JP3160787B2 - 連続式米飯冷却装置 - Google Patents

連続式米飯冷却装置

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JP3160787B2 JP06750093A JP6750093A JP3160787B2 JP 3160787 B2 JP3160787 B2 JP 3160787B2 JP 06750093 A JP06750093 A JP 06750093A JP 6750093 A JP6750093 A JP 6750093A JP 3160787 B2 JP3160787 B2 JP 3160787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続式米飯冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の連続式米飯冷却装置とし
て、図6、図7に示すものがある。このものは、釜10
0の取手101に係合離脱可能となるフック102を外
周に突出した昇降用無端体103を有する釜反転機10
4と、該釜反転機104に連絡した反転される米飯を受
ける回動可能なホッパー105と、該ホッパー105の
下方に始端部を有して放出米飯106を下流へ搬送すべ
く配設された搬送体107と、該搬送体107に放出さ
れた米飯106を前記搬送体107の上面に均一になら
すためのならし羽根108とを備えた連続式米飯冷却装
置において、前記搬送体107によって搬送されている
米飯106に下方から上方に向け空気の流れを起こすべ
く上部吸引式の連続式米飯冷却装置109を設けたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記上部吸引
式の連続式米飯冷却装置109では、米飯冷却装置本体
110の上方に吸引用冷却ファン111を設けなければ
ならないから米飯冷却装置本体110の上下高さが大き
くなって、該米飯冷却装置本体110の構造が嵩張ると
共に複雑化するに加え、該米飯冷却装置本体110の側
方にエアフィルター112等を有する空気導入ダクト1
13が固定されていることから、前記米飯冷却装置本体
110において、保守点検を必要とする部分によって
は、他の部品までも前記米飯冷却装置本体110から取
りはずさなければ、保守点検ができないという煩わしさ
があった。
【0004】また清掃について、特に食品を扱う機械で
ある前記連続式米飯冷却装置109としては、前記米飯
冷却装置本体110での細菌の繁殖を防止するために、
必ず作業終了後掃除を行っていた。
【0005】しかし、今までの前記連続式米飯冷却装置
109は、前記米飯冷却装置本体110の構造が空気導
入ダクトや給水タンクなどと一体的で、かつ複雑である
ため、内部を掃除することは大変な労力であり、なお隅
々まで衛生的に保つことができるとは限らなかった。
【0006】そして、前記米飯冷却装置本体110の構
造が複雑になればなる程、各部品の取付け点数が多くな
り、その固定手段として使用しているボルト、ナット類
が前記米飯冷却装置本体110の内壁面に凸部として現
われ、その凸部に残飯類が付着して清掃により、排出口
へと洗い落とすことが困難となり、サニタリー性に欠け
ていた。さらに、上部吸引式の連続式米飯冷却装置10
9の作用上の特性から、搬送体107上方の前記吸引フ
ァン111に通じるダクト114に結露が生じ、移動時
の米飯106上にその結露が落下して米飯のテキスチュ
アーを悪くし、また、落下した結露によって搬送体10
7が湿めって細菌繁殖のよき培地を提供することにな
る。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題を解
決するためになされたもので、構造簡単にして、冷却作
用が衛生的に、かつ、円滑に行われ、それに加えて、内
部の保守点検清掃が容易となる連続式米飯冷却装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を解決するため
に、本発明では、炊き上げた米飯を収容している釜に係
合離脱可能となるフックを有する釜反転機と、該釜反転
機に連絡して反転される米飯を受ける回動可能なホッパ
ーと、該ホッパーの下方に始端部を有して放出米飯を下
流に搬送すべく配設された搬送体と、該搬送体に放出さ
れた米飯を前記搬送体の上面に均一にならすためのなら
し羽根とを備えた連続式米飯冷却装置において、前記搬
送体に放出された米飯を囲む冷却室と、該冷却室の空気
を前記米飯の下方から排出させる排気用ダクト部分とを
米飯冷却装置本体に一体に設け、前記排気用ダクト部分
に連結される空気吐出用ダクトと、該吐出用ダクトに連
結されてこれに吸い込み力を付与する冷却ファン及びそ
の駆動装置を組とする排気系のユニット部分を前記米飯
冷却装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、搬送体の上面に均一の厚さ
でならされて移動している米飯に上方から下方に向けて
空気が通過するに際し、上方の空気吸込用ダクト内及び
冷却室内は大気温と同一温度に保護されるので、それら
の壁面に結露作用が起きることはなく、したがって、露
が米飯に滴下することもなく、冷却中の米飯が乾燥状態
下で冷却されることに加えて、搬送体の網目等が水分を
保持せず細菌の繁殖を助長することもない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0011】図2は、本発明に係る連続式米飯冷却装置
の断面図であって、米飯冷却装置本体1と、これに着脱
自在に設けた排気系のユニット部分2及び給水系のユニ
ット部分50とを主な構成要素とする。
【0012】米飯冷却装置本体1は、図1に示すよう
に、搬送体3に放出された米飯4を囲む冷却室5と、該
冷却室5の空気を前記米飯4の下方から排出させる排気
用ダクト部分6とを一体に設けている。
【0013】搬送体3は、具体的には、図1に示すよう
に、本体フレーム7の前後にスプロケット8,8…を介
して張架された無端のネット式の搬送コンベア9からな
り、その上方往路行程で米飯4を搬送するように構成さ
れている。
【0014】前記搬送コンベア9の下方復路行程には、
水を噴出する高圧洗浄ノズル10、熱湯を噴出する高圧
洗浄ノズル11、熱湯を噴出する仕上洗浄ノズル12、
水滴除去ノズル13が夫々順を追って設けられている。
【0015】前記搬送コンベア9の上方往路行程の始端
部上方には、ホッパー14が回動自在に設けられている。
【0016】該ホッパー14は、内部に2つのほぐし具
15が並列的に軸支され、かつ、各ほぐし具15の下方
にその外周に倣う2つの切欠筒状壁面14aが形成され
ている。前記ほぐし具15を設けるのは、米飯4の塊状
をなくし、空隙率を高めるためである。16は前記ホッ
パー14を回動自在に軸支するために本体フレーム7の
始端上方に設けられたホッパー支持フレームである。
【0017】前記ホッパー14の受入側には、米飯4を
供給する釜反転機17が設けられている。
【0018】該釜反転機17は、炊き上げた米飯4を収
容している釜18の取手19に係合離脱可能となるフッ
ク20を外周に突出した昇降用無端コンベア21を有す
る従来公知のものである。
【0019】前記搬送コンベア9の上方往路行程の始端
部の両側には、前記ホッパー14下方から前記冷却室5
に亘る区間に、側壁板22が設けられている。即ち、側
壁板22は冷却区間及びそれより下流では欠除されてい
る。
【0020】冷却区間で側壁板22を欠除したのは、上
方吸引式で結露防止のため必要としていたのと異なり、
その必要性がなく洗浄時間の短縮を図るためである。
【0021】また、前記ホッパー支持フレーム16と前
記冷却室5との間の区間には、前記ホッパー14から前
記搬送コンベア9の上方往路行程に放出された米飯4を
前記搬送コンベア9の上方往路行程の上面に均一になら
すためのならし羽根23が軸支されている。
【0022】均一にならすのは、冷却空気により冷却ム
ラをなくするためであり、ならし羽根23を使用するの
は、無端のネット式の搬送コンベア9の上方往路行程の
上面に放出されて移送されてくる米飯4の山積み状を一
定の高さにならし、冷却効率を良好にするためである。
【0023】前記冷却室5は、前記搬送コンベア9の上
方往路行程の上方・下方に夫々設けられる冷却室上半部
5aと、冷却室下半部5bとで構成されている。
【0024】具体的には、前記冷却室上半部5aは、前
記ならし羽根23にならされて前記搬送コンベア9の上
方往路行程の上面に均一の厚さで移動されてくる米飯4
の上方を囲むよう本体フレーム7に一体的に形成された
側壁部24と天井部26で構成され、そして、側壁部2
4には前後に2つの空気吸込用ダクト25が連結されて
いる。
【0025】さらに、詳述すると、前記冷却室上半部5
aは、高さの異なる左右の側壁部24a,24bとこれ
ら各側壁部24a,24bの上縁から傾斜上昇して合掌
する天井部26a,26bとで構成され、一の天井部2
6aは、図3に示すように開閉蓋を兼ねる構造になって
いる。
【0026】一方、前記冷却室下半部5bは、前記2つ
の空気吸込用ダクト25に対応する前記搬送コンベア9
の上方往路行程の下面の前後2個所に配位され、夫々が
前後の排気用ダクト部分6の各上流側を拡径して一体的
な漏斗状筒体27に形成されている。
【0027】前記排気用ダクト部分6は、前記冷却室下
半部5bの下方に連通する排気用ダクト水平部6aと、
該水平部6aの下流側に連通する立ち上り垂直部6bと
からなる。そして、該垂直部6bが前記本体フレーム7
に一体的に形成されていることで、前記排気用ダクト部
分6全体は、本体フレームと一体であり、したがって、
前記冷却室上半部5aとも一体である。これにより、冷
却室上半部5aと冷却室下半部5bとも、間接的ながら
一体になっている。
【0028】前記本体フレーム7は、その内部Sが、ボ
ルトやナットなどの突出しないフラット状内壁面をなし
て、前記無端のネット式の搬送コンベア9の前後及び左
右両側を囲繞している。
【0029】即ち、前記本体フレーム7の内部は、壁板
28が全て縦横のフレーム骨枠29の内側に張設され、
しかも、その張設手段たるボルトやナットも前記壁板2
8から内部に突出させず、フラットな内壁面で画成され
ている。
【0030】前記フラット状内壁面には、開閉自在とな
る窓孔30が開設され、その窓孔30に嵌合する扉31
の内面もフラット状をなし、その閉塞状態では、面一の
フラット状内壁面を構成するようになっている。
【0031】前記排気用ダクト垂直部6bの外方に面す
る側壁部には図4に示すように排気口32が開設されて
いる。該排気口32近傍に排気系のユニット部分2が係
合されるようになっている。図4において、33は前記
垂直部6bの外側壁面に設けたキャッチクリップ、34
は該キャッチックリップ33に係合する係合片である。
【0032】該ユニット部分2は、可動台枠35と、該
可動台枠35に装着された冷却ファン36及びそれの駆
動装置37と、前記冷却ファンを内蔵して前記排気口3
2に合致する受口38を下部一側面に有し、かつ、前記
駆動装置37に他側面が接合して上方に立ち上がってい
るケーシング36aと、該ケーシング36aの立ち上り
端に下端が嵌着され上端に吐出口39を有する可撓性空
気吐出用ダクト40とを組として構成されている。空気
吐出用ダクト40は非可撓性のものを採用することもで
きる。
【0033】前記可動台枠35には、下方キャスタ41
が設けられている。
【0034】前記空気吐出用ダクト40の下部一側面に
は、図4に示すように当該ユニット部分2を、前記米飯
冷却装置本体1に着脱自在に接合する接合凹部40aが
設けられ、該接合凹部40aの外側面に前記係合片34
が突設されている。
【0035】前記無端のネット式の搬送コンベア9の復
路行程の下方には、前記洗浄ノズル10,11,12か
ら噴射して洗浄作用を終えた排液を収集する排水漏斗4
2が複数配置され、それら各漏斗42で集水された排液
は集水管43に流されるが、特に、仕上用洗浄ノズル1
2から噴出された湯は受樋46に収集され、高圧洗浄ノ
ズル11から噴射するための洗浄湯として再利用すべく
タンク44(図5)に還元されるようになっている。
【0036】前記タンク44は、図5に示すように、米
飯冷却装置本体1に渡架された洗浄ノズル管45に接続
される洗浄液供給用配管47と前記洗浄液供給用配管4
7の中間に設けられたポンプ49とで組をなす給水系の
ユニット部分50を構成し、該給水系のユニット部分5
0も前記排気系のユニット部分2と同様、前記米飯冷却
装置本体1に着脱自在になっている。なお、48は受樋
46に接続される排水還元用配管である。
【0037】図5において、51は米飯冷却装置本体1
側に上下動自在に装置されたフックであって、摺動部5
1aの上方に下向きのフック主体51bが設けられ、該
フック主体51bがタンク44の上縁に係合離脱可能に
なっている。52は前記タンク44の可動用キャスタ、
53は前記ポンプ49の可動車輪であり、54は前記洗
浄ノズル管45のスライド用駆動装置である。
【0038】次に、上述のように構成された実施例の作
用を説明する。
【0039】連続式米飯冷却装置の図示しない運転開始
用ボタンを押圧し運転を開始すると、釜反転機17によ
って、炊き上げた米飯4を収容した釜18が上昇された
後、反転され、その釜18から米飯冷却装置本体1に前
記炊き上げ米飯4が次々供給される。
【0040】米飯冷却装置本体1では、先ず、ホッパー
14が釜18から炊き上げた米飯4を塊り状態で受け入
れると、ほぐし具15の回転によって、その塊り状態の
米飯4をほぐしながら前記ホッパー14が回動し、その
米飯4を移送中の搬送体3である無端のネット式の搬送
コンベア9の上方の往路行程始端部上に放出する。
【0041】次に前記搬送コンベア9の往路行程始端部
上に放出された米飯4は、移送される過程でならし羽根
23の回転によって、前記搬送コンベア9の上面に均一
の厚さにならされて冷却室5を通過する。
【0042】該冷却室5では、冷却ファン36の回転に
よって、冷却室下半部5b及び排気用ダクト6の水平部
6a、垂直部6bに負圧が生成されるから、空気吸込用
ダクト25を介して外気に通じる冷却室上半部5aの大
気圧下の空気が、前記均一厚さの米飯4層の各米飯粒間
の隙間を通じ、前記冷却室下半部5bから前記排気用ダ
クト6の水平部6a、垂直部6bへと吸引されていく。
【0043】したがって、炊き上げられた米飯4は、冷
却室5の全区間を移動する際に均一厚さの米飯4層の状
態で、大気圧下の空気と強制的に熱交換を行い、その冷
却室5を通過した後は、所定の温度に冷却され、当該搬
送コンベア9の往路行程の終端部から、次の処理行程に
移送される。
【0044】一方、冷却ファン36によって吸引された
空気は、該冷却ファン36のケーシング36aの受口3
8に吸い込まれて空気吐出用ダクト40へ送られ、外気
へ吐出される。
【0045】冷却された米飯4を次の処理行程に放出し
た無端のネット式の搬送コンベア9の搬送部はターンし
て往路行程から復路行程に回走移行する。
【0046】その復路行程においては、先ず、始端部で
その搬送コンベア9に高圧洗浄水が洗浄ノズル10から
噴射され前記搬送コンベア9の間隙に詰まっている米粒
又は澱粉等の糊化物が洗い落され又はほぐされる。洗浄
水は、下方の排水漏斗42に収集され集水管43から排
水される。
【0047】次に、前記搬送コンベア9は、さらに、回
走移行して、高圧洗浄湯が洗浄ノズル11によって噴射
され、前行程の洗浄にもかかわらず、前記搬送コンベア
9の目穴に詰って残留している米粒、糊化物が洗い落と
される。
【0048】さらに、前記搬送コンベア9は回走移行し
て、仕上用洗浄湯が洗浄ノズル12によって噴射され、
依然残留している米粒・糊化物が完全に洗い落される。
前記洗浄湯は、タンク44へ還元される。
【0049】最後に、前記搬送コンベア9は復路行程の
終端部において、水滴除去用ノズル13でエアを噴射さ
れ、乾燥した状態で、往路行程の始端部に戻り、再び、
前述の動作を繰り返す。
【0050】上記実施例によれば、炊き上げた大量の米
飯4を冷却するに際しては、冷却が省エネで能率的に行
われ、冷却後の米飯4のテキスチャ(硬さ、粘り、弾
性)も良好である。
【0051】また、上記実施例によれば、連続式米飯冷
却装置を下部吸引式にしたことに加え、搬送体3を無端
のネット式の搬送コンベア9にしたので、米飯冷却装置
本体1内の洗浄時間が短縮でき、洗浄ノズルの噴射圧を
高圧にする(20l/分、40kg/m2)ことで、洗
浄水を大巾に節水できる。
【0052】なお、搬送体3は、無端のネット式の搬送
コンベア9の他、通気性のある搬送コンベア等を選定す
ることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は第1に、炊
き上げた米飯を収容している釜に係合離脱可能となるフ
ックを有する釜反転機と、該釜反転機に連絡して反転さ
れる米飯を受ける回動可能なホッパーと、該ホッパーの
下方に始端部を有して放出米飯を下流に搬送すべく配設
された搬送体と、該搬送体に放出された米飯を前記搬送
体の上面に均一にならすためのならし羽根とを備えた連
続式米飯冷却装置において、前記搬送体に放出された米
飯を囲む冷却室と、該冷却室の空気を前記米飯の下方か
ら排出させる排気用ダクト部分とを米飯冷却装置本体に
一体に設け、前記排気用ダクト部分に連結される空気吐
出用ダクトと、該吐出用ダクトに連結されてこれに吸い
込み力を付与する冷却ファン及びその駆動装置を組とす
る排気系のユニット部分を前記米飯冷却装置本体に着脱
自在に設けたことを特徴とするので、冷却室の空気を米
飯の下方から排出させる(下部吸引式)ことで連続式米
飯冷却装置の高さが低くなって全体がコンパクトとな
り、構造をシンプル化でき、さらに、排気系のユニット
部分を米飯冷却装置本体から着脱自在としたことから、
前記連続式米飯冷却装置内を隅々まで及び本体裏面側ま
で容易に洗浄できてサニタリー性が著しく向上し、ま
た、保守点検も容易となる。
【0054】本発明は、第2に前記米飯冷却装置本体の
内壁面がフラットに形成されたことを特徴とするので、
前記米飯冷却装置本体内部の洗浄が表面及び排気系ユニ
ット部分を取り脱した裏面から円滑に行われると共に、
細菌の繁殖培地となる米飯、澱粉等の糊化物の付着しや
すい凹凸部分が少なくなって、サニタリー性をより一層
向上させる。
【0055】本発明は、第3に、ホッパーの下方に始端
部を有して放出米飯を下流に搬送すべく配設された搬送
体が、無端の搬送コンベアからなり、該無端の搬送コン
ベアの復路行程に洗浄水を噴射するための洗浄ノズルが
米飯冷却装置本体に配設され、前記洗浄ノズルに接続す
べき配管及び該配管に連通するタンクを組とする給水系
のユニット部分が前記米飯冷却装置本体に着脱自在に設
けられたことを特徴とするので、前記米飯冷却装置本体
及びタンク内部や、その周辺の掃除が楽に行えること
で、より衛生的な状態が維持できる。
【0056】本発明は、第4に無端の搬送コンベアの往
路行程始端部に放出された米飯を下流側に案内するため
の側壁板が、前記往路行程の冷却区間内で欠除されたこ
とを特徴とするので、連続式米飯冷却装置の構造のシン
プル化に加え、前記米飯冷却装置本体内と側壁板の洗浄
時間が著しく短縮化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続式米飯冷却装置の側断面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同上連続式米飯冷却装置の側面斜視図である。
【図4】同上連続式米飯冷却装置の米飯冷却装置本体
と、空気吐出用ダクト等を組とする排気系のユニット部
分との分離状態の斜視図である。
【図5】同上連続式米飯冷却装置の米飯冷却装置本体
と、タンク等を組とする給水系のユニット部分との分離
状態の斜視図である。
【図6】従来の連続式米飯冷却装置の側断面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1 米飯冷却装置本体 2 排気系のユニット部分 3 搬送体 4 米飯 5 冷却室 6 排気用ダクト部分 9 搬送コンベア 10,11,12 洗浄ノズル 14 ホッパー 17 釜反転機 18 釜 20 フック 22 側壁板 23 ならし羽根 36 冷却ファン 37 駆動装置 40 空気吐出用ダクト 44 タンク 45 配管 50 給水系のユニット部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊き上げた米飯を収容している釜に係合
    離脱可能となるフックを有する釜反転機と、該釜反転機
    に連絡して反転される米飯を受ける回動可能なホッパー
    と、該ホッパーの下方に始端部を有して放出米飯を下流
    に搬送すべく配設された搬送体と、該搬送体に放出され
    た米飯を前記搬送体の上面に均一にならすためのならし
    羽根とを備えた連続式米飯冷却装置において、前記搬送
    体に放出された米飯を囲む冷却室と、該冷却室の空気を
    前記米飯の下方から排出させる排気用ダクト部分とを米
    飯冷却装置本体に一体に設け、前記排気用ダクト部分に
    連結される空気吐出用ダクトと、該吐出用ダクトに連結
    されてこれに吸い込み力を付与する冷却ファン及びその
    駆動装置を組とする排気系のユニット部分を前記米飯冷
    却装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とする連続式
    米飯冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記米飯冷却装置本体の内壁面がフラッ
    トに形成されたことを特徴とする請求項1記載の連続式
    米飯冷却装置。
  3. 【請求項3】 ホッパーの下方に始端部を有して放出米
    飯を下流に搬送すべく配設された搬送体が、無端の搬送
    コンベアからなり、該無端の搬送コンベアの復路行程に
    洗浄水を噴射するための洗浄ノズルが米飯冷却装置本体
    に配設され、前記洗浄ノズルに接続すべき配管及び該配
    管に連通するタンクを組とする給水系のユニット部分が
    前記米飯冷却装置本体に着脱自在に設けられたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の連続式米飯冷却装置。
  4. 【請求項4】 無端の搬送コンベアの往路行程始端部に
    放出された米飯を下流側に案内するための側壁板が、前
    記往路行程の冷却区間内で欠除されたことを特徴とする
    請求項1又は2,3記載の連続式米飯冷却装置。
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