JP5223789B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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Description

この発明は、物品に関する物品情報を印刷したラベルを発行するラベルプリンタに関する。詳しくは、商品名や商品の廃棄時間等の商品に関する情報を入力することで、自動的に商品の廃棄時刻を算出してラベルを発行するラベルプリンタに関する。
現在、スーパー等の販売店で販売される食料品等の商品には、食品衛生法やJAS法の規定により、商品の内容を適切に表示することが義務付けられている。そのため、商品の包装容器には、名称(品名)、原材料名、内容量、期限表示(消費期限、賞味期限)、保存方法および製造者、製造所の所在地などの項目が印字されたラベルが貼り付けられ、消費者が商品の産地や原材料等を確認できるようになっている。
このラベルの作成や発行等は一般にラベルプリンタにより行われる。例えば、特許文献1には、ホストコンピュータからネットワーク経由で送信されてきた商品名や賞味期限等の情報をラベルに印字する印字装置が記載されている。この印字装置によれば、ホストコンピュータから送信されてきた情報を指定された枚数だけ印字することができる。
また、ラベルプリンタは、商品を廃棄する廃棄時刻を印刷したラベルを発行する際にも広く利用されている。例えば、商品が冷凍食品である場合には、冷凍食品の解凍開始時を基準として設定された廃棄時刻を印刷したラベルが冷凍食品に貼り付けられる。ユーザは、予め設定した点検作業時刻において、冷凍食品に貼り付けられたラベルの廃棄時刻を点検し、ラベルの廃棄時刻が廃棄作業時刻に達している場合には冷凍食品を廃棄することで商品の品質の安全性を保っている。
特開2004−299282号公報
ところで、上記特許文献1に記載されるラベルプリンタ等を用いてラベルを発行する場合、商品の廃棄時刻は、ユーザがラベルプリンタを操作して商品の廃棄時刻を直接入力することにより行われる。また、商品の廃棄時間は商品の特性や品質変化の要因等によって異なると共に、商品を生産、販売する会社や店舗によっても商品の廃棄時間の設定時間は異なってくる。そのため、従来のラベルプリンタでは、ユーザが商品毎に商品の廃棄時刻を算出し、その都度、商品の廃棄時刻を入力しなければならず、ユーザの作業負担が増えてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、物品の期限時刻を印刷したラベルを発行する際のユーザの作業負担の軽減を図ったラベルプリンタを提供すること目的とすることにある。
本発明に係るラベルプリンタは、上記課題を解決するために、物品に関する物品情報を入力するための操作部と、操作部により入力された物品情報に基づいて物品毎に予め設定されている物品の有効期限を取得すると共に物品の製造時刻を取得し、取得した物品の有効期限と物品の製造時刻とに基づいて物品の期限時刻を算出する制御部と、制御部により算出され物品の期限時刻を印刷したラベルを発行する発行部とを備え、制御部は、予め設定されている作業者が物品の点検作業を行う時刻を示す点検作業時刻を取得すると共に、物品の有効期限と物品の製造時刻とを加算して加算時刻を算出し、算出により得られた加算時刻の直前に設定されている点検作業時刻、または、加算時刻の最も近い時刻に設定されている点検作業時刻を物品の期限時刻として選択するものである。
本発明においては操作部により物品に関する物品情報が入力される。物品とは、食品(食材)、工具、部品、薬品等を含むものである。物品の有効期限とは、物品が食品や薬品等である場合には食品の廃棄期限を意味し、物品が工具や部品である場合には工具等の交換期限等を意味している。物品情報としては、例えば、物品名や物品の有効期限であり、これらの情報が直接入力されたり、画面上で選択される。
制御部は、操作部により入力された物品情報に基づいて、物品毎に設定されている物品の有効期限を取得する。また、物品の製造時刻は、ユーザの入力により直接取得したり、ラベルプリンタに設けられている時刻機能部から取得する。そして、制御部は、取得した物品の有効期限と物品の製造時刻とに基づいて物品の期限時刻を算出する。
本発明によれば、物品に関する物品情報の入力に基づいて物品の期限時刻を自動的に算出し、算出した物品の期限時刻をラベルに印刷して発行することができるので、ユーザの作業負担の省力化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るラベルプリンタシステムの構成例を示す図である。 情報処理装置のブロック構成例を示す図である。 廃棄作業時刻テーブルの構成例を示す図である。 食材−廃棄時間テーブルの構成例を示す図である。 情報処理装置の表示部に表示されるラベル作成画面の一例を示す図である。 ラベルプリンタのブロック構成例を示す図である。 ラベルの構成例を示す図である。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 ラベルプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。 廃棄時刻を算出する場合の動作の一例を示すフローチャートである。 廃棄時刻の算出方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基準消費期限テーブルの構成例を示す図である。 丸め時間テーブルの構成例を示す図である。 商品−期限時間テーブルの構成例を示す図である。 ラベルの構成例を示す図である。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 ラベルプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。 消費期限を算出する場合の動作の一例を示すフローチャートである。 消費期限の算出方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態に係るラベルプリンタシステムの構成例を示す図である。 ラベルの構成例を示す図である。 参照テーブルの構成例を示す図である。 ラベルプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。
<第1の実施の形態>
[ラベルプリンタシステムの構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係るラベルプリンタシステム100Aの構成例を示している。ラベルプリンタシステム100Aは、情報処理装置10とラベルプリンタ50とを備えている。情報処理装置10では、ラベルに基づくラベルデータや後述する各種テーブル等を作成し、作成したラベルデータ等がメモリカード90に保存する。ラベルプリンタ50では、本体に挿入されたメモリカード90からラベルデータや各種テーブルデータを読み出し、入力される食材の食材名等の食材情報と各種テーブルとに基づいて食材の廃棄時刻(期限時刻)を算出し、算出した食材の廃棄時刻を印刷したラベル200Aを発行する。なお、情報処理装置10とラベルプリンタ50とのデータ通信は、ケーブルを用いて行っても良いし、情報処理装置10およびラベルプリンタ50のそれぞれに無線通信部を設けて無線により行っても良い。
[情報処理装置のブロック構成例]
次に、情報処理装置10について詳細に説明する。図2は、情報処理装置10のブロック構成例を示している。情報処理装置10は、表示部24と操作部22とメモリ部32と通信用インタフェース26とメモリカード用インタフェース28と制御部12とを備えている。これらは、互いにバス34を介して電気的に接続されている。メモリカード用インタフェース28にはメモリカード90が挿脱可能に挿入される。
表示部24は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)などの表示デバイスから構成され、制御部12の表示制御に基づいてラベル200Aのレイアウトを作成するレイアウト作成画面や、食材と食材の廃棄時間とを対応付けた食材−廃棄時間テーブルTFを作成する画面、廃棄作業時刻テーブルTDを作成する画面等を表示する。
操作部22は、例えば入力ボタンを備えたキーボートやマウス等により構成され、ユーザのキー操作等に応じた操作信号を生成して制御部12に供給する。メモリ部32は、例えば不揮発性メモリやHDD(Hard Disk Drive)等により構成され、作成したラベルデータや各種テーブルデータ、発行履歴ファイル等を記憶する。
通信用インタフェース26は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格の接続口(USBポート)により構成され、情報処理装置10の筐体の側面部や背面部に設けられる。通信用インタフェース26には、一端部がラベルプリンタ50に接続された図示しないケーブルが着脱可能に接続される。メモリカード用インタフェース28は、メモリカード90が挿脱可能に挿入されるスロット(挿入口)であり、例えば情報処理装置10の筐体の側面部や背面部に設けられる。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)14、ROM(Read Only Memory)16およびRAM(Random Access Memory)18から構成され、情報処理装置10の各部の動作を制御する。ROM16は、情報処理装置10を動作させるための各種のプログラムや処理に必要なデータなどを記憶する。RAM18は、CPU14で各種の処理を行うときに得られたデータを一時的に記憶保持するなど、主に各種の処理の作業領域として用いられる。CPU14は、ROM16に記憶されているプログラムを実行して、情報処理装置10が所望の動作となるように各部の制御を行う。
また制御部12は、ラベル200Aのレイアウト(ラベルデータ)、食材−廃棄時間テーブルTFおよび廃棄作業時刻テーブルTDに基づくテーブルデータを生成してメモリ部32やスロットに挿入されるメモリカード90に書き込んで保存する。
メモリカード90は、例えばSDカードやCFメモリ等の不揮発性メモリから構成され、ラベルプリンタ本体20のスロットに挿脱可能に挿入される。メモリカード90には、ラベルデータや食材と食材の廃棄時間とを対応付けた食材−廃棄時間テーブルTF、作業者が点検を行う時刻が格納された廃棄作業時刻テーブルTD等が記憶される。なお、食材−廃棄時間テーブルTFおよび廃棄作業時刻テーブルTDは、後述する食材の廃棄時刻を算出する際に用いられるものである。
[廃棄作業時刻テーブルの構成例]
図3は、廃棄作業時刻テーブルTDの構成例を示している。廃棄作業時刻(点検作業時刻)とは、作業者が食材のラベルを点検して廃棄を行う時刻であり、通常1日に複数回設定される。本例では廃棄作業時刻が例えば0時(24時)、6時、12時、18時の合計4回に設定された例を示している。また廃棄作業時刻は、後述する加算時刻を切り捨て処理したときに近似される時刻であり、この近似された廃棄作業時刻が食材の廃棄時刻としてラベル200Aに印刷される。これにより、ラベル200Aに印刷される食材の廃棄時刻を作業者の廃棄作業時刻に設定することができる。
ユーザは、廃棄作業時刻において、食材に貼り付けられたラベルの廃棄時刻表示が、予め設定されている廃棄作業時刻と一致していると判断した場合、食材が廃棄する時刻に達しているものとして食材を廃棄する。廃棄作業時刻テーブルTDは、情報処理装置10側で作成することもできるし、ラベルプリンタ50側で作成することもできる。
[食材−廃棄時間テーブルの構成例]
図4は、食材とこの食材の廃棄時間とが対応付けられた食材−廃棄時間テーブルTFの構成例を示している。なお、本例では、廃棄時間(有効期限)は、食材の賞味期限よりも短い時間に設定されると共に、食材毎に異なる時間が設定されるものとする。食材−廃棄時間テーブルTFでは、入力される「食材」(入力値)を「廃棄時間」(出力値)に変換して出力する。
例えば、入力値として食材「ABC」が入力された場合には廃棄時間「8時間」に変換して出力し、食材「DEF」の場合には廃棄時間「24時間」に変換して出力し、食材「GHI」の場合には廃棄時間「48時間」に変換して出力し、食材「JKL」の場合には廃棄時間「2週間」に変換して出力する。なお、廃棄時間テーブルは、情報処理装置10側で作成することもできるし、ラベルプリンタ50側で作成することもできる。
[情報処理装置の表示画面の一例]
図5は、表示部24に表示されるラベル作成画面240の一例を示している。ユーザによりラベル作成ソフトが起動されると、表示部24にはラベル作成画面240が表示される。表示部24のラベル作成画面240には、ラベル200Aのレイアウト200aを表示するレイアウト表示領域242とラベル200Aの編集等を行うレイアウト編集領域244とが設けられている。
ユーザは、レイアウト表示領域242において、ラベル200Aの商品に関する項目情報242aと項目情報242aに対応した内容情報242bとを入力する。本例では、項目情報242aとして[食材]および[廃棄時刻]を入力する。内容情報242bについては、後述するように、ラベルプリンタ50側で選択および算出等を行うので、空欄または適当な内容を入力しておく。このとき、レイアウト編集領域244の「本体で編集する」および「発行時変更」のチェックボックス244bをチェックすることで、ラベルプリンタ50側で内容情報242bの変更、編集をすることができるようになる。
[ラベルプリンタの構成例]
次に、ラベルプリンタ50について詳細に説明する。ラベルプリンタ50は、図1に示すように、ラベルプリンタ本体20とヒンジ部30と操作部62と表示部64とを備えている。ラベルプリンタ本体20は上部筐体20Aと下部筐体20Bとから構成され、上部筐体20Aと下部筐体20Bとがヒンジ部30を介して開閉可能に連結されている。
操作部62は、上部筐体20Aの上面部に設けられ、「0」〜「9」の数字ボタンや電源ボタン、確定ボタン、印刷ボタン等から構成されている。表示部64は、上部筐体20Aの上面部に設けられた操作部62よりも上方に設けられ、例えばLCDや有機ELなどの表示デバイスから構成されている。下部筐体20Bの前面部には、メモリカード90を挿脱するためのスロット70Aと、所定のレイアウトが印刷されたラベル200Aが発行されるラベル排出口74とが設けられている。
[ラベルプリンタのブロック構成例]
図6は、ラベルプリンタ50のブロック構成例を示している。ラベルプリンタ50は、制御部52とメモリ部60と操作部62と表示部64とラベル発行部66と通信用インタフェース68とメモリカード用インタフェース70と時計機能部72とを備えている。これらは、互いにバス76を介して電気的に接続されている。
メモリ部60は、例えば不揮発性メモリやHDD等により構成され、ラベルプリンタ50の下部筐体20Bに内蔵される。メモリ部60には、発行するラベル200Aのラベルデータや各種テーブルデータ、履歴ファイル等が記憶される。
表示部64は、制御部52の表示制御に基づいて、ラベル200Aの各項目情報を表示したり、編集するための入力画面等を表示する。また表示部64は、例えば廃棄時刻設定ファイルの選択されたとき、食材−廃棄時間テーブルTFから複数の食材名を読み出して画面に表示すると共に、選択された食材の廃棄時刻等を画面に表示する。
操作部62は、例えば食材名等の食材情報を入力、選択したり、ユーザが表示画面に基づいてラベル200Aのレイアウトの編集や発行等を行うためのものであり、ユーザによるボタン操作に応じた操作信号を生成して制御部52に供給する。ラベル発行部66は、例えば熱転写方式が採用され、サーマルヘッドやラベル200Aを搬送する搬送機構等により構成されている。
通信用インタフェース68は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格の接続口(USBポート)により構成され、例えばラベルプリンタ50の背面側に設けられている。通信用インタフェース68には、他端部がラベルプリンタ50に接続された図示しないケーブルが接続される。メモリカード用インタフェース70は、メモリカード90が挿脱可能に取り付けられるスロット70A(挿入口)を有しており、例えば情報処理装置10の側面部に設けられている。
時計機能部72は、日付および時刻をカウントするものであり、制御部52からの指示に基づいて、現在の日付および時刻(現在時刻)を時計データとして制御部52に供給する。時計データは、食材を製造した時刻や、食材が冷凍食材である場合には食材の解凍を開始した時刻として用いられる。なお、時計機能部72は制御部52に組み込んでも良い。
制御部52は、CPU54、ROM56およびRAM58により構成され、ラベルプリンタ50の各部の動作を制御する。CPU54、ROM56およびRAM58は情報処理装置10のCPU14、ROM16およびRAM18と同様であるため、説明を省略する。制御部52は、ユーザのファイル呼び出し命令に基づいて、メモリカード用インタフェース28に挿入されたメモリカード90のラベルデータを読み込んで、読み込んだラベルデータに基づくラベル200Aを表示部64の画面に表示する。
また、制御部52は、ラベル200Aの表示画面において操作部62の操作により例えば食材名が入力されると、メモリカード90等の記憶部に記憶された食材−廃棄時間テーブルTFから食材の廃棄時間を取得する。さらに、制御部52は、メモリカード90等の廃棄作業時刻テーブルTDから廃棄作業時刻を取得すると共に時計機能部72から現在時刻(製造時刻)を取得し、食材の廃棄時間と廃棄作業時刻と現在時刻とに基づいて食材の廃棄時刻を算出する。食材の廃棄時刻の算出方法については後述する。そして、制御部52は、算出した食材の廃棄時刻を含むラベルデータに基づいてラベル200Aを発行するようにラベル発行部66を制御する。
[ラベルの構成例]
図7は、ラベルプリンタ50により発行されるラベル200Aの構成の一例を示している。ラベル200Aには、「食材」と食材の「廃棄時刻」を示す項目情報242aと、各「食材」および「廃棄時刻」の項目情報242aに対応した内容情報242bとが印刷される。なお、本例では、便宜上、「食材」および「廃棄時刻」のみをラベル200Aに印刷した例を示しているが、この他にも「原材料」や「賞味期限」、「バーコード」等を印刷することもできる。
[情報処理装置の動作例]
次に、ラベル200Aを発行する場合の情報処理装置の動作の一例について説明する。図8は、情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS100において、ラベル200Aのレイアウト(ラベルデータ)を作成する。例えば、ラベルの作成画面において、「食材」および「廃棄時刻」の項目情報242aを入力する(図5参照)。ここで、ラベルプリンタ50側でラベル200Aを発行する場合に、情報処理装置10で設定した内容情報242bを変更可能とするために、レイアウト中の変更したい項目を選択したときに、レイアウト編集領域244に設けられた「発行時変更」のチェックボックス244bをチェックする。ラベルデータの作成が終了したら、作成したラベルデータを例えば廃棄時刻設定ファイルとしてメモリカード90に保存する。
次に、ステップS110において、食材と食材の廃棄時間とを対応付けた食材−廃棄時間テーブルTFをテーブル作成画面において作成する。例えば図4に示したように、食材名「ABC」とこの食材に対応した廃棄時間「8時間」を対応付けて入力する。食材−廃棄時間テーブルTFの作成が終了したら、作成した食材−廃棄時間テーブルTFをメモリカード90に保存する。
続けて、ステップS120において、廃棄作業時刻テーブルTDをテーブル作成画面において作成する。例えば、図3に示したように、廃棄作業時刻「0時」、「6時」、「12時」、「18時」を入力する。廃棄作業時刻テーブルTDの作成が終了したら、作成した廃棄作業時刻テーブルTDをメモリカード90に保存する。なお、レイアウト、食材−廃棄時間テーブルTFおよび廃棄作業時刻テーブルTDの作成順番は、上述した順番に限定されることはない。また、レイアウト、食材−廃棄時間テーブルTFおよび廃棄作業時刻テーブルTDは、ラベルプリンタ50側で作成することもできるし、図示しないサーバ等からダウンロードすることもできる。
[ラベルプリンタの動作例]
次に、ラベルプリンタ50の動作の一例について説明する。図9は、ラベルプリンタ50の動作の一例を示すフローチャートを示している。図10は、食材の廃棄時刻を算出する動作例を示すフローチャートを示している。ラベルプリンタ50でラベル200Aを発行する場合には、まず、情報処理装置10で作成したラベルデータ等が保存されたメモリカード90をラベルプリンタ50のスロット70Aに挿入する。
次に、ステップS200で制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされたか否かを判断する。制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされたと判断したときにはステップS210に進む。ラベルプリンタ50の電源がオンされると、ラベルプリンタ50のメモリカード90に保存されているファイル(フォルダ)を読み出し、読み出したファイル名を表示部64の画面に例えば一覧表示する。一方、制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされていないと判断したときにはユーザにより電源がオンされるまで待機する。
ステップS210で制御部52は、表示部64の画面に表示された複数のファイルのうち、廃棄時刻設定ファイルが選択されたか否かを判断する。制御部52は、廃棄時刻設定ファイルが選択されたと判断した場合にはステップS220に進む。一方、廃棄時刻設定ファイルが選択されていないと判断した場合には、他のファイルが選択されたものと判断して、選択されたファイルの処理等に移行する。
ステップS220で制御部52は、廃棄時刻設定ファイルが選択されると、メモリカード90に保存されている食材−廃棄時間テーブルTFから食材名を読み出し、複数の食品名を表示部64の画面に例えば一覧表示する。食材名は、ユーザによって予め登録されたものであり、例えば図4に示した食材名「ABC」、「DEF」、「GHI」および「JKL」が表示部64の画面に一覧表示される。
ステップS230で制御部52は、表示部64の画面に表示された複数の食材名のうち何れかの食材名がユーザにより選択されたか否かを判断する。つまり、廃棄時刻を算出したい食材が選択されたか否かを判断する。本例では、例えば食材名「ABC」がユーザにより選択されたものとする。何れかの食材名がユーザにより選択されたと判断した場合にはステップS240に進み、何れかの食材名がユーザにより選択されていないと判断した場合には食材名が選択されるまで待機する。
ステップS240で制御部52は、選択された「食材」に対応した「廃棄時間」を食材−廃棄時間テーブルTFから読み出して取得する。例えば、食材名「ABC」が選択された場合には、食材名「ABC」に対応した廃棄時間「8時間」を読み出して取得する。つまり、入力した食材名「ABC」を廃棄時間「8時間」に変換して出力する。このように、本実施の形態では、ユーザが食材名を選択するだけで、自動的に食材名に対応した廃棄時間を取得できる。
ステップS250で制御部52は、食材の廃棄時刻を算出する際に用いる現在時刻を時計機能部72から取得する。現在時刻とは、食材「ABC」が冷凍食品である場合には、食材の解凍を開始した時点の時刻であるが、本例では食材名が選択された時刻を便宜上現在時刻とする。もちろん、食材の解凍開始時刻をユーザが直接入力しても良い。本例では、図11に示すように、例えば「9時30分」に食材「ABC」の解凍が開始されたものとして、現在時刻「9時30分」を取得する。
ステップS260で制御部52は、選択された食材を廃棄する廃棄時刻を算出する。食材の廃棄時刻の算出は図10に示すサブルーチンにより実行される。まず、ステップS261で制御部52は、食材の廃棄時間と現在時刻とを加算して加算時刻を取得する。例えば、図11に示すように、現在時刻が「9時30分」であって、食材「ABC」の廃棄時間が「8時間」である場合には、加算時刻は「12時30分」となる。
ステップS262で制御部52は、廃棄作業時刻の期間(本例では6時間)単位で丸め処理を行い、加算時刻の直前に設定されている廃棄作業時刻を食材の廃棄時刻として選択する。具体的には、制御部52は、メモリカード90に保存されている廃棄作業時刻テーブルTDの廃棄作業時刻を読み出し、加算時刻の直前に設定されている廃棄作業時刻を選択する(切り捨て処理)。例えば、図11に示すように、本例では加算時刻が17時30分なので、17時30分の直前に設定されている「12時」の廃棄作業時刻を選択する。ステップS262で廃棄作業時刻を選択したら、サブルーチンを終了して図9に示すステップS270に進む。
ステップS270で制御部52は、選択した廃棄作業時刻を食材の廃棄時刻としてラベルデータを生成し、このラベルデータに基づいてラベル200Aを発行する。例えば、図7に示したように、「食材名」に対応した内容情報242bに「ABC」が印刷され、「廃棄時刻」に対応した内容情報242bに「12時」が印刷されたラベル200Aを発行する。発行されたラベル200Aは、食材「ABC」に貼り付けられる。
作業者は、設定した廃棄作業時刻になったとき、各食材に貼り付けられているラベル200Aの「廃棄時刻」の項目をチェックし、「廃棄時刻」が廃棄作業時刻と一致している場合には、食材が廃棄する時刻であるものと判断してこの食材を廃棄する。食材の廃棄時刻が1日単位ではなく複数日単位で設定されている場合には、ラベル200Aの廃棄時刻の日付もチェックして食材を廃棄するか否かを判断する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ラベルプリンタ50の表示部64の画面に表示される食材名を選択することにより、食材の廃棄時刻を自動的に算出し、算出した食材の廃棄時刻および食材名をラベル200Aに印刷して発行することができる。これにより、ラベル発行時において、ユーザが食材の廃棄時刻を計算したり、廃棄時刻を直接入力する必要がないので、従来と比べてユーザの作業負担の省力化を図ることができる。
また、食材の廃棄時間と現在時刻とを加算して得た加算時刻を丸め処理して、加算時刻の直前に設定されている廃棄作業時刻を食材の廃棄時刻に設定するので、食材の廃棄時刻を作業者が点検を行う廃棄作業時刻に合わせることができる。これにより、ユーザは、食材に貼り付けられているラベル200Aの表示が、廃棄作業時刻と一致しているか否かを点検すれば良いので、ユーザの点検ミスを低減させることができ、ユーザの作業負担の軽減を図ることができる。
なお、上述した説明では、制御部52は、加算時刻の直前に設定されている廃棄作業時刻を選択したが、廃棄時刻の算出方法はこれに限定されることはない。例えば、算出した加算時刻の最も近くに設定されている廃棄作業時刻を選択しても良い。図11に示すように、加算時刻が「17時30分」である場合、制御部52は、加算時刻の最も近くに設定されている廃棄作業時刻「18時」を選択し、この選択した廃棄作業時刻を食材の廃棄時刻としてラベル200Aを発行する。この算出方法によれば、現実の廃棄時刻を経過した廃棄作業時刻を設定してしまうことになるが、より現実の廃棄時刻に近い廃棄作業時刻を選択することができ、無駄のない正確な廃棄処理を行うことができるようになる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、商品の消費期限を自動的に算出し、商品の算出した消費期限が印刷されたラベル200Bを発行するものである。なお、第2の実施の形態に係る情報処理装置10およびラベルプリンタ50は、上記第1の実施の形態に係る情報処理装置10およびラベルプリンタ50と同一であるため、共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[ラベルプリンタシステムの構成例]
情報処理装置10では、ラベルのレイアウトおよび商品の消費期限を算出する際に用いられる基準消費期限テーブルTS、丸め時間テーブルTC、商品−期限時間テーブルTMを作成し、作成したデータをメモリカード90に保存する。ラベルプリンタ50では、ユーザの入力操作に基づいて、スロットに挿入されたメモリカード90からレイアウト、基準消費期限テーブルTS、丸め時間テーブルTCおよび商品−期限時間テーブルTMを読み出し、読み出した各データに基づいて商品の消費期限を自動計算し、計算により得られた消費期限をラベル200Bに印刷して発行する。
[基準消費期限テーブルの構成例]
図12は、基準消費期限テーブルTSの構成例を示している。基準消費期限とは、商品の消費期限が経過しているか否かをユーザが点検する時刻であり、本例では基準消費期限が例えば1時間毎に設定された例を示している。ラベル200Bには、後述する加算時刻の丸め処理によって選択される基準消費期限が商品の消費期限として印刷される。
作業者は、基準消費期限の時刻になったときに、商品に貼り付けられているラベル200Bの消費期限(基準消費期限)表示が基準消費期限の時刻と一致するか否かを判断し、ラベル200Bの消費期限が基準消費期限の時刻になっていると判断した場合には商品を店舗等から撤去したり、商品を廃棄したりする。
[丸め時間テーブルの構成例]
図13は、丸め時間テーブルTCの構成例を示している。丸め時間とは、隣接した基準消費期限の間に設定される、後述する加算時刻を丸め(四捨五入)処理するときの基準となる時間である。本例において丸め時間は、基準消費期限の時刻よりも30分ずれた時刻に設定されている。
例えば、後述する図19に示すように、加算時刻が、丸め時間の直前に設定されている基準消費期限と丸め時間との間であれば、加算時刻の切り捨て処理が行われて、直前に設定されている基準消費期限が選択される。一方、加算時刻が、丸め時間と丸め時間の直後に設定されている基準消費期限との間であれば、加算時刻の切り上げ処理が行われて、直後に設定されている基準消費期限が選択される。
[商品−期限時間テーブルの構成例]
図14は、商品とこの商品の期限時間とが対応付けられた商品−期限時間テーブルTMの構成例を示している。期限時間とは、商品毎に設定される消費期限の期間である。商品−期限時間テーブルTMでは、入力される「商品」(入力値)を「期限時間」(出力値)に変換して出力する。
例えば、入力値として商品「MNO」が入力された場合には期限時間「3時間」に変換して出力し、商品「PQR」の場合には期限時間「2時間」に変換して出力し、商品「STU」の場合には期限時間「4時間」に変換して出力し、商品「VWX」の場合には期限時間「1時間」に変換して出力する。
[ラベルの構成例]
図15は、ラベルプリンタ50により発行されるラベル200Bの構成の一例を示している。ラベル200Bには、「商品」と商品の「消費期限」を示す項目情報242aと、各「商品」および「消費期限」の内容を示す内容情報242bとが印刷される。
[情報処理装置の動作例]
次に、ラベル200Bを発行する場合の情報処理装置の動作の一例について説明する。図16は、情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS400において、ラベル200Bのレイアウト(ラベルデータ)を作成する。ラベルの作成画面において、ラベル200Bのレイアウトを作成し、項目情報242aに「商品」および「消費期限」の項目を入力する。このとき、ラベルプリンタ50側で変更したい項目情報242aがある場合には、上述したように、レイアウト編集領域244の「発行時変更」のチェックボックス244bをチェックする(図5参照)。ラベルデータの作成が終了したら、作成したラベルデータのファイル名を消費期限設定ファイルとしてメモリカード90に保存する。
次に、ステップS410において、基準消費期限テーブルTSをテーブル作成画面において作成する。例えば図12に示したように、基準消費期限を1時間毎に設定して入力する。基準消費期限テーブルTSの作成が終了したら、作成した基準消費期限テーブルTSをメモリカード90に保存する。
次に、ステップS420において、丸め時間テーブルTCをテーブル作成画面において作成する。例えば、図13に示したように、丸め時間を基準消費期限に対して30分ずらした時刻を設定して入力する。丸め時間テーブルTCの作成が終了したら、作成した丸め時間テーブルTCをメモリカード90に保存する。
続けて、ステップS430において、商品−期限時間テーブルTMをテーブル作成画面において作成する。例えば図14に示したように、商品名「MNO」とこの商品に対応した消費期限「3時間」とを対応付けて入力する。商品−期限時間テーブルTMの作成が終了したら、作成した商品−期限時間テーブルTMをメモリカード90に保存する。なお、レイアウト、基準消費期限テーブルTS、丸め時間テーブルTCおよび商品−期限時間テーブルTMの作成順番は、上述した順番に限定されることはない。また、レイアウト、基準消費期限テーブルTS、丸め時間テーブルTCおよび商品−期限時間テーブルTMは、ラベルプリンタ50側で作成することもできし、図示しないサーバ等からダウンロードすることもできる。
[ラベルプリンタの動作例]
次に、ラベルプリンタ50の動作の一例について説明する。図17は、ラベルプリンタ50の動作の一例を示すフローチャートを示している。図18は、商品の消費期限を算出するためのフローチャートを示している。図19は、商品の消費期限の算出方法を説明するための図である。ラベルプリンタ50でラベル200Bを発行する場合、まず、情報処理装置10で作成したラベルデータ等が保存されているメモリカード90をラベルプリンタ50のスロット70Aに挿入する(図1参照)。
次に、ステップS500で制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされたか否かを判断する。制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされたと判断したときにはステップS510に進む。ラベルプリンタ50の電源がオンされると、制御部52は、ラベルプリンタ50のメモリカード90に保存されているファイル(フォルダ)を読み出し、読み出したファイル名を表示部64の画面に一覧表示する。一方、制御部52は、ラベルプリンタ50の電源がオンされていないと判断したときにはユーザにより電源がオンされるまで待機する。
ステップS510で制御部52は、表示部64の画面に表示された複数のファイルのうち、消費期限設定ファイルが選択されたか否かを判断する。制御部52は、消費期限設定ファイルが選択されたと判断した場合にはステップS520に進み、消費期限設定ファイルが選択されていないと判断した場合には、他のファイルが選択されたものと判断して、選択されたファイルに対応した処理を行う。
ステップS520で制御部52は、消費期限設定ファイルが選択されると、メモリカード90に保存されている商品−期限時間テーブルTMを読み出し、商品−期限時間テーブルTMに登録されている複数の商品名を表示部64の画面に一覧表示する。商品名としては、例えば図14に示した商品名「MNO」、「PQR」、「STU」および「VWX」が画面に一覧表示される。
ステップS530で制御部52は、表示部64の画面に表示された複数の商品名のうち何れかの商品がユーザにより選択されたか否かを判断する。本例では、例えば商品名「MNO」がユーザにより選択されたものとする。制御部52は、何れかの商品名がユーザにより選択されたと判断した場合にはステップS540に進み、何れの商品名もユーザにより選択されていないと判断した場合には商品名が選択されるまで待機する。
ステップS540で制御部52は、メモリカード90に保存されている商品−期限時間テーブルTMを読み出し、選択された「商品」に対応した「期限時間」を商品−期限時間テーブルTMから取得する。例えば、商品名「MNO」が選択された場合には、商品名「MNO」に対応した期限時間「3時間」を読み出して取得する。このように、本実施の形態では、ユーザが商品名を選択するだけで、自動的に商品名に対応した期限時間を取得できる。
ステップS550で制御部52は、商品の消費期限を算出する際に用いる加工時刻を時計機能部72から取得する。加工時刻とは、商品「MNO」を製造した時刻であるが、商品の製造と同時に加工時刻を入力することは困難であるので、商品名が選択された時点を加工時刻とする。例えば、「9時29分」に商品「MNO」が選択された場合には、加工時刻「9時29分」を取得する。なお、加工時刻はユーザが直接入力しても良い。
ステップS560で制御部52は、選択された商品の消費期限を算出する。商品の消費期限の算出は図18に示すサブルーチンにより実行される。ステップS561で制御部52は、商品の「加工時刻」と「期限時間」とを加算して「加算時刻」を取得する。例えば、商品の加工時刻が「9時29分」である場合、加工時刻に期限時間の「3時間」を加算した加算時刻「12時29分」を取得する。
ステップS562で制御部52は、加算時刻の時間(hour)と同一の時間に設定されている丸め時間を、メモリカード90に保存されている丸め時間テーブルTCから選択して読み出す。例えば、加算時刻「12時29分」の時間は「12時」となるので、丸め時間テーブルTCから同一時間に設定されている丸め時間「12時30分」を選択する。
ステップS563で制御部52は、「加工時刻」が選択した「丸め時間」よりも前の時間であるか否かを判断する。例えば加算時刻が「12時29分」である場合には、図19に示すように、丸め時間「12時30分」よりも前(早い)の時間であるのでステップS564に進む。また、本例では加算時刻が「12時30分」である場合にもステップS564に進む。一方、例えば加算時刻が「12時31分」である場合には、図19に示すように、丸め時間「12時30分」よりも後(遅い)の時間であるのでステップS565に進む。
ステップS564で制御部52は、「加工時刻」が選択した「丸め時間」よりも早い時間であると判断した場合、丸め時間(加算時刻)の直前に設定されている基準消費期限を選択する。例えば、加算時刻が「12時29分」である場合には、図19に示すように、加算時刻を30分単位で丸め処理し、加算時刻の直前に設定されている基準消費期限「12時」を選択する。基準消費期限を選択したら、サブルーチンを終了して図17に示すステップS570に進む。
一方、ステップS565で制御部52は、「加工時刻」が「丸め時間」よりも遅い時間であると判断した場合、丸め時間(加算時刻)の直後に設定されている基準消費期限を選択する。例えば、加算時刻が「12時31分」である場合には、図19に示すように、加算時刻の直後に設定されている基準消費期限「13時」を選択する。基準消費期限を選択したら、サブルーチンを終了して図17に示すステップS570に進む。
ステップS570で制御部52は、選択された基準消費期限を商品の消費期限として設定し、設定した商品および消費期限に基づくラベルデータを生成し、このラベルデータに基づくラベル200Bを発行する。これにより、例えば、図15に示したように、「商品名」に対応した項目情報242aに「MNO」が印刷され、「消費期限」に対応した内容情報242bに「12時」が印刷されたラベル200Bが発行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ラベルプリンタ50の表示部64の画面に表示される商品名を選択することにより、商品の消費期限を自動的に算出し、算出した商品の消費期限および商品名をラベル200Bに印刷して発行することができる。これにより、ラベル発行時において、ユーザが商品の消費期限を計算したり、消費期限を直接入力する必要がないので、ユーザの作業負担の省力化を図ることができる。また、隣接した基準消費期限の間に丸め時間を設定することにより、時間単位ではなく、分単位により丸め処理を行うことができるので、より正確な商品の消費期限を算出することができる。なお、上記第2の実施の形態では、商品の消費期限を自動的に算出してラベル200Bを発行する例について説明したが、商品の賞味期限を算出する際にも適用することができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、所定の機器から受信した商品情報に基づいて商品の賞味期限を自動的に算出し、算出した商品の賞味期限が印刷されたラベル200Cを発行するものである。なお、第3の実施の形態に係る情報処理装置10およびラベルプリンタ50は、上記第1の実施の形態に係る情報処理装置10およびラベルプリンタ50と同一であるため、共通する構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。また第3の実施の形態では、商品の一例として薬品88について説明する。
[ラベルプリンタシステムの構成例]
図20は、ラベルプリンタシステム100Bの構成例を示している。ラベルプリンタシステム100Bは、ラベルプリンタ50とFA(Factory Automation)機器84とサーバ82とを備えている。ラベルプリンタ50、FA機器84およびサーバ82のそれぞれはネットワークNTを介して接続されている。
FA機器84は、容器86の内部に収容される薬品88の収容量を検出し、容器86に収容される薬品88の収容量が所定の基準量に達したか否かを判断する。そして、FA機器84は、所定の基準量に達したと判断した場合に、薬品88に関する製品情報SGをネットワークNTを介してラベルプリンタ50に送信する。製品情報SGとは、薬品88の商品名情報とロット番号情報とを含むものである(図21参照)。容器86は製造された薬品88が収容されるものであり、容器86への薬品88の充填が完了すると、容器86の外周面には商品名および賞味期限が印刷されたラベル200C(一点鎖線)が貼り付けられる。
サーバ82は、後述する参照テーブルTAやラベルのレイアウトデータを格納するものであり、ラベルプリンタ50からのダウンロード指示に基づいて参照テーブルTA等のデータをネットワークNTを介してラベルプリンタ50に送信する。またサーバ82は、ラベルプリンタ50からアップロードされた参照テーブルTAやラベルデータを更新して格納する。
ラベルプリンタ50は、第1の実施の形態で説明したラベルプリンタ50と同様の構成であり、容器86への薬品88の充填が完了したときにFA機器84からネットワークNTを介して送信される商品の製品情報SGを受信する。またラベルプリンタ50は、サーバ82からレイアウトデータや参照テーブルTAをネットワークNTを介してダウンロードする。なお、レイアウトデータや参照テーブルTAは、例えば、メモリカード90に保存して使用したり、メモリカード90からラベルプリンタ50のメモリ部60に保存して使用することもできる。そして、制御部52は、受信した製品情報SGと参照テーブルTAとに基づいて商品の賞味期限を算出し、算出した賞味期限が印刷されたラベル200Cを発行する。
[ラベルの構成例]
図21は、容器86に貼り付けられるラベル200Cの構成例を示している。ラベル200Cには、商品名情報とロット番号情報とから構成される製品情報SGと、商品の賞味期限とが印刷される。本例では、上段の左端から6桁目までが商品名情報であり、上段の右端から3桁目までがロット番号情報である。なお、図21では賞味期限として月のみを表記しているが、日付を表記することもできる。
[参照テーブルの構成例]
図22は、参照テーブルTAの構成例を示している。参照テーブルTAは、商品名情報と商品の賞味期限の期間(加算日)とが対応付けられた変換テーブルであり、入力される入力値としての「商品名情報」を出力値としての「加算日」に変換して出力するものである。例えば、入力される商品「ABC123」を加算日「180日」に変換して出力し、入力される商品「DEF456」を加算日「300日」に変換して出力し、入力される商品「GHI789」を加算日「420日」に変換して出力する。
[ラベルプリンタの動作例]
次に、ラベルプリンタ50の動作の一例について説明する。図23は、ラベルプリンタ50の動作の一例を示すフローチャートを示している。ステップS600で制御部52は、FA機器84から商品の製品情報SGを受信したか否かを判断する。FA機器84から商品の製品情報SGを受信したと判断した場合にはステップS610に進み、FA機器84から製品情報SGを受信していないと判断した場合には製品情報SGを受信するまで待機する。
ステップS610で制御部52は、受信した製品情報SGに含まれている商品名情報を抽出する。例えば、製品情報SGが「ABC123−456」である場合には、左端(先頭)から6文字目までを商品名情報「ABC123」として抽出する(図21参照)。商品名情報を検出したらステップS620に進む。
ステップS620で制御部52は、商品名情報に対応した加算日を参照テーブルTAから取得する。例えば、商品名情報が「ABC123」である場合には、図22に示すように、参照テーブルTAから商品名情報「ABC123」に対応した加算日「180日」を取得する。
ステップS630で制御部52は、時計機能部72から現在の日付(現在日)を取得する。例えば、現在の日付が5月25日である場合には、現在日「5月25日」を取得してステップS640に進む。
ステップS640で制御部52は、時計機能部72から取得した現在日と参照テーブルTAを参照して得た加算日とを加算して、商品の賞味期限を算出する。例えば、現在日が「5月25日」であり加算日が「180日」である場合には、商品の賞味期限として「11月20日」を取得する。本例では、賞味期限を月表示するため、日付「25日」を切り捨て処理して「11月」のみを取得する。商品の賞味期限を算出したらステップS650に進む。
ステップS650で制御部52は、商品の賞味期限が印刷されたラベル200Cを発行する。例えば、図21に示したように、商品名情報とロット番号情報とから構成される製品情報SGとこの商品の賞味期限とが印刷されたラベル200Cを発行する。
以上説明したように、第3の実施の形態では、参照テーブルTAを用いて商品名情報に対応付けられた商品の加算日を取得(データ変換)し、この加算日と現在日とを自動的に加算することにより商品の賞味期限を算出する。これにより、従来のように、手入力により現在日と加算日とを加算して賞味期限を算出していた場合と比較して、ユーザの入力ミスや計算ミスを低減させることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上記第1の実施の形態では、食材名を選択することにより、食材−廃棄時間テーブルTFを参照して食材の廃棄時間を取得していたが、これに限定されることはない。例えば、予め設定した食材の複数の廃棄時間を表示部64の画面に表示させ、ラベルを発行したい食材に対応した廃棄時間を、表示部64の画面に表示されている複数の廃棄時間の中からユーザが選択するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、物品の一例として食材や商品について説明したが、物品として工具や部品等についても適用することが可能である。この場合には、上述した食材の廃棄時刻の算出方法を適用して工具等の交換時期を算出し、算出した交換時期等をラベルに印刷すれば良い。
10・・・情報処理装置
50・・・ラベルプリンタ
52・・・制御部
60・・・メモリ部
62・・・操作部
64・・・表示部
66・・・ラベル発行部
72・・・時計機能部
90・・・メモリカード
100A,100B・・・ラベルプリンタシステム
200A,200B,200C・・・ラベル
TD・・・廃棄作業時刻テーブル
TF・・・食材−廃棄時間テーブル

Claims (4)

  1. 物品に関する物品情報を入力するための操作部と、
    前記操作部により入力された前記物品情報に基づいて物品毎に予め設定されている物品の有効期限を取得すると共に前記物品の製造時刻を取得し、取得した前記物品の有効期限と前記物品の製造時刻とに基づいて前記物品の期限時刻を算出する制御部と、
    前記制御部により算出された前記物品の期限時刻を印刷したラベルを発行する発行部とを備え、
    前記制御部は、予め設定されている作業者が前記物品の点検作業を行う時刻を示す点検作業時刻を取得すると共に、前記物品の有効期限と前記物品の製造時刻とを加算して加算時刻を算出し、算出により得られた前記加算時刻の直前に設定されている前記点検作業時刻、または、前記加算時刻の最も近い時刻に設定されている前記点検作業時刻を前記物品の期限時刻として選択する
    ことを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記物品の有効期限は、前記物品の廃棄時間であり、
    前記点検作業時刻は、作業者が物品の廃棄を行う時刻であり、
    前記物品の期限時刻は、前記物品の廃棄時刻である
    ことを特徴とする請求項に記載のラベルプリンタ。
  3. 前記物品は、冷凍食品であり、
    前記物品の製造時刻は、前記冷凍食品の解凍を開始した時刻である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のラベルプリンタ。
  4. 前記物品の前記物品情報を表示する表示部と、
    前記物品の物品名と当該物品の有効期限とが対応付けられたテーブルを記憶する記憶部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記表示部の画面に前記テーブルを参照して複数の前記物品の物品名を表示し、前記表示部の画面に表示されている前記複数の物品名のうち何れかの物品名が前記操作部の操作により選択されたとき、前記テーブルを参照して当該物品名に対応した前記物品の有効期限を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のラベルプリンタ。
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