JP5217979B2 - 軸連結装置およびトルクリミッタ - Google Patents

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この発明は、液圧拡張室を有する軸連結装置に関し、また、液圧拡張室を有するトルクリミッタに関する。
従来、軸連結装置としては、特開平5−296252号公報(特許文献1)に記載されているものがある。この軸連結装置は、軸部材と、筒部材とを備え、上記筒部材は、二つの環状の油圧拡張室を有し、上記二つの油圧拡張室は、軸方向に間隔をおいて2列に配置されている。この軸連結装置は、上記二つの油圧拡張室に封入された油によって、筒部材の内周面を縮径して、その縮径された内周面を、軸部材の外周面に押圧することにより、筒部材と軸部材とを摩擦係合している。
特開平5−296252号公報(第1図)
このような背景において、軸方向に間隔をおいて位置する複数の液圧拡張室を有する軸連結装置において、筒部材と軸部材との摩擦係合をより確実で強固なものにすることが望ましい。また、摩擦係合時において、過度な応力が作用する液圧拡張室の内周面である液圧拡張面の損傷をより抑制することが望ましい。
そこで、この発明の課題は、筒部材と軸部材との摩擦係合が、より確実かつ強固であり、摩擦係合時において、液圧拡張室の内周面である液圧拡張面が損傷しにくい軸連結装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、そのような軸連結装置を備えるトルクリミッタを提供することにある。
この課題を解決するために、この発明の軸連結装置は、
外周面を有する軸部材と、
上記外周面に径方向に対向する内周面を有する筒部材と、
上記軸部材の上記外周面と、上記筒部材の上記内周面とで挟持される環状の挟持部を有する環状部材と、
上記軸部材と上記筒部材とのうちの一方の部材に互いに軸方向に間隔をおいて配置されると共に、上記一方の部材の周面を、上記挟持部を介して上記軸部材と上記筒部材とのうちの他方の部材の周面に押圧する環状の液圧拡張面を有する複数の環状の液圧拡張室と
を備え、
上記挟持部は、上記一方の部材に固定され、
上記挟持部は、上記軸方向の最も一方側に備えられる液圧拡張室の液圧拡張面の軸方向の一方側の端部から、上記軸方向の最も他方側に備えられる液圧拡張室の液圧拡張面の軸方向の他方側の端部までの軸方向の範囲に径方向に重なる範囲に、径方向の肉厚の厚い厚肉部と、上記厚肉部よりも径方向の肉厚の薄い薄肉部とを有していることを特徴としている。
本発明によれば、環状部材の環状の挟持部が、上記一方の部材に固定されると共に、上記軸部材の上記外周面と、上記筒部材の上記内周面とで挟持されるため、上記一方の部材に形成された環状の液圧拡張室の液圧によって他方の部材側に張り出す液圧拡張面に他方の部材が当接しない。このため、他方の部材により、液圧拡張面がねじられにくく、また、摩擦が生じにくく、液圧拡張面が損傷することを抑制できる。
そして、挟持部において、軸方向の最も一方側に備えられる液圧拡張室の軸方向の一方側の端部から、上記軸方向の最も他方側に備えられる液圧拡張室の軸方向の他方側の端部までの軸方向の範囲に径方向に重なる範囲に、径方向の肉厚の厚い厚肉部と、上記厚肉部よりも径方向の肉厚の薄い薄肉部とを有しているから、挟持部が環状の液圧拡張室の液圧により張り出す液圧拡張面に沿い易い。したがって、このことで、液圧拡張面と挟持部との当接面積を大きくすることができ、液圧拡張面と挟持部との固定を強固にすることができる。
また、液圧拡張面の張り出しによる挟持部の他方の部材の周面への押し付けが、隣接する液圧拡張面の張り出しの影響を受けにくく、上記厚肉部を、より強い力で上記他方の部材の周面に押し付けることができ、筒部材と軸部材との摩擦係合が、より確実かつ強固なものになる。
また、一実施形態では、
上記薄肉部は、隣接する上記液圧拡張室の液圧拡張面の間の位置に径方向に重なっている。
上記隣接する上記液圧拡張室の間の位置に径方向に重なる薄肉部は、薄肉部全体が隣接する液圧拡張室の間に径方向に重なってもよいし、薄肉部が隣接する液圧拡張室の間と、軸方向の一方側の液圧拡張室、および、軸方向の他方側の液圧拡張室の少なくとも一方とに径方向に重なっても良い。
上記実施形態によれば、上記薄肉部が弾性変形することで、上記薄肉部の軸方向の一方側の厚肉部が軸方向の一方側の液圧拡張室の液圧拡張面に沿いやすくできるととともに、上記薄肉部の軸方向の他方側の厚肉部が軸方向の他方側の液圧拡張室の液圧拡張面に沿いやすくできる。このことで、厚肉部の多くの部分を、上記他方の部材の周面に押し付けることができ、筒部材と軸部材との摩擦係合が、更に確実かつ強固なものになる。
また、本発明のトルクリミッタは、
本発明の軸連結装置を備え、
上記液圧拡張室に封入した液体により上記液圧拡張室を上記一方の部材の径方向に拡張することにより、上記軸部材と上記筒部材とを摩擦係合する一方、上記液圧拡張室に封入された液体を上記液圧拡張室内から除去することにより、上記軸部材と上記筒部材との摩擦係合を解除することを特徴としている。
本発明によれば、本発明の軸連結装置を備えるから、筒部材と軸部材との摩擦係合が、より確実かつ強固なものになり、かつ、液圧拡張室の液圧拡張面が、損傷しにくくなる。
本発明の軸連結装置によれば、筒部材と軸部材との摩擦係合が、より確実かつ強固なものになり、かつ、液圧拡張室の液圧拡張面が、損傷しにくくなる。
以下、この発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の軸連結装置の一実施形態であるトルクリミッタの軸方向の断面図である。
このトルクリミッタは、一方の部材としての筒部材1、他方の部材としての軸部材2、環状部材3、複数のシャーバルブ6、玉軸受17および玉軸受18を備える。
上記筒部材1は、複数のシャーバルブ取付け穴30、および、複数の環状の油圧拡張室31を有する。油圧拡張室31は、液圧拡張室を構成している。上記複数のシャーバルブ取付穴30は、軸方向に互いに間隔をおいて配置されている。上記複数のシャーバルブ取付穴30の夫々は、略径方向に延在している。一方、上記複数の油圧拡張室31は、軸方向に互いに間隔をおいて配置されている。上記複数の環状の油圧拡張室31の夫々は、略軸方向に延在している。上記筒部材1の内周面は、円筒内周面24を有する。上記円筒内周面24は、一端の油圧拡張室31の一端側の端部付近から他端の油圧拡張室31の他端側の端部付近まで軸方向に延在している。上記油圧拡張室31の径方向の内方側に重なる面は、上記油圧拡張室31に供給される液圧(油圧)により径方向の内方側に張り出す液圧拡張面32である。
上記軸部材2は、本体部8と、係止部9とを有し、本体部8は、摩擦係合面をなす円筒外周面20を有する。上記係止部9は、本体部8の外面から突出している。上記係止部9は、断面略L字状の形状を有している。上記係止部9は、径方向延在部40と、軸方向延在部41とを有し、径方向延在部40は、径方向に延在している。上記径方向延在部40の一部は、筒部材1の軸方向の端面に、軸方向に対向している。上記軸方向延在部41は、径方向延在部40の径方向の外方の端部につながっている。上記軸方向延在部41は、筒部材1の外周面に沿って軸方向に延在している。
上記環状部材3は、上記筒部材1に圧入して固定されている。上記環状部材3は、環状のフランジ部42と、環状の挟持部43とを有し、挟持部43は、筒部材1の円筒内周面24と、軸部材2の円筒外周面20とで挟持されている。上記挟持部43は、円筒外周面25と、内周面26とを有し、円筒外周面25は、筒部材1の円筒内周面24に当接している。一方、挟持部43の内周面26は、円筒内周面部54と、環状の凹部55とを有し、環状の凹部55は、円筒内周面54に開口している。上記挟持部43の内周面26と、軸部材2の円筒外周面20との間には、焼付き防止用の潤滑油であるタービンオイルやトラクションオイルが塗布されている。上記挟持部43の円筒内周面部54は、軸部材2の円筒外周面20に当接している。
上記環状の凹部55は、軸方向において軸方向に隣接する油圧拡張室31の間に位置している。上記挟持部43において凹部55に径方向に重なる部分(以下、薄肉部という)58の径方向の肉厚は、挟持部43において油圧拡張室31に径方向に重なる部分(以下、厚肉部という)59の径方向の肉厚よりも薄くなっている。上記円筒内周面部54は、略上記厚肉部59に径方向に重なる位置に存在している。上記薄肉部58は、軸方向において、軸方向に隣接する油圧拡張室31の液圧拡張面32の間の位置に径方向に重なっている。
上記各シャーバルブ6は、シャーバルブ取付穴30に嵌入されている。上記シャーバルブ6がシャーバルブ取付穴30に嵌入されている状態で、シャーバルブ6の一端部は、筒部材1の外周面よりも径方向の外方に突出している。上記各シャーバルブ6の上記一端部は、軸部材2の係止部9の軸方向延在部41によって、係止されている。
上記シャーバルブ6は、一端のみが開口したチューブ27を有している。このチューブ27は、シャーバルブ6がシャーバルブ取付穴30に嵌入されている状態で、略筒部材1の径方向に延在している。上記シャーバルブ6がシャーバルブ取付穴30に嵌入されている状態で、チューブ27の閉鎖側の一端部は、筒部材1の外周面よりも径方向の外方に突出している。上記チューブ27の閉鎖側とは反対側は、筒部材1に形成された油通路28を介して油圧拡張室31に連通している。上記油圧拡張室31、油通路28およびチューブ27は、閉鎖室を構成している。
上記玉軸受17は、上記筒部材1の内周面に内嵌固定された外輪70と、軸部材2の外周面に外嵌固定された外輪71と、外輪70の軌道面と内輪71の軌道面との間に配置された複数の玉72とを有している。また、上記玉軸受18は、環状部材3の内周面に内嵌固定された外輪75と、軸部材2の外周面に外嵌固定された内輪76と、外輪75の軌道面と内輪76の軌道面と間に配置された複数の玉77とを有している。上記玉軸受17および18は、環状部材3が軸部材2に対して相対回転しているとき、環状部材3を軸部材2に対して回転自在に支持するようになっている。
上記構成において、筒部材1または軸部材2に所定値以下の負荷(トルクの伝達を行う範囲の負荷)がかかっている場合には、図示しないカプラを介して油圧拡張室31に注入されたのち密封された油圧拡張用の油で、筒部材1の円筒内周面24の液圧拡張面32を張り出して、挟持部43を介して軸部材2の円筒外周面20に押圧して、筒部材1と軸部材2とを摩擦結合して、筒部材1と軸部材2との間でトルクを伝達するようになっている。
一方、筒部材1または軸部材2に所定値以上の負荷(トルクの伝達を行う範囲よりも大きな負荷)がかかって、環状部材3の挟持部43の円筒内周面54が、軸部材2の本体部8の円筒外周面20に対してスリップして、筒部材1と軸部材2の軸回りの位置が変化した場合、軸部材2の係止部41が、全てのシャーバルブ6の径方向の外方の一端部を切断して、全ての油圧拡張室31内にそれぞれ貯留された油圧拡張用の油を、一端部が切断されたシャーバルブ6のチューブ27を介して外部に排出し、液圧拡張面32の張り出しをなくすようになっている。このようにして、上記軸部材2の円筒外周面20に対する環状部材3の円筒内周面54の押圧力をなくして、軸部材2と環状部材3との摩擦結合を解いてトルクの伝達を遮断するようになっている。このようにして、筒部材1または軸部材2に過負荷が生じた場合において、トルクの伝達を遮断して、トルクリミッタ装置に連結されている高価な機械を保護している。
上記実施形態のトルクリミッタによれば、環状部材の環状の挟持部43が、上記筒部材1に固定されると共に、上記軸部材2の円筒外周面20と、上記筒部材1の円筒内周面24とで挟持されるため、上記筒部材1に形成された環状の油圧拡張室31の液圧によって軸部材2側に張り出す液圧拡張室32に軸部材2が当接しない。このため、軸部材2により、液圧拡張面32がねじられにくく、また、摩擦が生じにくく、液圧拡張面32が損傷することを抑制できる。
そして、挟持部43において、軸方向の最も一方側に備えられる油圧拡張室31の軸方向の一方側の端部から、上記軸方向の最も他方側に備えられる油圧拡張室31の軸方向の他方側の端部までの軸方向の範囲に径方向に重なる範囲に、径方向の肉厚の厚い厚肉部59と、上記厚肉部59よりも径方向の肉厚の薄い薄肉部58とを有しているから、挟持部43が環状の油圧拡張室31の液圧により張り出す液圧拡張面32に沿い易い。したがって、このことで、液圧拡張面32と挟持部43との当接面積を大きくすることができ、液圧拡張面32と挟持部43との固定を強固にすることができる。
また、上記液圧拡張面32の張り出しによる挟持部43の軸部材2の円筒外周面20への押し付けが、隣接する液圧拡張面32の張り出しの影響を受けにくく、上記厚肉部59を、より強い力で軸部材2の円筒外周面20に押し付けることができ、筒部材1と軸部材2との摩擦係合が、より確実かつ強固なものになる。
また、上記実施形態のトルクリミッタによれば、上記薄肉部58が弾性変形することで、上記薄肉部58の軸方向の一方側の厚肉部59が軸方向の一方側の油圧拡張室31の液圧拡張面32に沿いやすくできるととともに、上記薄肉部58の軸方向の他方側の厚肉部59が軸方向の他方側の油圧拡張室31の液圧拡張面32に沿いやすくできる。このことで、上記厚肉部59の多くの部分を、軸部材2の円筒外周面20に押し付けることができて、上記筒部材1と軸部材2との摩擦係合が、更に確実かつ強固なものになる。
尚、上記実施形態のトルクリミッタでは、環状の油圧拡張室31を、軸方向に3列に配置したが、この発明では、環状の液圧拡張室を、軸方向に、2列または4列以上に配置しても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、液圧拡張室が、油圧拡張室31で、液圧拡張室内に充填される液体が、油であったが、この発明では、液圧拡張室内に充填される液体は、油以外の如何なる液体であっても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、薄肉部58が、軸方向に隣接する二つの油圧拡張室31の間に存在していたが、この発明では、薄肉部は、軸方向において、軸方向の一端および他端の液圧拡張室のうちの少なくとも一方の軸方向の外方に位置していても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、複数の環状の液圧拡張室を、筒部材1に形成したが、この発明では、複数の液圧拡張室を、軸部材に形成しても良い。そして、例えば、この場合、シャーバルブ取付穴を、軸方向に延在すると共に、軸部材の軸方向の端面に開口するように、軸部材に形成しても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、薄肉部58が軸方向に隣接する油圧拡張室31の液圧拡張面32の間の位置に径方向に重なっていたが、この発明では、薄肉部は隣接する油圧拡張室の液圧拡張面の間の位置に径方向に重ならなくても良く、また、薄肉部は隣接する油圧拡張室の液圧拡張面の間に位置するとともに隣接する油圧拡張室の液圧拡張面の一方または両方に径方向に重なる位置にまで延在していても良い。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、薄肉部58は断面円弧状に形成されていたが、この発明では、薄肉部は断面矩形状であっても、断面三角形状であっても良い。ただし、断面円弧状に形成することが、挟持部43の変形による応力集中を引き起こしにくいことから好ましい。
また、上記実施形態のトルクリミッタでは、薄肉部58は環状の挟持部43の内周面26から窪むように形成されていたが、この発明では、薄肉部は、環状の挟持部の円筒外周面から窪むように形成しても良く、あるいは、環状の挟持部の円筒外周面と内周面との両方から窪むように形成しても良い。環状の挟持部の円筒外周面と内周面との両方から窪むように形成するときには、円筒外周面の窪む位置と内周面の窪む位置とが一致していても、離隔していても良い。
尚、上記実施形態では、軸連結装置が、トルクリミッタであったが、本発明の軸連結装置は、トルクリミッタに限らない。例えば、本発明の軸連結装置は、特開平5−296252号公報や、実開平6−18733号公報に記載されているように、液圧拡張室内の液体を外部に放出する構造が存在しない軸連結装置であっても良い。
本発明の軸連結装置の一実施形態であるトルクリミッタの軸方向の断面図である。
符号の説明
1 筒部材
2 軸部材
3 環状部材
6 シャーバルブ
20 軸部材の円筒外周面
24 筒部材の円筒内周面
31 油圧拡張室
58 薄肉部
59 厚肉部

Claims (3)

  1. 外周面を有する軸部材と、
    上記外周面に径方向に対向する内周面を有する筒部材と、
    上記軸部材の上記外周面と、上記筒部材の上記内周面とで挟持される環状の挟持部を有する環状部材と、
    上記軸部材と上記筒部材とのうちの一方の部材に互いに軸方向に間隔をおいて配置されると共に、上記一方の部材の周面を、上記挟持部を介して上記軸部材と上記筒部材とのうちの他方の部材の周面に押圧する環状の液圧拡張面を有する複数の環状の液圧拡張室と
    を備え、
    上記挟持部は、上記一方の部材に固定され、
    上記挟持部は、上記軸方向の最も一方側に備えられる液圧拡張室の液圧拡張面の軸方向の一方側の端部から、上記軸方向の最も他方側に備えられる液圧拡張室の液圧拡張面の軸方向の他方側の端部までの軸方向の範囲に径方向に重なる範囲に、径方向の肉厚の厚い厚肉部と、上記厚肉部よりも径方向の肉厚の薄い薄肉部とを有していることを特徴とする軸連結装置。
  2. 請求項1に記載の軸連結装置において、
    上記薄肉部は、隣接する上記液圧拡張室の液圧拡張面の間の位置に径方向に重なることを特徴とする軸連結装置。
  3. 請求項1または2に記載の軸連結装置を備え、
    上記液圧拡張室に封入した液体により上記液圧拡張室を上記一方の部材の径方向に拡張することにより、上記軸部材と上記筒部材とを摩擦係合する一方、上記液圧拡張室に封入された液体を上記液圧拡張室内から除去することにより、上記軸部材と上記筒部材との摩擦係合を解除することを特徴とするトルクリミッタ。
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