JPH11221035A - 茹麺装置 - Google Patents

茹麺装置

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Publication number
JPH11221035A
JPH11221035A JP10024674A JP2467498A JPH11221035A JP H11221035 A JPH11221035 A JP H11221035A JP 10024674 A JP10024674 A JP 10024674A JP 2467498 A JP2467498 A JP 2467498A JP H11221035 A JPH11221035 A JP H11221035A
Authority
JP
Japan
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rail
boiling
noodles
washing
noodle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10024674A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiko Jinno
久彦 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMU KK
Original Assignee
TOMU KK
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Publication date
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Publication of JPH11221035A publication Critical patent/JPH11221035A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J2027/006Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 麺を移送する移送チェーンを支持するレール
であって、生麺を茹で上げ後に生じる生麺の成分等の残
留物が付着し難く、且つ付着した残留物を容易に洗浄除
去できるレールを備えた茹麺装置の提供。 【解決手段】 麺を収納するバケットが移送チェーンに
所定間隔を置いて取付けられ、且つ該移送チェーンを支
持する載置面51aを有するレール51が設けられた茹
麺装置に於いて、前記レールの載置面の下方側が、載置
面の幅よりも序々に幅狭な形状に形成されていることに
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん、そば等を
茹上げ、冷却等を行う茹麺装置、詳しくは、洗浄の容易
な茹麺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の茹麺装置としては、図8
に示す如く、製麺された生麺50aを高温で茹で上げる
茹上部72と、該茹上部72によって茹で上げられた茹
麺50bを水洗いして冷却する水洗冷却部73とを備
え、麺を移送するためのバケット74,75が無端の移
送チェーン84に所定間隔ごとに多数本取付けられ、該
バケット74,75は移送チェーン84の移動に伴って
自動的に移送できるよう設けられている。
【0003】かかる茹麺装置においては、まず、麺投入
シュート76から生麺50aが茹上部72の茹上バケッ
ト74に順次投入されて茹上工程が開始し、生麺50a
を収納した茹上バケット74が茹槽77内を移送するこ
とにより、高温で生麺50aの澱粉を糊化して茹で上げ
て茹麺50bとした後、該茹麺50bを茹上部72から
次の水洗冷却部73へ移し替える移載シュート78が水
洗冷却部73の水洗バケット75に茹麺50bを投入し
て水洗冷却工程へと移る。
【0004】該水洗冷却工程では、水洗バケット75が
水洗槽79から冷却槽80,81へと移送することによ
り、茹麺50bの表面に付着したヌメリ等を除去しつつ
自動的に水洗冷却し、搬入シュート82から次工程の包
装機等へ移される。
【0005】ところで、生麺50aは茹槽77で約10
0度近い高温で茹で上げられると、小麦粉タンパクや澱
粉及び食塩等が溶出し、該溶出した生麺50aの成分等
の残留物が茹槽77等の装置構成部材の各部に強固に付
着するため、作業終了後には各部の洗浄が必要となる。
【0006】同様に、水洗冷却部73においても、茹麺
50bから出たヌメリ等の残留物が水洗槽79等の装置
構成部材の各部に付着するために洗浄が必要になる。か
かる洗浄作業は、食品を扱う装置に関しては極めて重要
なことである。
【0007】そこで、従来より、茹麺装置を停止した
後、高圧洗浄機等を用いて洗浄液等の液体を噴き付け装
置各部の洗浄が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
茹麺装置においては、茹上バケット74や茹層77等の
装置構成部材の中でも特に移送チェーン84を支持する
レールの洗浄が困難であるという問題点を有していた。
【0009】即ち、移送チェーン84は、駆動装置によ
って回転するスプロケットによって移動可能であるが、
茹麺装置に於いては、移送チェーン84に麺の収納され
るバケット74,75が多数取り付けられており、スプ
ロケット間の移送チェーンの重量が重くなるため、図9
に示すように、移送チェーン84の下方に、移送チェー
ン84を支持する載置面87aを有するレール87を設
が設けられている。
【0010】かかるレール87は、例えば、断面L字状
の鋼材の平坦面を載置面87aとしたレール87(図9
(イ)参照)や、断面矩形状の鋼材の平坦面を載置面8
7aとしたレール87(図9(ロ)参照)が従来用いら
れている。かかるレール87は、断面L字状又は断面矩
形状であるため、レール87の下端面87bも平坦面と
なり、洗浄時にレール87の下端面87bに付着した生
麺の成分等の残留物の除去が非常に困難であった。
【0011】つまり、レール87の下端面87bに付着
した残留物を、洗浄液を噴き付けて除去するためにはレ
ール87の下端面87bの下方から該下端面87bに向
けて洗浄液を噴き付けなければならないが、茹麺装置の
レール87は狭い空間に多段に設けられているので、下
方から洗浄液を噴き付けることは困難で、長時間の作業
を強いられるだけでなく、洗浄作業を完了してもレール
87の下端面87bに残留物が付着して残っていること
があった。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、生麺の成分等の残留物が付着し難く、且つ
付着した残留物を容易に洗浄除去できるレールを備えた
茹麺装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、麺を収納するバケット1
1,21が移送チェーン12,22に所定間隔を置いて
取付けられ、且つ該移送チェーン12,22を支持する
載置面51aを有するレール51が設けられた茹麺装置
に於いて、前記レール51の載置面51aの下方側が、
載置面51aの幅よりも序々に幅狭な形状に形成されて
いることにある。
【0014】かかる茹麺装置にあっては、レール51の
下方側の形状が、その載置面51aの幅よりも序々に幅
狭な形状に形成されているので、レール51の側面51
cは垂直面又は傾斜面となり、且つレール51の下端面
51bは点又は極めて狭い面となる。
【0015】そして、生麺50aの成分等の残留物は、
レール51の側面51cを流れ落ち、更に、レール51
の下端面51bに付着するが、下端面51bの面積は極
めて狭いので、残留物の付着も少量となる。また、洗浄
時に於いては、レール51の側面51c側から洗浄液等
の液体を噴き付ければ、該液体がレール51の下端面5
1bに直接当たることとなる。従って、液体の噴き付け
により、レール51の付着物を容易に洗浄除去すること
ができる。
【0016】また、前記レール51の載置面51aの下
方側の形状としては、断面逆三角形状、断面逆台形状、
断面円弧状等の種々の形状が考えられるが、請求項2記
載の如く、断面円弧状に形成されたものが、レール51
の下方側に残留物が最も付着し難く、且つ洗浄液等の液
体の噴き付けにより容易に除去できる形状でるので、好
ましい態様である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。図1において、1は製麺
機によって製麺された生麺50aを茹で上げて水洗冷却
して茹麺50bを製造する装置本体で、該装置本体1
は、生麺50aを高温で茹で上げる茹上部2と、該茹上
部2に接続されて茹上部2によって茹で上げられた茹麺
50bを水洗いして冷却する水洗冷却部3とから構成さ
れており、装置本体1は中空の断面視略四角柱に形成さ
れてなる複数の支柱45…によって支持されてなる。
【0018】4は装置本体1の洗浄を集中制御する集中
制御ユニットで、該集中制御ユニット4は洗浄時間や洗
浄液等の液体の排出量の管理を一括して制御可能に構成
されてなる。
【0019】5は洗浄後に装置本体1を加熱乾燥させて
殺菌処理するための乾燥装置で、該乾燥装置5は前記茹
上部2の上部に取り付けられている。
【0020】前記茹上部2には、図2に示す如く、複数
の支柱45…に支持されてなる茹槽14と、該茹槽14
内部に生麺50aを投下するための麺投入シュート10
と、移送チェーン12に所定間隔ごとに多数本支持され
て前記麺投入シュート10から投下された生麺50aを
収容する茹上バケット11と、茹槽14で茹で上げられ
た茹麺50bを前記水洗冷却部3に移し替えるための移
載シュート18が設けられてなる。尚、無端の移送チェ
ーン12は複数のローラ17…と駆動装置13によって
回転駆動されて、茹上バケット11を自動的に茹槽14
内を移送可能に形成されてなる。
【0021】また、前記茹槽14は、図3に示す如く、
天部14aと底部14bが各々断面視略円弧状に形成さ
れてなり、天部14の内面側には、前記集中制御ユニッ
ト4に連結されたパイプ41が天部14の内面に沿って
取り付けられており、該パイプ41には洗浄液等を噴射
するノズル40が放射線状に複数取り付けられてなる。
【0022】更に、茹槽14の底部14bの先端には、
図3に示す如く、生麺50aを高温蒸気にて茹で上げる
際に溜められた水を排出するための排出溝15aが形成
されてなり、該排出溝15aは、図2に示す如く略中央
部に設けられた排出口15bに向かって下方に傾斜して
なる。
【0023】尚、茹槽14には、図1に示す如く、内部
を点検するために開閉自在な扉16が複数設けられてな
る。
【0024】このように構成されてなる茹上部2には前
記水洗冷却部3が接続されてなり、該水洗冷却部3に
は、茹上部2にて茹で上げられた茹麺50bを収容して
移送させるための水洗バケット21と、該水洗バケット
21が所定間隔ごとに回転自在に取り付けられた移送チ
ェーン22と、該移送チェーン22の移送方向を変える
ためのローラ20と、茹麺50bを水洗いするために水
が溜められた水洗槽23と、該水洗槽23の上部に設け
られ茹麺50bを水冷するための第一冷却槽24と第二
冷却槽25と、包装機等に搬入するための搬入シュート
26とが設けられてなる。尚、前記移送チェーン22は
前記駆動装置13によって回転駆動されるよう構成され
てなる。
【0025】また、水洗槽13と両冷却槽24,25の
底部は、図4に示す如く、水洗バケット21の移送方向
に沿って下方に傾斜してなり、且つ、傾斜した底部の一
端側の最深部には溜められた水を排出するための排出口
23a,24a,25aが設けられてなる。
【0026】このように構成される水冷冷却部3は、図
1に示す如く、複数の支柱45…に支持されてなるカバ
ー30によって全体が覆われてなり、該カバー30には
図1及び図5(ハ)に示す如く、前記茹槽14と同様に
開閉自在な複数の扉27が設けられてなる。
【0027】該カバー30の天部30aは、図5に示す
如く断面視略円弧状に形成されてなり、カバー30の底
部30bは、図2に示す如く一端側に向かって下方に傾
斜してなり、該底部30aの一端側には、底部30aの
傾斜方向と直交した方向に傾斜した排出溝31a(図
2、図4、図5参照)が形成され、該排出溝31aの一
端側には排出口31bが設けられてなる。
【0028】また、カバー30の天部30aの内面側に
は前記茹槽14と同様にノズル40が放射線状に設けら
れてなり、しかも、カバー30の両側面の内面側には、
図4及び図5(イ)に示す如く、一対のノズル40が水
洗槽25と第一冷却槽24の間、及び両冷却槽24,2
5の間に位置すべく取り付けられてなる。
【0029】さらに、前記茹上部2の移送チェーン12
は、図6に示すように、その下方に設けられたレール5
1の上面51a(載置面51a)に載置され、該レール
51に支持されている。かかるレール51は、図7
(イ)の縦断面での如く、載置面51aが平坦で、且つ
載置面51aの下方側が下方になる従って載置面51の
幅より序々に狭くなる形状に形成されている。
【0030】具体的には、載置面51aが平坦で、且つ
載置面51aの下方側が断面円弧状に形成されている。
かかる形状からなるレール51は、載置面51aと反対
面が弧状となるため、レール51の下端面51bに載置
面51aと平行な平坦面を有しない。
【0031】尚、水洗冷却部3の移送チェーン22の下
方にも、載置面が平坦で、且つ載置面の下方側が下方に
なる従って載置面の幅より序々に狭くなる形状のレール
が設けられているが、図面には特に示さない。
【0032】次に、以上の如く構成された茹麺装置を使
用する場合について説明する。まず、茹槽14内の間接
蒸気加熱管(図示省略)によって茹槽14内に溜められ
た水を加熱して高温蒸気を発生させ、製麺した生麺50
aを麺投入シュート10から茹上部2の茹上バケット1
1に順次投入し、駆動装置13によって移送チェーン1
2を駆動して茹上バケット11を自動的に移送させる。
該移送中に高温蒸気によって生麺50aの澱粉を糊化し
溶解して茹で上げる。そして移送中に茹で上がった茹麺
50bを移載シュート18を介して次工程の水洗冷却部
3へと移す。
【0033】該水洗冷却部3では、水洗バケット21に
移載した茹麺50bを、まず水洗槽23で水洗いして表
面のヌメリ等を除去した後、両冷却槽24,25に溜め
られた水の中を通過させて完全に冷却した後、搬入シュ
ート26から包装機等へと順次搬入する。
【0034】このような茹麺作業が全て終了すると、装
置本体1の内部に溜められた水を排出口15b、31
b、23a,24a,25aから排出して、集中制御ユ
ニット4を作動させて装置本体1の洗浄を開始する。
【0035】ここで、レール51は、その下方側が、例
えば、断面円弧状等のような、載置面51aの幅よりも
序々に幅狭な形状に形成されている(つまり、レール5
1の側面51cが傾斜面とされている)ので、茹麺作業
時に生じた生麺50aの成分等の残留物は、該レール5
1の円弧状の側面51cに沿って下方に流れることとな
り、レール51の下端面51bに付着する残留物の量が
少ない。
【0036】即ち、レールの側面が垂直面又は傾斜面と
なっていれば残留物は下方に流れ落ちながら下端面に付
着するが、従来のレールでは、下端面が載置面と平行且
つ略同面積であったため残留物の付着しうる面積が広く
多量の残留物が付着したが、本発明の茹麺装置のレール
51によれば、レール51の下方側が序々に幅狭な形状
に形成されているので、残留物が最も付着しやすい下端
面の面積が極めて狭く(レール51の下方側が断面円弧
状であれば、下端面51bは点状となる)、従って、レ
ール51に付着する残留物は、従来に比べて少量とな
る。
【0037】また、茹麺作業終了後、洗浄を行う場合に
は、レール51の側面51c側から洗浄液等の液体を噴
き付けても、側面51cの傾斜によってレール51の下
端面51bにも洗浄液等の液体が直接当たることとな
り、残留物の除去を容易に行えるのである。
【0038】さらに、本発明の茹麺装置は、装置本体1
を洗浄するための洗浄液等の液体を噴射するノズル40
と、該ノズル40に洗浄液等の液体を制御して送り込む
集中制御ユニット4とが設けられているので、茹麺作業
終了後、以下の手順で自動洗浄を行うことができる。
【0039】即ち、集中制御ユニット4が装置本体外部
に設けられた温水タンクと空気圧縮機(共に図示省略)
を制御して、水圧20乃至30kg/cm2の加圧温水
(約60度)をパイプ41に送り、加圧温水をノズル4
0から約10分間噴出させ、図2に示す如く、上部に取
り付けられたノズル40から全方向に噴出する加圧温水
の水圧を利用して、装置本体1、即ち茹槽14内部とカ
バー30で覆われた水洗冷却部3内部に弱く付着した溶
出澱粉や麺カス等を洗い流す。この際には、駆動装置1
3を作動して茹上バケット11と水洗バケット21を移
送させ、移送される両バケット11,22に順次加圧温
水が吹き付けられるようにする。
【0040】次に、集中制御ユニット4が自動的に作動
して、洗剤タンク(図示省略)と温水タンクと空気圧縮
機から所定量の洗浄液(約60度)をパイプ41に送り
込み、ノズル40から泡状の洗浄液を約2分間散布した
後、集中制御ユニット4が作動を自動的に停止して装置
本体1を約10分間静置させる。この静置状態において
は、泡状の洗浄液が前記の加圧温水で除去されずに残っ
た汚れを表面から浮き上がらせて洗浄液中に取り込み、
表面から完全に汚れを分離させる。
【0041】所定時間経過後、再度集中制御ユニット4
が自動的に作動して、ノズル40から再度加圧温水を約
10分間噴出させて、汚れを包含した泡状の洗浄液を一
気に洗い流して、洗浄液と共に汚れを各排出口15b,
31bから排出させる。
【0042】以上の洗浄工程が全て完了すると、集中制
御ユニット4が乾燥装置5を作動させて、乾燥装置5の
ファンの回転によって熱風を装置本体1の内部に送り込
んで内部を乾燥させると共に、送り込まれた熱風で装置
本体1を加熱して加熱殺菌処理を約30分間行う。
【0043】このように、茹麺作業終了後に集中制御ユ
ニット4を一度作動させると、その後は、集中制御ユニ
ット4が自動的に作動して装置本体1の洗浄から乾燥ま
でを一括制御して行うために、作業者が手作業の洗浄等
の重労働から開放される。しかも、上述のように、本実
施形態の茹麺装置において、洗浄から乾燥まで合計約1
時間程度で完了できるために、手作業に比して洗浄時間
も大幅に短縮することができるのである。
【0044】尚、洗浄と乾燥に要する時間は、茹麺装置
の大きさ等に左右されるものであるが、従来の手作業の
ように茹上バケット11等を取り外す手間が不要である
うえに、一連の動作が連続的に行われるために、従来に
比して格段に時間を短縮することができるのである。
【0045】勿論、レール51が上述のように洗浄容易
であるため、自動洗浄を行っても、レール51の下端面
51aに残留物の残留が殆どないのである。特に、茹槽
14に於いては、水面付近に残留物が浮遊し、水面付近
のレール51に残留物が付着しやすく従来より問題であ
ったが、上記構成からなるレールによれば、かかる問題
点も解消することができる。
【0046】尚、上記実施形態に於いて、レール51の
下方側は、断面円弧状に形成され、かかる形状が最も残
留物が付着し難く勝つ洗浄除去し易い形状であるが、必
ずしもレール51の下方側は断面円弧状に限定されず、
例えば、図7(ロ)に示すように、頂点が下端面51b
となり、且つ側面51cが載置面51aに対して垂直面
又は鋭角の傾斜面となるような断面逆三角形状のもの、
或いは図7(ハ)に示すように、載置面51aに対して
側面51cが垂直面及び鋭角な傾斜面を有し、且つ下端
面51bが載置面51aと平行な平坦面であって載置面
51aに比して極めて狭い面積に形成されたもの等であ
っても本発明の効果を奏する。
【0047】要は、レール51の載置面51aの下方側
が、載置面51aの幅よりも序々に幅狭な形状に形成さ
れている、より詳しくは、レール51の載置面51aの
下方側が、その側面51cが載置面51aに対して垂直
又は鋭角な傾斜面で、且つ下端面51bが点又は載置面
51aに比して極めて狭い面積の平坦面となる断面形状
に形成されていれば、本発明の効果を奏する。
【0048】また、上記実施形態において、水洗冷却部
3がカバー30によって覆われてなるものについて説明
したが、本発明に係る茹麺装置はこれに限定されるもの
ではなく、部分的にカバー30を設けたものや全く設け
ないものであっても本発明の意図する範囲内である。
【0049】但し、上記実施形態の如く水洗冷却部3を
カバー30で完全に覆うことにより、洗浄液等の液体の
装置本体1外部への飛散を防止できるうえに、装置本体
1の中でも汚染されやすい水洗冷却部3を外部から遮断
して、洗浄後に落下してくる細菌等の異物の混入を確実
に防止することができるという利点を有するのである。
更には、カバー30で覆うことにより、ノズル40から
噴射した加圧温水等がカバー30内面に当たって跳ね返
り、上部のノズル40からは吹き付けにくい水洗槽23
等の下面へも加圧温水を到達させて洗浄することができ
る利点もある。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る茹麺装置に
あっては、レールの載置面の下方側が、載置面の幅より
も序々に幅狭な形状に形成されているので、レールの側
面は垂直面又は傾斜面となり且つレールの下端面は点又
は極めて狭い面となる。従って、レールの側面及び下端
面に残留物が付着し難く、一方、洗浄時に於いては、レ
ールの側面側から洗浄液等の液体を噴き付ければ、該液
体がレールの側面のみならず下端面にも直接当たり、レ
ールの付着物を容易に洗浄除去することができるという
効果を奏する。
【0051】特に、レールの載置面の下方側の形状が断
面円弧状であれば、最も残留物が付着し難く、且つ洗浄
除去も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における茹麺装置を示し、
(イ)は平面図、(ロ)は正面図。
【図2】本発明の一実施形態における茹麺装置を示す断
面図。
【図3】本発明の一実施形態における茹麺装置の要部を
示し、(イ)は図2の切断線A−Aにおいて矢印方向か
ら見た端面図、(ロ)は図2の切断線B−Bにおいて矢
印方向から見た端面図、(ハ)は図2の切断線C−Cに
おいて矢印方向から見た端面図。
【図4】本発明の一実施形態における茹麺装置の要部を
示す一部断面を含む正面図。
【図5】本発明の一実施形態における茹麺装置を示し、
(イ)は図2の切断線D−Dにおいて矢印方向から見た
要部の端面図、(ロ)は図4の切断線E−Eにおいて矢
印方向から見た要部の端面図、(ハ)は側面図。
【図6】本発明の一実施形態における茹麺装置のレール
とチェーンの設けられた要部を示す一部断面を含む断面
図。
【図7】(イ)、(ロ)、(ハ)ともに、本発明に係る
レールの種々の態様の形状を示す断面図。
【図8】従来の茹麺装置を示す斜視図。
【図9】(イ)、(ロ)ともに、従来の茹麺装置のレー
ルを示す断面を含む斜視図。
【符号の説明】
11,21…バケット、12,22…移送チェーン、5
1…レール、51a…載置面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺を収納するバケット(11),(2
    1)が移送チェーン(12),(22)に所定間隔を置
    いて取付けられ、且つ該移送チェーン(12),(2
    2)を支持する載置面(51a)を有するレール(5
    1)が設けられた茹麺装置に於いて、前記レール(5
    1)の載置面(51a)の下方側が、載置面(51a)
    の幅よりも序々に幅狭な形状に形成されていることを特
    徴とする茹麺装置。
  2. 【請求項2】 前記レール(51)の載置面(51a)
    の下方側が、断面円弧状に形成されている請求項1記載
    の茹麺装置。
JP10024674A 1998-02-05 1998-02-05 茹麺装置 Pending JPH11221035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10024674A JPH11221035A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 茹麺装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108108A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Shimadaya Corp 茹麺類の高温茹上げ方法
JP6433104B1 (ja) * 2018-04-20 2018-12-05 株式会社ソディック 茹麺装置

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