JP5218733B2 - 電気部品、非水電解質電池、並びに、それらに用いられるリード線及び封入容器 - Google Patents

電気部品、非水電解質電池、並びに、それらに用いられるリード線及び封入容器 Download PDF

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Description

本発明は、小型電子機器の電源等として用いられる電気部品及び非水電解質電池、並びにこれらを構成する部材であるリード線及び封入容器に関するものである。
電子機器の小型化、軽量化に伴って、これらの機器に使用される電池などの電気部品についても小型化、軽量化が求められている。このため、例えば、袋体を封入容器として用い、その内部に非水電解質、正極、及び負極を封入してなる非水電解質電池が採用されている。
封入容器には、電解液やガスの透過、外部からの水分の浸入を防止する性質が求められる。このため、アルミニウム箔などの金属層を樹脂で被覆したラミネートフィルムが封入容器の材料として用いられ、2枚のラミネートフィルムの端部を熱融着して封入容器を形成する。
封入容器の一端は開口部とし、この内部には非水電解質、正極板、負極板、及び正負の極板間のセパレータ等を封入する。さらに正極板、負極板にその一端が接続されたリード導体を封入容器の内部から外部へ延びるように配置して、最後に開口部をヒートシール(熱融着)することで封入容器の開口部を閉じると共に、封入容器とリード導体とを接着して開口部を封止する(この、最後に接着される部分をシール部と呼ぶ)。
このとき、封入容器の金属層とリードとは熱融着層を介して接着される。熱融着層はあらかじめリード導体のシール部に対応する部分に設けておくか、又は封入容器のシール部に対応する部分に設けておくことで封入容器の金属層とリード導体との間に介在させる。ヒートシール時に熱融着層の流動性が高いと、封入容器とリード導体との接着力を高めることができる。しかし熱融着時に流動しすぎると、金属層とリード導体とが短絡してしまう。このことから、熱融着層には、金属層とリード導体との短絡を発生させることなく、接着性、シール性(密封性)を維持できるという特性が求められる。
特許文献1には、このような非水電解質電池に用いる電池用封入袋及びリード線が開示されている。リード導体の導体直上にのみマレイン酸変性ポリオレフィン層を設けることでシール部の密封性を高めることができると記載されている。
また特許文献2には、タブ(リード導体)の、ヒートシールされる部分の表、裏面および側面に化成処理をすることで、リチウムイオン電池の電解質と水分の反応で生成するフッ化水素に起因するタブ表面の溶解、腐食を防止し、かつタブと封入容器との接着性を向上することができることが記載されている。
特許第3562129号公報 特開2002−216741号公報
シール部においては封入容器とリード導体との接着性、密封性が必要とされるが、封止直後の接着性が充分であっても、時間が経過すると徐々に接着力が低下し、金属層またはリード導体の界面で剥がれが生じるという問題があった。これは時間の経過と共にシール部分から水分が透過し、封入容器の内部に封入された電解質と水との反応でフッ化水素酸が発生してリード導体(金属)が腐食することに起因する。
特許文献2に記載されているように、金属の表面を処理することでフッ化水素酸による金属の腐食をある程度抑えることはできたが、性能はまだ不充分であった。またこのような処理を行うと工程が煩雑となり製造コストが高くなる。
本発明はこのような問題に鑑み、金属の表面処理を行うことなく、初期状態及び電解液との接触状態での接着性、密封性を高めることができる電気部品、非水電解質電池、及びそれらに用いるリード線、封入容器を提供することを課題とする。
本発明は、金属層を有する封入容器と、前記封入容器の内部から外部に延びるリード導体とを有し、前記封入容器と前記リード導体とがシール部で熱融着されている電気部品であって、前記シール部の少なくとも一部において、前記金属層と前記リード導体との間に、前記リード導体と直接接して、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を有するとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、電気部品である(請求項1)。
熱可塑性樹脂であるポリオレフィン系樹脂と、有機化クレーを特定の割合で含有する絶縁樹脂層を使用することで、初期の接着性、密封性のみでなく、電解液と接触した状態で時間が経過しても接着性、密封性を維持することができる電気部品が得られる。
ポリオレフィン系樹脂としては、分子内にカルボキシル基を有し、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂が好ましい。カルボキシル基を有することにより金属との接着性に優れるため、シール部の接着性、密封性をより向上することができる。また、カルボキシル基を有することで、有機化クレーの樹脂への分散性が向上する。このカルボキシル基は金属塩又は有機化クレー中の金属イオンによって中和されていると、溶融張力が増大しフィルムの押出加工性が向上する。
絶縁樹脂層は、電離放射線の照射により架橋されていることが好ましい(請求項)。絶縁樹脂層が架橋されることで、シール部の耐熱性を向上することができる。そのため高温で使用した場合でもシール部の接着性、密封性を維持することができる。
請求項に記載の発明は、金属層を有する封入容器、前記封入容器の内部から外部に延びるリード線、並びに、前記封入容器の内部に封入された非水電解質及び前記封入容器の内部に封入され、前記リード導体の端部に接続される電極を有し、前記封入容器と前記リード導体とがシール部で熱融着されている非水電解質電池であって、前記シール部の少なくとも一部において、前記金属層と前記リード導体との間に、前記リード導体と直接接して、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を有するとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、非水電解質電池である。このような構成の非水電解質電池は、シール部の接着性、密封性が高く、さらに使用状態で時間が経過しても接着性、密封性を維持することができる。
請求項に記載の発明は、上記電気部品、又は非水電解質電池に用いられるリード線であって、リード導体と、前記リード導体の少なくとも前記シール部に対応する部分を直接被覆する熱融着層を有し、当該熱融着層が、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層からなるとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、リード線である。
リード導体のシール部に対応する部分とは、リード導体と封入容器(金属層)とが接着する部分である。この部分に対応するリード導体の片面、又は両面を熱融着層で被覆し、その少なくとも一部を、ポリオレフィン系樹脂と有機化クレーとを特定の比率で含有する絶縁樹脂層とすることでシール部の接着性、密封性が高く、さらに使用状態で時間が経過しても接着性、密封性を維持することができる電気部品及び非水電解質電池を得ることができる。
請求項に記載の発明は、上記電気部品、又は非水電解質電池に用いられる封入容器であって、金属層と、前記金属層の少なくとも前記シール部に対応する部分を被覆する熱融着層を有し、当該熱融着層の少なくともリード導体と直接接する部分が、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層からなるとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、封入容器である。
金属層のシール部に対応する部分とは、リード導体と封入容器(金属層)とが接着する部分である。封入容器は一般に、金属層と、金属層の全面を被覆する樹脂層とからなるラミネートフィルムから形成されるが、このシール部に対応する部分の樹脂層の上にポリオレフィン系樹脂と有機化クレーとを特定の比率で含有する絶縁樹脂層を設けても良いし、樹脂層の全部又は一部を上記の絶縁樹脂層に置き換えても良い。
本発明によれば、金属の表面処理を行うことなく、初期状態及び電解液との接触状態での接着性、密封性を高めることができる電気部品、非水電解質電池、及びそれらに用いるリード線、封入容器を提供することができる。
本発明の絶縁樹脂層の材料として用いるポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリオレフィン等が例示される。特に変性ポリオレフィン樹脂は極性基を有することで金属との接着性、シール性に優れているので好ましく、極性基としてはカルボキシル基が好ましい。これらのポリオレフィン系樹脂は熱可塑性樹脂であり、ヒートシール時に加熱により溶融して封入容器の金属層とリード導体とを接着させる。
カルボキシル基を有する変性ポリオレフィン樹脂としては、分子内にカルボキシル基を有するエチレン系アイオノマー樹脂が好ましい。エチレン系アイオノマー樹脂とは、エチレン−メタクリル酸共重合体あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン共重合体の分子間を、亜鉛イオン、カリウムイオン、ナトリウムイオン、マグネシウムイオン、リチウムイオン等の金属イオンで疑似架橋した樹脂である。このようなエチレン系アイオノマー樹脂は、サーリン、ハイミラン等の商品名で市販されているものを使用することができる。
エチレン系アイオノマー樹脂は、上記のエチレン系アイオノマー樹脂のみでなく、分子内にカルボキシル基を有するエチレン共重合体と、金属酸化物、金属水酸化物、又は金属塩とを混合して得られるものも含まれる。カルボキシル基を有するエチレン共重合体と金属塩等とを混合すると、カルボキシル基は金属イオンによって中和されてカルボン酸イオンとなり、金属イオンとの塩を形成する。複数のカルボン酸イオンが金属イオンと会合することでエチレン共重合体同士が疑似架橋し、アイオノマー樹脂となる。
分子内にカルボキシル基を有するエチレン共重合体としては、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基を有するアクリル系モノマーとエチレンとの共重合体、無水マレイン酸等の酸無水物モノマーとエチレンとの共重合体などが例示される。これらの共重合体の製造は共重合法、グラフト重合法等の既知の方法で行うことができ、各種の特性を向上させる目的で、更に他のモノマーを適宜共重合させることも可能である。
前記変性ポリオレフィン樹脂において、カルボキシル基の一部は、金属酸化物等の金属イオンによって中和される。カルボキシル基の中和度は、5%以上50%以下が好ましい。中和度が50%を越えると金属に対する接着力が低下する。また中和度が5%よりも少ないと、フィルム化する際の押出加工性が悪くなる。なおカルボキシル基の中和度とは、カルボキシル基の総量に対するイオン化したカルボキシル基(カルボン酸イオン)量の割合であり、赤外吸収スペクトル(IR)測定で求めることができる。カルボキシル基は1700cm−1付近にC=O伸縮吸収ピークを持つが、金属イオンで中和されてカルボン酸イオンとなるとこのピークは消失する。また金属イオンで中和されたカルボン酸イオンを強酸である塩酸で処理すると、金属イオンが脱離して元のカルボキシル基に戻り、C=O伸縮吸収ピークが復活する。カルボキシル基を有する変性ポリオレフィン樹脂のC=O伸縮吸収ピークを測定することでイオン化していないカルボキシル基が定量でき、塩酸処理した変性ポリオレフィン樹脂のC=O伸縮吸収ピークを測定することで変性ポリオレフィン樹脂全体のカルボキシル基が定量できる。両者を測定することで中和度が求められ、具体的には以下の式で算出する。
中和度(%)=(1−A/A)×100
:変性ポリオレフィン樹脂のC=O伸縮吸収ピーク高さ
:塩酸処理した変性ポリオレフィン樹脂のC=O伸縮吸収ピーク高さ
変性ポリオレフィン樹脂を中和するものとしては金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩等を使用でき、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム等が例示できる。カルボキシル基を中和する金属イオンが亜鉛イオン、ナトリウムイオン、マグネシウムイオン、カリウムイオン及びカルシウムイオンからなる群より選ばれる少なくとも1種であると、樹脂組成物の透明性に優れるため好ましい。
本発明の絶縁樹脂層の材料として使用する有機化クレーとは、モンモリロナイト等の層状珪酸塩(クレー)において、層状に積層した珪酸塩平面の層間に有機化合物がインターカレーションしたものである。層状に積層した珪酸塩平面の間には、ナトリウムイオンやカルシウムイオンのような中間層カチオンが存在して層状の結晶構造を保っている。この中間層カチオンを有機カチオンとイオン交換することで、有機化合物が珪酸塩平面の表面に化学的に結合して層間に導入(インターカレーション)される。
有機化クレーは、層間に有機化合物がインターカレーションすることにより珪酸塩平面間の層間距離が大きくなり有機物への分散性が向上する。また未処理のクレーでは、有機溶剤中で層間距離が変化することはないが、有機化クレーは有機溶剤中で層間距離がさらに広がり、膨潤する性質を持つため、更に分散性が向上する。このような有機化クレーとしては、Nanofil、エスベン等の商品名で市販されているものを使用することができる。
層間にインターカレーションされる有機化合物としては、塩化ジメチルジステアリルアンモニウム、塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム等の4級アンモニウムイオンが挙げられるが、塩化ジメチルジステアリルアンモニウム又は塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウムでインターカレーションした有機化クレーはエチレン系アイオノマー樹脂への分散性に優れており、樹脂組成物の剛性や溶融物性を向上する効果がある。
本発明の絶縁樹脂層は上記のポリオレフィン系樹脂と有機化クレーとを混合することで得られ、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して有機化クレーを2〜50質量部の割合で含有する。有機化クレーの含有量が2質量部よりも少ないと絶縁樹脂層への水分透過性を低くすることができず、電解液と接触した状態で時間経過した後の接着力低下を抑えることができない。また有機化クレーの含有量が50質量部よりも多くなると、混合物の溶融粘度が高くなり、押出加工性が悪くなる。より好ましい有機化クレーの含有量は、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して5〜40質量部である。
前述したように、シール部の熱融着層(絶縁樹脂層)には、ヒートシール時の温度で良好に流れて接着性、密封性を保つことと共に、金属層とリード導体とが短絡しないという性能が求められる。ポリオレフィン系樹脂としてエチレン系アイオノマー樹脂を使用した場合、樹脂の流動性が良いため接着力を向上することはできるが、反面、樹脂が流れやすく、金属層とリード導体との間に適当な距離を保てず短絡が起きやすい。しかしエチレン系アイオノマー樹脂中に有機化クレーを分散させることで、熱融着層(絶縁樹脂層)の流動性を抑えることができ、金属層とリード導体との短絡を起こすことなく良好に接着できるという効果がある。
また有機化クレーが分散することで、熱融着層(絶縁樹脂層)へ水分が浸入しにくくなるという効果もある。このため、シール部分の幅を短くすることができ、電気部品の小型ができるという効果もある。
本発明の絶縁樹脂層には、必要に応じて酸化防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤、着色剤等の各種添加剤を混合することができる。また本発明の趣旨を損ねない程度において他の樹脂を混合しても良い。また、非相溶の樹脂を混合する場合は相溶化剤の併用が好ましい。これらの材料をオープンロール、加圧ニーダー、単軸混合機、2軸混合機等の既知の混合装置を用いて混合し、押出成形等によってフィルム状の絶縁樹脂層を作製する。
絶縁樹脂層は、加速電子線やγ線などの電離放射線の照射によって架橋して使用することもできる。樹脂を架橋することで耐熱性を高めることができ、使用時の温度が上がった場合の接着力の低下を防止することができる。生産性向上の観点から、電離放射線の照射による架橋を行うことが好ましい。
次に本発明の電気部品の構造について図を用いて説明する。図1はリチウム電池などの非水電解質電池の一実施形態を模式的に表す正面図であり、図2は図1のA−A’部における部分断面図である。この非水電解質電池1は、略長方形の封入容器2と、封入容器2の内部から外部に延びるリード導体3を有している。
封入容器2は、図2に示されるように、金属層5と、金属層5を被覆する樹脂層6,7とからなる3層のラミネートフィルム8からなる。金属層5はアルミニウム箔などの金属から形成される。封入容器の外側に位置する樹脂層6としては6,6−ナイロン、6−ナイロンなどのポリアミド樹脂や、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等を用いることができる。また封入容器2の内部に位置する樹脂層7には、非水電解質に溶解せず、また加熱して溶融する絶縁性樹脂を用いることが好ましく、ポリオレフィン系樹脂、酸変性ポリオレフィン系樹脂が例示され、金属との接着性の観点から酸変性ポリオレフィン樹脂が好ましい。また後述するように、樹脂層7としてポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して5〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を用いても良い。封入容器2は、2枚のラミネートフィルム8を重ね合わせて、リード導体が貫通する辺以外の3辺をヒートシールして作製する。封入容器の外周部では、2つの金属層5は樹脂層7を介して接着される。
シール部9において、リード導体3は、絶縁樹脂層4を介して封入容器(ラミネートフィルム8)と接着(熱融着)される。樹脂層7として、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を用いた場合には絶縁樹脂層4を省略しても良い。
絶縁樹脂層4は、予めリード導体3のシール部に対応する部分を被覆するように設けても良い。このような構造のものをリード線と定義する。図3はリード線の概略断面図である。リード線には絶縁樹脂層4以外の熱可塑性樹脂層をさらに設けても良い。リード線はタブリードと呼ばれることもある。
また絶縁樹脂層4を、予め封入容器側に設けても良い。この場合、ラミネートフィルム8の少なくともシール部に対応する部分を絶縁樹脂層4で被覆する。このような封入容器としては、樹脂層7の内部に絶縁樹脂層4を設けた形態(図4)や、絶縁樹脂層7の全部を絶縁樹脂層4に置き換えた形態(図5)、及び絶縁樹脂層7の一部(シール部に対応する部分)を絶縁樹脂層4に置き換えた形態等(図6)が例示される。またリード導体と封入容器とをシール(熱融着)する際に、絶縁樹脂層をリード導体と封入容器の間に挟み込んでも良い。
リード導体3としてはアルミニウム、ニッケル、銅、ニッケルめっきされた銅などの金属が使用される。リチウム電池の場合は正極にはアルミニウム、負極にはニッケルが用いられることが多い。
非水電解質電池の内部には、更に、リード導体の端部に接続された正極または負極集電体10、11、及び非水電解質(図示せず)、並びにセパレータ12、正極または負極活物質13、14が封入される。
この実施形態においては、リチウム電池を例に説明したが、本発明の電気部品及び非水電解質電池はこの形状に限られない。
次に発明を実施するための最良の形態を実施例により説明する。実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1〜5、比較例1、2)
(絶縁樹脂層をリード導体に被覆したリード線の作製)
正極用のリード導体として、厚さ0.1mm、幅5mm、長さ50mmのアルミニウム板を準備した。
表1に示す配合でポリオレフィン系樹脂と有機化クレーとを混合し、Tダイ押出法で厚さ100μmの絶縁樹脂層を作製した。得られた絶縁樹脂層を上記のリード導体上に被覆し200℃3秒熱プレスしてリード線を作製した。
(初期接着力の評価)
上記リード線における、リード導体と絶縁樹脂層との接着力を180°剥離試験(引張速度100mm/分、絶縁樹脂層を剥離)を行って、接着力を測定した。結果を表1に示す。なお、接着強度が強く絶縁樹脂層が材料破壊したものは◎とした。
(耐電解液性の評価:剥がれ試験)
金属層として、厚さ40μmのアルミニウム箔の一方の面に、厚さ25μmの6−ナイロン製フィルム(ユニチカ(株)製、商品名:エンブレムON)をドライラミネーションで貼り合わせた。アルミニウム箔の他方の面には、酸変性ポリエチレン樹脂フィルム(三井化学(株)製 アドマーNE060)を貼り合わせ、3層構造のラミネートフィルムを得た。このラミネートフィルムを120mm角に切断し、酸変性ポリエチレン樹脂フィルムが内側に位置するように2枚重ねて3辺を熱融着によって接着し、残りの1辺を開口部(シール部)とする袋状の封入容器を作製した。
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを1:1の体積比率で混合し、電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.0mol/lとなるように溶解した電解液を封入容器の開口部から8ml注入し、上記リード線の絶縁樹脂層を開口部にはさみ、開口部を200℃3秒プレスして接着し、60℃90%の恒温恒湿槽内に60日間放置し絶縁樹脂層の状態を観察した。剥がれが生じなかったものを○、剥がれが生じたものを×とした。以上の結果を表1に示す。
Figure 0005218733
(脚注)
(*1)エチレン系アイオノマー樹脂:三井デュポンポリケミカル(株)製、エチレンーメタクリル酸共重合体(メタクリル酸14重量%、中和度26%)
(*2)有機化クレー(インターカレーション用有機化合物:塩化ジメチルジステアリルアンモニウム、粒径8μm):Sud-Chemie社製、Nanofil 9
(*3)有機化クレー(インターカレーション用有機化合物:塩化ベンジルジステアリルアンモニウム、粒径25μm):Sud-Chemie社製、Nanofil 15
(*4)酸化防止剤:チバスペシャリティケミカルズ(株)製、イルガノックス1010
実施例1〜5では、初期接着力、浸漬後接着力ともに良好であり、また電解液浸漬後の剥がれも生じなかった。これに対し、有機化クレーの含有量の少ない比較例2では、初期接着力は良好であるが電解液浸漬後に剥がれが生じ、電解液浸漬後の接着力が低下している。また有機化クレーの含有量が多い比較例1では、樹脂混合物の溶融粘度が高くなり、押出加工で絶縁樹脂層を作製することができなかった。
(実施例6、比較例3)
(絶縁樹脂層を使用した封入容器の作製)
金属層として、厚さ40μmのアルミニウム箔の一方の面に、厚さ25μmの6−ナイロン製フィルム(ユニチカ(株)製、商品名:エンブレムON)をドライラミネーションで貼り合わせた。アルミニウム箔の他方の面には、表2に示す配合で作製した絶縁樹脂層を貼り合わせ、3層構造のラミネートフィルムを得た。このラミネートフィルムを120mm角に切断し、絶縁樹脂層が内側に位置するように2枚重ねて3辺を200℃で熱融着によって接着し、残りの1辺を開口部(シール部)とする袋状の封入容器を作製した。
(耐電解液性の評価)
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを1:1の体積比率で混合し、電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1.0mol/lとなるように溶解した電解液を封入容器の開口部から8ml注入し、開口部を200℃で3秒プレスして接着して電解液を封入した。尚シール幅は3mmとした。このサンプルを60℃95%の恒温恒湿槽内に60日放置後、カールフィッシャー法で電解液中の水分率を測定した。水分率50ppm以下を良好とする。結果を表2に示す。
Figure 0005218733
ポリオレフィン系樹脂と有機化クレーを配合した実施例6の封入容器では、電解液中への水分の浸入も少なかった。これに対し、有機化クレーを配合しなかった比較例3の封入容器では、電解液中に水分が浸入し、水分率は65ppmにまで上昇した。
これらの結果より、本実施形態のリード線、又は封入容器を用いた電気部品、非水電解質電池は耐電解液性に優れることがわかる。
本発明の一実施形態に係る非水電解質電池の正面図である。 本発明の一実施形態に係る非水電解質電池の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係るリード線の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る封入容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る封入容器の部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る封入容器の部分断面図である。
符号の説明
1 非水電解質電池
2 封入容器
3 リード導体
4 絶縁樹脂層
5 金属層
6 樹脂層
7 樹脂層
8 ラミネートフィルム
9 シール部
10 正極集電体
11 負極集電体
12 セパレータ
13 正極活物質
14 負極活物質

Claims (5)

  1. 金属層を有する封入容器と、前記封入容器の内部から外部に延びるリード導体とを有し、前記封入容器と前記リード導体とがシール部で熱融着されている電気部品であって、
    前記シール部の少なくとも一部において、前記金属層と前記リード導体との間に、前記リード導体と直接接して、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を有するとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、電気部品。
  2. 絶縁樹脂層が、電離放射線の照射により架橋されていることを特徴とする、請求項に記載の電気部品。
  3. 金属層を有する封入容器、前記封入容器の内部から外部に延びるリード線、並びに、前記封入容器の内部に封入された非水電解質及び前記封入容器の内部に封入され、前記リード導体の端部に接続される電極を有し、前記封入容器と前記リード導体とがシール部で熱融着されている非水電解質電池であって、
    前記シール部の少なくとも一部において、前記金属層と前記リード導体との間に、前記リード導体と直接接して、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層を有するとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、非水電解質電池。
  4. 請求項1又は2に記載の電気部品、又は請求項3に記載の非水電解質電池に用いられるリード線であって、
    リード導体と、前記リード導体の少なくとも前記シール部に対応する部分を直接被覆する熱融着層を有し、当該熱融着層が、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層からなるとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、リード線。
  5. 請求項1又は2に記載の電気部品、又は請求項に記載の非水電解質電池に用いられる封入容器であって、
    金属層と、前記金属層の少なくとも前記シール部に対応する部分を被覆する熱融着層を有し、当該熱融着層の少なくともリード導体と直接接する部分が、ポリオレフィン系樹脂と、前記ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して2〜50質量部の有機化クレーとを含有する絶縁樹脂層からなるとともに、前記ポリオレフィン系樹脂は、カルボキシル基の中和度が5%以上50%以下のエチレン系アイオノマー樹脂であることを特徴とする、封入容器。
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