JP4766233B2 - 基板搬送用ロボット - Google Patents
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図5において、111はハンド、112はハンドに取り付けられたフォーク、113はガラス基板を検出するセンサである。ハンド111のフレーム上にフォーク112が取り付けられており、フォーク112上にセンサ113が取り付けられた構造である。
図6において、116はガラス基板、115はガラス基板を載置するカセットである。ハンド111のフレーム上にフォーク112が取り付けられており、フォーク112からの突起部にセンサ113が取り付けられた構造である。
次に動作について説明する。ハンド111によりフォーク112をガラス基板116が載置されるように差し込むと、センサ113はカセット114に載置されているガラス基板115を検出し、アライメント補正値を求める。
このように、従来の基板搬送用ロボットは、センサがガラス基板を検知するようロボットを動作させ、アライメント補正値を求めていた。
また、2つのセンサの相対的な誤差が、ロボットの搬送姿勢に影響するために、2つのセンサを厳密に配置する必要があり、組立工数がかかり、コスト高となるという問題が生じていた。
また、ガラス基板の傾き等のずれ量を検出するためには少なくとも2つのセンサを必要とし、コスト高になるという問題も生じていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、ロボットが動作中に1つのセンサでガラス基板のズレを検知し、アライメント補正値を求めることができるハンドを提供することを目的とする。
請求項1 に記載の発明は、ハンドに具備されたフレームと、基板を載置する前記フレームに具備されたフォークを備えた基板搬送用ロボットにおいて、前記フレームの内部空間にアームを回転させる駆動部が備えられ、前記駆動部は、モータまたはエアー駆動アクチュエータの回転を伝達手段により前記アームに伝達するように構成され、前記アームに備えたセンサが検出する前記基板の幅方向一側面の位置は、前記駆動部に備えたエンコーダの角度検出から前記アームの回転角度が求められ、前記アームの前記回転角度とアーム長から前記アームの回転中心から前記幅方向の一側面の前記位置の幅方向成分の距離として算出される検出量と、前記基板の中心から前記アーム回転中心までの前記基板の幅方向の距離との和から求められ、前記センサで検出された前記基板の幅方向一側面の位置と、前記基板の幅の半分の位置とを比較して前記基板の横ずれ量が求められるものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記アームの回転角度は前記モータの前記エンコーダで検出されるものである。
また、請求項3記載の発明は、前記アームの回転角度は、前記エアー駆動アクチュエータに取り付けられた前記伝達手段に具備した前記エンコーダにより検出されるものである。
請求項4に記載の発明によると、ロボット動作中にアライメントすることができ、ロボットのタクトタイムを短縮することができる。
フレーム1は、フォーク2およびアーム5を具備している。フォーク2上にはガラス基板3が載置され、所定位置へ搬送される。また、アーム5は、ガラス基板3を検出する1台のセンサ4を具備しており、センサ4を旋回することで、ガラス基板3の位置を検出する。
図2は本発明の駆動部の詳細図である。フレーム1に取り付けられた旋回するアーム4を駆動する為のモータ6が設置してある。また、モータ6に駆動側プーリ7が取り付けられており、アーム4に取り付けられている従動側プーリ8とベルト9で連結されている。また、モータ6にはエンコーダ10が取り付けてある。
フォーク2上に載置されたガラス基板3の規定の位置からのずれ量を、モータ6に備えられたエンコーダ10の角度から検出するものである。
本発明が特許文献1と異なる部分は、ハンドのフレームにセンサを備えたアームを具備した部分である。
ここで、センサ4はガラス基板3からの反射を検出する光学式センサを用いている。ここでは、光学式センサを用いて説明したが、磁気式、静電式や超音波式等のものでも良く、ガラス基板4を検出できるものであれば良い。
また、アーム4の旋回機構にプーリ7,8とベルト9を用いて行ったが、アーム5に直接、駆動用モータを取り付ける、またはギアヘッドの組み合わせによる増速または減速機構等、アーム5を旋回できる機構であれば良い。
次に、アーム4に備えられたセンサ5がガラス基板3の端面を通ることにより、ガラス基板3の端面が検出される。
次に、センサ5にて検出された時のアーム4の基準位置より回転角θはモータ6に取り付けられているエンコーダ10によって検出される。
次に、回転角θからロボットのアライメント補正値を算出する。
次に、アライメント補正値にしたがってロボットを動作する。
このステップを行うことで、本発明ではガラス基板をフォークに載置する際にずれ量を検出し、アライメント補正値に従った動作でガラス基板を搬送する。
次に、図3に示す演算寸法関係図を用いてアーム4の基準位置からの回転角θとガラス基板3のアライメント補正値Cとの関係について述べる。Aはガラス基板中心からアーム回転中心までの距離、Bはガラス基板中心から検出点までの距離、Lはガラス基板幅、Rはアーム長である。(1)式からアライメント補正値Cを求めることが可能である。
C=B−L/2=A+R sin θ−L/2・・・(1)
ここでは、アライメント補正値の算出過程を一連の動作について説明したが、必ずしもこの手順に沿っている必要はなく、補正値が算出できる順序であれば良い。
ここで、エアーアクチュエータは、圧縮空気をバルブで切り替えながらロータへ吹き付けながら回転させるものであり、フレームに取り付けられた図示しないエアー供給バルブから圧縮空気を取り込むことができる。
また、駆動側プーリを回転させるものとしては、モータおよびエアーアクチュエータを例に説明したが、超音波や磁歪等を用いたアクチュエータでも良く、回転型のアクチュエータのものであれば良い。
2 フォーク
3 ガラス基板
4 アーム
5 センサ
6 モータ
7 駆動側プーリ
8 受動側プーリ
9 ベルト
10 エンコーダ
11 エアーアクチュエータ
111 ハンド
112 フォーク
113 センサ
115 カセット
116 ガラス基板
Claims (3)
- ハンドに具備されたフレームと、基板を載置する前記フレームに具備されたフォークを備えた基板搬送用ロボットにおいて、
前記フレームの内部空間にアームを回転させる駆動部が備えられ、前記駆動部は、モータまたはエアー駆動アクチュエータの回転を伝達手段により前記アームに伝達するように構成され、前記アームに備えたセンサが検出する前記基板の幅方向一側面の位置は、前記駆動部に備えたエンコーダの角度検出から前記アームの回転角度が求められ、前記アームの前記回転角度とアーム長から前記アームの回転中心から前記幅方向の一側面の前記位置の幅方向成分の距離として算出される検出量と、前記基板の中心から前記アーム回転中心までの前記基板の幅方向の距離との和から求められ、前記センサで検出された前記基板の幅方向一側面の位置と、前記基板の幅の半分の位置とを比較して前記基板の横ずれ量が求められること特徴とする基板搬送用ロボット。 - 前記アームの回転角度は前記モータの前記エンコーダで検出されることを特徴とする請求項1 記載の基板搬送用ロボット。
- 前記アームの回転角度は、前記エアー駆動アクチュエータに取り付けられた前記伝達手段に具備した前記エンコーダにより検出されることを特徴とする請求項1記載の基板搬送用ロボット。
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