JP5215916B2 - 木質材料耐久性モニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、建材等として用いられる木質材料の状態をモニタリングする木質材料耐久性モニタリングシステムに関する。
住宅等において、構造躯体、面材等といった建材として用いられている木質材料の性能劣化等に対処するため、木質材料の状態をモニタリングすることが行われている。建材は内装材、外装材等によって被覆されているため、建材の状態をモニタリングする際には、モニタリング前に内装材、外装材等を一部除去し、さらにモニタリング後に除去した内装材、外装材等を修復する必要があった。かかる手間を省くため、住宅の各所に予めセンサを設置することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−243979号公報
木質材料のモニタリング項目としては、木質材料の含水率が挙げられる。特許文献1に記載されたモニタリングシステムにおいて、木質材料の含水率を検出するために従来の含水率センサを採用すると、以下の問題が生じる。従来の含水率センサは、狭い二点間の含水率しか検出することができない。したがって、木質材料のあらゆる場所を検出するためには、多くの含水率センサを設置する必要があり、構成が複雑化するとともに高コスト化してしまう。
本発明は、前記した問題を解決すべく創案されたものであり、簡易な構成で木質材料の状態をモニタリングすることが可能な木質材料耐久性モニタリングシステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の木質材料耐久性モニタリングシステムは、導電性材料が設けられた木質材料と、前記木質材料に電気的に接続された電源部と、前記木質材料の電気特性値を測定する測定部と、測定された前記電気特性値に基づいて、前記木質材料の状態を判定する判定部と、前記判定部による判定結果を通知する通知部と、を備え、前記木質材料は、一対の薄板であり、前記導電性材料は、接着剤に混合されたカーボンペーストであって前記一対の薄板間にベタ塗り状に設けられており、前記一対の薄板は、前記カーボンペーストが混合された前記接着剤によって互いに接着されていることを特徴とする。
かかる構成によると、導電性材料を設けた範囲に応じたモニタリングが可能となる。したがって、導電線及び測定部を複数セット設置しなくても、簡易な構成で木質材料の所望の範囲の状態をモニタリングすることができる。また、木質材料に導電性材料が設けられているので、導電性材料が設けられていない場合と比較すると、通常時と異常時(水分侵入時や破断時)とにおける電気特性値(例えば、電流値、電圧値、電気抵抗値)の変化量が大きくなる。したがって、木質材料のモニタリングが容易である。
前記電源部は、前記木質材料に所定の電流を供給し、前記測定部は、前記電気特性値として、前記木質材料の電圧値又は電気抵抗値を測定する構成であってもよい。この場合には、前記判定部は、測定された前記電圧値が電圧閾値未満となった場合、又は、測定された前記電気抵抗値が抵抗閾値未満となった場合に、前記木質材料に水分が浸入していると判定することができ、測定された前記電圧値の変化量又は測定された前記電気抵抗値の変化量に基づいて、前記木質材料の変形量を判定することもできる。
また、前記電源部は、前記木質材料に所定の電圧をかけ、前記測定部は、前記電気特性値として、前記木質材料の電流値又は電気抵抗値を測定する構成であってもよい。この場合には、前記判定部は、測定された前記電流値が電流閾値以上となった場合、又は、測定された前記電気抵抗値が抵抗閾値未満となった場合に、前記木質材料に水分が浸入していると判定することができ、測定された前記電流値の変化量又は測定された前記電気抵抗値の変化量に基づいて、前記木質材料の変形量を判定することもできる。
また、前記木質材料は、建材であってもよい。
本発明によれば、簡易な構成で木質材料の状態をモニタリングすることができる。
本発明の実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムを模式的に示す図である。 (a)は図1の導電性材料が設けられた木質材料を示す一部破断斜視図、(b)は導電性材料が設けられた木質材料の変形例を示す一部破断斜視図である。 測定部による測定結果の一例を示すグラフであり、(a)は電圧値を測定した結果を示すグラフ、(b)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。 測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は木質材料の歪み量を示すグラフ、(b)は電圧値を測定した結果を示すグラフ、(c)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。 測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は電流値を測定した結果を示すグラフ、(b)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。 測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は木質材料の歪み量を示すグラフ、(b)は電流値を測定した結果を示すグラフ、(c)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。 本発明の参考形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムを模式的に示す図である。 図7の導電性材料が設けられた木質材料をX方向から見た図である。
以下、本発明の実施形態について、本発明を木造建築物の建材に適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
<実施形態>
まず、本発明の実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムについて、図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムを模式的に示す図である。図2(a)は、図1の導電性材料が設けられた木質材料を示す一部破断斜視図、図2(b)は導電性材料が設けられた木質材料の変形例を示す一部破断斜視図である。図3は、測定部による測定結果の一例を示すグラフであり、(a)は電圧値を測定した結果を示すグラフ、(b)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。図4は、測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は木質材料の歪み量を示すグラフ、(b)は電圧値を測定した結果を示すグラフ、(c)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。図5は、測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は電流値を測定した結果を示すグラフ、(b)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。図6は、測定部による測定結果の他の例を示すグラフであり、(a)は木質材料の歪み量を示すグラフ、(b)は電流値を測定した結果を示すグラフ、(c)は電気抵抗値を測定した結果を示すグラフである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aは、建材としての木質材料10Aと、一対の導電線20a,20bと、電源部30と、測定部40と、制御部50と、通知部60と、を備えている。
木質材料10Aは、木材11からなる薄板11a,11bと、薄板11a,11b間に設けられた導電性材料12と、を備えている。木質材料10Aは面材であり、その屋外側表面は、防水紙70、外装材80によって覆われている。防水紙70は、外装材80の下地となるとともに、木質材料10Aへの雨水の浸入を防止する部材であり、例えば不織布の一面側に改質アスファルト層を形成したもので構成されている。防水紙70の屋内側面には複数の突起70aが形成されている。これにより、木質材料10Aと防水紙70との間に通気層が形成され、屋内から木質材料10Aを透過してきた湿気は、かかる通気層を介して屋外に放出される。外装材80は、いわゆる湿式外装を構成する部材であり、ラス網81とモルタル82とで構成されている。防水紙70及びラス網81は、図示しないステープルによって木質材料10Aに固定されている。なお、木質材料10Aの屋内側表面は、図示しない内装材によって覆われている。
一対の導電線20a,20bは、それぞれ、一端が木質材料10Aに電気的に接続されている。電源部30は、一対の導電線20a、20bのそれぞれの他端に電気的に接続されており、木質材料10A及び一対の導電線20a,20bによって構成された電気回路に、所定の電流を供給しようとするものである。電源部30は、木質材料10Aに所定の電流を供給することができるものであればよく、商用電源から電力の供給を受けるものであってもよく、電池、発電機等から電力の供給を受けるものであってもよい。
測定部40は、木質材料10A及び一対の導電線20a,20bによって構成された電気回路において、木質材料10Aの電気特性値を測定するセンサであり、ここでは、木質材料10Aにかかる電圧値を測定する電圧センサ又は木質材料10Aの電気抵抗値を測定する電気抵抗センサである。測定された電圧値又は電気抵抗値は、制御部50に出力される。
制御部50は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD、入出力回路等を備えて構成されており、測定部40による測定結果に基づいて木質材料10Aの状態を判定する判定部として機能する。判定結果は、通知部60に出力される。また、制御部50は、電源部30の駆動(ON/OFF)を制御することもできる。
通知部60は、ディスプレイ、警報機(スピーカ、ランプ)等であり、制御部50による判定結果を、画像、音、光等を用いて利用者(木造建築物の住民、警備会社の担当者等)に通知する。
図2(a)に示すように、木質材料10Aは、合板であり、薄板(単板)11a,11bと、薄板11a,11b間に設けられた導電性材料12と、を備えている。導電性材料12は、カーボンペーストであり、接着剤に混合された状態で薄板11a,11b間にベタ塗り状に設けられている。薄板11a,11bは、導電性材料12が混合された接着剤によって互いに接着されている。また、導電線20aは導電性材料12に電気的に接続されており、導電線20bは屋外側の薄板11bに電気的に接続されている。
かかる構造において、電源部30が所定の電流を供給し、木質材料10Aに侵入した水分の状態をモニタリングする場合について説明する。通常の状態においては、木質材料10Aは比較的乾燥しているので、図3(a)(b)における時刻t11のように、測定部40によって測定された電圧値E11は大きく、電気抵抗値R11も大きい。一方、防水紙70が破損して水が浸入し、木質材料10Aの薄板11aに水分が浸み込んだ場合には、薄板11aを介した導電線20b及び導電性材料12間の電子移動が容易となるため、図3(a)(b)における時刻t12のように、測定部40によって測定された電圧値E12は小さくなり、電気抵抗値R12も小さくなる。
そして、制御部50は、測定部40によって測定された電圧値Eが電圧閾値ETH未満となった場合、又は、測定部40によって測定された電気抵抗値Rが電気抵抗閾値RTH未満となった場合に、木質材料10Aに水分が浸入していると判定し、判定結果を通知部60に出力する。ここで、電圧閾値ETH及び電気抵抗閾値RTHは、測定部40によって測定された電圧値E及び電気抵抗値Rが当該値に達した場合には、木質材料10Aのメンテナンスが必要なほど水分が浸入しているということを表す値である。これら電圧閾値ETH及び電気抵抗閾値RTHは、予め実験によって求められた値であり、木材11の種類、導電性材料12の種類、形状等によって異なる。
続いて、かかる構造において、電源部30が所定の電流を供給し、木質材料10Aの変形の状態をモニタリングする場合について説明する。図4(a)(b)に示すように、木質材料10Aの歪み量が大きくなると、測定部40によって測定される電圧値Eは大きくなる。また、図4(a)(c)に示すように、木質材料10Aの歪み量が大きくなると、測定部40によって測定される電気抵抗値Rは大きくなる。ここで、木質材料10Aの歪み量と電圧値E又は電気抵抗値Rとの関係は、予めシミュレーション又は実験によって得られており、制御部50は、当該関係を数式、テーブル等として記憶している。そして、制御部50は、測定部40によって測定された電圧値E又は電気抵抗値Rに基づいて木質材料10Aの歪み量を判定し、かかる歪み量を判定結果として通知部60に出力する。
なお、電源部30は、所定の電流を木質材料10Aに供給する代わりに、所定の電圧を木質材料10Aにかける構成であってもよい。この場合には、測定部40は、木質材料10A及び一対の導電線20a,20bによって構成された電気回路において、木質材料10Aの電気特性値を測定するセンサであり、木質材料10Aに供給される電流値を測定する電流センサ又は木質材料10Aの電気抵抗値を測定する電気抵抗センサとすることができる。すなわち、実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aは、木質材料10Aの電気特性値として、電流値、電圧値又は電気抵抗値をモニタリングするシステムである。
かかる構造において、電源部30が所定の電圧をかけ、木質材料10Aに侵入した水分の状態をモニタリングする場合について説明する。通常の状態においては、木質材料10Aは比較的乾燥しているので、図5(a)(b)における時刻t21のように、測定部40によって測定された電流値I21は小さく、電気抵抗値R21は大きい。一方、防水紙70が破損して水が浸入し、木質材料10Aの薄板11aに水分が浸み込んだ場合には、薄板11aを介した導電線20b及び導電性材料12間の電子移動が容易となるため、図5(a)(b)における時刻t22のように、測定部40によって測定された電流値I22は大きくなり、電気抵抗値R22は小さくなる。
そして、制御部50は、測定部40によって測定された電圧値Iが電流閾値ETH以上となった場合、又は、測定部40によって測定された電気抵抗値Rが電気抵抗閾値RTH未満となった場合に、木質材料10Aに水分が浸入していると判定し、判定結果を通知部60に出力する。ここで、電流閾値ITH及び電気抵抗閾値RTHは、測定部40によって測定された電流値I及び電気抵抗値Rが当該値に達した場合には、木質材料10Aのメンテナンスが必要なほど水分が浸入しているということを表す値である。これら電流閾値ITH及び電気抵抗閾値RTHは、予め実験によって求められた値であり、木材11の種類、導電性材料12の種類、形状等によって異なる。
続いて、かかる構造において、電源部30が所定の電圧をかけ、木質材料10Aの変形の状態をモニタリングする場合について説明する。図6(a)(b)に示すように、木質材料10Aの歪み量が大きくなると、測定部40によって測定される電流値Iは小さくなる。また、図6(a)(c)に示すように、木質材料10Aの歪み量が大きくなると、測定部40によって測定される電気抵抗値Rは大きくなる。ここで、木質材料10Aの歪み量と電流値I又は電気抵抗値Rとの関係は、予めシミュレーション又は実験によって得られており、制御部50は、当該関係を数式、テーブル等として記憶している。そして、制御部50は、測定部40によって測定された電流値I又は電気抵抗値Rに基づいて木質材料10Aの歪み量を判定し、かかる歪み量を判定結果として通知部60に出力する。
実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aは、以下の効果を奏する。
導電性材料12が木材11に塗布されているとともに一対の導電線20a,20bが導電性材料12に電気的に接続されているので、測定部40として市販の電流センサ、電圧センサ又は電気抵抗センサを用いた場合に、導電性材料12を設けていない場合と比べて、通常時と異常時(水分侵入時や破断時)とにおける電流値、電圧値又は電気抵抗値の変化量が大きくなる。したがって、木質材料10Aのモニタリング(特に、薄板11aのモニタリング)が容易である。
また、導電性材料12がベタ塗り状に設けられており、木材11の全体にわたって設けられているので、測定部40として単一の電流センサ、電圧センサ又は電気抵抗センサを用いて木質材料10A全体をモニタリングすることができる。
また、薄板11a,11bの剥離によって生じる電流値、電圧値又は電気抵抗値の変化を検出することも可能である。
かかるモニタリングは、仕上げ前の雨漏れ検査、引渡し後の定期点検時における雨漏れ検査等として実施可能である。
また、実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aは、導電性材料12に通電することによって、長期にわたって白蟻の侵入を防止することが可能である。
<参考形態>
続いて、本発明の参考形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムについて、実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aとの相違点を中心に、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本発明の参考形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステムを模式的に示す図である。図8は、図7の導電性材料が設けられた木質材料をX方向から見た図である。
図7に示すように、本発明の参考形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Bは、木質材料10Aに代えて木質材料10Bを備えている。木質材料10Bは、面材であり、木材13と、木材13の屋外側表面に塗布された導電性材料14と、を備えている。導電性材料14は、例えばカーボンペーストであり、塗料に混合された状態で木材13の屋外側表面に塗布されている。図8に示すように、導電性材料14は、離隔して互いに対向する一対の櫛形構造14a,14bを呈している。櫛形構造14aは、木材13の左端部において上下方向に延設された基部14a1と、基部14a1から右方向に延設された複数の櫛歯部14a2,14a2,・・・と、から構成されている。櫛形構造14bは、木材13の右端部において上下方向に延設された基部14b1と、基部14b1から左方向に延設された複数の櫛歯部14b2,14b2,・・・と、から構成されている。複数の櫛歯部14a2,14a2,・・・と複数の櫛歯部14b2,14b2,・・・とは、交互に配置されている。また、導電線20aは、櫛形構造14aに電気的に接続されており、導電線20bは、櫛形構造14bに電気的に接続されている。
参考形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Bも、木材13に水が浸入した場合等に木質材料10Bの導電性が変化する(例えば、木質材料10Bの領域Yに水分が浸み込んだ場合には、櫛型構造12a,12b間の電子移動が容易となり、電流値は増大し、電気抵抗値は低下し、電圧値も低下する)ので、実施形態に係る木質材料耐久性モニタリング1Aと同様に、木質材料10Bの状態をモニタリングすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、本発明は、参考形態として、面材ではなく構造躯体にも適用可能である。特に、本発明を構造躯体に適用する場合には、構造躯体の変形量を判定することが望ましい。また、参考形態として、実施形態に係る木質材料耐久性モニタリングシステム1Aにおいて、薄板11aを省略した構成であってもよい。この場合には、図2(b)に示すように、導電性材料12は、塗料に混合された状態で薄板(単板)11bの屋外側表面に塗布されており、導電線20aは、薄板11aの屋外側表面(導電性材料12の屋内側表面)に電気的に接続されており、導電線20bは、導電性材料12の屋外側表面に電気的に接続されている。また、参考形態として、合板からなる木質材料の屋外側表面に導電性材料が塗布されている構成であってもよい。
1A,1B 木質材料耐久性モニタリングシステム
10A,10B 木質材料(建材)
12,14 導電性材料
20a,20b 導電線
30 電源部
40 測定部
50 制御部(判定部)
60 通知部

Claims (8)

  1. 導電性材料が設けられた木質材料と、
    前記木質材料に電気的に接続された電源部と、
    前記木質材料の電気特性値を測定する測定部と、
    測定された前記電気特性値に基づいて、前記木質材料の状態を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を通知する通知部と、
    を備え、
    前記木質材料は、一対の薄板であり、
    前記導電性材料は、接着剤に混合されたカーボンペーストであって前記一対の薄板間にベタ塗り状に設けられており、
    前記一対の薄板は、前記カーボンペーストが混合された前記接着剤によって互いに接着されている
    ことを特徴とする木質材料耐久性モニタリングシステム。
  2. 前記電源部は、前記木質材料に所定の電流を供給し、
    前記測定部は、前記電気特性値として、前記木質材料の電圧値又は電気抵抗値を測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  3. 前記判定部は、測定された前記電圧値が電圧閾値未満となった場合、又は、測定された前記電気抵抗値が抵抗閾値未満となった場合に、前記木質材料に水分が浸入していると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  4. 前記判定部は、測定された前記電圧値の変化量又は測定された前記電気抵抗値の変化量に基づいて、前記木質材料の変形量を判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  5. 前記電源部は、前記木質材料に所定の電圧をかけ、
    前記測定部は、前記電気特性値として、前記木質材料の電流値又は電気抵抗値を測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  6. 前記判定部は、測定された前記電流値が電流閾値以上となった場合、又は、測定された前記電気抵抗値が抵抗閾値未満となった場合に、前記木質材料に水分が浸入していると判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  7. 前記判定部は、測定された前記電流値の変化量又は測定された前記電気抵抗値の変化量に基づいて、前記木質材料の変形量を判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
  8. 前記木質材料は、建材である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の木質材料耐久性モニタリングシステム。
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