JP5224673B2 - 携帯端末装置及びこれに用いる位置検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は携帯端末装置及びこれに用いる位置検出方法に係り、特に液晶表示部が回転可能な構成とされた携帯端末装置及びこれに用いる位置検出方法に関する。
近年はデータ通信の発達に伴い、携帯電話に代表される携帯端末装置は多様化及び多機能化が進んでいる。また、携帯端末装置で処理できる情報量も飛躍的に増大しており、これに伴い表示部(液晶表示装置)の大画面化が進んでいる。更に、ワンセグ(1セグメント部分受信サービス)を受信できる携帯電話機も提供されるようになってきており、このようにテレビ画像を表示する携帯電話機においても液晶表示装置の大画面化が望まれている。
ところで、従来の携帯電話に代表される携帯端末装置では、携帯性から小型化及び軽量化を図ることが重要であり、また使い勝手の面では把持し易い縦長のものが一般的である。また、表示部も携帯端末装置の形状に対応して縦長に配置されたものが一般的である。しかしながら、このように縦長に配置された表示部では、文字を表示しようとした場合、一行に記載される文字数が少なく文章が読み難い。また、テレビ画像を表示しようとした場合、テレビ画像は横長であるため縦長の表示部させた場合には画面が小さくなってしまい、また表示が行われない部分が多くなり不効率である。
このため、表示部を装置本体に対して回転可能にし、携帯時においては縦長状態として携帯性を維持し、テレビ画像の表示時等の表示部の使用時には表示部を回転させることにより横長状態とし、これにより表示性を高めた携帯端末装置が提供されるようになってきている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような表示部を装置本体に対して回転可能な構成とした携帯端末装置では、表示部の状態に応じて表示切替えを行う必要がある。即ち、表示部が縦長状態となっている場合には、この状態で表示画面が正しい向きで表示される必要があり、この状態より表示部を回転させた場合にも、回転した位置において表示画面が正しい向きで表示される必要がある。
このため、表示部を装置本体に対して回転可能な構成とした携帯端末装置では、表示装置の位置(向き)を検出する位置検出手段を有している。そして、表示部に画像を表示する画像表示手段は、この位置検出手段により検出される表示部の位置に応じた向きで画像表示が行われるように、表示切替えを行う構成とされていた。
特開2003−319043号公報 特開2005−176372号公報
上記のように表示部が回転する携帯端末装置は、表示部が回転していない状態を中心として、+90°或いは−90°回転するよう構成されたものが多い。従って、位置検出手段は、この3状態を検出する必要がある。この位置検出方法としては非接触センサや機械式スイッチを用いる方法があるが、経時的に安定している非接触センサ(例えば、磁気センサ等)を用いる方法が一般に採用されている。
従来では、上記のように表示部の3状態を検出する場合、各状態に対応してセンサを配設必要があった。具体的には、例えばセンサとして磁気センサを用いた場合には、表示部が回転していない位置、+90°回転した位置、及び−90°回転した位置のそれぞれに磁気センサと磁石を配設することが行われていた。このため、上記構成とされた従来の携帯端末装置では、部品点数や配線数が増加してしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、部品点数及び配線数の削減を図りうる携帯端末装置及びこれに用いる位置検出方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、一対の磁石と、該一対の磁石の磁界を検出する一対の一出力磁気センサと、前記一出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか一方を、前記回転中心位置に対して90°離間させて前記アーム部に配設し、
前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか他方を、前記回転中心位置に対して90°離間させ、かつ前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、記一対の磁石と、前記一対の一出力磁気センサとが対峙し、前記一対の一出力磁気センサの磁界検知状態の組み合わせが、前記可動部が前記回転中心位置に位置するときと前記回転中心位置に対して+90°回転したときと前記回転中心位置に対して−90°回転したときとで異なるように前記可動部に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、一対の磁石と、該磁石の磁界を検出する1個の二出力磁気センサと、前記二出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の磁石を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させると共に磁界方向が同一方向となるよう前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記二出力磁気センサを前記可動部または前記アーム部のいずれか他方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか一方が前記二出力磁気センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか他方が前記二出力磁気センサと対峙するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の磁石のいずれもが前記二出力磁気センサから離間した状態となるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、反射特性の異なる一対の反射板と、該反射板に光を照射すると共に反射光を検出する光電センサと、前記光電センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の反射板を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させて前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記光電センサを前記可動部または前記基部のいずれか他方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか一方が前記光電センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか他方が前記光電センサと対峙するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の反射板のいずれもが前記光電センサから離間した状態となるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、
請求項3記載の携帯端末装置において、
前記一対の反射板を前記下動部の外周側面に配設すると共に、前記光電センサを前記基部に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、磁石と、該磁石の磁界を検出する対の磁気センサと、前記磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記磁石を前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の磁気センサのいずれか一方が前記磁石の前記磁界のいずれか一方の境界位置に位置するよう構成し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の磁気センサのいずれか他方が前記磁石の前記磁界のいずれか他方の境界位置に位置するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の磁石センサのいずれもが前記磁石の前記磁界の境界位置に位置した状態となるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、対をなす第1及び第2の磁石と、該第1及び第2の磁石の磁界を検出する対をなす第1及び第2の磁気センサと、前記第1及び第2の磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか一方を、前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に前記回転中心位置に対して対称となるよう離間させて配設し、
前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか他方を、前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、前記一方の第1及び第2の磁石或いは第1及び第2の磁気センサと対峙する位置からずらして前記可動部に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置である0°に位置するとき、前記第1の磁気センサは前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域に位置すると共に、前記第2の磁気センサは前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域に位置し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記第1の磁気センサが前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域から離脱した位置に位置すると共に前記第2の磁気センサが前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域に位置するよう構成し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記第1の磁気センサが前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域に位置すると共に前記第2の磁気センサが前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域から離脱した位置するよう構成し、
前記第1の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングと、前記第2の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングとがずれるよう構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、2個の磁石と2個の一出力磁気センサ、2個の磁石と1個の二出力磁気センサ、2個の反射板と1個の光電センサにより可動部の3状態の検出を行うことが可能となるため、従来のように3状態のそれぞれにセンサ等を配設していた構成に比べ、部品点数及び配線数の削減を図ることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である携帯端末装置を示している。本実施例では、携帯端末装置として携帯電話機10Aを例に挙げて説明するものとする。携帯電話機10Aは、大略すると固定部11,アーム部12,可動部13,及び位置検出手段等により構成されている。
固定部11は、携帯電話機10Aの操作時に操作者に把持される部分である。アーム部12は、ヒンジ部21を介して固定部11に取り付けられている。よって、アーム部12は、固定部11に対して折り畳み可能な構成とされている。また、固定部11の内面側には、図示しない各種操作キー(テンキー,電源キー,通話キー,メニューキー,電話帳キー,カーソルキー等)が配置されると共に、ヒンジ部21から最も離間した位置には通話を行うためのマイクが配設されている。
可動部13は、アーム部12に回動可能に取り付けられている。この可動部13の内側面には、表示部20が配設されている。また、ヒンジ部21から離間した部分には、通話を行うためのスピーカ等が配設されている。表示部20は液晶表示装置(以下、液晶表示部20という)であり、大型化を図るために可動部13と略等しい大きさとされている。
可動部13はアーム部12に対して回転中心Oを中心として、図1(A)及び図2(A)に示す可動部13が回転していない位置(以下、回転中心位置という)から、±90°に亘り回転可能な構成とされている。図2(B)は可動部13が−90°回転した状態を示しており、図2(C)は可動部13が+90°回転した状態を示している。
ここで、可動部13が回転中心位置に位置した状態は、液晶表示部20が縦長となった状態である。また、この可動部13が回転中心位置に位置した状態でアーム部12を折りたたむと、アーム部12及び可動部13は固定部11と重なった状態となる。よって、可動部13をアーム部12に対して回転可能な構成としても、携帯電話機10Aの携帯性が低下するようなことはない。
また、図2(B),(C)に示す可動部13が回転中心位置から+90°または−90°回転した状態では、携帯電話機10Aは全体として略L字状となっている。よって液晶表示部20(可動部13)は横長の状態となっており、液晶表示部20はテレビ映像の表示及び長文の必要時に適した向きとなっている。
尚、第1実施例〜第7実施例では可動部13の回転中心Oを中心として反時計方向への回転をプラス(+)方向の回転といい、時計方向の回転をマイナス(−)方向の回転というものとする。また、回転中心Oを通る長手方向の中心線を回転中心位置線(各図に矢印Xで示す線)というものとする。また説明の便宜上、第8実施例〜第11実施例では可動部13の回転中心Oを中心として反時計方向への回転をマイナス(−)方向の回転といい、時計方向の回転をプラス(+)方向の回転というものとする。
次に、位置検出手段について説明する。本実施例で用いている位置検出手段は、第1及び第2の磁気センサ15,16(請求項1に記載の一対の一出力磁気センサに相当する)、第1及び第2の磁石17,18、及び位置演算装置19等により構成されている。
第1及び第2の磁気センサ15,16は、それぞれ図1(A)に矢印で示す方向に対する磁界を検知するセンサである。この第1及び第2の磁気センサ15,16は磁界検知を行うことによりL信号(ローレベル信号)を出力し、磁界が印加されていない場合にはH信号(ハイレベル信号)を出力する構成とされている。但し、この第1及び第2の磁気センサ15,16は、上記のように磁界が印加されていることは検出できるが、印加されている方向までは検出することはできない。この第1及び第2の磁気センサ15,16は、可動部13に回転中心Oを中心として90°離間させて配置されている。
第1及び第2の磁石17,18は永久磁石であり、アーム部12に固定されている。また、第1及び第2の磁石17,18の磁束の向きは、図7(A)に矢印で示す方向となるよう設定されている。この第1及び第2の磁石17,18も、回転中心Oを中心として90°離間させて配置されている。
具体的には、第1の磁石17は、回転中心Oの下部で回転中心位置線X上に位置するよう配設されている。また、第2の磁石18は、回転中心位置線Xに対し直行する線分で回転中心Oを通る線分(図中、矢印Yで示す破線)上で、回転中心Oよりも右方位置に配設されている。換言すると、第2の磁石18は回転中心位置線Xより−90°離間した位置に配設されている。
更に、第1及び第2の磁気センサ15,16の配設位置と第1及び第2の磁石17,18との配設位置は、可動部13が回転中心位置に位置しているとき、第1及び第2の磁気センサ15,16と第1及び第2の磁石17,18が共に対峙するよう設定されている。よって、可動部13が回転中心位置に位置しているとき、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力は共にL信号となる。尚、本明細書において磁気センサと磁石とが対峙するとは、磁石が発生する磁界を磁気センサが検出している状態をいうものとし、必ずしも磁気センサと磁石とが向かいあっていることをいうものではないものとする。
上記の第1及び第2の磁気センサ15,16は、位置演算装置19に接続されている。この位置演算装置19は、第1及び第2の磁気センサ15,16から送信されるL信号及びH信号の組み合わせに基づき、後述するように可動部13の位置を演算する。
続いて、上記構成とされた携帯電話機10Aにおいて、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図2を主に用いて説明する。
図2(A)は、可動部13が回転中心位置に位置した状態(この状態を検出状態Aという)を示している。また、この可動部13が検出状態Aにあるとき、可動部13の回転角度は0°であるとする。可動部13がこの検出状態A(回転中心位置)に位置しているとき、液晶表示部20は縦長の状態となっている。
図2(B)は、可動部13が検出状態Aより−90°回転した状態(この状態を検出状態Bという)を示している。また、図2(C)は、可動部13が検出状態Aより+90°回転した状態(この状態を検出状態Cという)を示している。この検出状態B,Cの状態では、液晶表示部20は横長の状態となっている。
次に、この検出状態A〜Cにおける、第1及び第2の磁気センサ15,16と、第1及び第2の磁石17,18の位置関係について説明する。可動部13が図2(A)に示す検出状態Aである場合、第1の磁気センサ15は第1の磁石17と対峙しており、かつ第2の磁気センサ16は第2の磁石18と対峙している。よって、第1の磁石17の磁界は第1の磁気センサ15に作用するため第1の磁気センサ15の出力はL信号となり、同様に、第2の磁石18の磁界は第2の磁気センサ16に作用するため第2の磁気センサ16の出力もL信号となる。
また、可動部13が検出状態Aより−90°回転し検出状態Bとなると、第1の磁気センサ15はいずれの磁石17,18とも離間した状態となり、かつ第2の磁気センサ16は第1の磁石17と対峙した状態となる。よって、第1の磁気センサ15にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないため第1の磁気センサ15の出力はH信号となる。これに対し、第1の磁石17の磁界は第2の磁気センサ16に作用するため第2の磁気センサ16の出力はL信号となる。
また、可動部13が検出状態Aより+90°回転し検出状態Cとなると、第2の磁気センサ16はいずれの磁石17,18とも離間した状態となり、かつ第1の磁気センサ15は第2の磁石18と対峙した状態となる。よって、第2の磁気センサ16にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないため第2の磁気センサ16の出力はH信号となる。これに対し、第2の磁石18の磁界は第1の磁気センサ15に作用するため第1の磁気センサ15の出力はL信号となる。
図3は、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機10Aでは、2個の磁気センサ15,16の出力の組み合わせにより可動部13の位置検出を行う構成とている。
このため、携帯電話機10Aでは、2個の磁気センサ15,16と2個の磁石17,18で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。更に、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力が共にH信号であった場合には、可動部13は0°〜−90°の範囲、或いは0°〜+90°の範囲の位置にある状態であり、この状態を加えると合計4状態の検出が可能となる。
このように本実施例では、第1及び第2の磁気センサ15,16の配設位置、及び第1及び第2の磁石17,18の配設位置を本実施例のように設定することにより、2組のセンサと磁石の対で可動部13の4箇所における位置検出が可能となる。このため、従来のように検出状態A〜Cの夫々に対応した位置に磁気センサ及び磁石を配置する必要はなくなり、従来に比べて部品点数の削減を図ることができる。
また本実施例のように、各磁気センサ15,16を可動部13に配設した構成では、位置演算装置19は固定部11に設けられるのが一般的であるため、ヒンジ部21を介して各磁気センサ15,16の配線を可動部13から固定部11に引き込む必要がある。上記のように本実施例に係る携帯電話機10Aでは、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、ヒンジ部21における配線処理を容易化することができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。図4及び図5は、第2実施例に係る携帯電話機10Bを説明するための図である。尚、本実施例及びそれ以降の実施例の説明に用いる各図において、先の第1実施例の説明に用いた図1乃至図3に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略するものとする。
前記した第1実施例に係る携帯電話機10Aでは、第1の磁石17を回転中心Oの下部で回転中心位置線X上に位置するよう配設し、第2の磁石18を回転中心位置線Xに対し直行する線分で回転中心Oを通る線分Y上で回転中心Oよりも右方位置に配設し、更に可動部13が回転中心位置に位置しているとき第1及び第2の磁気センサ15,16と第1及び第2の磁石17,18が対峙するよう構成した。
これに対して本実施例に係る携帯電話機10Bは、第1及び第2の磁気センサ15,16が可動部13に回転中心Oを中心として90°離間させて配置され、第1及び第2の磁石17,18がアーム部12に回転中心Oを中心として90°離間させて配置されている構成は第1実施例と同様であるが、第1の磁石17が回転中心位置線Xより+45°の位置に配設されると共に第2の磁石18が回転中心位置線Xより−45°の位置に配設された構成である点で第1実施例に係る携帯電話機10Aと異なっている。
次に、本実施例に係る携帯電話機10Bにおいて、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図5を主に用いて説明する。
可動部13が図5(A)に示す検出状態Cである場合、第1の磁気センサ15はいずれの磁石17,18からも離間した状態となり、かつ第2の磁気センサ16は第1の磁石17と対峙した状態となる。よって、第1の磁気センサ15にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないためその出力はH信号となる。これに対し、第1の磁石17の磁界は第2の磁気センサ16に作用するためその出力はL信号となる。
可動部13が図5(B)に示す検出状態A〜Cの間の位置にある場合、第1及び第2の磁気センサ15は、双方共にいずれの磁石17,18とも離間した状態となる。よって、各磁気センサ15,16にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないためその出力はいずれもH信号となる。
可動部13が図5(C)に示す検出状態A(回転中心位置)である場合、第1の磁気センサ15は第1の磁石17と対峙した状態となり、かつ第2の磁気センサ16は第2の磁石18と対峙した状態となる。よって、第1の磁石17の磁界は第1の磁気センサ15に作用するためその出力はL信号となり、かつ、第2の磁石18の磁界は第2の磁気センサ16に作用するためその出力はL信号となる。
可動部13が図5(D)に示す検出状態A〜Bの間の位置にある場合、第1及び第2の磁気センサ15は、双方共にいずれの磁石17,18とも離間した状態となる。よって、各磁気センサ15,16にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないためその出力はいずれもH信号となる。
可動部13が図5(E)に示す検出状態Bである場合、第1の磁気センサ15は第2の磁石18と対峙した状態となり、第2の磁気センサ16はいずれの磁石17,18とも離間した状態となる。よって、第2の磁石18の磁界は第1の磁気センサ15に作用するためその出力はL信号となる。これに対し、第2の磁気センサ16にはいずれの磁石17,18の磁界も作用しないためその出力はH信号となる。
図6及び図7は、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機10Bにおいても、2個の磁気センサ15,16と2個の磁石17,18で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。更に、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力が共にH信号であった場合には、可動部13は0°〜−90°の範囲、或いは0°〜+90°の範囲の位置にある状態であり、この状態を加えると合計4状態の検出が可能となる。
よって本実施例に係る携帯電話機10Bも、第1実施例と同様に2組のセンサと磁石の対で可動部13の4箇所における位置検出が可能となるため、従来のように検出状態A〜Cの夫々に対応した位置に磁気センサ及び磁石を配置する必要はなくなり、従来に比べて部品点数の削減を図ることができる。また、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、ヒンジ部21における配線処理を容易化することができる。
図8及び図9は、本発明の第3及び第4実施例である携帯電話機10C,10Dを示している。この第3及び第4実施例である携帯電話機10C,10Dは、第1及び第2の磁気センサ15,16が可動部13に回転中心Oを中心として90°離間させて配置され、第1及び第2の磁石17,18がアーム部12に回転中心Oを中心として90°離間させて配置されている構成である点は第1及び第2実施例に係る携帯電話機10A,10Bと同様である。
しかしながら、図8(A)に示す第3実施例である携帯電話機10Cは、第1の磁石17が回転中心位置線Xに対し+90°離間した位置に配設されると共に、第2の磁石18は回転中心位置線X上で、回転中心Oよりも上部の位置に配設されている。また、図8(B)に示す第4実施例である携帯電話機10Dは、第1の磁石17が回転中心位置線Xより+135°の位置に配設されると共に、第2の磁石18が回転中心位置線Xより−135°の位置に配設された構成とされている。この第3及び第4実施例である携帯電話機10C,10Dは、基本的な構造及び効果は前記した第1及び第2実施例に係る携帯電話機10A,10Bと同一である。
次に、本発明の第5実施例について説明する。図9及び図10は、第5実施例である携帯電話機10Eを示している。本実施例に係る携帯電話機10Eは、位置検出手段を1個の磁気センサ25(請求項2に記載の二出力磁気センサに相当する)と、第1及び第2の磁石17,18と、位置演算装置19等により構成したことを特徴としている。
前記した第1及び第2実施例で用いていた磁気センサ15,16は、磁界が印加されることにより出力(H信号とL信号)を切り換える構成とされていた。これに対して本実施例で用いている磁気センサ25は、磁界の印加されている方向により異なる信号を出力できる構成とされている。
具体的には、磁気センサ25の第1の方向に磁界が印加された際、磁気センサ25は第1の属性を有する第1の信号を出力する。これに対し、磁気センサ25に前記第1の方向と反対方向(第2の方向という)に磁界が印加されると、磁気センサ25は前記第1の属性と異なる属性を有する第2の信号を出力する。この磁気センサ25は、可動部13が回転中心位置(検出状態A)に位置している状態において、
可動部13の回転中心位置線X上で、回転中心Oに対して図中下方位置にあるよう構成されている。
第1及び第2の磁石17,18は永久磁石であり、アーム部12に固定されている。また、第1及び第2の磁石17,18の磁束の向きは、いずれも回転中心位置線Xに平行で図中上方向となるよう設定されている。また、第1の磁石17は回転中心位置線Xを中心として+90°の位置に配置されており、第2の磁石18は回転中心位置線Xを中心として−90°の位置に配置されている。よって、第1及び第2の磁石17,18は、回転中心位置線Xを中心として180°離間して配置されている。
上記の磁気センサ25は、位置演算装置19に接続されている。この位置演算装置19は、磁気センサ25から送信される第1及び第2の信号の組み合わせに基づき可動部13の位置を演算する。
続いて、上記構成とされた携帯電話機10Eにおいて、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図10を主に用いて説明する。
可動部13が図10(A)に示す検出状態Aである場合、磁気センサ25は第1及び第2の磁石17,18のいずれからも離間した状態となっている。よって、いずれの磁石17,18の磁界も磁気センサ25に作用せず、磁気センサ25から信号の出力はされない。
また、図10(B)に示すように可動部13が検出状態Aより−90°回転し検出状態Bとなると、磁気センサ25は第1の磁石17と対峙した状態となる。よって、第1の磁石17の磁界は磁気センサ25に作用する。このとき、磁気センサ25は信号を出力するが、本実施例ではこの時に出力される信号が第1の信号であったとする。
また、図10(C)に示すように可動部13が検出状態Aより+90°回転し検出状態Cとなると、磁気センサ25は第2の磁石18と対峙した状態となる。よって、第2の磁石18の磁界は磁気センサ25に作用する。
このとき、可動部13は検出状態Bより180°回転しているため、磁気センサ25の上下位置は検出状態Bが第1の磁石17と対峙しているときと反対の向きとなる。また、前記のように、各磁石17,18の磁界の方向は同一である。このため、検出状態Cにおける磁気センサ25の出力信号は、検出状態Bの時の出力と異なる第2の信号となる。
上記のように本実施例に係る携帯電話機10Eにおいても、可動部13が検出状態A〜Cの各位置にあるとき、磁気センサ25からは異なる信号が出力される。よって、位置演算装置19は、磁気センサ25から送信される信号に基づき可動部13の位置検出を行うことができる。また、本実施例では先に説明した第1乃至第4実施例に係る携帯電話機10A〜10Dに対し、更にセンサ数を1個低減することができる。よって、更に部品点数の削減を図ることができると共に配線処理の容易化を図ることができる。
尚、上記した実施例1乃至第5実施例では、可動部13にセンサ15,16,25を配設し、アーム部12(固定部11)に磁石17,18を配設した構成を示した。しかしながら、可動部13に磁石17,18を配設し、アーム部12(固定部11)にセンサ15,16,25を配設した構成としても同様の効果を実現することができる。
次に、本発明の第6実施例について説明する。図11及び図12は、第6実施例である携帯電話機10Fを示している。本実施例に係る携帯電話機10Fは、位置検出手段を1個の光電センサ26と、第1及び第2の反射板27,28と、位置演算装置19等により構成したことを特徴としている。
前記した各実施例で用いていたセンサ15,16,25は、磁界が印加されることにより出力信号を切り換える構成とされていた。これに対して本実施例で用いている光電センサ26は、第1及び第2の反射板27,28に光を照射すると共にその反射光を受光し、この受光された光の特性に基づき信号を生成する構成とされている。この光電センサ26は、可動部13が回転中心位置(検出状態A)に位置している状態において、可動部13の回転中心位置線X上で、回転中心Oに対して図中下方位置にあるよう構成されている。
第1及び第2の反射板27,28は、互いに反射特性が異なる反射板である。具体的には、第1の反射板27と第2の反射板28では反射率が異なるよう構成されており、よって同一の光強度の光を照射しても各反射板27,28の反射光の光強度が異なるよう構成されている。また光電センサ26は、この光強度の差を識別できる構成とされている。そして、光電センサ26が第1の反射板27と対峙した際に光電センサ26は第1の信号を生成し、光電センサ26が第2の反射板28と対峙した際に、第1の信号とは異なる第2の信号を生成する構成とされている。
第1及び第2の反射板27,28は、アーム部12に固定されている。この際、第1の反射板27は回転中心位置線Xを中心として+90°の位置に配置されており、第2の反射板28は回転中心位置線Xを中心として−90°の位置に配置されている。よって、第1及び第2の反射板27,28は、回転中心位置線Xを中心として180°離間して配置されている。
上記の光電センサ26は、位置演算装置19に接続されている。この位置演算装置19は、光電センサ26から送信される第1及び第2の信号の組み合わせに基づき可動部13の位置を演算する。
続いて、上記構成とされた携帯電話機10Fにおいて、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図12を主に用いて説明する。
可動部13が図12(A)に示す検出状態Aである場合、光電センサ26は第1及び第2の27,28のいずれからも離間した状態となっている。よって、検出状態Aでは光電センサ26から信号の出力はされない。
また、図12(B)に示すように可動部13が検出状態Aより−90°回転し検出状態Bとなると、光電センサ26は第1の反射板27と対峙した状態となる。よって、光電センサ26で照射された光は、第1の反射板27でその反射率に応じて反射し、光電センサ26で受光される。よってこの時、光電センサ26は第1の信号を出力する。
また、図12(C)に示すように可動部13が検出状態Aより−90°回転し検出状態Cとなると、光電センサ26は第2の反射板28と対峙した状態となる。よって、光電センサ26で照射された光は、第2の反射板28でその反射率に応じて反射し、光電センサ26で受光される。よってこの時、光電センサ26は第2の信号を出力する。
上記のように本実施例に係る携帯電話機10Fにおいても、可動部13が検出状態A〜Cの各位置にあるとき、光電センサ26からは異なる信号が出力される。よって、位置演算装置19は、光電センサ26から送信される信号に基づき可動部13の位置検出を行うことができる。また、本実施例においても先に説明した第5実施例に係る携帯電話機10Eと同様に用いるセンサ数は1個であるため、部品点数の削減を図ることができると共に配線処理の容易化を図ることができる。
次に、本発明の第7実施例について説明する。図13及び図14は、第7実施例である携帯電話機10Gを示している。尚、本実施例に係る携帯電話機10Gは、基本構成は第6実施例に係る携帯電話機10Fと同一の構成であるため、図13及び図14において、図11及び図12に示した構成対応する構成についは同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施例に係る携帯電話機10Gは、前記した第6実施例に係る携帯電話機10Fと同様に、位置検出手段を1個の光電センサ26と、第1及び第2の反射板27,28と、位置演算装置19等により構成している。
しかしながら、第6実施例に係る携帯電話機10Fでは光電センサ26が可動部13のアーム部12と対向する面に配設されると共に、各反射板27,28がアーム部12の可動部13と対向する面に配設されていた。これに対して本実施例に係る携帯電話機10Fは、各反射板27,28を可動部13の外周側面13aに配設すると共に、光電センサ26を固定部11の各反射板27,28と対向できる位置に配設したことを特徴とするものである。
本実施例のように、各反射板27,28を可動部13の外周側面13aに配設することにより、反射板27,28の可動部13への取り付けを容易に行うことができる。また、光電センサ26が固定部11に配設されるため、光電センサ26の配線は直接固定部11内の位置演算装置19に接続され、ヒンジ部21内を通す必要がなくなり、より配線処理の容易化を図ることができる。
次に、本発明の第8実施例について説明する。図15及び図16は、第8実施例に係る携帯電話機を説明するための図である。尚、前記したように、これから説明する第8実施例〜第11実施例では、可動部13の回転中心Oを中心として反時計方向への回転をマイナス(−)方向の回転といい、時計方向の回転をプラス(+)方向の回転というものとする。
本実施例に係る携帯電話機は、アーム部12の回転中心位置Xに1個の磁石23を配設すると共に、第1及び第2の磁気センサ15,16を磁石23の磁界が及ぶ領域の境界位置に位置するよう配設したことを特徴とするものである。本実施例で用いている磁石23は、回転中心位置Xを中心として±45°の範囲に磁界が及ぶ構成とされている(図15(A)に破線で示す90°の範囲)。従って、可動部13が回転中心位置Xに位置した状態で、第1の磁気センサ15は回転中心位置線Xより−45°の位置に配設されると共に、第2の磁気センサ16は回転中心位置線Xより+45°の位置に配設されている。
第1及び第2の磁気センサ15,16は、この磁石23の磁界が及ぶ領域内、即ち回転中心位置Xを中心として±45°の範囲に位置しているときはL信号を出力する。そして、可動部13の移動に伴い、第1の磁気センサ15及び/または第2の磁気センサ16が磁石23の磁界が及ぶこの±45°の範囲から離れると磁気センサ15,16はH信号を出力する。
次に、本実施例に係る携帯電話機において、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図15及び図16を主に用いて説明する。
図15は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から+90°(検出状態B)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16は、いずれも磁石23の磁界の及ぶ領域(回転中心位置Xに対して±45°の領域)に位置している。このため、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16の出力は、いずれもL信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に回転すると、第2の磁気センサ16は磁石23の磁界の及ぶ領域(回転中心位置Xに対して±45°の領域)から離脱するが、第1の磁気センサ15はこの磁石23の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信号からH信号に出力が切り替わる。可動部13が+10°、+35°、及び+70°に回転したときも、図15に示すように各センサ15,16はこの状態を維持する。
そして、可動部13が検出状態Bとなったとき、第1の磁気センサ15は磁石23の磁界が及ぶ領域の境界位置(0°のときの境界位置と反対側の境界位置)に位置した状態となる。従って本実施例では、可動部13が検出状態Bとなったとき、第1の磁気センサ15はL信号を出力し、第2の磁気センサ16はH信号を出力する。
図16は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から−90°(検出状態C)まで移動するときの位置検出処理を示している。前記のように、可動部13が0°の位置にあるとき、第1及び第2の磁気センサ15,16は共に磁石23の磁界の及ぶ領域に位置しており、各磁気センサ15,16の出力はいずれもL信号である。
この回転中心位置Xから可動部13が−方向(反時計方向)に回転すると、第1の磁気センサ15は磁石23の磁界の及ぶ領域(回転中心位置Xに対して±45°の領域)から離脱するが、第2の磁気センサ16はこの磁石23の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号からH信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はL信号を出力し続ける。可動部13が−10°、−35°、及び−70°に回転したときも、図16に示すように各センサ15,16はこの状態を維持する。
そして、可動部13が検出状態Cとなったとき、第2の磁気センサ16は磁石23の磁界が及ぶ領域の境界位置(0°のときの境界位置と反対側の境界位置)に位置した状態となる。従って本実施例では、可動部13が検出状態Cとなったとき、第1の磁気センサ15はH信号を出力し、第2の磁気センサ16はL信号を出力する。
図17及び図18は、本実施例における第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機では、2個の磁気センサ15,16と1個の磁石23で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。
よって本実施例に係る携帯電話機も、従来のように検出状態A〜Cの夫々に対応した位置に磁気センサ及び磁石を配置する必要はなくなり、従来に比べて部品点数の削減を図ることができる。また、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、ヒンジ部21における配線処理を容易化することができる。更に、本実施例では、使用する磁石が1個(磁石23のみ)で済むため、これによっても部品点数の削減及び低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の第9実施例について説明する。図19及び図20は、第9実施例に係る携帯電話機を説明するための図である。
本実施例に係る携帯電話機は、アーム部12に180°離間するよう一対の第1の磁石17と第2の磁石18を配設すると共に、第1及び第2の磁気センサ15,16を第1の磁石17或いは第2の磁石18の磁界が及ぶ領域の境界位置に位置するよう配設したことを特徴とするものである。
第1の磁石17は、±20°の範囲(合計で40°の範囲)に磁界が及ぶ構成とされている。また、第2の磁石18は、−20°〜+45°の範囲(合計で65°の範囲)に磁界が及ぶ構成とされている。この第1の磁石17は回転中心位置Xに対して−45°の位置に配設されており、よって第2の磁石18は回転中心位置Xに対して+135°の位置に配設されている。
また、可動部13が回転中心位置Xに位置した状態で、第1の磁気センサ15は回転中心位置線Xより−45°の位置に配設されると共に、第2の磁気センサ16は回転中心位置線Xより+90°の位置に配設されている。よって、第1の磁気センサ15は第1の磁石17と対峙(対向)した構成とされており、第2の磁気センサ16と第2の磁石18は45°離間した状態となっている。この構成とすることにより、第2の磁気センサ16は、第2の磁石18の磁界が及ぶ領域の境界位置から外れた位置するよう配設された構成となっている。尚、第1の磁気センサ15と第2の磁気センサ16は、135°離間した状態で配設された構成とされている。
次に、本実施例に係る携帯電話機において、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図19及び図20を主に用いて説明する。
図19は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から+90°(検出状態B)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、第1の磁気センサ15は第1の磁石17と対峙しており、第1の磁石17の磁界が及ぶ領域内に位置している。また、第2の磁気センサ16は、第2の磁石18の磁界の及ぶ領域(−20°〜+45°の領域)の外部に位置している。このため、第1の磁気センサ15の出力はL信号となり、第2の磁気センサ16の出力はH信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に20°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域(±20°の領域)の境界位置に位置しており、同様に第2の磁気センサ16は磁石18の磁界の及ぶ領域の境界位置に位置している。従って、第1及び第2の磁気センサ15,16の出力は共にL信号となる。
可動部13が、この+20°の回転位置よりプラス方向(時計方向)に回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱し、出力信号がH信号に切り替わる(図19では、+25°の位置を例に挙げて示している)。この際、第2の磁気センサ16は第2の磁石18に近接するよう回転するため、L信号の出力を維持する。
そして、可動部13が検出状態Bとなったとき、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界が及ぶ領域の外部に位置した状態となり、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界が及ぶ領域の境界位置に位置している。従って、第2の磁気センサ16はL信号を出力する。
図20は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から−90°(検出状態C)まで移動するときの位置検出処理を示している。前記のように、可動部13が0°の位置にあるとき、第1の磁気センサ15は第1の磁石17と対峙しており、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界が及ぶ領域の外部に位置している。このため、第1の磁気センサ15はL信号を、第2の磁気センサ16はH信号を出力する。
この回転中心位置Xから可動部13が−方向(反時計方向)に20°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域(回転中心位置Xに対して±20°の領域)の境界位置に位置している。従って、第1の磁気センサ15の出力はL信号となる。また、第2の磁気センサ16は、第1の磁石17及び第2の磁石18のいずれの磁界の及ぶ領域から外れている。従って、第2の磁気センサ16の出力はH信号となる。
可動部13が、この−20°の回転位置より−方向(反時計方向)に回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱し、出力信号がH信号に切り替わる(図20では、−25°の位置を例に挙げて示している)。この際、第2の磁気センサ16は第1及び第2の磁石17,18のいずれの磁界の及ぶ領域から外れた状態を維持しているため、第2の磁気センサ16の出力はH信号を維持する。
そして、可動部13が検出状態Cとなったとき、第1及び第2の磁気センサ15,16はいずれも第1及び第2の磁石17,18の磁界が及ぶ領域の外部に位置いる。従って、第1及び第2の磁気センサ15,16は、いずれもH信号を出力する。
図21及び図22は、本実施例における第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機では、2個の磁気センサ15,16と、2個の磁石17,18で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。
よって本実施例に係る携帯電話機も、従来のように検出状態A〜Cの夫々に対応した位置に磁気センサ及び磁石を配置する必要はなくなり、従来に比べて部品点数の削減を図ることができる。また、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、ヒンジ部21における配線処理を容易化することができる。
次に、本発明の第10実施例について説明する。図23乃至及び図28は、第10実施例に係る携帯電話機を説明するための図である。
前記した第2実施例に係る携帯電話機10B(図4参照)では、第1の磁石17と第2の磁石18を回転中心位置Xに対して対称となるよう離間させてアーム部12に配置(±45°離間させて配置)すると共に、可動部13が回転中心位置Xに位置した状態において、第1の磁気センサ15が第1の磁石17と対峙し、第2の磁気センサ16が第2の磁石18と対峙するよう可動部13に配設した構成とした。
これに対して本実施例に係る携帯電話機は、第1及び第2の磁気センサ15を第1及び第2の磁石17,18からずらしてアーム部12に配設したことを特徴とするものである。この構成とすることにより、可動部13が回転中心位置Xに位置する状態において、第1の磁気センサ15と第1の磁石17、及び第2の磁気センサ16と第2の磁石18はずれた状態となる。
図24は、本実施例において可動部13が回転中心位置Xにあるときの、各センサ15,16と磁石17,18の位置関係を示している。同図に示す例では、第1の磁気センサ15を第1の磁石17に対してプラス方向(時計方向)にx°ずらし、第2の磁気センサ16を第2の磁石18に対してマイナス方向(反時計方向)にx°ずらした構成としている。この構成とすることにより、例えば図25に示すように可動部13がマイナス方向(反時計方向)にy°回転することにより、第1の磁石17に対する第1の磁気センサ15の位置は(y−x)°となり、第2の磁石18に対する第2の磁気センサ16の位置は(y+x)°となる。尚、第1の磁気センサ15と第2の磁気センサ16との離間距離は、90°に設定した。
本実施例のように各磁気センサ15,16と磁石17,18をずらすことにより、各磁気センサ15,16及び磁石17,18の有する固有のばらつき及び各部品15〜18の取り付け誤差等の製造誤差の影響をなくすことができる。以下、その理由について説明する。
図23は、携帯電話機に発生する各種ばらつきの内、説明の便宜上、磁気センサに発生するばらつきを説明するための図である。また、例示する携帯電話機としては、前記した第2実施例に係る携帯電話機10B(図4参照)を例に挙げるものとする。
図23(A)に示すタイミングチャートは、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16にばらつきが存在しない理想的な磁気センサ15,16からの出力を示している。同図に示すように、回転中心位置X(0°)近傍における第1の磁気センサ15のL信号からH信号への立ち上がりエッジと、第2の磁気センサ16のL信号からH信号への立ち上がりエッジは、高精度に一致している。このため、可動部13の状態検出において、誤検出が行われるようなことはない。
これに対して図23(B)及び図23(C)に示すタイミングチャートは、第1の磁気センサ15或いは/及び第2の磁気センサ16にばらつきが存在している場合の磁気センサ15,16からの出力を示している。尚、以下の説明では、説明の便宜上、第1の磁気センサ15にはばらつきがなく、第2の磁気センサ16のみにばらつきが有るものとして説明するものとする。
図23(B)に示す例は、第2の磁気センサ16の固有のばらつきや取り付け誤差等により、第2の磁気センサ16の出力におけるH信号とL信号とが切り替わるタイミングが、図23(A)に示す適正状態に対して内側にずれて出力された場合を示している(この出力が内側にずれるときのばらつきや取り付け誤差等を第1のばらつきというものとする)。また図23(C)に示す例は、第2の磁気センサ16の固有のばらつきや取り付け誤差等により、第2の磁気センサ16の出力におけるH信号とL信号とが切り替わるタイミングが、図23(A)に示す適正状態に対して外側にずれて出力された場合を示している(この出力が外側にずれるときのばらつきや取り付け誤差等を第2のばらつきというものとする)。
このような第1及び第2のばらつきに起因して第2の磁気センサ16の出力が異常が発生すると、例えば図23(B)に示す例では、同図に矢印E1で示す位置演算装置19が想定していない出力状態が発生してしまう。この状態E1では、第1の磁気センサ15の出力がL信号で第2の磁気センサ16の出力がH信号となる。この状態E1は、可動部13が−90°回転した状態(検出状態B)と同じ出力となる。
位置演算装置19は、可動部13が回転中心位置Xからプラス方向或いはマイナス方向に回転した場合、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16のH信号とL信号との切り替わりのタイミングは同時であることを想定して制御プログラムが設計されている。このため、図23(B)に示す状態E1が発生すると、位置演算装置19は適正な位置検出処理ができなくなり、可動部13が検出状態Bに位置していなにも係らず検出状態Bに位置していると誤認識するおそれがある。
これは図23(C)に示す例でも同様であり、第2のばらつきが存在すると、同図に矢印E2で示す位置演算装置19が想定していない出力状態が発生してしまう。この状態E2では、第1の磁気センサ15の出力がL信号で第2の磁気センサ16の出力がH信号となる。この状態E2は、可動部13が+90°回転した状態(検出状態A)と同じ出力となる。
前記のように位置演算装置19は、可動部13が回転中心位置Xからプラス方向或いはマイナス方向に回転した場合、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16のH信号とL信号との切り替わりのタイミングは同時であることを想定して制御プログラムが設計されている。このため、図23(B)に示す状態E1が発生すると、位置演算装置19は適正な位置検出処理ができなくなり、可動部13が検出状態Aに位置していなにも係らず検出状態Aに位置していると誤認識するおそれがある。
このような誤認識の発生は、本実施例のように第1及び第2の磁気センサ15を第1及び第2の磁石17,18からずらしてアーム部12に配設することにより解決することができる。この第1及び第2の磁石17,18と第1及び第2の磁気センサ15,16とのずれ量(図24に示すx°)は、第1及び第2の磁石17,18の磁界の及ぶ範囲のばらつき量、第1及び第2の磁気センサ15,16が有する検出範囲のばらつき、第1及び第2の磁石17,18及び第1及び第2の磁気センサ15,16の取り付け誤差等に基づき設定される。
このずれ量x°を図23で示した例を用いて説明すると、ずれ量x°は図23(B)に示す状態E1及び図23(C)に示す状態E2の範囲に対応する角度よりも大きく設定されている。尚、状態E1及び状態E2の範囲に対応する角度は、各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の仕様に記載された誤差範囲、或いは各磁石17,18及び各磁気センサ15,16に対して誤差範囲を調べる実験を実施することにより求めることができる。
次に、本実施例に係る携帯電話機において、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図26及び図27を主に用いて説明する。尚、図26及び図27に示す例では、ずれ量x°がない場合(x=0°)を示している。
図26は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から+90°(検出状態B)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置し、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置している。このため、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16の出力は、いずれもL信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に10°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱するが、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号からH信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はL信号を出力し続ける。
回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に30°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持し、また第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱する。よって、第1の磁気センサ15はH信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信号からH信号に出力が切り替わる。
回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に70°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。これに対して第2の磁気センサ16は、第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に進行する。よって、第1の磁気センサ15はH信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はH信号からL信号に出力が切り替わる。
更に、回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に90°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持すると共に、第2の磁気センサ16も第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はH信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信を出力し続ける。
図27は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から−90°(検出状態A)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、前記のように第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置し、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置している。このため、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16の出力は、いずれもL信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に10°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱するが、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信号からH信号に出力が切り替わる。
回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に30°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱し、また第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号からH信号に出力が切り替わり、また第2の磁気センサ16はH信号の出力を維持する。
回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に70°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。これに対して第1の磁気センサ15は、第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に進行する。よって、第1の磁気センサ15はH信号からL信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はH信号を出力し続ける。
更に、回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に90°回転すると、第1の磁気センサ15は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置した状態を維持すると共に、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信を出力し続け、第2の磁気センサ16はH信号を出力し続ける。
図28(A),(B)は、本実施例における第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機においても、2個の磁気センサ15,16と2個の磁石17,18で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。
よって本実施例に係る携帯電話機も、従来のように検出状態A〜Cの夫々に対応した位置に磁気センサ及び磁石を配置する必要はなくなり、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、部品点数の削減及び低コスト化及びヒンジ部21における配線処理の容易化を図ることができる。
ここで、本実施例において図23で説明した第1及び第2の磁気センサ15,16に第1及び第2のばらつきが発生した場合について説明する。尚、説明の便宜上、以下の説明では第2の磁気センサ16に第1及び第2のばらつきが発生した場合について説明する。
図28(C)は、第2の磁気センサ16に第1のばらつきが発生した状態を示している。第1のばらつきが発生すると、図23(B)を用いて説明したように可動部13がプラス方向或いはマイナス方向に回動することにより、第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは、適正状態(図28(B)に示す)よりも矢印E1で示す角度分だけ早くなる。
また、図28(D)は、第2の磁気センサ16に第2のばらつきが発生した状態を示している。第2のばらつきが発生すると、可動部13がプラス方向或いはマイナス方向に回動することにより第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは、適正状態よりも矢印E2で示す角度分だけ遅くなる。
このように、第1及び第2の磁気センサ15を第1及び第2の磁石17,18からずらしてアーム部12に配設することにより、可動部13がプラス方向或いはマイナス方向に回動したときに第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは、適正状態よりもE1或いはE2だけずれた状態となる。そして、このずれ量は、各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の検出誤差及び取り付け誤差に起因して発生する状態E1,E2に対応する角度よりも大きい量に設定されている。
この構成とすることによる作用効果を説明する。先ず、図28(A),(B)に示すばらつきがない場合における各センサ15,16からの出力は、例えば可動部13がプラス方向に回転することを想定すると、第1の磁気センサ15が先ずL信号からH信号に反転(図28(A)の+30°に相当)し、その後に第2の磁気センサ16がL信号からH信号に反転(図28(A)の+30°に相当)する。可動部13が回転することにより、このような順番で各センサ15,16からの出力信号が反転することは、予め位置演算装置19に記憶してある(尚、図23を用いて説明した従来構成では、各センサ15,16からの出力が同時に反転することを検知する構成としていた)。
従って、本実施例においても、第1の磁気センサ15からの出力信号が先ず反転し、その後に第2の磁気センサ16の出力信号が反転する順序が異なった場合には、可動部13の適正な位置検出がされないおそれがある。
しかしながら本実施例のように、第1及び第2の磁気センサ15と第1及び第2の磁石17,18とのずれ量は、各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の検出誤差及び取り付け誤差に起因して発生する状態E1,E2に対応する角度よりも大きい量に設定されているため、第1或いは第2のばらつきに起因して図28(C),(D)に示すE1,E2のずれが発生しても、第1の磁気センサ15から出力される信号反転のタイミングと、第2の磁気センサ16から出力される信号反転のタイミングの順序が適正な順序に対して逆になるようなことはない。
よって位置演算装置19は、各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の検出誤差及び取り付け誤差に起因して発生する状態E1,E2の存在により可動部13の位置を誤検出するようなことはない。このため、可動部13の位置検出を高精度に行うことができ、よって可動部13に設けられる液晶表示部20に適正な表示を行うことができ、携帯端末装置の信頼性を高めることができる。
次に、本発明の第11実施例について説明する。図29乃至及び図32は、第11実施例に係る携帯電話機を説明するための図である。
前記した第10実施例に係る携帯電話機(図24参照)では、第1及び第2の磁石17,18を第1及び第2の磁気センサ15に対して内側にずらして配設する構成としたが、本実施例に係る携帯電話機では、第1及び第2の磁石17,18を第1及び第2の磁気センサ15に対して外側にずらして配設する構成としたことを特徴とするものである。尚、第1の磁気センサ15と第2の磁気センサ16との離間距離を90°に設定した構成は、第10実施例と同様である。
図29は、本実施例において可動部13が回転中心位置Xにあるときの、各センサ15,16と磁石17,18の位置関係を示している。同図に示す例では、第1の磁気センサ15を第1の磁石17に対してマイナス方向(反時計方向)にx°ずらし、第2の磁気センサ16を第2の磁石18に対してプラス方向(時計方向)にx°ずらした構成としている。この構成とすることにより、例えば図30に示すように可動部13がマイナス方向(反時計方向)にy°回転することにより、第1の磁石17に対する第1の磁気センサ15の位置は(y+x)°となり、第2の磁石18に対する第2の磁気センサ16の位置は(y−x)°となる。
次に、本実施例に係る携帯電話機において、位置検出手段が実施する可動部13の位置検出処理について図31及び図32を主に用いて説明する。尚、図31及び図32に示す例では、ずれ量x°がない場合(x=0°)を示している。
図31は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から+90°(検出状態B)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置し、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置している。このため、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16の出力は、いずれもL信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に10°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱するが、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信号からH信号に出力が切り替わる。
回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に30°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持し、また第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱する。よって、第1の磁気センサ15はL信号からH信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はH信号を出力し続ける。
回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に70°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。これに対して第2の磁気センサ16は、第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に進行する。よって、第1の磁気センサ15はH信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はH信号からL信号に出力が切り替わる。
更に、回転中心位置Xから可動部13がプラス方向(時計方向)に90°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持すると共に、第2の磁気センサ16は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はH信号を出力し続け、第2の磁気センサ16はL信を出力し続ける。
図32は、アーム部12に対して可動部13が0°(回転中心位置X)から−90°(検出状態A)まで移動するときの位置検出処理を示している。可動部13が0°の位置にあるとき、前記のように第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域に位置し、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置している。このため、第1の磁気センサ15及び第2の磁気センサ16の出力は、いずれもL信号となる。
この回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に10°回転すると、第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱するが、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域内に位置した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信号からH信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はL信号を出力し続ける。
回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に30°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱し、また第1の磁気センサ15は第1の磁石17の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はH信号の出力を維持し、第2の磁気センサ16はL信号からH信号に出力が切り替わる。
回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に70°回転すると、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。これに対して第1の磁気センサ15は、第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に進行する。よって、第1の磁気センサ15はH信号からL信号に出力が切り替わり、第2の磁気センサ16はH信号を出力し続ける。
更に、回転中心位置Xから可動部13がマイナス方向(反時計方向)に90°回転すると、第1の磁気センサ15は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域に位置した状態を維持すると共に、第2の磁気センサ16は第2の磁石18の磁界の及ぶ領域から離脱した状態を維持する。よって、第1の磁気センサ15はL信を出力し続け、第2の磁気センサ16はH信号を出力し続ける。
図33(A),(B)は、本実施例における第1及び第2の磁気センサ15,16の出力と、可動部13の各検出状態A〜Cとの関係をまとめた図である。同図に示すように、本実施例に係る携帯電話機においても、2個の磁気センサ15,16と2個の磁石17,18で可動部13の検出状態A〜Cの3状態を検出することができる。よって、前記各実施例と同様に、磁気センサの数を従来に比べて削減できるため、部品点数の削減及び低コスト化及びヒンジ部21における配線処理の容易化を図ることができる。
図33(C)は、本実施例において第2の磁気センサ16に第1のばらつきが発生した状態を示している。第1のばらつきが発生すると、第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは、適正状態(図23(B)に示す)よりも矢印E1で示す角度分だけ早くなる。また、図33(D)は、第2の磁気センサ16に第2のばらつきが発生した状態を示している。第2のばらつきが発生すると、第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは、適正状態よりも矢印E2で示す角度分だけ遅くなる。
このように本実施例においても、第1及び第2の磁気センサ15を第1及び第2の磁石17,18からずらしてアーム部12に配設することにより、可動部13がプラス方向或いはマイナス方向に回動したときに第2の磁気センサ16がはじめて出力を反転させるタイミングは適正状態よりもE1或いはE2だけずれた状態となる。そして、このずれ量は、各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の検出誤差及び取り付け誤差に起因して発生する状態E1,E2に対応する角度よりも大きい量に設定されている。
従って本実施例においても、第1或いは第2のばらつきに起因して図28(C),(D)に示すE1,E2のずれが発生しても、位置演算装置19は各磁石17,18及び各磁気センサ15,16の検出誤差及び取り付け誤差に起因して発生する状態E1,E2の存在により可動部13の位置を誤検出するようなことはない。このため、可動部13の位置検出を高精度に行うことができ、よって可動部13に設けられる液晶表示部20に適正な表示を行うことができ、携帯端末装置の信頼性を高めることができる。
尚、上記した実施例8乃至第11実施例では、可動部13にセンサ15,16を配設し、アーム部12(固定部11)に磁石17,18,23を配設した構成を示した。しかしながら、可動部13に磁石17,18,23を配設し、アーム部12(固定部11)にセンサ15,16を配設した構成としても同様の効果を実現することができる。
また、上記した第10及び第11実施例では、第1の磁気センサ15は適正であり、第2の磁気センサ16に第1或いは第2のばらつきが発生している場合を例に挙げて説明した。しかしながら、第1の磁気センサ15に第1或いは第2のばらつきが発生している場合も、上記した第2の磁気センサ16に対して行ったと同様の方法により、磁石17,18に対して第1の磁気センサ15を上記所定量だけずらすことにより第1或いは第2のばらつきに起因した検出誤差の発生を抑制することができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、一対の磁石と、該一対の磁石の磁界を検出する一対の一出力磁気センサと、前記一出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか一方を、前記回転中心位置に対して90°離間させて前記アーム部に配設し、
前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか他方を、前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか一方と対峙するよう前記可動部に配設したことを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)
前記一出力磁気センサはMR素子であることを特徴とする付記1記載の携帯端末装置。
(付記3)
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、一対の磁石と、該磁石の磁界を検出する1個の二出力磁気センサと、前記二出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の磁石を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させると共に磁界方向が同一方向となるよう前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記二出力磁気センサを前記可動部または前記アーム部のいずれか他方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか一方が前記二出力磁気センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか他方が前記二出力磁気センサと対峙するよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
(付記4)
前記二出力磁気センサはホール素子であることを特徴とする付記3記載の携帯端末装置。
(付記5)
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、反射特性の異なる一対の反射板と、該反射板に光を照射すると共に反射光を検出する光電センサと、前記光電センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記一対の反射板を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させて前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記光電センサを前記可動部または前記基部のいずれか他方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか一方が前記光電センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか他方が前記光電センサと対峙するよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
(付記6)
前記一対の反射板を前記下動部の外周側面に配設すると共に、前記光電センサを前記基部に配設したことを特徴とする付記5記載の携帯端末装置。
(付記7)
前記アーム部は前記基部に対して折り畳み可能な構成とされていることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
(付記8)
前記可動部を+90°または−90°回転させたとき、前記表示部は横長の表示状態となることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
(付記9)
表示部を有した可動部と、基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部とを有する携帯端末装置に用いられ、該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う携帯端末装置に用いられる位置検出方法であって、
前記アーム部に、一対の磁石或いは一対の一出力磁気センサのいずれか一方を前記回転中心位置に対して90°離間させて配設し、
前記可動部に、一対の磁石或いは一対の一出力磁気センサのいずれか一方を前記回転中心位置に対して90°離間させて配設し、
前記アーム部に対し前記可動部が回動している間に前記1対の一出力磁気センサが異なる信号を出力したとき、前記可動部は前記回転中心位置に対して+90°或いは−90°回転した位置にあると検出することを特徴とする携帯端末装置に用いられる位置検出方法。
(付記10)
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、磁石と、該磁石の磁界を検出する1対の磁気センサと、前記磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記磁石を前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
前記可動部が前記回転中心位置に位置した状態において、前記一対の磁気センサの少なくとも一方が前記磁石の磁界が及ぶ領域の境界位置に位置するよう、前記可動部または前記アーム部のいずれか他方に配設された構成としたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記11)
前記磁石を前記可動部の回転中心に位置するよう前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
かつ、前記可動部が前記回転中心位置に位置した状態において、前記一対の磁気センサの双方が共に前記磁石の磁界が及ぶ領域の境界位置に位置するよう、前記可動部または前記アーム部のいずれか他方に配設された構成としたことを特徴とする付記10記載の携帯端末装置。
(付記12)
表示部を有した可動部と、
基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
前記位置検出手段は、対をなす第1及び第2の磁石と、該第1及び第2の磁石の磁界を検出する対をなす第1及び第2の磁気センサと、前記第1及び第2の磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか一方を、前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に前記回転中心位置に対して90°離間させて配設し、
前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか他方を、前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、前記一方の第1及び第2の磁石或いは第1及び第2の磁気センサと対峙する位置からずらして前記可動部に配設し、
前記第1の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングと、前記第2の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングとがずれるよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
(付記13)
前記第1及び第2の磁石と前記第1及び第2の磁気センサとのずれ量は、前記第1及び第2の磁石の磁界の及ぶ範囲のばらつき量と、前記第1及び第2の磁気センサが有する検出範囲のばらつき量に基づき設定されていることを特徴とする付記12記載の携帯端末装置。
図1は、本発明の第1実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。 図2は、本発明の第1実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が回転中心位置にある状態を示した図、(B)は可動部が−90°回転した状態を示した図、(C)は可動部が+90°回転した状態を示した図である。 図3は、本発明の第1実施例である携帯電話機におけるセンサ出力と可動部状態の対応を示す図である。 図4は、本発明の第2実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。 図5は、本発明の第2実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が+90°回転した状態を示した図、(B)は可動部が+45°回転した状態を示した図、(C)は可動部が回転中心位置にある状態を示した図、(D)は可動部が−45°回転した状態を示した図、(C)は可動部が−90°回転した状態を示した図である。 図6は、本発明の第2実施例である携帯電話機におけるセンサ出力を示すタイミングチャートである。 図7は、本発明の第2実施例である携帯電話機におけるセンサ出力と可動部状態の対応を示す図である。 図8(A)は本発明の第3実施例である携帯電話機の正面図、図8(B)は本発明の第4実施例である携帯電話機の正面図である。 図9は、本発明の第5実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。 図10は、本発明の第5実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が回転中心位置にある状態を示した図、(B)は可動部が−90°回転した状態を示した図、(C)は可動部が+90°回転した状態を示した図である。 図11は、本発明の第6実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。 図12は、本発明の第6実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が回転中心位置にある状態を示した図、(B)は可動部が−90°回転した状態を示した図、(C)は可動部が+90°回転した状態を示した図である。 図13は、本発明の第7実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。 図14は、本発明の第7実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が回転中心位置にある状態を示した図、(B)は可動部が−90°回転した状態を示した図、(C)は可動部が+90°回転した状態を示した図である。 図15は、本発明の第8実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図16は、本発明の第8実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図17は、本発明の第8実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(B)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図18は、本発明の第8実施例である携帯電話機におけるセンサ出力と可動部状態の対応を示す図である。 図19は、本発明の第9実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図20は、本発明の第9実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図21は、本発明の第9実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(B)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図22は、本発明の第9実施例である携帯電話機におけるセンサ出力と可動部状態の対応を示す図である。 図23は、磁気センサに発生するばらつきを説明するための図であり、(A)はばらつきがないときの第1及び第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(B)は第1のばらつきが有るときの第1及び第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は第2のばらつきが有るときの第1及び第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図24は、本発明の第10実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、可動部が回転中心位置にある状態を示す図である。 図25は、本発明の第10実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、可動部が回転中心位置より+y°回転した状態を示す図である。 図26は、本発明の第10実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図27は、本発明の第10実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図28は、本発明の第10実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(B)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(ばらつき無し)の出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(第1のばらつき有り)の出力を示すタイミングチャート、(D)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(第2のばらつき有り)の出力を示すタイミングチャートである。 図29は、本発明の第11実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、可動部が回転中心位置にある状態を示す図である。 図30は、本発明の第11実施例である携帯電話機の構成を説明するための図であり、可動部が回転中心位置より+y°回転した状態を示す図である。 図31は、本発明の第11実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図32は、本発明の第11実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は磁石及び磁気センサの各状態を示した図、(B)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が0°〜−90°回転する場合の第2の磁気センサの出力を示すタイミングチャートである。 図33は、本発明の第11実施例である携帯電話機の動作を説明するための図であり、(A)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第1の磁気センサの出力を示すタイミングチャート、(B)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(ばらつき無し)の出力を示すタイミングチャート、(C)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(第1のばらつき有り)の出力を示すタイミングチャート、(D)は可動部が−90°〜+90°回転する場合の第2の磁気センサ(第2のばらつき有り)の出力を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10A〜10G 携帯電話機
11 固定部
12 アーム部
13 可動部
13a 外周側面
15 第1の磁気センサ(1出力)
16 第2の磁気センサ(1出力)
17 第1の磁石
18 第2の磁石
19 位置演算装置
20 液晶表示部
23 磁石
25 磁気センサ(2出力)
26 光電センサ
27,29 第1の反射板
28,30 第2の反射板

Claims (6)

  1. 表示部を有した可動部と、
    基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
    該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
    前記位置検出手段は、一対の磁石と、該一対の磁石の磁界を検出する一対の一出力磁気センサと、前記一出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
    前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか一方を、前記回転中心位置に対して90°離間させて前記アーム部に配設し、
    前記一対の磁石或いは前記一対の一出力磁気センサのいずれか他方を、前記回転中心位置に対して90°離間させ、かつ前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、記一対の磁石と、前記一対の一出力磁気センサとが対峙し、前記一対の一出力磁気センサの磁界検知状態の組み合わせが、前記可動部が前記回転中心位置に位置するときと前記回転中心位置に対して+90°回転したときと前記回転中心位置に対して−90°回転したときとで異なるように前記可動部に配設したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 表示部を有した可動部と、
    基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
    該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
    前記位置検出手段は、一対の磁石と、該磁石の磁界を検出する1個の二出力磁気センサと、前記二出力磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
    前記一対の磁石を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させると共に磁界方向が同一方向となるよう前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
    前記二出力磁気センサを前記可動部または前記アーム部のいずれか他方に配設し、
    前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか一方が前記二出力磁気センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の磁石のいずれか他方が前記二出力磁気センサと対峙するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の磁石のいずれもが前記二出力磁気センサから離間した状態となることを特徴とする携帯端末装置。
  3. 表示部を有した可動部と、
    基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
    該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
    前記位置検出手段は、反射特性の異なる一対の反射板と、該反射板に光を照射すると共に反射光を検出する光電センサと、前記光電センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
    前記一対の反射板を前記可動部の回転中心を中心として180°離間させて前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
    前記光電センサを前記可動部または前記基部のいずれか他方に配設し、
    前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか一方が前記光電センサと対峙し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の反射板のいずれか他方が前記光電センサと対峙するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の反射板のいずれもが前記光電センサから離間した状態となるよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 前記一対の反射板を前記可動部の外周側面に配設すると共に、前記光電センサを前記基部に配設したことを特徴とする請求項3記載の携帯端末装置。
  5. 表示部を有した可動部と、
    基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
    該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
    前記位置検出手段は、磁石と、該磁石の磁界を検出する一対の磁気センサと、前記磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
    前記磁石を前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に配設し、
    前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記一対の磁気センサのいずれか一方が前記磁石の前記磁界のいずれか一方の境界位置に位置するよう構成し、前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記一対の磁気センサのいずれか他方が前記磁石の前記磁界のいずれか他方の境界位置に位置するよう構成し、前記回転中心位置である0°であるときに前記一対の磁石センサのいずれもが前記磁石の前記磁界の境界位置に位置した状態となるよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 表示部を有した可動部と、
    基部に配設されると共に、回転中心位置に対して少なくとも±90°の回転範囲で前記可動部を回転可能に支持するアーム部と、
    該アーム部に対する前記可動部の回転位置検出を行う位置検出手段を有する携帯端末装置であって、
    前記位置検出手段は、対をなす第1及び第2の磁石と、該第1及び第2の磁石の磁界を検出する対をなす第1及び第2の磁気センサと、前記第1及び第2の磁気センサからの出力により前記可動部の位置を求める演算手段とを有し、
    前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか一方を、前記可動部または前記アーム部のいずれか一方に前記回転中心位置に対して対称となるよう離間させて配設し、
    前記第1及び第2の磁石或いは前記第1及び第2の磁気センサのいずれか他方を、前記可動部が前記回転中心位置に位置するとき、前記一方の第1及び第2の磁石或いは第1及び第2の磁気センサと対峙する位置からずらして前記可動部に配設し、
    前記可動部が前記回転中心位置である0°に位置するとき、前記第1の磁気センサは前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域に位置すると共に、前記第2の磁気センサは前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域に位置し、
    前記可動部が前記回転中心位置に対して+90°回転したときに前記第1の磁気センサが前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域から離脱した位置に位置すると共に前記第2の磁気センサが前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域に位置するよう構成し、
    前記可動部が前記回転中心位置に対して−90°回転したときに前記第1の磁気センサが前記第1の磁石の磁界の及ぶ領域に位置すると共に前記第2の磁気センサが前記第2の磁石の磁界の及ぶ領域から離脱した位置に位置するよう構成し、
    前記第1の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングと、前記第2の磁気センサから出力される信号の切り替わりのタイミングとがずれるよう構成したことを特徴とする携帯端末装置。
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