JP5218874B2 - 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法 - Google Patents

警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5218874B2
JP5218874B2 JP2011508340A JP2011508340A JP5218874B2 JP 5218874 B2 JP5218874 B2 JP 5218874B2 JP 2011508340 A JP2011508340 A JP 2011508340A JP 2011508340 A JP2011508340 A JP 2011508340A JP 5218874 B2 JP5218874 B2 JP 5218874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
warning
warning light
control signal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011508340A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010116927A1 (ja
Inventor
昌男 冨本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Patlite Corp
Original Assignee
Patlite Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Patlite Corp filed Critical Patlite Corp
Priority to JP2011508340A priority Critical patent/JP5218874B2/ja
Publication of JPWO2010116927A1 publication Critical patent/JPWO2010116927A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5218874B2 publication Critical patent/JP5218874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/2611Indicating devices mounted on the roof of the vehicle
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/175Controlling the light source by remote control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、警光灯及び複数の警光灯が接続された警光灯システムに関するものである。
一般的に、消防車両や救急車両などの緊急自動車には、周囲の歩行者や走行する車両の運転手に注意喚起するためにルーフ面上に散光式警光灯を搭載している。バンパー上、側面、後方面に複数の警光灯を搭載していることもある。また、緊急自動車は、運転席付近に散光式警光灯及び警光灯を作動させるためのサイレンアンプ等のコントローラを設置している。
複数の警光灯を発光させる方法には、各警光灯を独立させて単独で動作させる方法と、発光パターン及び/又は発光タイミング(以下、「発光情報」という)を記憶させた親機警光灯と複数の子機警光灯とを信号回線により接続して、親機警光灯から出力される信号に同期して子機警光灯を連動させる方法が知られている。ここで親機警光灯とは、自己の同期信号に基づき接続される警光灯の発光タイミングを同期させる同期信号を出力する警光灯をいい、子機警光灯は同期信号を受けてその信号に基づく発光を行う警光灯をいう。
従来の各警光灯を独立させて単独で動作させる警光灯システム60のブロック構成を図6に示す。この警光灯システム60は、警光灯63、64、65を制御するためのコントローラ62と、警光灯63、64、65とコントローラ62を接続するための信号回線61とを含む。信号回線61は、コントローラ62と警光灯63、64、65とを接続する。コントローラ62は、警光灯63、64、65を起動、停止させるシステム起動操作スイッチ62aを有する。警光灯64は、信号入力部64a、発光制御部64b、発光部64c、記憶部64dを備える。なお、説明の便宜上、警光灯64の内部構成のみを説明したが、警光灯63、65もそれぞれ同様の構成を有する。
信号入力部64aは、システム起動操作スイッチ62aの操作により、警光灯64を動作させる。発光部64cは、発光制御部64bからの指示によって発光情報に基づく発光を行う。記憶部64dは、発光情報を記憶している。発光制御部64bは、記憶部64dから発光情報を読み出して発光部64cを発光させる。なお、記憶部64dに代えて、ディップスイッチなどにより発光情報が設定されることがある。例えば、発光情報に基づく発光としては、0.1秒間隔で3回、1秒周期で発光させる方法などがある。
この警光灯システム60では、システム起動操作スイッチ62aの操作によって、信号回線61を介して警光灯63、64、65に起動信号が入力され、それぞれの発光制御部63b、64b、65bは、自己の記憶部63d、64d、65dから発光情報を読み出して発光部63c、64c、65cに対して発光開始の指示をする。
これらの警光灯63、64、65は同じ構成を有しているため、同一機能の警光灯を用意すれば、起動信号をトリガとして、各警光灯が発光を開始する警光灯システム60を構築することができる。また、故障や信号回線の断線により特定の警光灯、例えば警光灯63が不灯となっても、他の警光灯64、65は発光を行うことができる。
次に、従来の警光灯を用いた他の警光灯システム70のブロック構成を図7に示す。なお、説明の便宜上、図6に示す効果、構成と異なる部分について説明し、同様の効果、構成については省略する。この警光灯システム70は、警光灯73、74、75を制御するためのコントローラ72と、警光灯73、74、75と、コントローラ72及び警光灯73、74、75同士を接続するための信号回線71とを含む。信号回線71は、コントローラ72と警光灯73、74、75とを接続する制御信号回線71aと、警光灯3,4,5間を互いに接続する同期信号回線71bとからなる。
親機として機能する警光灯73は、信号入出力部73a、発光制御部73b、発光部73c、記憶部73dを備える。子機として機能する警光灯74は、信号入力部74a、発光制御部74b、発光部74cを備える。なお、警光灯74の内部構成について説明したが、警光灯75も子機として機能し、警光灯74と同様の構成を有する。
信号入出力部73aは、制御信号回線71aを介してコントローラ72のシステム起動操作スイッチ72aの操作により警光灯73を動作させる。発光制御部73bは、記憶部73dから発光情報を読み出して発光部73cを発光させる。また、同期信号回線71bを介して子機警光灯74、75に同期制御信号(その実質的内容は発光情報である)を信号入出力部73aから出力する。
信号入力部74aは、制御信号回線71aを介してコントローラ72のシステム起動操作スイッチ72aの操作により警光灯74を動作させる。また、同期信号回線71bを介して親機警光灯73からの同期制御信号の入力を行う。発光制御部74bは、親機警光灯73から出力される同期制御信号に基づいて、発光部74cを発光させる。
この警光灯システム70において、親機警光灯73は、同期制御信号としての発光情報を信号入出力部73aから出力し、同期信号回線71bを介して子機警光灯74、75に入力し、同期制御信号の入力を受けた子機警光灯74、75は、発光制御部74b、75bによって親機警光灯73から出力された発光情報に基づいて発光部74c、75cを発光させる。
したがって、この警光灯システム70は、各警光灯の性能の個体差によって生じる発光タイミングの差異が発するのを防ぐため、親機警光灯から出力される同期信号としての発行情報に同期して子機警光灯を発光させている。また、親機警光灯と子機警光灯が同期して発光しているため、各警光灯の発光がばらばらに発光するのを防ぐことができる。よって、同期発光により照射光に一体感をもたせ、視認性を高めることができる。
特開平09−306208号公報
しかしながら、警光灯システム60において、警光灯63、64、65はその性能の個体差によって、僅かに発光タイミングが異なる。そのため、警光灯63、64、65はシステム起動操作スイッチ62aを操作することによって発光を開始しても、各警光灯の発光タイミングが時間とともにずれて、散発して発光するようになる。そのため、同期発光するよりも発光する光を視認しづらくなり、緊急自動車の走行を安全に確保することができない怖れがある。
また、警光灯システム70は、警光灯73が親機となって警光灯74、75を同期発光させることができるが、警光灯73が故障すれば、発光制御部74b、75bは同期制御信号の入力がないと判断して発光を停止するため、警光灯74、75も不灯となる。また、同期信号回線71bが断線した場合も、断線箇所以降の警光灯は不灯となる。そのため、緊急自動車の周囲の歩行者や車両の運転手は、緊急自動車の接近に気づくのが遅れるなど安全を十分に確保できない怖れがあった。
本発明の目的とするところは、親機となる警光灯の故障や、信号回線の断線等が発生しても、搭載車両の走行安全や周辺車両などの安全性を確保することができる警光灯及び警光灯システム及び警光灯の発光制御方法を提供することにある。
本発明の警光灯は、他の警光灯と接続され、同期制御信号を用いて他の警光灯と同期した発光動作をすることのできる警光灯であって、発光部と、発光情報を記憶した記憶部と、前記発光情報に基づき前記発光部を発光させる発光制御部と、前記同期制御信号が入力される信号入力部と、前記同期制御信号を出力する信号出力部と、所定の時点から受信待機時間をカウントする受信待機時間設定手段と、受信待機時間設定手段による前記受信待機時間の経過前に、他の警光灯から前記同期制御信号が入力されるかどうかを判断する親機探索手段と、前記受信待機時間の経過時点で、前記同期制御信号の入力がないと判断したときに、前記同期制御信号の出力を行う同期信号出力手段とを備え、前記同期信号出力手段による前記同期制御信号の出力と同時に、前記信号入力部が同期制御信号の入力を検知したときは、前記受信待機時間設定手段は、前記受信待機時間を再度設定することを特徴とする。
この発明によれば、警光灯を単独で使用することができ、さらに複数の警光灯を接続したときには、それら複数の警光灯を同期発光させて使用することができる。すなわち、警光灯の故障や信号回線の断線等が生じても、すべての警光灯が不灯となることを防止することができる。さらに接続された警光灯同士の発光を同期させることができるため、緊急自動車に搭載された場合でも、より安全を確保することができる。また、同一の機能を有する警光灯を複数用意すればよく、在庫管理を容易にすることができる。さらに、警光灯の取付時に確認する作業が不要となるため、取付作業の効率性も向上する。
本発明における上述の、又はさらに他の利点、特徴及び効果は、添付図面を参照して次に述べる実施形態の説明により明らかにされる。
警光灯システムの一実施形態を示すブロック図である。 警光灯システムの全体動作を示すフローチャートである。 電源投入後の各警光灯の信号波形を示すタイムチャートである。 親機動作モードである警光灯の信号入出力部が故障した後の、各警光灯の信号波形を示すタイムチャートである。 複数の警光灯が同時に同期制御信号の出力を開始したときの各警光灯の信号波形を示すタイムチャートである。 従来の警光灯システムの実施形態を示すブロック図である。 従来の他の警光灯システムの実施形態を示すブロック図である。
図1は、本願発明の警光灯を使用した警光灯システムの実施形態を示すブロック図である。
本警光灯システムは、警告光を発する複数の警光灯3,4,5(警光灯の数は限定されないが、本実施形態では“3”とする。)と、各警光灯3,4,5を制御するためのコントローラ2と、各警光灯とコントローラ2との間に設定された信号回線1とを備えている。
信号回線1は、コントローラ2と各警光灯3,4,5を接続する制御信号回線1aと、各警光灯3,4,5間を互いに接続する同期信号回線1bとを含む。信号回線1は、図示したとおりの有線回線であっても良いが、電波や光を媒体として通信を行うための無線回線であってもよい。
コントローラ2は、各警光灯3,4,5を起動及び停止させるシステム起動操作スイッチ2aと、各警光灯3,4,5の発光情報を変更する発光制御スイッチ2bとを含む。
以下、警光灯3,4,5を代表して、警光灯4について説明するが、他の警光灯3,5も同様の構造となっている。警光灯4は、信号入出力部4a、発光制御部4b、発光部4c、記憶部4d、タイマ部4eなどを有し、この他サイレンアンプなども含む。
発光部4cは、車両のバンパーや車両の側方面、後方面に搭載される補助警光灯、車両のルーフ面に搭載される散光式警光灯などからなるものである。
信号入出力部4aは、信号のインターフェース部として機能し、同期信号回線1bを介して他の警光灯3,5と同期をとるための信号(以下、「同期制御信号」という)の入出力を行う。また信号入出力部4aには、コントローラ2から制御信号回線1aを介して警光灯4を起動、停止させるための信号(以下、「動作信号」という)が入力される。なお、本実施形態では、同期信号回線1bを介して発光情報(後述)を変更するための信号も伝送されるものとする。
発光制御部4bは、信号入出力部4aに入力される同期制御信号及び記憶部4dから読み出される発光情報(後述)に基づいて発光部4cを発光させる。
発光部4cは、発光制御部4bの制御によって所定の発光を行うものであり、発光ダイオード(以下、「LED」という)群等の光源からなる。
タイマ部4eは、他の警光灯3、5から同期制御信号が入力されたどうかを判断するための時間(以下、「受信待機時間T」という)を設定する。
記憶部4dは、発光の繰り返し時間間隔、発光の繰り返し回数を表す発光パターンや、1回の同期制御信号の入力から起算して前記発光パターンの処理を開始するまでの時間を表す発光タイミングの情報(以下、「発光情報」という)を記憶するとともに、後述する各警光灯の親機・子機動作モードを設定するための判断アルゴリズム・ソフトウェア等を記憶するメモリ部である。
なお、警光灯4は、自己の出力する同期制御信号に同期して、発光部4cを発光させる「親機動作モード」と、他の親機動作モードの警光灯が出力する同期制御信号に同期して発光制御を行い、発光部4cを発光させる「子機動作モード」と、「不灯状態」の3タイプの動作状態を有する。前2つの動作モードにおける発光情報は、前述のように記憶部4dに記憶されている。
以下、本警光灯システムの各警光灯の動作について図1及び図2に基づいて説明する。
図2は、警光灯4の信号入出力部、発光制御部、タイマ部等の各部の動作を示すフローチャートである。なお他の警光灯3,5も同様の動作を行うが、ここでは警光灯4を対象にして、その動作を説明する。
警光灯4の初期状態(電源投入前)においては、警光灯4は、親機動作モードか子機動作モードのどちらで動作するかが設定されていないため、どちらのモードで動作するかをこのアルゴリズムを用いて設定する。
まず、システム起動操作スイッチ2aが操作されると制御信号回線1aを介して動作信号が警光灯4に入力され、警光灯4は、親機動作モード/子機動作モードの設定処理を開始する(ステップS1)。発光制御部4bは、システム起動操作スイッチ2aが操作された後、親機動作モードの警光灯が出力する同期制御信号の周期N(Nの値はシステムに与えられた定数で、各警光灯とも予め分かっているものとする。)よりも長い受信待機時間Tをタイマ部4eに設定する(ステップS2)。すなわち、N<Tが成立している。
この受信待機時間Tは、警光灯3,4,5間で相関がない時間である。受信待機時間Tは、例えば、タイマ部4eにおいて発生する乱数値などに基づいて設定してもよい。また他の例として、タイマ部4eは、不揮発性メモリに”1,2,3,・・”などの番号に対応して、互いに異なる受信待機時間Tを記憶し、受信待機時間Tを設定するごとに前記番号をインクリメントし、当該番号に該当する受信待機時間Tを設定するものであってもよい(番号が一巡すれば、初めの番号に戻る)。
警光灯4は、受信待機時間T内に同期制御信号の入力の有無を判断する(ステップS3)。受信待機時間は乱数値等により設定されるため、警光灯3,4,5の受信待機時間が同じ時間に設定されるのを高い確率で避けることができる。
警光灯4は、受信待機時間T内に同期制御信号の入力がなければ、接続された他の警光灯の中に親機動作モードで動作中の警光灯が存在しないと判断し、同期制御信号の入力があれば、接続された他の警光灯に親機動作モードで動作中の警光灯があると判断する。このように、警光灯4は、ステップS2、ステップS3の処理により、親機動作モードで動作中の警光灯があるかどうかを判断できる(「親機探索処理」に相当する)。
接続される警光灯の中に親機動作モードの警光灯がなければ、警光灯4は、自ら同期制御信号を出力(ステップS4)する。そして、同期制御信号の出力と同時に他の警光灯からの同期制御信号が入力されれば(つまり同期制御信号同士が衝突すれば)(ステップS5のYes)、再度、親機探索処理(ステップS2、ステップS3)に戻る。同期制御信号の出力と同時に他の警光灯からの同期制御信号が入力されなければ、警光灯4は親機動作モードの警光灯として以降動作する(ステップS6)。
またステップS3において受信待機時間T内に同期制御信号の入力があれば、接続された他の警光灯の中に親機動作モードで動作中の警光灯があると判断し、自己の警光灯は子機動作モードの警光灯として動作する(ステップS7)。
なお、本警光灯システムに新たな警光灯が追加されたときの当該新たな警光灯の動作について、図2に基づいて説明する。新たな警光灯は、本警光灯システムにつながれ、その電源が立ち上がり、基本ソフト(OS)が起動した後、親機動作モード/子機動作モードの設定処理を開始(ステップS1)し、受信待機時間を設定する(ステップS2)。そして、既存のシステムで動作中の親機動作モードの警光灯が出力する同期制御信号を受けて、子機動作モードとして動作する(ステップS3→ステップS7)。
以上のようにして、各警光灯は、初期状態では親機子機の区別がなく、同期制御信号の入力によって、親機、子機動作モードのどちらで動作するのかを決定する。この効果として、本警光灯システムの管理上、親機、子機の確認をすることなく容易に警光灯の追加や交換をすることができる。また、一旦警光灯の電源をリセットすることとすれば、一度設定された親機、子機の動作もリセットされるため、再設定も容易に行うことができる。
次に、本警光灯システムの電源投入後の警光灯3,4,5の動作について図2及び図3に基づいて説明する。図3において、警光灯3が出力する同期制御信号の出力波形をOP3、警光灯3が入力する同期制御信号の入力波形をIP3、警光灯3の発光波形をS3とする。なお、警光灯4,5についても同様とする。
まず、システム起動操作スイッチ2aが操作されると、動作信号が制御信号回線1aを介して各警光灯に入力され、各警光灯は、親機動作モード/子機動作モードの設定処理を開始する(図2のステップS1)。すなわち、各発光制御部は、前記動作信号の入力に応じて、接続された警光灯の中に親機動作モードの警光灯がいないかどうかを判断するための受信待機時間を設定する。警光灯3に設定された受信待機時間をt3、警光灯4に設定された受信待機時間をt4、警光灯5に設定された受信待機時間をt5とする(ステップS2)。次に警光灯3,4,5は、受信待機時間t3、t4、t5内に同期制御信号の入力の有無を判断する(ステップS3)。
警光灯3は、接続された他の警光灯の中に同期制御信号を出力する警光灯がいないため、受信待機時間t3の経過と同時に同期制御信号を出力する(ステップS4)。警光灯3は、同期制御信号の衝突がないことを確認すれば、接続された他の警光灯の中に親機警光灯がないと判断し(ステップS5)、親機動作モードを開始する(ステップS6)。親機動作モードを開始した警光灯3は、記憶部3dに記憶されている発光情報に基づいて発光部3cを発光させ、合わせて同期制御信号を出力する。
警光灯4は、設定された受信待機時間t4内に警光灯3が出力する同期制御信号を入力するので、子機動作モードを開始する。これと同時にタイマ部4eの受信待機時間t4のカウント動作を解除する。受信待機時間t4経過後の同期制御信号の入力と同時に発光部4cを発光させる(ステップS3→ステップS7)。警光灯5についても、警光灯4と同様の処理の流れとなり、子機動作モードを開始する。
前述のように、受信待機時間Tの経過を待たずに同期制御信号の入力があった時点で、受信待機時間を解除するようにしたのは、解除しなければ、受信待機時間Tの経過時点で、警光灯4,5が、自分が親機と勘違いして同期制御信号の出力を開始することを防ぐためである。
なお、管理者がコントローラ2の発光制御スイッチ2を操作することにより、警光灯3,4,5の発光情報を一括して変更することができる。例えば、0.1秒間隔で3回、1秒周期の発光を0.3秒間隔で2回、1.5秒周期の発光に変更することができる。
次に、本警光灯システムの親機動作モードとして運用している警光灯が故障、断線等したときの子機動作モードの警光灯の動作について、図2及び図4に基づいて説明する。親機動作モードの警光灯は警光灯3であるとする。
親機動作モードの警光灯3の同期制御信号出力によって、子機動作モードの警光灯4、5は入力される同期制御信号に同期して発光を行っている(ステップS6、ステップS7)。また、子機動作モードの警光灯4は、同期制御信号IN4の入力時点から起算して、受信待機時間t4を設定する(ステップS2)。また子機動作モードの警光灯5は、受信待機時間t5を設定する(ステップS2)。ここで、設定された受信待機時間t4<t5であるとする。また、前述したように受信待機時間t4,t5は、親機動作モードの警光灯3が出力する同期制御信号の周期Nよりも長い時間である。
ところが、親機動作モードの警光灯3の故障、断線等により、同期制御信号OP3が出力されなくなったとする(図4に破線と×印で示す)。
警光灯4は、この受信待機時間t4内に同期制御信号の入力がないので、接続された他の警光灯の中に親機動作モードで動作中の警光灯がないと判断し、警光灯4は、受信待機時間t4経過と同時に同期制御信号を出力する(ステップS4)。
この同期制御信号の出力と同時に他の同期制御信号の入力(つまり同期制御信号の衝突)がなければ、接続された警光灯の中に親機警光灯がないと判断(ステップS5)し、自己の警光灯4は親機動作モードの警光灯として以降動作する(ステップ6)。
親機動作モードを開始した警光灯4は、記憶部4dに記憶されている発光情報に基づいて発光部4cを発光させ、合わせて同期制御信号の出力を行う。
警光灯5は、受信待機時間t5内に警光灯4が出力する同期制御信号を受けて、子機動作モードを開始し、受信待機時間t5経過後の同期制御信号の入力と同時に発光部5cを発光させる(ステップS3、ステップS7)。
なお信号入出力部3aが故障した警光灯3は、同期信号回線1bを介して同期制御信号が入出力されないので、ステップS3,ステップS5で常に“No”の判断となり、親機動作モードを継続する(ステップS6)。従って、警光灯4、5とは、同期をとらずに発光を行うこととなる。
次に、複数の警光灯が同時に同期制御信号の出力を開始したときの警光灯4,5の動作について図2、図5に基づいて説明する。図5において、警光灯3は親機動作モードであり、警光灯4、5は子機動作モードであるとする。
子機警光灯4、5は、同期制御信号の入力をトリガとして、受信待機時間t4a、t5aを設定し、それぞれカウントしているものとする。このとき親機動作モードの警光灯3の同期信号回線1bが断線したとする。子機警光灯4、5の受信待機時間t4a、t5aが、偶然同じ時間に設定されたとする。
設定された受信待機時間t4a、t5a内に同期制御信号の入力がなければ(ステップS3のNo)、t4a=t5aであるから、子機警光灯4、5は同時に同期制御信号を出力する(ステップS4)。子機警光灯4、5は、それぞれ同期制御信号の出力OP4、5と同時に同期制御信号の入力IP4、5を受けることになる(ステップS5)。そこで子機警光灯4は、この同期制御信号の入力IP4をトリガとして、再度受信待機時間を設定し(ステップS2)、子機警光灯5は、この同期制御信号の入力IP5をトリガとして、再度受信待機時間を設定する(ステップS2)。再度設定された受信待機時間をそれぞれt4b、t5bとする。設定された受信待機時間t4bは、受信待機時間t5bよりも短いものとする。
警光灯4、5は、再度設定された受信待機時間t4b、t5b内に、同期制御信号の入力の有無を判断する(ステップS3)。まず受信待機時間t4bの経過により警光灯4は、同期制御信号を出力する(ステップS4)。次に、警光灯4は、同期制御信号の衝突がないことを確認して(ステップS5のNo)、接続された警光灯の中に親機動作モードの警光灯がないと判断し、親機動作モードを開始するとともに、発光部4cを発光させる(ステップS6)。警光灯5は、受信待機時間t5内に警光灯4が出力する同期制御信号の入力により、子機動作モードを開始し、受信待機時間t5経過後の同期制御信号の入力と同時に、発光部5cを発光させる(ステップS3、ステップS7)。
なお警光灯3は、制御信号回線1bが断線しているので、同期制御信号が入出力できず、ステップS3,ステップS5で常に“No”の判断となり、親機動作モードを継続する(ステップS6)。従って、警光灯4、5とは、同期をとらずに発光を続けることとなる。
なお、本実施形態の警光灯システムでは、警光灯4は、例えば図3の受信待機時間t4経過前の同期制御信号の入力(IP4)と同時に子機動作モードを開始し、受信待機時間t4経過後の同期制御信号の入力(2番目のIP4)と同時に発光部4cを発光させているが、同期制御信号の入力と同時に発光部4cを発光させる必要は必ずしもない。同期制御信号の入力の終了(図3のt41で示す)と同時に親機動作モードを開始してもよい。
さらに、親機動作モードとなった警光灯は、記憶部から発光情報を読み出して、同期制御信号の出力とともに他の警光灯の発光情報を変更できるようにしてもよい。発光情報を変更することによって外部からその変更を認識することができる。そのため、警光灯の故障、信号回線の断線等を早期に発見することができ、早急にメンテナンスを行うことができる。
前記説明した本警光灯システムでは以下のような効果を得ることができる。子機動作モードの警光灯は、親機動作モードの警光灯が出力する同期制御信号の入力を判断しており、親機動作モードの警光灯に故障などがあったときは、自己が親機動作モードになるように働くことになる。よって、各警光灯の同期発光を継続して行うように制御することができる。そのため、例えば一緒に出動した緊急自動車に、各警光灯が搭載されている場合でも、各警光灯が散発して発光するのを防ぎ、同期発光により照射光に一体感をもたせ、視認性、注意喚起を高めることができる。
また、図2のステップS2において、受信待機時間Tを設定することにより、意図することなく警光灯が親機動作モードを開始することがなくなる。各警光灯が親機動作モードを開始すれば、各警光灯が一斉に同期制御信号を出力して、発光の同期がとれなくなるが、本発明では、このような事態を防止することができる。また、ステップS6において、再度、同期制御信号の有無を確認することで、仮に受信待機時間が同じ警光灯が2以上あったときに、同期制御信号が衝突したときでも、さらにもう一度受信待機時間を設定し、同時に2以上の警光灯が親機動作モードとなることを回避することができる。
1 信号回線
1a 制御信号回線
1b 同期信号回線
2 コントローラ
2a システム起動操作スイッチ
2b 発光制御スイッチ
3 警光灯
4 警光灯
4a 信号入出力部
4b 発光制御部
4c 発光部
4d タイマ部
4e 記憶部
5 警光灯

Claims (1)

  1. 他の警光灯と接続され、同期制御信号を用いて他の警光灯と同期した発光動作をすることのできる警光灯であって、
    発光部と、
    発光情報を記憶した記憶部と、
    前記発光情報に基づき前記発光部を発光させる発光制御部と、
    前記同期制御信号が入力される信号入力部と、
    前記同期制御信号を出力する信号出力部と、
    所定の時点から受信待機時間をカウントする受信待機時間設定手段と、
    受信待機時間設定手段による前記受信待機時間の経過前に、他の警光灯から前記同期制御信号が入力されるかどうかを判断する親機探索手段と、
    前記受信待機時間の経過時点で、前記同期制御信号の入力がないと判断したときに、前記同期制御信号の出力を行う同期信号出力手段とを備え
    前記同期信号出力手段による前記同期制御信号の出力と同時に、前記信号入力部が同期制御信号の入力を検知したときは、前記受信待機時間設定手段は、前記受信待機時間を再度設定する、警光灯。
JP2011508340A 2009-04-09 2010-03-30 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法 Active JP5218874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011508340A JP5218874B2 (ja) 2009-04-09 2010-03-30 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009094472 2009-04-09
JP2009094472 2009-04-09
JP2011508340A JP5218874B2 (ja) 2009-04-09 2010-03-30 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法
PCT/JP2010/055717 WO2010116927A1 (ja) 2009-04-09 2010-03-30 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010116927A1 JPWO2010116927A1 (ja) 2012-10-18
JP5218874B2 true JP5218874B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42936212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011508340A Active JP5218874B2 (ja) 2009-04-09 2010-03-30 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5218874B2 (ja)
CN (1) CN102365903B (ja)
WO (1) WO2010116927A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6718229B2 (ja) * 2015-12-28 2020-07-08 株式会社小糸製作所 点灯装置、車両用灯具
JP6162854B2 (ja) * 2016-05-19 2017-07-12 ホーチキ株式会社 光警報装置及び光警報システム
JP6899547B2 (ja) * 2017-03-27 2021-07-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御装置、照明システム及び無線通信状況の判定支援方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0858300A (ja) * 1994-08-20 1996-03-05 Techno Grace Kk 装飾装置
JPH09306208A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Koito Mfg Co Ltd 閃光式警告灯システム
JP2006510181A (ja) * 2002-12-16 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マスタ故障からの照明制御ネットワーク回復のシステム及び方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542465B2 (ja) * 1990-10-31 1996-10-09 三菱電機株式会社 シ―ケンス制御方法
KR100867615B1 (ko) * 2007-07-04 2008-11-10 유빅테크주식회사 Obd-ⅱ를 이용한 차량의 비상등 제어장치 및 방법
CN201163442Y (zh) * 2007-11-02 2008-12-10 韩维哲 机动车用警灯、警报无线控制装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0858300A (ja) * 1994-08-20 1996-03-05 Techno Grace Kk 装飾装置
JPH09306208A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Koito Mfg Co Ltd 閃光式警告灯システム
JP2006510181A (ja) * 2002-12-16 2006-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マスタ故障からの照明制御ネットワーク回復のシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010116927A1 (ja) 2010-10-14
JPWO2010116927A1 (ja) 2012-10-18
CN102365903A (zh) 2012-02-29
CN102365903B (zh) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5218874B2 (ja) 警光灯、警光灯システム及び警光灯の発光制御方法
CN106851798B (zh) 一种整车网络控制方法及整车网络系统
US9131547B2 (en) Illumination device and illumination system
JP2017162805A (ja) 防眩ヘッドランプ
JP4639969B2 (ja) 車両用障害物検知装置
US11148694B2 (en) Train turn-back control method, device and system
JP2016085036A (ja) 物体検出装置
JP2013507187A (ja) 対話式の玩具
ES2353825T3 (es) Sistema de radiocomunicaciones.
JP4423951B2 (ja) 測距機能付ledランプ装置
JP2013539896A (ja) 照明システム
EP3578010B1 (en) Distributed control of a lighting network
CN110047273B (zh) 基于行人优先的信号灯辅助控制系统
JP2013060030A (ja) 車載機器制御システム
JP2008254518A (ja) 車載通信装置
JP2008034911A (ja) 端末機制御システム
JP2007008657A (ja) エスカレータ装置
US20230242164A1 (en) Train warning system for rail operations
TWM642616U (zh) 貫穿式尾燈動畫運行系統
JP5943420B2 (ja) 光警報装置及び光警報システム
KR102692524B1 (ko) 차량의 램프 제어 장치 및 그 동작 방법
JP5881316B2 (ja) 警報システム
JP2007045215A (ja) 負荷同期制御システム
JP2001071907A (ja) 発光機点灯回路用制御器の故障検知方法
JP5881348B2 (ja) 警報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5218874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250