JP5224654B2 - 防水瓦 - Google Patents
防水瓦 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5224654B2 JP5224654B2 JP2006141136A JP2006141136A JP5224654B2 JP 5224654 B2 JP5224654 B2 JP 5224654B2 JP 2006141136 A JP2006141136 A JP 2006141136A JP 2006141136 A JP2006141136 A JP 2006141136A JP 5224654 B2 JP5224654 B2 JP 5224654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- waterproof
- sealing material
- water channel
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
これらの図において、瓦31は上方には釘孔32を有する尻部33を、下方には湾曲した頭部34を備え、一方の側にはウオーターチャネル上側重合部35、他方の側には3方が内側隆起部36a、中間隆起部36b、外側隆起部36cで囲まれたウオーターチャネル下側重合部37を備え、該隆起部36cには釘孔38が設けられている。図示した例では、尻部33の釘孔32の付近には、水返し用突条39が設けられるとともに、ウオーターチャネル下側重合部37の中間隆起部36bの付近にも水返し用突条40が設けられている。図中、41は桟木等への引掛部、42は空気抜きである。
尚、図12では、桟木を使用せずに上下瓦31A、31Bを釘45のみで固定した例を示している。また、ウオーターチャネル下側重合部37の釘孔38に釘を挿入して固定するが、この部分は省略されている。
また、上記のように重ね寸法を大きくしても、例えば、台風時のように風速が約25m/s以上ともなると、上部瓦31Aと下部瓦31Bとの隙間Sから風雨が吹き込み、風圧により雨水が下部瓦31Bの尻部33をオーバーし、多量の水が下葺き材44上に流れ込み、室内への雨漏りを惹き起こす。尚、図示するように、尻部33付近に水返し突条39が突設されている瓦の場合であっても、風速が一定以上となると、同様の現象を惹き起こす。
そこで、土の使用に代えて、下葺き材を二重に敷設したり、肉厚の下葺き材等を使用しているが、多数の釘孔や下葺き材の劣化を考えると万全とは云い難い。
このようなシール材としては、EPDMシーラー、軟質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等が好ましい。サイズは瓦を重合した際に、下部瓦との重合部の隙間及び側部のウオーターチャネルの重合部の隙間にシール材が密着閉塞し、風雨の侵入が阻止されるように決定され、また、釘孔が設けられている場合は、釘孔を塞いで雨水の侵入が阻止されるように決定される。従って、シール材のサイズは瓦の形状やサイズにより一概には規定できないが、余り薄いとシール効果が不十分となり、一方、余り厚いと瓦が浮き上がって見え外観が低下するので、通常、厚さは約1〜5mm程度、より好ましくは2〜4mm程度である。一方、幅については、余り小さいとシール効果が不十分となり、一方、余り大きくてもシール効果は変わらず却って高価となるので、通常、約5〜25mm程度が好ましい。
シール材は、粘着テープ、接着剤等により貼着するのが好ましく、このような接着剤としては、アクリル接着剤、ブチルゴム接着剤等が好適に用いられる。
例えば、有効寸法を280mmとした場合、重ね寸法を70mmで瓦の寸法は350mmとする必要があるのに対して、例えば重ね寸法が50mmでは瓦の寸法は330mmでよく、重ね寸法が40mmでは瓦の寸法は320mmでよく、それぞれ約6%、約9%瓦の重量が軽量化される。
図1は防水瓦の上面図、図2は同下面図、図3は図2のX−X断面図、図4は瓦を縦方向に重合した状態を示す断面図、図5は横方向に重合した状態を示す断面図、図6は瓦を縦方向、横方向に重合葺設した状態を示す上面図である。尚、瓦の基本的構成は図9〜図11で示したものと同じである。
尚、本実施例では、更に、重合される他の防水瓦のウオーターチャネル下側重合部7の中間隆起部6bに相当する位置にもシール材15(EPDMシーラー、上記と同サイズ)が貼着されている。この部分は、水返し突条10により風雨の吹き込みは阻止されるが、このシール材15により、風雨の吹き込みは一層確実に阻止される。
更に、図示しないが、上記したように、水返し突条10を乗り越えて吹き込もうとする風雨は、シール材15により阻止される。
本実施例の防水瓦1は、図7に示すように、シール材15を省略し、シール材14のみとした他は実施例1の防水瓦と同じ構成である。
この場合はシール材15を省略したので、万一、水返し突条10を乗り越えた風雨が侵入する場合は阻止できないが、侵入した雨水はウオーターチャネル7により下方に流下し、排水口21より排水されるので実際には漏水が問題となることは殆どない。
本実施例の防水瓦は、図8に示すように、シール材15を省略し、ウオーターチャネル下側重合部7の内側隆起部6aに相当する位置にシール材16(EPDMシーラー、上記と同サイズ)が貼着されている他は実施例1の防水瓦と同じ構成である。
本実施例の防水瓦は、図9に示すように、シール材13が頭部4の裏面の最先端部の全長に亘って貼着されている他は実施例1の防水瓦と同じ構成である。この場合、ウオーターチャネルに入った雨水は、瓦の重合部分の隙間から排出される。
尚、実施例2、3においても、シール材13を頭部4の裏面の最先端部全長に亘って貼着してもよいことは云うまでもない。
重ね寸法Wを50mmから40mmに変更した他は実施例1と同様にして防水瓦屋根を構築した。
重ね寸法を小さくしても防水性能は実施例1と略同等であり、瓦屋根の重量が実施例1の場合に比べて約3%軽量化された。
31 瓦
2、32 釘孔
3、33 尻部
4、34 頭部
5、35 ウオーターチャネル上側重合部
6a、36a 内側隆起部
6b、36b 中間隆起部
6c、36c 外側隆起部
7、37 ウオーターチャネル下側重合部
8、38 釘孔
9 突条部
39 水返し突条
10、40 水返し用突条
11、41 引掛部
12、42 空気抜き
13 シール材
14 シール材
15 シール材
16 シール材
17、45 釘
18、43 屋根材
19、44 下葺き材
20 釘
21 排水口
1A、31A 上部瓦
1B、31B 下部瓦
1C 重合される一の瓦
1D 重合される他の瓦
Claims (6)
- 上方には尻部を、下方には頭部を備え、一方の側にはウオーターチャネル上側重合部を、他方の側には3方が内側隆起部、中間隆起部、外側隆起部で囲まれたウオーターチャネル下側重合部を、ウオーターチャネル下側重合部の中間隆起部の付近に水返し用突条を備えた瓦であって、前記頭部裏面の最先端部にシール材を貼着するとともに、前記ウオーターチャネル上側重合部の裏面であって前記ウオーターチャネル下側重合部の中間隆起部及び外側隆起部に相当する位置にシール材を貼着してなり、前記シール材がEPDMシーラー、軟質ウレタンフォーム、又はポリエチレンフォームからなることを特徴とする防水瓦。
- 頭部裏面に排水口が設けられている請求項1記載の防水瓦。
- 上側重合部のシール材が、側端から10〜40mmの範囲内に設けられている請求項1又は2記載の防水瓦。
- 上側重合部のシール材が、瓦を重合葺設する際に、下部に配される瓦の下側重合部の釘孔を塞ぐ位置に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水瓦。
- 瓦の頭部の厚みが5mm以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水瓦。
- 上部瓦の頭部と下部瓦の尻部との重ね寸法が50mm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の防水瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141136A JP5224654B2 (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 防水瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141136A JP5224654B2 (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 防水瓦 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007309033A JP2007309033A (ja) | 2007-11-29 |
JP5224654B2 true JP5224654B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=38842143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006141136A Expired - Fee Related JP5224654B2 (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 防水瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5224654B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK454283A (da) * | 1983-09-30 | 1985-03-31 | Eternit Fab Dansk As | Tagplade, fremgangsmaade til fremstilling af samme, samt taetningsbaand til en saadan tagplade |
JPH09111956A (ja) * | 1995-10-13 | 1997-04-28 | Toyo Kawara Kogyo Kk | 瓦葺構造 |
JP2769450B2 (ja) * | 1995-10-18 | 1998-06-25 | 有限会社甲瓦工業 | 瓦葺構造 |
JPH10131403A (ja) * | 1996-11-05 | 1998-05-19 | Kubota Corp | 屋根瓦 |
-
2006
- 2006-05-22 JP JP2006141136A patent/JP5224654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007309033A (ja) | 2007-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109577569B (zh) | 开放式防水系统 | |
US6691472B2 (en) | Foundation wall protector | |
US3888087A (en) | Foundation wall protective sheet | |
WO2004031509A3 (en) | Contoured ventilation system for tile roofs | |
CN102352670B (zh) | 一种屋面屋脊防水结构 | |
US6481164B1 (en) | Rainwater diverter | |
JP5224654B2 (ja) | 防水瓦 | |
JP2006225955A (ja) | 天窓水切り止水シート | |
JP2006291612A (ja) | 防水瓦 | |
JP2004300674A (ja) | 屋根用防水シート、及びこれを用いた防水施工方法 | |
JP2009052231A (ja) | 野地板換気装置及び小屋裏換気方法 | |
CN207892051U (zh) | 一种建筑室外楼面变形缝处防漏水构造 | |
JP2000154620A (ja) | 屋根瓦 | |
JP2769450B2 (ja) | 瓦葺構造 | |
JP4562883B2 (ja) | 雪止め部材の取り付け構造 | |
CN218060790U (zh) | 一种地下室顶板施工缝防水结构 | |
JP2024016806A (ja) | 建物内への浸水防止装置 | |
JP2009002113A (ja) | 納め構造 | |
JP2024068084A (ja) | 建物浸水防止装置及び建物 | |
JP4047291B2 (ja) | 太陽電池一体型外装材を用いた横葺き外装構造 | |
JP3200703U (ja) | 屋根用防水部材 | |
JP2004131941A (ja) | 止水材及び止水構造 | |
JP3924117B2 (ja) | 屋根瓦 | |
JP2008002222A (ja) | 換気構造 | |
JP2526149B2 (ja) | 平板瓦 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090508 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110823 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130312 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |