以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、住宅向けネットワークシステムの構成を示し、1つ以上の設備端末1(図1では3台)と、設備端末1の制御を行う設備コントローラ2と、設備端末1の制御を行うための表示機能を備えた設備ビューア3とがネットワークNTを介して接続されている。
設備端末1は、ネットワーク接続部1aと、外部機器制御監視部1bと、信号受信部1cと、信号送信部1dと、IF情報記憶部1eとで構成される。
ネットワーク接続部1aは、各設備端末1に固有のアドレス情報を格納しており、このアドレス情報に基づいてネットワーク通信を行う。このアドレス情報は、IPアドレスや、例えば低速の専用線通信に用いるMACアドレス等で構成される。
外部機器制御監視部1bは、図2に示すように、機能部10bと、情報処理部11bとで構成されており、機能部10bは、照明器具や電気錠、防犯センサ等の外部機器を接続し、制御対象として制御情報を与えられることにより外部機器の制御・監視を行う。機能部10bが有する機能としては、照明器具の点灯状態の制御・監視を行う機能や、電気錠の施開錠状態の制御・監視を行う機能や、防犯センサから検知状態を監視する機能等がある。
情報処理部11bは、本実施形態のネットワークシステムにおけるオブジェクトサーバ機能を実現するために、オブジェクトが含まれたソフトモジュール(以下、MOS<Micro Object Server>と称す)が組み込まれており、機能部10bを介して外部機器に動作指示(動作制御)するための関数を与える処理、機能部10bを介して外部機器の現在状態を示す変数を取得する処理、さらには機能部10bを介して外部機器の状態変化が発生したことを示すイベント情報を取得する処理を行う。
本実施形態のネットワークシステムを構築する各設備端末1は、外部機器の制御・監視のための処理を行う際に用いる1乃至複数のオブジェクトを、情報処理部11b内に組み込まれたMOSに具備する。各オブジェクトは、機能部10bが外部機器に対して行う制御監視内容に対応する制御情報(変数、関数、イベント情報の組み合わせ)を定義した入出力定義(以下、インターフェースと称す)を1乃至複数具備し、各オブジェクトには、当該オブジェクトに固有に付与されたオブジェクト固有識別子(以下、OIDと称す)と、当該オブジェクトが具備する各インターフェースに付与されたインターフェース識別子(以下、IIDと称す)とで構成された付与識別子[OID+IID]を付与されている。
そして、情報処理部11bは、付与識別子を用いた実行要求を受け取った場合、当該付与識別子を付与されているオブジェクトを実行することによって制御情報を機能部10bに与える。
なお、制御監視内容に対応する定義内容が同一のインターフェース、つまり同じIIDを付与したインターフェースは複数のオブジェクト下に割り当てることが許されるものである。さらに、特定の設備端末1を指定することが必要の無いサービスでは、同一のOIDを複数の設備端末1に割り当てることも可能である。
また、本実施形態のネットワークシステムにおけるプロトコルには、OSI7階層モデルを用い、最上位階層のアプリケーション層としては、設備端末1の情報処理部11bのMOSが他の端末装置との間で変数、イベント情報、関数の各情報の授受を行うための独自のオブジェクトアクセスプロトコル(Object Access Protocol=OAP)を用いている。
信号受信部1cは、ネットワークNTからネットワーク接続部1aを介して付与識別子[OID+IID]を用いた実行要求を受けて、付与識別子[OID+IID]を情報処理部11bに引き渡す。
信号送信部1dは、外部機器制御監視部1bを介して、外部機器の現在状態を示す変数や外部機器の状態変化が発生したことを示すイベント情報等の信号を受け、ネットワーク接続部1aを介してネットワークNTへ送出する。
IF情報記憶部1eは、各設備端末1の情報処理部11b内に具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]の情報を格納している。
設備コントローラ2は、設備コントローラ2に固有のアドレス情報を格納しており、このアドレス情報に基づいてネットワーク通信を行うネットワーク接続部2aと、設備端末1から送出された変数やイベント情報等の信号をネットワーク接続部2aを介して受信する信号受信部2bと、ネットワーク接続部2aを介してネットワークNTへ各種信号を送出する信号送信部2cと、図3に示すIF情報リストL1を格納したIF情報リスト記憶部2d(第3の記憶手段)と、図4に示すイベント−IF対応リストL2を格納したイベント−IF対応リスト記憶部2e(第2の記憶手段)と、図5に示す画面表示順リストL3を格納した画面構成記憶部2f(第1の記憶手段)と、画面構成記憶部2fの画面表示順リストL3を参照して各設備端末1を個別に制御・監視するための操作を行う表示データを作成し、この表示データを用いて操作画面の画面データを生成する画面データ生成部2gと、ネットワーク接続部2aを介してネットワークNTへ画面データを送出する画面データ送信部2hとで構成される。なお、設備コントローラ2は、上記以外に設備端末1の制御を行う手段も備えているが、図1では省略する。
IF情報リスト記憶部2dに格納されているIF情報リストL1は、設備コントローラ2が、信号送信部2cからIF要求信号をネットワークNT上に送出することで、ネットワークNT内に接続されている各設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]を取得し、この取得した付与識別子[OID+IID]に対応して外部機器の名称を入力(例えばユーザによる入力)することで、図3に示すように、各設備端末1が具備しているオブジェクトの付与識別子[OID+IID]と、当該設備端末1に接続されている外部機器の名称とを対応付けて作成される。本実施形態の外部機器としては、居間照明、玄関照明、玄関インターホン、玄関電気錠、風呂照明、寝室照明が例示されており、IID[0001]は照明機能、IID[0002]はインターホン機能、IID[0003]は電気錠機能に対応している。なお、本実施形態では、1つの設備端末1が1つのオブジェクトを具備しており、1つの設備端末1に対応する付与識別子[OID+IID]も1つのみである。
イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL2は、図4に示すように、イベント情報発生元の外部機器が接続されている設備端末1が具備するオブジェクトに付与されているIIDと、当該イベント情報に付与されているイベントIDと、当該イベント情報に関連した機能を実行させるオブジェクトに付与されているIID(関連IID)とが対応付けられており、この対応付けはシステム設置時に予め行われている。
画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3は、図5に示すように、画面表示順が高い順に、居間照明、玄関照明、風呂照明、寝室照明、玄関電気錠が接続されている各設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]が初期設定として対応付けられており、この初期設定は、上記IF要求信号によって、各設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]を取得した際の取得順が、画面表示順の初期状態に設定されている。また、新たに取得された設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]は、画面表示順リストL3の最下位に追加される。
設備ビューワ3は、設備ビューワ3に固有のアドレス情報を格納しており、このアドレス情報に基づいてネットワーク通信を行うネットワーク接続部3aと、設備コントローラ2からネットワーク接続部3aを介して画面データを受信する画面データ受信部3bと、受信した画面データを表示する表示部3cと、表示部3c上でGUIによる操作を行うことで付与識別子[OID+IID]を用いた実行要求等の制御信号を生成する画面操作入力部3dと、ネットワーク接続部2aを介してネットワークNTへ制御信号を送出する信号送信部3eとで構成される。
次に、ユーザが設備ビューワ3を操作して操作画面要求を行う通常動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、設備ビューア3の表示部3cに表示される図7(a)の開始画面G1において、制御ボタンBaをクリックすると、画面操作入力部3dが操作画面要求を生成し、信号送信部3eからネットワーク接続部3aを介して、設備コントローラ2へ操作画面要求を送信する(ステップS1)。操作画面要求を受け取った設備コントローラ2では、画面データ生成部2gが、画面構成記憶部2fの画面表示順リストL3を参照して、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御・監視するための操作を行う操作ボタン(後述する操作画面上の操作ボタン)の表示データを、付与識別子[OID+IID]毎(本実施形態では設備端末1毎に相当する)に作成するとともに、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み(ステップS2)、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し(ステップS3)、画面データ送信部2hを介してネットワークNTへ送出する(ステップS4)。
設備ビューワ3では、画面データ受信部3bが設備コントローラ2からの画面データを受け取り、表示部3cに図7(b)の操作画面G2を表示する。操作画面G2において次ページボタンBbをクリックすると図7(c)の操作画面G3に遷移し、操作画面G3において前ページボタンBcをクリックすると操作画面G2に再び遷移する。
操作画面G2には、居間照明操作ボタンB1、玄関照明操作ボタンB2、風呂照明操作ボタンB3が左から順に配置され、操作画面G3には、寝室照明操作ボタンB4、玄関電気錠操作ボタンB5が左から順に配置されている。この順番は、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3に基づいて、画面データ生成部2gが設定しており、前のページに配置されている操作ボタンほど、さらには同一ページ内の左側に配置されている操作ボタンほど表示順が高く、他の操作ボタンに比べて優先的に表示されており、ユーザにとっては操作画面にたどり着くまでの時間が短くなる。
また、操作ボタンB1〜B5には対応する設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]が割り付けられており、設備ビューア3の表示部3c上で制御対象の操作ボタンをクリックすることで、付与識別子[OID+IID]を用いた実行要求が設備ビューア3からネットワークNTに送出され、この実行要求を受け取った設備端末1は、実行要求に用いた付与識別子[OID+IID]に対応するオブジェクトを具備している場合には、当該オブジェクトを実行することによって制御情報を機能部10bに与え、外部機器の制御・監視を行う。すなわち、オブジェクト固有識別子OIDによって、オブジェクト(本実施形態では制御監視対象の設備端末1に相当する)を特定し、インターフェース識別子IIDによって、どの機能(照明機能、電気錠機能、防犯センサ機能等)を制御・監視するかを特定している。
次に、イベント発生時における画面表示方法について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、外部機器の玄関インターホンに来客通知があった場合、玄関インターホンを接続している設備端末1から来客通知のイベント情報が送出され、設備コントローラ2がイベント情報を受信する(ステップS11)。イベント情報には、当該イベント情報の送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]と、当該イベント情報に付与されているイベントIDとが含まれており、設備コントローラ2において、画面データ生成部2gは、受信したイベント情報より、送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]とイベントIDを抽出する(この場合、OID[00003]、IID[0002]、イベントID[E01]となる)。
次に、画面データ生成部2gは、イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL2を参照して(図4)、上記抽出したIID[0002]およびイベントID[E01]に対応する関連IIDを電気錠機能の[0003]、照明機能の[0001]の順で取得すると(ステップS12)、IF情報リスト記憶部2dに格納されているIF情報リストL1を参照して(図3参照)、関連IID[0003][0001]と同一のIIDに組み合わされているOIDを検索し(ステップS13)、画面構成記憶部2fの画面表示順リストL3において(図5)、検索したOIDと関連IIDとを組み合わせた付与識別子[OID+IID]の画面表示順を一時的に繰り上げる。このとき、イベント−IF対応リストL2の関連IIDの項目で上位に格納されているIID[0003]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順を、IID[0001]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順より高くするので、IF情報リストL1で設定された通常時の表示順序に関係なくイベント発生時に優先表示する順序をイベント−IF対応リストL2で任意に設定でき、表示の自由度が向上する。
そして、画面データ生成部2gは、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う操作ボタンの表示データを、付与識別子[OID+IID]毎に作成するとともに、上記のように画面表示順を変更した画面表示順リストL3から、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し(ステップS14)、画面データ送信部2hを介してネットワークNTへ送出する(ステップS15)。
設備ビューワ3では、画面データ受信部3bが設備コントローラ2からの画面データを受け取り、表示部3cに図9(a)の開始画面G11を表示する。そして、開始画面G11において、制御ボタンBdをクリックすると、図9(b)の操作画面G12に遷移し、操作画面G12において次ページボタンBeをクリックすると図9(c)の操作画面G13に遷移し、操作画面G13において前ページボタンBfをクリックすると操作画面G12に再び遷移する。
操作画面G12には、玄関電気錠操作ボタンB5、玄関照明操作ボタンB2、居間照明操作ボタンB1が左から順に配置され、操作画面G3には、風呂照明操作ボタンB3、寝室照明操作ボタンB4が左から順に配置されている。この順番は、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3に基づいて、画面データ生成部2gが設定しており、前のページに配置されている操作ボタンほど、さらには同一ページ内の左側に配置されている操作ボタンほど表示順が高く、他の操作ボタンに比べて優先的に表示されており、ユーザにとっては、玄関インターホンが来客通知をしたことによるイベント発生によって、次に操作するであろう玄関電気錠操作ボタンB5を最も優先的に表示し、次に操作するであろう照明器具の操作ボタンB1,B2,B3,B4を次に表示している。
したがって、イベントに関連した操作が操作画面の先頭に優先表示されるようになるので、ユーザは操作画面で対応する機器機能を探して画面遷移を行なう回数を減らすことができ、イベント発生時にユーザが操作したい設備端末の操作画面にたどり着くまでの時間を短縮できる
また、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3は、画面表示順の初期状態が予め設定されており、イベント発生時にはこの初期状態を基にして表示順が設定されるので、イベントに関連しない設備端末1の表示順を再設定する必要がない。さらに、各設備端末1の操作ボタンの表示順にランダム性がなくなり、ユーザが操作画面を探して画面遷移をする可能性を小さくできる。
そして、発生したイベントに関連した操作が上記のように操作画面の先頭に表示され、当該操作画面での操作が終了すると、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3の画面表示順は初期状態に戻る。
また本実施形態では、イベント発生時において、上記のようにイベント−IF対応リストL2(図4参照)で上位に格納されている関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]が、イベント−IF対応リストL2で下位に格納されている関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]より、対応する表示ボタンの画面表示順を高く設定しているが、イベント発生時において、関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]が画面表示順リストL3の初期設定で上位に設定されているほど、対応する表示ボタンの画面表示順を高く設定してもよい。この場合、画面表示順リストL3の初期設定を参照して、イベント発生時の優先順位が決定されるので、通常時とイベント発生時とで表示の統一性を維持することができる。
なお本実施形態では、イベント発生時において優先表示する表示ボタン同士の画面表示順を、上記のようにイベント−IF対応リストL2、または画面表示順リストL3の初期設定に基づいて決定しているが、優先表示する表示ボタンの画面表示順が他の表示ボタンに比べて早ければ、優先表示する表示ボタン同士の表示順は上記に限定されない。
(実施形態2)
本実施形態において、住宅向けネットワークシステムの構成は実施形態1と同様に図1に示される。
しかし、イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL12は、図10に示すように、イベント情報発生元の外部機器が接続されている設備端末1が具備するオブジェクトに付与されているIIDと、当該イベント情報に付与されているイベントIDと、当該イベント情報に関連した機能を実行させるオブジェクトに付与されているIID(関連IID)に加えて、プロパティ取得先IIDと、プロパティID(またはイベントフラグ)と、プロパティ条件(またはイベント条件)とが対応付けられている。
ここで、設備端末1は、プロパティ値として、当該設備端末1に接続している外部機器の状態(点灯状態、施錠状態等)に対応した状態プロパティ値(外部機器の現在状態を示す変数に相当する)や、外部機器の設置場所(例えば、玄関、居間等)に対応した場所プロパティ値を格納している。
次に、イベント発生時における画面表示方法について説明する。
まず、外部機器の玄関インターホンに来客通知があった場合、玄関インターホンを接続している設備端末1から来客通知のイベント情報が送出され、設備コントローラ2がイベント情報を受信する。イベント情報には、当該イベント情報の送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]と、当該イベント情報に付与されているイベントIDとが含まれており、設備コントローラ2において、画面データ生成部2gは、受信したイベント情報より、送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]とイベントIDを抽出する(この場合、OID[00003]、IID[0002]、イベントID[E01]となる)。
次に、画面データ生成部2gは、イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL12を参照して(図10)、上記抽出したIID[0002]およびイベントID[E01]に対応する関連IIDを電気錠機能の[0003]、照明機能の[0001]の順で取得すると、IF情報リスト記憶部2dに格納されているIF情報リストL1を参照して(図3参照)、関連IID[0003][0001]と同一のIIDに組み合わされているOIDを検索する。
次に、画面データ生成部2gは、上記検索した結果、該当するOIDと関連IID[0003][0001]との組み合わせからなる付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1に対して、イベント−IF対応リストL12に含まれるプロパティ取得先IIDとプロパティIDを用いてプロパティ取得要求を送信し、プロパティ取得要求を受信した設備端末1よりプロパティ値(またはイベントフラグ)を取得する。イベント−IF対応リストL12を参照すると、電気錠機能のIID[0003]を具備する(電気錠を接続した)設備端末1からは場所プロパティ値を取得し、照明機能のIID[0001]を具備する(照明器具を接続した)設備端末1からは状態プロパティ値を取得する。なお、場所プロパティ値は、設備端末1のネットワークNTへの接続時に、設備コントローラ2が当該設備端末1から予め取得しておいてもよい。
次に、画面データ生成部2gは、プロパティ値とイベント−IF対応リストL12のプロパティ条件とを比較し、画面構成記憶部2fの画面表示順リストL3内で(図5参照)、取得したプロパティ値がプロパティ条件を満たした設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]の画面表示順を一時的に繰り上げる。例えば、玄関電気錠を接続した設備端末1から取得した場所プロパティ値は[玄関]であり、プロパティ条件と一致するので、画面表示順を一時的に繰り上げる。また、居間照明を接続した設備端末1から取得した状態プロパティ値は[ON]であり、プロパティ条件と一致しないので、画面表示順は繰り上げられず、玄関照明を接続した設備端末1から取得した状態プロパティ値は[OFF]であり、プロパティ条件と一致するので、画面表示順を一時的に繰り上げる。このとき、イベント−IF対応リストL12の関連IIDの項目で上位に格納されているIID[0003]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順を、IID[0001]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順より高くするので、IF情報リストL1で設定された通常時の表示順序に関係なくイベント発生時に優先表示する順序をイベント−IF対応リストL12で任意に設定でき、表示の自由度が向上する。
そして、画面データ生成部2gは、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う操作ボタンの表示データを、付与識別子[OID+IID]毎に作成するとともに、上記のように画面表示順を変更した画面表示順リストL3から、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し、画面データ送信部2hを介してネットワークNTへ送出する。
したがって、イベントに関連した操作が操作画面の先頭に優先表示されるようになるので、ユーザは操作画面で対応する機器機能を探して画面遷移を行なう回数を減らすことができ、イベント発生時にユーザが操作したい設備端末の操作画面にたどり着くまでの時間を短縮できる。
さらに、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3は、設備端末1毎に設定されているプロパティ値により並び順序を制御されるので、同一の機能を有する設備端末1が複数接続される場合でも、よりイベントに関連した設備端末1の表示データを操作画面に優先表示させることができる。
また、各設備端末1の設置場所に対応した場所プロパティ値を使用することで、よりイベントに関連した設備端末1の操作ボタンを操作画面の先頭に出しやすくなる。さらに、各設備端末1の状態に対応した状態プロパティ値を併用することによって、例えば、玄関インターホンの来客通知イベントが発生した場合に、玄関照明を接続した設備端末1の状態プロパティ値も併せて使用すると、玄関照明の点灯時は操作画面に玄関照明の操作ボタンを表示させないこともできる。
なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態3)
本実施形態において、住宅向けネットワークシステムの構成は実施形態1と同様に図1に示される。
しかし、イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL22は、図11に示すように、イベント情報発生元の外部機器が接続されている設備端末1が具備するオブジェクトに付与されているIIDと、当該イベント情報に付与されているイベントIDと、当該イベント情報に関連した機能を実行させるオブジェクトに付与されているIID(関連IID)に加えて、プロパティ取得先IIDと、プロパティID(またはイベントフラグ)と、プロパティ条件(またはイベント条件)と、場所条件とが対応付けられている。
ここで、設備端末1は、プロパティ値として、当該設備端末1に接続している外部機器の状態(点灯状態、施錠状態等)に対応した状態プロパティ値(外部機器の現在状態を示す変数に相当する)や、その設置場所(例えば、玄関、居間等)に対応した場所プロパティ値を格納している。
さらに、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL31は、図12に示すように、画面表示順が高い順に、居間照明、玄関照明、風呂照明、寝室照明、玄関電気錠に対応するオブジェクトの各付与識別子[OID+IID]が対応付けられており、さらにイベント発生元IIDと、イベントIDと、場所と、新画面表示順と、有効期限の各項目が対応付けられている。
次に、イベント発生時における画面表示方法について説明する。
まず、外部機器の玄関インターホンに来客通知があった場合、玄関インターホンを接続している設備端末1から来客通知のイベント情報が送出され、設備コントローラ2がイベント情報を受信する。イベント情報には、当該イベント情報の送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]と、当該イベント情報に付与されているイベントIDとが含まれており、設備コントローラ2において、画面データ生成部2gは、受信したイベント情報より、送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]とイベントIDを抽出する(この場合、OID[00003]、IID[0002]、イベントID[E01]となる)。
次に、画面データ生成部2gは、イベント−IF対応リスト記憶部2eに格納されているイベント−IF対応リストL22を参照して(図11)、上記抽出したIID[0002]およびイベントID[E01]に対応する関連IIDを電気錠機能の[0003]、照明機能の[0001]の順で取得すると、IF情報リスト記憶部2dに格納されているIF情報リストL1を参照して(図3参照)、関連IID[0003][0001]と同一のIIDに組み合わされているOIDを検索する。
次に、画面データ生成部2gは、上記検索した結果、該当するOIDと関連IID[0003][0001]との組み合わせからなる付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1に対して、イベント−IF対応リストL22に含まれるプロパティ取得先IIDとプロパティIDを用いてプロパティ取得要求を送信し、プロパティ取得要求を受信した設備端末1より状態プロパティ値および場所プロパティ値(またはイベントフラグ)を取得する。なお、場所プロパティ値は、設備端末1のネットワークNTへの接続時に、設備コントローラ2が当該設備端末1から予め取得しておいてもよい。
次に、画面データ生成部2gは、取得したプロパティ値とイベント−IF対応リストL22内のプロパティ条件、場所条件とを比較し、取得したプロパティ値がプロパティ条件[照明機能の点灯OFF状態]、場所条件[玄関]を満たした設備端末1に対応する付与識別子[OID+IID]の画面表示順を一時的に繰り上げ、繰り上げた後の画面表示順を、画面表示順リストL31の新画面表示順の項目に設定する(図12参照)。なお、画面表示順リストL31において、画面表示順の項目は、初期設定であり、イベントの発生がなく、ユーザが設備ビューワ3を操作して操作画面要求を行う通常動作時の画面表示順を示す。
ここでは、玄関電気錠を接続した設備端末1から取得した場所プロパティ値は[玄関]であり、場所条件と一致するので、当該設備端末1の画面表示順を一時的に1番に繰り上げる。次に、玄関照明を接続した設備端末1から取得した場所プロパティは「玄関」であり、且つ状態プロパティ値は[OFF]であり、場所条件およびプロパティ条件と一致するので、当該設備端末1の画面表示順を一時的に2番に繰り上げる。すなわち、イベント−IF対応リストL22の関連IIDの項目で上位に格納されているIID[0003]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順を、IID[0001]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順より高くする。さらに、居間照明、風呂照明、寝室照明を接続した各設備端末1から取得した場所プロパティ値は[玄関]とは異なり、場所条件と一致しないので、当該設備端末1の画面表示順は繰り上げられず、画面表示順を一時的に3番、4番、5番に設定する。而して、画面表示順リストL31の新画面表示順の項目には、上記繰り上げ処理後の画面表示順が設定されている。
さらに、画面表示順を繰り上げた付与識別子[OID+IID]に対応して、その繰り上げた画面表示順の有効期限を、画面表示順リストL31の有効期限の項目に設定し、この有効期限内は、新画面表示順の設定内容を維持している。
また、画面表示順リストL31において、イベント発生元IIDの項目にはインターホン機能の[0002]が設定され、イベントIDの項目には来客通知の[E01]が設定され、場所の項目には、各設備端末1から取得した場所プロパティ値が設定される。
そして、画面データ生成部2gは、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う操作ボタンの表示データを、付与識別子[OID+IID]毎に作成するとともに、上記のように画面表示順を変更した画面表示順リストL3から、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し、画面データ送信部2hを介してネットワークNTへ送出する。
設備ビューワ3では、画面データ受信部3bが設備コントローラ2からの画面データを受け取り、表示部3cに表示する。
したがって、イベントに関連した操作が操作画面の先頭に優先表示されるようになるので、ユーザは操作画面で対応する機器機能を探して画面遷移を行なう回数を減らすことができ、イベント発生時にユーザが操作したい設備端末の操作画面にたどり着くまでの時間を短縮できる。
さらに、画面構成記憶部2fに格納されている画面表示順リストL3は、設備端末1毎に設定されているプロパティ値(状態プロパティ値、場所プロパティ値)により並び順序を制御されるので、同一の機能を有する設備端末1が複数接続される場合でも、よりイベントに関連した設備端末1の表示データを操作画面に優先表示させることができる。
また、各設備端末1の設置場所に対応した場所プロパティ値を使用することで、よりイベントに関連した設備端末1の操作を操作画面の先頭に出しやすくなる。さらに、各設備端末1の状態に対応した状態プロパティ値を併用することによって、例えば、玄関インターホンの来客通知イベントが発生した場合に、玄関照明を接続した設備端末1の状態プロパティ値も併せて使用すると、玄関照明の点灯時は操作画面に玄関照明の操作ボタンを表示させないこともできる。
さらに、画面表示順リストL31の新画面表示順において有効期限を設定しているので、イベント発生から有効期限内に、ユーザが設備ビューワ3を操作して操作画面要求を行った場合、画面データ生成部2gは、この新画面表示順を用いて画面データを生成する。したがって、イベント発生後も、有効期限が経過するまでは最新のイベントに関連した操作が操作画面の先頭に表示される状態が維持され、ユーザにとって利便性の高いものとなる。
また、この有効期限内に新たなイベントが発生した場合は、この新たなイベント情報に応じて上記同様に画面表示順リストL31の新画面表示順を更新する。有効期限を過ぎれば、画面表示順リストL31の新画面表示順は消去されて、初期設定の画面表示順を用いて画面データを生成する。
なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態4)
本実施形態の住宅向けネットワークシステムにおいては、図13に示すように、設備ビューワ3が、図3に示すIF情報リストL1を格納したIF情報リスト記憶部3j(第3の記憶手段)と、図4に示すイベント−IF対応リストL2を格納したイベント−IF対応リスト記憶部3f(第2の記憶手段)と、設備端末1から送出された変数やイベント情報等の信号をネットワーク接続部3aを介して受信する信号受信部3gと、図5に示す画面表示順リストL3を格納した画面構成記憶部3h(第1の記憶手段)と、画面構成記憶部3hの画面表示順リストL3を参照して各設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う表示データを作成し、この表示データを用いて操作画面の画面データを生成する画面データ生成部3iとを備えており、実施形態1の画面データ受信部3bは削除される。すなわち、画面データの生成手段を設備ビューワ3に設けており、設備コントローラ2は、設備端末1の制御を行う手段のみを備えている。
そして、ユーザが設備ビューワ3を操作して操作画面要求を行う通常動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、設備ビューア3の表示部3cに表示される図7(a)の開始画面G1において、制御ボタンBaをクリックすると、画面操作入力部3dが操作画面要求を生成し、画面データ生成部3iへ出力する。操作画面要求を受け取った画面データ生成部3iは、画面構成記憶部3hの画面表示順リストL3を参照して、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う操作ボタンの表示データを、付与識別子[OID+IID]毎(本実施形態では設備端末1毎に相当する)に作成するとともに、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し、表示部3cへ出力する。
画面データを受け取った表示部3cは、図7(b)の操作画面G2を表示する。操作画面G2において次ページボタンBbをクリックすると図7(c)の操作画面G3に遷移し、操作画面G3において前ページボタンBcをクリックすると操作画面G2に再び遷移する。
操作画面G2には、居間照明操作ボタンB1、玄関照明操作ボタンB2、風呂照明操作ボタンB3が左から順に配置され、操作画面G3には、寝室照明操作ボタンB4、玄関電気錠操作ボタンB5が左から順に配置されている。この順番は、画面構成記憶部3hに格納されている画面表示順リストL3に基づいて、画面データ生成部3iが設定しており、前のページに配置されている操作ボタンほど、さらには同一ページ内の左側に配置されている操作ボタンほど表示順が高く、他の操作ボタンに比べて優先的に表示されており、ユーザにとっては操作画面にたどり着くまでの時間が短くなる。
また、操作ボタンB1〜B5には対応する設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]が割り付けられており、設備ビューア3の表示部3c上で制御対象の操作ボタンをクリックすることで、付与識別子[OID+IID]を用いた実行要求が設備ビューア3からネットワークNTに送出され、この実行要求を受け取った設備端末1は、実行要求に用いた付与識別子[OID+IID]に対応するオブジェクトを具備している場合には、当該オブジェクトを実行することによって制御情報を機能部10bに与え、外部機器の制御・監視を行う。すなわち、オブジェクト固有識別子OIDによって、オブジェクト(本実施形態では制御監視対象の設備端末1に相当する)を特定し、インターフェース識別子IIDによって、どの機能(照明機能、電気錠機能、防犯センサ機能等)を制御・監視するかを特定している。
次に、イベント発生時における画面表示方法について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、外部機器の玄関インターホンに来客通知があった場合、玄関インターホンを接続している設備端末1から来客通知のイベント情報が送出され、設備ビューア3がイベント情報を受信する(ステップS21)。イベント情報には、当該イベント情報の送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]と、当該イベント情報に付与されているイベントIDとが含まれており、設備ビューア3において、画面データ生成部3iは、受信したイベント情報より、送信元の設備端末1が具備するオブジェクトの付与識別子[OID+IID]とイベントIDを抽出する(この場合、OID[00003]、IID[0002]、イベントID[E01]となる)。
次に、画面データ生成部3iは、イベント−IF対応リスト記憶部3fに格納されているイベント−IF対応リストL2を参照して(図4)、上記抽出したIID[0002]およびイベントID[E01]に対応する関連IIDを電気錠機能の[0003]、照明機能の[0001]の順で取得すると(ステップS22)、IF情報リスト記憶部3jに格納されているIF情報リストL1を参照して(図3参照)、関連IID[0003][0001]と同一のIIDに組み合わされているOIDを検索し(ステップS23)、画面構成記憶部3hの画面表示順リストL3において(図5)、検索したOIDと関連IIDとを組み合わせた付与識別子[OID+IID]の画面表示順を一時的に繰り上げる。このとき、イベント−IF対応リストL2の関連IIDの項目で上位に格納されているIID[0003]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順を、IID[0001]を含む付与識別子[OID+IID]の画面表示順より高くするので、IF情報リストL1で設定された通常時の表示順序に関係なくイベント発生時に優先表示する順序をイベント−IF対応リストL2で任意に設定でき、表示の自由度が向上する。
そして、画面データ生成部3iは、各付与識別子[OID+IID]に対応する設備端末1を個別に制御監視するための操作を行う操作ボタンの表示データを、付与識別子[OID+IID]毎に作成するとともに、上記のように画面表示順を変更した画面表示順リストL3から、各表示データの画面表示順(画面内位置)を読み込み、各表示データを画面表示順リストL3の画面表示順が高いほうから優先的に表示する画面データを生成し(ステップS24)、表示部3cへ出力する(ステップS25)。
表示部3cは、図9(a)の開始画面G11を表示する。そして、開始画面G11において、制御ボタンBdをクリックすると、図9(b)の操作画面G12に遷移し、操作画面G12において次ページボタンBeをクリックすると図9(c)の操作画面G13に遷移し、操作画面G13において前ページボタンBfをクリックすると操作画面G12に再び遷移する。
操作画面G12には、玄関電気錠操作ボタンB5、玄関照明操作ボタンB2、居間照明操作ボタンB1が左から順に配置され、操作画面G3には、風呂照明操作ボタンB3、寝室照明操作ボタンB4が左から順に配置されている。この順番は、画面構成記憶部3hに格納されている画面表示順リストL3に基づいて、画面データ生成部3iが設定しており、前のページに配置されている操作ボタンほど、さらには同一ページ内の左側に配置されている操作ボタンほど表示順が高く、他の操作ボタンに比べて優先的に表示されており、ユーザにとっては、玄関インターホンが来客通知をしたことによるイベント発生によって、次に操作するであろう玄関電気錠操作ボタンB5を最も優先的に表示し、次に操作するであろう照明器具の操作ボタンB1,B2,B3,B4を次に表示している。
したがって、イベントに関連した操作が操作画面の先頭に優先表示されるようになるので、ユーザは操作画面で対応する機器機能を探して画面遷移を行なう回数を減らすことができ、イベント発生時にユーザが操作したい設備端末の操作画面にたどり着くまでの時間を短縮できる。
また、画面構成記憶部3hに格納されている画面表示順リストL3は、画面表示順の初期状態が予め設定されており、イベント発生時にはこの初期状態を基にして表示順が設定されるので、イベントに関連しない設備端末1の表示順を再設定する必要がない。さらに、各設備端末1の操作ボタンの表示順にランダム性がなくなり、ユーザが操作画面を探して画面遷移をする可能性を小さくできる。
そして、発生したイベントに関連した操作が上記のように操作画面の先頭に表示され、当該操作画面での操作が終了すると、画面構成記憶部3hに格納されている画面表示順リストL3の画面表示順は初期状態に戻る。
また本実施形態では、イベント発生時において、上記のようにイベント−IF対応リストL2(図4参照)で上位に格納されている関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]が、イベント−IF対応リストL2で下位に格納されている関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]より、対応する表示ボタンの画面表示順を高く設定しているが、イベント発生時において、関連IIDを含む付与識別子[OID+IID]が画面表示順リストL3の初期設定で上位に設定されているほど、対応する表示ボタンの画面表示順を高く設定してもよい。この場合、画面表示順リストL3の初期設定を参照して、イベント発生時の優先順位が決定されるので、通常時とイベント発生時とで表示の統一性を維持することができる。
なお本実施形態では、イベント発生時において優先表示する表示ボタン同士の画面表示順を、上記のようにイベント−IF対応リストL2、または画面表示順リストL3の初期設定に基づいて決定しているが、優先表示する表示ボタンの画面表示順が他の表示ボタンに比べて早ければ、優先表示する表示ボタン同士の表示順は上記に限定されない。
このような本実施形態は、画面データの生成手段を設備ビューワ3に設けた点が実施形態1と異なり、本実施形態の当該構成は実施形態2,3にも適用可能である。
なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。