以下、名刺管理システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、バーチャルな名刺交換を実現することができる名刺管理システムについて説明する。
本名刺管理システムは、複数の登録ユーザの名刺画像を格納しており、かつ、各ユーザが名刺交換した他人の名刺を、ユーザ毎に管理しており、ユーザが関連を有するユーザの情報(メールアドレス等)を入力した後、当該関連を有するユーザと名刺交換し、ユーザの名刺管理情報の中に関連を有するユーザの名刺画像が取り込まれる(名刺交換処理を行う)名刺管理システムである。
また、本名刺管理システムは、名刺交換するか否かを問い合わせ、名刺交換する、との入力を受け付けた場合に、上記名刺交換処理を行うシステムである。
さらに、本名刺管理システムは、名刺画像を受け付けることにより、ユーザ登録を行うシステムである。
図1は、本実施の形態における名刺管理システムの概念図である。名刺管理システムは、名刺交換情報処理装置1と2以上の端末装置2を具備する。名刺交換情報処理装置1と各端末装置2とは、相互に通信可能である。名刺交換情報処理装置1と各端末装置2とは、例えば、インターネットにより接続されている。名刺交換情報処理装置1は、例えば、インターネット上のWebサーバである。また、端末装置2は、例えば、ユーザが利用する端末装置であり、例えば、携帯端末、携帯電話、いわゆるパーソナルコンピュータ、ゲーム装置など、情報の入出力ができる装置であれば何でも良い。なお、端末装置2は、名刺画像を読み取るためのスキャナを有することは好適である。
図2は、本実施の形態における名刺管理システムのブロック図である。名刺交換情報処理装置1は、ユーザ個人情報格納部101、名刺交換情報格納部102、パスワード入力画面格納部103、名刺画像受付部104、パスワード入力画面送信部105、パスワード受信部106、ユーザ登録部107、交換名刺受付部108、交換名刺蓄積部109、名刺出力指示受付部110、名刺画像取得部111、名刺画像出力部112、他ユーザ接触情報受付部113、名刺交換質問部114、回答受付部115、名刺交換処理部116を具備する。
ユーザ登録部107は、ユーザ識別子生成手段1071、名刺認識手段1072、ユーザ個人情報蓄積手段1073を具備する。
名刺交換処理部116は、判断手段1161、名刺交換処理手段1162、関係者ユーザ情報蓄積手段1163、ユーザ登録催促情報送信手段1164を具備する。
端末装置2は、端末受付部21、端末送信部22、端末受信部23、端末出力部24を具備する。
ユーザ個人情報格納部101は、2以上のユーザ個人情報を格納し得る。ユーザ個人情報は、ユーザ識別子とユーザ情報とユーザの名刺画像とを有する。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報であり、例えば、数値や英数字のユニークなID、または氏名などである。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、氏名、会社名、役職、メールアドレス、会社のURL、電話番号、FAX番号等なである。ユーザ情報は、通常、名刺に記載されている情報である。名刺画像とは、名刺を読み取った画像であり、そのフォーマットは問わない。名刺画像は、例えば、BMP、GIF、またはJPEGなどのデータフォーマットである。
ユーザ個人情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
ユーザ個人情報格納部101にユーザ個人情報が記憶される過程は問わない。ただし、後述するように、端末装置2から名刺画像やパスワードを受信した後にユーザ個人情報が構成され、ユーザ個人情報格納部101に蓄積されることは好適である。また、例えば、記録媒体を介してユーザ個人情報がユーザ個人情報格納部101で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ個人情報がユーザ個人情報格納部101で記憶されるようになってもよい。
名刺交換情報格納部102は、1以上の名刺交換情報を格納し得る。名刺交換情報は、名刺交換した人々に関する情報である。名刺交換情報は、ユーザ識別子とユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換したユーザの名刺画像とを対応付ける情報である。名刺交換情報は、例えば、ユーザ識別子と当該ユーザが名刺交換した他のユーザの名刺画像とを有する。また、名刺交換情報は、例えば、ユーザ識別子と当該ユーザが名刺交換した他のユーザの名刺画像にアクセスするための情報(例えば、他のユーザのユーザ識別子)とを有しても良い。また、名刺交換情報は、例えば、名刺交換した両者のユーザ識別子である2つのユーザ識別子の対でも良い。なお、名刺交換情報が2つのユーザ識別子の対である場合、ユーザ識別子から当該ユーザ識別子で識別されるユーザの名刺画像が取得できることが必要である。つまり、「ユーザ識別子と名刺画像とを対応付ける」とは、ユーザ識別子と名刺画像の一方の情報から、他方の情報を取得できればよいという意味である。なお、名刺交換情報は、ユーザ識別子で識別されるユーザ毎に、当該ユーザが名刺交換(後述するバーチャルな名刺交換も含む)した他のユーザの名刺画像、または名刺画像を特定する情報(例えば、ユーザ識別子)を有する情報でも良い。
名刺交換情報格納部102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。名刺交換情報格納部102に名刺交換情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して名刺交換情報が名刺交換情報格納部102で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された名刺交換情報が名刺交換情報格納部102で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された名刺交換情報が名刺交換情報格納部102で記憶されるようになってもよい。
パスワード入力画面格納部103は、パスワードを入力する画面であるパスワード入力画面を格納している。パスワード入力画面とは、パスワードを入力する画面を構成する情報である。パスワード入力画面は、HTML、XML、4GLなどのプログラム言語、ビットマップ等のうち、どのような情報を用いて実現されていても良い。
パスワード入力画面格納部103は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。パスワード入力画面格納部103にパスワード入力画面が記憶される過程は問わない。
名刺画像受付部104は、ユーザの名刺画像を受け付ける。ここで、受け付けとは、通常、ネットワーク等の通信手段による受信であるが、FAXによる受信、郵送にされた名刺画像の手動(例えば、スキャナから)による受け付けなど、受け付ける手段は問わない。また、ここでの名刺画像の受け付けは、通常、ユーザ登録のための名刺画像の受け付けである。
パスワード入力画面送信部105は、名刺画像を受け付けた後に、パスワード入力画面を端末装置2に送信する。パスワード入力画面送信部105は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
パスワード受信部106は、パスワード入力画面の送信に対応して、端末装置2からパスワードを受信する。パスワード受信部106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
ユーザ登録部107は、ユーザ登録処理を行う。ここでのユーザ登録処理は、通常、名刺画像受付部104が受信した名刺画像と、パスワード受信部106が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する処理である。ユーザ登録処理は、名刺交換情報処理装置1を利用するためのユーザの登録処理である。ユーザ登録部107が登録する情報の中に氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、FAX番号、役職のうちの1以上のユーザ情報を含む場合、ユーザ登録部107は、手入力されたユーザ情報を受け付けても良いし、後述する名刺認識手段1072が取得しても良いし、手入力された一部のユーザ情報を受け付け、一部を名刺認識手段1072が取得しても良い。
ユーザ登録部107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。ユーザ登録部107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ユーザ識別子生成手段1071は、他のユーザ識別子と重複しないように、ユーザ識別子を生成する。ユーザ識別子は、通常、IDである。そして、例えば、ユーザ識別子は、数値であり、ユーザ識別子生成手段1071は、現在のユーザ識別子の中の最大のユーザ識別子に1を加えた数字を生成する。また、ユーザ識別子生成手段1071は、既に存在するユーザ識別子と一致しなくなるまで、乱数を発生させ、当該乱数をユーザ識別子としても良い。
名刺認識手段1072は、名刺画像を文字認識し、氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、FAX番号、役職のうちの1以上のユーザ情報を取得する。なお、名刺画像を認識し、氏名、会社名等を取得する技術は公知の文字認識技術であるので、詳細な説明は省略する。
ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する。例えば、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ユーザ識別子生成手段1071が生成したユーザ識別子と、名刺画像受付部104が受け付けた名刺画像と、パスワード受信部106が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する。また、例えば、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、名刺認識手段1072が取得したユーザ情報と、ユーザ識別子生成手段1071が生成したユーザ識別子と、名刺画像受付部104が受信した名刺画像と、パスワード受信部106が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する。ユーザ個人情報蓄積手段1073がユーザ個人情報を蓄積する場合、すべての属性値が揃った態様で蓄積する必要はなく、ユーザ個人情報を構成するそれぞれの情報がそれぞれ異なるタイミングで蓄積されても良い。
交換名刺受付部108は、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換した名刺画像とを有する実体名刺交換情報を受け付ける。つまり、実体名刺交換情報は、名刺交換した相手の名刺画像を含む情報である。また、ここで、受け付けとは、通常、ネットワーク等の通信手段による受信であるが、手動による入力受け付けなど、受け付ける手段は問わない。
交換名刺蓄積部109は、交換名刺受付部108が受け付けた実体名刺交換情報から、名刺交換情報を構成し、当該名刺交換情報を名刺交換情報格納部102に蓄積する。交換名刺蓄積部109は、例えば、交換名刺受付部108が受け付けたユーザ識別子と名刺画像とを有する名刺交換情報を名刺交換情報格納部102に蓄積する。また、交換名刺蓄積部109は、例えば、名刺画像を画像認識して取得した氏名や会社名などからユーザ個人情報格納部101を検索し、前記氏名や会社名などで特定できるユーザのユーザ識別子と、交換名刺受付部108が受け付けたユーザ識別子とを有する名刺交換情報を名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。交換名刺蓄積部109は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。交換名刺蓄積部109の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
名刺出力指示受付部110は、名刺出力指示を受け付ける。名刺出力指示とは、ユーザと名刺交換した他のユーザの名刺画像を出力する指示であり、ユーザ識別子を有する指示である。このユーザ識別子は、前記ユーザを識別する情報であり、自分が名刺交換した相手の名刺画像を取得したいユーザを識別する情報である。名刺出力指示の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。名刺出力指示受付部110は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
名刺画像取得部111は、名刺出力指示が受け付けられた場合に、名刺出力指示が有するユーザ識別子と対応付けられた1以上の名刺画像を、名刺交換情報格納部102の名刺交換情報を用いて取得する。名刺画像取得部111は、例えば、名刺出力指示が受け付けられた場合に、名刺出力指示が有するユーザ識別子と対応付けられた1以上の名刺画像を、名刺交換情報を用いてユーザ個人情報格納部101から取得する。
名刺画像取得部111は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺画像取得部111の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
名刺画像出力部112は、名刺画像取得部111が取得した1以上の名刺画像を出力する。ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信である。ただし、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
他ユーザ接触情報受付部113は、他ユーザ接触情報を受け付ける。他ユーザ接触情報とは、一のユーザが何らかの方法により取得した他のユーザ(他の人)の情報を含む。他の人の情報は、メールアドレスなど、他のユーザを特定できる情報である。また、他ユーザ接触情報とは、一のユーザから当該ユーザのユーザ識別子と他のユーザに関する情報である他ユーザ情報とを有する。また、他ユーザ情報とは、例えば、氏名、会社名、役職、メールアドレス、会社のURL、電話番号、FAX番号等のうちの1以上の情報である。他ユーザ情報は、通常、名刺に記載されている情報である。ここで、受け付けとは、通常、ネットワーク等の通信手段による受信であるが、FAXによる受信、手動による入力受け付けなど、受け付ける手段は問わない。
名刺交換質問部114は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報と対になるユーザ通知先情報を、ユーザ個人情報格納部101から取得し、ユーザ通知先情報を用いて、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。問い合わせとは、ユーザ通知先情報が示す通知先に、名刺交換を行うか否かの回答を行う画面を送信しても良いし、名刺交換を行うか否かの回答を指示する文などを送信しても良い。
名刺交換質問部114は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺交換質問部114の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
回答受付部115は、名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答を受け付ける。回答は、名刺交換を許可する回答、または名刺交換を許可しない回答のいずれかである。ここで、受け付けとは、通常、ネットワーク等の通信手段による受信であるが、FAXによる受信、手動による入力受け付けなど、受け付ける手段は問わない。
名刺交換処理部116は、名刺交換処理を行う。名刺交換処理は、バーチャルな名刺交換処理である。つまり、名刺交換処理は、一のユーザが名刺交換した1以上の相手先の名刺画像を出力させる場合に、バーチャルな名刺交換処理を行った他のユーザの名刺画像をも出力させるようにする処理である。名刺交換処理は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報をキーとしてユーザ個人情報格納部101を検索し、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積する。
名刺交換処理部116は、回答受付部115が受け付けた回答が、名刺交換を許可する回答である場合、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積する。かかる処理を名刺交換処理という。なお、名刺交換処理は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になるユーザ識別子と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子と対になる名刺画像とを対応付ける名刺交換情報をも、名刺交換情報格納部102に蓄積することは好適である。
また、名刺交換処理部116は、回答受付部115が受け付けた回答が、名刺交換を許可しない回答である場合、上記の名刺交換処理は行わない。
名刺交換処理部116は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺交換処理部116の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
判断手段1161は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、当該他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報に一致するユーザ情報がユーザ個人情報格納部101に存在するか否かを判断する。判断手段1161は、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報をキーとしてユーザ個人情報格納部101を検索することにより、上記の判断を行う。
名刺交換処理手段1162は、判断手段1161が他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在すると判断した場合は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積する。さらに、他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在すると判断した場合、名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になるユーザ識別子と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子と対になる名刺画像とを対応付ける名刺交換情報をも、名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。
関係者ユーザ情報蓄積手段1163は、判断手段1161が他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在しないと判断した場合は、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報を、他ユーザ接触情報受付部113が受け付けた他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子に対応付けられた関係者ユーザ情報として、名刺交換情報格納部102に蓄積する。
ユーザ登録催促情報送信手段1164は、判断手段1161が他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在すると判断した場合は、他ユーザ情報が有する通知先に、ユーザ登録を促す情報を送信する。なお、他ユーザ情報が有する通知先は、例えば、メールアドレスで特定される通知先である。ユーザ登録を促す情報とは、ユーザ登録を促す文章でも良いし、ユーザ登録を促す画面等でも良い。送信とは、メール送信でも、HTTPやTCP/IPなどの通信プロトコルにより、HTML等を送信することでも良い。
端末受付部21は、情報や命令を受け付ける。情報や命令とは、例えば、自分の名刺画像、名刺交換した他人の名刺画像とユーザ識別子を有する実体名刺交換情報、他ユーザ接触情報、名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答、または名刺出力指示などの指示などである。情報や命令の入力手段は、タッチパネルやテンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部21は、タッチパネルやテンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた情報や命令を名刺交換情報処理装置1に送信する。端末送信部22は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部23は、名刺交換情報処理装置1から、情報や命令を受信する。情報や命令とは、例えば、1以上の名刺画像や、名刺交換を行うか否かの問い合わせなどである。端末受信部23は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部24は、名刺交換情報処理装置1から受信した情報や命令などを出力する。ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置(例えば、表示装置)への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。端末出力部24は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部24は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、名刺管理システムの動作について説明する。まず、名刺交換情報処理装置1の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)名刺画像受付部104は、ユーザ登録のためのユーザの名刺画像を受け付けたか否かを判断する。名刺画像を受け付ければステップS302に行き、名刺画像を受け付けなければステップS309に行く。
(ステップS302)パスワード入力画面送信部105は、パスワード入力画面格納部103からパスワード入力画面を読み出し、当該パスワード入力画面を端末装置2に送信する。
(ステップS303)パスワード受信部106は、ステップS302におけるパスワード入力画面の送信に対応して、端末装置2からパスワードを受信したか否かを判断する。パスワードを受信すればステップS304に行き、パスワードを受信しなければステップS303に行く。なお、ここで、パスワード入力画面を送信してから、所定の時間以上、時間が経過すれば、タイムアウトし、ステップS301に戻っても良い。
(ステップS304)ユーザ登録部107を構成するユーザ識別子生成手段1071は、他のユーザ識別子と重複しないように、ユーザ識別子を生成する。なお、ここで、ユーザ登録部107は、人手により入力されたユーザ識別子を受け付けても良い。
(ステップS305)名刺認識手段1072は、名刺画像を文字認識し、氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、FAX番号、役職のうちの1以上のユーザ情報を取得する。なお、ここでも、ユーザ登録部107は、人手により入力されたユーザ情報を受け付けても良い。
(ステップS306)ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ユーザ識別子とユーザ情報と名刺画像とを有するユーザ個人情報を構成する。
(ステップS307)ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ステップS305で構成したユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する。
(ステップS308)ユーザ登録部107または図示しない送信手段は、ユーザ登録完了の旨を、端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
(ステップS309)交換名刺受付部108は、実体名刺交換情報を受け付けたか否かを判断する。実体名刺交換情報を受け付ければステップS310に行き、実体名刺交換情報を受け付けなければステップS313に行く。
(ステップS310)交換名刺蓄積部109は、交換名刺受付部108が受け付けた実体名刺交換情報から、名刺交換情報を構成する。交換名刺蓄積部109は、例えば、実体名刺交換情報が有するユーザ識別子と、名刺画像とを有する名刺交換情報を構成する。なお、交換名刺蓄積部109は、例えば、名刺画像を文字認識(名刺認識)して、氏名、会社名などのユーザ情報を取得し、当該ユーザ情報とユーザ識別子と名刺画像とを有する名刺交換情報を構成しても良い。
(ステップS311)交換名刺蓄積部109は、ステップS310で構成した名刺交換情報を名刺交換情報格納部102に蓄積する。
(ステップS312)交換名刺蓄積部109または図示しない送信手段は、名刺交換情報登録完了の旨を、端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
(ステップS313)他ユーザ接触情報受付部113は、他ユーザ接触情報を受け付けたか否かを判断する。他ユーザ接触情報を受け付ければステップS314に行き、他ユーザ接触情報を受け付けなければステップS315に行く。
(ステップS314)名刺交換処理部116等は、名刺交換処理を行う。名刺交換処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。ステップS301に戻る。
(ステップS315)名刺出力指示受付部110は、名刺出力指示を受け付けたか否かを判断する。名刺出力指示を受け付ければステップS316に行き、名刺出力指示を受け付けなければステップS301に戻る。
(ステップS316)名刺画像取得部111は、名刺出力指示が有するユーザ識別子と対応付けられた1以上の名刺画像を、名刺交換情報格納部102の名刺交換情報を用いて取得する。名刺画像取得部111は、名刺出力指示が有するユーザ識別子と対になる1以上の名刺画像を名刺交換情報格納部102から取得しても良いし、名刺出力指示が有するユーザ識別子と対になる1以上の情報(例えば、他のユーザのユーザ識別子)をキーとして、ユーザ個人情報格納部101から1以上の名刺画像を取得しても良い。
(ステップS317)名刺画像出力部112は、ステップS316で取得された1以上の名刺画像を端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS314の名刺交換処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)名刺交換処理部116を構成する判断手段1161は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、当該他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報(例えば、メールアドレス)に一致するユーザ情報(例えば、メールアドレス)を、ユーザ個人情報格納部101に対して検索する。
(ステップS402)判断手段1161は、ステップS401における検索の結果、ユーザ情報を取得できたか否かを判断する。ユーザ情報を取得できればステップS403に行き、ユーザ情報を取得できなければステップS409に行く。
(ステップS403)名刺交換質問部114は、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報と対になるユーザ通知先情報(他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報そのものでも良い)を、ユーザ個人情報格納部101から取得し、ユーザ通知先情報が示す通知先に、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザと名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。なお、名刺交換質問部114は、実施の形態2におけるユーザ情報が有するユーザ通知先情報が示す通知先に、端末装置2のユーザと名刺交換を行うか否かの問い合わせを行っても良い。
(ステップS404)回答受付部115は、名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答を受け付けたか否かを判断する。回答を受け付ければステップS405に行き、回答を受け付けなければステップS404に戻る。なお、ここで、ステップS403の処理を完了した後、回答の受け付けを待たずにステップS301に戻っても良い。かかる場合、回答を受け付けた後に、ステップS405移行の処理が行われる。
(ステップS405)名刺交換処理部116は、回答受付部115が受け付けた回答が、名刺交換を許可する回答「可」であるか否かを判断する。回答が「可」であればステップS406に行き、「可」でなければステップS408に行く。
(ステップS406)名刺交換処理部116の名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を取得する。ここで、名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像をユーザ個人情報格納部101から取得し、当該名刺画像と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを有する名刺交換情報を取得しても良いし、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になるユーザ識別子をユーザ個人情報格納部101から取得し、当該ユーザ識別子と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを有する名刺交換情報を取得しても良い。名刺交換情報のデータ構造に応じて、名刺交換処理部116が取得する情報が異なる。
また、ステップS406でさらに、名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になるユーザ識別子と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子と対になる名刺画像とを対応付ける名刺交換情報を取得することは好適である。つまり、両者の名刺管理情報の中に他方の名刺画像を含む情報が格納されるようにすることは好適である。
(ステップS407)名刺交換処理手段1162は、ステップS406で取得した名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積する。なお、ここで、名刺交換処理手段1162は、両者の名刺交換情報を名刺交換情報格納部102に蓄積することは好適である。
(ステップS408)名刺交換処理手段1162、または図示しない送信手段は、処理完了の旨を端末装置2に送信する。上位処理にリターンする。
(ステップS409)登録・名刺交換処理を行う。登録・名刺交換処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。ステップS408に行く。
なお、図4のフローチャートにおいて、ステップS409で、登録・名刺交換処理を行う代わり、または登録・名刺交換処理に加えて、関係者ユーザ情報蓄積手段1163は、他ユーザ情報を、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子と対応付けて、名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。
次に、ステップS409の登録・名刺交換処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートにおいて、図3、図4のフローチャートと同一のステップについて、その説明を省略する。
(ステップS501)ユーザ登録催促情報送信手段1164は、他ユーザ情報が有する通知先に、ユーザ登録を促す情報を送信する。ステップS301に行く。
次に、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受付部21は、ユーザから情報や命令を受け付ける。情報や命令とは、例えば、ユーザ登録のための名刺画像と、当該名刺画像をアップロードする命令である。また、情報や命令とは、例えば、ユーザ識別子と当該ユーザが名刺交換した名刺画像とを有する実体名刺交換情報と、当該実体名刺交換情報を送信する命令である。また、情報や命令とは、例えば、他ユーザ接触情報と、当該他ユーザ接触情報を送信する命令である。ここで、受け付けとは、通常、手動による入力受け付けであるが、ネットワーク等の通信手段による受信や、記録媒体からの読み込みなど、受け付ける手段は問わない。
次に、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた情報や命令を、名刺交換情報処理装置1に送信する。
そして、端末受信部23は、端末送信部22の送信に対応して、名刺交換情報処理装置1から情報等を受信する。情報等とは、例えば、ユーザ登録完了の旨や、名刺交換情報登録完了の旨や、バーチャルな名刺交換が完了した旨や、1以上の名刺画像などである。
次に、端末出力部24は、端末受信部23が受信した情報等を出力する。
以下、本実施の形態における名刺管理システムの具体的な動作について説明する。名刺管理システムの概念図は図1である。
今、ユーザ個人情報格納部101は、図6に示すユーザ個人情報管理表を保持している。かかるユーザ個人情報管理表は、名利管理機能を有する名刺交換情報処理装置1を利用できるユーザの情報を管理する表である。ユーザ個人情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「パスワード」「ユーザ情報」「名刺画像」を有するレコードを1以上管理している。「ユーザ情報」は、「氏名」「通知先情報(メールアドレス)」「会社名」等を有する。
また、名刺交換情報格納部102は、図7に示す名刺交換情報管理表を保持している。名刺交換情報管理表は、名刺交換情報を管理する表である。名刺交換情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「名刺交換相手名刺画像」「名刺交換相手ユーザ識別子」「関係者ユーザ情報」を有する。「名刺交換相手名刺画像」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換を行った相手の名刺画像である。「名刺交換相手ユーザ識別子」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換を行った相手のユーザ識別子である。「関係者ユーザ情報」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換したり、名刺交換しなかったが面会をしたり、会議をしたり等、何らかの関連のある人の情報である。「関係者ユーザ情報」は、ここでは、「氏名」「メールアドレス」「会社名」などを有する。図7の「ID=1」のレコードは、ユーザ識別子「1001」のユーザが、ユーザ識別子「1002」のユーザと名刺交換をしたことを示している。
また、パスワード入力画面格納部103は、図8に示すパスワード入力画面を格納している、とする。パスワード入力画面は、例えば、HTMLにより、記述されている。
かかる状況において、ユーザ「井上一」が自分の端末装置2が保持しているスキャナを用いて読み取った自分の名刺画像を、端末装置2から、名刺交換情報処理装置1にアップロードした、とする。
そして、端末受付部21は、名刺画像を含むユーザ登録命令を受け付ける。次に、端末送信部22は、図9の名刺画像を含むユーザ登録命令を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1の名刺画像受付部104は、名刺画像を含むユーザ登録命令を受信する。
そして、パスワード入力画面送信部105は、パスワード入力画面格納部103からパスワード入力画面を読み出し、当該パスワード入力画面を、ユーザ登録命令を送信してきた端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部23は、パスワード入力画面を受信する。そして、端末出力部24は、パスワード入力画面を出力する。そして、次に、ユーザは、図10に示すように、パスワード入力画面に対してパスワードを2度入力し、「登録」ボタンを押下した、とする。
次に、端末受付部21は、パスワード「ih0423」を含むパスワード送信命令を受け付ける。そして、端末送信部22は、パスワード「ih0423」を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1のパスワード受信部106は、パスワード「ih0423」を受信する。
次に、ユーザ登録部107を構成するユーザ識別子生成手段1071は、他のユーザ識別子と重複しないように、ユーザ識別子「1348」を生成する。なお、ユーザ識別子生成手段1071は、ここでは、ユーザ識別子の最大値に1を加えて、新たなユーザ識別子を生成する、とする。
次に、名刺認識手段1072は、受信された名刺画像を文字認識し、氏名「井上一」、会社名「株式会社XY」、メールアドレス「ih@xy.jp」、電話番号「06−6111−1234」、FAX番号「06−6111−1235」等のユーザ情報を取得した、とする。なお、ここで、人手で、上記の文字認識結果を修正したり、名刺画像に記載されている氏名等を入力したりすることは好適である。
次に、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ユーザ識別子とパスワードとユーザ情報と名刺画像等とを有するユーザ個人情報「1348,ih0423,井上一,ih@xy.jp,株式会社XY,・・・・」を構成する。そして、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、構成したユーザ個人情報をユーザ個人情報管理表に蓄積する。そして、図11に示すユーザ個人情報管理表を得る。以上の処理により、名刺画像をアップロードすることにより、ユーザ登録ができた。
次に、ユーザ「井上一」は、AB株式会社の山田一郎さんと名刺交換を行った、とする。そして、ユーザ「井上一」は、AB株式会社の山田一郎さんの名刺画像を読み込ませ、当該名刺画像とユーザ識別子「1348」を含む実体名刺交換情報を、端末装置2に入力する。すると、端末装置2の端末受付部21は当該実体名刺交換情報を受け付け、端末送信部22が当該実体名刺交換情報を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1の交換名刺受付部108は、実体名刺交換情報を受信する。そして、交換名刺蓄積部109は、交換名刺受付部108が受信した実体名刺交換情報から、名刺交換情報「ユーザ識別子:1348,山田一郎さんの名刺画像,山田一郎さんのユーザ識別子:1001,山田一郎さんの関係者ユーザ情報」を構成する。なお、交換名刺蓄積部109は、山田一郎さんの名刺画像を文字認識し、氏名「山田一郎」、会社名「AB株式会社」等を取得し、名刺交換情報を構成する。また、交換名刺蓄積部109は、山田一郎さんの名刺画像を文字認識して取得した一部の情報(例えば、氏名)をキーとして、図6のユーザ個人情報管理表を検索し、山田一郎さんのユーザ識別子:1001、山田一郎さんの関係者ユーザ情報を取得することは好適である。次に、交換名刺蓄積部109は、構成した名刺交換情報を図6に示す名刺交換情報管理表に蓄積し、図12の名刺交換情報管理表を得る。そして、交換名刺蓄積部109は、名刺交換情報登録完了の旨を、端末装置2に送信する。
次に、ユーザ「井上一」は、田中花子さんを紹介頂き、田中花子さんのメールアドレス「th@x.com」を知り、当該メールアドレスを含む他ユーザ接触情報を端末装置2に入力した、とする。
次に、端末装置2の端末受付部21は、ユーザ「井上一」のユーザ識別子「1348」とメールアドレス「th@x.com」を含む他ユーザ接触情報を受け付ける。そして、端末送信部22は、当該他ユーザ接触情報を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、他ユーザ接触情報受付部113は、メールアドレス「th@x.com」を含む他ユーザ接触情報を受信する。
そして、次に、名刺交換処理部116等は、以下のように名刺交換処理を行う。つまり、名刺交換処理部116を構成する判断手段1161は、メールアドレス「th@x.com」を含む他ユーザ情報に一致するユーザ情報を、図11のユーザ個人情報管理表に対して検索する。そして、判断手段1161は、検索の結果、「田中花子」のユーザ情報をユーザ個人情報管理表から取得する。
次に、名刺交換質問部114は、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報と対になるユーザ通知先情報「th@x.com」を、ユーザ個人情報管理表から取得し、ユーザ通知先情報「th@x.com」が示す通知先に、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。なお、かかる名刺交換を行うか否かの問い合わせは、例えば、図13のWebページを出力するためのURLと、名刺交換を促す文章が記載されたメールの送信である。そして、「田中花子」は、メールに記載されているURLを指示し、図13の画面を端末装置2に表示させた、とする。そして、「田中花子」は、図13の画面のアンカー「名刺交換する」をマウス等の入力手段を用いて押下した、とする。そして、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた「名刺交換する」の情報を、名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、回答受付部115は、名刺交換を行う旨の回答を受け付ける。そして、名刺交換処理部116は、回答受付部115が受け付けた回答が、名刺交換を許可する回答「可」であると判断する。
名刺交換処理部116の名刺交換処理手段1162は、メールアドレス「th@x.com」を含む他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像(田中花子さんの名刺画像)と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子「1348」とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
また、名刺交換処理部116の名刺交換処理手段1162は、メールアドレス「th@x.com」と対になるユーザ識別子「1002」と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子「1348」と対になる「井上一」の名刺画像とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
次に、名刺交換処理手段1162は、取得した2つの名刺交換情報を、名刺交換情報管理表に蓄積する。そして、図14に示す名刺交換情報管理表が得られる。なお、ここで、名刺交換処理部116は、メールアドレス「th@x.com」と対になるユーザ識別子「1002」と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子「1348」と対になる「井上一」の名刺画像とを対応付ける名刺交換情報(図14の「ID=3674」のレコード)を蓄積することは必須ではない。「井上一」が、名刺交換の許可を入力したわけではないからである。以上の処理により、バーチャルな名刺交換が実現できた。
次に、ユーザ「井上一」は、「加藤三郎」を紹介頂き、加藤三郎さんのメールアドレス「ks@d.com」を知り、当該メールアドレスを含む他ユーザ接触情報を端末装置2に入力した、とする。
次に、端末装置2の端末受付部21は、ユーザ「井上一」のユーザ識別子「1348」とメールアドレス「ks@d.com」を含む他ユーザ接触情報を受け付ける。そして、端末送信部22は、当該他ユーザ接触情報を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、他ユーザ接触情報受付部113は、メールアドレス「ks@d.com」を含む他ユーザ接触情報を受信する。
そして、次に、名刺交換処理部116等は、以下のように名刺交換処理を行う。つまり、名刺交換処理部116を構成する判断手段1161は、メールアドレス「ks@d.com」を含む他ユーザ情報に一致するユーザ情報を、図11のユーザ個人情報管理表に対して検索する。そして、判断手段1161は、検索の結果、「加藤三郎」のユーザ情報を取得できなかった、と判断する。
次に、ユーザ登録催促情報送信手段1164は、他ユーザ情報が有する通知先「ks@d.com」に、ユーザ登録を促すメールを送信する。このメールには、あるURLが記載されている、とする。
次に、「加藤三郎」は、端末装置2を用いて、受信されたメールをオープンし、名刺交換のリクエストがあった旨のメール本文を読み、URLをマウスで押下した、とする。すると、図15に示す画面が「加藤三郎」の端末装置2に出力される。図15に示す画面は、ユーザ登録と名刺交換の両方またはユーザ登録を促す画面である。また、名刺交換情報処理装置1は、「加藤三郎」の名刺画像を保持していないので、図15の「あなたの名刺」の画像は空である。
次に、「加藤三郎」は、「登録して名刺交換する」を押下した、とする。名刺画像のアップロードを促す画面が「加藤三郎」の端末装置2に出力される。そして、「加藤三郎」が端末装置2から自分の名刺画像を、名刺交換情報処理装置1にアップロードした、とする。
そして、端末受付部21は、名刺画像を含むユーザ登録命令を受け付ける。次に、端末送信部22は、「加藤三郎」の名刺画像を含むユーザ登録命令を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1の名刺画像受付部104は、名刺画像を含むユーザ登録命令を受信する。
そして、パスワード入力画面送信部105は、パスワード入力画面格納部103からパスワード入力画面を読み出し、当該パスワード入力画面を、ユーザ登録命令を送信してきた端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部23は、パスワード入力画面を受信する。そして、端末出力部24は、パスワード入力画面を出力する。そして、次に、ユーザは、図8に示すパスワード入力画面に対してパスワード「9kato1」を2度入力し、「登録」ボタンを押下した、とする。
次に、端末受付部21は、パスワード「9kato1」を含むパスワード送信命令を受け付ける。そして、端末送信部22は、パスワード「9kato1」を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1のパスワード受信部106は、パスワード「9kato1」を受信する。
次に、ユーザ登録部107を構成するユーザ識別子生成手段1071は、他のユーザ識別子と重複しないように、ユーザ識別子「1349」を生成する。
次に、名刺認識手段1072は、受信された名刺画像を文字認識し、氏名「加藤三郎」、会社名「株式会社d」、電話番号「03−9988−7777」、FAX番号「03−9988−7778」等のユーザ情報を取得した、とする。
次に、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、ユーザ識別子とパスワードとユーザ情報と名刺画像等とを有するユーザ個人情報「1349,9kato1,加藤三郎,ks@d.com,株式会社d,・・・・」を構成する。なお、メールアドレス「ks@d.com」は、他ユーザ接触情報受付部113が受け付けた他ユーザ接触情報から取得しても良いし、名刺画像から文字認識処理により得ても良い。
そして、ユーザ個人情報蓄積手段1073は、構成したユーザ個人情報をユーザ個人情報管理表に蓄積する。そして、図16に示すユーザ個人情報管理表が得られる。以上の処理により、名刺画像をアップロードすることにより、「加藤三郎」のユーザ登録ができた。
次に、「加藤三郎」は「登録して名刺交換する」を押下したので、「井上一」との名刺交換を許可している。
そして、名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報「ks@d.com」と対になる「加藤三郎」の名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子「1348」とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
また、名刺交換処理手段1162は、他ユーザ情報に一致するユーザ情報「ks@d.com」と対になるユーザ識別子「1349」と他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子「1348」と対になる「井上一」の名刺画像とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
次に、名刺交換処理手段1162は、取得した2つの名刺交換情報を、名刺交換情報管理表に蓄積する。そして、図17に示す名刺交換情報管理表が得られる。以上の処理により、ユーザ登録とバーチャルな名刺交換の両方が実現できた。
次に、「山田一郎」が、名刺交換情報処理装置1にログインしようと、「山田一郎」のユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」とを端末装置2に入力した、とする。
次に、端末受付部21はユーザ識別子「1001」等を受け付け、端末送信部22は当該ユーザ識別子「1001」等を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置1の図示しない認証部は、ユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」とを用いて、ユーザ個人情報管理表を検索し、ユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」の対が登録されている、ことを検知する。
そして、名刺交換情報処理装置1の図示しないスタート画面送信部は、図18に示すスタート画面を端末装置2に送信する。なお、スタート画面送信部は、ユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」と対になる名刺画像を読み出し、当該名刺画像がスタートボタンとなる画面を構成し、端末装置2に送信する。
そして、「山田一郎」の端末装置2の端末受信部23は、スタート画面を受信する。そして、端末出力部24は、端末受信部23が受信したスタート画面を出力する。
次に、「山田一郎」は、自分の名刺画像からなるボタンをクリックして、名刺交換情報処理装置1に対する各種の処理(例えば、名刺出力指示の入力など)が可能になる、とする。
次に、「山田一郎」は、端末装置2に対して、名刺出力指示を入力した、とする。名刺出力指示は、「山田一郎」のユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」とを有する、とする。
そして、端末受付部21は名刺出力指示を受け付け、端末送信部22は当該名刺出力指示を名刺交換情報処理装置1に送信する。
次に、名刺出力指示受付部110は、ユーザ識別子「1001」、パスワード「y0102」とを有する名刺出力指示を受信する。
次に、名刺画像取得部111は、名刺出力指示が有するユーザ識別子「1001」と対応付けられた1以上の名刺画像や関係者ユーザ情報を、名刺交換情報管理表から読み出す。なお、名刺画像取得部111は、名刺出力指示が有するユーザ識別子「1001」と対応付けられた名刺画像が存在する場合は、名刺画像を読み出し、名刺画像が存在しない場合は存在する他の情報(通常、関係者ユーザ情報)を読み出すことは好適である。
次に、名刺画像出力部112は、読み出された1以上の名刺画像等を、端末装置2に送信する。
次に、「山田一郎」の端末装置2の端末受信部23は、1以上の名刺画像等を受信する。そして、端末出力部24は、端末受信部23が受信した1以上の名刺画像等を、図19に示すように出力する。図19において、名刺交換をリクエストしている場合は、その旨が名刺画像等の上に出力されている。また、図19において、名刺画像が存在しない場合は、他の人のメールアドレス等の情報のみが出力されている。なお、図19は、名刺交換した名刺画像の出力態様の一例であり、名刺画像の出力態様は問わないことは言うまでもない。
以上、本実施の形態によれば、バーチャルな名刺交換を実現することができる。そのため、情報通信技術を用いたヒューマンネットワークの拡大を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、接触して取得した他人のメールアドレス等の情報のみでも管理でき、また、かかる情報を用いて、当該他人に本システムへの登録や名刺交換を促すことができ、効果的に名刺交換情報処理装置の利用者を増加させることができ、効果的に名刺交換を促すことができる。
また、本実施の形態によれば、ユーザが許可した場合のみ、バーチャルな名刺交換を行うこともでき、ユーザは安心して、バーチャルな名刺交換を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、名刺画像を送信することにより、ユーザ登録を行うことができる。そのため、ユーザにとって、非常に容易にユーザ登録が行える。
なお、本実施の形態によれば、主として、ユーザが許可した場合のみ、バーチャルな名刺交換を行う態様を説明したが、ユーザの許可を要せずに、バーチャルな名刺交換を行っても良い。かかる場合、非常に簡単に短時間にバーチャルな名刺交換を行える。
また、本実施の形態において、各ユーザが自分の最新の名刺情報や名刺画像を登録するようにすれば、すべてのユーザは、常に、名刺交換した他のユーザの最新の名刺情報と名刺画像を入手、利用することができる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における名刺交換情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記憶媒体に、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子と当該ユーザに関する情報であるユーザ情報と当該ユーザの名刺画像とを有する2以上のユーザ個人情報を格納し、かつ、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換したユーザの名刺画像とを対応付ける情報である1以上の名刺交換情報を格納し得し、コンピュータを、一のユーザから当該ユーザのユーザ識別子と他のユーザに関する情報である他ユーザ情報とを有する他ユーザ接触情報を受け付ける他ユーザ接触情報受付部と、前記他ユーザ接触情報受付部が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、前記他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報をキーとして前記記憶媒体を検索し、当該他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、前記他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、前記記憶媒体に蓄積する名刺交換処理部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、前記名刺交換情報は、ユーザ識別子とユーザの名刺画像と当該ユーザと接触した他のユーザに関する情報である関係者ユーザ情報とを対応付ける情報であり、前記名刺交換処理部は、前記他ユーザ接触情報受付部が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、前記他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報をキーとして前記記憶媒体を検索し、当該他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在すると判断した場合は、当該他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、前記他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、前記記憶媒体に蓄積する名刺交換処理手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記名刺交換処理部は、前記判断手段が前記他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在しないと判断した場合は、前記他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報を、前記他ユーザ接触情報受付部が受け付けた他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子に対応付けられた前記関係者ユーザ情報として、前記記憶媒体に蓄積する関係者ユーザ情報蓄積手段、または、前記判断手段が前記他ユーザ情報に一致するユーザ情報が存在しないと判断した場合は、前記他ユーザ情報が有する通知先に、ユーザ登録を促す情報を送信するユーザ登録催促情報送信手段をさらに具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ情報は、ユーザ識別子で識別されるユーザに対する問い合わせ先を示すユーザ通知先情報を有し、前記他ユーザ接触情報受付部が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、前記他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報と対になるユーザ通知先情報を、前記記憶媒体から取得し、当該ユーザ通知先情報を用いて、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う名刺交換質問部と、前記名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答を受け付ける回答受付部とをさらに具備し、前記名刺交換処理部は、前記回答受付部が受け付けた回答が、名刺交換をするという回答である場合、前記他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、前記他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、前記記憶媒体に蓄積する
ものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ個人情報は、ユーザの名刺画像とパスワードとを有し、パスワードを入力する画面であるパスワード入力画面を格納しているパスワード入力画面格納部と、ユーザの名刺画像を受け付ける名刺画像受付部と、前記名刺画像を受け付けた後に、パスワード入力画面を前記端末装置に送信するパスワード入力画面送信部と、前記パスワード入力画面の送信に対応して、前記端末装置からパスワードを受信するパスワード受信部と、前記名刺画像受付部が受信した名刺画像と、前記パスワード受信部が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報を前記記憶媒体に蓄積するユーザ登録部とをさらに具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ登録部は、他のユーザ識別子と重複しないように、ユーザ識別子を生成するユーザ識別子生成手段と、前記ユーザ識別子生成手段が生成したユーザ識別子と、前記名刺画像受付部が受信した名刺画像と、前記パスワード受信部が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報を前記記憶媒体に蓄積するユーザ個人情報蓄積手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ登録部は、前記名刺画像を文字認識し、氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、FAX番号、役職のうちの1以上のユーザ情報を取得する名刺認識手段をさらに具備し、前記ユーザ個人情報蓄積手段は、前記名刺認識手段が取得したユーザ情報と、前記ユーザ識別子生成手段が生成したユーザ識別子と、前記名刺画像受付部が受信した名刺画像と、前記パスワード受信部が受信したパスワードとを有するユーザ個人情報を前記記憶媒体に蓄積するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、名刺交換した他のユーザの名刺画像を出力する指示であり、ユーザ識別子を有する指示である名刺出力指示を受け付ける名刺出力指示受付部と、前記名刺出力指示を受け付けた場合に、当該名刺出力指示が有するユーザ識別子と対応付けられた1以上の名刺画像を、前記記憶媒体の名刺交換情報を用いて取得する名刺画像取得部と、前記名刺画像取得部が取得した1以上の名刺画像を出力する名刺画像出力部とをさらに具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、入力されたユーザ識別子で識別されるユーザと同一グループの1以上のユーザのユーザ情報をサーバ装置から受信し、当該1以上のユーザ情報を用いて、バーチャルな名刺交換を実現する名刺管理システムについて説明する。
図20は、本実施の形態における名刺管理システム3の概念図である。名刺管理システム3は、名刺交換情報処理装置4、サーバ装置5、および1以上の端末装置2を備える。サーバ装置5は、SNSのサーバや、企業のサーバ等の、ユーザをグループ管理しているサーバである。なお、グループは、通常、2以上のグループであるが、1つのグループでも良い。
図21は、本実施の形態における名刺管理システム3を構成する名刺交換情報処理装置4のブロック図である。
名刺交換情報処理装置4は、ユーザ個人情報格納部101、名刺交換情報格納部102、パスワード入力画面格納部103、名刺画像受付部104、パスワード入力画面送信部105、パスワード受信部106、ユーザ登録部107、交換名刺受付部108、交換名刺蓄積部109、名刺出力指示受付部110、名刺画像取得部111、名刺画像出力部112、他ユーザ接触情報受付部113、ユーザ識別子受付部41、ユーザ識別子送信部42、名刺交換候補ユーザ情報受信部43、選択画面構成出力部44、ユーザ選択指示受付部45、名刺交換質問部46、回答受付部47、および名刺交換処理部48を備える。
ユーザ登録部107は、ユーザ識別子生成手段1071、名刺認識手段1072、およびユーザ個人情報蓄積手段1073を備える。
名刺交換処理部48は、判断手段1161、名刺交換処理手段1162、および関係者ユーザ情報蓄積手段1163を備える。
また、図22は、本実施の形態における名刺管理システム3を構成するサーバ装置5のブロック図である。
サーバ装置5は、グループ情報格納部51、ユーザ識別子受信部52、名刺交換候補ユーザ情報取得部53、および名刺交換候補ユーザ情報送信部54を備える。
端末受付部21は、情報や命令を受け付ける。情報や命令とは、例えば、ユーザ識別子や名刺交換を行うか否かの回答等である。
端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた情報や命令を名刺交換情報処理装置4に送信する。ただし、端末送信部22は、ユーザ識別子をサーバ装置5に送信しても良い。端末送信部22は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部23は、名刺交換情報処理装置4から、情報や命令を受信する。情報や命令とは、例えば、1以上の名刺画像や、名刺交換を行うか否かの問い合わせなどである。端末受信部23は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部24は、名刺交換情報処理装置4から受信した情報や命令などを出力する。ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置(例えば、表示装置)への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。端末出力部24は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部24は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
ユーザ識別子受付部41は、ユーザ識別子を受け付ける。ここで受け付けとは、通常、端末装置2からの受信である。ただし、ユーザ識別子受付部41は、ユーザからユーザ識別子を受け付けても良い。また、ここでのユーザ識別子は、通常、サーバ装置5で管理しているユーザ識別子である。なお、サーバ装置5で管理しているユーザ識別子と、名刺交換情報処理装置4で管理しているユーザ識別とが同一でも良い。ユーザ識別子受付部41は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ユーザ識別子送信部42は、ユーザ識別子受付部41が受け付けたユーザ識別子を、サーバ装置5に送信する。ここでのユーザ識別子の送信は、サーバ装置5に対して、ユーザ識別子で識別されるユーザと同一のグループに属するユーザのユーザ情報の送付を促す命令の送信と同意義である。この命令は、ユーザ識別子を有する。なお、ユーザと同一のグループに属するユーザのユーザ情報は、後述する名刺交換候補ユーザ情報である。ユーザ識別子送信部42は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
名刺交換候補ユーザ情報受信部43は、ユーザ識別子の送信(上記の命令の送信)に応じて、サーバ装置5から名刺交換候補ユーザ情報を受信する。名刺交換候補ユーザ情報とは、名刺交換を行う候補である1以上のユーザのユーザ情報である。名刺交換候補ユーザ情報は、ユーザ識別子と対になるグループ識別子と同一のグループ識別子を有するグループ情報が有する1以上のユーザ情報である。名刺交換候補ユーザ情報受信部43は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
選択画面構成出力部44は、名刺交換候補ユーザ情報受信部43が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報を用いて、選択画面を構成し、出力する。選択画面とは、名刺交換するユーザを選択するための画面である。選択画面の中に、ユーザ情報が有するすべての情報が含まれる必要はなく、例えば、氏名と性別のみ含まれても良い。ここでの出力とは、通常、端末装置2への送信である。なお、選択画面は、画面を構成するためのHTMLのデータ、画面を構成するためのテキストデータ、または画面を構成するためのプログラム等、その構造は何でも良い。
また、選択画面構成出力部44は、名刺交換候補ユーザ情報受信部43が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報であり、ユーザ情報に対応する名刺画像がユーザ個人情報格納部101に存在するユーザ情報を選択し、当該選択した1以上のユーザ情報を用いて、選択画面を構成し、出力しても良い。
なお、選択画面構成出力部44は、通常、名刺交換候補ユーザ情報受信部43が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上の各ユーザ情報の一部(例えば、氏名、年令、生年月日など)を用いて、ユーザ個人情報格納部101を検索し、ユーザ個人情報格納部101に一致する情報が格納されているユーザ情報のみを選択する。そして、選択画面構成出力部44は、選択したユーザ情報から、選択画面を構成し、出力する。ここで、選択画面構成出力部44は、通常、ユーザ個人情報格納部101から、名刺交換情報処理装置4が管理しているユーザ識別子を有するユーザ情報を取得する。
選択画面構成出力部44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ユーザ選択指示受付部45は、名刺交換するユーザを選択する指示であるユーザ選択指示を受け付ける。ユーザ選択指示の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ選択指示受付部45は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
名刺交換質問部46は、ユーザ選択指示に対応する1以上のユーザ情報に含まれる1以上のユーザ通知先情報を取得し、ユーザ通知先情報を用いて、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。なお、問い合わせとは、ユーザ通知先情報が示す通知先に、名刺交換を行うか否かの回答を行う画面を送信しても良いし、名刺交換を行うか否かの回答を指示する文などを送信しても良い。また、名刺交換を行うか否かの問い合わせは、例えば、名刺交換を促す情報と、回答を入力するためのWebページを特定するURIとを含む。
また、名刺交換質問部46は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報と対になるユーザ通知先情報を、ユーザ個人情報格納部101から取得し、ユーザ通知先情報を用いて、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。かかる動作は、名刺交換質問部114と同様の動作である。
名刺交換質問部46は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺交換質問部46の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
回答受付部47は、名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答を受け付ける。回答は、名刺交換を許可する回答、または名刺交換を許可しない回答のいずれかである。ここで、受け付けとは、通常、ネットワーク等の通信手段による受信であるが、FAXによる受信、手動による入力受け付けなど、受け付ける手段は問わない。
名刺交換処理部48は、名刺交換処理を行う。名刺交換処理は、バーチャルな名刺交換処理である。つまり、名刺交換処理は、一のユーザが名刺交換した1以上の相手先の名刺画像を出力させる場合に、バーチャルな名刺交換処理を行った他のユーザの名刺画像をも出力させるようにする処理である。名刺交換処理は、他ユーザ接触情報受付部113が他ユーザ接触情報を受け付けた場合に、他ユーザ接触情報が有する他ユーザ情報をキーとしてユーザ個人情報格納部101を検索し、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積する。
また、名刺交換処理部48は、回答受付部47が受け付けた回答が、名刺交換をするという回答である場合、他ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる名刺画像と、他ユーザ接触情報が有するユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。
また、名刺交換処理部48は、名刺交換候補ユーザ情報受信部43が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報の中の1以上のユーザ情報をキーとしてユーザ個人情報格納部101を検索し、1以上の各ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる1以上の名刺画像と、ユーザ識別子(ユーザ識別子受付部41が受け付けたユーザ識別子(サーバ装置5が管理するユーザ識別子)に対応するユーザの識別子)とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。なお、ここでのユーザ識別子は、名刺交換情報処理装置4が管理するユーザ識別子である。
さらに、名刺交換処理部48は、回答受付部47が受け付けた回答が、名刺交換をするという回答である場合、回答に対応するユーザ通知先情報と対になる名刺画像と、ユーザ識別子(ユーザ識別子受付部41が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザの識別子)とを対応付ける名刺交換情報を、名刺交換情報格納部102に蓄積しても良い。なお、ここでのユーザ識別子は、名刺交換情報処理装置4が管理するユーザ識別子である。
名刺交換処理部48は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺交換処理部48の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
サーバ装置5を構成するグループ情報格納部51は、1以上のグループ情報を格納し得る。ただし、グループ情報格納部51は、2以上のグループ情報を格納していることは好適である。グループ情報は、ユーザを識別するユーザ識別子と、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、ユーザが属する1以上のグループを識別するグループ識別子とを対応付けた情報である。ユーザ情報とは、例えば、氏名、会社名、役職、メールアドレス、会社のURL、電話番号、FAX番号等である。また、ここでのユーザ識別子は、サーバ装置5が管理するユーザ識別子である。
グループ情報格納部51は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。グループ情報格納部51にグループ情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してグループ情報がグループ情報格納部51で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたグループ情報がグループ情報格納部51で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたグループ情報がグループ情報格納部51で記憶されるようになってもよい。
ユーザ識別子受信部52は、名刺交換情報処理装置4からユーザ識別子を受信する。ユーザ識別子受信部52は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、名刺交換候補ユーザ情報をグループ情報格納部51から取得する。名刺交換候補ユーザ情報は、ユーザ識別子受信部52が受信したユーザ識別子と対になるグループ識別子と同一のグループ識別子を有するグループ情報が有する1以上のユーザ情報である。なお、名刺交換候補ユーザ情報取得部53が取得するユーザ情報は、グループ情報格納部51が格納しているユーザ情報のうちの一部の情報でも良い。例えば、グループ情報格納部51が格納しているユーザ情報が氏名、会社名、役職、メールアドレス、会社のURL、電話番号、FAX番号である場合、名刺交換候補ユーザ情報取得部53が取得するユーザ情報は氏名と会社名だけでも良い。なお、名刺交換候補ユーザ情報には、通常、ユーザ識別子受信部52が受信したユーザ識別子に対応するユーザ情報は含まれない。
名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。名刺交換候補ユーザ情報取得部53の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
名刺交換候補ユーザ情報送信部54は、名刺交換候補ユーザ情報取得部53が取得した名刺交換候補ユーザ情報を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
名刺交換候補ユーザ情報送信部54は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、名刺管理システム3の動作について説明する。なお、名刺管理システム3の動作について、実施の形態1で説明した動作については、説明を省略する。
まず、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受付部21は、ユーザからユーザ識別子を受け付ける。次に、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けたユーザ識別子を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
そして、端末受信部23は、端末送信部22におけるユーザ識別子の送信に対応して、名刺交換情報処理装置4から選択画面を受信する。そして、端末出力部24は、端末受信部23が受信した選択画面を出力する。
次に、ユーザは、選択画面を見て、名刺交換したい人の項目を選択する。つまり、ユーザは、ユーザ選択指示を入力する。そして、端末受付部21は、ユーザからユーザ選択指示を受け付ける。なお、ユーザ選択指示は、1以上のユーザを特定する情報(例えば、1以上のユーザ識別子など)を有する。なお、ここでのユーザ識別子は、名刺交換情報処理装置4が管理しているユーザ識別子である。
次に、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けたユーザ選択指示を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
そして、名刺交換情報処理装置4等により、後述する名刺交換処理が実行される。そして、端末受信部23は、名刺交換情報処理装置4から、名刺交換されたユーザについて知らせる情報を受信しても良い。かかる場合、端末出力部24は、名刺交換されたユーザについて知らせる情報を出力する。
なお、端末装置2は、ユーザ識別子を受け付けた場合、ユーザがユーザ選択指示を入力することなく、名刺交換処理が完了しても良い。
次に、名刺交換情報処理装置4の動作について、図23のフローチャートを用いて説明する。図23のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2301)ユーザ識別子受付部41は、ユーザ識別子を受け付けたか否かを判断する。ユーザ識別子を受け付ければステップS2302に行き、ユーザ識別子を受け付けなければステップS315に行く。なお、ここでのユーザ識別子は、サーバ装置5で管理されているユーザ識別子
(ステップS2302)名刺交換情報処理装置4は、サーバ装置5に格納されているユーザ情報を利用して、バーチャルな名刺交換を行うサーバ連携処理を行う。サーバ連携処理について、図24、図25のフローチャートを用いて説明する。
なお、図23のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS2302のサーバ連携処理の第一の例について、図24のフローチャートを用いて説明する。図23のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2401)ユーザ識別子送信部42は、受け付けられたユーザ識別子をサーバ装置5に送信する。
(ステップS2402)名刺交換候補ユーザ情報受信部43は、ステップS2401におけるユーザ識別子の送信に応じて、サーバ装置5から名刺交換候補ユーザ情報を受信したか否かを判断する。名刺交換候補ユーザ情報を受信すればステップS2403に行き、名刺交換候補ユーザ情報を受信しなければステップS2402に戻る。
(ステップS2403)選択画面構成出力部44は、名刺交換候補ユーザ情報受信部43が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報を用いて、選択画面を構成する。選択画面構成出力部44は、例えば、名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上の各ユーザ情報の一部のユーザを特定できる情報(例えば、氏名、生年月日、電話場号など)をキーとしてユーザ個人情報格納部101を検索し、ユーザ個人情報格納部101から1以上のユーザ情報(名刺交換情報処理装置4が管理するユーザ情報)を取得する。そして、選択画面構成出力部44は、取得した1以上の各ユーザ情報に対応する1以上の選択メニュー項目を有する選択画面を構成する。なお、名刺交換候補ユーザ情報に含まれるユーザ情報に対応するユーザの情報が、ユーザ個人情報格納部101に格納されていない場合もあり得る。
(ステップS2404)選択画面構成出力部44は、ステップS2403で構成した選択画面を出力する。ここでの出力は、通常、端末装置2への送信である。
(ステップS2405)ユーザ選択指示受付部45は、ステップS2404における選択画面の出力に応じて、ユーザ選択指示を受け付けたか否かを判断する。ユーザ選択指示を受け付ければステップS2406に行き、ユーザ選択指示を受け付けなければステップS2405に戻る。なお、ここでのユーザ選択指示の受け付けは、通常、端末装置2からのユーザ選択指示の受信である。
(ステップS2406)名刺交換質問部46は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS2407)名刺交換質問部46は、ユーザ選択指示で選択された1以上のユーザに対応するi番目のユーザ情報が存在するか否かを判断する。i番目のユーザ情報が存在すればステップS2408に行き、i番目のユーザ情報が存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS2408)名刺交換質問部46等は、i番目のユーザ情報を用いて、名刺交換処理を行う。名刺交換処理は、図4で説明した処理である。
(ステップS2409)名刺交換質問部46は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2407に戻る。
なお、図24のフローチャートのステップS2408の名刺交換処理において、ステップS409の登録・名刺交換処理を行わなくても良い。かかることは、図25のフローチャートにおいても同様である。
次に、ステップS2302のサーバ連携処理の第二の例について、図25のフローチャートを用いて説明する。サーバ連携処理の第二の例は、端末装置2のユーザが、名刺交換するユーザを選択できない点が、第一の例と異なる。図25のフローチャートにおいて、図24のステップS2401、ステップS2402、ステップS2406、ステップS2407、ステップS2408、およびステップS2409により実現される。
以下、本実施の形態における名刺管理システム3の具体的な動作について説明する。
名刺管理システム3の概念図は、図20である。また、サーバ装置5は、ここでは、例えば、SNSサーバである。
今、名刺交換情報処理装置4のユーザ個人情報格納部101は、図6に示すユーザ個人情報管理表を保持している。
また、名刺交換情報格納部102は、図7に示す名刺交換情報管理表を保持している。
さらに、サーバ装置5のグループ情報格納部51は、図26に示すグループ情報管理表を格納している。グループ情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「グループ識別子」「ユーザ情報」を有するレコードを1以上、格納している。「ユーザ情報」は、「氏名」「年令」「性別」「通知先情報(メールアドレス)」「会社名」を有する。
かかる場合、端末装置2のユーザ「山田一郎」は、サーバ装置5で運営されるSNSのコミュニティーにおいて、同一のグループに属する他のユーザと名刺交換を行うために、端末装置2に対して、ユーザ識別子「M001」を入力した、とする。なお、ユーザ識別子「M001」は、サーバ装置5で管理されているユーザ識別子である。
次に、端末装置2の端末受付部21は、ユーザ識別子「M001」を受け付ける。次に、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けたユーザ識別子「M001」を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置4のユーザ識別子受付部41は、端末装置2から、ユーザ識別子「M001」を受信する。
次に、ユーザ識別子送信部42は、受信されたユーザ識別子「M001」をサーバ装置5に送信する。
次に、サーバ装置5のユーザ識別子受信部52は、名刺交換情報処理装置4からユーザ識別子「M001」を受信する。
そして、サーバ装置5の名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、ユーザ識別子「M001」を用いて、名刺交換候補ユーザ情報をグループ情報管理表(図26)から取得する。つまり、名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、ユーザ識別子「M001」をキーとしてグループ情報管理表(図26)を検索し、グループ識別子「G01」を取得する。そして、名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、グループ識別子「G01」を有するレコード(ID=3,4,5,・・・)を取得する。なお、ここでは、通常、名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、ユーザ識別子「M001」のレコード(ID=1)は取得しない。
次に、名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、取得したレコードの情報のうち、各レコードについて、予め決められた情報(例えば、氏名、年令、性別、通信先情報)を取得する。つまり、名刺交換候補ユーザ情報取得部53は、例えば、図27に示す名刺交換候補ユーザ情報を取得する。
次に、名刺交換候補ユーザ情報送信部54は、名刺交換候補ユーザ情報取得部53が取得した名刺交換候補ユーザ情報(図27)を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
次に、名刺交換情報処理装置4の名刺交換候補ユーザ情報受信部43は、図27に示す名刺交換候補ユーザ情報を受信する。
そして、選択画面構成出力部44は、図27に示す名刺交換候補ユーザ情報を用いて、選択画面を構成する。ここで、選択画面構成出力部44は、図27に示す名刺交換候補ユーザ情報のうち、ユーザ「山田一郎」と既に名刺交換しているユーザのユーザ情報を除く。つまり、選択画面構成出力部44は、サーバ装置5でのユーザ識別子「M001」を入力したユーザが、本システムにログインした際のユーザ識別子「1001」を保持しており、当該ユーザ識別子「1001」で識別されるユーザと名刺交換したユーザのユーザ識別子「1002」「1258」・・・を、図7の名刺交換情報管理表から取得する。そして、選択画面構成出力部44は、ユーザ識別子「1002」「1258」等で識別されるユーザ情報を、図6のユーザ個人情報管理表から検索し、取得する。そして、選択画面構成出力部44は、取得したユーザ情報と一致するユーザ情報(ここでは、「1258」の太田春夫のユーザ情報)を、名刺交換候補ユーザ情報から除く。また、次に、選択画面構成出力部44は、受信された名刺交換候補ユーザ情報のうち、ユーザ個人情報管理表で管理されているユーザのユーザ情報のみを、選択画面の構成のために用いても良い。ここで、選択画面構成出力部44は、「加藤博美」「木田順子」等のユーザ情報から選択画面を構成した、とする。なお、選択画面構成出力部44は、受信された名刺交換候補ユーザ情報が有するすべてのユーザ情報を用いて選択画面を構成しても良いことは言うまでもない。
次に、選択画面構成出力部44は、構成した選択画面を端末装置2に送信する。ここで、例えば、選択画面はHTMLで記述されている、とする。HTMLで記述されている選択画面を構成する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
次に、端末装置2の端末受信部23は、端末送信部22におけるユーザ識別子「M001」の送信に対応して、名刺交換情報処理装置4から選択画面を受信する。そして、端末出力部24は、端末受信部23が受信した選択画面を出力する。ここで、選択画面は、図28である。
次に、端末装置2のユーザ「山田一郎」は、「加藤博美」と名刺交換したい、と考え、選択の項目(チェックボックス)にチェックを入力した、とする。
次に、端末装置2の端末受付部21は、ユーザから「加藤博美」のユーザ選択指を受け付ける。
次に、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた「加藤博美」のユーザ選択指示を、名刺交換情報処理装置4に送信する。このユーザ選択指示は、例えば、「加藤博美」を特定する「ID=4」でも良い。
次に、名刺交換情報処理装置4のユーザ選択指示受付部45は、選択画面の送信に応じて、ユーザ選択指示(例えば、「ID=4」)を受信する。
次に、名刺交換情報処理装置4の名刺交換質問部46等は、ユーザ情報「氏名:加藤博美,年令:25,性別:女,通信先情報:kato@xx.jp」を用いて、名刺交換処理を行う。
つまり、名刺交換質問部114は、ユーザ情報が有する通信先情報「kato@xx.jp」が示す通知先に、端末装置2のユーザと名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う。なお、かかる名刺交換を行うか否かの問い合わせは、例えば、図13のWebページを出力するためのURLと、名刺交換を促す文章が記載されたメールと同様のメールの送信である。
そして、「加藤博美」は、メールに記載されているURLを指示し、図13と同様の画面(名刺交換の相手は、山田一郎である)を自分の端末装置2に表示させた、とする。そして、「加藤博美」は、画面のアンカー「名刺交換する」をマウス等の入力手段を用いて押下した、とする。そして、端末送信部22は、端末受付部21が受け付けた「名刺交換する」の情報を、名刺交換情報処理装置4に送信する。
次に、回答受付部47は、名刺交換を行う旨の回答を受け付ける。そして、名刺交換処理部48は、回答受付部47が受け付けた回答が、名刺交換を許可する回答「可」であると判断する。
名刺交換処理部48の名刺交換処理手段1162は、メールアドレス「kato@xx.jp」を含むユーザ情報と対になる名刺画像(加藤博美さんの名刺画像)と、ユーザ識別子「1001」とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
また、名刺交換処理部48の名刺交換処理手段1162は、メールアドレス「kato@xx.jp」と対になるユーザ識別子「1619」とユーザ識別子「1001」と対になる「山田一郎」の名刺画像とを対応付ける名刺交換情報を取得する。
次に、名刺交換処理手段1162は、取得した2つの名刺交換情報を、名刺交換情報管理表に蓄積する。そして、図29に示す名刺交換情報管理表が得られる。以上の処理により、バーチャルな名刺交換が実現できた。
以上、本実施の形態によれば、SNS等の既存(他のサーバ装置)の人的ネットワークの情報を利用して、バーチャルな名刺交換を実現することができる。そのために、情報通信技術を用いたヒューマンネットワークのさらなる拡大を図ることができる。
なお、本実施の形態における名刺交換情報処理装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記憶媒体に、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子と当該ユーザに関する情報であるユーザ情報と当該ユーザの名刺画像とを有する2以上のユーザ個人情報を格納し、かつ、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺交換したユーザの名刺画像とを対応付ける情報である1以上の名刺交換情報を格納し得、コンピュータを、ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、前記ユーザ識別子を、サーバ装置に送信するユーザ識別子送信部と、前記ユーザ識別子の送信に応じて、当該ユーザ識別子で識別されるユーザと同一のグループに属する1以上のユーザの1以上のユーザ情報である名刺交換候補ユーザ情報を、前記サーバ装置から受信する名刺交換候補ユーザ情報受信部と、前記名刺交換候補ユーザ情報受信部が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報の中の1以上のユーザ情報をキーとして前記記憶媒体を検索し、当該1以上の各ユーザ情報に一致するユーザ情報と対になる1以上の名刺画像と、前記ユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、前記記憶媒体に蓄積する名刺交換処理部として実行させるためのプログラム、である。
上記プログラムにおいて、前記ユーザ情報は、ユーザ識別子で識別されるユーザに対する問い合わせ先を示すユーザ通知先情報を有し、前記名刺交換候補ユーザ情報受信部が受信した名刺交換候補ユーザ情報に含まれる1以上のユーザ情報を用いて、名刺交換するユーザを選択する選択画面を構成し、出力する選択画面構成出力部と、名刺交換するユーザを選択する指示であるユーザ選択指示を受け付けるユーザ選択指示受付部と、前記ユーザ選択指示に対応する1以上のユーザ情報に含まれる1以上のユーザ通知先情報を取得し、当該ユーザ通知先情報を用いて、名刺交換を行うか否かの問い合わせを行う名刺交換質問部と、前記名刺交換を行うか否かの問い合わせに対応する回答を受け付ける回答受付部とをさらに具備し、前記名刺交換処理部は、前記回答受付部が受け付けた回答が、名刺交換をするという回答である場合、当該回答に対応するユーザ通知先情報と対になる名刺画像と、前記ユーザ識別子とを対応付ける名刺交換情報を、前記記憶媒体に蓄積するものとしてコンピュータを機能させることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記名刺交換を行うか否かの問い合わせは、名刺交換を促す情報と、前記回答を入力するためのWebページを特定するURIとを含むことは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、ユーザ登録の際に、第三者によって既に入力されている名刺画像を用いる名刺管理システムについて説明する。なお、本実施の形態における名刺管理システムは、実施の形態1と同様に、名刺画像を用いて、ユーザ登録を行う機能も有するが、名刺画像を用いて、ユーザ登録を行う機能を有さなくても良い。
図32は、本実施の形態における名刺管理システムを構成する名刺交換情報処理装置6のブロック図である。名刺管理システムは、名刺交換情報処理装置6と2以上の端末装置2を具備する。名刺交換情報処理装置6と各端末装置2とは、相互に通信可能である。
名刺交換情報処理装置6は、ユーザ個人情報格納部101、名刺交換情報格納部102、パスワード入力画面格納部103、名刺画像受付部104、パスワード入力画面送信部105、パスワード受信部106、ユーザ特定情報受信部606、ユーザ登録部607、交換名刺受付部108、交換名刺蓄積部109、名刺出力指示受付部110、名刺画像取得部111、名刺画像出力部112、他ユーザ接触情報受付部113、名刺交換質問部114、回答受付部115、名刺交換処理部116を具備する。
また、ユーザ登録部607は、ユーザ識別子生成手段1071、名刺認識手段1072、名刺画像取得手段6072、名刺画像送信手段6073、名刺画像選択情報受信手段6074、ユーザ個人情報蓄積手段6075を具備する。
また、端末装置2は、端末受付部21、端末送信部22、端末受信部23、端末出力部24を具備する。
ユーザ特定情報受信部606は、登録するユーザを特定する情報であるユーザ特定情報を、端末装置2から受信する。ユーザ特定情報は、例えば、氏名およびメールアドレスである。また、ユーザ特定情報は、例えば、氏名、メールアドレスおよびパスワードである。また、ユーザ特定情報は、例えば、氏名やメールアドレスのみである。また、ユーザ特定情報は、例えば、会社名と氏名である。また、ユーザ特定情報は、ユーザ登録を促すメールが送信されたユーザの端末装置2を特定する情報でも良い。ユーザ特定情報受信部606は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
ユーザ登録部607は、ユーザ特定情報受信部606が受信したユーザ特定情報を用いて、ユーザ個人情報格納部101に格納されている名刺画像を検索し、ユーザ特定情報の全部または一部と、検索した名刺画像とを有するユーザ個人情報を、ユーザ個人情報格納部101に蓄積する。なお、名刺画像を有するユーザ個人情報とは、名刺画像を特定する情報を有するユーザ個人情報でも良い。
名刺画像取得手段6072は、ユーザ特定情報受信部606が受信したユーザ特定情報(例えば、メールアドレス)を用いて、名刺交換情報格納部102に格納されている1以上の名刺画像を検索し、取得する。
名刺画像送信手段6073は、名刺画像取得手段6072が2以上の名刺画像を取得した場合、当該2以上の名刺画像を、ユーザ特定情報を送信してきた端末装置2に送信する。
名刺画像選択情報受信手段6074は、名刺画像送信手段6073が送信した2以上の名刺画像のうちで、ユーザが選択した名刺画像を特定する選択名刺画像情報を、端末装置2から受信する。選択名刺画像情報は、名刺画像そのものでも良いし、名刺画像を識別する情報でも良い。
ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ユーザ特定情報受信部606が受信したユーザ特定情報の全部または一部、および名刺画像を有するユーザ個人情報を、ユーザ個人情報格納部101に蓄積する。ここで、名刺画像は、名刺画像取得手段6072が取得した名刺画像、または名刺画像選択情報受信手段6074が受信した選択名刺画像情報で特定される名刺画像である。また、ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ユーザ個人情報蓄積手段1073と同様の機能も実現する。
ユーザ登録部607は、通常、無線または有線の通信手段、およびMPUやメモリ等から実現され得る。
端末受付部21は、ここでは、例えば、ユーザ特定情報や名刺画像選択情報を受け付ける。
端末送信部22は、ここでは、例えば、端末受付部21が受け付けたユーザ特定情報や名刺画像選択情報を送信する。
端末受信部23は、ここでは、例えば、名刺交換情報処理装置6から2以上の名刺画像を受信する。
端末出力部24は、ここでは、例えば、端末受信部23が受信した2以上の名刺画像を出力する。
次に、名刺管理システムの動作について説明する。本実施の形態の名刺管理システムにおいて、実施の形態1の名刺管理システムと比較して、第三者によって既に入力されている名刺画像を用いるユーザ登録処理のみ異なる。かかるユーザ登録処理について、図33のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3301)名刺交換情報処理装置6のユーザ特定情報受信部606は、ユーザ特定情報を、端末装置2から受信したか否かを判断する。ユーザ特定情報を受信すればステップS3302に行き、受信しなければステップS3301に戻る。
(ステップS3302)名刺画像取得手段6072は、ステップS3301で受信されたユーザ特定情報を用いて、名刺交換情報格納部102を検索し、1以上の名刺画像を取得する。
(ステップS3303)名刺画像取得手段6072は、ステップS3302で取得した名刺画像に対して、ユニーク処理を行う。つまり、名刺画像取得手段6072は、2以上の名刺画像を取得した場合、同一の2以上の名刺画像が存在すれば、一の名刺画像以外を削除する。なお、同一の名刺画像とは、類似度が所定の閾値以上である名刺画像でも良いし、名刺画像に対応するユーザの情報(会社名、メールアドレス、役職など)が同一の名刺画像等でも良い。
(ステップS3304)名刺画像送信手段6073は、2以上の名刺画像が存在するか否かを判断する。2以上の名刺画像が存在すればステップS3305に行き、存在しなければステップS3308に行く。
(ステップS3305)名刺画像送信手段6073は、2以上の名刺画像を端末装置2に送信する。
(ステップS3306)名刺画像選択情報受信手段6074は、端末装置2から名刺画像選択情報を受信したか否かを判断する。名刺画像選択情報を受信すればステップS3307に行き、受信しなければステップS3306に戻る。
(ステップS3307)ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ステップS3306で受信された名刺画像選択情報に対応する名刺画像を取得する。ステップS3309に行く。
(ステップS3308)ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ステップS3302で検索された名刺画像を取得する。
(ステップS3309)ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ステップS3301で受信されたユーザ特定情報の一部または全部、および名刺画像を用いて、ユーザ個人情報を構成する。なお、ユーザ個人情報蓄積手段6075は、名刺画像を文字認識して取得された情報を用いて、ユーザ個人情報を構成しても良い。
(ステップS3310)ユーザ個人情報蓄積手段6075は、ステップS3309で構成したユーザ個人情報を、ユーザ個人情報格納部101に蓄積する。
なお、図33のフローチャートにおいて、ユーザ登録完了後、名刺交換情報処理装置6は、ユーザ登録完了を示す情報を端末装置2に送信することは好適である。
また、ステップS3302において、名刺画像を取得できなかった場合は、実施の形態1で説明したように、ユーザは自身の名刺画像を用いて、ユーザ登録する。
さらに、図33のフローチャートにおいて、ステップS3304において、一の名刺画像のみが存在する場合でも、名刺画像送信手段6073が当該一の名刺画像を端末装置2に送信し、ユーザが端末装置2に入力した確認を示す情報または、ユーザの端末装置2からの別の名刺画像を受信しても良い。そして、この場合、名刺交換情報処理装置6が端末装置2から確認を示す情報を受信した際には、ユーザ個人情報蓄積手段6075はステップS3302で検索された名刺画像を蓄積し、端末装置2からの別の名刺画像を受信した際には、ユーザ個人情報蓄積手段6075は当該受信した名刺画像を蓄積することは好適である。なお、上記の確認を示す情報とは、受信された名刺画像を利用することの確認を示す情報である。
以上、本実施の形態によれば、簡単にユーザ登録が可能となる。
なお、本実施の形態において説明したユーザ登録の方法は、実施の形態2における名刺管理システムでも採用可能である。かかる場合の名刺管理システムは、図34のような構成になる。かかる場合の名刺管理システムは、名刺交換情報処理装置7と2以上の端末装置2を具備する。
また、名刺交換情報処理装置6は、実施の形態1において説明した一のユーザ登録の態様である「登録して名刺交換する」機能を有することは言うまでもない。かかる場合、名刺交換情報処理装置6が受信するユーザ特定情報は、例えば、端末装置2を特定する情報である。なお、かかる場合のユーザ特定情報は「登録して名刺交換する」旨の情報と同意義である。
そして、ユーザ登録部607は、端末装置2を特定する情報に対応するユーザの情報と名刺画像とを用いてユーザ個人情報を構成する。そして、ユーザ登録部607は、当該ユーザ個人情報をユーザ個人情報格納部101に蓄積する。なお、端末装置2を特定する情報に対応するユーザの情報と名刺画像は、例えば、送信されたメールのメールアドレスに対応するユーザの情報と名刺画像である。
また、図30は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した実施の形態の名刺交換情報処理装置1や端末装置2等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図30は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図31は、コンピュータシステム340の内部構成を示す図である。
図30において、コンピュータシステム340は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412を含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
図31において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、MPU3413と、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3415とに接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の名刺交換情報処理装置1や端末装置2等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の名刺管理システム等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、モデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。