JP5223624B2 - 燃料電池システム及びそれを用いた燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及びそれを用いた燃料電池システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池を発電させる燃料電池システム及びそれを用いた燃料電池システムの制御方法に関する。
従来より、反応極に供給される反応ガスを電気化学的に反応させることにより発電を行う燃料電池を備える燃料電池システムが、下記の特許文献1などにて知られている。この燃料電池システムは、燃料電池内を所定の湿潤状態に維持する必要があるために燃料電池の乾燥状態を診断する必要がある。特許文献1に記載された燃料電池システムは、燃料電池内にて乾燥しやすい部位を流れる電流を電流センサによって測定し、当該測定された電流が所定電流値未満である場合には、燃料電池が乾燥状態であることを診断していた。
特開2005−100952号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術を利用しても、燃料電池内が急激に乾燥する場面では、燃料電池内で乾燥しやすい部位に限らず、乾燥状態となることがある。この場合、上述した特許文献1に記載された技術では、燃料電池内で乾燥しやすい部位のみの乾燥状態を診断しているので、当該乾燥しやすい部位以外の乾燥部位を検知できない場合がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、燃料電池内の乾燥状態の検知精度を向上させること目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、コントローラからの指令電流に基づき燃料電池に電流を指令し、燃料電池からの出力電流を検出する制御装置を備える。そして、制御装置からの指令電流値と燃料電池からの出力電流値との差分を演算し、当該差分に基づいて燃料電池の乾燥状態を監視することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係る燃料電池システムによれば、制御装置から燃料電池への指令電流値と、燃料電池からの出力電流値との差分を演算し、当該差分に基づいて当該燃料電池の異常を監視するので、燃料電池に設けた電流センサの設置位置に依存することはない。従って、急激に燃料電池内が乾燥状態になる場面に、燃料電池内において乾燥しやすい部分のみならず、通常では乾燥しにくい部分が乾燥しても、当該乾燥によって発生する発電効率の低下に応じた実際の発電値の低下を精度よく検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明は、例えば図1に示すように構成された第1実施形態に係る燃料電池システムに適用される。燃料電池システムは、例えば、移動体である車両に搭載されており、この車両は燃料電池システムから供給される電力によって駆動モータ24を駆動する。
[燃料電池システムの構成]
燃料電池システムは、固体高分子電解質膜を介して一対の反応極(燃料極および酸化剤極)が対設された燃料電池構造体を、セパレータを介して複数積層することにより構成される燃料電池スタック(燃料電池)1を備える。この燃料電池スタック1は、アノード1a(燃料極)に燃料ガス(反応ガス)が供給されるとともに、カソード1c(酸化剤極)に酸化剤ガス(反応ガス)が供給されることにより、燃料ガスおよび酸化剤ガスを電気化学的に反応させて電力を発生する。本実施形態では、燃料ガスとして水素を、酸化剤ガスとして空気を用いるケースについて説明する。燃料電池スタック1は、アノード1aに水素ガス、カソード1cに空気がそれぞれ供給され、以下の(1)、(2)に示す電極の電気化学反応により発電が行われる。
アノード(水素極):H2→2H++2e- (1)
カソード(酸素極):2H++2e-+ (1/2)O2 →H2O (2)
燃料電池システムには、燃料電池スタック1に水素を供給するための水素系と、燃料電池スタック1に空気を供給するための空気系と、燃料電池スタック1を冷却するための冷却系とが備えられている。
水素系において、アノード1aへは、水素タンク2から水素タンク元弁3、減圧弁17、水素供給弁4を通じて水素が供給される。水素タンク2から供給される高圧水素は、減圧弁17で機械的に所定の圧力まで減圧され、水素供給弁4によってアノード1aでの水素圧力が所望の水素圧力となるように制御される。ここで、水素供給弁4は、コントローラ26によって当該水素供給弁4に接続されたアクチュエータが開閉制御されることによって開度が調整される。なお、本実施形態において、コントローラ26は、特に限定されないが、CPUと、プログラムROMと、作業用RAMと、入出力インタフェースとを備えたマイクロプロセッサで構成されているものとする。
水素循環ポンプ5は、アノード1aで消費されなかった水素をアノード1aに再循環させるために設置される。アノード1aの水素圧力は、水素圧力センサ6aで検出されてコントローラ26に供給される。コントローラ26は、検出された水素圧力に基づいてフィードバック制御して、水素供給弁4を駆動することによって、アノード1aでの水素圧力を制御する。また、アノード1aの温度は、アノード1aの入口に接続された水素管に設けられた冷却水温度センサ11cによって検出される。
このように燃料電池システムは、コントローラ26が水素供給弁4を制御することによって水素系における水素圧力を一定に制御することによって、燃料電池スタック1が消費した分だけの水素が自動的に補われる。
パージ弁7は、アノード1aの水素出口側の流路に設けられる。このパージ弁7は、(1)水素循環機能を確保するために水素系内に蓄積した窒素を排出する、(2)燃料電池スタック1のセル電圧を回復させるためにガス流路に詰まった水詰まりを吹き飛ばす、(3)燃料電池スタック1の劣化を防止するために起動時および停止時にカソード1cの酸素を発電により消費させつつ水素系内のガスを水素に置換させる、という役割を果たす。このパージ弁7は、コントローラ26によって当該パージ弁7に接続されたアクチュエータが開閉制御されることによって開閉が調整される。
燃料電池スタック1のアノード1aには、排水流路を介して排水タンク19が接続されている。排水タンク19は、燃料電池スタック1の生成されて燃料電池スタック1自身を加湿する生成水のうち余剰水分を一時的に溜めている。排水タンク19には、溜めた生成水を排出する排水弁20が接続されている。燃料電池システムは、排水タンク19内の水位をレベルセンサ21によって検知し、排水弁20を開けて排水することにより排水タンク19内の水位を制御する。
空気系において、カソード1cへは、コンプレッサ8が駆動することによって加圧された空気が供給される。カソード1cにおける空気圧力は、空気圧力センサ6bで検出されてコントローラ26に供給される。コントローラ26は、検出された空気圧力に基づいてフィードバック制御して、空気調圧弁9を駆動することによって、カソード1cでの空気圧力を制御する。カソード1cを通過した空気は、当該カソード1cの出口に設けられた空気調圧弁9を通過して外部に排出されることとなる。また、カソード1cの温度は、カソード1cの入口に接続された空気流路に設けられた冷却水温度センサ11dによって検出される。
このように燃料電池システムは、カソード1cの空気圧力、アノード1aの水素圧力を、発電効率や水収支を考慮して設定されるとともに、電解質膜1bやセパレータ1dに歪みを生じないように所定の差圧に管理される。
冷却系において、冷却水は、例えば、純水に凝固点降下剤としてエチレングリコール等を混合した冷却液を使用する。この冷却系は、冷却水ポンプ10と、ラジエタ13及びラジエタファン14と、冷却水用三方弁12とが、燃料電池スタック1における冷却水流路1eに接続された冷却水循環流路に設けられている。また、冷却系は、この冷却水循環流路から分岐したバイパス路15が、冷却水ポンプ10における冷却水取込側に接続されている。バイパス路15には、冷却水温度を高くするための冷却水ヒータ16が設けられている。
このような冷却系は、燃料電池スタック1の温度を所定の温度範囲となるように冷却水ポンプ10の冷却水吐出量、ラジエタファン14の駆動量、冷却水用三方弁12の開度、冷却水ヒータ16の駆動量を、コントローラ26によって制御する。これにより、燃料電池システムは、冷却水ポンプ10を動作させることにより冷却水循環流路内で冷却液を循環させる。ラジエタファン14は、燃料電池システムの停止時や低速走行時における走行風が少ないときにラジエタ13へ通風させて冷却水を冷やすことによって、燃料電池スタック1の冷却による冷却水の温度上昇を抑制する。
また、燃料電池システムは、必要に応じて冷却水用三方弁12の冷却水ヒータ16側の開口を開状態にしてバイパス路15における冷却水ヒータ16に冷却水を通過させることによって、冷却水温度を上昇させる。冷却水ヒータ16は、燃料電池システムの低温起動時に冷却水用三方弁12を通過した冷却水が供給されて、冷却水を加熱する。
この冷却系において、コントローラ26は、冷却水用三方弁12、ラジエタファン14を制御することにより、冷却水温度を調整する。このとき、コントローラ26は、燃料電池スタック1の冷却水流路1eの入口付近に配置した冷却水温度センサ11a,冷却水流路1eの出口付近に配置した冷却水温度センサ11bでそれぞれ検出した冷却水温度を入力し、燃料電池スタック1の温度が所定の温度範囲となるように冷却水流路1e入口及び出口における冷却水温度を調整する。
このように構成された燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック1によって発電された発電電力は、パワーマネージャ23によって取り出される。パワーマネージャ23は、燃料電池スタック1から電力を取り出して車両を駆動する駆動モータ24へ電力を供給する。パワーマネージャ23は、駆動モータ24に必要な電力が燃料電池スタック1の発電電力では不足するときに、バッテリ25を放電させて不足電力を駆動モータ24に供給する。また、パワーマネージャ23は、燃料電池スタック1の発電電力に余裕がある場合、燃料電池スタック1の発電電力をバッテリ25で充電したり、駆動モータ24の回生電力をバッテリ25に充電する制御を行う。また、パワーマネージャ23は、燃料電池システムの停止時に、電圧センサ22aで検出された燃料電池電圧および経過時間に応じて、燃料電池スタック1から電力を取り出して、カソード1cの酸素を消費させる。
このような燃料電池システムにおいて、コントローラ26は、燃料電池スタック1が発電すべき発電値(電力、電圧、電流)である目標発電値を演算し(目標発電値演算手段)、目標発電値に基づいて燃料電池スタック1を発電させる(発電制御手段)。この状態にて、コントローラ26は、燃料電池スタック1の実際の発電値(電力、電圧、電流)を検出し(発電検出手段)と、目標発電値と実際の発電値との差分を演算し、当該差分に基づいて当該燃料電池システムの異常を監視する(異常監視手段)。ここで、本実施形態において、燃料電池スタック1の発電値とは、電圧センサ22a又は電流センサ22bによって検出される電圧値、電流値、又は電力値である。また、燃料電池スタック1の目標発電値とは、例えば、コントローラ26によって指令される目標電流値であり、燃料電池スタック1の実際の発電値とは、パワーマネージャ23から駆動モータ24に供給する実際の電流値(実電流値)である。また、目標発電値及び実際の発電値は、電流値ではなくても電圧値又は電力値であっても良い。
このように燃料電池システムは、目標電流値と実電流値との差分を演算し、当該差分が大きい場合に、当該燃料電池システムの異常であることを監視する(異常監視手段)。これにより、燃料電池システムは、燃料電池スタック1内が急激に乾燥することによる発電効率の低下を高精度に検知することができる。
「燃料電池システムの異常監視処理」
つぎに、上述したように構成された第1実施形態に係る燃料電池システムにおける異常監視処理について、図2のフローチャート等を参照して説明する。
燃料電池システムが起動すると、先ず、ステップS1において、コントローラ26は、パワーマネージャ23に指令している目標電流値Ipと、パワーマネージャ23が実際に駆動モータ24に供給している実電流値Isを読み込む。
次のステップS2において、コントローラ26は、燃料電池システムの出力が増加中か否かを判定する。例えばパワーマネージャ23から駆動モータ24に電力供給をする時のパワーマネージャ23における出力デューティ(DUTY)値を読み込み、当該出力デューティ値が正値(プラス)の場合には、燃料電池システムの出力が増加中であると判定して、処理をステップS3に進める。一方、出力デューティ値が負値(マイナス)の場合には、燃料電池システムの出力が減少中であると判定し、ステップS4に処理を進める。
ステップS3において、コントローラ26は、ステップS1にて読み込んだ目標電流値Ipに対する実電流値Isを、当該目標電流値Ipの演算時刻よりも所定時間だけ遅れた時刻に検出された実電流値Isとする。すなわち、実電流値Isに遅れ要素を含んだフィルタをかけ、目標電流値Ipを駆動モータ24に供給するようにパワーマネージャ23が動作したときの実電流値Isを取得する。これにより、燃料電池システムの出力が増加中であっても、後述するように、同時に目標電流値Ipと実電流値Isとを読み込んだ時の双方のずれよりも、目標電流値Ipと当該目標電流値Ipに対して遅延した実電流値Isとのずれを小さくする。
ステップS4において、コントローラ26は、冷却水温度センサ11bで検出した冷却水温度Teが所定の冷却水温度閾値Tedより高いか否かを判定する。この冷却水温度閾値Tedは、燃料電池システムが起動直後の状態ではなく定常状態であることを確認できる冷却水温度であり、例えば冷却水温度閾値Tedは80℃に設定される。冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも高い場合にはステップS5に処理を進め、冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも高くない場合にはステップS6に処理を進める。
ステップS5において、コントローラ26は、水素圧力センサ6a及び/又は空気圧力センサ6bにより検出したガス圧力Pが所定のガス圧力閾値Pdよりも低いか否かを判定する。ここで、このガス圧力閾値Pdは、燃料電池システムが起動直後ではなく燃料電池スタック1に対して水素及び空気が安定して供給されているガス圧力閾値Pdが設定されており、例えばガス圧力閾値Pdは200kPaとする。
同様に、ステップS6において、コントローラ26は、水素圧力センサ6a及び/又は空気圧力センサ6bにより検出したガス圧力Pが所定のガス圧力閾値Pdよりも低いか否かを判定する。ここで、このガス圧力閾値Pdは、燃料電池システムが起動直後ではなく燃料電池スタック1に対して水素及び空気が安定して供給されているガス圧力閾値Pdが設定されており、例えばガス圧力閾値Pdは200kPaとする。
ステップS4にて冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも高いと判定(YES)され、ステップS5にてガス圧力Pがガス圧力閾値Pdよりも低い(YES)と判定された場合には、ステップS7に処理を進める。ステップS7において、コントローラ26は、目標電流値Ipと実電流値Isとの差分と比較される差分閾値を、Idaとして決定する。ここで、差分閾値Idaは、図3に示すようなマップデータに基づいて決定される。すなわち、差分閾値Idaは、冷却水温度Teが高くガス圧力Pが低いほど、低い値となる。
ステップS4にて冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも高いと判定(YES)され、ステップS5にてガス圧力Pがガス圧力閾値Pdよりも低くないと判定(NO)された場合には、ステップS12に処理を進める。ステップS12において、コントローラ26は、目標電流値Ipと実電流値Isとの差分と比較される差分閾値として、Idbを決定する。ここで、差分閾値Idbは、図4に示すようなマップデータに基づいて決定される。すなわち、差分閾値Idbは、冷却水温度Teが高いほど低い値となる。
ステップS4にて冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも低いと判定(NO)され、ステップS6にてガス圧力Pがガス圧力閾値Pdよりも低いと判定(YES)された場合には、ステップS17に処理を進める。ステップS17において、コントローラ26は、目標電流値Ipと実電流値Isとの差分と比較される差分閾値を、Idcとして決定する。ここで、差分閾値Idcは、図5に示すようなマップデータに基づいて決定される。すなわち、差分閾値Idcは、ガス圧力Pが高いほど、低い値となる。
ステップS4にて冷却水温度Teが冷却水温度閾値Tedよりも低いと判定(NO)され、ステップS6にてガス圧力Pがガス圧力閾値Pdよりも低くないと判定(NO)された場合には、ステップS22に処理を進める。ステップS22において、コントローラ26は、目標電流値Ipと実電流値Isとの差分と比較される差分閾値を、Iddとして決定する。ここで、差分閾値Iddは、所定の一定値である。この差分閾値Iddは、図3乃至図5に示すような値である。
このように、燃料電池システムは、現在の燃料電池スタック1内の温度によって決定される冷却水温度Teが高いときには判定閾値を低くする。また、燃料電池システムは、燃料電池スタック1内の圧力を表す水素圧力センサ6a及び/又は空気圧力センサ6bが検出したガス圧力Pが、低いときには、判定閾値を低くする。
次に燃料電池システムは、決定した判定閾値を用いて当該燃料電池システムの異常監視を行う。
ステップS8において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が、ステップS7にて決定された差分閾値Idaよりも高いか否かを判定する。当該差分が差分閾値Idaよりも高い場合(YES)、ステップS9に処理を進める。ステップS9において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idaよりも高くなっている時間Tが時間閾値Tdよりも長いか否かを判定する。時間Tが時間閾値Tdよりも長い場合(YES)には、コントローラ26は、ステップS10において、燃料電池システムの異常が発生していると判定し、当該燃料電池システムを停止させる。一方、ステップS8にて実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idaよりも低い(NO)又はステップS9にて時間Tが時間閾値Tdよりも短い場合(NO)には、ステップS11において、燃料電池システムの異常はないと判定してステップS1に処理を戻す。
ステップS13において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が、ステップS12にて決定された差分閾値Idbよりも高いか否かを判定する。当該差分が差分閾値Idbよりも高い場合(YES)、ステップS14に処理を進める。ステップS14において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idbよりも高くなっている時間Tが時間閾値Tdよりも長いか否かを判定する。時間Tが時間閾値Tdよりも長い場合(YES)には、コントローラ26は、ステップS15において、燃料電池システムの異常が発生していると判定し、当該燃料電池システムを停止させる。一方、ステップS13にて実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idbよりも低い(NO)又はステップS14にて時間Tが時間閾値Tdよりも短い場合(NO)には、ステップS16において、燃料電池システムの異常はないと判定してステップS1に処理を戻す。
ステップS18において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が、ステップS17にて決定された差分閾値Idcよりも高いか否かを判定する。当該差分が差分閾値Idcよりも高い場合(YES)、ステップS19に処理を進める。ステップS19において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idcよりも高くなっている時間Tが時間閾値Tdよりも長いか否かを判定する。時間Tが時間閾値Tdよりも長い場合(YES)には、コントローラ26は、ステップS20において、燃料電池システムの異常が発生していると判定し、当該燃料電池システムを停止させる。一方、ステップS18にて実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idcよりも低い(NO)又はステップS19にて時間Tが時間閾値Tdよりも短い場合(NO)には、ステップS21において、燃料電池システムの異常はないと判定してステップS1に処理を戻す。
ステップS23において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が、ステップS22にて決定された差分閾値Iddよりも高いか否かを判定する。当該差分が差分閾値Iddよりも高い場合(YES)、ステップS24に処理を進める。ステップS24において、コントローラ26は、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Iddよりも高くなっている時間Tが時間閾値Tdよりも長いか否かを判定する。時間Tが時間閾値Tdよりも長い場合(YES)には、コントローラ26は、ステップS25において、燃料電池システムの異常が発生していると判定し、当該燃料電池システムを停止させる。一方、ステップS23にて実電流値Isと目標電流値Ipとの差分が差分閾値Idcよりも低い(NO)又はステップS24にて時間Tが時間閾値Tdよりも短い場合(NO)には、ステップS26において、燃料電池システムの異常はないと判定してステップS1に処理を戻す。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明の第1実施形態として示した燃料電池システムによれば、目標電流値Ipに基づいて燃料電池スタック1に対して水素及び空気を供給してパワーマネージャ23によって電力を取り出している時に、燃料電池スタック1の実際の実電流値Isを検出して、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分に基づいて当該燃料電池システムの異常を監視することができる。したがって、この燃料電池システムによれば、急激に燃料電池スタック1内が乾燥状態になる場面に、燃料電池スタック1内において乾燥しやすい部分のみならず、通常では乾燥しにくい部分が乾燥しても、当該乾燥によって発生する発電効率の低下に応じた実電流値Isの低下を精度よく検出することができる。
また、例えば燃料電池スタック1におけるセルの発電状態によって乾燥検知を行うためには燃料電池スタック1におけるエンドセルに電流センサを設置することが不可能なことからエンドセル以外のセルの異常検知性が低い。また、複数箇所の乾燥を検出する場合には、センサの点数を増やすことによるコストアップが見込まれてしまう。しかし、第1実施形態として示した燃料電池システムによれば、燃料電池スタック1の起動中にパワーマネージャ23の目標電流値Ipと実電流値Isの差分を検出することで、燃料電池システムに異常がないかを監視しているので、燃料電池スタック1内の何処かで発生したドライアウト(乾燥異常)を検知することができる。
また、この燃料電池システムは、当該燃料電池システムの起動時にステップS1以降の動作を開始するので、当該燃料電池システムの起動時における燃料電池スタック1内の乾燥異常を精度良く検知することができる。
更に、この燃料電池システムによれば、燃料電池スタック1が略一定の発電値を発電している時に当該燃料電池システムの異常を監視するので、負荷変動による外乱を抑制することができ、乾燥異常の検知精度を向上することができる。
更にまた、この燃料電池システムによれば、燃料電池スタック1の温度が高い場合に、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分と比較される差分閾値を小さくして、当該差分が当該差分閾値を超えた場合に当該燃料電池システムが異常であることを判定するので、燃料電池スタック1の温度が高い場合には燃料電池スタック1の乾燥異常を検出しやすくすることができ、燃料電池スタック1内の乾燥異常の検出精度を高くすることができる。すなわち、燃料電池スタック1の温度が高い場合には、当該燃料電池スタック1内の高温状態によって乾燥異常に至るために要する時間が短いので、判定閾値を小さくして、実際に乾燥異常となってしまう前に燃料電池スタック1内の乾燥異常を検知することができる。
更にまた、この燃料電池システムによれば、燃料電池スタック1内の圧力が低い場合に、実電流値Isと目標電流値Ipとの差分と比較される判定閾値を小さくして、当該差分が当該閾値を超えた場合に当該燃料電池システムが異常であることを判定するので、燃料電池スタック1内の圧力が低い場合には燃料電池スタック1の乾燥異常を検出しやすくすることができ、燃料電池スタック1内の乾燥異常の検出精度を高くすることができる。すなわち、燃料電池スタック1内の圧力が低い場合には、当該燃料電池スタック1内の飽和蒸気圧が低下して、水素を循環させている水素系内から排出する水分量が増加するため、水素系内の水蒸気が減少する。したがって、燃料電池スタック1内の圧力が低い時には、水素系内が乾燥状態になり、当該乾燥状態時には燃料電池スタック1内の乾燥異常(ドライアウト)が発生しやすくなる。これに対し、燃料電池システムは、燃料電池スタック1内の圧力が低い場合には判定閾値を低下させて、燃料電池スタック1内の乾燥異常を検知しやすくすることができる。
更にまた、この燃料電池システムによれば、燃料電池スタック1内の温度が高く、燃料電池スタック1内の圧力が低い場合に、差分閾値を小さくして、当該差分が当該閾値を超えた場合に当該燃料電池システムが異常であることを判定するので、燃料電池スタック1の温度が高い場合及び燃料電池スタック1内の圧力が低い場合には、燃料電池スタック1の乾燥異常をより検出しやすくすることができ、燃料電池スタック1内の乾燥異常の検出精度をより高くすることができる。
更にまた、この燃料電池システムによれば、目標電流値Ipと実電流値Isとの差異を演算するに際し、目標電流値Ipと、当該目標電流値Ipの演算時刻よりも所定時間だけ遅れた時刻に検出された実電流値Isとを用いるので、目標電流値Ipに対する実電流値Isの検出遅れを補正することができ、燃料電池スタック1内が乾燥異常であることの誤検知を防止することができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る燃料電池システムは、図1に示すように構成され、図6に示すフローチャートに従って動作するものである。特に、第2実施形態として示す燃料電池システムは、図6におけるステップS1の後のステップS31において、目標電流値Ipが所定の目標閾値Ipdよりも高いか否かを判定する。この目標閾値Ipdは、燃料電池スタック1内において乾燥異常(ドライアウト)が発生しやすい発電状態か否かを判定する値であり、例えば、目標閾値Ipdを50Aとされる。
目標電流値Ipが目標閾値Ipdよりも高い場合にはステップS2以降の処理を進めて、上述した第1実施形態として示した燃料電池システムと同様に燃料電池スタック1の乾燥異常の監視を行う。一方、目標電流値Ipが目標閾値Ipdよりも高くない場合には、ステップS1からの処理を繰り返す。
このような第2実施形態に係る燃料電池システムは、目標電流値Ipが所定の目標閾値Ipd以上である場合に当該燃料電池システムの異常を監視し、目標電流値Ipが所定の目標閾値Ipd以上ではない場合に当該燃料電池システムの異常監視を禁止する。これにより、燃料電池システムによれば、目標電流値Ipが所定の目標閾値Ipd上であることを確認してから乾燥異常の監視動作を行うので、乾燥異常が発生しやすい状態にのみ燃料電池スタック1の乾燥異常を検知する動作を行い、乾燥異常が発生しない状態では燃料電池スタック1の乾燥異常を検知しないことによって、異常検知に対する信頼性を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態として示す燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態として示す燃料電池システムにおける異常監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 冷却水温度が高くガス圧力が低い時に用いられる、冷却水温度及びガス圧力に対する電流閾値のマップデータを示す図である。 冷却水温度が高くガス圧力が低くない時に用いられる、冷却水温度に対する電流閾値のマップデータを示す図である。 冷却水温度が高くなくガス圧力が低い時に用いられる、ガス圧力に対する電流閾値のマップデータを示す図である。 本発明の第2実施形態として示す燃料電池システムにおける異常監視処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池スタック
1a アノード
1b 電解質膜
1c カソード
1d セパレータ
1e 冷却水流路
2 水素タンク
3 水素タンク元弁
4 水素供給弁
5 水素循環ポンプ
6a 水素圧力センサ
6b 空気圧力センサ
7 パージ弁
8 コンプレッサ
9 空気調圧弁
10 冷却水ポンプ
11a,11b,11c,11d 冷却水温度センサ
12 冷却水用三方弁
13 ラジエタ
14 ラジエタファン
15 バイパス路
16 冷却水ヒータ
17 減圧弁
19 排水タンク
20 排水弁
21 レベルセンサ
22a 電圧センサ
22b 電流センサ
23 パワーマネージャ
24 駆動モータ
25 バッテリ
26 コントローラ

Claims (9)

  1. コントローラからの指令電流に基づき燃料電池に電流を指令し、前記燃料電池からの出力電流を検出する制御装置を備える燃料電池システムにおいて、
    前記制御装置からの指令電流値と前記燃料電池からの出力電流値との差分を演算し、当該差分に基づいて前記燃料電池の乾燥状態を監視する異常監視手段
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記異常監視手段は、前記燃料電池の起動時に当該燃料電池の異常を監視することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記異常監視手段は、前記燃料電池が略一定の発電値を発電している時に当該燃料電池の異常を監視することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段を更に備え、
    前記異常監視手段は、前記温度検出手段により検出された燃料電池の温度が高い場合に、前記差分と比較される閾値を小さくして、当該差分が当該閾値を超えた場合に当該燃料電池が異常であることを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池内の圧力を検出する圧力検出手段を更に備え、
    前記異常監視手段は、前記圧力検出手段により検出された燃料電池内の圧力が低い場合に、前記差分と比較される閾値を小さくして、当該差分が当該閾値を超えた場合に当該燃料電池が異常であることを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段と、前記燃料電池内の圧力を検出する圧力検出手段とを更に備え、
    前記異常監視手段は、前記温度検出手段により検出された燃料電池の温度が高く、前記圧力検出手段により検出された燃料電池内の圧力が低い場合に、前記差分と比較される閾値を小さくして、当該差分が当該閾値を超えた場合に当該燃料電池が異常であることを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記異常監視手段は、目標発電値が所定の発電値以上である場合に当該燃料電池の異常を監視することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  8. 前記異常監視手段は、前記制御装置から前記燃料電池への指令電流値と、当該指令後所定時間だけ遅れた時刻に検出された前記燃料電池から前記制御装置への出力電流値とで差分を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  9. コントローラからの指令電流に基づき燃料電池に電流を指令し、前記燃料電池からの出力電流を検出する制御装置を備える燃料電池システムにおいて、
    前記制御装置からの指令電流値と前記燃料電池からの出力電流値との差分を演算し、
    当該差分に基づいて前記燃料電池の湿潤状態を制御する
    ことを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
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