JP5217810B2 - 生産ラインのワーク搬送方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生産ラインのワーク搬送方法及びその装置に関し、工場における生産技術の分野に属する。
従来、自動車部品等の生産工場では、例えばダイキャスト鋳造等で粗に製造されたワークが切削等の各種の作業を施されて精に仕上げられたのち組立工場へ出荷される。この場合、ワークに対して作業を行う機械装置を1台ずつ工程順に直列配置した生産ラインでは、1台の機械装置の作業停止(故障や交換)が生産ライン全体の稼働停止に直結するため、同一機能、同一能力の機械装置を複数台集合させた作業エリアを設け、この作業エリアを工程順に配置した構成の生産ラインが知られている。これによれば、作業エリア内で作業停止の機械装置が発生しても他の機械装置で補填できるため、作業エリアひいては生産ラインの稼働停止を引き起こすことなく機械装置の故障や交換に対応できることとなる。
この場合、ある作業エリアに生産ラインの上流側から供給されたワークは、複数の機械装置のうち空いている機械装置に搬送され、該機械装置で所定の作業が行われた後、該作業エリアから生産ラインの下流側へ排出されることになるが、このような作業エリア内でのワークの搬送は、工場の自動化(FA化)に伴い、CNC(Computor Numerical Control:コンピュータ数値制御式)ローダで行われることが多くなっている。
このCNCローダは、例えばワークを把持するチャックが備えられたワーク把持部を有し(特許文献1参考)、このワーク把持部が作業エリア内でX,Y,Zの3軸に沿って移動され、またX,Y,Zの3軸周りに回動されて、目的とする機械装置にワークを搬送して該ワークを所定の目標位置において所定の目標角度で機械装置に受け渡すことができるように、前記ワーク把持部の駆動がコンピュータ制御されるものである。そのために、CNCローダの制御ユニットのメモリには、ワーク把持部から機械装置へワークが受け渡されるときのワーク把持部に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが予め登録されている。
なお、ワークについて、所定の目標位置及び目標角度とは、例えばワークの形状、ワークにおける加工面の方向、ワークが把持部によって把持される部位等に応じて設定される、ワークが機械装置の治具に正しくセットされ固定されることのできる、ワークの所定の1点についての位置及び角度のことである。また、ワーク把持部について、所定の目標位置及び目標角度とは、例えば把持部がワークを把持する部位等に応じて設定される、前記ワークについての所定の目標位置及び目標角度が実現することのできる、ワーク把持部の所定の1点についての位置及び角度のことである。
そして、その場合、いずれにおいても、位置は、例えばX,Y,Zの3次元座標で表現され、工場において、予めどの方向をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とするかが定められる。また、角度は、例えばX,Y,Zの3軸周りの角度で表現され、例えば、ワークの所定の面がX軸と直交する面(Y−Z面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのY軸周りの角度又はZ軸周りの角度、ワークの他の所定の面がY軸と直交する面(X−Z面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのX軸周りの角度又はZ軸周りの角度、ワークのさらに他の所定の面がZ軸と直交する面(X−Y面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのX軸周りの角度又はY軸周りの角度とされる。
特開2007−307677
したがって、理論上は、作業エリア内の複数の機械装置毎に、ワーク把持部から該機械装置へワークが受け渡されるときのワーク把持部に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータを設計データ等から算出して登録しておけば、機械装置を指定するだけで、ワーク把持部が自動的に移動され回動されて、ワーク把持部から目的とする機械装置へワークが所定の目標位置において所定の目標角度で良好に受け渡されることとなる。
しかし、現実には、作業エリア内で機械装置が設計データ通りに配置されず、機械装置の位置や角度がずれて、その結果、ワーク把持部が登録された位置制御パラメータ及び角度制御パラメータに従って駆動されても、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に受け渡されなくなる可能性が生じる。
あるいは、機械装置が設計データ通りに配置されたとしても、現実にワーク把持部にワークを把持させたときには、ワークの重量が作用してワーク把持部の位置が下方にずれることがある。さらには、ワークの重心が偏っているとワーク把持部の角度もずれることがある。そして、これらにより、やはりワークが良好に受け渡されなくなってしまう。
なお、以上のような問題は、一般に、機械装置の数に関係なく起き、機械装置が複数台でも1台でも事情は同じである。
本発明は、ワークに対して所定の作業を行う機械装置が配置された生産ラインにおいて、ワーク把持部の駆動が数値制御されるワーク搬送手段を用いて、前記機械装置へワークを搬送する場合における前記のような不具合に対処するもので、機械装置の配置ずれ、あるいはワーク重量によるワーク把持部の位置ずれや角度ずれに起因して、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に受け渡されなくなる問題を解消することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明では次のような手段を用いる。なお、以下の本発明の開示において、図面又は発明の実施の形態で使用した符号を参考までに付記する。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、ワークWに対して所定の作業を行う機械装置101が配置された生産ラインにおいて、ワークWを把持した搬送装置のワーク把持部5を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置101へワークWを搬送する生産ラインのワーク搬送方法であって、前記機械装置101へのワークWの搬送を開始する(S30)前に前記制御パラメータを補正するステップとして、ワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置及び目標角度を設定するステップ(S11)、前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部5の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を設定するステップ(S12)、ワーク把持部5にワークWと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部5を前記位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ(S22)、前記駆動後、前記ワーク把持部5の位置を前記目標位置に矯正すると共に前記ワーク把持部5の角度を前記目標角度に矯正するステップ(S23〜S26)、前記位置及び角度矯正時のワーク把持部5の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値を検出するステップ(S27)、及び、検出した位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて(S28)前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正するステップ(S29)を有することを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、ワークWに対して所定の作業を行う機械装置101が複数配置された生産ラインにおいて、ワークWを把持した搬送装置のワーク把持部5を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置101へワークWを搬送する生産ラインのワーク搬送方法であって、前記機械装置101へのワークWの搬送を開始する(S58)前に前記制御パラメータを補正するステップとして、ワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置及び目標角度を設定するステップ(S11)、前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部5の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を設定するステップ(S12)、ワーク把持部5にワークWと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部5を前記角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ(S42)、前記駆動後、前記ワーク把持部5の角度を前記目標角度に矯正するステップ(S43〜S46)、前記角度矯正時のワーク把持部5の角度制御パラメータの実際値を検出するステップ(S47)、検出した角度制御パラメータの実際値と前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて(S48)前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正するステップ(S49)、ワーク把持部5にワークWと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部5を前記位置制御パラメータの初期値及び修正した角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ(S50)、前記駆動後、前記ワーク把持部5の位置を前記目標位置に矯正するステップ(S51〜S54)、前記位置矯正時のワーク把持部5の位置制御パラメータの実際値を検出するステップ(S55)、及び、検出した位置制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値との差に応じて(S56)前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値を修正するステップ(S57)を有することを特徴とする。
次に、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の生産ラインのワーク搬送方法において、ワーク把持部5が前記目標位置に到達するまでの移動経路を設定するステップ(S101)、ワーク把持部5が前記移動経路上の所定のポイントP1,P2,P3を通過するときのワーク把持部5の位置制御パラメータの初期値を設定するステップ(S102)、及び、前記位置矯正時のワーク把持部5の位置制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値との差に応じて前記ポイント通過時の位置制御パラメータの初期値を修正するステップ(S103)をさらに有することを特徴とする。
次に、本願の請求項4に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の生産ラインのワーク搬送方法において、前記各ステップでは、ワークWの種類、機械装置101の種類、及びワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときの方向、のうちの少なくとも1毎に、各ステップの動作を行うことを特徴とする。
そして、本願の請求項5に記載の発明は、ワークWに対して所定の作業を行う機械装置101が配置された生産ラインにおいて、ワークWを把持した搬送装置のワーク把持部5を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置101へワークWを搬送する生産ラインのワーク搬送装置1であって、前記機械装置101へのワークWの搬送を開始する(S30)前に前記制御パラメータを補正する手段として、ワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置及び目標角度を記録する手段91(S11)、前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部5の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を記録する手段91(S12)、ワーク把持部5にワークWと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部5を前記位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動する手段93,94(S22)、前記駆動後、前記ワーク把持部5の位置を前記目標位置に矯正すると共に前記ワーク把持部5の角度を前記目標角度に矯正する手段90(S23〜S26)、前記位置及び角度矯正時のワーク把持部5の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値を検出する手段41(S27)、及び、検出した位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて(S28)前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正する手段90(S29)を有することを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明によれば、ワークに対して所定の作業を行う機械装置が配置された生産ラインにおいて、ワークを把持した搬送装置のワーク把持部を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置へワークを搬送する生産ラインのワーク搬送方法において、前記機械装置へのワークの搬送を開始する前に、ワーク把持部に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが補正される。
具体的には、ワーク把持部にワークと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部を位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動したのち、ワーク把持部の位置を目標位置に矯正すると共にワーク把持部の角度を目標角度に矯正し、この矯正時の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値と位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値との差に応じて該位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を修正する。
したがって、ワーク重量によるワーク把持部の位置ずれや角度ずれが再現された状態で角度制御パラメータが補正されるから、ワーク搬送時に現実にワーク把持部にワークを把持させたときにおいても、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に受け渡されることになる。また、現実の機械装置の配置ずれが考慮された状態で位置制御パラメータが補正されるから、ワーク搬送時に現実にワーク把持部にワークを把持させ、該ワークを現実に配置された機械装置に搬送したときにおいても、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に受け渡されることになる。
次に、本願の請求項2に記載の発明によれば、特に、配置された機械装置の台数が複数台である場合に、前記請求項1に記載の発明と同様、機械装置へのワークの搬送を開始する前に、ワーク把持部に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが補正される。
ただし、請求項1に記載の発明と異なり、先に、角度制御パラメータの補正を行い、その後、位置制御パラメータの補正を行っている。つまり、機械装置が1台であれば、角度制御パラメータの補正と位置制御パラメータの補正とを1回だけ同時に行うが、機械装置が複数台であれば、角度制御パラメータが共通している場合は、先に角度制御パラメータの補正を1回だけ行い、後は機械装置毎に位置制御パラメータの補正を行っていくことになる。このとき、機械装置毎に角度制御パラメータの補正と位置制御パラメータの補正とを同時に行っていくのは無駄である(角度制御パラメータは共通しているから角度制御パラメータの補正は1回行えば済む)。したがって、この請求項2に記載の発明においては、機械装置が複数台配置されている場合、先に、全機械装置で共通の角度制御パラメータの補正を1回だけ行い、その後、各機械装置毎に異なる位置制御パラメータの補正を各機械装置毎に行うようにしているのである。これにより合理的な制御パラメータの補正が実現する。
次に、本願の請求項3に記載の発明によれば、ワーク把持部が目標位置に到達するまでに通過するポイントにおける位置制御パラメータが補正されるから、ワーク搬送時に現実にワーク把持部にワークを把持させて移動させたときにおいても、ワーク把持部は所定の移動経路上を移動し、例えば移動経路から外れて移動経路近傍の物品等に接触する不具合等が防がれる。
次に、本願の請求項4に記載の発明によれば、ワークの種類、機械装置の種類、及びワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときの方向(治具の種類等にもよる)、のうちの少なくとも1毎に、位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが補正されるから、ワークの種類、機械装置の種類、又はワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときの方向が様々に組み合わされて変化しても、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に受け渡されることになる。
そして、本願の請求項5に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明と発明特定事項が共通しているので、前記請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。以下、実施形態を通して本発明をさらに詳しく説述する。
図1は、本実施形態に係る生産ラインのワーク搬送装置1のレイアウトを示す概略平面図である。このワーク搬送装置1は、例えば自動車部品の生産工場に備えられている。符号101はワークWに所定の作業を行う機械装置であって、本実施形態ではマシニングセンタである。マシニングセンタ101は主軸が水平方向に延びる横型であって、回転自在のパレット102と、該パレット102に固定された治具103とを備えている。治具103は平治具であり、ワークWが治具103の上面に固定される。マシニングセンタ101が配置されたエリアが作業エリア100である。
このマシニングセンタ101にワークWを搬送する手段としてCNC(Computor Numerical Control:コンピュータ数値制御式)ローダが備えられている。すなわち、水平方向のうち、特に当該工場で予め定められたX軸方向に架設されたX軸レール2,2と、該X軸レール2,2と直交して水平方向に架設されたY軸レール3と、該Y軸レール3に支持されて、垂直方向に延びるZ軸レール4とが設けられている。ここで、X軸レール2,2は固定であるが、Y軸レール3はX軸レール2,2上で水平方向にスライド移動(X軸方向の移動)可能であり、Z軸レール4はY軸レール3に対し水平方向にスライド移動(Y軸方向の移動)可能かつ垂直方向に昇降(Z軸方向の移動)可能である。
図2に示すように、Z軸レール4の下端部にワーク把持部5が取り付けられている。ワーク把持部5は、把持部ヘッド6にチャック7が備えられ、チャック7でワークWを把持する構成である。そして、この作業エリア100には、生産ラインの上流側からワークWが符号20で示す搬入位置に搬入され、マシニングセンタ101で所定の作業が行われたのち、符号30で示す搬出位置から生産ラインの下流側へ搬出される。
そのため、図3に示すように、CNCローダのコントロールユニット90は、メモリ91を有し、このメモリ91に、前記ワーク把持部5の駆動を制御するための角度制御パラメータ及び位置制御パラメータを格納している(図12参照)。そして、この予め登録された制御パラメータに従って、ワーク把持部5を、移動用モータ93及び回動用モータ94を介して駆動することにより、搬入位置20のワークWをマシニングセンタ101まで搬送し、平治具103に対して所定の目標位置及び目標角度で受け渡し、かつ、作業後のワークWをマシニングセンタ101から搬出位置30まで搬送する。
ここで、ワークWに関して、目標位置及び目標角度とは、例えばワークWの形状、ワークWにおける加工面の方向、ワークWが把持部5によって把持される部位等に応じて設定される、ワークWがマシニングセンタ101の治具103に正しくセットされ固定されることのできる、ワークWの所定の1点(例えば予め決められた基準面の中の基準点)についての位置及び角度のことである。また、ワーク把持部5に関して、目標位置及び目標角度とは、例えば把持部5がワークWを把持する部位等に応じて設定される、前記ワークWに関しての目標位置及び目標角度が実現することのできる、ワーク把持部5の所定の1点(例えば把持部ヘッド6の中に予め決められた基準面の中の基準点)についての位置及び角度のことである。
なお、これらのワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときの、ワークWの目標位置及び目標角度と、ワーク把持部5の目標位置及び目標角度とは、予め設計上設定されて、メモリ91に予め記録されている。
そして、その場合、いずれにおいても、位置は、例えばX,Y,Zの3次元座標で表現され、当該工場において、予めどの方向をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とするかが定められている。また、角度は、例えばX,Y,Zの3軸周りの角度で表現され、例えば、ワークWの所定の面(A:ワークWについてではないが類似の説明に用いる図4参照)がX軸と直交する面(Y−Z面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのY軸周りの角度又はZ軸周りの角度、ワークWの他の所定の面(B:ワークWについてではないが類似の説明に用いる図4参照)がY軸と直交する面(X−Z面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのX軸周りの角度又はZ軸周りの角度、ワークWのさらに他の所定の面(C:ワークWについてではないが類似の説明に用いる図4参照)がZ軸と直交する面(X−Y面)と平行なときの角度を基準(ゼロ)として該基準からのX軸周りの角度又はY軸周りの角度とされる。
本実施形態では、ワークWは、説明の便宜上、立方体形状をしているものとする。そして、ワークWの平行に対向する2面1組が、(Y−Z面)、(X−Z面)、(X−Y面)と平行になるワークWの角度及び把持部5の角度がそれぞれワークWの目標角度及び把持部5の目標角度とされる。そして、図2に示すように、把持部5は、チャック7を真下に垂下させ、ワークWをヘッド6の真下に位置させた状態で、平治具103に対して、上方から垂直方向にワークWを下降させて平治具103に受け渡す。すなわち、ワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときの方向は垂直方向の上から下である。
なお、図1において、符号P0は、把持部5が待機するホームポジションであり、図1、図2において、符号P1〜P4は、把持部5がマシニングセンタ101へワークWを搬送するときに移動する経路上の停止ポイントである。ここで、ポイントP4は、ワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置である。そして、把持部5が前記目標位置P4に到達するまでの把持部5の移動経路が予め設定され、該移動経路がメモリ91に記録される(移動経路設定、記録ステップ:ステップS101とする)。次いで、把持部5が前記移動経路上の停止ポイントP1,P2,P3を通過するときの把持部5の位置制御パラメータの初期値が予め設定され、該初期値がメモリ91に記録される(ポイント通過時の位置制御パラメータの初期値設定、記録ステップ:図19参照:ステップS101に続くステップS102とする)。
そして、図3において便宜上単一の符号93を示した把持部移動用モータは、ワーク把持部5の所定の1点を所定の位置に移動させるために、Y軸レール3のX軸方向の移動と、Z軸レール4のY軸方向の移動と、Z軸レール4のZ軸方向の移動とを実行する。また、図3において便宜上単一の符号94を示した把持部回動用モータは、ワーク把持部5の所定の1点を所定の角度に移動させるために、把持部ヘッド6のX軸周りの回動と、Y軸周りの回動と、Z軸周りの回動とを実行する。
以下、前記マシニングセンタ101へのワークWの搬送を開始する前に、ワーク把持部5の駆動を制御するための角度制御パラメータ及び位置制御パラメータを補正する動作を説明する。
図1に示したように、この作業エリア100にはマスターステーション10が設けられている。このマスターステーション10には、図4に例示したような立方体ブロック11が固定されている。その上面(C)はZ軸に直行する水平面であり、縦面の1つ(B)はY軸に直行する垂直面であり、縦面の別の1つ(A)はX軸に直行する垂直面である。この立方体ブロック11は、把持部5の角度を目標角度に矯正するためのものである。本実施形態では、前述したように、立方体形状のワークWの平行に対向する2面1組が、(Y−Z面)、(X−Z面)、(X−Y面)と平行になるときのワークWの角度及び把持部5の角度がそれぞれワークWの目標角度及び把持部5の目標角度と決められているので、この立方体ブロック11のA面が(Y−Z面)と平行に、B面が(X−Z面)と平行に、C面が(X−Y面)と平行に切り出されているのである。
図5は、制御パラメータの補正動作で用いるマスタワーク104を示す。このマスタワーク104も立方体形状であり、Z軸に直行する面(C)と、Y軸に直行する面(B)と、X軸に直行する面(A)とを有している。このマスタワーク104は、制御パラメータの補正動作において、マシニングセンタ101の平治具103に一時的にセットされ固定されて用いられる。このマスタワーク104は、把持部5の角度及び位置を目標角度及び位置に矯正するためのものである。本実施形態では、前述したように、立方体形状のワークWの平行に対向する2面1組が、(Y−Z面)、(X−Z面)、(X−Y面)と平行になるときのワークWの角度及び把持部5の角度がそれぞれワークWの目標角度及び把持部5の目標角度と決められているので、このマスタワーク104のA面が(Y−Z面)と平行に、B面が(X−Z面)と平行に、C面が(X−Y面)と平行に切り出されているのである。また、本実施形態では、前述したように、ワークWがマシニングセンタ101の治具103に正しくセットされ固定され得るワークWの位置及び把持部5の位置がそれぞれワークWの目標位置及び把持部5の目標位置と決められているので、このマスタワーク104の所定の1点の位置(これもX,Y,Zの3次元座標で表現され得る)が、当該マスタワーク104が一時的にセットされ固定されたマシニングセンタ101において、ワークWの目標位置及び把持部5の目標位置を決定するような形状に全体が作製されているのである。
図6は、制御パラメータの補正動作で用いるマスタゲージブロック40を示す。このマスタゲージブロック40は、ワークWとほぼ同じ重量を有し、かつワークWとほぼ同じ重心の位置を有するように作製されたワーク擬似物である。マスターゲージブロック40は、中空の直方体形状で、所定の1つの面が開放されている。マスターゲージブロック40の内面にはインジケータ41…41が取り付けられている。インジケータ41…41は、開放面と対向する上面(C)と、相互に隣接する2つの側面(A,B)とに、それぞれ2つづつ並設されている。その場合、並設された2つのインジケータ41,41を結ぶ線は、それぞれX軸(B面の場合)、Y軸(C面の場合)、Z軸(A面の場合)に沿って延びている。
インジケータ41は、すべて同じ仕様であり、図7に示すように、マスタゲージブロック40の内部空間に対し進出退避自在のプランジャ42を有している、そして、そのプランジャ42の進出量(又は退避量)が計測可能となっている。プランジャ42の所定の進出量がゼロ点に設定される。プランジャ42がゼロ点よりも進出しているか退避しているかにより、マスターゲージブロック40のX,Y,Zの3次元座標と、X,Y,Zの3軸周りの角度とがわかる。
図6の例の場合、上面(C)に並設された2つのインジケータ41,41によりZ座標とX軸周りの角度とがわかり、側面(A)に並設された2つのインジケータ41,41によりX座標とY軸周りの角度とがわかり、側面(B)に並設された2つのインジケータ41,41によりY座標とZ軸周りの角度とがわかる。
そして、マスターゲージブロック40は、図6に鎖線で示したように、ワーク把持部5のチャック7によって把持される部位が決まっている。つまり、このマスターゲージブロック40を把持した把持部5のX,Y,Zの3次元座標と、X,Y,Zの3軸周りの角度とが、前記インジケータ41…41によって検出されるのである。検出された3次元座標及び3軸周りの角度は、図3に示したように、コントロールユニットに入力される。
つまり、例えば上面(C)に並設された2つのインジケータ41,41を例にとると、インジケータ41,41間で計測値が異なっていると、その差がマスタゲージブロック40、つまり把持部5のX軸周りの角度を反映する。そして、インジケータ41,41間で計測値が同じになるようにマスタゲージブロック40、つまり把持部5をX軸周りに回動させたときの角度が把持部5の目標角度を矯正(ひいては修正又は補正)するのためのX軸周りの角度となる。また、その状態で、インジケータ41,41の計測値が両方ともゼロになるようにマスタゲージブロック40、つまり把持部5をZ軸に沿って移動させたときの距離が把持部5の目標位置を矯正(ひいては修正又は補正)するのためのZ軸方向の距離となる。
そして、図6、図7に図示したように、マスターステーション10の立方体ブロック11や、マシニングセンタ101に取り付けられるマスターワーク104は、マスターゲージブロック40の内部空間に収容される大きさである。したがって、マスターゲージブロック40の内部空間に立方体ブロック11やマスターワーク104を収容したときに、全てのインジケータ41…41がゼロを示したときは、ワーク把持部5がX,Y,Zの3軸のいずれに対しても傾いていないことを示していると共に、また、立方体ブロック11やマスターワーク104のX,Y,Zの3次元空間の位置を計測したことになって、ワーク把持部5が立方体ブロック11やマスターワーク104の位置するX,Y,Zの3次元空間と同じ3次元空間に位置していることを示している。
特に、本実施形態では、マスターステーション10の立方体ブロック11の3次元座標は原点(0,0,0)に設定されている。これにより、例えば把持部5が駆動時に他の機器物等と接触した後の位置制御パラメータのくるいの修正をすることができる。
また、マシニングセンタ101に取り付けられるマスターワーク104の3次元座標は、前述したように、ワークWの目標位置及び把持部5の目標位置を決定するようになっている。
図8、図9は、それぞれ図1、図2に対応するもので、マシニングセンタ101に固定された治具103がイケール治具である点が異なっている。イケール治具103の場合、ワークWは治具103の縦壁の側面に固定される。この場合、ワーク把持部5は、図9の符号P3,P4に示すように、チャック7が水平方向に延びるように平治具のときよりも90°回動し、ワークWをヘッド6の真横に位置させた状態で、イケール治具103に対して、横方からワークWを水平移動させてイケール治具103に受け渡す。すなわち、ワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときの方向は水平方向である。
図10は、マシニングセンタ101の治具103が平治具の場合に、該平治具103にセットされ固定されたマスターワーク104の位置(3次元座標)を、把持部5が把持したマスターゲージブロック40で計測している状態を示し、図11は、マシニングセンタ101の治具103がイケール治具の場合に、該イケール治具103にセットされ固定されたマスターワーク104の位置(3次元座標)を、把持部5が把持したマスターゲージブロック40で計測している状態を示している。明らかなように、この計測時も、把持部5は、ワークWをマシニングセンタ101に受け渡すときと同じ動きをする(図2と図10、図9と図11参照)。
図12は、マシニングセンタ101の治具103が平治具の場合に、把持部5に対する角度制御パラメータの初期値が、A軸(X軸:図4参照)周りにおいても、B軸(Y軸:図4参照)周りにおいても、C軸(Z軸:図4参照)周りにおいてもゼロに設定されることを示し、また、実際にワークWを把持したときには、A軸、B軸、C軸周りに2°、1°、5°づつ回動しないと、把持部5が目標角度(ワークWの受け渡し時の目標角度)を保てないことを示し、そして、その結果、補正後の角度制御パラメータは、A軸、B軸、C軸周りにゼロから2°、1°、5°に修正されたことを示している。
同様に、マシニングセンタ101の治具103が平治具の場合に、把持部5に対する位置制御パラメータの初期値が、3次元座標として、(200,200,100)に設定されることを示し、また、実際にワークWを把持して目標角度を達成した状態で治具103に固定されたマスターワーク104の位置を計測したときには、(203,198,102)と検出されることを示し、そして、その結果、補正後の位置制御パラメータは、(203,198,102)に修正されたことを示している。
図13は、マシニングセンタ101の治具103がイケール治具の場合に、把持部5に対する角度制御パラメータの初期値が、A軸(X軸:図4参照)周りにおいてゼロ、B軸(Y軸:図4参照)周りにおいて90°、C軸(Z軸:図4参照)周りにおいてゼロに設定されることを示し、また、実際にワークWを把持したときには、A軸、B軸、C軸周りに0°、100°、0°としないと、把持部5が目標角度(ワークWの受け渡し時の目標角度)を保てないことを示し、そして、その結果、補正後の角度制御パラメータは、A軸、B軸、C軸周りに0°、100°、0°に修正されたことを示している。
同様に、マシニングセンタ101の治具103がイケール治具の場合に、把持部5に対する位置制御パラメータの初期値が、3次元座標として、(200,200,100)に設定されることを示し、また、実際にワークWを把持して目標角度を達成した状態で治具103に固定されたマスターワーク104の位置を計測したときには、(201,202,99)と検出されることを示し、そして、その結果、補正後の位置制御パラメータは、(201,202,99)に修正されたことを示している。
なお、前記の把持部5に対する角度制御パラメータの初期値及び位置制御パラメータの初期値は、前述したように、予め設計上設定されてメモリ91に予め記録されている、把持部5の目標位置及び目標角度に基いて、該目標位置及び目標角度が実現するように、予め設計上設定されて、メモリ91に予め記録されている。
つまり、図14に示すように、把持部5の目標位置及び目標角度が予め設定され、コントロールユニット90は、これをメモリ91に予め登録し(ステップS11)、そして、該目標位置及び目標角度を実現するための位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値が予め設定され、コントロールユニット90は、これをメモリ91に予め登録する(ステップS12)。
そして、コントロールユニット90は、図15に示すように、まずマスターゲージブロック40のインジケータ41のゼロ点を補正する(ステップS21:図7参照)。つまり、2つ1組のインジケータ41,41のプランジャ42,42の進出量(又は退避量)を調整して、双方のインジケータ41,41で同一の所定の進出量(又は退避量)のときをゼロ点とする。
次いで、マスターゲージブロック40を把持した状態で、制御パラメータの初期値(図12、図13参照)、つまり、事前に、ワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置及び目標角度が設計上決められており、この目標位置及び目標角度を実現するために設計上算出決定され得る、ワーク把持部5の位置制御パラメータの初期値(デフォルト値)及び角度制御パラメータの初期値(デフォルト値)に従い、把持部5を駆動し、マシンステーション、すなわちマシニングセンタ101の目標位置まで移動する(ステップS22)。すると、マスタゲージブロック40の内部空間に、マシニングセンタ101の治具103に一時的に固定されているマスターワーク104が収容されることになる(前述したように、マスターワーク104は目標位置に存在するように設定されている)。
次いで、インジケータ41…41がすべてゼロを示すようになる方向及び距離を演算し(ステップS23)、演算結果に基き把持部5を微動する(ステップS24)。次いで、インジケータ41…41の検出値を測定し(ステップS25)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになるまで前記動作を繰り返し(ステップS23〜S25)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになった段階で、把持部5の角度が目標角度に矯正され、把持部5の位置が目標位置に矯正されたから(ステップS26でYES)、その矯正時の制御パラメータの実際値(図12、図13参照)を検出し(ステップS27)、角度制御パラメータ及び位置制御パラメータの初期値と実際値との差を検出する(ステップS28)。
そして、角度制御パラメータ及び位置制御パラメータの初期値と実際値との差に応じて、角度制御パラメータ及び位置制御パラメータの初期値を修正し(ステップS29)、その修正後の補正された角度制御パラメータ及び位置制御パラメータ(図12、図13参照)に従って把持部5を試運転する(動作確認)。ここで、試運転を略してすぐにマシニングセンタ101へのワークWの搬送を開始してもよい。また、修正された初期値は、補正後の角度制御パラメータ及び位置制御パラメータとして、図12、図13に図示したように、メモリ91に記録され保存される。
以上が、制御第1例(第1の実施形態)であり、角度制御パラメータと位置制御パラメータとが同時に1回で補正されている。これに対し、図16は、制御第2例(第2の実施形態)であり、角度制御パラメータを先に補正したのち位置制御パラメータを後で補正している。
すなわち、コントロールユニット90は、図16に示すように、まずマスターゲージブロック40のインジケータ41のゼロ点を補正する(ステップS41:図7参照)。つまり、2つ1組のインジケータ41,41のプランジャ42,42の進出量(又は退避量)を調整して、双方のインジケータ41,41で同一の所定の進出量(又は退避量)のときをゼロ点とする。
次いで、マスターゲージブロック40を把持した状態で、角度制御パラメータの初期値に従い、把持部5を駆動し、かつ該把持部5をマスタステーション10まで移動する(ステップS42)。すると、マスタゲージブロック40の内部空間に、マスタステーション10に固定されている立方体ブロック11が収容されることになる(前述したように、立方体ブロック11は原点位置(0,0,0)に存在するように設定されている)。
次いで、インジケータ41…41がすべてゼロを示すようになる方向及び距離を演算し(ステップS43)、演算結果に基き把持部5を微動する(ステップS44)。次いで、インジケータ41…41の検出値を測定し(ステップS45)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになるまで前記動作を繰り返し(ステップS43〜S45)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになった段階で、把持部5の角度のみが目標角度に矯正されたから(ステップS46でYES)、その矯正時の角度制御パラメータの実際値を検出し(ステップS47)、角度制御パラメータの初期値と実際値との差を検出する(ステップS48)。そして、角度制御パラメータの初期値と実際値との差に応じて、角度制御パラメータの初期値を修正する(ステップS49)。
次いで、マスターゲージブロック40を把持した状態で、角度制御パラメータの前記の修正後の初期値と、位置制御パラメータの初期値とに従い、把持部5を駆動し、マシンステーション、すなわちマシニングセンタ101の目標位置まで移動する(ステップS50)。すると、マスタゲージブロック40の内部空間に、マシニングセンタ101の治具103に一時的に固定されているマスターワーク104が収容されることになる(前述したように、マスターワーク104は目標位置に存在するように設定されている)。
次いで、インジケータ41…41がすべてゼロを示すようになる方向及び距離を演算し(ステップS51)、演算結果に基き把持部5を微動する(ステップS52)。次いで、インジケータ41…41の検出値を測定し(ステップS53)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになるまで前記動作を繰り返し(ステップS51〜S53)、インジケータ41…41の検出値がすべてゼロになった段階で、把持部5の位置が目標位置に矯正されたから(ステップS54でYES)、その矯正時の位置制御パラメータの実際値を検出し(ステップS55)、位置制御パラメータの初期値と実際値との差を検出する(ステップS56)。そして、位置制御パラメータの初期値と実際値との差に応じて、位置制御パラメータの初期値を修正する(ステップS57)。しかるのち、その修正後の補正された角度制御パラメータ及び位置制御パラメータに従って把持部5を試運転する(ステップS58)。ここで、試運転を略してすぐにマシニングセンタ101へのワークWの搬送を開始してもよい。また、修正された初期値は、補正後の角度制御パラメータ及び位置制御パラメータとして、メモリ91に記録され保存される。
この制御第2例(第2の実施形態)は、特に、図17、図18に例示したように、作業エリア100に機械装置101が複数台(図例では6台)備えられている場合に有用である。つまり、図1、図2に例示したように、作業エリア100に機械装置101が1台の場合は、マスタステーション10のマスタブロック11を使わずに、直接機械装置101のマスターワーク104を使って、角度補正及び位置補正を同時に1回で済ますのが好ましいが、図17、図18に例示したように、作業エリア100に機械装置101が複数台の場合は、目標角度が共通し、その結果、図19〜図21に示すように、角度制御パラメータが同じであるから、先に角度制御パラメータの補正を1回だけ行い、後で機械装置101毎に位置制御パラメータのみの補正を1台づつ行うのが合理的である。
ここで、図17、図18に例示したように、作業エリア100に機械装置101が複数台備えられている場合は、図16において、把持部5をマシンステーションに移動するルーティン(ステップS50)から、位置制御パラメータの初期値を修正するルーティン(ステップS57)までを、各機械装置101毎に繰り返し行うことになる。つまり、先に、複数の機械装置101…101のすべてについて共通する角度制御パラメータの初期値を修正した後は、複数の機械装置101…101のすべてについてそれぞれ位置制御パラメータの初期値を修正し、しかるのち本格搬送を開始してエンドとするのである。
ここで、その場合に、先に行う1回だけの角度制御パラメータの補正を、マスタステーション10のマスタブロック11を使わずに、複数の機械装置101のうちの所定の1つの機械装置101に固定されたマスターワーク104を使って行ってもよい(制御第3例(第3の実施形態))。
なお、図18において、符号20は、複数台の機械装置101…101の間に形成され、かつ把持部5の移動経路の邪魔にならないように形成された、作業員が歩行することのできる通路である。
また、図19〜図21は、図12に類似して、治具103が平治具である場合に、角度及び位置の制御パラメータが、初期値、実際値、修正後の補正値と変化する具体的態様を示すテーブルであるが、図示したように、角度制御パラメータは複数台の機械装置に共通であるが、位置制御パラメータは複数台の機械装置それぞれで異なっている。したがって、位置制御パラメータは、機械装置101毎に記録されている(♯1、♯2、…)。
また、図19〜図21では、ポイントP4(ワーク把持部5がマシニングセンタ101へワークWを受け渡すときのワーク把持部5の目標位置)の補正だけでなく、把持部5がマシニングセンタ101…101へワークWを搬送するときに移動する経路上の停止ポイントP1〜P3についても、前記位置矯正時のワーク把持部5の位置制御パラメータの実際値(S55参照)と、前記目標位置実現用の初期値(S12参照)との差に応じて、前記ポイント通過時の位置制御パラメータの初期値が同時に修正されている(前記ステップS102に続くステップS103とする)。なお、ここでも、ポイント通過時の位置制御パラメータの初期値及び補正後の値は、機械装置101毎に記録されている(♯1、♯2、…)。
以上のように、本実施形態では、ワークWに対して所定の作業を行う機械装置101が配置された生産ラインにおいて、ワークWを把持した搬送装置のワーク把持部5を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置101へワークWを搬送する生産ラインのワーク搬送方法において、前記機械装置101へのワークWの搬送を開始(S30)する前に、ワーク把持部5に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが補正される。
具体的には、図15に示したように、ワーク把持部5にワークWと同等の負荷を作用させた状態、すなわちワーク把持部5にマスタゲージブロック40を把持させた状態で、該ワーク把持部5を位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動(S22)したのち、ワーク把持部5の位置を目標位置に矯正すると共にワーク把持部5の角度を目標角度に矯正(S26:YES)し、この矯正時の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値(S27)と位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値との差(S28)に応じて該位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を修正する(S29)。
したがって、ワーク重量によるワーク把持部5の位置ずれや角度ずれが再現された状態で角度制御パラメータが補正されるから、ワーク搬送時に現実にワーク把持部5にワークWを把持させたときにおいても、ワーク把持部5から機械装置101へワークWが良好に受け渡されることになる。また、現実の機械装置101の配置ずれが考慮された状態で位置制御パラメータが補正されるから、ワーク搬送時に現実にワーク把持部5にワークWを把持させ、該ワークWを現実に配置された機械装置101に搬送したときにおいても、ワーク把持部5から機械装置101へワークWが良好に受け渡されることになる。
特に、図16に示した第2実施形態では、配置された機械装置101の台数が複数台である場合において(図17、図18参照)、機械装置101へのワークWの搬送を開始(S58)する前に、ワーク把持部5に対する位置制御パラメータ及び角度制御パラメータが補正される。
ただし、第1実施形態と異なり、先に、角度制御パラメータの補正を行い(S49)、その後、位置制御パラメータの補正を行っている(S57)。つまり、機械装置101が1台であれば、角度制御パラメータの補正と位置制御パラメータの補正とを1回だけ同時に行うが(S27〜S29参照)、機械装置101が複数台であれば、角度制御パラメータが共通している場合は、先に角度制御パラメータの補正を1回だけ行い(S47〜S49参照)、後は機械装置101毎に位置制御パラメータの補正をそれぞれ行っていくことになる(前述したようにS50〜S57の繰り返し)。このとき、機械装置101毎に角度制御パラメータの補正と位置制御パラメータの補正とを同時に行っていくのは無駄である(角度制御パラメータは共通しているから角度制御パラメータの補正は1回行えば済む)。したがって、第2実施形態では、機械装置101が複数台配置されている場合、先に、全機械装置101…101で共通の角度制御パラメータの補正を1回だけ行い、その後、各機械装置101毎に異なる位置制御パラメータの補正を各機械装置101毎に行うようにしているのである。これにより合理的な制御パラメータの補正が実現する。
また、図19及び図21に示したように、ワーク把持部5が目標位置に到達するまでに通過するポイントP1,P2,P3における位置制御パラメータが補正(ポイント通過時の位置制御パラメータ初期値の修正)されるから(前述したステップS103)、ワーク搬送時に現実にワーク把持部5にワークWを把持させて移動させたときにおいても、ワーク把持部5は所定の移動経路上を移動し、例えば移動経路から外れて移動経路近傍の物品等に接触する不具合等が防がれる。
なお、ワークWの種類、機械装置101の種類、及びワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときの方向(治具103の種類等にもよる)、のうちの少なくとも1毎に、位置制御パラメータ及び角度制御パラメータを補正するようにすると、ワークWの種類、機械装置101の種類、又はワーク把持部5が機械装置101へワークWを受け渡すときの方向が様々に組み合わされて変化しても、ワーク把持部5から機械装置101へワークWが良好に受け渡されることになる。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、ワークに対して所定の作業を行う機械装置が配置された生産ラインにおいて、ワーク把持部の駆動が数値制御されるワーク搬送手段を用いて、前記機械装置へワークを搬送する場合に、機械装置の配置ずれ、あるいはワーク重量によるワーク把持部の位置ずれや角度ずれに起因して、ワーク把持部から機械装置へワークが良好に渡されなくなる問題を解消することが可能な技術であるから、工場における生産技術の分野において広範な産業上の利用可能性を有する。
本発明の第1の実施形態に係る生産ラインのワーク搬送装置の平面図である。 同、立面図である。 制御ブロック図である。 マスタブロックの斜視図である。 マスタワークの斜視図である。 マスタゲージブロックの斜視図である。 インジケータの説明図である。 図1に対応する平面図である。 図2に対応する立面図である。 治具が平治具の場合の立面図である。 同、イケール治具の場合の立面図である。 制御パラメータが格納されたテーブルである。 制御パラメータが格納されたテーブルである。 コントロールユニットが行う制御パラメータ補正動作のフローチャートの1部である。 同、1部である。 本発明の第2の実施形態に係るコントロールユニットが行う制御パラメータ補正動作のフローチャートの1部である(図15に対応する)。 図1に対応する平面図である。 図2に対応する立面図である。 制御パラメータが格納されたテーブルである。 制御パラメータが格納されたテーブルである。 制御パラメータが格納されたテーブルである。
符号の説明
1 生産ラインのワーク搬送装置
5 把持部
20 通路
40 マスタゲージブロック
41 インジケータ(検出手段)
90 コントロールユニット(矯正手段、修正手段)
91 メモリ(記録手段)
93 把持部移動用モータ(駆動手段)
94 把持部回動用モータ(駆動手段)
W ワーク

Claims (5)

  1. ワークに対して所定の作業を行う機械装置が配置された生産ラインにおいて、ワークを把持した搬送装置のワーク把持部を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置へワークを搬送する生産ラインのワーク搬送方法であって、
    前記機械装置へのワークの搬送を開始する前に前記制御パラメータを補正するステップとして、
    ワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときのワーク把持部の目標位置及び目標角度を設定するステップ、
    前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を設定するステップ、
    ワーク把持部にワークと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部を前記位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ、
    前記駆動後、前記ワーク把持部の位置を前記目標位置に矯正すると共に前記ワーク把持部の角度を前記目標角度に矯正するステップ、
    前記位置及び角度矯正時のワーク把持部の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値を検出するステップ、及び、
    検出した位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正するステップを有することを特徴とする生産ラインのワーク搬送方法。
  2. ワークに対して所定の作業を行う機械装置が複数配置された生産ラインにおいて、ワークを把持した搬送装置のワーク把持部を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置へワークを搬送する生産ラインのワーク搬送方法であって、
    前記機械装置へのワークの搬送を開始する前に前記制御パラメータを補正するステップとして、
    ワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときのワーク把持部の目標位置及び目標角度を設定するステップ、
    前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を設定するステップ、
    ワーク把持部にワークと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部を前記角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ、
    前記駆動後、前記ワーク把持部の角度を前記目標角度に矯正するステップ、
    前記角度矯正時のワーク把持部の角度制御パラメータの実際値を検出するステップ、
    検出した角度制御パラメータの実際値と前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正するステップ、
    ワーク把持部にワークと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部を前記位置制御パラメータの初期値及び修正した角度制御パラメータの初期値に従って駆動するステップ、
    前記駆動後、前記ワーク把持部の位置を前記目標位置に矯正するステップ、
    前記位置矯正時のワーク把持部の位置制御パラメータの実際値を検出するステップ、及び、
    検出した位置制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値との差に応じて前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値を修正するステップを有することを特徴とする生産ラインのワーク搬送方法。
  3. 前記請求項1又は2に記載の生産ラインのワーク搬送方法において、
    ワーク把持部が前記目標位置に到達するまでの移動経路を設定するステップ、
    ワーク把持部が前記移動経路上の所定のポイントを通過するときのワーク把持部の位置制御パラメータの初期値を設定するステップ、及び、
    前記位置矯正時のワーク把持部の位置制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値との差に応じて前記ポイント通過時の位置制御パラメータの初期値を修正するステップをさらに有することを特徴とする生産ラインのワーク搬送方法。
  4. 前記請求項1又は2に記載の生産ラインのワーク搬送方法において、
    前記各ステップでは、ワークの種類、機械装置の種類、及びワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときの方向、のうちの少なくとも1毎に、各ステップの動作を行うことを特徴とする生産ラインのワーク搬送方法。
  5. ワークに対して所定の作業を行う機械装置が配置された生産ラインにおいて、ワークを把持した搬送装置のワーク把持部を予め設定された制御パラメータに従って駆動することにより、前記機械装置へワークを搬送する生産ラインのワーク搬送装置であって、
    前記機械装置へのワークの搬送を開始する前に前記制御パラメータを補正する手段として、
    ワーク把持部が機械装置へワークを受け渡すときのワーク把持部の目標位置及び目標角度を記録する手段、
    前記目標位置及び目標角度を実現するためのワーク把持部の位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値を記録する手段、
    ワーク把持部にワークと同等の負荷を作用させた状態で、該ワーク把持部を前記位置制御パラメータの初期値及び角度制御パラメータの初期値に従って駆動する手段、
    前記駆動後、前記ワーク把持部の位置を前記目標位置に矯正すると共に前記ワーク把持部の角度を前記目標角度に矯正する手段、
    前記位置及び角度矯正時のワーク把持部の位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値を検出する手段、及び、
    検出した位置制御パラメータの実際値及び角度制御パラメータの実際値と前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値との差に応じて前記目標位置実現用の位置制御パラメータの初期値及び前記目標角度実現用の角度制御パラメータの初期値を修正する手段を有することを特徴とする生産ラインのワーク搬送装置。
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