JP5214755B2 - 裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュール - Google Patents

裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュール Download PDF

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Description

この発明は、裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールに関し、特に、受光面とは反対側に配置される裏面に、n電極およびp電極が設けられた裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールに関する。
従来、受光面とは反対側に配置された裏面に、n電極およびp電極が設けられた裏面電極型太陽電池が知られている(例えば特許文献1参照)。上記特許文献1には、複数の太陽電池ウェハ(裏面電極型太陽電池セル)と、複数の太陽電池ウェハを電気的に接続する配線基板とを備えた太陽電池モジュールが開示されている。この太陽電池ウェハでは、受光面側に電極を設けず、裏面側にn電極およびp電極を設けている。このため、太陽電池ウェハの受光面積が小さくならないので、太陽電池ウェハの発電効率(=発電量/面積)を向上させることが可能である。
しかしながら、屋根材に一体的に製造された屋根材一体型太陽電池モジュールなどにおいては、太陽電池モジュールのサイズを太陽電池ウェハのサイズから決めることができない場合がある。この場合、太陽電池ウェハを太陽電池モジュールに敷き詰めることができず、太陽電池モジュールの有効面積率(=太陽電池ウェハの面積/太陽電池モジュールの面積)が小さくなる。これにより、上記のように太陽電池ウェハの発電効率を向上させたとしても、太陽電池モジュールの発電効率(=発電量/太陽電池モジュールの面積)は低下してしまう可能性がある。
そこで、有効面積率を大きくすることが可能な太陽電池モジュールが提案されている(例えば特許文献2参照)。上記特許文献2には、台形状の太陽電池素子(太陽電池サブセル)と五角形状の太陽電池素子とを組み合わせて配列することにより有効面積率を大きくした太陽電池モジュールが開示されている。この台形状の太陽電池素子および五角形状の太陽電池素子は六角形状の太陽電池セルをそれぞれ異なる位置で2分割することにより得られる。
また、この太陽電池モジュールでは、太陽電池素子の受光面と裏面とに互いに異なる極性の電極がそれぞれ設けられている。そして、太陽電池素子の受光面側の電極は、隣接する太陽電池素子の裏面側の電極に接続線を用いて電気的に接続されている。
特開2005−340362号公報 特開平9−148601号公報
しかしながら、上記特許文献2では、太陽電池素子の受光面に電極が設けられており、また、その電極に接続される接続線も太陽電池素子の受光面に配置されるため、電極および接続線が配置される太陽電池素子の受光面の領域には光が入射せず発電しないため、太陽電池素子の発電効率は向上できない。また、隣接する太陽電池素子(太陽電池サブセル)同士を電気的に接続する際に、受光面側と裏面側との両方に接続線を取り付ける必要がある。このため、太陽電池モジュールの製造に時間がかかるという問題点がある。
また、台形状の太陽電池素子と五角形状の太陽電池素子とが必要であるので、太陽電池素子の種類が多くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、太陽電池サブセルの種類が多くなるのを抑制しながら、太陽電池モジュールの製造時間の短縮および発電効率の向上を実現することが可能な裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の裏面電極型太陽電池セルは、光を受光する受光面と、受光面とは反対側に配置された裏面と、裏面側に設けられ、第1の方向に交互に配置されるn電極およびp電極と、を備え、n電極の配置パターンは裏面の中心部に位置する所定の点を中心として点対称であり、p電極の配置パターンは所定の点を中心として点対称であり、n電極およびp電極は、所定の点を通り第1の方向に延びる直線から所定の距離を隔てて配置されている。
なお、本明細書中において、「裏面の中心部」とは裏面の中心点からn電極とp電極との電極間ピッチに相当する距離程度の範囲のことをいう。また、「電極の配置パターンは点対称である」とは、電極の形状(長さ、幅等)が完全に点対称である場合だけでなく、裏面電極型太陽電池セルを分割して得られる裏面電極型太陽電池サブセルを180度回転させたときに同一の配線基板(配線パターン)に実装可能な電極の配置パターンも含む。
この裏面電極型太陽電池セルでは、上記のように、裏面側にn電極およびp電極を設けることによって、受光面積が小さくなるのを抑制することができる。また、隣接する裏面電極型太陽電池サブセル同士を電気的に接続する場合、裏面側だけで配線することができる。
また、上記のように、n電極の配置パターンは所定の点を中心として点対称であり、p電極の配置パターンは所定の点を中心として点対称であることによって、所定の点を通り第1の方向に延びる上記直線で裏面電極型太陽電池セルを分割して得られる裏面電極型太陽電池サブセルの電極の配置パターンが同一(または共通)になる。
また、上記のように、n電極およびp電極を、所定の点を通り第1の方向に延びる直線から所定の距離を隔てて配置する。これにより、所定の点を通り第1の方向に延びる直線で裏面電極型太陽電池セルを分割した際に、分割時の応力によりn電極およびp電極が剥がれたり曲がったりするのを抑制することができる。
上記裏面電極型太陽電池セルにおいて、好ましくは、上記直線により分けられる第1部分および第2部分を含み、第1部分は第1の方向に延びる軸に対して線対称にならない形状に形成され、第2部分は第1の方向に延びる軸に対して線対称にならない形状に形成されている。
上記裏面電極型太陽電池セルにおいて、好ましくは、所定の点は裏面の中心点である。
上記裏面電極型太陽電池セルにおいて、好ましくは、上記直線により分けられる第1部分および第2部分を含み、第1部分には第1マークが設けられ、第2部分には第2マークが設けられ、第1マークおよび第2マークは所定の点を中心として互いに点対称となる位置に配置されている。この場合、分割後の裏面電極型太陽電池サブセル(第1部分および第2部分)を配線基板に実装する際に第1マークおよび第2マークを位置合わせ用のアライメントマークとして用いれば、裏面電極型太陽電池サブセル(第1部分および第2部分)を容易に配線基板に実装することができる。
上記第1部分に第1マークが設けられ、第2部分に第2マークが設けられている裏面電極型太陽電池セルにおいて、好ましくは、第1マークおよび第2マークは互いに異なる形状に形成されている。このように構成すれば、マーク(第1マークおよび第2マーク)の形状から、分割後の裏面電極型太陽電池サブセルが第1部分であるか第2部分であるかを容易に識別することができる。
上記第1部分に第1マークが設けられ、第2部分に第2マークが設けられている裏面電極型太陽電池セルにおいて、好ましくは、第1マークおよび第2マークの各々は複数設けられており、第1マークの少なくとも1つおよび第2マークの少なくとも1つはn電極およびp電極の一方の延長線上に配置され、第1マークの残りの少なくとも1つおよび第2マークの残りの少なくとも1つはn電極およびp電極の他方の延長線上に配置されている。
この発明の裏面電極型太陽電池サブセルは、上記の構成の裏面電極型太陽電池セルを上記直線の位置で分割することにより形成される。
この発明の太陽電池モジュールは、上記の構成の裏面電極型太陽電池サブセルを複数と、複数の裏面電極型太陽電池サブセルが実装される配線基板と、を備え、全ての裏面電極型太陽電池サブセルの分割面が同じ方向を向くように配置されている。
上記太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、配線基板には、第1の方向と直交する第2の方向に裏面電極型太陽電池サブセルが奇数個配置されている。
上記太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、配線基板には、裏面電極型太陽電池セルを上記直線の位置で分割することにより得られた第1の裏面電極型太陽電池サブセルおよび第2の裏面電極型太陽電池サブセルの一方だけが実装されている。
以上のように、本発明によれば、裏面側にn電極およびp電極を設けることによって、受光面積が小さくなるのを抑制することができるので、裏面電極型太陽電池サブセルの発電効率(=発電量/面積)を向上させることができる。また、隣接する裏面電極型太陽電池サブセル同士を電気的に接続する場合、裏面側だけで配線することができるので、太陽電池モジュールの製造工程を簡略化することができる。これにより、太陽電池モジュールの製造時間を短縮することができる。また、裏面電極型太陽電池サブセルを配線基板に実装することにより太陽電池モジュールを構成すれば、太陽電池モジュールの製造工程をより簡略化することができる。これにより、太陽電池モジュールの製造時間をより短縮することができる。
また、上記のように、n電極の配置パターンは所定の点を中心として点対称であり、p電極の配置パターンは所定の点を中心として点対称であることによって、所定の点を通る直線で裏面電極型太陽電池セルを分割して得られる裏面電極型太陽電池サブセルの電極の配置パターンが同一(または共通)になる。すなわち、裏面電極型太陽電池セルを分割した場合に得られる複数の裏面電極型太陽電池サブセルを1種類の裏面電極型太陽電池サブセルとして扱うことができる。これにより、太陽電池モジュールの製造工程をさらに簡略化することもでき、製造時間をさらに短縮することができる。また、このような裏面電極型太陽電池サブセルを同一方向に配置して太陽電池モジュールを構成すれば、裏面電極型太陽電池サブセルの配列に統一感を持たせることができ、太陽電池モジュールの意匠性を向上させることができる。
また、裏面電極型太陽電池セルを分割して得られる裏面電極型太陽電池サブセルを用いて、太陽電池モジュールを構成する場合、第1の方向に直交する方向(第2の方向)に裏面電極型太陽電池サブセルを例えば奇数個配置することもできる。すなわち、裏面電極型太陽電池セルの半分のサイズ刻みで第2の方向に裏面電極型太陽電池サブセルを敷き詰めることができる。これにより、太陽電池モジュールの有効面積率(=太陽電池サブセルの面積/太陽電池モジュールの面積)を大きくすることができるので、太陽電池モジュールの発電効率(=発電量/太陽電池モジュールの面積)を向上させることができる。
また、上記のように、n電極およびp電極を、所定の点を通り第1の方向に延びる直線から所定の距離を隔てて配置する。これにより、裏面電極型太陽電池セルを所定の点を通り第1の方向に延びる直線で分割する場合に、分割時の応力によりn電極およびp電極が剥がれたり曲がったりするのを抑制することができる。このため、裏面電極型太陽電池サブセルの発電効率が低下したり、その電極が隣接する電極や分割面に接触することにより短絡やリークが発生するのを防止することができる。
本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの構造を示した断面図である。 図1に示した裏面電極型太陽電池サブセルおよび配線基板の構造を示した平面図である。 図1に示した裏面電極型太陽電池サブセルの構造を示した拡大斜視図である。 図1に示した裏面電極型太陽電池サブセルの裏面側の構造を示した図である。 本発明の第1実施形態による裏面電極型太陽電池セルの裏面側の構造を示した図である。 図5に示した裏面電極型太陽電池セルを分割した状態を示した図である。 本発明の第1実施形態による略円形状の半導体ウェハを示した図である。 図1に示した配線基板の構造を示した平面図である。 本発明の第2実施形態による裏面電極型太陽電池セルの裏面側の構造を示した図である。 図9に示した裏面電極型太陽電池セルを分割した状態を示した図である。 図10に示した裏面電極型太陽電池サブセル102aおよび102bを交互に配線基板に実装した状態を示した平面図である。 図10に示した裏面電極型太陽電池サブセル102aのみを配線基板に実装した状態を示した平面図である。 本発明の第3実施形態による裏面電極型太陽電池セルの裏面側の構造を示した図である。 図13の部分拡大図である。 図13の部分拡大図である。 本発明の第3実施形態による裏面電極型太陽電池サブセルを配線基板に実装した状態を示した平面図である。 図16の配線基板の領域203aの部分拡大図である。 図16の配線基板の領域203bの部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、断面図であってもハッチングを施さない場合がある。
(第1実施形態)
図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1の構造について説明する。
本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1は図1に示すように、複数(例えば3つ)の裏面電極型太陽電池サブセル(以後、単に太陽電池サブセルと称する)2と、複数の太陽電池サブセル2が実装される配線基板3と、太陽電池サブセル2の表面を覆う封止材4と、封止材4上に配置された透明基板5とを備えている。なお、太陽電池サブセル2は、1つの太陽電池モジュール1において、1つ、2つまたは4つ以上設けられていてもよい。また、太陽電池モジュール1は、配線基板3の裏面側を覆う封止材および裏面フィルム(図示せず)を含んでいてもよい。また、太陽電池モジュール1は、配線基板3および透明基板5の周縁部を固定する枠体(図示せず)などを含んでいてもよく、屋根材に一体的に形成されていてもよい。
太陽電池サブセル2は図2に示すように、例えば長方形状の2つのコーナー部を切り欠いた形状に形成されている。例えば、太陽電池サブセル2の長辺方向(B方向)の長さは約156mmであり、短辺方向(A方向)の長さは約78mmである。また、太陽電池サブセル2、および後述する裏面電極型太陽電池セル10は、図3に示すように、半導体基板20と、半導体基板20の受光面20a上に設けられた反射防止膜21と、半導体基板20の裏面(受光面20aとは反対側の面)20b上に設けられたパッシベーション層22、n電極23およびp電極24とを含んでいる。
半導体基板20は例えばn型の単結晶シリコン基板を用いて形成されている。また、半導体基板20はn型導電領域20cと、半導体基板20の裏面20b側に設けられ、n型導電領域20cよりも高濃度のn型不純物を有するn型拡散領域20dと、半導体基板20の裏面20b側に設けられp型不純物を有するp型拡散領域20eとを含んでいる。
n型拡散領域20dおよびp型拡散領域20eの各々は、太陽電池サブセル2の例えば短手方向(A方向(第2の方向))に延びる帯状に形成されている。また、n型拡散領域20dおよびp型拡散領域20eはA方向と直交するB方向(第1の方向)に交互に配置されている。なお、図3では、n型拡散領域20dおよびp型拡散領域20eを2つずつ示したが、n型拡散領域20dおよびp型拡散領域20eは多数(例えば数十個以上)配置されていてもよい。
n電極23はパッシベーション層22の開口部22aを介して、n型拡散領域20dにオーミック接触されている。同様に、p電極24はパッシベーション層22の開口部22aを介して、p型拡散領域20eにオーミック接触されている。
また、n電極23およびp電極24の各々は図4に示すように、例えばA方向に延びる帯状に形成されている。また、n電極23およびp電極24は、B方向に交互に配置されている。また、n電極23およびp電極24の電極間ピッチは、例えば750μmである。なお、第1実施形態および後述する第2実施形態では、理解を容易にするために、n電極23、p電極24、配線基板3の配線の数を少なくして図示している。
また、太陽電池サブセル2は、図5に示した例えば正方形状の4つのコーナー部を切り欠いた形状の裏面電極型太陽電池セル(以後、単に太陽電池セルと称する)10を、図6に示すように2つに分割(切断)することにより得られる。図5の2点鎖線(直線L1)は、太陽電池セル10を分割する際の分割位置を示している。
なお、太陽電池セル10は、たとえば、図7に示した略円形状の半導体ウェハ11を分割位置C1(図7の2点鎖線)で分割(切断)した後、一般的なウェハ製造プロセスを用いて、n型拡散領域20d、p型拡散領域20e、反射防止膜21、パッシベーション層22、n電極23、p電極24、マーク25aおよび25bが形成されたものである。
ここで、図5に示すように、n電極23(n電極23の配置パターン)は太陽電池セル10の裏面20bの中心点O1を中心として点対称(180度回転対称)に形成されている。同様に、p電極24(p電極24の配置パターン)、マーク25aおよび25bは中心点O1を中心として点対称にそれぞれ形成されている。すなわち、太陽電池セル10を、中心点O1を通りB方向に延びる直線L1で2つの部分10aおよび10b(第1部分および第2部分)に分けると、部分10aのn電極23、p電極24、マーク25aおよび25b(第1マーク)と、部分10bのn電極23、p電極24、マーク25aおよび25b(第2マーク)とは、中心点O1を中心として互いに点対称に形成されている。また、太陽電池セル10(部分10aおよび10b)の外形も、中心点O1を中心として概ね点対称に形成されている。
このため、図6に示すように、太陽電池セル10を分割して得られる太陽電池サブセル2aおよび2bは、一方を180度回転すると、他方と同じ形状(外形、電極の配置パターン)になる。なお、太陽電池サブセル2aおよび2bは太陽電池セル10の部分10aおよび10bにそれぞれ対応している。また、太陽電池サブセル2aおよび2bの各々は、たとえば、B方向に延びる軸(図示せず)に対して線対称にならない形状に形成される。
マーク25aとマーク25bとは互いに異なる形状に形成されていてもよい。例えば、マーク25aは円(真円)形状に形成されており、マーク25bは四角形状に形成されている。なお、マーク25aおよび25bは、太陽電池サブセル2を配線基板3に実装する際に位置合わせ用のアライメントマークとして用いてもよい。この場合は、マーク25aおよび25bは図4に示すように、太陽電池サブセル2のうちの対角に位置する2つのコーナー部にそれぞれ形成されていることが、より精度の高い位置合わせを実現できるため好ましい。
また、図5に示すように、n電極23、p電極24、マーク25aおよび25bは、中心点O1を通りB方向に延びる直線L1(言い換えると、太陽電池サブセル2の分割面S1(図6参照))から所定の距離を隔てて配置されている。すなわち、n電極23、p電極24、マーク25aおよび25bは、直線L1上には形成されていない。
配線基板3は、図2および図8に示すように、例えば3つの太陽電池サブセル2が搭載されるように形成されている。また、配線基板3は、図8に示すように、絶縁性の基材30と、基材30の一方面上に形成された金属層からなる複数の配線31a、31b、31c、31d、31eおよび31fとを含んでいる。なお、基材30の他方面上にも金属層が形成されていてもよい。絶縁性の基材30は、たとえばフィルム状のポリエステル系樹脂を使用することができる。また、太陽電池サブセル2と配線基板3との位置合わせを容易にするために、絶縁性の基材30は透明または特定の波長に対して透過する材質であることが好ましい。配線を構成する金属層は導電性であればよく、たとえばCu、Al、Ni、Sn、Agなどの金属およびこれらを複層としたものを使用することができる。
配線31a〜31fはA方向に延びるように形成されている。また、図2および図8に示すように、配線31a、31b、31c、31d、31eおよび31fは、それぞれ、太陽電池サブセル2cのn電極23、太陽電池サブセル2cのp電極24、太陽電池サブセル2dのn電極23、太陽電池サブセル2dのp電極24、太陽電池サブセル2eのn電極23、および、太陽電池サブセル2eのp電極24に対応するように形成されている。このため、配線基板3には同一の配線パターン(配線31aおよび31bの配置パターン、配線31cおよび31dの配置パターン、配線31eおよび31fの配置パターン)が3つ形成されることになる。
また、複数の配線31aはB方向に延びる接続部31gにより電気的に接続されている。また、複数の配線31bおよび複数の配線31cはB方向に延びる接続部31hにより電気的に接続されている。また、複数の配線31dおよび複数の配線31eはB方向に延びる接続部31iにより電気的に接続されている。また、複数の配線31fはB方向に延びる接続部31jにより電気的に接続されている。なお、マーク25aおよび25bに対応する位置には、配線31a〜31fおよび接続部31g〜31jは形成されていない。また、接続部31g〜31jは配線31a〜31fと同じ層で形成されている。また、配線基板3にも、位置合わせ用のアライメントマーク(図示せず)が形成されていてもよい。
そして、太陽電池サブセル2c〜2eは図1に示すように、接着層6を介して配線基板3に実装されている。具体的には、図2および図8に示すように、配線31a、31b、31c、31d、31eおよび31fは、それぞれ、太陽電池サブセル2cのn電極23、太陽電池サブセル2cのp電極24、太陽電池サブセル2dのn電極23、太陽電池サブセル2dのp電極24、太陽電池サブセル2eのn電極23、および、太陽電池サブセル2eのp電極24に電気的に接続されている。これにより、3つの太陽電池サブセル2(2c〜2e)が直列に接続されている。また、3つの太陽電池サブセル2は図2に示すように、分割面S1が同じ方向を向くように配置されている。
封止材4は、例えば太陽光に対して透明な樹脂などを用いて形成されている。また、封止材4は、エチレンビニルアセテートなどのポリオレフィン樹脂や、その他の樹脂により形成されていてもよい。
透明基板5は、例えば太陽光に対して透明なPC(ポリカーボネート樹脂)やガラス基板などを用いて形成されているが、太陽光に対して透明であれば特に限定されない。
本実施形態では、上記のように、裏面20b側にn電極23およびp電極24を設けることによって、受光面積が小さくなるのを抑制することができるので、太陽電池サブセル2の発電効率(=発電量/面積)を向上させることができる。また、太陽電池サブセル2を配線基板3に実装するだけで、隣接する太陽電池サブセル2同士を電気的に接続し太陽電池モジュール1を構成することができるので、太陽電池モジュール1の製造工程を簡略化することができる。これにより、太陽電池モジュール1の製造時間を短縮することができる。
また、上記のように、n電極23(n電極23の配置パターン)を中心点O1を中心として点対称に形成し、p電極24(p電極24の配置パターン)を中心点O1を中心として点対称に形成することによって、太陽電池セル10を直線L1で分割して得られる太陽電池サブセル2aおよび2bの電極の配置パターンが同一(または共通)になる。すなわち、太陽電池サブセル2aおよび2bを1種類の太陽電池サブセルとして扱うことができる。これにより、太陽電池モジュール1の製造工程をより簡略化することもできるとともに、製造時間をより短縮することができる。
また、上記のように、全ての太陽電池サブセル2を分割面S1が同じ方向を向くように配線基板3に実装することによって、太陽電池サブセル2の配列からなる太陽電池モジュール1の外観に統一感を持たせることができ、太陽電池モジュール1の意匠性を向上させることができる。
また、上記のように、A方向に太陽電池サブセル2を例えば3個(奇数個)配置して太陽電池モジュール1を構成している。すなわち、例えば太陽電池モジュール1のサイズを太陽電池サブセル2のサイズから決めることができない場合であっても、太陽電池セル10の半分のサイズ刻みでA方向に太陽電池サブセル2を敷き詰めて太陽電池モジュール1を構成することができる。これにより、太陽電池モジュール1の有効面積率(=太陽電池サブセル2の面積/太陽電池モジュール1の面積)を大きくすることができるので、太陽電池モジュール1の発電効率(=発電量/太陽電池モジュール1の面積)を向上させることができる。
また、上記のように、n電極23およびp電極24を、中心点O1を通りB方向に延びる直線L1から所定の距離を隔てて配置する。これにより、太陽電池セル10を直線L1で分割する際に、分割時の応力によりn電極23およびp電極24が剥がれたり曲がったりするのを抑制することができる。このため、太陽電池サブセル2の発電効率が低下したり、剥がれたり曲がったりした電極が隣接する電極や分割面S1に接触することにより短絡やリークが発生するのを防止することができる。
また、上記のように、太陽電池サブセル2aおよび2bがB方向に延びる軸に対して線対称にならない形状に形成される場合は、全ての太陽電池サブセル2を分割面S1が同じ方向を向くように配線基板3に実装することによって、太陽電池モジュール1の外観に統一感を持たせることができるので、特に有効である。
また、上記のように、部分10aのマーク25aおよび25bと部分10bのマーク25aおよび25bとを、中心点O1を中心として互いに点対称となる位置に配置する。これにより、分割後の太陽電池サブセル2aおよび2b(部分10aおよび10b)の一方を180度回転すると、太陽電池サブセル2aおよび2bのマークの位置が一致する。このため、太陽電池サブセル2aおよび2bのマーク25aおよび25bを認識する際の認識位置が同じになるので、太陽電池サブセル2aおよび2bを容易に配線基板3に実装することができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図9〜図12を参照して、上記第1実施形態と異なり、太陽電池セル110の部分110aおよび110bに、互いに異なる形状のマークを設ける場合について説明する。
第2実施形態の太陽電池サブセル102は、図9に示した太陽電池セル110を、図10示すように2つに分割することにより得られる。図9の2点鎖線(直線L101)は、太陽電池セル110を分割する際の分割位置を示している。
第2実施形態では図9に示すように、太陽電池セル110の裏面20b側には、複数のn電極23、複数のp電極24、複数のマーク25a、25b、25cおよび25dが形成されている。マーク25a〜25dは上記第1実施形態と同様にアライメントマークとして用いられるとともに、分割後の太陽電池サブセル2aおよび2bを識別するために用いることができる。
n電極23(n電極23の配置パターン)は太陽電池セル110の裏面20bの中心部に位置する所定の点O101を中心として点対称に形成されている。なお、所定の点O101と太陽電池セル110の裏面20bの中心点O1との距離は約750μm(n電極23およびp電極24の電極間ピッチ)以下であることが好ましい。すなわち、裏面20bの中心部とは、裏面20bの中心点から電極間ピッチ程度の範囲のことをいう。同様に、p電極24(p電極24の配置パターン)は点O101を中心として点対称に形成されている。すなわち、太陽電池セル110を、点O101を通りB方向に延びる直線L101で2つの部分110aおよび110b(第1部分および第2部分)に分けると、部分110aのn電極23およびp電極24と、部分110bのn電極23およびp電極24とは、点O101を中心として互いに点対称に形成されている。
また、部分110aのマーク25aおよび25b(第1マーク)と、部分110bのマーク25cおよび25d(第2マーク)とは点O101を中心として互いに点対称となる位置に配置されている。また、部分110aのマーク25aおよび25bと、部分110bのマーク25cおよび25dとはそれぞれ異なる形状に形成されている。例えば、マーク25aおよび25cは円形状および菱形状(四角形状を45度回転させた形状)にそれぞれ形成されている。また、マーク25bおよび25dは四角形状および三角形状にそれぞれ形成されている。このため、太陽電池セル110を分割して得られる太陽電池サブセル102aおよび102b(第1の裏面電極型太陽電池サブセルおよび第2の裏面電極型太陽電池サブセル)を、同一の太陽電池サブセルとして扱うことが可能であるとともに、マーク25a〜25dにより識別することも可能である。なお、マーク25aおよび25cの一対、もしくはマーク25bおよび25dの一対のいずれか一方の対だけが異なる形状であってもよい。たとえば、マーク25aとマーク25cとが異なる形状で、マーク25bとマーク25dとは同じ形状である場合でも、太陽電池サブセル102aと102bとの識別は、マーク25aとマーク25cの形状識別によって可能となる。
ここで、上述した所定の点O101(電極の配置パターンの中心点)は太陽電池セル110の裏面20bの中心点O1と一致していることが好ましいが、製造上の公差などにより中心点O1からずれてしまう場合がある。本実施形態ではその一例として点O101が中心点O1に対して図9の右側にずれた状態を誇張して図に示している。
図9に示すように、電極の配置パターンの中心点である点O101が太陽電池セル110の中心点O1に対して例えば右側にずれると、n電極23、p電極24およびマーク25a〜25dが右側にずれた状態で形成される。
この太陽電池サブセル102aおよび102bを上下に交互に配線基板3に実装すると、図11に示すように太陽電池サブセル102aの左右(B方向)の端部の位置と、太陽電池サブセル102bの左右の端部の位置とが揃わなくなる。このため、図12に示すように、1つの配線基板3には一方の太陽電池サブセル102(図では太陽電池サブセル102a)のみを実装してもよい。このように構成すれば、太陽電池サブセル102の左右の端部の位置を揃えることが可能である。
第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、部分110a(太陽電池サブセル102a)のマーク25aおよび25bと、部分110b(太陽電池サブセル102b)のマーク25cおよび25dとを互いに異なる形状に形成する。これにより、マークの形状から、分割後の太陽電池サブセル102が太陽電池サブセル102a(部分110a)であるか太陽電池サブセル2b(部分10b)であるかを容易に識別することができる。
また、上記のように、配線基板3に太陽電池サブセル102aおよび102bの一方だけを実装することによって、太陽電池サブセル102の外観に統一感をより持たせることができ、太陽電池モジュールの意匠性をより向上させることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
この第3実施形態では、図13〜図18を参照して、上記第1および第2実施形態と異なり、マーク225aおよび225eの近傍にそれぞれマーク225bおよび225fを設ける場合について説明する。
第3実施形態の太陽電池サブセル202(図14および図15参照)は、図13に示した太陽電池セル210を2つに分割することにより得られる。図13の2点鎖線(直線L201)は、太陽電池セル210を分割する際の分割位置を示している。
第3実施形態では図13に示すように、太陽電池セル210の裏面20b側には、複数のn電極23、複数のp電極24、複数のマーク225a、225b、225c、225d、225e、225f、225gおよび225hが形成されている。
n電極23は太陽電池セル210の裏面20bの中心部に位置する所定の点O101を中心として点対称に形成されている。同様に、p電極24は中心部に位置する所定の点O101を中心として点対称に形成されている。また、太陽電池セル210の部分210a(第1部分)のマーク225a〜225d(第1マーク)と、太陽電池セル210の部分210b(第2部分)のマーク225e〜225h(第2マーク)とは、中心部に位置する所定の点O101を中心として互いに点対称となる位置に配置されている。なお、裏面20bの中心部とは、裏面20bの中心点から電極間ピッチ(約750μm)程度の範囲のことをいう。
ここで、マーク225bはマーク225aの近傍に配置されている。同様に、マーク225fはマーク225eの近傍に配置されている。すなわち、太陽電池サブセル202のコーナー部のうちの1つには、2つのマークが設けられている。
また、図14および図15に示すように、所定の点O101を中心として互いに点対称となる位置に配置されているマーク225aとマーク225eとは互いに異なる形状に形成されている。また、同様に互いに点対称となる位置に配置されているマーク225bとマーク225fとは互いに異なる形状に形成されている。例えば、マーク225aおよび225eは楕円形状に形成されており、マーク225bおよび225cは真円形状に形成されている。
また、マーク225aはn電極23の延長線上に配置されており、マーク225bはp電極24の延長線上に配置されている。同様に、マーク225eはn電極23の延長線上に配置されており、マーク225fはp電極24の延長線上に配置されている。
なお、マーク225c、225d、225gおよび225hは、全てが同じ形状であってもよいし、互いに異なる形状に形成されていてもよい。また、マーク225dおよび225hは形成されていなくてもよい。
配線基板203は図16に示すように、太陽電池サブセル202がA方向およびB方向に(マトリクス状に)実装されるように形成されている。そして、配線基板203により、全ての太陽電池サブセル202が直列に接続されている。具体的には、A方向に配列される1組(3つ)の太陽電池サブセル202において、A方向に隣接する太陽電池サブセル202同士は、上記第1および第2実施形態と同様、直列に接続されている。そして、配線基板203には例えばA方向に直列に接続された太陽電池サブセル202がB方向に5組配列されて実装されており、隣接する組同士が直列接続されている。このため、例えば配線基板203の領域203aでは上側から下側に電流が流れ、領域203bでは下側から上側に電流が流れる。なお、図16の太矢印は電流の流れる方向を示している。また、図16では、配線基板の配線を省略している。
配線基板203は図17および図18に示すように、n電極23に電気的に接続される複数の配線331aと、p電極24に電気的に接続される複数の配線331bとを含んでいる。また、複数の配線331aは接続部331cにより電気的に接続されており、複数の配線331bは接続部331dにより電気的に接続されている。なお、領域203aでは図17に示すように、接続部331cは配線331aおよび331bの上側に配置されており、接続部331dは配線331aおよび331bの下側に配置されている。その一方、領域203bでは図18に示すように、接続部331cは配線331aおよび331bの下側に配置されており、接続部331dは配線331aおよび331bの上側に配置されている。
このため、例えば太陽電池サブセル202aを領域203aに実装すると図17に示すように、太陽電池サブセル202aのマーク225bと配線基板203の配線331bとが重なり、マーク225aと配線331aとは重ならない。その一方、太陽電池サブセル202aを領域203bに実装すると図18に示すように、マーク225aと配線331aとが重なり、マーク225bと配線331bとは重ならない。同様に、例えば太陽電池サブセル202bを領域203aに実装すると、マーク225fと配線331bとが重なり、マーク225eと配線331aとは重ならない。また、太陽電池サブセル202bを領域203bに実装すると、マーク225eと配線331aとが重なり、マーク225fと配線331bとは重ならない。
このように、太陽電池サブセル202を配線基板203の領域203aおよび203bのいずれの領域に実装したとしても、マーク225aおよび225bの一方は、配線331aおよび331bに重ならない。同様に、マーク225eおよび225fの一方は、配線331aおよび331bに重ならない。
第3実施形態のその他の構造は、上記第1および第2実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、マーク225aをn電極23の延長線上に配置し、マーク225bをp電極24の延長線上に配置する。これにより、マーク225aおよび225bの一方は配線基板203の配線に重ならない。これにより、太陽電池サブセル202aを配線基板203に実装する際に、例えば赤外線などを用いて太陽電池サブセル202aを透過してアライメントマークを認識する場合に、マーク225aおよび225bの両方が認識できなくなることはない。なお、太陽電池サブセル202b(マーク225eおよび225f)も同様である。
また、第3実施形態のように太陽電池サブセル202をマトリクス状に配置する場合、A方向に配列される1組(3つ)の太陽電池サブセル202を太陽電池サブセル202aおよび202bの一方だけで構成することが好ましい。さらに、1つの配線基板203に実装される(または1つの太陽電池モジュールに含まれる)全ての太陽電池サブセル202を太陽電池サブセル202aおよび202bの一方だけで構成することがより好ましい。このように構成すれば、太陽電池サブセル202の外観に統一性をさらに持たせることができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、n型のシリコン基板を用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、p型のシリコン基板を用いてもよいし、シリコン基板以外の半導体基板を用いてもよい。また、裏面電極型太陽電池セルも本実施形態の構造に限るものではなく、たとえば、スルーホールによって裏面に電極を引き出すMWT(メタルラップスルー)やEWT(エミッタラップスルー)などの構造のものも含まれる。
また、例えば上記第2実施形態では、太陽電池サブセル102aのマーク25aと太陽電池サブセル102bのマーク25cとを互いに異なる形状に形成するとともに、太陽電池サブセル102aのマーク25bと太陽電池サブセル102bのマーク25dとを互いに異なる形状に形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、マーク25aおよび25cを互いに点対称とならない位置(少しだけずらした位置)に形成すれば、マークの位置から太陽電池サブセル102aおよび102bを識別することができる。このため、マーク25aおよび25cを同じ形状にしてもよい。マーク25bおよび25dも同様である。すなわち、マーク25a〜25dのうちの少なくとも1つの位置をずらし、全ての形状を合わせた場合であっても、全ての位置をずらさず、少なくとも1つの形状を異ならせた場合であっても、太陽電池サブセル102aおよび102bを識別することができる。
また、上記実施形態では、太陽電池サブセルのn電極同士、p電極同士が配線基板上で電気的に接続された例について示したが、本発明はこれに限らない。太陽電池サブセルの裏面に接続部を設け、n電極同士、p電極同士を太陽電池サブセル上で電気的に接続してもよい。
また、上記実施形態では、太陽電池サブセルを略長方形状に形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、太陽電池サブセルを略長方形状以外の形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、略正方形状の太陽電池セルを2つの裏面電極型太陽電池サブセルに分割する例について示したが、本発明はこれに限らず、略正方形状の太陽電池セルを例えば4つの太陽電池サブセルに分割してもよい。
1 太陽電池モジュール
2、102、202 太陽電池サブセル(裏面電極型太陽電池サブセル)
3、203 配線基板
10、110、210 太陽電池セル(裏面電極型太陽電池セル)
10a、110a、210a 部分(第1部分)
10b、110b、210b 部分(第2部分)
20a 受光面
20b 裏面
23 n電極
24 p電極
25a、25b マーク(第1マーク、第2マーク)
25c、25d マーク(第2マーク)
102a 太陽電池サブセル(第1の裏面電極型太陽電池サブセル)
102b 太陽電池サブセル(第2の裏面電極型太陽電池サブセル)
225a〜225d マーク(第1マーク)
225e〜225h マーク(第2マーク)
L1、L101、L201 直線
O1 中心点
O101 点(所定の点)
S1 分割面

Claims (10)

  1. 光を受光する受光面と、
    前記受光面とは反対側に配置された裏面と、
    前記裏面側に設けられ、第1の方向に交互に配置されるn電極およびp電極と、
    を備え、
    前記n電極の配置パターンは前記裏面の中心部に位置する所定の点を中心として点対称であり、
    前記p電極の配置パターンは前記所定の点を中心として点対称であり、
    前記n電極および前記p電極は、前記所定の点を通り前記第1の方向に延びる直線から所定の距離を隔てて配置されていることを特徴とする裏面電極型太陽電池セル。
  2. 前記直線により分けられる第1部分および第2部分を含み、
    前記第1部分は前記第1の方向に延びる軸に対して線対称にならない形状に形成され、
    前記第2部分は前記第1の方向に延びる軸に対して線対称にならない形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の裏面電極型太陽電池セル。
  3. 前記所定の点は前記裏面の中心点であることを特徴とする請求項1または2に記載の裏面電極型太陽電池セル。
  4. 前記直線により分けられる第1部分および第2部分を含み、
    前記第1部分には第1マークが設けられ、
    前記第2部分には第2マークが設けられ、
    前記第1マークおよび前記第2マークは前記所定の点を中心として互いに点対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の裏面電極型太陽電池セル。
  5. 前記第1マークおよび前記第2マークは互いに異なる形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の裏面電極型太陽電池セル。
  6. 前記第1マークおよび前記第2マークの各々は複数設けられており、
    前記第1マークの少なくとも1つおよび前記第2マークの少なくとも1つは前記n電極および前記p電極の一方の延長線上に配置され、
    前記第1マークの残りの少なくとも1つおよび前記第2マークの残りの少なくとも1つは前記n電極および前記p電極の他方の延長線上に配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の裏面電極型太陽電池セル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の裏面電極型太陽電池セルを前記直線の位置で分割することにより形成されることを特徴とする裏面電極型太陽電池サブセル。
  8. 請求項7に記載の裏面電極型太陽電池サブセルを複数と、
    複数の前記裏面電極型太陽電池サブセルが実装される配線基板と、
    を備え、
    全ての前記裏面電極型太陽電池サブセルの分割面が同じ方向を向くように配置されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  9. 前記配線基板には、前記第1の方向と直交する第2の方向に前記裏面電極型太陽電池サブセルが奇数個配置されていることを特徴とする請求項8に記載の太陽電池モジュール。
  10. 前記配線基板には、前記裏面電極型太陽電池セルを前記直線の位置で分割することにより得られた第1の裏面電極型太陽電池サブセルおよび第2の裏面電極型太陽電池サブセルの一方だけが実装されていることを特徴とする請求項8または9に記載の太陽電池モジュール。
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