JP4189240B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、NTTドコモ、au、J−PHONE(ボーダーフォン)またはTU−KAなどに代表されるような無線方式の携帯電話機に関わり、特に携帯電話機どうしを接触させるだけで簡単なデータの送受信が行われるようにした携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線方式の携帯電話機などでは、メール機能を用いて文章、静止画像さらには動画などの各種の情報データの交換が頻繁に行われている。
【0003】
これらのメール機能においては、一度電話会社の基地局に情報データを送信し、その後に前記基地局から相手方に向けて前記情報データが送信されるのが一般的である。
【0004】
このようなメール機能は、遠く離れた相手に対しても送信可能な点、および相手方の都合にあわせてメールの内容を確認できるという点で非常に便利なサービスである。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−84100号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記メールの交換は、通常は有料サービスであるため、情報交換する相手がすぐ目の前に存在するような場合にまで、携帯電話会社を経由してデータの送受信を行わなければならないとすると、ユーザーに対し費用の面で負担をかけるという問題がある。
【0007】
また、地下施設など電波が届かない場所においては、相手が目の前にいるにもかかわらず、情報データ(例えば、メールアドレス、電話番号、住所など)の交換を行なうことができないという問題がある。よって、電話会社を経由せずに、直接相手方と情報データの交換を行なうことができれば便利である。
【0008】
さらに初対面の相手など、相手のメールアドレスが不明な場合には、いずれか一方の者が自己の携帯電話機に相手方のメールアドレスを入力し、その後に情報データを送信しなければならず、相手方に届くまでの操作が面倒であるとともに時間がかかるという問題がある。
【0009】
特に、何かの会合などで多数の人が集合した場合などにおいて、情報交換を行なおうとする場合には、その度ごとに相手のメールアドレスを携帯電話機に入力する必要があり、非常に手間がかかることになる。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、自己の携帯電話機と相手の携帯電話機を接触させるだけで、互いの携帯電話機どうしの間で情報データの交換が直接行われるようにした携帯電話機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明の携帯電話機は、基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機の本体部どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、前記第2の送受信手段を用いて、衝突した相手側の携帯電話に向けて前記振動を検出したことを示す信号を送信するとともに、相手側の携帯電話機からデータを受信するモードに設定し、
前記第2の送受信手段を介して、相手側の携帯電話から送信準備完了を示す信号を受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話から発せられる情報の受信を可能とすることを特徴とするものである。
【0012】
第2の本発明の携帯電話機は、基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動を検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、前記第2の送受信手段を用いて、衝突した相手側の携帯電話に向けて前記振動を検出したことを示す信号を送信するとともに、相手側の携帯電話機からデータを受信するモードに設定し、
前記第2の送受信手段を介して、相手側の携帯電話から受信準備完了を示す信号を受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話に情報を送信することを特徴とするものである。
第3の本発明の携帯電話機は、基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動を検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、衝突した相手側の携帯電話機からデータを受信するモードを設定し、
相手側の携帯電話から発せられた前記衝撃に基づく振動を検出したことを示す信号を、前記第2の送受信手段を介して受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話に情報を送信することを特徴とするものである。
【0013】
本発明では、送信側の携帯電話機と受信側の携帯電話機とを接触させるだけで、両者間の通信が確立されるため、情報データの交換が、携帯電話機の操作に不慣れた者であっても簡単に行なうことができ、またメールアドレスなどを入力する必要がないため、迅速に行なうことができる。
【0015】
また本発明では、所定周波数の振動の発生を契機とするとともに、振動が同時に発生した携帯電話機どうしの間でのみ所定の通信プロトコルが確立されるため、セキュリテイ機能を高めることができる。すなわち、携帯電話機を他の物(例えば机など)に接触させただけでは、相手方の携帯電話機との間において前記通信プロトコルが確立されることがないため、むやみに情報データが送信されてしまうのを防止できる。
【0016】
上記においては、例えば第2の送受信手段の通信手段が、赤外線を用いたもの、あるいは第2の送受信手段の通信手段が、322MHz以下の周波数で且つ携帯電話機からの3mの距離における電界強度が500μV/m以下の微弱な電波を用いるものが好ましい。
【0017】
上記手段では、携帯電話会社を介さずに行なうことができるため、費用の面でユーザーにかける負担を軽減できる。また基地局との間で電波の届かない所でも情報データの交換を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態として携帯電話機の構成の概略を示すブロック図、図2は振動検出手段の構成を示すブロック図、図3は携帯電話機の制御を示すフローチャート、図4は携帯電話機どうしが接触したときに振動検知センサから出力される振動波形を示す図である。
【0019】
図1に示すように、携帯電話機1はCPUから構成される制御部2が設けられ、この制御部2を中心に各種の機器が接続されている。
【0020】
RFユニット3は、基地局に携帯電話機側の送信データを送信信号としてアンテナ5を介して送信し、また基地局から送出された受信データを受信信号としてアンテナ5を介して受信する第1の送受信手段としての機能を有している。前記第1の送受信手段の電波の周波数は、例えば800MHz〜900MHz帯(NTTドコモ、auなど)、1.5GHz帯(J−PHONE、TU−KAなど)、1.9〜2.2GHz帯(次世代携帯電話に利用予定)など800MHz〜3GHzの範囲である。
【0021】
前記RFユニット3とアンテナ5との間には、1本のアンテナで送受信を共用する場合に、送信信号と受信信号の周波数の違いをフィルタなどで分離(分波)するデュプレクサ(分波器)4が設けられている。
【0022】
前記RFユニット3と制御部2との間には符号複合器(通称CODEC)6が設けられている。前記符号複合器6は、RFユニット3が受信したアナログ信号をディジタル信号に符号化するとともにこれを解凍して制御部2に出力する機能と、制御部2から出力されたディジタル信号をアナログ信号に変換するとともにこれを圧縮してRFユニット3に与える機能などを備えている。
【0023】
マイク7は第1の信号変換手段8を介して前記制御部2に接続されており、またスピーカ9も第2の信号変換手段10を介して前記制御部2に接続されている。前記第1の信号変換手段8は、増幅回路、変調回路およびA/D変換回路などを有しており、マイク7が取得した音声信号を増幅して周波数変調するとともにディジタル信号に変換して制御部2に与えるとともに、前記RFユニット3などを用いて基地局に送信する。また第2の信号変換手段10は、D/A変換回路、復調回路および増幅回路などを有しており、前記基地局からRFユニット3や制御部2などを介して入力される音声ディジタル信号をアナログ信号に変換するとともに人が聴き取ることが可能な周波数に復調し、さらに増幅してスピーカ9に出力する。よって、スピーカ9から通信相手の音声が発音されるようになる。
【0024】
また前記制御部2にはLCD駆動手段11およびキー入力手段12に接続されており、制御部2の指令を受けて図示しない液晶表示画面に文字や画像などを出力でき、また図示しないキーを操作することより、文字や記号などを携帯電話機1に入力できるようになっている。さらにROMやRAMなどからなるメモリ手段13が接続されており、各種のソフトウェアやアドレスデータなどの情報データが保持されている。
【0025】
前記制御部2には赤外線通信手段20接続されている。前記赤外線通信手段20は、制御部2から出力されたディジタル信号を光信号に変換して携帯電話機1の外部に送出することができる送信部TXと、外部で発生した赤外線を受信して制御部2に送る受信部RXを有している。この実施の形態では赤外線通信手段20が第2の送受信手段として機能している。
【0026】
また制御部2には振動検出手段30が接続されている。図2に示すように前記振動検出手段30は振動検出センサ31、二値化手段32および周波数選別手段33とで構成されている。
【0027】
前記振動検出センサ31は、携帯電話機1の内部に設けられた歪みセンサなどで構成されている。前記携帯電話機1の本体どうしや、アンテナどうしをインパルス的に軽く接触させると、振動検出センサ31の出力信号V1は減衰振動となる(図4参照)。
【0028】
なお、前記携帯電話機1の機械的な自己共振周波数は、前記携帯電話機1の本体どうしや、アンテナどうしを衝突させたときに発生する振動の周波数よりも、高い周波数帯に設定しておくことが好ましい。これは携帯電話機1の本体どうしやアンテナどうしを接触させた場合に、前記携帯電話機1の自己共振周波数による影響を受け難くすることができ、振動検出センサ31は前記接触時の振動のみを高精度に取得できるようになるからである。
【0029】
前記二値化手段32はA/D変換回路などで構成されており、前記振動検出センサ31から出力される出力信号(減衰信号)V1を所定のスレッショルドレベルで二値化することによってディジタル信号D1を生成し、これを周波数選別手段33に送る機能を備えている。前記周波数選別手段33は、PLL回路又はフリップフロップなどで構成されている。
【0030】
前記振動検出手段30では、前記周波数選別手段33が、前記二値化手段32から出力された振動のディジタル信号D1の周波数が所定の基準周波数の範囲内にあるか否かを比較し、所定の周波数の範囲内である場合には前記携帯電話機1どうしが接触したことを通知する検出信号Sdを例えばHレベル信号に切り換えて前記制御部2に送信する。
【0031】
よって、前記制御部2は前記検出信号Sdを検出した場合には、所定の振動が発生したことことを検知することができ、後述する通信制御を行なうことが可能となる。
【0032】
一方、振動検出手段30では、振動検出センサ31から出力される出力信号V1が、所定周波数の範囲以外の周波数である場合、すなわち携帯電話機1の本体(本体カバー)どうしや、アンテナどうしを接触させたさせたときに発生する周波数とは異なる周波数である場合には、前記周波数選別手段33からは制御部2に対して出力される検出信号Sdは、例えば振動が検出されないことを示すLレベル信号の状態が維持される。
【0033】
上記携帯電話機1を用いて行われる通信制御について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0034】
なお、図3に示すフローチャートでは、説明の便宜上、受信側の携帯電話機を1A、制御部を2Aとし、送信側の携帯電話機を1B、制御部を2Bとしている。またフローチャート中の各段階を示すステップを送信側では「ST−」として、受信側では「SR−」としている。
【0035】
図3に示すように、通信前の状態では、受信側の携帯電話機1Aと送信側の携帯電話機1Bはともに、第1の送受信手段であるRFユニット3を用いた通常の送受信が可能な通常動作モードに設定されている。すなわち、前記通常動作モードでは、前記第1の送受信手段であるRFユニット3を使用した電話の送受信、メールの送受信およびwebサイトへのアクセスなど通常の操作を行なうことが可能である。
【0036】
次に、携帯電話機1Aのユーザーと携帯電話機1Bのユーザーとの間で情報データの交換、例えばメールアドレスの交換を前記第2の送受信手段である赤外線通信手段20を利用して行なうデータ送信モードおよびデータ受信モードについて説明する。
【0037】
先ず、送信側では携帯電話機1Bのユーザーが、キー操作を行なうことにより、送信を希望する情報データDaを選択して携帯電話機1Bの液晶表示画面上に表示させるデータ選択を行なう(ST−1)。このとき、携帯電話機1Bの制御部2Bは、携帯電話機1Bの通信モードをデータ送信モードに自動的に設定する。
【0038】
前記データ選択の作業は、通常動作モード中において、例えば携帯電話機1Bのユーザーが、自己の携帯電話機1Bのキー操作を行なうことに行われる。すなわち、ユーザーが、カーソル操作を行なうことにより、前記メモリ手段13に登録されているホルダやファイル(アドレスファイルなど)を開くとともに、送信内容である特定のメールアドレスや住所などの情報データDaを選択することにより行なうことができる。
【0039】
送信側の通信モードが、データ送信モードに切り換わると、制御部2Bは振動検出手段30から接触が検出されたことを示す前記検出信号Sdの監視を行なう(ST−2)。
【0040】
この状態で受信側の携帯電話機1Aの本体カバーと送信側の携帯電話機1Bの本体カバーとを瞬間的に軽く接触(衝突)させると、すなわち携帯電話機1A,1Bの双方にインパルス的な衝撃を与えると、上述したように携帯電話機1A,1B内の各振動検出手段30からそれぞれの制御部2A,2Bに検出信号Sdが出力される。
【0041】
そして、前記送信側の制御部2Bは、前記検出信号Sdを受け取ると、携帯電話機1Bの通信モードを直ちに通常動作モードからデータ受信モードに切り換える(ST−3)。
【0042】
一方、受信側の携帯電話機1Aの制御部2Aも、前記振動検出手段30から携帯電話機どうしが衝突したことを示す検出信号Sdの監視を行っており(SR−1)、前記検出信号Sd受け取ると、一定の待機時間(例えば1〜2秒)経過後に「衝突した」ということを示す振動検出信号αを相手方となる送信側の携帯電話機1Aに向けて送信する(SR−2)とともに、通信モードをデータ受信モードに切り換える(SR−3)。前記振動検出信号αの送信は、受信側の携帯電話機1Aの第2の送受信手段である赤外線通信手段20の送信部TXを用いて行われる。なお、前記において一定の待機時間(例えば1〜2秒)待つようにしているのは、送信側の携帯電話機1Bの通信モードがデータ受信モードに切り換わった後に振動検出信号αを送信するようにするためであり、これにより前記携帯電話機1Bは振動検出信号αを確実に受信することが可能である。
【0043】
前記振動検出信号αは、送信側の携帯電話機1Bの第2の送受信手段である赤外線通信手段20の受信部RXで受信される。送信側の制御部2Bは、受信側の携帯電話機1Aから送信される振動検出信号αの監視を行なう(ST−4)とともに、前記制御部2Bは振動検出信号αが前記検出信号Sdの発生後から所定の時間内に検出できたか否かの時間計測を行っている(ST−5)。送信側の制御部2Bは、前記時間内に振動検出信号を検出することができた場合には、携帯電話機1Bの通信モードをデータ送信モードに切り換え(ST−6)、前記振動検出信号αに対する返答を示す送信準備完了信号βを前記赤外線通信手段20の送信部TXから受信側に送信する(ST−7)とともに、例えば1〜2秒の一定時間待機する(ST−8)。なお、前記時間計測(ST−5)の結果、所定時間経過しても振動検出信号αを受信することができない場合には、制御部2Bはタイムアウトと判断して所定のエラー表示を液晶表示画面に行なう(ST−5−a)とともに、携帯電話機1Bの通信モードを通常動作モードに復帰させる(ST−5−b)。
【0044】
受信側の携帯電話機1Aの制御部2Aは、前記データ受信モード(SR−3)に切り換えた後に、赤外線通信手段20の受信部RXを用いて送信側の携帯電話機1Bからの送信準備完了信号βの監視を行なう(SR−4)とともに、受信側の制御部2は前記振動検出信号αの送信したときからの時間を計測しており(SR−5)、所定時間経過しても前記送信準備完了信号βを受信することができない場合には、制御部2Aは携帯電話機1Aの通信モードを通常動作モードに復帰させる(SR−11)。
【0045】
一方、受信側の制御部2Aは、所定の時間内に前記送信準備完了信号βを受信することができたと判断した場合には、前記データ受信モードの態勢を維持する(SR−6)。
【0046】
そして、前記振動検出信号αと送信準備完了信号βの送受信が行われることにより、受信側と送信側との間の赤外線通信手段(第2の送受信手段)20を用いた所定の通信プロトコルが確立される。
【0047】
送信側の携帯電話機1Bは、前記一定時間待機した後(ST−8)、前記データ選択(ST−1)において選択した情報データ(メールアドレスなど)Daを赤外線通信手段20の送信部TXから前記受信側の携帯電話機1Aに向けて送信する(ST−9)。
【0048】
受信側の携帯電話機1Aはデータ受信モードに設定されているため、前記赤外線通信手段20の受信部RXを用いることにより、前記送信側から送られてくる情報データDaを受信することができる。受信側の制御部2Aは受信した情報データDaのパリティチェックなどを行なうことにより、情報データDaの受信が完了したか否かを監視し(SR−8)、受信完了と判断したときには前記通信モードをデータ送信モードに切り換えるとともに(SR−9)、受信完了信号γを送信側に向けて送信し(SR−10)、その後に通常動作モードに復帰させる(SR−11)。
【0049】
送信側の制御部2Bは、前記データ送信(ST−9)を終えると、通信モードをデータ受信モードに切り換える(ST−10)。さらに制御部2Bは受信側から送られて来る受信完了信号γを監視するとともに(ST−11)、データ送信(ST−9)を終了した直後からの経過時間の計測を行なう(ST−12)。
【0050】
制御部2Bは、前記受信完了信号γを受信できたと判断した場合には送信側の携帯電話機1Bの通信モードを通常動作モードに設定して一連の動作を終了する(ST−14)。
【0051】
一方、制御部2Bが、前記受信完了信号γを所定の時間内に検出することができなかった場合には、その旨を液晶表示画面上にエラー表示するとともに(ST−13)、携帯電話機1Bの通信モードを通常動作モードに設定して一連の動作を終了する(ST−14)。
【0052】
なお、上記SR−7において受信側が受信した情報データDaは、携帯電話機1Aの前記メモリ手段13内に記憶されるとともに液晶表示画面に表示される。
【0053】
よって、受信側では液晶表示画面に表示された情報データDaにより、送信側では液晶表示画面に表示されたエラー表示(ST−5−aおよびST−13)により、情報データDaの送受信信が正しく行われたか否かを確かめることが可能である。
【0054】
上記においては、携帯電話機どうしを接触させるという非常に簡単な操作を行なうだけで、一方の携帯電話機から他方の携帯電話機に必要な情報データを送信することができる。よって、携帯電話機の操作に不慣れな者にも過度の負担をかけずに迅速に情報データの交換が可能である。
【0055】
なお、上記のように携帯電話機の本体どうしを軽く接触させるものに限られるものではなく、アンテナどうしを接触させるもの、あるいは本体とアンテナを接触させるものであってもよい。
【0056】
また上記実施の形態では、第2の送受信手段として、赤外線通信手段を用いたものを示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば322MHz以下の周波数で且つ携帯電話機からの3mの距離における電界強度が500μV/m以下の微弱な電波を用いるものであってもよい。上記の微弱な電波であれば、電波法の制限を受けることがない。
【0057】
また振動の発生をトリガ(契機)として振動検出信号αと送信準備完了信号βの送受信を行い、これにより所定の通信プロトコルを確立して情報データの送受信行なうようにしているため、むやみに情報データDaが送信されてしまうのを防止することができ、よってセキュリテイ機能を高めることが可能である。
【0058】
また上記実施の形態では、携帯電話機どうしの接触後、受信側から振動検出信号αを送信し、その返答として送信側から送信準備完了信号βを返すようにした構成を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、接触後に送信側の携帯電話機から振動検出信号αを送信し、その返答して受信側から受信準備完了信号を返すようにした構成あってもよい。
【0059】
また携帯電話機以外の携帯情報端末を接触させた場合、例えばPDAどうし、あるいは携帯電話機とPDAを接触させた場合に、これら携帯情報端末の間で情報データの交換が行われるものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明では、携帯電話機どうしを接触させるという簡単な操作だけで、情報データの交換を行なうことができる。
【0061】
特に、初対面の相手と情報データの交換を行なう際などにおいては、相手のメールアドレスの入力などの面倒な操作を必要としないため、より迅速に情報データの交換を行なうことができる。
【0062】
また携帯電話会社の基地局を介さずに携帯電話機どうしが直接通信することができるため、電波の届かない場所においても情報データの交換を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として携帯電話機の構成の概略を示すブロック図、
【図2】振動検出手段の構成を示すブロック図、
【図3】携帯電話機の制御を示すフローチャート図、
【図4】携帯電話機どうしが接触したときに振動検知センサから出力される振動波形を示す図、
【符号の説明】
1,1A,1B 携帯電話機
2,2A,2B 制御部
3 RFユニット(第1の送受信手段)
13 メモリ手段
20 赤外線通信手段(第2の送受信手段)
30 振動検出手段
31 振動検出センサ
32 二値化手段
33 周波数選別手段
Da 情報データ
α 振動検出信号
β 送信準備完了信号
γ 受信完了信号

Claims (5)

  1. 基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
    前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、前記第2の送受信手段を用いて、衝突した相手側の携帯電話に向けて前記振動を検出したことを示す信号を送信するとともに、相手側の携帯電話機からデータを受信するモードに設定し、
    前記第2の送受信手段を介して、相手側の携帯電話から送信準備完了を示す信号を受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話から発せられる情報の受信を可能とすることを特徴とする携帯電話機。
  2. 基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動を検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
    前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、前記第2の送受信手段を用いて、衝突した相手側の携帯電話に向けて前記振動を検出したことを示す信号を送信するとともに、相手側の携帯電話機からデータを受信するモードに設定し、
    前記第2の送受信手段を介して、相手側の携帯電話から受信準備完了を示す信号を受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話に情報を送信することを特徴とする携帯電話機。
  3. 前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、一定の待機時間を経た後に、相手側の携帯電話に向けて振動を検出したことを示す信号を送信する請求項1または2記載の携帯電話機。
  4. 基地局との間で所定の周波数の電波によって通信を行なう第1の送受信手段と、他の携帯電話機との間で微弱な電波または赤外線を用いて通信を行う第2の送受信手段と、携帯電話機どうしが衝突としたときの衝撃に基づいて発生する振動を検出する振動検出手段と、制御部と、が設けられ、
    前記制御部は、前記振動検出手段が検出した振動が前記衝撃に基づいて発生した所定の周波数の振動であると判断したときに、衝突した相手側の携帯電話機からデータを受信するモードを設定し、
    相手側の携帯電話から発せられた前記衝撃に基づく振動を検出したことを示す信号を、前記第2の送受信手段を介して受信したときに、相手側の携帯電話との間で前記第2の送受信手段を用いた通信のプロトコルを確定して、相手側の携帯電話に情報を送信することを特徴とする携帯電話機。
  5. 相手側の携帯電話から振動を検出したことを示す信号を受信したときに、一定の待機時間を経過した後に、相手側の携帯電話に情報を送信する請求項4記載の携帯電話機。
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