JP5221752B2 - 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム - Google Patents

局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5221752B2
JP5221752B2 JP2011502688A JP2011502688A JP5221752B2 JP 5221752 B2 JP5221752 B2 JP 5221752B2 JP 2011502688 A JP2011502688 A JP 2011502688A JP 2011502688 A JP2011502688 A JP 2011502688A JP 5221752 B2 JP5221752 B2 JP 5221752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbed power
local average
average absorbed
candidate
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011502688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010100983A1 (ja
Inventor
隆弘 井山
輝夫 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2011502688A priority Critical patent/JP5221752B2/ja
Publication of JPWO2010100983A1 publication Critical patent/JPWO2010100983A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5221752B2 publication Critical patent/JP5221752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/0807Measuring electromagnetic field characteristics characterised by the application
    • G01R29/0814Field measurements related to measuring influence on or from apparatus, components or humans, e.g. in ESD, EMI, EMC, EMP testing, measuring radiation leakage; detecting presence of micro- or radiowave emitters; dosimetry; testing shielding; measurements related to lightning
    • G01R29/0857Dosimetry, i.e. measuring the time integral of radiation intensity; Level warning devices for personal safety use
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/0864Measuring electromagnetic field characteristics characterised by constructional or functional features
    • G01R29/0892Details related to signal analysis or treatment; presenting results, e.g. displays; measuring specific signal features other than field strength, e.g. polarisation, field modes, phase, envelope, maximum value

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定する吸収電力測定方法、吸収電力算出装置と、その方法を用いて、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、およびこれらの装置としてコンピュータを動作させるプログラムに関する。
従来、人体の頭部での吸収電力を測定する場合、人体の頭部の電磁気的特性を模擬する頭部模擬ファントムを構成し、このファントムに吸収される電力を測定して人体の頭部における吸収電力を類推している。そして、具体的な測定方法として、非特許文献1に記載された方法などが用いられてきた。また、このような測定方法を簡単に行う装置の提案もある(特許文献1、2)。
図1から図3を用いて、代表的な従来技術について説明する。図1は、従来の局所平均吸収電力測定方法での構成品の配置を示す図である。図2は、第1の従来の局所平均吸収電力測定方法のフローを示す図である。図3は、第2の従来の局所平均吸収電力測定方法のフローを示す図である。図1では、y軸上に無線機(図示していない)のアンテナ810が置かれ、y軸方向に所定の距離を空けて直方体のファントム920が設置されている。電磁界プローブ910は、先端部が位置する部分の電波の電界強度或いは磁界強度を測定する。なお、ファントムは人体の頭部の形状の場合もある。また、軸をどの向きにするのかも任意である。
第1の従来の局所平均吸収電力測定方法(図2)では、アンテナ810側のファントム920の表面から所定の距離内側の2次元面921上の複数の測定点921mn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)で、吸収電力を測定する(S911)。吸収電力が最大となった測定点921mnを含む3次元空間925内の複数の測定点で、吸収電力を測定する(S912)。なお、3次元空間925内の測定では、S911の測定よりも測定点の間隔を細かくする。どの程度細かくするかは、要求される測定精度にあわせて決めれば良い。そして、吸収電力が最大となる点近傍での局所的な平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める(S913)。
第2の従来の局所平均吸収電力測定方法(図3)では、アンテナ810側のファントム920の表面から所定の距離内側の2次元面921上の複数の測定点921mn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)で、電界または磁界の振幅と位相を測定する(S921)。等価定理等を用いて、3次元空間925の吸収電力の分布を計算する(S922)。計算した3次元空間925の吸収電力の分布から、局所平均吸収電力を求める(S923)。
なお、以下の説明を簡略にするために、第1の従来の局所平均吸収電力測定方法の処理フロー全体(S911〜S913)をまとめて、ステップS910といい、第2の従来の局所平均吸収電力測定方法の処理フロー全体(S921〜S923)をまとめて、ステップS920という。
また、特許文献2の局所平均吸収電力測定方法では、決定ステップと、局所平均吸収電力測定ステップまたは局所吸収電力計算ステップとを有している。決定ステップでは、測定点および各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせとをあらかじめ定めておき、測定した結果を用いて、局所平均吸収電力を求めるための各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせを決定する。局所平均吸収電力測定ステップ又は局所平均吸収電力計算ステップでは、決定ステップで決められた組み合わせに固定して、局所平均吸収電力を測定又は計算する。
特許第3809166号公報 特開2008−249394号公報
背景技術で説明した従来の局所平均吸収電力測定方法は、アンテナ単体に対する測定を前提としている。しかし、図4のように複数のアンテナ310を有し、かつそれらが同一周波数帯で同時に使用される無線機を対象とした局所平均吸収電力測定方法については特に決まりがない。この場合、各アンテナ間の相互結合によってアンテナ全体としての指向特性が変化する可能性があり、アンテナが1つの場合とは結果が大きく異なることもあり得る。したがって、従来の方法を用いて同一周波数帯で同時に使用される複数のアンテナを有する無線機の局所平均吸収電力を測定するには、いろいろな各アンテナの送信電力と位相との組み合わせで、ステップS910又はS920を繰り返す必要があり、膨大な時間が必要である。
特許文献2の局所平均吸収電力測定方法は、上記の課題を解決する1つの方法である。この方法は、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせを変更しながら繰り返し、局所平均吸収電力が最大となると予測される組合せを選定する。しかし、局所平均吸収電力の測定または計算は、繰り返さない。したがって、実際には局所平均吸収電力が最大となる組合せを見逃している可能性がある。
本発明の目的は、複数のアンテナを有する無線機の局所平均吸収電力を測定する簡易な方法を提供することである。
本発明の局所平均吸収電力測定方法は、人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、同一周波数帯で同時に使用される複数のアンテナを有する無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定する吸収電力測定方法と、その方法を用いて、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める方法に関する。
図5の局所平均吸収電力測定方法では、単独測定ステップにおいて、測定点を3次元的に配置し、同一周波数の電波を放射する複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた測定点で測定する。計算ステップでは、重み付けを変化させながら、合成サブステップと局所平均吸収電力候補計算サブステップとを繰り返すことで、複数の局所平均吸収電力候補を求める。合成サブステップは、単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相を合成する。そして、局所平均吸収電力候補計算サブステップにおいて、各重み付けに対応する3次元吸収電力分布を計算し、各重み付けに対応する局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める。局所平均吸収電力選定ステップは、各重み付けに対応する局所平均吸収電力候補の中から最大のものを選択する。
図9の局所平均吸収電力測定方法では、単独測定ステップにおいて、測定点をファントム表面から所定の距離はなれた面上に2次元的に配置し、同一周波数の電波を放射する複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた測定点で測定する。計算ステップでは、重み付けを変化させながら、合成サブステップと局所平均吸収電力候補計算サブステップとを繰り返すことで、複数の局所平均吸収電力候補を求める。合成サブステップで単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相を2次元的に合成する。次に2次元的な合成電界または合成磁界の情報から、局所平均吸収電力候補計算サブステップにおいて、上記2次元面からみてアンテナと逆側のファントム内部の3次元吸収電力分布を求め、各重み付けに対応する局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める。局所平均吸収電力選定ステップは、各重み付けに対応する局所平均吸収電力候補の中から最大のものを選択する。
また、図14、図15の局所平均吸収電力測定方法では、局所平均吸収電力選定ステップにて決定した各重み付けに対応する局所平均吸収電力を測定する。なお、測定の方法は、単独測定ステップで用いた方法に限定する必要はない。
さらに、図17、18の局所平均吸収電力測定方法では、局所平均吸収電力選定ステップにて決定した各重み付けに対応する局所平均吸収電力の計算値と測定値の差分を蓄積し、その蓄積データを元に局所平均吸収電力選定ステップで得られた局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする。計算値と測定値の差分を蓄積していくことにより、局所平均吸収電力の計算値の信頼度を向上させることができる。
なお、局所平均吸収電力候補計算サブステップの計算は、等価定理を用いて3次元吸収電力分布を計算すればよい。もしくは、
Figure 0005221752
を用いて3次元吸収電力分布を計算してもよい。もしくは、フーリエ変換等による波数空間への変換を用いて3次元吸収電力分布を計算すればよい。
また、局所平均吸収電力選定ステップでは、各重み付けに対応する局所平均吸収電力候補を求めておき、さらに、実際のアンテナの動作においてそれらの重み付けとなる時間率を求めておき、それらを期待値として時間平均の局所平均吸収電力候補としてもよい。
本発明の吸収電力測定方法では、単独測定ステップは、同一周波数の電波を放射する複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた測定点で測定する。合成ステップは、単独測定ステップで得た単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相に任意の重み付けをしたのちに合成する。合成電界または合成磁界の振幅から、測定点での吸収電力を求めることができる。
本発明の局所平均吸収電力測定方法によれば、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に削減できる。また、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変更しながら繰り返すだけでなく、局所平均吸収電力の計算も繰り返すことで、複数の局所平均吸収電力候補を求める。したがって、局所平均吸収電力が最大となる各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを見逃す可能性が小さい。また、測定回数を少なくできるので、無線機の局所平均吸収電力を求めるための労力や時間を低減できる。
従来の局所平均吸収電力測定方法での構成品の配置を示す図。 第1の従来の局所平均吸収電力測定方法のフローを示す図。 第2の従来の局所平均吸収電力測定方法のフローを示す図。 無線機のアンテナの数を複数にした場合を示す図。 実施例1の処理フローを示す図。 実施例1のファントム内の測定点と3次元空間との関係を示す図。 図6をyz平面に垂直な方向から見た図。 図5と図9の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図。 実施例2の処理フローを示す図。 実施例2のファントム内の測定点と3次元空間との関係を示す図。 図10をyz平面に垂直な方向から見た図。 実施例2で電界又は磁界の2成分だけを測定するときのファントム内の測定点と3次元空間との関係を示す図。 図12をyz平面に垂直な方向から見た図。 実施例1の方法に続いて実際に局所平均吸収電力の測定を行う例の処理フローを示す図。 実施例2の方法に続いて実際に局所平均吸収電力の測定を行う例の処理フローを示す図。 図14と図15の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図。 実施例1の方法を元にした実施例5の方法の処理フローを示す図。 実施例2の方法を元にした実施例5の方法の処理フローを示す図。 図17と図18の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図。
本発明の考え方に沿った実施形態を以下に説明する。説明の重複を避けるため同じ機能を有する構成部や同じ処理を行う処理ステップには同一の番号を付与し、説明を省略する。
[実施例1]
図5に、実施例1の処理フローを示す。また、図6に、実施例1でのファントム内の測定点の例を示す。また、図7は、図6をyz平面に垂直な方向から見た図である。まず、1個ずつのアンテナ310から出力し、電磁界プローブ910によって電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた3次元的に配置した測定点511lmnで測定する(S510)。なお、kは1〜Kの整数、lは1〜Lの整数、mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数である。Kはアンテナの数を示し、Lはy軸方向の測定点の数、Mはx軸方向の測定点の数、Nはz軸方向の測定点の数を示している。つまり、3次元空間での測定点の数は、L×M×N個ある。
各アンテナ310の送信電力と位相の組み合わせを予め定めた順番で決める(S521)。単独のアンテナ310での電界又は磁界の振幅と位相から、測定点511lmnでの電界又は磁界の振幅と位相を、ステップS521で決めた送信電力と位相の組み合わせで合成する(S520)。各測定点での電界又は磁界の振幅と位相は、重み付けをした上で成分ごとに合成することができる。すなわち、各測定点での合成電界又は合成磁界の振幅と位相を計算することで、任意の重み付けに対応する3次元電界または磁界の振幅と位相の分布、さらには吸収電力分布が得られる。なお、電界(または磁界)の振幅と位相の合成は例えば以下のように行えばよい。アンテナ310のみから出力したときの観測点Pでの電界の振幅をA1、位相をφ1,アンテナ310のみから出力したときの観測点Pでの電界の振幅をA2、位相をφ2とする。合成された振幅Aと合成された位相φは、
Figure 0005221752
となる。また、重み付けをした上で合成する場合は、次のようにする。アンテナ310の出力をn1倍にするときは振幅A1を
Figure 0005221752
に置き換えた上で上記の合成を行えばよい。位相をθ1分変更するときは、位相φ1をφ1−θ1に置き換えた上で上記の合成を行えばよい。振幅A2、位相φ2についても同じように置き換えれば任意に重み付けを変更できる。さらに、アンテナの数が3個以上の場合には、上記の合成を繰り返すことで合成できる。
さらに、任意の重み付けに対応する局所平均吸収電力も上記の計算により求めることができる。すなわち、1個ずつのアンテナが取りうる送信電力と位相を計算機上で変化させることにより、対応した局所平均吸収電力(局所平均吸収電力候補)を求める(S530)。そして、予め定めておいた各アンテナ310の送信電力と位相の組み合わせに対する処理がすべて終了したかを確認する(S531)。ステップS531がNoの場合には、ステップS521に戻り、異なる組合せを決める。ステップS531がYesの場合には、求められた局所平均吸収電力(局所平均吸収電力候補)のうち、最大のものを局所平均吸収電力とする(S913)。
図8は、図5の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図である。局所平均吸収電力算出装置500は、複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、ファントムの内部に3次元的に配置された測定点で測定した結果(ステップS510の結果)を、入力値とする。そして、局所平均吸収電力算出装置500は、合成部520、局所平均吸収電力候補計算部530、複数候補取得部531、局所平均吸収電力選定部913を備える。合成部520は、各アンテナ310の送信電力と位相の組み合わせを予め定めた順番で決め、入力値にあらかじめ定めた重み付けをして合成する(ステップS521とS520の処理)。局所平均吸収電力候補計算部は、合成部520で得た合成電界又は合成磁界を元に3次元空間の吸収電力分布を計算し、重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める(ステップS530の処理)。複数候補取得部は、合成部520の処理と局所平均吸収電力候補計算部530の処理とを、あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る(ステップS531の処理に相当)。局所平均吸収電力選定部913は、局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、無線機の局所平均吸収電力とする(ステップS913の処理)。なお、上述の説明では、局所平均吸収電力算出装置500への入力値を、ファントムの内部に3次元的に配置された測定点で測定した結果(ステップS510の結果)とした。しかし、入力値を、FDTD法(Finite-difference time-domain method)などの電磁界シミュレーションを用いて求めた3次元的に配置された点での電界又は磁界の振幅と位相としてもよい。
本実施例の局所平均吸収電力測定方法によれば、各アンテナが形成する3次元的な電界又は磁界分布を最初に測定しておくだけで、計算機上で局所平均吸収電力を求めることができる。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に削減できる。また、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変更しながら繰り返すだけでなく、局所平均吸収電力の計算も繰り返すことで、複数の局所平均吸収電力候補を求める。局所平均吸収電力が大きくなりそうな各アンテナの送信電力と位相の組み合わせがわかったのちに,それらの組み合わせ付近で各アンテナの送信電力と位相の変化量を小さくして局所平均吸収電力を計算することによって局所平均吸収電力が最大となる各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを見逃す可能性を小さくできる。
[実施例2]
図9に、実施例2の処理フローを示す。また、図10に、実施例2でのファントム内の測定点の例を示す。また、図11は、図10をyz平面に垂直な方向から見た図である。まず、1個ずつのアンテナ310から出力し、電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた2次元的に配置した測定点521mnで測定する(S515)。なお、kは1〜Kの整数、mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数である。Kはアンテナの数を示し、Mはx軸方向の測定点の数、Nはz軸方向の測定点の数を示している。つまり、2次元面での測定点の数は、M×N個ある。
各アンテナ310の送信電力と位相の組み合わせを予め定めた順番で決める(S521)。単独のアンテナ310での電界又は磁界の振幅と位相から、測定点521mnでの、電界又は磁界の振幅と位相を合成する(S525)。各測定点での電界又は磁界の振幅と位相は、実施例1で示した方法によって、重み付けをした上で成分ごとに合成することができる。すなわち、各測定点での合成電界又は合成磁界の振幅と位相を計算することで、任意の重み付けに対応する2次元電界または磁界の振幅と位相の分布が得られる。そして、それを元に、上記2次元面からみてアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する(S526)。その方法として、等価定理を適用したり、等価原理と鏡像原理を組み合わせて適用したり、フーリエ変換等による波数空間への変換を適用したりする方法が考えられる。等価原理と鏡像原理を組み合わせる場合、特開2008-134218号に、ステップS515での電界または磁界の振幅と位相の測定において、2次元面に平行かつ互いに平行でない2成分のみの振幅と位相を測定すれば、ステップS526の3次元空間920の吸収電力の分布を計算できることが示されている。具体的には、2次元面521上の2次元面と平行な成分の電界分布E2dを式(1)に適用することにより、3次元電界分布Eestが計算される。
Figure 0005221752
ただし、nは2次元面521からy軸の正方向に向く方線ベクトル、Sは2次元面521を表す。φは、次式で定義されるグリーン関数である。
Figure 0005221752
ここで、ベクトルr’はファントム920内の座標を示す位置ベクトルである。このように式(1)を用いれば、2次元面上の2次元面に平行な成分の電界分布E2dから、3次元空間920の電界の3次元分布が計算できる。フーリエ変換等による波数空間への変換も同様に、電界または磁界の振幅と位相の測定において、2次元面に平行かつ互いに平行でない2成分のみの振幅と位相を測定すれば、ステップS526の3次元空間920の吸収電力の分布を計算できる。但し、測定面上の直交3成分電界分布Eestは計算できないため、図12のように第2の面527上の直交3成分電界分布Eestを計算し、それを元にさらに奥の3次元吸収電力分布を計算することになる。任意の重み付けに対応する3次元吸収電力分布により、任意の重み付けに対応する局所平均吸収電力を求めることができる。なお、図13は、図12をyz平面に垂直な方向から見た図である。すなわち、1個ずつのアンテナが取りうる送信電力の振幅と位相を計算機上で変化させることにより、対応した局所平均吸収電力(局所平均吸収電力候補)を求める(S535)。そして、予め定めておいた各アンテナ310の送信電力と位相の組み合わせに対する処理がすべて終了したかを確認する(S531)。ステップS531がNoの場合には、ステップS521に戻り、異なる組合せを決める。ステップS531がYesの場合には、求められた局所平均吸収電力(局所平均吸収電力候補)のうち、最大のものを局所平均吸収電力とする(S913)。
図8は、図9の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図である。局所平均吸収電力算出装置505は、複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、ファントムの表面から所定の距離はなれた面上に2次元的に配置された測定点で測定した結果(ステップS515の結果)を、入力値とする。そして、局所平均吸収電力算出装置505は、合成部525、局所平均吸収電力候補計算部535、複数候補取得部531、局所平均吸収電力選定部913を備える。合成部525は、入力値にあらかじめ定めた重み付けをして合成する(ステップS521とS525の処理)。局所平均吸収電力候補計算部は、合成部525で得た合成電界又は合成磁界を元に、2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算し(ステップS526の処理)、重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める(ステップS535の処置)。複数候補取得部は、合成部525の処理と局所平均吸収電力候補計算部535の処理とを、あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る(ステップS531の処理に相当)。局所平均吸収電力選定部913は、局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、無線機の局所平均吸収電力とする(ステップS913の処理)。なお、上述の説明では、局所平均吸収電力算出装置505への入力値を、ファントムの表面から所定の距離はなれた面上に2次元的に配置された測定点で測定した結果(ステップS515の結果)とした。しかし、入力値を、FDTD法などの電磁界シミュレーションを用いて求めた2次元的に配置された点での電界又は磁界の振幅と位相としてもよい。
本実施例の局所平均吸収電力測定方法によれば、各アンテナが形成する2次元的な電界又は磁界分布を最初に測定しておくだけで、計算機上で局所平均吸収電力を求めることができる。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に削減できる。等価原理と鏡像原理の組み合わせや、フーリエ変換等による波数空間への変換を適用する場合には、電界又は磁界の2成分だけを測定すればよいため、さらに労力を削減でき、装置構成も簡単にすることができる。また、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変更しながら繰り返すだけでなく、局所平均吸収電力の計算も繰り返すことで、複数の局所平均吸収電力候補を求める。したがって、局所平均吸収電力が最大となる各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを見逃す可能性が小さい。
[実施例3]
本実施例は、実際の各アンテナの送信電力と位相が時間的に変動し、局所平均吸収電力の時間平均を求める場合に関する。実施例1と実施例2の方法や装置により、各アンテナの送信電力と位相に対する局所平均吸収電力候補を求めることが可能である。その状態にある時間率(全時間に対するその状態である時間の割合)が既知であれば、その期待値を取ることによって時間平均の局所平均吸収電力候補を得ることができる。例えば、送信電力と位相の組み合わせ1に対する局所平均吸収電力候補をS1、送信電力と位相の組み合わせ2に対する局所平均吸収電力候補をS2とし、それぞれの状態にある時間をt1およびt2とすると、時間的な変動を考慮した局所平均吸収電力候補は、S1×t1/(t1+t2)+S2×t2/(t1+t2)として得ることができる。この例の場合、t1+t2は、全時間を示しており、t1/(t1+t2)は局所平均吸収電力がS1となる時間的な割合である。
[実施例4]
本実施例では、計算機上で局所平均吸収電力が得られる各アンテナの送信電力と位相を決定した後、同じ条件で実際に局所平均吸収電力を測定する。図14と図15に本実施例の処理フローを示す。図14は、実施例1の方法に続いて実際に局所平均吸収電力の測定を行う例を示しており、図15は、実施例2の方法に続いて実際に局所平均吸収電力の測定を行う例を示している。どちらの図も、ステップS531までは実施例1もしくは実施例2と同じである。本実施例では、ステップS531の後、局所平均吸収電力候補が最大値となったときの条件を特定する(S551)。そして、同じ条件で実際に測定して局所平均吸収電力を求める(S552)。なお、ステップS552は、実際の測定ではなく、同じ条件でFDTD法などの電磁界シミュレーションを利用して局所平均吸収電力を求めてもよい。
図16は、図14、15の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図である。局所平均吸収電力算出装置550は、実施例1の局所平均吸収電力算出装置500を変形したものである。局所平均吸収電力算出装置550は、合成部520、局所平均吸収電力候補計算部530、複数候補取得部531、条件特定部551を備える。局所平均吸収電力算出装置555は、実施例2の局所平均吸収電力算出装置505を変形したものである。局所平均吸収電力算出装置555は、合成部525、局所平均吸収電力候補計算部535、複数候補取得部531、条件特定部551を備える。条件特定部551は、値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する(ステップS551の処理)。
このように、実施例1と実施例2では最終的な局所平均吸収電力を計算で求めていたのに対し、本実施例では最終的な局所平均吸収電力を測定または電磁界シミュレーションによって求めるので、理論値(計算値)と実測値とに差が生じやすい場合に有効である。また、特許文献2の局所平均吸収電力測定方法と比較してみると、最終的な局所平均吸収電力を測定によって求めることは共通する。しかし、どのような条件のときに局所平均吸収電力が最大になるかは計算によって求めるため、局所平均吸収電力が最大となる組合せを見逃す可能性を小さくできる。さらに、本実施例の場合、アンテナの送信電力と位相を組み合わせた測定は、局所平均吸収電力が最大になる条件のときだけなので、測定回数を大幅に削減できる。なお、実施例3においても、局所平均吸収電力S1と局所平均吸収電力S2を求める場合に、実際に測定してもよい。
[実施例5]
本実施例では、計算で得た局所平均吸収電力と測定で得た局所平均吸収電力との差分を蓄積しておき、十分な差分データが蓄積できた場合などには蓄積データを利用して計算で得た局所平均吸収電力を補正する。このようにすれば、十分な差分データが蓄積した後は、測定作業を省略しても測定と同程度の精度で局所平均吸収電力を求めることができる。図17と図18に本実施例の処理フローを示す。図17は、実施例1の方法に実施例5の方法を適用した例を示しており、図18は、実施例2の方法に実施例5の方法を適用した例を示している。どちらの図も、ステップS913までは実施例1もしくは実施例2と同じである。本実施例では、ステップS913の後、局所平均吸収電力を測定するかを判断する(S561)。具体的には、計算値をどの程度補正すればよいかが分かる程度の差分データが蓄積されたかによってYesとNoとを判断すればよい。例えば十分な差分データが蓄積されていなければYesを選択し、局所平均吸収電力候補が最大値となったときの条件を特定する(S551)。そして、同じ条件で実際に測定して局所平均吸収電力を求める(S552)。なお、ステップS552は、実際の測定ではなく、同じ条件でFDTD法などの電磁界シミュレーションを利用して局所平均吸収電力を求めてもよい。また、この処理の結果となる局所平均吸収電力(最終的な局所平均吸収電力)は、ステップS552で求めた局所平均吸収電力を用いればよい。次に、ステップS913で求めた局所平均吸収電力(計算によって得た局所平均吸収電力)とステップS552で求めた局所平均吸収電力(測定または電磁界シミュレーションによって得た局所平均吸収電力)との差分を記録部に蓄積する(S562)。十分な差分データが蓄積されていれば、ステップS561でNoを選択する。そして、ステップS913で求めた局所平均吸収電力(計算によって得た局所平均吸収電力)を、補正することで最終的な局所平均吸収電力を求める。具体的には、計算値を一定の比率で増加または減少させることや、計算値に一定の値を加算または減算することなどによって補正すればよい。なお、どの程度の差分データが蓄積されれば十分かは、要求される測定精度を基にあらかじめ決めればよい。
図19は、図17、18の処理フローの一部を実行する局所平均吸収電力算出装置の機能構成例を示す図である。局所平均吸収電力算出装置560は、実施例1の局所平均吸収電力算出装置500を変形したものである。局所平均吸収電力算出装置560は、合成部520、局所平均吸収電力候補計算部530、複数候補取得部531、局所平均吸収電力選定部913、条件特定部551、差分蓄積部562、局所平均吸収電力補正部563を備える。局所平均吸収電力算出装置565は、実施例2の局所平均吸収電力算出装置505を変形したものである。局所平均吸収電力算出装置565は、合成部525、局所平均吸収電力候補計算部535、複数候補取得部531、局所平均吸収電力選定部913、条件特定部551、差分蓄積部562、局所平均吸収電力補正部563を備える。条件特定部551は、値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する(ステップS551の処理)。差分蓄積部562は、局所平均吸収電力選定部913で得られた局所平均吸収電力の計算値と、条件特定部551が特定した条件で測定して得られた測定値または電磁界シミュレーションによって得られた値との差分を、差分データとして蓄積する(ステップS562の処理)。局所平均吸収電力補正部563は、蓄積された差分データを元に局所平均吸収電力選定部913で得た局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする(ステップS563の処理)。なお、ステップS561の判断は、測定者が行ってもよいし、あらかじめ定めた基準に従って局所平均吸収電力算出装置560(565)が行ってもよい。
このように、実施例1と実施例2では最終的な局所平均吸収電力を計算で求めていたのに対し、本実施例では、蓄積された差分データが少ないときは最終的な局所平均吸収電力を測定または電磁界シミュレーションによって求めると共に差分データを蓄積していく。そして、十分な差分データが蓄積された後は、差分データを元に計算で得た局所平均吸収電力を補正するので、理論値(計算値)と実測値とに差が生じやすい場合に有効であり、かつ、実施例4よりも処理を短時間で行うことが可能となる。
プログラム
局所平均吸収電力算出装置500、505、550、555、560、565の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (25)

  1. 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定する局所平均吸収電力測定方法において、
    前記無線機は、同一周波数の電波を放射する複数のアンテナを有しており、
    前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上に2次元的に配置された測定点で測定する単独測定ステップと、
    前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相にあらかじめ定めた重み付けをして合成する合成サブステップと、前記合成サブステップで得た合成電界又は合成磁界を元に、前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める局所平均吸収電力候補計算サブステップとを有し、前記合成サブステップと前記局所平均吸収電力候補計算サブステップとを、前記あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る計算ステップと
    を有する局所平均吸収電力測定方法。
  2. 請求項1に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力選定ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  3. 請求項1に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定ステップと、
    前記条件で局所平均吸収電力を測定し、測定結果を前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力測定ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  4. 請求項1に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、局所平均吸収電力の計算値とする局所平均吸収電力選定ステップと、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定ステップと、
    前記条件で局所平均吸収電力を測定し、測定結果を局所平均吸収電力の測定値とする局所平均吸収電力測定ステップと、
    前記局所平均吸収電力選定ステップで得られた局所平均吸収電力の計算値と、前記局所平均吸収電力測定ステップで得られた局所平均吸収電力の測定値との差分を、差分データとして蓄積する差分蓄積ステップと、
    蓄積された前記差分データを元に局所平均吸収電力選定ステップで得られた局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力補正ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    局所平均吸収電力候補計算サブステップにおいて、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法が等価定理であること
    を特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    前記局所平均吸収電力候補計算サブステップにおいて、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法が、
    Figure 0005221752
    であること
    を特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    前記局所平均吸収電力候補計算サブステップにおいて、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面からみてアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法がフーリエ変換等による波数空間への変換であること
    を特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  8. 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定する局所平均吸収電力測定方法において、
    前記無線機は、同一周波数の電波を放射する複数のアンテナを有しており、
    前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、前記ファントムの内部に3次元的に配置された測定点で測定する単独測定ステップと、
    前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相にあらかじめ定めた重み付けをして合成する合成サブステップと、前記合成サブステップで得た合成電界又は合成磁界を元に3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める局所平均吸収電力候補計算サブステップとを有し、前記合成サブステップと前記局所平均吸収電力候補計算サブステップとを、前記あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る計算ステップと、
    を有する局所平均吸収電力測定方法。
  9. 請求項8に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力選定ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  10. 請求項8に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定ステップと、
    前記条件で局所平均吸収電力を測定し、測定結果を前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力測定ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  11. 請求項8に記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、局所平均吸収電力の計算値とする局所平均吸収電力選定ステップと、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定ステップと、
    前記条件で局所平均吸収電力を測定し、測定結果を局所平均吸収電力の測定値とする局所平均吸収電力測定ステップと、
    前記局所平均吸収電力選定ステップで得られた局所平均吸収電力の計算値と、前記局所平均吸収電力測定ステップで得られた局所平均吸収電力の測定値との差分を、差分データとして蓄積する差分蓄積ステップと、
    蓄積された前記差分データを元に局所平均吸収電力選定ステップで得られた局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力補正ステップ
    も有することを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  12. 請求項2,4,9,11のいずれかに記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
    前記局所平均吸収電力選定ステップでは、局所平均吸収電力候補の値と、局所平均吸収電力候補ごとの時間的な割合とを用いて、期待値を取って局所平均吸収電力候補とすること
    を特徴とする局所平均吸収電力測定方法。
  13. 同一周波数の電波を放射する複数のアンテナを有する無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度から、局所平均吸収電力を算出する局所平均吸収電力算出装置であって、
    前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上に2次元的に配置された点での前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、当該局所平均吸収電力算出装置への入力値とし、
    前記入力値にあらかじめ定めた重み付けをして合成する合成部と、
    前記合成部で得た合成電界又は合成磁界を元に、前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める局所平均吸収電力候補計算部と、
    前記合成部の処理と前記局所平均吸収電力候補計算部の処理とを、前記あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る複数候補取得部と
    を備える局所平均吸収電力算出装置。
  14. 請求項1に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力選定部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  15. 請求項1に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  16. 請求項1に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、局所平均吸収電力の計算値とする局所平均吸収電力選定部と、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定部と、
    前記局所平均吸収電力選定部で得られた局所平均吸収電力の計算値と、前記条件特定部が特定した条件で測定して得られた測定値または電磁界シミュレーションによって得られた値との差分を、差分データとして蓄積する差分蓄積部と、
    蓄積された前記差分データを元に局所平均吸収電力選定部で得た局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力補正部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  17. 請求項1から1のいずれかに記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    局所平均吸収電力候補計算部において、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法が等価定理であること
    を特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  18. 請求項1から1のいずれかに記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    前記局所平均吸収電力候補計算部において、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面から見てアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法が、
    Figure 0005221752
    であること
    を特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  19. 請求項1から1のいずれかに記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    前記局所平均吸収電力候補計算部において、合成電界又は合成磁界を元に前記2次元面からみてアンテナと逆側のファントム内部の3次元空間の吸収電力分布を計算する方法がフーリエ変換等による波数空間への変換であること
    を特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  20. 同一周波数の電波を放射する複数のアンテナを有する無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度から、局所平均吸収電力を算出する局所平均吸収電力算出装置であって、
    前記ファントムの内部に3次元的に配置された測定点での前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、当該局所平均吸収電力算出装置への入力値とし、
    前記入力値にあらかじめ定めた重み付けをして合成する合成部と、
    前記合成部で得た合成電界又は合成磁界を元に3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記重み付けに対応した吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める局所平均吸収電力候補計算部と、
    前記合成部の処理と前記局所平均吸収電力候補計算部の処理とを、前記あらかじめ定めた重み付けを変更しながら繰り返して複数の局所平均吸収電力候補を得る複数候補取得部と、
    を備える局所平均吸収電力算出装置。
  21. 請求項2に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力選定部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  22. 請求項2に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  23. 請求項2に記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    さらに、
    前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、局所平均吸収電力の計算値とする局所平均吸収電力選定部と、
    値が最大となる前記局所平均吸収電力候補が得られる条件を特定する条件特定部と、
    前記局所平均吸収電力選定部で得られた局所平均吸収電力の計算値と、前記条件特定部が特定した条件で測定して得られた測定値または電磁界シミュレーションによって得られた値との差分を、差分データとして蓄積する差分蓄積部と、
    蓄積された前記差分データを元に局所平均吸収電力選定部で得た局所平均吸収電力の計算値を補正して無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力補正部
    も備えることを特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  24. 請求項1,1,2,2のいずれかに記載の局所平均吸収電力算出装置であって、
    前記局所平均吸収電力選定部では、局所平均吸収電力候補の値と、局所平均吸収電力候補ごとの時間的な割合とを用いて、期待値を取って局所平均吸収電力候補とすること
    を特徴とする局所平均吸収電力算出装置。
  25. 請求項1から2のいずれかに記載の局所平均吸収電力算出装置としてコンピュータを機能させるための局所平均吸収電力算出プログラム。
JP2011502688A 2009-03-03 2010-01-29 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム Active JP5221752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011502688A JP5221752B2 (ja) 2009-03-03 2010-01-29 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049956 2009-03-03
JP2009049956 2009-03-03
JP2009166932 2009-07-15
JP2009166932 2009-07-15
PCT/JP2010/051199 WO2010100983A1 (ja) 2009-03-03 2010-01-29 吸収電力測定方法、局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム
JP2011502688A JP5221752B2 (ja) 2009-03-03 2010-01-29 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010100983A1 JPWO2010100983A1 (ja) 2012-09-06
JP5221752B2 true JP5221752B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42709546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011502688A Active JP5221752B2 (ja) 2009-03-03 2010-01-29 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8903666B2 (ja)
EP (1) EP2405259B1 (ja)
JP (1) JP5221752B2 (ja)
CN (1) CN102341697B (ja)
CA (1) CA2752570C (ja)
WO (1) WO2010100983A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5596610B2 (ja) * 2011-03-31 2014-09-24 株式会社Nttドコモ 局所平均吸収電力測定方法
US20150105031A1 (en) * 2012-04-19 2015-04-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson(Publ) Efficient Whole-Body SAR Estimation
JP6168588B2 (ja) * 2013-02-19 2017-07-26 国立研究開発法人情報通信研究機構 複数の電磁波源からの電磁波の比吸収率の測定方法
US9781683B2 (en) 2014-12-16 2017-10-03 Qualcomm Incorporated Determining transmit power limits using a combined specific absorption measurement for multiple transmitters
EP3262771A4 (en) * 2015-02-24 2018-10-17 ZTE (USA) Inc. Methods and user equipment for measuring the radiated power of a wireless device proximate to a phantom
US20180041288A1 (en) * 2015-03-02 2018-02-08 Zte (Usa) Inc. Methods using a hand phantom for evaluating tablets in a wireless communication system
CN107958107A (zh) * 2017-11-16 2018-04-24 贵州师范大学 Uhf带限单谐振电小天线的射频功率获取和平衡方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2793209B2 (ja) * 1988-12-16 1998-09-03 株式会社東芝 放射電磁界測定装置
JP2003322668A (ja) * 2002-02-27 2003-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置
JP2004279411A (ja) * 2003-02-26 2004-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置用比吸収率測定装置
JP2007078482A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd アダプティブアレーアンテナの特性評価方法及び装置
JP2008249394A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Ntt Docomo Inc 局所平均吸収電力測定方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3266091B2 (ja) * 1998-03-04 2002-03-18 日本電気株式会社 セルラシステム
CN100422726C (zh) 2001-08-08 2008-10-01 株式会社Ntt都科摩 吸收功率测量装置
CN100365420C (zh) * 2003-02-26 2008-01-30 松下电器产业株式会社 无线电通信装置用比吸收率测定装置
JP4177761B2 (ja) * 2003-11-12 2008-11-05 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ウエイト決定装置及びウエイト決定方法
JP4489505B2 (ja) * 2004-05-12 2010-06-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ウエイト決定装置及びウエイト決定方法
JP2006132970A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Ntt Docomo Inc 比吸収率測定システム及び方法
JP5669337B2 (ja) * 2006-10-23 2015-02-12 株式会社Nttドコモ 比吸収率を測定するためのシステム及び方法
US8135549B2 (en) * 2006-10-27 2012-03-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and device for specific absorption rate measurement of an electric field
US20100203862A1 (en) * 2009-02-09 2010-08-12 Friedlander Gil Method and a system for controlling and tracking radiation emitted from mobile phones

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2793209B2 (ja) * 1988-12-16 1998-09-03 株式会社東芝 放射電磁界測定装置
JP2003322668A (ja) * 2002-02-27 2003-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 偏波測定装置並びにそれを用いたアンテナ特性測定装置及び電波測定装置
JP2004279411A (ja) * 2003-02-26 2004-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置用比吸収率測定装置
JP2007078482A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd アダプティブアレーアンテナの特性評価方法及び装置
JP2008249394A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Ntt Docomo Inc 局所平均吸収電力測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010100983A1 (ja) 2010-09-10
CA2752570A1 (en) 2010-09-10
CA2752570C (en) 2016-01-26
JPWO2010100983A1 (ja) 2012-09-06
US20110301886A1 (en) 2011-12-08
EP2405259A4 (en) 2015-04-08
US8903666B2 (en) 2014-12-02
CN102341697A (zh) 2012-02-01
EP2405259B1 (en) 2019-03-13
EP2405259A1 (en) 2012-01-11
CN102341697B (zh) 2013-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5221752B2 (ja) 局所平均吸収電力測定方法、局所平均吸収電力算出装置、局所平均吸収電力算出プログラム
JP4481578B2 (ja) 電磁波測定装置およびその方法
CN109581078B (zh) 一种适用于半空间环境中天线的方向图测量系统及方法
KR101360280B1 (ko) 흡수재를 구비하지 않은 다중채널 근접장 측정 시스템
JP2014503290A5 (ja)
KR20130122773A (ko) Ota 시험
JP2011099856A (ja) 放射界の特性測定のための方法及び装置
Perentos et al. Exposure compliance methodologies for multiple input multiple output (MIMO) enabled networks and terminals
JP5323423B2 (ja) 方向推定システム、方向推定方法及び方向推定プログラム
CN109813969B (zh) 一种阵列天线的诊断方法、设备、系统
JP2013003084A (ja) 測位装置及び測位方法
Derat et al. On the minimum range length for performing accurate direct far-field over-the-air measurements
JP2011203000A (ja) 位置推定システム、位置推定装置及び位置推定プログラム
WO2022088213A1 (zh) 用于天线阵列的相位差测量方法和系统及相位补偿方法和系统
CN114069254A (zh) 用于制造天线阵列的方法、天线阵列和测试系统
JP5038762B2 (ja) 局所平均吸収電力測定方法
JP5596610B2 (ja) 局所平均吸収電力測定方法
JP2010066274A (ja) 放射電力を測定する装置及び方法
JP4010869B2 (ja) 局所sar測定装置及び方法
CN109815509B (zh) 一种阵列天线的诊断方法、设备、系统以及计算机可读存储介质
JP6375956B2 (ja) 等価電界強度推定方法および放射妨害波測定装置
JP2016057165A (ja) 無線通信装置及び推定方法
Le et al. Measurement procedure to determine SAR of multiple antenna transmitters using scalar electric field probes
Carlsson et al. About measurements in reverberation chamber and isotropic reference environment
Le et al. A new measurement technique and experimental validations in determination SAR of N-antenna transmitters using scalar E-field probes

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5221752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250