JP5220077B2 - 吸着走行装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に示す装置は、複数の吸着パッドを一連に連通させる真空連通パイプに真空ポンプを接続し、この真空連通パイプ内を常時真空状態にしている。そして、各吸着パッドには、その吸着パッドが壁面に接触したとき吸着パッドの内部と真空連通パイプとを連通させるバルブ機構を組み込んでいる。このバルブ機構は、吸着パッドが壁面に接触して作用する力によって接触を検知する接触検知機構を備え、壁面との接触を検知したときに開弁動作するものである。
これにより、壁面側に位置する吸着パッドのみが真空ポンプによって吸引されるようにしている。
このように上記吸着パッドは壁面との接触によって作用する力によって真空連通パイプを介して真空ポンプ側と連通するバルブ機構を備えているので、吸着パッドが壁面と正対した時点で壁面に接触してある程度の大きさの力を受けていなければならない。
そのため、壁面側に位置する吸着パッドと壁面との距離を小さく設定しておく必要がある。もし、壁面に対向する吸着パッドと壁面との間隔が大きすぎると、上記接触検知機構が壁面との接触を検知し難くなって、吸着パッドのバルブ機構が開かないという問題が発生するからである。
特に、この特許文献1の装置では、常時真空ポンプと接続した上記真空連通パイプを備えたことにより、これに接続された吸着パッドのうち一つでも真空漏れを起こした場合、他の吸着パッドの真空度までも落としてしまう可能性がある。これを防止するためには、真空ポンプのパワーを上げたり、頻繁に吸着パッドを交換したりする必要があり、吸着力の安定性や経済性に劣るという問題があった。
このように、吸着パッドが被吸着面との摩擦によって破損することがないので、その耐久性が向上するとともに、吸着時の真空漏れも発生しにくく安定した吸着力を得ることができる。
また、支持板ごとに真空ポンプを備え、この真空ポンプのオン・オフによって吸着パッドの吸引力を発揮させたり開放させたりするので、他の吸着パッドの影響を受けず、無駄なく効率的に吸着状態を作ることができる。
特に、吸着パッドを被吸着面に押し付けてから真空ポンプを作動させることができるので、吸着パッド内を確実に減圧することができる。また、真空ポンプの動力を無駄にすることもない。
第3の発明によれば、電動モータによって必要以上に強い力で吸着パッドを被吸着面に押し付けることがなくなる。そのため、電動モータに過負荷を掛けることがないだけでなく、吸着パッドの破損も防止できる。言い換えれば、被吸着面に段差があったとしても、吸着パッドの押圧力を一定に保って、常に安定した吸着力を維持できることになる。
この実施形態の吸着走行装置は、図1に示す装置本体1を被吸着面に対向させ、連結したワイヤーなどで牽引し、後で説明する吸着パッド18が被吸着面に対して吸着力を発揮したり、その吸着力を開放したりしながら走行する吸着走行装置である。
上記装置本体1は、一対のサイドプレート1a間に4本のシャフト1bを渡して構成され、上記サイドプレート1a,1aには一対の回転軸2を設けている。また、各回転軸2の両端付近には一対の歯車3,4を設けている。なお、図中、符号1cは、この実施形態の吸着走行装置を被吸着面に沿って走行させる際に、ウインチで巻きとるワイヤーなどを連結する連結部である。
また、上記歯車4のうち一方の歯車4には、歯車4と一体的に回転するスリット板37を取り付けている。このスリット板37は、後で詳しく説明するが、チェーン5,6の回転方向を検出するために用いる部材である。
さらに、上記対向する上記歯車3,4の内側には、後で説明する電極を取り付けた給電プレート7,8を取り付けている。この給電プレート7,8は図1の上下方向である装置本体1の走行方向に長くし、チェーン5,6の移動軌跡に沿った形状の板部材である(図1,3,5,6参照)。
そして、上記給電プレート7は、その両側であって回転軸2に固定した固定部材9a,9bによって回転軸2上の軸方向位置を固定されている。同様に、もう一方の電極保持プレート8は、その両側に設けた固定部材10a,10bによって回転軸2上の位置を固定されている。
このように構成することにより、一対の給電プレート7,8の間隔及びこれら給電プレート7,8の装置本体1内の相対位置が維持されることになる。
支持板11には、図4に示すように、両脇に起立する支持片12,13を固定している。上記支持片12にはボルト孔12aを形成し、このボルト孔12aにチェーン5に取り付けたボルト14(図2参照)を貫通させるとともに、このボルト14にナット15を締め付けて、支持片12にチェーン5を固定している。
このように、両脇の支持片12,13を介して、各支持板11は一対のチェーン5,6に固定される。
なお、上記支持板11に対し、吸着パッド18が配置される側が、装置本体1の外周側となる。
なお、図の説明において上下というのは図面における位置関係のことで、実際の装置の使用状況における上下とは必ずしも同じではない。
このとき、上記一対のガイド棒16が、上記スクリューシャフト21の回転に伴って第2筒部材24が回転することを防止し、パッド支持板17が上記支持板11に対して平行状態を維持して移動するように機能する。
また、上記支持板11には、図示していないが、電動モータMに給電していない状態で、電動モータのブレーキとして機能する電気ブレーキ基板を設けている。この電気ブレーキ基板は、電動モータMのプラスマイナスの両極を短絡可能なリレー回路を設けモータの逆起電力によりモータの回転にブレーキを掛けるものである。つまり、電動モータMに給電されていないとき、吸着パッド18を進退させる方向の外力が作用し、その外力がスクリューシャフト21を回転させる力として作用したとしても、スクリューシャフト21に連結した電動モータMの回転にブレーキがかかっているので、スクリューシャフト21が回転せず、吸着パッド18の位置を保持できる。
そして、このポンプ用接点25,25は、対向する給電プレート7に設けた後で詳しく説明するポンプ用電極に接触して真空ポンプPに給電するようにしている。
さらに、支持片12上には給電プレート7の外周に摺接する一対のガイド部材26,26を設けるとともに、支持片12の側面にはサイドプレート1aに取り付けた直線状のガイドレール27(図1,3参照)に摺接するガイドローラ28,28を設けている。なお、サイドプレート1aにおいて上記ガイドレール27を備えている側が、被吸着面側となる。
なお、図9中の符号36は、他の図には示していないが、上記支持板11において上記ガイド棒16の近傍に設けた真空漏れ防止弁である。この真空漏れ防止弁36は、吸着パッド18内の真空度が低い場合には吸着パッド18と真空ポンプPとの間の連通路を最小限に絞り、吸着パッド18内の真空度が高くなると絞りを開放する機構を備えた弁である。このような漏れ防止弁36を設ければ、一方の吸着パッド18のシール部18bが被吸着面の凹凸などによって密着できずに真空漏れが発生した場合にも、大気との連通を最小限にして並列に接続されたもう一方の吸着パッド18への影響を最小限にとどめることができる。
上記ポイントx1は装置本体1の走行方向が矢印A方向であって、チェーン5、6が矢印α方向に回転した場合に、上記支持板11の板面、すなわち吸着パッド18が被吸着面に対向し始める位置であり、ポイントx4は、被吸着面に対向した吸着パッドが被吸着面から離れ始める位置である。
反対に、装置本体1が矢印B方向へ走行し、チェーン5,6が矢印β方向に回転する場合には、上記ポイントx4が、吸着パッド18が被吸着面に対向し始める位置で、ポイントx1が、吸着パッド18が被吸着面から離れ始める位置となる。
但し、シール部18bと被吸着面との間からの自然リークだけでは、吸着パッド18の吸着力が直ちに無くなることはない。この実施形態では、上記真空ポンプPをオフにするとともに、真空破壊弁32を開弁させて吸着力をなくして、上記ポイントx4において吸着パッド18が被吸着面から速やかに離れるようにしている。
また、このように装置本体1が矢印B方向に走行する場合にも、吸着パッド18がポイントx2を過ぎると真空ポンプPには給電されなくなり、吸着力は開放される。この場合にも、真空ポンプPをオフにするとともに上記真空破壊弁33を開弁させて、上記ポイントx1において吸着パッド18が被吸着面から速やかに離れるようにしている。
そして、この実施形態の吸着走行装置は、走行方向に応じてポンプ用電極の各電極部をオン・オフすることで、走行方向が何れの場合にも、適切なタイミングで吸着パッド18内を真空状態にして吸着力を発揮させたり、吸着力を消滅させたりすることができる。
そして、上記モータ用接点30に対向する給電プレート8には、電源に接続するモータ用電極を設けているが、このモータ用電極は、図6、図7に示すようにモータ用第1電極部31a、モータ用第2電極部31b、モータ用第3電極部31c、モータ用第4電極部31dの4つの部分に分かれている。
但し、上記モータ用第1〜第4電極部31a〜31dには、装置本体1の走行方向によって電圧を印加したりしなかったりする。
このとき、他の電極部であるモータ用第1電極部31a及びモータ用第3電極部31cには電圧を印加しない。
すなわち、上記走行方向が矢印A方向の場合には、上記モータ用第2電極部31bがこの発明の進出用電極であり、上記モータ用第4電極部31dが後退用電極である。そして、各電極部31b,31dに接続した電源がそれぞれ進出用電源であり、後退用電源である。
このとき、他の電極部であるモータ用第2電極部31b及びモータ用第4電極部31dには給電しない。
すなわち、上記走行方向が矢印B方向の場合には、上記モータ用第3電極部31cがこの発明の進出用電極であり、上記モータ用第1電極部31aが後退用電極である。そして、各電極部31c,31aに接続した電源がそれぞれ進出用電源であり、後退用電源である。
しかも、吸着パッド18が被吸着面に対向したとき、上記電動モータMによって被吸着面へ向かって進出するので、被吸着面に密着して効率的に吸着パッド18内部の真空度を上げることができる。
また、この実施形態では、上記両支持片12,13において、ガイド部材26,26が、給電プレート7,8に摺接し、ガイドローラ28,28がガイドレール27に摺接することによって、チェーン5,6の移動に伴って移動する支持板11の軌道をより安定したものにしている。
すなわち、装置本体1が矢印A方向に走行する場合、矢印α方向に回転して被吸着面に対向した吸着パッド18を被吸着面に向かって進出させるための上記モータ用第2電極部31bにほぼ対応する位置から、吸着パッド18を被吸着面から後退させるためのモータ用第4電極部31dとの間に、真空ポンプPに給電するポンプ用第1、第2電極部29a、29bを設けているが、上記ポンプ用第2電極部29bの後端を吸着パッド18が被吸着面から離れ始めるポイントx4よりも手前のポイントx3としている。そのため、吸着パッド18のポンプ用接点25がこのポイントx3に達した時点で真空ポンプPがオフになり、上記ポイントx4までの間に吸着力が低下するようにしている。
特に、この実施形態では、ポイントx3に達して真空ポンプPをオフにしたら、上記真空破壊弁32を開弁させて真空破壊を促進するようにしている。
特に、この実施形態では、ポンプ用接点25がポイントx2に達して真空ポンプPをオフにしたら、上記真空破壊弁33を開弁させて真空破壊を促進するようにしている。
これら真空破壊弁を開弁させる具体的構成を以下に説明する。
上記真空破壊弁32,33には、それを開弁状態に切り換えるため、ローラ部32a,33aとレバー部32b,33bとからなる一方向作動ローラレバーを備えている(図4参照)。上記レバー部32b,33bを押し込んだとき真空破壊弁32,33が開弁して真空を破壊するようにしているが、上記一方向作動レバーは、ローラ部32a,33aに押圧力を作用させたとき、その押圧力の方向によってローラ部32a,33aがレバー部32b,33bへ押圧力を伝えたり伝えなかったりするものである。
真空破壊弁32は、図8に示すようにローラ部32aとレバー部32bとを備えているが、このローラ部32aに押圧力を作用させる押圧部材34(図1、図3参照)をサイドプレート1aに取り付けている。
この押圧部材34は図8に示すように傾斜面34a、34bを備えている。この押圧部材34を上記ポンプ用第1電極29a及びポンプ用第3電極29cに対応する位置に設け、サイドプレート1aに対して相対移動する支持板11上の真空破壊弁32の上記ローラ部32aが、上記押圧部材34によって押圧されるようにしている。
例えば、真空破壊弁32が押圧部材34に対し矢印α方向に移動した場合には、上記ローラ部32aには斜面34aが当接し、レバー部32bを押し込んで真空破壊弁32を開弁させる。
つまり、真空破壊弁32は押圧部材34に対応する位置まで移動したとしても、その移動方向によっては、真空破壊が起こったり起こらなかったりする。
そこで、この実施形態では、装置本体1が矢印A方向に走行し、真空破壊弁32が矢印α方向に移動する場合には、レバー部32bが押し込まれて真空破壊が起こるように、この一方向作動レバーの向きを設定している。
なお、この実施形態では、支持板11上に設けた各部材の配置を図3に示す配置と異なり、トルクリミッタ20を中心に左右反対にしたものを形成し、図3に示す配置の支持板11と反対にした支持板11とを、その移動軌跡に沿って交互に配置するようにしている。但し、支持板11の両脇に設けた支持片12,13の位置は全て同じにしている。
このように、部材の配置が異なる支持板11を交互に設けたのは、真空パイプや、電気配線の位置が片側に偏って集中しないようにするためである。
そのため、上記真空破壊弁32,33も、支持板の両側に位置することになり、それらに対応させた押圧部材34,35も、両サイドプレート1a,1aに設けている。
このコントローラCは、図示していないが、サイドプレート1aに取り付け、センサS1,S2に接続して支持板11の移動方向を判定する方向判定部38と、交流電源40に接続した電源制御部39とを備えている。
上記電源制御部39は、交流電源40の電圧を直流に変換して、各電極部へ印加するが、方向判定部38によって判定された支持板11の移動方向に応じて、そのオン・オフを制御している。
また、装置本体1の走行方向が矢印B方向で、支持板11が矢印β方向へ移動する場合には、ポンプ用第1電極部29aをオフにして、ポンプ用第2電極部29b及びポンプ用第3電極部29cをオンにするとともに、モータ用第3電極部31cとモータ用第1電極部31aとをその極性を反対にしてオンにし、他のモータ用電極部をオフにする。
このように、コントローラCの電源端子から各電極部へ電源配線を接続し、電源制御部39は方向判定部38から入力された信号に基づいてオン・オフするだけの単純な制御によって、吸着パッド18を最適なタイミングで被吸着面に対して進出させたり、後退させたりしながら、必要な吸着力を維持することもできる。
上記方向判定部38に接続したセンサS1,S2は、発光部と受光部とを備え、発光部からの光を受光部が受信したときに一定値の信号を出力する、いわゆるフォトセンサである。このセンサS1,S2は、図2、図3に示すように一方のサイドプレート1aに取り付けたもので、このセンサS1,S2の検出領域を、上記歯車4と一体回転するスリット板37の外周に対応させている。
また、上記センサS1とセンサS2とを、上記波の位相をずらした位置に設けている。そのため、スリット板37が回転したとき、各センサS1,S2から出力される信号値は異なる。
そして、スリット板37がα方向に回転した場合の図12(a)において、センサS1の信号が立ち上がる時刻t1におけるセンサS2の信号値は「1」である。
一方、スリット板37がβ方向に回転した場合の図12(b)において、センサS1の信号が立ち上がる時刻t2におけるセンサS2の信号値は「0」である。
但し、支持板11の移動方向や装置本体1の走行方向を判定する方法は、この実施形態のものに限らず、どのようなものでもかまわない。
さらに、装置本体1の走行方向を反対にした場合に、装置本体1を反対向きに設置するようにすれば、走行方向に応じた制御をする必要はない。
但し、この実施形態のように、両方向に対応可能にしておけば、装置本体1を一旦設置した状態で、走行方向を変えることもできる。
また、上記実施形態では、一対の無端状の運動伝達要素としてチェーン5,6を用いているが、この発明の運動伝達要素はチェーンに限らない。例えば、ベルトやワイヤーなど、上記支持板11を掛け渡してクローラ機構を構成できる無端状の部材ならどのようなものでもよい。
また、上記走行安定化装置の装置本体1は、ワイヤーなどで牽引して移動させることによって、走行するようにしたものであるが、上記装置本体1に駆動手段を設けて、例えば、歯車3,4を回転させるようにすれば、被吸着面に吸着しながら移動する自走式装置としても利用できる。
5 チェーン
6 チェーン
11 支持板
18 吸着パッド
19 ギア
20 トルクリミッタ
21 スクリューシャフト
24 第2筒部材
25 ポンプ用接点
29a ポンプ用第1電極部
29b ポンプ用第2電極部
29c ポンプ用第3電極部
30 モータ用接点
31a モータ用第1電極部
31b モータ用第2電極部
31c モータ用第3電極部
31d モータ用第4電極部
P (電動)真空ポンプ
M 電動モータ
Claims (3)
- 装置本体には、一対の無端状の運動伝達要素間に複数の支持板をかけ渡してクローラ機構を構成する一方、各支持板には、当該支持板の板面に対して直角方向に移動可能な吸着パッドと、上記吸着パッドを移動するための電動アクチュエータと、吸着パッド内を吸引する電動真空ポンプとを備え、上記吸着パッドが被吸着面に対して吸引力を発揮したり、その吸引力を開放したりして、吸着パッドを設けた上記支持板と装置本体とが相対移動する構成にし、上記支持板には、電動アクチュエータに接続したアクチュエータ用接点と、上記電動真空ポンプに接続したポンプ用接点とを設け、上記装置本体における上記アクチュエータ用接点の移動軌跡上には、上記吸着パッドを被吸着面に向かって移動させるための電動アクチュエータの進出用電源に接続した進出用電極と、吸着パッドを被吸着面から離す方向に移動させるための電動アクチュエータの後退用電源に接続した後退用電極とを設けるとともに、上記進出用電極は、当該装置本体に対して相対移動する吸着パッドが被吸着面に対向し始めてから所定の位置まで移動する範囲内に対応させ、上記後退用電極は、上記吸着パッドが被吸着面から離れてから所定位置まで移動する範囲に対応させてなり、さらに、ポンプ用接点の移動軌跡上には上記電動真空ポンプの電源に接続したポンプ用電極を設けるとともに、このポンプ用電極は、少なくとも上記吸着パッドが進出して被吸着面に接触し始める位置から、吸着パッドが被吸着面から離れ始めるより前の所定の位置までの範囲に対応させてなる吸着走行装置。
- 上記ポンプ用電極は、上記装置本体が一方向へ走行する際に上記吸着パッドが被吸着面に接触し始める位置から所定の距離移動した位置までに対応させた第1電極と、上記装置本体が他方向へ走行する際に上記吸着パッドが被吸着面に接触し始める位置から所定の距離移動した位置までに対応させた第2電極と、これら第1電極および第2電極間に設けた第3電極とからなり、上記第1〜第3電極は、上記ポンプ用接点の移動軌跡上において隣り合う電極間に隙間を形成し、第1〜3電極のそれぞれは第1〜3電源を別々に対応させ、装置本体が一方向に走行するとき、第1,3電極をオンにして第2電極をオフにし、装置本体が他方向に走行するとき、第2,3電極をオンにして第1電極をオフにする請求項1に記載の吸着走行装置。
- 上記電動アクチュエータは電動モータからなり、上記支持板の板面に対して直角方向に移動可能にした支持軸に上記吸着パッドを設けるとともに、この支持軸は伝達機構を介して上記電動モータに連結して電動モータの回転力で移動する構成にする一方、上記伝達機構には支持軸に一定以上のトルクが作用したとき電動モータと支持軸との間の伝達力を遮断する遮断手段を備えた請求項1または2に記載の吸着走行装置。
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