JP2015162483A - 太陽電池セル、太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池セル、太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】p型拡散領域とn型拡散領域とを隣接した拡散パターンの半導体基板を用いて作成した太陽電池セルを切断して製造する太陽電池サブセルに適用しようとした場合、切断線近傍に拡散領域が存在しない領域を残すのに生産工程が増えるため生産性が向上しなかった。【解決手段】第1導電型の半導体基板の2つの主面の一方の面に形成された、第1導電型の拡散領域と第2導電型の拡散領域とを含む太陽電池セルであって、第1導電型の拡散領域は、第1の拡散領域と第2の拡散領域からなり、第1の拡散領域は、所定の方向に沿って形成された複数の棒状の領域からなり、第2の拡散領域は、全ての前記第1の拡散領域と交わるとともに、第2導電型の拡散領域は、第1導電型の拡散領域を包囲してなる太陽電池セルを用いることにより、生産性が高く発電効率の良い太陽電池セル、太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールを得ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、受光面とは反対側である裏面に、n電極およびp電極が設けられた裏面電極型の太陽電池セル、太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールに関する。
従来、受光面とは反対側である裏面に、n電極およびp電極が設けられた裏面電極型太陽電池が知られている。この太陽電池を構成する太陽電池セルでは、受光面側に電極を設けず、裏面側にn電極およびp電極を設けている。このため、太陽電池セルの受光面積が小さくならないので、太陽電池セルの発電効率(=発電量/面積)を向上させることが可能である。また、このような一枚の太陽電池セルを切断した太陽電池セル(以下太陽電池サブセルという)を用いた太陽電池モジュールが知られている(例えば特許文献1参照)。
図7は、特許文献1記載された従来の裏面電極型の太陽電池セルを示す平面図である。太陽電池セル60は、正方形の四隅を切欠いた形状をしており、受光面と反対側の面に、細長い矩形のn電極73およびp電極74が所定のピッチでB方向に交互に並んでいる。太陽電池セル60の中央の点をO3とすると、太陽電池セル60の電極パターンは、点O3に対して点対称な配置となっている。また、点O3を通る2点鎖線で示されるB方向の直線L3に沿って電極が設けられていない領域がある。点O3を含む直線L3にそって切断することで、同じ形状の太陽電池サブセルを2枚得ることができる。
図8は、従来の配線基板に太陽電池サブセルを戴置した状態を示す平面図である。太陽電池サブセル61は図8に示すように、例えば長方形状の2つのコーナー部を切り欠いた形状に形成されている。例えば、太陽電池サブセル2の長辺方向であるB方向の長さは約156mmであり、短辺方向であるA方向の長さは約78mmである。この太陽電池サブセル61が配線基板上に複数並べられ、封止樹脂で挟み込んで封止して太陽電池モジュールが形成されている。
図9は、従来例の太陽電池セルおよび太陽電池サブセルの構造を示す説明図である。図9に示すように、半導体基板70と、半導体基板70の受光面70a上に設けられた反射防止膜71と、半導体基板70の裏面(受光面70aとは反対側の面)70b上に設けられたパッシベーション層72、n電極73およびp電極74とを含んでいる。
半導体基板70は例えばn型の単結晶シリコン基板を用いて形成されている。また、半導体基板70は、n型導電領域70c、n型拡散領域70dおよびp型拡散領域70eを含んでいる。n型拡散領域70dは、半導体基板70の裏面70b側に設けられ、n型導電領域70cよりも高濃度のn型不純物を有する。p型拡散領域70eは、半導体基板70の裏面70b側に設けられp型不純物を有する。
n型拡散領域70dおよびp型拡散領域70eの各々は、太陽電池サブセル61の例えば短手方向であるA方向に延びる帯状に形成されている。また、n型拡散領域70dおよびp型拡散領域70eはA方向と直交するB方向に交互に配置されている。なお、図9では、n型拡散領域70dおよびp型拡散領域70eを2つずつ示したが、n型拡散領域70dおよびp型拡散領域70eは多数(例えば数十個以上)配置されていてもよい。
n電極73は、パッシベーション層72の開口部72aを介して、n型拡散領域70dにオーミック接触している。同様に、p電極74は、パッシベーション層72の開口部72aを介して、p型拡散領域70eにオーミック接触している。
また、n電極73およびp電極74の各々は図9に示すように、例えばA方向に延びる帯状に形成されている。また、n電極73およびp電極74は、B方向に交互に配置されている。
上述の従来の太陽電池サブセル、および太陽電池セルにおいては、n型拡散領域は、n電極に対応する部分に設けられ、また、p型拡散領域は、p電極に対応する部分に設けれ、n型拡散領域、p型拡散領域の間は、ドーパントを拡散しない領域になっている。また、直線L3近傍も同様に、ドーパントを拡散しない領域であり、不純物濃度は、使用したn型単結晶シリコン基板の濃度であり、比較的低濃度である。
このように切断した太陽電池サブセルは、狭い面積で多数のセルを直列接続して発電効率の良い電圧を得ることができることから、主として、屋根材一体型太陽電池モジュールに用いられている。
特開2012−182408号公報
特許文献1の太陽電池セルおよびサブセルは、裏面電極に接続するp型拡散領域と、n型拡散領域が分離されて形成されていた。そのため、p型拡散領域と、n型拡散領域の間にはどちらのドーパントも拡散されてない領域があった。また、太陽電池サブセルを製造するための切断線近傍にpn接合があると、切断面でpn接合界面の構造が乱れて、リーク電流が増加して発電効率が落ちるため、切断線近傍領域にはドーパントは拡散されていなかった。
一方で、裏面電極型太陽電池セルにおいては、裏面の拡散領域において、基板の導電型とは反対の導電型の拡散領域が大きいほど発電効率が良いため、近年、p型拡散領域とn型拡散領域とを隣接して設けることにより、p型拡散領域とn型拡散領域のどちらのドーパントも拡散されてない領域をなくして、基板の導電型とは反対の導電型の拡散領域を大きくするようになってきている。
しかしながら、このようなp型拡散領域とn型拡散領域とが隣接した拡散パターンの半導体基板を、一枚の太陽電池セルを切断して製造する太陽電池サブセルに適用しようとした場合、従来例のように、切断線近傍に拡散領域が存在しない領域を残すためには、当該領域を覆うためのマスクパターンを準備する必要があり、生産工程が多くなるために生産性が向上しなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、太陽電池モジュールの生産性の向上および発電効率の向上を実現することが可能な裏面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールを提供することである。
本発明の太陽電池セルは、第1導電型の半導体基板の2つの主面の一方の面に形成された、第1導電型の拡散領域と第2導電型の拡散領域とを含む太陽電池セルであって、第1導電型の拡散領域は、第1の拡散領域と第2の拡散領域からなり、第1の拡散領域は、所定の方向に沿って形成された複数の棒状の領域からなり、第2の拡散領域は、全ての前記第1の拡散領域と交わるとともに、第2導電型の拡散領域は、第1導電型の拡散領域を包囲してなるものである。
また、本発明の太陽電池セルの前記第2の拡散領域は、第1導電型の拡散領域の対称点または対称線を含むものである。
また、本発明の太陽電池サブセルは、太陽電池セルの第2の拡散領域を長手方向に2つに切断することにより形成してなるものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、上記の太陽電池サブセルと配線基板を有する太陽電池モジュールであって、太陽電池サブセルは、第1の拡散領域と電気的に接続する第1の電極と、第2の拡散領域と電気的に接続する第2の電極とを有し、配線基板は、第1の電極に電気的に接続する第1の配線と、第2の電極に電気的に接続する第2の配線とを有するものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、上記の太陽電池セルと配線基板を有する太陽電池モジュールであって、太陽電池セルは、第1の拡散領域と電気的に接続する第1の電極と、第2の拡散領域と電気的に接続する第2の電極とを有し、配線基板は、第1の電極に電気的に接続する第1の配線と、第2の電極に電気的に接続する第2の配線とを有するものである。
本発明によれば、生産性が高く発電効率の良い太陽電池セル、太陽電池サブセルおよび太陽電池モジュールを得ることができる。
本発明の太陽電池セルの製造工程を示す平面図である。 本発明の太陽電池サブセルの製造工程を示す平面図である。 本発明の太陽電池セルを搭載する配線基板および太陽電池モジュールを示す平面図である。 本発明の太陽電池サブセルを搭載する配線基板および太陽電池モジュールを示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態である太陽電池セルの製造工程を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態である太陽電池セル製造工程およびサブセルを示す平面図である。 従来の裏面電極型の太陽電池セルを示す平面図である。 従来の配線基板に太陽電池サブセルを戴置した状態を示す平面図である。 従来の太陽電池セルおよび太陽電池サブセルの構造示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の太陽電池セルの製造工程を示す平面図である。図1(a)に示すように、第1の導電型であるn型のシリコン単結晶の半導体基板10は、四隅が円弧状になった一辺150mmの略正方形状である。半導体基板10の2つの主面のうち一方の面に、p型ドーパントとn型ドーパントをそれぞれ拡散法またはイオン注入法などにより拡散させて、n型拡散領域11とp型拡散領域12とを形成する。n型拡散領域11は、A方向に細長い矩形の棒状の拡散領域を所定のピッチP(1mm)で多数平行に並べられたn型拡散領域11aと、n型拡散領域11aを横切るように、B方向に細長い矩形に形成された棒状のn型拡散領域11bからなる。
n型拡散領域11aの幅は0.3mmであり、n型拡散領域11bの幅は0.3mm程度である。また、半導体基板10の端面における電流リークを防ぐため、n型拡散領域は半導体基板10の端部までは形成されていない。
また、n型拡散領域11は、半導体基板の中央の点O1を含み、直線L1を含むように形成されている。また、n型拡散領域11は点O1に関して点対称な形状であるとともに、直線L1に関して線対称な形状である。すなわち、点O1はn型拡散領域11の対称点であり、直線L1はn型拡散領域11の対称線である。
第2の導電型であるp型拡散領域12は、半導体基板10のn型拡散領域11が形成された面において、n型拡散領域11以外の領域の全面に形成されており、n型拡散領域11を包囲するように形成されている。このように、裏面電極型の太陽電池セルにおいては、半導体基板の導電型と反対の導電型の領域をできるだけ大きくすることで、発電効率が向上する。
次に、図1(b)に示すように、半導体基板10のn型拡散領域11およびp型拡散領域12が形成された面上にSiOなどでパッシベーション膜13を形成する。パッシベーション膜13のn型拡散領域11aに対応する位置にコンタクトホール13aが設けられている。また、p型拡散領域12に対応する位置にコンタクトホール13bが設けられている。
次に、図1(c)に示すように、コンタクトホール13a上にn電極14を形成し、また、コンタクトホール13b上にp電極15を形成することにより、太陽電池セル1を形成する。n電極14、p電極15は、スクリーン印刷された銀ペーストを焼成して形成され、n電極14は、n型拡散領域11と、p電極15は、p型拡散領域12とそれぞれ電気的に接続している。棒状のn電極14は、棒状のn型拡散領域11に沿って形成されている。また、棒状のp電極15は、n電極14と平行にp型拡散領域12上に形成されている。
n電極14およびp電極15は、太陽電池セル1の中心点O1、および、直線L1上にかからないように形成されているため、太陽電池セル1を形成後に太陽電池サブセルを形成することができる。
図1(d)は、半導体基板10に拡散したn型拡散領域11の別のパターンを示す図である。図1(a)に示したn型拡散パターンに加え、n型拡散領域11aの端部を連結するようにn型拡散領域11c、11dを設けてなるものであり、図1(b)、図1(c)に示した工程を経て、太陽電池セルを形成することができる。このように、ウエハの辺部において、n型拡散領域11aの端部を連結するようなn型拡散パターンを用いることで、ウエハの各辺近傍のキャリアの回収効率が高まり、発電効率の向上に寄与することができる。
図2は、本発明の太陽電池サブセルの製造工程を示す平面図である。図2(a)に示す太陽電池セル1を直線L1に沿って切断することで、図2(b)に示す太陽電池サブセル2を2枚形成することができる。n型拡散領域11bの幅は、切断するときの切りしろより大きければ良く、例えば0.3mmである。切断部分は、両端を除いてn型拡散領域11bであり、p型拡散領域12と隣り合っている部分が2箇所しかない。仮に、n型拡散領域11bが無いとすれば、多数あるp型拡散領域を切断することになり、リーク電流が増大し発電効率が低下してしまうが、本実施形態のようにn型拡散領域を切断することでリーク電流をおさえることができ、発電効率を高めることができる。
図3は、本発明の太陽電池セルを搭載する配線基板および太陽電池モジュールを示す平面図である。図3(a)に示すように、配線基板20は、PET樹脂のシート21上に銅の配線パターン22を配置してなるものであり、載置される太陽電池セル1の電極パターンにあわせて、櫛歯状の配線パターン22a、22bが形成されている。
図3(b)は前述の配線基板20に太陽電池セルを載置した太陽電池モジュールを示す図である。太陽電池セル1のn電極14が配線パターン22aと当接し、また、p電極15が配線パターン22bと当接するよう太陽電池セル1を配設し、EVA(エチレン・ビニル・アセテート)シートなどの透明な封止樹脂23で封止して、太陽電池モジュール3が形成される。
図4は、本発明の太陽電池サブセルを搭載する配線基板および太陽電池モジュールを示す平面図である。図4(a)に示すように、配線基板25は、PET樹脂のシート26上に銅の配線パターン27を配置してなるものであり、載置される太陽電池サブセル2の電極パターンにあわせて、櫛歯状の配線パターン27a、27bが形成されている。
図4(b)は前述の配線基板25に太陽電池サブセルを載置した太陽電池モジュールを示す図である。太陽電池サブセル2のn電極14が配線パターン27aと当接し、また、p電極15が配線パターン27bと当接するよう太陽電池サブセル2を配設し、EVAシートなどの透明な封止樹脂28で封止して、太陽電池モジュール4が形成される。
配線基板を用いて配線することにより、太陽電池セルの電極パターンを櫛歯状などの複雑な形状にすることなく、単純な棒状の電極パターンにすることできるので、太陽電池セルの生産性が向上する。
また、太陽電池セル1とそれを2つに分けて作成した太陽電池サブセル2は、配線基板の配線パターンを変えることにより、それぞれ、太陽電池モジュールを形成することができる。すなわち、配線基板を用いて太陽電池モジュールを形成することにより、太陽電池セルと太陽電池サブセルとのドーパントの拡散パターンや電極パターンの共通化を図ることができ、生産性が向上する。
なお、実施の形態1および後述する実施の形態2、3では、理解を容易にするために、棒状のn型拡散領域の数やn電極1、p電極および配線の数を少なくして図示している。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態である太陽電池セルの製造工程を示す平面図である。実施の形態1とは、n電極の形状が異なる。
図5(a)において、n型の半導体基板10上の2つの主面の一方の面に、n型拡散領域11とp型拡散領域12が設けられている。拡散領域の形状は実施の形態1と同様である。拡散領域11および12上にパッシベーション膜33が設けられている。パッシベーション膜33は、コンタクトホール33a、33bを有している。コンタクトホール33aは、n型拡散領域11aに沿って設けられている。実施の形態1では、コンタクトホールはn型拡散領域11b上にはないが、第2の実施の形態においては、n型拡散領域11bを横切るようにコンタクトホール33aが設けられている。p型拡散領域12上に設けられたコンタクトホール33bは、実施の形態1と同形状である。
図5(b)において、コンタクトホール33a上にn電極34を形成し、また、コンタクトホール33b上にp電極35を形成することにより、太陽電池セル5を形成する。n電極34、p電極35は、スクリーン印刷された銀ペーストを焼成して形成され、n電極34は、n型拡散領域11と、p電極35は、p型拡散領域12とそれぞれ電気的に接続している。
太陽電池セル拡散領域パターンは、太陽電池セルと太陽電池サブセルとで同じものを用い、その上に設けられたパッシベーション膜のコンタクトホールおよび電極は太陽電池セルと太陽電池サブセルとでそれぞれ専用の形状を用いることもできる。この場合においても、拡散パターンを形成した半導体基板を共用できるので、生産性が向上する。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態である太陽電池セルの製造工程および太陽電池サブセルを示す平面図である。実施の形態1とは、ドーパントの拡散領域および電極の形状が異なる。 図6(a)において、n型のシリコン単結晶の半導体基板10の2つの主面のうち一方の面に、p型ドーパントとnドーパントをそれぞれ拡散法またはイオン注入法などにより注入して、n型拡散領域41とp型拡散領域42とを形成する。n型拡散領域41は、A方向に細長い矩形の棒状の拡散領域を所定のピッチP(例えば1mm)で多数平行にならべられたn型拡散領域41aと、n型拡散領域41aすべてと交わるように、半導体基板10の対角線上に形成された棒状のn型拡散領域41bからなる。半導体基板10の端面における電流リークを防ぐため、n型拡散領域41は半導体基板10の端部までは形成されていない。p型拡散領域42は、半導体基板10のn型拡散領域41が形成された面において、n型拡散領域41以外の領域すべてに形成されており、n型拡散領域41を包囲するように形成されている。n型拡散領域は、半導体基板の中心点O2に関して点対称である。すなわち、点O2はn型拡散領域41の対称点である。
次に図6(b)において、半導体基板10のn型拡散領域41およびp型拡散領域42が形成された面上にSiOなどでパッシベーション膜43を形成する。パッシベーション膜43のn型拡散領域41aに対応する位置にコンタクトホール43aが設けられている。また、p型拡散領域42に対応する位置にコンタクトホール43bが設けられている。
次に図6(c)において、コンタクトホール43a上にn電極44を形成し、また、コンタクトホール43b上にp電極45を形成することにより、太陽電池セル5を形成する。n電極44、p電極45は、スクリーン印刷された銀ペーストを焼成して形成され、n電極44はn型拡散領域41と、p電極45はp型拡散領域42とそれぞれ電気的に接続している。
続いて、太陽電池セル5をn型拡散領域41bに沿って切断することにより、図6(d)に示すように、太陽電池サブセル6を得ることができる。半導体基板10の中心点O2に関し、n型拡散領域41およびp型拡散領域42が点対称に形成されているので、直線L2で切断することにより、一枚の太陽電池セルから同じ形状の太陽電池サブセルを2枚得ることができる。
上述の各実施の形態において、第1の導電型をn型とし、第2の導電型をp型として説明したが、第1の導電型をp型とし、第2の導電型をn型として実施することも可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべてはの変更が含まれることが意図される。
1…太陽電池セル
2…太陽電池サブセル
3…太陽電池モジュール
4…太陽電池モジュール
5…太陽電池セル
6…太陽電池サブセル
10…半導体基板
11、11a、11b…n型拡散領域
12…p型拡散領域
20…配線基板
31、31a、31b…n型拡散領域
32…p型拡散領域
41、41a、41b…n型拡散領域
42…p型拡散領域

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体基板の2つの主面の一方の面に形成された、第1導電型の拡散領域と第2導電型の拡散領域とを含む太陽電池セルであって、
    前記第1導電型の拡散領域は、第1の拡散領域と第2の拡散領域からなり、
    前記第1の拡散領域は、所定の方向に沿って形成された複数の棒状の領域からなり、
    前記第2の拡散領域は、全ての前記第1の拡散領域と交わるとともに、
    前記第2導電型の拡散領域は、前記第1導電型の拡散領域を包囲してなる太陽電池セル。
  2. 前記第2の拡散領域は、前記第1導電型の拡散領域の対称点または、対称線を含む請求項1記載の太陽電池セル。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の太陽電池セルの前記第2の拡散領域を長手方向に2つに切断することにより形成した太陽電池サブセル。
  4. 請求項3に記載の太陽電池サブセルと配線基板を有する太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池サブセルは、前記第1の拡散領域と電気的に接続する第1の電極と、前記第2の拡散領域と電気的に接続する第2の電極とを有し、
    前記配線基板は、前記第1の電極に電気的に接続する第1の配線と、前記第2の電極に電気的に接続する第2の配線とを有する太陽電池モジュール。
  5. 請求項1または2に記載の太陽電池セルと配線基板を有する太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池セルは、前記第1の拡散領域と電気的に接続する第1の電極と、前記第2の拡散領域と電気的に接続する第2の電極とを有し、
    前記配線基板は、前記第1の電極に電気的に接続する第1の配線と、前記第2の電極に電気的に接続する第2の配線とを有する太陽電池モジュール。
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