JP5214495B2 - 変速機のピン連結部ガタ防止機構 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機のピン連結部ガタ防止機構に関し、特に、手動変速機のシフト操作機構におけるピン連結部ガタ防止機構に関する。
特許文献1には、変速機のシフト機構において、シフトアンドセレクトシャフトとシフトレバーの間を接続する連結部材を有し、前記シフトアンドセレクトシャフトの端部に形成された球体を、前記連結部材の端部に形成された受容部(凹部)に収嵌し、前記球体と前記受容部を囲む周壁をピンで連結する構造が開示されている。
図2(A)は、従来例に係る変速機のシフト機構のピン連結部の説明図である。図2(A)を参照すると、変速機のシフト機構におけるピン連結部において、不図示のシフトレバーに対して接続されるナックル21と、シフトアンドセレクトシャフト22を、バネ力を持ったピン23で接続している。このピン連結構造によれば、ピン23のバネ力により、ナックル21とシフトアンドセレクトシャフト22の連結部のガタの低減を図っている。
図2(B)は、図2(A)に示したピン連結構造に適用されるピンの例を説明する図である。図2(B)を参照すると、図2(A)に示したピン23には、割りピン23a又は巻きピン23bが採用される。
図3は、別の従来例に係る変速機のシフト機構のピン連結構造の説明図である。図3を参照すると、変速機のシフト機構におけるピン連結構造において、不図示のシフトレバーに対して接続されるナックル21と、シフトアンドセレクトシャフト22を、ピン23で接続すると共に、シフトアンドセレクトシャフト22の先端面とナックル21の受容部(凹部)底面との間に、全面にわたって緩衝材24を挿入している。緩衝材24には、スポンジや板ばね等が採用される。このピン連結構造によれば、緩衝材24が発生する静的なバネ力により、ナックル21とシフトアンドセレクトシャフト22の連結部のガタの低減を図っている。
特開2001−12587号公報(段落0008、図4及び図6)
図2(A)に示した従来例に係るピン連結部によれば、バネ力を持ったピン23を用いることにより、フリクションが増大してシフトフィーリングが悪化するという問題が生じる。また、このピン連結部によれば、組付け又は分解に手間が掛かるという問題も生じている。
図3に示した従来例に係るピン連結部によれば、セレクト方向のガタを、緩衝材の摩擦力のみで抑制するため、ガタ低減効果が不安定であるという問題が生じている。
本発明は、変速機、特に、手動変速機のシフト機構において、ガタを低減しつつシフトフィーリングが向上されるピン連結部ガタ防止機構を提供することを目的とする。
本発明は、第1の視点において、シフト又はセレクト操作に応じて所定方向に回転するナックルと、シフト又はセレクト操作に応じて軸線方向にシフト又は回転するシフトアンドセレクトシャフトとの間をピン連結する、変速機のシフト機構において、前記シフトアンドセレクトシャフトの端部に形成されるヘッド部と、前記ナックルの端部に形成され前記ヘッド部が挿入される受容部と、前記ヘッド部と前記ナックルの前記受容部を囲む部分とに挿通されるピンと、前記ヘッド部及び前記ナックルが備える前記受容部の底面において、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に沿って両者が互いに対向する部分に形成された切り欠きと、前記切り欠きに装填されて前記ヘッド部と前記底面との間で弾発すると共に該ヘッド部と隙間を生成する緩衝材と、を有する、ことを特徴とするピン連結部ガタ防止構造を提供する。
(1)シフトアンドセレクトシャフトヘッド部とナックル受容部の両方に形成された切り欠きに装填される緩衝材が弾性力を発揮するため、ナックルとシフトアンドセレクトシャフトを連結するピンにばね性のピンを用いなくても、ナックルとシフトアンドセレクトシャフト間のセレクト方向及びシフト方向ガタが低減される。
(2)ピンを圧入等しなくても、本発明のピン連結部を組み立てることができる。よって、本発明のピン連結部によれば、その分解組み付け性が保たれたまま、ガタの低減も達成される。
(3)緩衝材とヘッド部との間の一部に隙間が形成されることにより、シフト操作時においてナックルが回転する際、緩衝材の圧縮が回避され、ナックルが回転しやすくなり、シフトフィーリングが向上する。
(A)は、本発明の一実施例に係るピン連結部ガタ防止構造の断面図であり、(B)は、(A)のA−A断面図である。 (A)は、従来例に係る変速機のシフト機構のピン連結構造の説明図であり、(B)は、(A)に示したピン連結構造に適用されるピンの例を説明する図である。 別の従来例に係る変速機のシフト機構のピン連結構造の説明図である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ピンが剛体である。この形態によれば、ピン連結部の組付け又は分解が容易である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切り欠きは、シフトアンドセレクトシャフトのヘッド部に形成されることにより、シフトアンドセレクトシャフトとナックルの間にシフトフィーリングを向上させる隙間が形成される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切り欠きが前記ヘッド部の端面の中央部に形成されて、前記隙間が前記ピンの円周方向に沿って前記切り欠きの両側に形成される。この形態によれば、簡素な構成によってシフトフィーリングが向上される。
以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る変速機のシフト機構におけるピン連結部ガタ防止構造を説明する。図1(A)は、本発明の一実施例に係るピン連結部ガタ防止構造の断面図である。図1(B)は、図1(A)のA−A断面図である。
図1(A)及び図1(B)を参照すると、本発明の一実施例に係るピン連結部ガタ防止構造10は、シフト又はセレクト操作に応じて所定方向に回転するナックル1と、シフト又はセレクト操作に応じて軸線方向にシフト又は回転するシフトアンドセレクトシャフト2との間をピン連結する、変速機のシフト機構に適用される。ナックル1には、例えば、上記特許文献1に開示されているように、操作者がシフト又はセレクト操作する不図示のシフトレバーが接続される。シフトアンドセレクトシャフト2は、例えば、公知のインナーレバー、シフトフォークシャフト及びシフトフォークを介して、常時噛合平行歯車式の手動変速機で所定の変速段を実現させるための同期装置のスリーブに接続される。
本発明の一実施例に係るピン連結部ガタ防止構造10は、シフトアンドセレクトシャフト2の端部に形成されるヘッド部4と、ナックル1の端部に形成されヘッド部4が挿入される受容部(凹部)3と、ヘッド部4とナックル1の受容部3を囲む部分(周壁或いは二又部)3aとに挿通されるピン5と、ヘッド部4において、シフトアンドセレクトシャフト2の軸線方向に沿ってヘッド部4と受容部3の底面3bとが互いに対向する部分に形成された切り欠き6と、受容部3の底面3bに形成された切り欠き9と、切り欠き6,9に装填されてヘッド部4と底面3bとの間で弾発すると共にヘッド部4との間の一部に隙間7を生成する緩衝材8と、を有している。
ピン5は、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2を、シフトアンドセレクトシャフト2の軸線周りに一体的に回転自在に、且つナックル1がシフトアンドセレクトシャフト2に対してピン5の軸周りに回転自在に、結合している。ピン5は剛体である。切り欠き6はヘッド部4の端面の中央部に形成されて、隙間7がピン5の円周方向に沿って切り欠き6の両側に形成されている。
以上説明した本発明の一実施例に係るピン連結部ガタ防止構造10の機能を説明する。特に、図1(A)を参照すると、セレクト操作時、ナックル1、ピン5及びシフトアンドセレクトシャフト2が、図1に示したように、一体的に回転する。このとき、緩衝材8が、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2間で弾発して両者に弾性力を作用しているため、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2間のセレクト方向ガタが低減される。また、シフト方向に関しても、緩衝材8が、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2間で弾発して両者に弾性力を作用しているため、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2間のシフト方向ガタが低減される。
図1(B)を参照すると、セレクト操作時、ナックル1はシフトアンドセレクトシャフト2に対してピン5の軸周りに回転する。このとき、緩衝材8が切り欠き6及び切り欠き9に装填されていることにより、緩衝材8は、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフト2に全面的に張り付かず、シフトアンドセレクトシャフト2とナックル1の間の一部に隙間7が形成される。この隙間7によって、ナックル1とシフトアンドセレクトシャフトの間の圧縮抵抗が低減されて、ナックル1が回転し易くなるため、シフトフィーリングが良化する。
なお、ピン連結部ガタ防止構造10を組み立てる際には、ピン5を圧入等しなくても、組み立てることができるため、その分解及び組み付けが容易である。
本発明は、手動変速機又はそれをベースとする自動変速機のシフト操作機構に適用される。
1 ナックル
2 シフトアンドセレクトシャフト
3 受容部(凹部)
3a 受容部を囲む部分
3b 受容部の底面
4 ヘッド部
5 ピン
6,9 切り欠き
7 隙間
8 緩衝材
10 ピン連結部ガタ防止構造

Claims (3)

  1. シフト又はセレクト操作に応じて所定方向に回転するナックルと、シフト又はセレクト操作に応じて軸線方向にシフト又は回転するシフトアンドセレクトシャフトとの間をピン連結する、変速機のシフト機構において、
    前記シフトアンドセレクトシャフトの端部に形成されるヘッド部と、
    前記ナックルの端部に形成され前記ヘッド部が挿入される受容部と、
    前記ヘッド部と前記ナックルの前記受容部を囲む部分とに挿通されるピンと、
    前記ヘッド部及び前記ナックルが備える前記受容部の底面において、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に沿って両者が互いに対向する部分に形成された切り欠きと、
    前記切り欠きに装填されて前記ヘッド部と前記底面との間で弾発すると共に該ヘッド部と隙間を生成する緩衝材と、
    を有する、ことを特徴とするピン連結部ガタ防止構造。
  2. 前記ピンが剛体であることを特徴とする請求項1記載のピン連結部ガタ防止構造。
  3. 前記切り欠きが前記ヘッド部の端面の中央部に形成され、前記隙間が前記ピンの円周方向に沿って前記切り欠きの両側に形成される、ことを特徴とする請求項1又は2記載のピン連結部ガタ防止構造。
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