JP5223323B2 - 種子温湯消毒装置 - Google Patents

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本発明は、種籾(もみ)を温湯に浸漬して消毒を行う種子温湯消毒装置に関するものである。
従来、水稲苗用の種子(種籾)を播種・育苗するに先立って、前記種籾に前処理を施す施設(種子センターなど)がある。この施設には、前記種籾の荷受・計量の工程に続いて、精選、種子消毒、乾燥、貯蔵及び計量・出荷等の工程が順次構成され、前記種子消毒の工程では、水稲苗がいもち病等にかかるのを予防するために前記種籾の消毒が施される。
前記種子消毒工程において使用される種子温湯消毒装置としては、例えば、特許文献1のようなものがある。この特許文献1の種子温湯消毒装置は、種籾を詰めたネット袋をコンテナ籠(かご)に入れ、該コンテナ籠を昇降移動クレーンを使って温浴槽と冷浴槽とに順次浸漬・搬送して消毒するものである。また、特許文献2の種子温湯消毒装置は、ばら状態の種子を網状部材で構成した円筒籠容器に供給して当該円筒籠容器を温水槽に漬け、当該円筒籠容器を温水槽の底部に配設した搬送コンベヤーで浸漬状態のまま排出側まで搬送するものである。
特開2006−42745号公報 特許第2876001号公報
ところで、上記種子温湯消毒装置には以下の問題点があった。すなわち、特許文献1の種子温湯消毒装置においては、種籾をネット袋に詰める工程と、昇降移動クレーンを使って前記コンテナ籠を温浴槽及び冷浴槽に順次搬送する工程とにそれぞれオペレータを常駐させる必要があり、このため複数の作業者を要するという問題があった。一方、特許文献2の種子温湯消毒装置については、前記円筒籠容器の温水槽への投入・排出作業は、具体的には記載されてないが作業者によって行われるものと思われ、このため作業者の手間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点にかんがみ、人手間(労力)を必要とせず自動化するとともに、消毒後の種子を残留することなく排出させることができる種子温湯消毒装置を提供することを技術的課題としたものである。
上記課題を解決するため、請求項1により、
種子を入れた消毒容器(10)を、温湯を張った温浴槽(4)と冷水を張った冷浴槽(5)とに搬送手段(3)によって順次搬送して浸漬消毒を行う種子温湯消毒装置(1)において、
前記搬送手段(3)は、無端搬送チェーン(6)に連結した複数の消毒容器(10)を、該各消毒容器(10)にばら状態の種子を供給する種子供給部(22)、前記温浴槽(4)と冷浴槽(5)とからなる浸漬部(2)及び各消毒容器(10)内の浸漬後の種子を排出する種子排出部(26)の順からなる経路で搬送する搬送駆動部(7)を有してなる一方、
前記消毒容器(10)は、ばら状態の種子を供給・排出可能な回動式の開閉蓋(14)を備えて密閉・籠状となすとともに、前記開閉蓋(14)と消毒容器本体(10a)との間には開閉蓋(14)に開方向と閉方向とのそれぞれの方向に回動作用を与える弾性部材(16)を配設し、また、消毒容器本体(10a)に前記開閉蓋(14)の開方向の回動を停止させる回動ストッパー部材(17)を配設するとともに、前記開閉蓋(14)における側縁部(14f)に開閉用の係合部(18)を配設して構成し、
前記種子排出部(26)には、前記消毒容器(10)の搬送方向に沿って、前記開閉蓋(14)が下向き状態で搬送された各消毒容器(10)の前記係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を開方向に回動させる第1開動作用部材(27)と、開いた状態の前記開閉蓋(14)の係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を閉方向に回動させる閉動作用部材(28)と、閉じた状態の前記開閉蓋(14)の係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を再び開方向に回動させる第2開動作用部材(29)と、を配設するという技術的手段を講じた。
また、請求項2により、
前記第2開作用部材(29)を配設した位置より搬送下流側の位置には、開いた状態の開閉蓋(14)の内壁に対して高圧エアーを噴風する噴風手段(30)を配設するとよい。
さらに、請求項3により、
前記消毒容器(14)は多角柱状で構成するとよい。
本発明の種子温湯消毒装置は、原料種子(種籾)を複数の消毒容器に供給し、これらを搬送手段によって自動的に、順次、浸漬部(温浴槽及び冷浴槽)に浸漬して温湯消毒して排出することができるので、人手間(労力)を必要とせず作業者の人員数を低減でき作業労力も低減できる。
また、本発明の種子排出部の作用により、消毒容器内の消毒後の種子を残留なく排出することができるので、次に供給される原料種子が残留種子と混合されることが防止され、また、他品種のものに変わった際に異品種と混合されることが防止される。このため、発芽率が劣った又は異なった残留種子(残留種籾は再温湯消毒によって発芽障害が生じることがある。)や異品種種子等が原料種子(製品種子)に混入されないので、残留種子や異品種種子等の混入による製品種子の発芽障害の要因を除去することができる。
以下、本発明の種子温湯消毒装置1における実施例を説明する。図1は、前記種子温湯消毒装置1の縦側断面図である。該種子温湯消毒装置1は、種子を浸漬して消毒する浸漬部2と、ばら状態の原料種子(以下「種籾(もみ)」という)を入れるための複数の消毒容器(後述する)10と、該各消毒容器10を搬送する搬送手段3とを備える。
前記浸漬部2は、温湯を張った温浴槽4と冷水を張った冷浴槽5とを併設してなる。前記温浴槽4及び冷浴槽5の各底部には排水用の開閉弁4a,5aを備える。
搬送手段3:
前記搬送手段3は、無端状の搬送チェーン(無端搬送チェーン)6と、該無端搬送チェーン6を搬送させる搬送駆動部7とからなる。
搬送駆動部7:
前記搬送駆動部7は、前記無端搬送チェーン6を搬送させる複数のスプロケット8を備える。該スプロケット8は、図1に示すように、前記浸漬部2(温浴槽4及び冷浴槽5)の上部に一対のスプロケット8a,8bを対設するとともに、前記温浴槽4の開口上端部にスプロケット8dを一つ、前記冷浴槽5の開口上端部にスプロケット8cを一つ、さらに、前記温浴槽4及び冷浴槽5の各内部にスプロケット8e,8fとスプロケット8g,8hを一対ずつ、それぞれ配設する。また、前記温浴槽4と冷浴槽5とが接する壁面の上方にも、前記無端搬送チェーン6の搬送ガイド4bを配設する。これらの全てのスプロケット8及び搬送ガイド4bには、前記無端搬送チェーン6が掛け渡してある。前記スプロケット8のうちの複数のスプロケット8には駆動ベルト9aを介してモータ9が接続され、該モータ9の駆動により、当該スプロケット8が回転駆動されて前記無端搬送チェーン6を所定の方向(図1に示す矢印Y方向)に搬送されるようにしてある。
前記消毒容器10の複数は、前記搬送手段3における無端搬送チェーン6に等間隔おきに一つずつ連結されて搬送されるようにしてある(図1)。前記搬送手段3は、前記各消毒容器10を、各消毒容器10にばら状態の種子を供給する種子供給部22、前記温浴槽4と冷浴槽5とからなる浸漬部2及び各消毒容器10内の浸漬後の種子を排出する種子排出部26の順からなる経路を繰り返し搬送するようにしてある。なお、前記搬送手段3は、前記種子供給部22には消毒容器10の開閉蓋14を上方向きにして搬送し、前記種子排出部26には開閉蓋14を下方向きにして搬送するようにしてある。
消毒容器10:
前記消毒容器10は、前述のように、前記無端搬送チェーン6に等間隔おきに連結されて搬送されるようにしてあり(図1)、その一例の斜視図を図2に示す。該消毒容器10は、多角柱状(六角柱状)をなし、これを横たえた際の左右の各側面6a,6bに連結部19,19を設け、該連結部19,19を介して無端搬送チェーン6に連結する。また、前記消毒容器10における六面6c,6d,6e,6f,6g,6hのそれぞれは、前記種籾が通過しない大きさの孔を備えた織網と補強板とから構成してある(また、パンチングメタルであってもよい。)。前記消毒容器10は前記六面における任意の面6cを開閉蓋14に形成し、供給・排出口14aを備える。該開閉蓋14は、前記面6cの長手方向であって消毒容器10の搬送方向Y側の縁部と前記供給・排出口14aの開口縁部との間に丁番(回動軸部材)15を配設けて回動自在(開閉自在)にしてある。
なお、前記消毒容器10は多角柱状(六角柱状)をなしているので、前記搬送手段3によって搬送される際に、内部の種籾が撹拌されて温湯消毒等にムラが生じないようにしてある。
前記消毒容器本体10aにおける前記回動軸部材(丁番15)の近傍位置、すなわち前記消毒容器本体10aの角部10bには、回動ストッパー部材17を配設して前記開閉蓋14の回動を任意位置で止めるようにしてある。また、前記開閉蓋14は弾性部材16(スプリング)の作用によって回動自在(開閉自在)するようにしてある。前記スプリング16は、前記開閉蓋14の縁部における自由端側14eに設けた係止部14dと前記消毒容器本体10aの側面6aにおける前記角部10bと隣接した隣接角部10c設けた係止部6iとの間に接続して配設してある。これにより、前記開閉蓋14は、前記スプリング16の作用を受けて、前記角部10bと隣接角部10cとの仮想延長線K(図2参照)を中心に開方向側と閉方向側とにそれぞれ付勢される。このため、前記開閉蓋14は、前記方向側の付勢作用によって供給・排出口14aを閉じ、一方、前記方向側の付勢作用によって回動ストッパー部材17に付勢・保持されて前記供給・排出口14aを開口するようにしてある。なお、前記弾性部材16(スプリング)や係止部14d、係止部6iは、前記開閉蓋14における前記縁部の反対側の縁部14f側にも配設してもよい。
前記開閉蓋14における前記縁部14fには、係合部18を配設する。前記縁部14fにおける自由端側14eには、当該縁部14fから水平方向に伸びる前記係合部18を配設する。係合部18は、前記消毒容器10の搬送中に、後述する第1開動作用部材27及び第2開動作用部材29と係合して前記開閉蓋14を開方向に回動させるためのものであり、本実施例では棒状のものにした。
種子供給部22:
前記種子供給部22は種子供給タンク22aを備え、該種子供給タンク22aに付属した繰り出しバルブの断続的な駆動によって任意量の原料種子を前記消毒容器10に供給・排出口14aから供給するようにしてある。また、前記種子供給部22には、原料種子の供給が終了した前記消毒容器10について、開状態の前記開閉蓋14を閉状態にするための任意の当接部材22bを配設する。該当接部材22bは前記消毒容器10の搬送経路において状態の前記係合部18と当接する位置に配設して、該係合部18と当接して前記開閉蓋14を閉状態にする。
種子排出部26:
前記種子排出部26は、図1に示すように、前記消毒容器10の搬送方向Yに沿って、順次、第1開動作用部材27、閉動作用部材28、第2開動作用部材29及び噴風手段30が配設してある。
第1開動作用部材27:(図3参照)
前記第1開動作用部材27は、前記消毒容器10が搬送される際に係合部18が通過する位置に配設固定され、前記消毒容器10が搬送する際に係合部18が当該第1開動作用部材27に当接して開閉蓋14を開方向に回動させるためのものである。前記第1開動作用部材27は、例えば、前記消毒容器10が搬送される際に前記係合部18が当接・摺動して乗り越えることができる円弧面27aを形成した円弧状開動部材27とする。これにより、前記開閉蓋14は前記係合部18が円弧状開動部材27を摺動して乗り越えることによって回動して開状態にされるようになっている。
閉動作用部材28:(図4参照)
前記閉動作用部材28は、開閉蓋14が開状態になった消毒容器10が搬送される際に係合部18が通過する位置に配設固定され、前記消毒容器10が搬送する際に係合部18が当該閉動作用部材28に当接して開閉蓋14を閉方向に回動させるためのものである。前記閉動作用部材28は、例えば、板状のものを使用するとよい。
第2開動作用部材29:(図3参照)
前記第2開動作用部材29は、前記第1開動作用部材27と同様に、前記消毒容器10が搬送される際に係合部18が通過する位置に配設固定され、前記消毒容器10が搬送する際に係合部18が当該第2開動作用部材29に当接して開閉蓋14を開方向に回動させるためのものである。
噴風手段30:(図5参照)
前記噴風手段30は、開閉蓋14が開状態になった消毒容器10が搬送される際に、開閉蓋14の内面側に対して高圧エアーを噴風するエアーノズル30,30を有してなる。該エアーノズル30,30は、開閉蓋14における側縁部14c,14dの両側に配設するのがよい。
前記種子温湯消毒装置1は、前記搬送駆動部7の電源のオン・オフや駆動の開始・停止等の制御を行う制御手段31を設ける。
作用:
本発明の種子温湯消毒装置1の作用を説明する。
前記種子温湯消毒装置1は、オペレータが前記制御手段31を操作することによって前記モータ9の駆動を開始し、前記無端搬送チェーン6及び消毒容器10を任意の速度で図1における矢印Yの方向に搬送する(図1参照)。これにより、前記種子供給部22に位置した消毒容器10は、浸漬部2及び種子排出部26へと順に搬送され、この後に種子供給部22に戻される。なお、該種子供給部22に戻される消毒容器10は、前記種子排出部26で排出処理後に開閉扉14を開状態にしたままのものが搬送される。
前記種子供給部22では、前記各消毒容器10に原料種籾Gを前記種子供給タンク22aから任意量供給した後に当接部材22bによって開閉扉14を閉状態にする。原料種籾が供給され、かつ、開閉扉14が閉状態にされた前記消毒容器10は、順次搬送方向Yに搬送され、温浴槽4の上部のスプロケット8dを通過する際に上下が反転されて温浴槽4の温湯(約60℃)内に浸漬され、温湯内を搬送され、各消毒容器10の原料種籾は消毒される。
次いで、前記温浴槽4(温湯)内で搬送された消毒容器10は、温浴槽4の側壁に沿って上方に搬送されて温湯から搬出される。温湯から搬出された消毒容器10は、前記搬送ガイド4bに沿って搬送されて前記側壁を乗り越えた後、該側壁に沿って再度降下搬送されて前記冷浴槽5内の冷水(約15℃)に浸漬され、このとき原料種籾は冷却されて発芽率の低下防止等の作用を受ける。この後、前記消毒容器10は、前記冷浴槽5における他方側の側壁に沿って上方に搬送されて冷水から搬出される。該冷水から搬出された消毒容器10は、前記スプロケット8cを通ることによって上下反転されて開閉扉14が下方向きの状態にされ、この後、横送りされながら水切り(水切部32による水切り)が行われる。該水切部32では、前記消毒容器10内の水が、当該消毒容器10における六面6c,6d,6e,6f,6g,6hの織網の孔から自然落下される。これによって、前記消毒容器10内の原料種籾は水切りされた状態になる。
本発明の特徴的作用:
前記水切部32を経た各消毒容器10は、前記種子排出部26に搬送されて消毒容器10内に消毒後の種籾残留ないように以下の排出処理フロー(排出処理ステップ)が実行される
前記種子排出部26の排出処理フロー:(図6)
ステップ1:
ステップ1では、前記水切部32で水切りが行われた消毒容器10が前記種子排出部26内に搬送される。
ステップ2,3:
ステップ2,3では、更に前記消毒容器10が搬送された際に、前記消毒容器10の係合部18が前記第1開動作用部材(円弧状開動部材)27の円弧面27aと当接し、該円弧面27a上を摺動して乗り越えることによって前記開閉蓋14が連動して開状態にされる。前記開閉蓋14が開状態になると、前記消毒容器10内の種籾(消毒済)が自重で供給・排出口14aから排出される(このとき、消毒容器10の内壁には内面に付着した残留種籾が生じる。)。
ステップ4,5:
ステップ4,5では、更に前記消毒容器10が搬送された際に、開状態の開閉蓋14における係合部18が前記閉動作用部材28と当接し、開閉蓋14が閉状態にされる。このとき、前記消毒容器本体10aには開閉蓋14が閉まった際の衝撃により、消毒容器本体10a内壁に付着した残留種籾が前記開閉蓋14の内壁上に自然落下する。
ステップ6:
ステップ6では、更に前記消毒容器10が搬送された際に前記ステップ2と同様に、前記消毒容器10の係合部18が前記第2開動作用部材(円弧状開動部材)29の円弧面27aと当接し、該円弧面27a上を摺動して乗り越えることによって前記開閉蓋14が連動して開状態にされる。
ステップ7:
ステップ7では、前記開閉蓋14が開状態になると、前記開閉蓋14上の前記残留種籾が自然落下するとともに、当該開閉蓋14の内壁に対して前記エアーノズル(噴風手段)30,30から高圧エアーを噴風し、開閉蓋14の内壁上に残留している種籾を強制的に排除して落下させる。以上のステップにより、前記消毒容器10内の種籾は完全に排出され残留が生じない。
なお、前記種籾(消毒済)が排出された消毒容器10は、前述のように、開閉蓋14を開状態にしたまま前記種子供給部22に搬送され、次の原料種籾の供給を受ける。
以上のように本発明の種子温湯消毒装置1は、原料種籾Gを複数の消毒容器10に供給し、これらを搬送手段3によって順次自動的に浸漬部(温浴槽4及び冷浴槽5)2に浸漬して温湯消毒して排出することができるので、人手間(労力)を必要としないものとなる。このため、作業者の人員数が低減され、作業労力も低減できる。
また、前記種子排出部26(排出処理フロー)の作用により、消毒後の種子を消毒容器10に残留することなく排出できるので、次に供給される原料種籾が残留種籾と混合されることが防止され、また、他品種のものに変わった際に異品種と混合されることが防止される。このため、発芽率が劣った又は異なった残留種籾(残留種籾は再温湯消毒によって発芽障害が生じることがある。)や異品種種籾等が原料種籾(製品種籾)に混入ないので、残留種籾や異品種種籾等による製品種籾の発芽障害の要因を除去することができる。
本発明における種子温湯消毒装置の縦側断面図 消毒容器に原料種籾を供給しているときの作用を示した斜視図 消毒容器の下方斜視図 消毒容器から種籾を排出しているときの作用を示した斜視図 消毒容器の開閉蓋14に高圧エアーを噴風して種籾を強制的に除去しているときの作用を示した斜視図 種子排出部における排出処理フロー
1 種子温湯消毒装置
2 浸漬部
3 搬送手段
4 温浴槽
5 冷浴槽
6 無端搬送チェーン
7 搬送駆動部
8 スプロケット
9 モータ
10 消毒容器
14 開閉蓋
14a 供給・排出口
14d 係止部
14e 自由端側
14f
15 回動軸部材(丁番)
16 スプリング(弾性部材)
17 回動ストッパー部材
18 係合部
19 連結部
22 種子供給部
26 種子排出部
27 第1開動作用部材(円弧状開動部材)
27a 円弧面
28 閉動作用部材
29 第2開動作用部材(円弧状開動部材)
30 噴風手段(エアーノズル)
31 制御手段
32 水切部
G 原料種籾
K 仮想延長線
Y 消毒容器の搬送方向

Claims (3)

  1. 種子を入れた消毒容器(10)を、温湯を張った温浴槽(4)と冷水を張った冷浴槽(5)とに搬送手段(3)によって順次搬送して浸漬消毒を行う種子温湯消毒装置(1)において、
    前記搬送手段(3)は、無端搬送チェーン(6)に連結した複数の消毒容器(10)を、該各消毒容器(10)にばら状態の種子を供給する種子供給部(22)、前記温浴槽(4)と冷浴槽(5)とからなる浸漬部(2)及び各消毒容器(10)内の浸漬後の種子を排出する種子排出部(26)の順からなる経路で搬送する搬送駆動部(7)を有してなる一方、
    前記消毒容器(10)は、ばら状態の種子を供給・排出可能な回動式の開閉蓋(14)を備えて密閉・籠状となすとともに、前記開閉蓋(14)と消毒容器本体(10a)との間には開閉蓋(14)に開方向と閉方向とのそれぞれの方向に回動作用を与える弾性部材(16)を配設し、また、消毒容器本体(10a)に前記開閉蓋(14)の開方向の回動を停止させる回動ストッパー部材(17)を配設するとともに、前記開閉蓋(14)における側縁部(14f)に開閉用の係合部(18)を配設して構成し、
    前記種子排出部(26)には、前記消毒容器(10)の搬送方向に沿って、前記開閉蓋(14)が下向き状態で搬送された各消毒容器(10)の前記係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を開方向に回動させる第1開動作用部材(27)と、開いた状態の前記開閉蓋(14)の係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を閉方向に回動させる閉動作用部材(28)と、閉じた状態の前記開閉蓋(14)の係合部(18)と当接して開閉蓋(14)を再び開方向に回動させる第2開動作用部材(29)と、を順次配設したことを特徴とする種子温湯消毒装置。
  2. 前記第2開作用部材(29)を配設した位置より搬送下流側の位置には、開いた状態の開閉蓋(14)の内壁に対して高圧エアーを噴風する噴風手段(30)を配設した請求項1に記載の種子温湯消毒装置。
  3. 前記消毒容器(10)は多角柱状とした請求項1又は請求項2に記載の種子温湯消毒装置。
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