JP2008249394A - 局所平均吸収電力測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の局所平均吸収電力測定方法では、決定ステップと、局所平均吸収電力測定ステップまたは局所吸収電力計算ステップとを有している。決定ステップでは、測定点および各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせとをあらかじめ定めておき、測定した結果を用いて、局所平均吸収電力を求めるための各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせを決定する。局所平均吸収電力測定ステップ又は局所平均吸収電力計算ステップでは、決定ステップで決められた組み合わせに固定して、局所平均吸収電力を測定又は計算する。
【選択図】図29
Description
IEC/PT62209,"Procedure to Determine the Specific Absorption Rate (SAR) for Hand-Held Mobile Telephones."
[第1実施形態]
図5は、決定ステップ(S110、S120)でのファントム内の測定点を示す図である。また、図6に、第1実施形態の処理フローを示す。まず、電磁界プローブ910をあらかじめ定めた測定点1111に設置する。アンテナ310k(kは1〜Kの整数)からの送信電力の総和が無線機の最大送信電力となるように、各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、測定点1111での吸収電力を測定する。測定点を2つ以上定めた場合には、同じように、測定点111i(iは2〜Iの整数)で吸収電力を測定する(S110)。なお、あらかじめ定めた測定点は、経験的に吸収電力が大きくなりそうな点や無線機の仕様から吸収電力が大きくなりそうな点を選んでおけば良い。各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせは、無線機の仕様と要求される測定精度などから、どのような範囲でどの程度細かく送信電力と位相を変化させるかを決めれば良い。そして、ステップS110で測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となったときの各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを、最大吸収電力組み合わせとする(S120)。
本実施形態の局所平均吸収電力測定方法によれば、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
図7は、アンテナ数を2としたときの、アンテナ3101の送信電力と、アンテナ3102に対するアンテナ3101の位相との組み合わせと吸収電力分布の関係を示す図である。また、図8に、第1実施形態変形例の処理フローを示す。図7に示すように、アンテナ3101の送信電力と位相の組み合わせを変化させると、吸収電力は変化する。一方、アンテナ3101の送信電力と位相の組み合わせは離散的とせざるを得ないが、吸収電力の変化は連続的である。したがって、測定した送信電力と位相との組み合わせの中に吸収電力が最大となる送信電力と位相との組み合わせがあるとは限らない。そこで、本変形例では、吸収電力が最大となる各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを推定する。
本変形例でも、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
図9は、決定ステップ(S210、S120)でのファントム内の測定点を示す図である。また、図10に、第2実施形態の処理フローを示す。まず、アンテナ310kからの送信電力の総和が無線機の最大送信電力となるように各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、アンテナ310k側のファントム920の表面から所定の距離内側の面221上の測定点221mn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)で吸収電力を測定する(S210)。ファントム920の表面から所定の距離内側の面221上は、第2の従来の局所平均吸収電力測定方法の2次元面と同じでも良いし、経験的に吸収電力が大きくなりそうな付近や無線機の仕様から適当な面を定めても良い。また、測定点221mnの間隔は、要求される測定精度から定めれば良い。ステップS210で測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを最大吸収電力組み合わせとし、最大吸収電力組み合わせが得られた測定点221mnを最大吸収電力測定点とする(S120)。
本実施形態の局所平均吸収電力測定方法によれば、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。また、2次元面221上の複数の測定点での測定から最大吸収電力組み合わせと最大吸収電力測定点をもとめるので、第1実施形態よりも労力は増えるが測定精度は向上すると考えられる。
図11は、面221上の測定点221mnと吸収電力分布の関係を示す図である。また、図12に、第2実施形態変形例の処理フローを示す。図11に示すように、吸収電力は面221上で分布している。一方、測定点221mnは離散的とせざるを得ないが、吸収電力の変化は連続的である。したがって、測定点221mnの中に吸収電力が最大となる点があるとは限らない。そこで、本変形例では、吸収電力が最大となる面221上の点(位置)を推定する。
本変形例でも、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
図13に、第3実施形態の処理フローを示す。まず、1個ずつのアンテナ310kの吸収電力を、あらかじめ定めた1つ以上の測定点111i(図5)で測定する(S310)。あらかじめ定めた1つ以上の測定点111iは、第1実施形態と同じ基準で選定しておけば良い。ステップS310で得た単独のアンテナ310kでの吸収電力から、測定点111iでの、あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせでの吸収電力を合成する(S320)。あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせは、無線機の仕様と要求される測定精度などから、どのような範囲でどの程度細かく送信電力と位相を変化させるかを決めれば良い。
本実施形態の場合には、アンテナ間の相互結合の程度を確認し、相互結合が弱い場合には計算により各アンテナの送信電力組み合わせを求める。したがって、さらに局所平均吸収電力の測定労力を軽減できる。
図14に、第3実施形態変形例の処理フローを示す。まず、1個ずつのアンテナ310kの吸収電力を、アンテナ310k側のファントム920の表面から所定の距離内側の面221上の測定点221mn(図9)で測定する(S315)。ステップS315で得た単独のアンテナ310kでの吸収電力から、面221上の測定点221mnでの、あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせでの吸収電力を合成する(S325)。あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせは、無線機の仕様と要求される測定精度などから、どのような範囲でどの程度細かく送信電力と位相を変化させるかを決めれば良い。
本変形例の場合にも、アンテナ間の相互結合の程度を確認し、相互結合が弱い場合には計算により各アンテナの送信電力組み合わせを求める。したがって、さらに局所平均吸収電力の測定労力を軽減できる。
図15に、第4実施形態の処理フローを示す。まず、電磁界プローブ910をあらかじめ定めた測定点1111(図5)に設置する。アンテナ310kからの送信電力の総和が無線機の最大送信電力となるように、各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、測定点1111での吸収電力を測定する。測定点を2つ以上定めた場合には、同じように、測定点111iで吸収電力を測定する(S110)。そして、ステップS110で測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となったときの各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを、最大吸収電力組み合わせとする(S120)。局所平均吸収電力計算ステップは、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを、最大吸収電力組み合わせに固定して、第2の従来の局所平均吸収電力測定方法で無線機の局所平均吸収電力を求める(S920)。なお、第4実施形態の処理フロー全体をステップS400とする。
本実施形態の局所平均吸収電力測定方法によれば、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
図16に、第4実施形態変形例1の処理フローを示す。本変形例では、第4実施形態のステップS120の代わりに、ステップS110で測定した吸収電力から、測定点111iでの吸収電力が最大となる各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを推定し、最大吸収電力組み合わせを求める(S125)。送信電力と位相の組み合わせを推定する方法としては、例えば、3次スプライン関数などの適切な関数を用いれば良い。なお、第4実施形態変形例の処理フロー全体をステップS405とする。
本変形例の局所平均吸収電力測定方法でも、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
第4実施形態、第4実施形態変形例1では、ステップS920の中に、2次元面921上の複数の測定点921mnで、電界または磁界の振幅と位相を測定するステップS921と、等価定理を用いて3次元空間925の吸収電力の分布を計算するステップS922がある。
本変形例によれば、電界又は磁界の振幅と位相の測定を、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみに対して行うので、さらに労力を軽減できる。
図17は、決定ステップ(S510、S520)でのファントム内の測定点と3次元空間との関係を示す図である。図18は、図17をyz平面に垂直な方向から見た図である。また、図19は、第5実施形態の処理フローを示す図である。本実施形態では、最大吸収電力測定点よりもファントム920の内側の3次元空間525(最大吸収電力測定点を含まない。)の吸収電力の分布を計算する点がこれまでの実施形態と異なる。
図20に、第5実施形態変形例1の処理フローを示す。本変形例では、第5実施形態のステップS520の代わりに、ステップS510で測定した電界または磁界の振幅と位相から、測定点521mnでの吸収電力が最大となる各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを推定し、最大吸収電力組み合わせとし、最大吸収電力組み合わせが得られた測定点を最大吸収電力測定点とする(S525)。送信電力と位相の組み合わせを推定する方法としては、例えば、3次スプライン関数などの適切な関数を用いれば良い。なお、第5実施形態変形例1の処理フロー全体をステップS505とする。
本変形例でも、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
図21は、決定ステップ(S510、S527)でのファントム内の測定点と第2の面と3次元空間との関係を示す図である。図22は、図21をyz平面に垂直な方向から見た図である。また、図23は、第5実施形態変形例2の処理フローを示す図である。本変形例では、2次元面の吸収電力分布を計算する時に、測定した2次元面521よりもファントム920の内側の第2の面527(測定した2次元面521よりもアンテナから遠い面)の吸収電力分布を計算する。
本変形例でも、各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
本変形例では、第5実施形態、第5実施形態変形例1、第5実施形態変形例2の面上の電界又は磁界の振幅と位相の測定では、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみを測定し、3次元空間の吸収電力分布を、式(1)を用いて計算する。
本変形例によれば、電界又は磁界の振幅と位相の測定を、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみに対して行うので、さらに労力を軽減できる。
図24に、第6実施形態の処理フローを示す。まず、各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを変化させながら、アンテナ310k側のファントム920の表面から所定の距離内側の2次元面521(図17)上の複数の測定点521mnで、電界または磁界の振幅と位相を測定する(S510)。各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせをステップS510よりも細かく変化させて固定し、ステップS510で測定した電界または磁界の振幅と位相から、測定点521mnでの電界または磁界の振幅と位相を推定する(S621)。2次元面521よりもアンテナ310kから遠い3次元空間525の吸収電力分布を、等価定理を用いて計算し、ステップS621で固定した各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせでの局所平均吸収電力を求め、局所平均吸収電力候補とする(S622)。すべての各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせに対する局所平均吸収電力候補を求めたかを確認する(S623)。ステップS623がNoの場合には、ステップS621に戻る。ステップS623がYesの場合には、局所平均吸収電力候補の中から、最大のものを選び局所平均吸収電力とする(S630)。なお、第6実施形態の処理フロー全体をステップS600とする。
図25に、第6実施形態変形例1の処理フローを示す。本変形例では、第6実施形態のステップS621の代わりに、ステップS510で測定した電界または磁界の振幅と位相から、第2の面527(図21、図22)上の吸収電力を計算し、第2の面527上での吸収電力が最大となる各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせを推定し、最大吸収電力組み合わせとし、最大吸収電力組み合わせが得られた測定点を最大吸収電力測定点とする(S626)。なお、第6実施形態変形例1の処理フロー全体をステップS605とする。
本変形例では、第6実施形態、第6実施形態変形例1の面上の電界又は磁界の振幅と位相の測定では、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみを測定し、3次元空間の吸収電力分布を、式(1)を用いて計算する。
本変形例によれば、電界又は磁界の振幅と位相の測定を、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみに対して行うので、さらに労力を軽減できる。
図26に、第7実施形態の処理フローを示す。まず、1個ずつのアンテナ310kの位相を変化させながら、電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた1つ以上の測定点111i(図5)で測定する(S710)。ステップS710で得た単独のアンテナ310kでの電界又は磁界の振幅と位相から、測定点111iでの、あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせでの電界又は磁界の振幅と位相を合成する(S720)。あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせは、無線機の仕様と要求される測定精度などから、どのような範囲でどの程度細かく送信電力と位相を変化させるかを決めれば良い。
本実施形態の場合には、アンテナ間の相互結合の程度を確認し、相互結合が弱い場合には計算により各アンテナの送信電力組み合わせを求める。したがって、さらに局所平均吸収電力の測定労力を軽減できる。
図27に、第7実施形態変形例1の処理フローを示す。まず、1個ずつのアンテナ310kの電界又は磁界の振幅と位相を、アンテナ310k側のファントム920の表面から所定の距離内側の面221上の測定点221mn(図9)で測定する(S715)。ステップS715で得た単独のアンテナ310kによる電界又は磁界の振幅と位相から、面221上の測定点221mnでの、あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせでの電界又は磁界の振幅と位相を合成する(S725)。あらかじめ定めた各アンテナ310kの送信電力と位相の組み合わせは、無線機の仕様と要求される測定精度などから、どのような範囲でどの程度細かく送信電力と位相を変化させるかを決めれば良い。
本変形例でも、アンテナ間の相互結合の程度を確認し、相互結合が弱い場合には計算により各アンテナの送信電力組み合わせを求める。したがって、さらに局所平均吸収電力の測定労力を軽減できる。
図28に、第7実施形態変形例2の処理フローを示す。本変形例では、第7実施形態変形例1のステップS755の代わりに、ステップS715で測定した電界または磁界の振幅と位相から、第2の面527(図21、図22)上の電界または磁界の振幅と位相を計算する(S757)。
本変形例でも、アンテナ間の相互結合の程度を確認し、相互結合が弱い場合には計算により各アンテナの送信電力組み合わせを求める。したがって、さらに局所平均吸収電力の測定労力を軽減できる。
本変形例では、第7実施形態、第7実施形態変形例1、第7実施形態変形例2の面上の電界又は磁界の振幅と位相の測定では、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみを測定し、3次元空間の吸収電力分布を、式(1)を用いて計算する。
本変形例によれば、電界又は磁界の振幅と位相の測定を、面に平行かつ互いに平行でない2成分のみに対して行うので、さらに労力を軽減できる。
図29に、第8実施形態の処理フローを示す。本実施形態は、第1実施形態〜第3実施形態の考え方をまとめたものである。まず、決定ステップを行う。決定ステップでは、測定点および各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせとをあらかじめ定めておき、測定した結果を用いて、局所平均吸収電力を求めるための各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせを決定する(S810)。次に、局所平均吸収電力測定ステップを行う。局所平均吸収電力測定ステップでは、ステップS810で決められた組み合わせに固定して、局所平均吸収電力を測定する(S820)。
図30に、第8実施形態変形例の処理フローを示す。本変形例は、第4実施形態〜第7実施形態の考え方をまとめたものである。また、第8実施形態のステップS820(局所平均吸収電力測定ステップ)の代わりに、局所平均吸収電力計算ステップを行う。局所平均吸収電力計算ステップでは、2次元面上の電界又は磁界の振幅と位相を測定し、3次元空間内の吸収電力を計算することで局所平均吸収電力を求める(S830)。なお、ステップS810で測定した2次元面上の電界又は磁界の振幅と位相を用いて、3次元空間内の吸収電力を計算することで局所平均吸収電力を求めてもよい。
本変形例でも、決定ステップで各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は各アンテナの送信電力のみの組み合わせを決めた上で、局所平均吸収電力を測定により求める。したがって、すべての各アンテナの送信電力と位相の組み合わせに対して測定を行うよりも労力を大幅に軽減できる。
221mn 測定点 310k アンテナ
521 測定面 521mn 測定点
525 空間 527 面
810 アンテナ 910 電磁界プローブ
920 ファントム 921 面
921mn 測定点 925 空間
Claims (19)
- 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、あらかじめ定めた1つ以上の測定点で吸収電力を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを、最大吸収電力組み合わせとする組み合わせ決定ステップと、
各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを、前記最大吸収電力組み合わせに固定して、前記無線機の局所平均吸収電力を測定する局所平均吸収電力測定ステップ
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項1記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記組み合わせ決定ステップが、
組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力から、吸収電力が最大となる前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを推定し、最大吸収電力組み合わせを求める
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点で吸収電力を測定する組み合わせ測定ステップと、
組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを最大吸収電力組み合わせとし、前記最大吸収電力組み合わせが得られた測定点を最大吸収電力測定点とする組み合わせ決定ステップと、
各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを前記最大吸収電力組み合わせに固定し、前記最大吸収電力測定点を含む所定の3次元空間の吸収電力分布を測定し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力測定ステップと、
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項3記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記組み合わせ決定ステップが、
組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力と測定点の位置から、吸収電力が最大となる前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ(最大吸収電力組み合わせ)と位置(最大吸収電力測定点)とを推定する
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナの中の1個ずつの吸収電力を、あらかじめ定めた1つ以上の測定点で測定する単独測定ステップと、
前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの吸収電力から、前記測定点での、あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせでの吸収電力を合成する合成ステップと、
前記あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせで前記無線機を動作させ、前記あらかじめ定めた1つ以上の測定点で吸収電力を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記合成ステップで得た吸収電力が、前記組み合わせ測定ステップで測定された吸収電力と比較して所定の範囲内かを確認する確認ステップと、
前記確認ステップで所定の範囲内と判断された場合に、前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力の組み合わせを変化させ、あらかじめ定めた1つ以上の測定点での吸収電力を合成する送信電力合成ステップと、
前記組み合わせ合成ステップで合成した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力の組み合わせを、送信電力組み合わせとする送信電力決定ステップと、
各アンテナの送信電力の組み合わせを、前記送信電力組み合わせに固定して、前記無線機の局所平均吸収電力を測定する合成局所平均吸収電力測定ステップと、
を有し、
前記確認ステップで所定の範囲外と判断された場合に、請求項1または2記載の各ステップを行う
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナの中の1個ずつの吸収電力を、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点で測定する単独測定ステップと、
前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの吸収電力から、前記面上での、あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせでの吸収電力の分布を合成する合成ステップと、
前記あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせで前記無線機を動作させ、前記面上の1つ以上の測定点で吸収電力を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記合成ステップで得た吸収電力が、前記組み合わせ測定ステップで測定された吸収電力と比較して所定の範囲内かを確認する確認ステップと、
前記確認ステップで所定の範囲内と判断された場合に、前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点での吸収電力を合成する送信電力合成ステップと、
前記組み合わせ合成ステップで合成した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力の組み合わせを送信電力組み合わせとし、前記送信電力組み合わせが得られた測定点を送信電力測定点とする送信電力決定ステップと、
各アンテナの送信電力の組み合わせを前記送信電力組み合わせに固定し、前記送信電力測定点を含む所定の3次元空間の吸収電力分布を測定し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める合成局所平均吸収電力測定ステップと、
を有し、
前記確認ステップで所定の範囲外と判断された場合に、請求項3または4記載の各ステップを行う
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、あらかじめ定めた1つ以上の測定点で吸収電力を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを、最大吸収電力組み合わせとする組み合わせ決定ステップと、
各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを、前記最大吸収電力組み合わせに固定して、前記ファントムの表面から一定の距離はなれた面上の複数の測定点での電界又は磁界の振幅と位相を測定し、3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力計算ステップ
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項7記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記組み合わせ決定ステップが、
組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力から、吸収電力が最大となる前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを推定し、最大吸収電力組み合わせを求める
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点で電界又は磁界の振幅と位相を測定する組み合わせ測定ステップと、
組み合わせ測定ステップの測定結果の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを最大吸収電力組み合わせとし、前記最大吸収電力組み合わせが得られた測定点を最大吸収電力測定点とする組み合わせ決定ステップと、
各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを前記最大吸収電力組み合わせに固定し、前記最大吸収電力測定点を含む所定の3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力計算ステップと、
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項9記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記組み合わせ決定ステップが、
組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力と測定点の位置から、前記測定点での電界又は磁界の振幅と位相とを予測し、
吸収電力が最大となる前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ(最大吸収電力組み合わせ)と位置(最大吸収電力測定点)とを推定する
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項9または10のいずれかに記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記組み合わせ決定ステップでは、
前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面とは異なる第2の面での電界又は磁界の振幅と位相の分布を計算し、当該計算結果の中で、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを最大吸収電力組み合わせとし、前記最大吸収電力組み合わせが得られた測定点を最大吸収電力測定点とする
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点で電界又は磁界の振幅と位相を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記測定ステップよりも各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを細かく変化させ、組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力と測定点の位置から、当該組み合わせごとの前記測定点での電界又は磁界の振幅と位相とを予測し、当該組み合わせごとの3次元空間の吸収電力分布を計算し、当該組み合わせごとの吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める局所平均吸収電力候補計算ステップと、
前記局所平均吸収電力候補の中から最大のものを、前記無線機の局所平均吸収電力とする局所平均吸収電力選定ステップと、
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項12記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記局所平均吸収電力候補計算ステップでは、
前記測定ステップよりも各アンテナの送信電力と位相の組み合わせを細かく変化させ、組み合わせ測定ステップで測定した吸収電力と測定点の位置から、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面とは異なる第2の面での、当該組み合わせごとの電界又は磁界の振幅と位相とを予測し、当該組み合わせごとの3次元空間の吸収電力分布を計算し、当該組み合わせごとの吸収電力分布での局所平均吸収電力を局所平均吸収電力候補として求める
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、あらかじめ定めた1つ以上の測定点で測定する単独測定ステップと、
前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相から、前記測定点での、あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせでの電界又は磁界の振幅と位相を合成する合成ステップと、
前記あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせで前記無線機を動作させ、前記あらかじめ定めた1つ以上の測定点で電界又は磁界の振幅と位相を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記合成ステップで得た電界又は磁界の振幅と位相が、前記組み合わせ測定ステップで測定された電界又は磁界の振幅と位相と比較して所定の範囲内かを確認する確認ステップと、
前記確認ステップで所定の範囲内と判断された場合に、前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力の組み合わせを変化させ、あらかじめ定めた1つ以上の測定点での電界又は磁界の振幅と位相を合成する送信電力合成ステップと、
前記送信電力合成ステップで合成した電界又は磁界の振幅と位相から、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力の組み合わせを送信電力組み合わせとし、前記送信電力組み合わせが得られた測定点を送信電力測定点とする送信電力決定ステップと、
各アンテナの送信電力の組み合わせを、前記送信電力組み合わせに固定して、前記送信電力測定点を含む前記ファントムの表面から一定の距離はなれた面上の複数の測定点での電界又は磁界の振幅と位相を測定し、3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力計算ステップ
を有し、
前記確認ステップで所定の範囲外と判断された場合に、請求項7または8記載の各ステップを行う
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
前記複数のアンテナの中の1個ずつの電界又は磁界の振幅と位相を、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点で測定する単独測定ステップと、
前記単独測定ステップで得た単独のアンテナでの電界又は磁界の振幅と位相から、前記測定点での、あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせでの電界又は磁界の振幅と位相を合成する合成ステップと、
前記あらかじめ定めた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせで前記無線機を動作させ、前記あらかじめ定めた1つ以上の測定点で電界又は磁界の振幅と位相を測定する組み合わせ測定ステップと、
前記合成ステップで得た電界又は磁界の振幅と位相が、前記組み合わせ測定ステップで測定された電界又は磁界の振幅と位相と比較して所定の範囲内かを確認する確認ステップと、
前記確認ステップで所定の範囲内と判断された場合に、前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面上の複数の測定点での電界又は磁界の振幅と位相を合成する送信電力合成ステップと、
前記送信電力合成ステップで合成した電界又は磁界の振幅と位相から、吸収電力が最大となった前記各アンテナの送信電力の組み合わせを送信電力組み合わせとし、前記送信電力組み合わせが得られた測定点を送信電力測定点とする送信電力決定ステップと、
各アンテナの送信電力の組み合わせを前記送信電力組み合わせに固定し、前記送信電力測定点を含む所定の3次元空間の吸収電力分布を計算し、前記無線機の局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力計算ステップと、
を有し、
前記確認ステップで所定の範囲外と判断された場合に、請求項9から13のいずれかに記載の各ステップを行う
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 請求項15記載の局所平均吸収電力測定方法であって、
前記送信電力合成ステップでは、
前記確認ステップで所定の範囲内と判断された場合に、前記複数のアンテナからの送信電力の総和が前記無線機の最大送信電力となるように各アンテナの送信電力の組み合わせを変化させ、前記ファントムの表面から所定の距離はなれた面とは異なる第2の面の電界又は磁界の振幅と位相の分布を合成する
ことを特徴とする局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
測定点と各アンテナの送信電力と位相の組み合わせとをあらかじめ定めておき、吸収電力を測定した結果を用いて、局所平均吸収電力を求めるための各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は送信電力のみの組み合わせを決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決められた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は送信電力のみの組み合わせで、吸収電力を測定し、局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力測定ステップと
を有する局所平均吸収電力測定方法。 - 人体の電磁気的特性を模擬するファントムの内部に電磁界プローブが設けられ、無線機からファントムに照射された電波の電界強度或いは磁界強度を電磁界プローブにより測定し、人体に吸収される電力(吸収電力)が最大となる局所での平均吸収電力(局所平均吸収電力)を求める局所平均吸収電力測定方法において、
前記無線機は、複数のアンテナを有しており、
測定点と各アンテナの送信電力と位相の組み合わせとをあらかじめ定めておき、電界又は磁界の振幅と位相とを測定した結果を用いて、局所平均吸収電力を求めるための各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は送信電力のみの組み合わせを決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決められた各アンテナの送信電力と位相の組み合わせ又は送信電力のみの組み合わせで、電界又は磁界の振幅と位相とを測定又は計算し、局所平均吸収電力を求める局所平均吸収電力計算ステップと
を有する局所平均吸収電力測定方法。
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