS1はユーザHをユーザFの「友達」でないと判定する(S501:NO)。次いで、サーバS1はリンク元のコンテンツを作成したユーザGのアドレス帳データセットのコピーを検索する。ユーザHに関するアドレス帳データが携帯端末Gのアドレス帳データセットのコピーには含まれているため、ユーザHはユーザGの「友達」と判断される(S503)。つまり、サーバS1によってユーザHはユーザFの「友達の友達」と認定される。次いで、S403の処理で確認されたユーザFのブログの公開範囲が参照される。該公開範囲は「友達の友達」であり、認定されたユーザFとユーザHとの関係(「友達の友達」)を含むので(504:YES)、サーバS1はユーザFのブログデータを携帯端末Hに送信する(図11のS405)。ブログデータ受信後、携帯端末Hのブラウザが所定の処理を実行してブログデータをレンダリングする。これにより、ユーザHはユーザFのブログを閲覧することができる。なお、ユーザFとユーザHとの関係が例えば「友達の友達の友達」である場合は、更に先のリンク元のコンテンツを作成したユーザのアドレス帳データセットのコピーに対して同様の処理が実行される。
S404の処理においてユーザFのブログはユーザHに公開不可と判定される(例えばユーザFのブログの公開範囲が「友達」であり、ユーザHが「友達の友達」である)場合(S404:NO)、サーバS1は、例えば「アクセスが拒否されました」とのメッセージが表示されるページを携帯端末Hに送信する。あるいは別の形態では、ユーザFのコンテンツの中でユーザHに対して公開させることができるページ(例えばトップページ)を携帯端末Hに送信する。キャリアが制作したコンテンツを送信してもよい(S406)。
また、上記の実施例では、SNSの利用者登録を行う際に発行されるクライアントIDを使用してクライアントが識別されているが、別のユニークな識別符号が使用されてもよい。例えば、携帯端末が携帯電話である場合には、契約時にキャリアによって全端末に与えられる電話番号、出荷時に製造元によって全ての携帯端末に与えられる製造番号などが使用できる。また、SNS等の情報サービスを利用するユーザのほとんどは、キャリアが発行する携帯端末用のメールアドレスを保有しているため、メールアドレスで端末を識別してもよい。また、携帯端末がIEEE規格に準拠したLAN端末である場合、全てのネットワークインターフェースに与えられているMACアドレスを携帯端末の識別に利用することができる。また、本実施形態では、クライアントの識別情報はキャリアの管理するサーバ以外には送信されないため、秘匿性の高い情報もクライアントの識別符号として使用することができる。
本実施形態では、SNSを利用する全ての携帯端末のアドレス帳データのコピーがオリジナルに同期した状態でサーバ上に保持され、サーバはこれを利用して、やはりサーバ上に保存されたコンテンツに対する閲覧やトラックバック付加等の各処理の許可/不許可を判定している。このため、許可/不許可の判定処理を実行する毎にコンテンツを公開するユーザの端末と通信する必要がない。従って、携帯通信網のトラフィックが軽減し、更に、高速な処理が実現される。また、各携帯端末のWebサーバに他の端末から直接アクセスされないので、セキュリティにおいても有利である。なお、第1実施形態と同様に、アドレス帳を利用することによってコンテンツの公開範囲を容易に設定することができる。
(第3実施形態) 上記は、携帯電話網のキャリアが運営するサーバ上に、ユーザが作成したコンテンツとアドレス帳データセットのコピーとの双方が保存される例であるが、コンテンツのみをキャリアのサーバ上に置いて、各ユーザの携帯端末上のアドレス帳データを直接参照してコンテンツ閲覧等の許可/不許可の判定を行うこともできる。
次に、図6(a)〜(f)、図11、図18及び図19を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この実施形態では、携帯電話網のキャリアが運営するサーバ上に、ユーザが作成したブログデータが保存され、サーバは各ユーザの携帯端末のアドレス帳データを直接参照してコンテンツ閲覧等の許可/不許可の判定が行われる。
図18は、本発明の実施の形態におけるSNSを説明するための図である。「S2」は携帯電話網のキャリアが運営するサーバである。「I」及び「J」は本実施形態のSNSを利用し得るユーザが所有する携帯端末10(以下、「I」を携帯端末I、「J」を携帯端末Jと記す。また、携帯端末IのユーザをユーザI、携帯端末JのユーザをユーザJと記す)である。これらの携帯端末の各々は図4に示された第1の実施形態における処理と同じ処理が既に実行されており、サーバS2からクライアントIDが発行されている。なお、ここではユーザIがブログを開設している。また、携帯端末Iのアドレス帳フォルダには携帯端末Jのアドレス帳データが登録されている。また、携帯端末Jのアドレス帳フォルダには携帯端末Iのアドレス帳データが登録されている。
サーバS2は、携帯端末10で作成され、サーバS2にアップロードされたブログを公開するためのプログラム及びデータを有している。サーバS2に格納されているデータには、公開用ブログデータ、ブログ等のコンテンツに対する他者のアクセス権に関する情報等が含まれる。また、サーバS2に格納されているプログラムには、例えばブログデータ公開プログラム、アクセス権チェックプログラム、関係照会プログラム、ブログデータ提供プログラム、CGIプログラム等が含まれる。これらプログラム(関係照会プログラムを除く)の基本的な機能は、第1実施形態における携帯端末10の有するWebサーバ122に格納されているプログラムと同じである。関係照会プログラムは、あるユーザ(例えばあるコンテンツの閲覧を要求したユーザ)の識別情報(例えばクライアントID)を別のユーザ(例えば該コンテンツを公開するユーザ)に送信し、該別のユーザのアドレス帳に該識別情報を含むアドレス帳データを有しているか否かを問い合わせ、その問い合わせ結果に応じて、該ユーザと該コンテンツを公開するユーザとの関係を決定するものである。ここでは、ユーザJの作成したブログがサーバS2上で公開されている。ブログの作成からサーバS2上での公開までの処理は、上述の図16のシステムにおける処理と同じである。
次に、図11及び図19を参照して、ユーザJがユーザIの作成したブログを閲覧する際に、サーバS2と携帯端末J及びIとの間で実行される処理について説明する。図11(S501〜S506)は、サーバS2において実行される処理のフローチャートである。すなわち、上述の図16のSNSにおける処理と基本的に同様の処理が行われる。ここでも、携帯端末Jからの当該ブログの閲覧要求は、公開用ブログデータを保有するサーバS2に対して行われる。
サーバS2は携帯端末JからユーザIのブログに対する閲覧要求を受信すると(S501:YES)、携帯端末Jから同時に送られるクライアントIDを確認する(S502)。次いで、アクセス権チェックプログラムを起動させて閲覧要求を受けたブログの公開範囲を確認する(S503)。なお、ユーザIのブログの公開範囲は、図7(a)のものと同一であるとする。
サーバS2は、S501の処理で受信されたクライアントIDと、S503の処理で確認された公開範囲とを参照して、ユーザIのブログを携帯端末Jに公開して良いか否かを判定する(S504)。このときサーバS2は、関係照会プログラムを起動させて、携帯端末IにユーザIとユーザJとの関係(ユーザJはユーザIの「友達」か否か)を照会する。つまりは、ユーザJに関するアドレス帳データが携帯端末Iのアドレス帳に含まれているか否か照会される。図19は、この関係照会処理を示すシーケンス図である。サーバS2は、S501で得たユーザJの関係照会要求及びクライアントIDを携帯端末Iへ送信する(S601)。次いで、携帯端末Iは、アドレス帳を検索して、S601で受信したクライアントIDを含むアドレス帳データがあるか否かを確認する(S602)。該クライアントIDを含むアドレス帳データが存在すれば例えば「1」を、存在しなければ例えば「0」を、関係照会応答としてサーバに送信する(S603)。ここで、携帯端末Iのアドレス帳には携帯端末Hに関するアドレス帳データ(クライアントIDを含む)が登録されている。このため、S603において関係照会応答として「1」がサーバS2へ送信される。この関係照会応答を受信したサーバS2は、ユーザJをユーザIの「友達」と判定する。ユーザIのブログの公開範囲は「友達の友達の友達」であるため、サーバS2は、携帯端末Jに対してユーザIのブログを公開可と判定する(S504:YES)。次いで、ユーザIのブログデータを携帯端末Jに送信する(S505)。ユーザIのブログデータを受信後、携帯端末Jのブラウザは所定の処理を実行してユーザIのブログデータをレンダリングする。これにより、ユーザJはユーザIのブログを閲覧することができる。
ユーザJがユーザIの「友達」でないと判定された場合には、ユーザJがユーザIのブログにアクセスするために使用したハイパーリンクを提供した携帯端末K(図示せず)に対して、ユーザJとの関係を照会する。このとき、ユーザJがユーザKの「友達」であると判定されると、次いでユーザIに対してユーザKとの関係が照会される。このとき、ユーザKがユーザIの「友達」であると判定されると、サーバS2はユーザJをユーザIの「友達の友達」と判定する。ユーザIのブログの公開範囲は「友達の友達の友達」であるため、サーバS2は、携帯端末Jに対してユーザIのブログが公開可と判定する(S504:YES)。ユーザKがユーザIの「友達」でないと判定された場合には、サーバS2はユーザIとユーザKとの間には全く関係が無いと判定する。従って、ユーザJはユーザIのコンテンツの公開範囲外と判定され、サーバS2は、携帯端末Jに対してユーザIのブログは公開不可と判定する(S504:NO)。また、ユーザJがユーザKの「友達」ではないと判定された場合には、リンク元のコンテンツを公開するユーザがユーザKの「友達」と判定されるまで(または、ユーザKがユーザIのブログの公開範囲外にあると判定されるまで)、ハイパーリンクを遡って上記の処理が繰り返される。
本実施形態では、キャリアが運営するサーバはアドレス帳を保持せず、コンテンツのみを保持する。このため、サーバは、アドレス帳を保持するためのストレージを持つ必要がない。また、個人情報であるアドレス帳をサーバに転送する必要がないので、個人情報保護において有利である。なお、第1実施形態と同様に、アドレス帳を利用することによってコンテンツの公開範囲を容易に設定することができる。また、第2実施形態と同様に、各携帯端末のWebサーバは他の端末から直接アクセスされないので、セキュリティにおいても有利である。
以上が本発明の例示的な実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。例えば本実施形態では「クライアントID」を用いて閲覧希望者に対するコンテンツへのアクセス権の有無を判定しているが、別の実施形態では、「クライアントID」を「電話番号」や「電子メールアドレス」(すなわち従来よりアドレス帳に含まれていた情報)あるいは携帯端末の製造元が付与する「機器識別番号」に置き換えることもできる。この場合、サーバSが不要となり、携帯端末間のみにおいてSNSの如きサービスが実現され得る。また、本発明は、周知のアドレス帳に含まれているデータのみを用いても実現され得る方法やシステムであると言える。
また、ブログデータをWeb上で公開するときに、Webサーバ122に、GPSレシーバにより取得したGPS情報を当該ブログデータに関連付けて保存しても良い。このように、ブログ等のコンテンツは位置情報が付加されることにより、よりリッチなものとなり得る。
また、本実施形態では各携帯端末にコンテンツデータを処理するWebサーバ122が備えられているが、別の実施形態では例えばSNSを提供するサーバ(以下、SNSサーバと記す)や各ユーザの自宅サーバにおいてコンテンツデータを処理するようにしても良い。なお、ここでの自宅サーバは例えば「SyncML」に対応したサーバであり、PIMで管理されるデータ(例えばアドレス帳フォルダのデータ等)を携帯端末と相互に同期させている。
コンテンツデータをSNSサーバや自宅サーバで処理する形態では、例えば携帯端末においてブログ等のコンテンツを作成後、そのデータをそれらのサーバに電子メール等で送信する。これにより、SNSサーバや自宅サーバに各ユーザのコンテンツデータが蓄積される。携帯端末Eにより例えばユーザCやDのブログにアクセスする場合、携帯端末Eは、そのアクセス要求をSNSサーバやユーザC、Dの自宅サーバに送信する。上記要求を受けたサーバは、それを携帯端末CやDに送信する。これを受けた携帯端末CやDは、例えば図11〜図14に示されたものと同様の処理(すなわち自己のコンテンツに対する携帯端末Eのアクセス権の有無を判定する処理)を実行する。次いでその判定結果をサーバに送信する。サーバは、アクセス権有りの判定結果を受信した場合、ユーザCやDのブログのデータを携帯端末Eに送信する。また、アクセス権無しの判定結果を受信した場合、アクセスが拒否された旨を通知するメッセージを携帯端末Eに送信する。すなわちこの形態においても、携帯端末が自己のアドレス帳を用いて閲覧希望者に対するアクセス権の有無を判定する。
また、本発明の実施形態の多様な態様を以下に例示する。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、通信端末は電話端末であり、アドレス帳データに格納された通信宛先情報は電話番号である。
別の実施態様においては、通信端末はメール端末であり、アドレス帳データに格納された通信宛先情報はメールアドレスである。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、利用者識別情報は外部機器に割り当てられた機器識別番号である。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、コンテンツは通信端末の利用者によって通信端末を用いて作成される。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、通信端末とサーバは、それぞれが保有するアドレス帳データとそのコピーとを相互に同期する同期部をそれぞれ備える。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、携帯端末に要求される所定の処理は、所定のデータに対する取得・閲覧である。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、携帯端末は、所定のデータであるコンテンツを作成するコンテンツ作成部と、作成されたコンテンツを所定のデータ領域に保存するコンテンツ保存部とを有した、コンテンツをネットワーク上で公開するサーバを更に備えている。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、コンテンツはRSSにより配信可能なブログデータである。この場合、携帯端末は、ユーザ・オペレーションにより種々の機能を実現するための操作部を更に備えていてもよい。上記携帯端末は、所定のユーザ・オペレーションに呼応して、コンテンツ作成部により作成されたブログをサーバの該所定のデータ領域に公開可能に保存することができる。また、上記携帯端末は、被写体を撮像する撮像部を更に備えたものであっても良い。この場合、コンテンツ作成部は、所定のユーザ・オペレーションに呼応して、記撮像部により撮影された画像をブログデータとして保存することができる。
本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、アドレス帳を備えた携帯端末は、外部機器から所定の処理を許可するよう要求があった際に、当該外部機器の情報がアドレス帳に含まれているか否かを判定するアドレス帳判定部と、アドレス帳判定部の判定結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備えており、アドレス帳に該外部機器の情報が含まれていると判定されたとき、許可判定部は、該外部機器に対して該所定の処理を許可することができる。また、別の態様においては、アドレス帳に該外部機器の情報が含まれていないと判定されたとき、該外部機器に対して該所定の処理を許可しないことができる。該外部機器の情報は、電話番号、メールアドレス、該外部機器に付与されたIDの少なくとも一つであり得る。
別の実施携帯において、アドレス帳を備えた携帯端末は、外部機器から所定の処理を許可するよう要求があった際に、アドレス帳を用いて当該外部機器と自己との関係を判断する関係判断部と、関係判断部の判断結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部とを備える。なお、該自己との関係はアドレス帳において任意に設定可能であっても良い。
なお、上記携帯端末は、該所定の処理を許可するレベルを設定する許可レベル設定部を更に備えたものであっても良い。この場合、許可判定部は、設定された許可レベル及び関係判断部の判断結果に基づいて、該所定の処理を許可するか否かを判定することができる。また、許可判定部は、アドレス帳に基づいて該許可レベルを設定することもできる。
また、別の態様においては、上記携帯端末は外部機器と近距離通信するための近距離通信部を更に備えて、該所定の処理には該外部機器との近距離通信が含まれる。
また、別の態様においては、上記携帯端末がネットワークに接続するためのネットワーク接続部と、該ネットワークの所定の場所に自己のコンテンツを保存するコンテンツ保存部とを更に備えており、該所定の処理には該外部機器に対する該コンテンツへのアクセス権の付与が含まれる。なお、該コンテンツが複数のページから成るとき、許可レベル設定部は、各ページに対するアクセス権の付与の許可レベルを、それぞれ独立して設定することができる。
また、上記携帯端末は、該コンテンツを保存してネットワーク上で公開するサーバを更に備えたものであっても良い。
また、本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、携帯端末通信システムは、互いにネットワーク上で接続された複数の本発明の実施形態による携帯端末から成るシステムである。
また、本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、携帯端末通信システムは、コンテンツ作成部及びコンテンツ保存部を有したサーバを備えた、互いにネットワーク上で接続された複数の携帯端末を有した携帯端末通信システムであり、携帯端末で作成されたデータを保存し、当該携帯端末のアドレス帳データを相互に同期して保有する外部サーバを備える。
また、本発明のいくつかの実施形態の一つの態様において、携帯端末通信システムを構成する各携帯端末は、要求先から送信された関係情報が所定の条件を満たすとき、他の携帯端末に該情報を要求する携帯端末情報要求部と、該情報を要求されたとき、要求元の携帯端末に該情報を送信する携帯端末情報送信部と、要求先から送信された該情報をアドレス帳に登録する携帯端末情報登録部とを備える。
また、上記携帯端末通信システムにおいて、各携帯端末の少なくとも1つは、自己のコンテンツを保存してネットワーク上で公開するサーバを更に備えており、該所定の処理には他の携帯端末に対する該コンテンツへのアクセス権の付与が含まれる。

Claims (27)

  1. アドレス帳を備えた通信端末において、
    外部機器からの、所定の処理に対する許可要求に応じて、前記アドレス帳を検索するアドレス帳検索部と、
    前記アドレス帳に前記外部機器の情報が含まれていない場合、前記外部機器に、前記通信端末との関係情報を要求する関係情報要求部と、
    前記要求の応答として前記外部機器から送信される関係情報を取得する関係情報取得部と、
    前記関係情報取得部が取得した関係情報が所定の条件を満たすか否かに基づいて、該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部と、を備え、
    該所定の処理が、所定のデータに対する取得・閲覧であること、を特徴とする通信端末。
  2. 該所定のデータであるコンテンツを作成するコンテンツ作成部と、作成されたコンテンツを所定のデータ領域に保存するコンテンツ保存部とを有した、該コンテンツをネットワーク上で公開するサーバを更に備えたこと、を特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 該コンテンツはRSSにより配信可能なブログデータであること、を特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. ユーザ・オペレーションにより種々の機能を実現するための操作部を更に備え、
    所定のユーザ・オペレーションに呼応して、前記コンテンツ作成部により作成されたブログを前記サーバの該所定のデータ領域に公開可能に保存すること、を特徴とする請求項3に記載の通信端末。
  5. 被写体を撮像する撮像部を更に備え、
    前記コンテンツ作成部は、所定のユーザ・オペレーションに呼応して、前記撮像部により撮影された画像をブログデータとして保存すること、を特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 第1の通信端末を含む複数の通信端末とサーバとが互いにネットワークに接続された通信システムにおいて、
    前記複数の通信端末の各々は、
    通信宛先情報及び/又は該通信宛先情報と関連付けられた情報を含むアドレス帳データを格納するデータ格納部と、
    前記アドレス帳データを更新するデータ更新部と、
    前記通信宛先情報又は該通信宛先情報と関連付けられた情報を用いて他の通信端末と通信を行う通信部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記複数の通信端末がそれぞれ備える複数のアドレス帳データのコピーを格納するコピー格納部と、
    前記複数の通信端末のそれぞれの利用者と関連付けられた複数のコンテンツを格納するコンテンツ保持部と、
    前記複数の通信端末以外の外部機器から、前記第1の通信端末の利用者と関連付けられた前記コンテンツの取得に対する許可要求を受信し、前記外部機器の利用者を特定する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部と、
    前記利用者識別情報取得部により取得した利用者識別情報と前記複数のアドレス帳データのコピーに含まれる前記通信宛先情報及び/又は該通信宛先情報と関連付けられた情報に基づいて前記コンテンツの取得を許可するかどうか判定する判定部と、を備え
    前記判定部は、前記第1の通信端末のアドレス帳データのコピーに前記外部機器の情報が含まれるか否かを判断し、前記外部機器の情報が含まれていない場合は、前記第1の通信端末以外の前記複数の通信端末のアドレス帳データのコピーに含まれる通信宛先情報及び/又は該通信宛先情報と関連付けられた情報に基づいて、前記外部機器と前記第1の通信端末との関係情報を取得し、該取得した関係情報が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記コンテンツの取得を許可するかどうか判定すること、を特徴とする通信システム。
  7. 前記通信端末は電話端末であり、前記アドレス帳データに格納された通信宛先情報が電話番号であること、を特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記通信端末はメール端末であり、前記アドレス帳データに格納された通信宛先情報がメールアドレスであること、を特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  9. 前記利用者識別情報が前記外部機器に割り当てられた機器識別番号であること、を特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  10. 前記コンテンツは、前記通信端末の利用者によって前記通信端末を用いて作成されること、を特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  11. 前記通信端末および前記サーバは、前記アドレス帳データと前記コピーとを相互に同期する同期部をそれぞれ備えていること、を特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  12. 通信端末とサーバとが互いにネットワークに接続された通信システムにおいて、
    前記通信端末は、前記アドレス帳データを格納するデータ格納部と、前記アドレス帳データを更新するデータ更新部と、前記サーバと通信すると共に前記アドレス帳データに格納された通信宛先情報を用いて他の通信端末と通信を行う通信部とを備え、
    前記サーバは、前記通信端末の利用者と関連付けられたコンテンツを格納するコンテンツ保持部と、前記通信端末以外の外部機器からの前記コンテンツの取得に対する許可要求に応じて前記外部機器の利用者を特定する利用者識別情報を取得する利用者識別情報取得部と、前記利用者識別情報を前記通信端末へ送信して前記通信端末に、前記利用者識別情報に対応する通信宛先情報が前記アドレス帳データに含まれているか否かを問い合わせ、その問い合わせ結果に応じて前記コンテンツの取得を許可するかどうか判定する判定部とを備え
    前記判定部は、前記問い合わせの結果、前記通信端末のアドレス帳に前記外部機器の情報が含まれていない場合、前記外部機器と前記通信端末との関係情報を取得し、該取得した関係情報が所定の条件を満たすか否かに基づいて、前記コンテンツの取得を許可するかどうかを判定すること、を特徴とする通信システム。
  13. 前記通信端末は電話端末であり、前記アドレス帳データに格納された通信宛先識別情報が電話番号であること、を特徴とする請求項12に記載の通信システム。
  14. 前記通信端末はメール端末であり、前記アドレス帳データに格納された通信宛先識別情報がメールアドレスであること、を特徴とする請求項12に記載の通信システム。
  15. 前記利用者識別情報が前記外部機器に割り当てられた機器識別番号であること、を特徴とする請求項12に記載の通信システム。
  16. アドレス帳を備えた通信端末において、
    外部機器から所定の処理を許可するよう要求があった際に、前記アドレス帳を用いて当該外部機器と前記通信端末との関係を判断する関係判断部と、
    前記関係判断部の判断結果に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部と、
    該所定の処理を許可するレベルを設定する許可レベル設定部と、を備え、
    前記関係判断部は、前記アドレス帳に前記外部機器の情報が含まれていない場合、前記外部機器に前記通信端末との関係情報を要求し、前記要求の応答として前記外部機器から送信される関係情報を取得し、該取得した関係情報に基づいて前記外部機器と前記通信端末との関係を判断し、
    前記許可判定部は、設定された許可レベル前記関係判断部の判断結果とを比較して、該所定の処理を許可するか否かを判定すること、を特徴とする通信端末。
  17. 前記許可レベル設定部は、前記アドレス帳に基づいて該許可レベルを設定すること、を特徴とする請求項16に記載の通信端末。
  18. 外部機器と近距離通信するための近距離通信部を更に備え、
    該所定の処理が、該外部機器との近距離通信を含むこと、を特徴とする請求項16に記載の通信端末。
  19. ネットワークに接続するためのネットワーク接続部と、
    該ネットワークの所定の場所に自己のコンテンツを保存するコンテンツ保存部と、を更に備え、
    該所定の処理が、該外部機器に対する該コンテンツへのアクセス権の付与を含むこと、を特徴とする請求項16に記載の通信端末。
  20. 該コンテンツが複数のページから成るとき、前記許可レベル設定部は、各ページに対するアクセス権の付与の許可レベルを、それぞれ独立して設定できること、を特徴とする請求項19に記載の通信端末。
  21. 該コンテンツを保存してネットワーク上で公開するサーバを更に備えたこと、を特徴とする請求項19に記載の通信端末。
  22. 請求項16に記載された、互いにネットワーク上で接続された複数の通信端末から成る通信システム。
  23. 請求項2に記載された、互いにネットワーク上で接続された複数の通信端末を有した通信システムであって、
    前記通信端末で作成されたデータを保存し、当該通信端末のアドレス帳データを相互に同期して保有する外部サーバを備えたこと、を特徴とする通信システム。
  24. 各々がアドレス帳を備えた、互いにネットワーク上で接続された複数の通信端末から成る通信システムにおいて、
    各前記通信端末が、
    他の通信端末から所定の処理を許可するよう要求があった際に、前記他の通信端末の情報が前記アドレス帳に含まれているか否かを判定するアドレス帳判定部と、
    前記アドレス帳に前記他の通信端末の情報が含まれていないと判定されたとき、前記他の通信端末に自己との関係情報を要求する関係情報要求部と、
    該関係情報を要求されたとき、当該関係情報を発行可能な通信端末に発行要求を行う発行要求部と、
    該関係情報の発行要求に応答して、前記他の通信端末に該関係情報を発行する関係情報発行部と、
    発行された関係情報を該関係情報要求元の通信端末に送信する関係情報送信部と、
    要求先から送信された関係情報に基づいて該所定の処理を許可するか否かを判定する許可判定部と、を備えたこと、を特徴とする通信システム。
  25. 各前記通信端末が、
    該要求先から送信された関係情報が所定の条件を満たすとき、前記他の通信端末に該情報を要求する通信端末情報要求部と、
    該情報を要求されたとき、要求元の通信端末に該情報を送信する通信端末情報送信部と、
    要求先から送信された該情報をアドレス帳に登録する通信端末情報登録部と、を更に備えたこと、を特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  26. 各前記通信端末の少なくとも1つが、自己のコンテンツを保存してネットワーク上で公開するサーバを更に備え、
    該所定の処理が、他の通信端末に対する該コンテンツへのアクセス権の付与を含むこと、を特徴とする請求項24に記載の通信システム。
  27. 前記所定の条件は、前記アドレス帳に情報が含まれる他の外部機器のアドレス帳に、前記外部機器の情報が含まれることである、請求項1に記載の通信端末。
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