JP5223906B2 - 椅子の背凭れ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子の背凭れ装置に係わり、更に詳しくは金属製の背凭れ杆と合成樹脂製の背凭れ板とからなる椅子の背凭れ装置に関するものである。
従来から、座部の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆に、合成樹脂製の背凭れ板の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部を嵌合して取付けた背凭れ部を備えた構造の椅子は提供されている(特許文献1参照)。
しかし、金属製パイプで製作された前記背凭れ杆と合成樹脂製の背凭れ板とは、曲げ弾性率が大きく異なるので、背凭れ部における背凭れ杆の上端付近で剛性が大きく変化するので、この部分に応力が集中して背凭れ板が破損する恐れがある。特に、スタッキング椅子は、多数の椅子を上下又は前後に重ねられるように背凭れ部の厚み、即ち背凭れ板の厚みを可能な限り薄くする必要があり、背凭れ板の破損の問題は顕著である。
そこで、特許文献2に示すように、金属製パイプからなる背凭れ杆の上端をテーパ状や円弧状にカットしたり、金属製パイプからなる背凭れ杆の上端にゴムのような適度な弾性を有する保護キャップを嵌着し、剛性の変化を緩和して背凭れ板の損傷を防止しようとした提案もある。しかし、特許文献2のように背凭れ杆の上端をテーパ状や円弧状に加工したり、保護キャップを嵌着するだけでは不十分である場合には、更に積極的に基端から先端にかけて曲げ剛性が漸減するようになした緩衝体を前記背凭れ杆の上端に連結し、背凭れ杆から背凭れ板にかけて剛性が連続するようになした改良案も提案されている。
特開平8−228882号公報 特開2002−136389号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、座部の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆に、合成樹脂製の背凭れ板の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部を嵌合して取付けた背凭れ部を備えた構造のスタッキング椅子において、背凭れ部の厚み、即ち背凭れ板の厚みを、強度を維持しつつ可能な限り薄くして、多数の椅子を上下又は前後に重ねられるようにすることが可能な椅子の背凭れ装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、座部の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆に、合成樹脂製の背凭れ板の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部を嵌合して取付けた背凭れ部を備えた構造のスタッキング椅子において、前記背凭れ杆の先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部とし、前記筒状部の装着孔内での前記挿入部の左右のガタツキを防止すべく、先端広がりのテーパー状となった前記背凭れ杆の挿入部の側縁に接合するようにスペーサー部材を設けてなることを特徴とする椅子の背凭れ装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記背凭れ杆は左右に並べて溶接した2本の金属パイプからなり、該金属パイプの先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部としてなることが好ましい(請求項2)。
更に、前記背凭れ板の背面側で前記筒状部の上端部に対応する位置に、該筒状部の装着孔に連通する開口を形成し、該開口にカバーを嵌着するとともに、該カバーを貫通させたネジを前記挿入部に形成した螺孔に螺合して取付けてなることが好ましい(請求項3)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の椅子の背凭れ装置は、座部の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆に、合成樹脂製の背凭れ板の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部を嵌合して取付けた背凭れ部を備えた構造のスタッキング椅子において、前記背凭れ杆の先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部とし、前記筒状部の装着孔内での前記挿入部の左右のガタツキを防止すべく、先端広がりのテーパー状となった前記背凭れ杆の挿入部の側縁に接合するようにスペーサー部材を設けてなるので、背凭れ部の厚み、即ち背凭れ板の厚みを、強度を維持しつつ可能な限り薄くすることができ、それにより多数の椅子を上下又は前後に重ねられるようにすることが可能である。更に、前記背凭れ杆の挿入部が上端になるにつれて曲げ剛性が低下し、しかも前記背凭れ板に対する接触面積が広くなるので、該背凭れ板の損傷を更に抑制することができる。また、背凭れ杆に背凭れ板をガタツキなく取付けることができる。
請求項2によれば、前記背凭れ杆は左右に並べて溶接した2本の金属パイプからなり、該金属パイプの先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部としてなるので、背凭れ杆の挿入部をテーパー状に押し潰す作業が容易であるとともに、背凭れ板の厚みを、強度を維持しつつ可能な限り薄くすることができ、更に背凭れ板に対する接触面積がより広くなる。
請求項3によれば、前記背凭れ板の背面側で前記筒状部の上端部に対応する位置に、該筒状部の装着孔に連通する開口を形成し、該開口にカバーを嵌着するとともに、該カバーを貫通させたネジを前記挿入部に形成した螺孔に螺合して取付けてなるので、前記開口にカバーを嵌着し、前記背凭れ杆の挿入部にネジ止めするだけで、背凭れ杆を抜止め状態で取付けることが容易である。
本発明に係る椅子の背凭れ装置を採用した第1実施形態のスタッキング椅子を示す全体斜視図である。 同じく第1実施形態の背凭れ板を示し、(a)は背凭れ板の背面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。 同じく要部の分解斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付ける途中の状態を示す部分斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付けた後の状態を示す部分斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付けた後の要部の横断面図である。 第2実施形態を示す要部の分解斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付ける途中の状態を示す部分斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付ける途中の状態を示す部分断面図である。 第3実施形態のスタッキング椅子を示す全体斜視図である。 同じく前面側から見た要部の分解斜視図である。 同じく後面側から見た要部の分解斜視図である。 同じく背凭れ杆に背凭れ板を取付けた後の要部の横断面図である。 スタッキング構造を示し、左右の接地具の拡大斜視図である。 左右に配置した椅子を一対の接地具を用いて互に連結した状態の部分拡大斜視図である。 複数の椅子のスタッキング状態における接地杆の重なり部分を示す拡大縦断正面図である。 同じく複数の椅子のスタッキング状態における接地杆の重なり部分を示す拡大側面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る椅子の背凭れ装置を適用したスタッキング椅子を示し、図2〜図6は第1実施形態、図7〜図9は第2実施形態、図10〜図13は第3実施形態を示し、図中符号1は脚フレーム、2は座部、3は背凭れ部、4は背凭れ杆、5は背凭れ板をそれぞれ示している。
本実施形態のスタッキング椅子は、図1に示すように、金属製の脚フレーム1に合成樹脂製の座部2を取付けるとともに、座部2の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆4,4に、合成樹脂製の背凭れ板5の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部6,6を嵌合して取付けた背凭れ部3を備えた構造を有し、上下に40脚を積み重ねられるように、前記座部2を構成する座板7と背凭れ板5の肉厚を限り薄くしたものである。例えば、前記背凭れ板5の中央部の肉厚は約3mmであり、後述の横リブを形成した部分の肉厚は約4.5mmである。更に、前記筒状部6の前後の最大厚みは約15mmである。
本実施形態では、前記脚フレーム1は、スチール製のパイプを折曲し、溶接して構成したものであり、また前記座板7と背凭れ板5はナイロン製で成形したものである。尚、前記パイプの代わりに、中実の金属棒を用いて前記脚フレーム1を作製することも可能であり、またナイロンの他に同等の強度と可撓性を有する合成樹脂で前記座板7と背凭れ板5を成形することも可能である。前記座板7には適宜クロス等の表装シートを張設することが好ましい。また、前記背凭れ板5にも袋状に形成した表装シートを被着することも好ましい。
更に詳しくは、前記脚フレーム1は、スチール製のパイプを折曲して形成した左右一対の脚体8,8を有し、前記座板7を支持する部分で両脚体8,8を金属製のプレス成形品であるアウターシェル(図示せず)等により連結したものである。そして、前記脚体8は、接地杆9の前端から上方へ前脚杆10と後端から上方へ後脚杆11を立設するとともに、前記前脚杆10の上端から後方へ座支持杆12を延設し、該座支持杆12の後端から立上げた杆体と前記後脚杆11の上端部を左右に並べて互に溶接して前記背凭れ杆4としている。そして、前記背凭れ杆4の上端部は、前後から扁平に押し潰して前記筒状部6への挿入部13を形成している。ここで、前記挿入部13の上端は約5mmの厚さに潰し、前記前記筒状部6へ挿入する基部は約9mmの前後厚さに設定している。
先ず、図1〜図6に基づいて第1実施形態を説明する。本発明の椅子の背凭れ装置は、前記背凭れ板5の背面側で前記筒状部6,6の上端部に対応する位置に、該筒状部6の装着孔14に連通する開口15を形成し、前記装着孔14に嵌挿した前記背凭れ杆4の上端から上方位置へかけて曲げ剛性を連続させるための緩衝部16を設けるとともに、前記背凭れ板5の背面側に前記緩衝部16の上下中間位置に交差するように横リブ17を横設し、前記開口15にカバー18を嵌着するとともに、前記背凭れ杆4を抜止め手段にて抜止めしてなるものである。
本実施形態では、前記緩衝部16が、前記開口15内の上部に一体成形により設け、下端から上方へかけて高さが漸減した複数の縦リブ19,…であり、該縦リブ19,…に交差するように前記横リブ17を形成している。前記横リブ17は、図2に示すように、前記背凭れ板5のその他の部分より数mm突出した山型形状のものである。ここで、前記横リブ17は、若干上方へ湾曲した形状としている。また、前記横リブ17は、中央部が最も突出高さが高く、側方へ行くに従って突出高さが低くなるように設定している。また、前記背凭れ板5は、前記横リブ17の上方より下方の曲げ剛性を大きくした。
また、前記縦リブ19,…の下端部に前記挿入部13の先端を受け入れる断面略L字形の係合部20を一体形成している。つまり、前記係合部20は、前記背凭れ杆4の挿入部13の先端背面側に係止して、前記背凭れ板5の上部に前方へ力を加えた際に、挿入部13から離れることを規制するのである。そして、前記開口15にカバー18を嵌着した際に、前記係合部20を逃し、嵌合するための係合凹部21を該カバー18の裏面に形成している。
更に、前記挿入部13の側部には、切欠部22を形成し、前記カバー18の裏面に突設した突起23を係合して抜止め手段としている。つまり、前記カバー18を開口15内に、上下左右に移動不能に嵌着し、前記切欠部22と突起23との係合によって前記背凭れ杆4の挿入部13を抜止めするのである。更に、前記カバー18の裏面で、前記突起23に連続してスペーサー部24を突設し、該カバー18を開口15内に嵌着した際に、押し潰して先端広がりのテーパー状となった前記挿入部13の側縁に接合するようにして、前記開口15内での前記挿入部13の左右のガタツキを防止している。
そして、前記カバー18は、前記開口15内に嵌合した状態で、該カバー18を貫通させたネジ25を前記挿入部13に形成した螺孔26に螺合して取付ける。前記カバー18は、取付状態において背凭れ板5の背面と面一となるようにしている。尚、前記装着孔14の下端開口部では前記背凭れ杆4の挿入部13の両側との間には隙間が生じるので、この隙間に下方から楔状の埋設材を挿入することも好ましい。
次に、図7〜図9に基づいて、第2実施形態を説明する。第2実施形態の背凭れ装置は、前記背凭れ杆4,4は左右に並べて溶接した2本の金属パイプからなり、該金属パイプの先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部6の装着孔14から開口15内へ挿入される挿入部13としたものであり、該挿入部13の先端から両側にかけて合成樹脂製のスペーサー部材27で抱持するとともに、前記挿入部13の側部に形成した切欠部28に前記スペーサー部材27の一方の側片27Aの内側に突設した突起29を係合し、前記挿入部13をスペーサー部材27とともに前記筒状部6の装着孔14に挿入した際に、前記スペーサー部材27の先端片27Bに形成した係止凹部30に前記カバー18の裏面に突設した係止爪31が係止するとともに、前記スペーサー部材27の一方の側片27Aの背面側に突設した係合突起32を前記開口15の下縁15Aに当止して抜止め手段としてなるのである。
前記スペーサー部材27は、前記側片27Aに対向して短い側片27Cを有し、前記側片27Aは、前記背凭れ杆4の挿入部13のテーパー形状と前記装着孔14の抜き勾配を考慮して下端が徐々に幅が広くなるように成形されている。また、前記縦リブ19,…の下端は、同一高さの略水平な区画リブ33で連結されており、前記カバー18の係止爪31は該区画リブ33の下面に当接した状態で、前記スペーサー部材27の先端片27Bで挟持されるとともに、前記係止凹部30に係合するのである。従って、前述の実施形態のようにネジ止めは不要であり、また係合部20を逃す切欠孔21をカバー18に形成する必要がないのである。
また、前記スペーサー部材27は、前記背凭れ杆4の挿入部13を包持するように嵌着した状態では、上下方向の変化は前記切欠部28と突起29の係合によって完全に規制されている。従って、前記スペーサー部材27とともに、前記挿入部13を背凭れ板5の装着孔14に下方から挿入し、その上端部を前記開口15内に完全に押し込んだ状態で、三角ダボからなる前記係合突起32を前記開口15の下縁15Aに当止した状態では、前記背凭れ杆4の挿入部13はもはや装着孔14から抜くことができない。
次に、図10〜図13に基づいて、第3実施形態を説明する。第3実施形態の背凭れ装置は、前記背凭れ杆4,4は左右に並べて溶接した2本の金属パイプからなり、該金属パイプの先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部6の装着孔14から開口14内へ挿入される挿入部13としたものであり、前記背凭れ板5の開口15に対応する前面側にも小開口34を形成するとともに、前記装着孔14を開口15よりも上方まで延長形成し、前記挿入部13の先端から両側にかけて合成樹脂製のスペーサー部材35で抱持し、更に前記スペーサー部材35の上部に形成した上方延設部36を基端から先端にかけて曲げ剛性を漸減した先細形状として前記緩衝部16とし、該上方延設部36を延長装着孔14Aに嵌挿するとともに、前記開口15に嵌着したカバー18と挿入部13を貫通したネジ37を前記小開口34に嵌着したキャップ38に螺合し、前記上方延設部36の上下中間位置に交差するように横リブ17を横設したものである。
ここで、前記スペーサー部材35は、一側に前記挿入部13の側縁に沿う側片35Aを形成するとともに、先端片35Bの下方に前記挿入部13を受け入れる係合部を形成するとともに、該先端片35Bは上方へ延びて前記上方延設部36となっている。そして、前記上方延設部36は、基端から先端にかけて肉厚と横幅を漸減し、曲げ剛性を漸減して前記緩衝部16としている。
そして、前記挿入部13には、前記キャップ38に突設した筒部39を嵌挿する通孔40を形成するとともに、該筒部39の内部は前記ネジ37を螺合する螺孔41となっている。従って、前記挿入部13をスペーサー部材35とともに、前記背凭れ板5の装着孔14に下方から嵌挿した後、前面側から前記キャップ38を小開口34に嵌合するとともに筒部39を前記背凭れ杆4の挿入部13の通孔40に嵌挿し、それから後面側から前記カバー18を開口15に嵌合して、該カバー18の貫通孔42に通したネジ37を前記筒部39の螺孔41に螺合して取付け、抜止め状態とするのである。
本実施形態の椅子はスタッキング椅子であり、上下に積み重ねることができるようになっている。それには、常法通り、図1に示すように、上下の椅子の脚体8,8が接地杆9,9については上下に、後脚杆11,11については前後に接近させることができるような構造になっている。そして、左右の前記接地杆9,9の前後部には左右一対となした合成樹脂製の接地具43,44をそれぞれ取付けている。そして、図14及び図15に示すように、右側接地具43は左側接地具44に上下方向から互に係合し、複数の椅子を側方へ並べて配置したときに連結できるような構造になっている。
前記右側接地具43は、図14及び図15に示すように、上部に前記接地杆9を受け入れる凹溝部46を形成するとともに、外側部に先端広がりのアリ部47を突設するとともに、該アリ部47から前記凹溝部46内に貫通した取付孔48を形成し、また該取付孔48から離れた凹溝部46内にダボ49を上方へ向けて突設している。更に、前記右側接地具43の凹溝部46の両側で、後端部に段部を設けて当止部50,50を形成している。但し、前記当止部50,50は、前記接地杆9の上端よりも上方へ突出しない高さに設定している。また、前記右側接地具43の下面で、前記凹溝部46の直下に平行に曲率半径の大きな載支溝51を形成している。そして、前記右側接地具43の凹溝部46に前記脚体8の接地杆9を嵌合するとともに、該接地杆9の下面に開口した孔(図示せず)に前記ダボ49を嵌挿し、そして前記取付孔48から挿入したネジ52を前記接地杆9の側面に形成した螺孔(図示せず)に螺合して取付ける。
また、前記左側接地具44は、前記右側接地具43と基本構造は同じであり、外側部に前記アリ部47を上下方向から嵌合するアリ溝部53を形成した以外は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
そして、図15に示すように、隣り合う椅子の右側接地具43のアリ部47と、左側接地具44のアリ溝部53を嵌合して連結し、側方へ複数の椅子を接近して整列させた状態が容易にずれないようにするのである。一方、図16及び図17に示すように、複数の椅子を上下に積み重ねる場合には、各椅子の前記接地杆9は上下方向に整列し、上方の椅子の右側接地具43と左側接地具44の載支溝51,51が、下方の椅子の接地杆9,9の上面に載置するとともに、上方の椅子の右側接地具43及び左側接地具44の後端部が、下方の椅子の右側接地具43及び左側接地具44の当止部50,50の前端にそれぞれ当止して前後にずれた状態で整列する。このように、前記載支溝51と凹溝部46との間の最小肉厚を小さくしているので、上下方向に多数の椅子を積み重ねても最小限の高さになるとともに、上下の椅子の座部2,2との間に微小間隙を設け維持することができる。また、前記当止部50で前後に当止しているので、上下の椅子の背凭れ部3,3との間に所定の間隔を設け維持することができるのである。
1 脚フレーム 2 座部
3 背凭れ部 4 背凭れ杆
5 背凭れ板 6 筒状部
7 座板 8 脚体
9 接地杆 10 前脚杆
11 後脚杆 12 座支持杆
13 挿入部 14 装着孔
14A 延長装着孔 14 開口
15 開口 15A 下縁
16 緩衝部 17 横リブ
18 カバー 19 縦リブ
20 係合部 21 係合凹部
22 切欠部 23 突起
24 スペーサー部 25 ネジ
26 螺孔 27 スペーサー部材
27A 側片 27B 先端片
27C 側片 28 切欠部
29 突起 30 係止凹部
31 係止爪 32 係合突起
33 区画リブ 34 小開口
35 スペーサー部材 35A 側片
35B 先端片 36 上方延設部
37 ネジ 38 キャップ
39 筒部 40 通孔
41 螺孔 42 貫通孔
43 右側接地具 44 左側接地具
46 凹溝部 47 アリ部
48 取付孔 49 ダボ
50 当止部 51 載支溝
52 ネジ 53 アリ溝部

Claims (3)

  1. 座部の左右後部の外側に立設した左右の金属製背凭れ杆に、合成樹脂製の背凭れ板の左右側部に一体形成した下向き開放の筒状部を嵌合して取付けた背凭れ部を備えた構造のスタッキング椅子において、前記背凭れ杆の先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部とし、前記筒状部の装着孔内での前記挿入部の左右のガタツキを防止すべく、先端広がりのテーパー状となった前記背凭れ杆の挿入部の側縁に接合するようにスペーサー部材を設けてなることを特徴とする椅子の背凭れ装置。
  2. 前記背凭れ杆は左右に並べて溶接した2本の金属パイプからなり、該金属パイプの先端部分を前後から扁平に押し潰して、前記筒状部の装着孔から挿入される挿入部とした請求項1記載の椅子の背凭れ装置。
  3. 前記背凭れ板の背面側で前記筒状部の上端部に対応する位置に、該筒状部の装着孔に連通する開口を形成し、該開口にカバーを嵌着するとともに、該カバーを貫通させたネジを前記挿入部に形成した螺孔に螺合して取付けてなる請求項又は2記載の椅子の背凭れ装置。
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