JP5214286B2 - 光分岐結合器、光分岐結合器の製造方法及び単芯双方向通信装置 - Google Patents

光分岐結合器、光分岐結合器の製造方法及び単芯双方向通信装置 Download PDF

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本発明は、プラスチック光ファイバを通信媒体とした単芯双方向通信に使用する光分岐結合器、光分岐結合器の製造方法及び単芯双方向通信装置に関するものである。
一対一の双方向通信に使用する光ファイバにおいて、片方を二つに分岐してニ対一の双方向通信とするために光分岐結合器が使用される。例えば、特許文献1には、送信用光ファイバと受信用光ファイバとを束ねたファイバアレイからなる光分岐結合器が開示されている。なお、特許文献2には、中空部が偏心した中空多芯光ファイバが開示されているが、この光ファイバは内視鏡や光センサーのライトガイドとして利用されるものであり、偏心した中空部は空洞になっている。
特開2002−72007号公報 特開平6−186445号公報
しかしながら、従来の光分岐結合器では、構成が複雑化し易く、製造にも手間がかかってしまうため、構成の単純化とクロストークの低減との両立を図りにくかった。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、単純な構成でクロストークの低減が可能となり、単芯双方向通信に好適な光分岐結合器、その製造方法及び単芯双方向通信装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、中空部が偏心している中空多芯光ファイバの肉厚の薄い部分に孔をあけ、該孔からプラスチック光ファイバを導入して端面をあわせた光分岐結合器とすることで解決できることを見出し、本発明に至った。
本発明は、偏心した中空部を有する多芯光ファイバ、および、該中空部に装着されたプラスチック光ファイバからなる光分岐結合器であって、プラスチック光ファイバの先端が多芯光ファイバの先端と同一平面となる端面を有し、かつ、プラスチック光ファイバの他端側は、多芯光ファイバの肉厚の薄い側の側面から多芯光ファイバの外へ導出されていることを特徴とする。本発明によれば、単純な構成でクロストークの低減が可能となり、単芯双方向通信に好適である。
さらに、多芯光ファイバは、透明な芯樹脂からなる複数の心線と、心線の周りを囲む屈折率が芯樹脂よりも低い鞘樹脂層とからなり、多芯光ファイバは、横断面において海島構造となっており、多芯光ファイバの肉厚の薄い部分は、中空部を挟んで対向する肉厚の厚い部分に比べて島の数が少ないと好適である。特に、肉厚の最も薄い部分における半径方向の島の数が一個であると好適である。
さらに、端面における多芯光ファイバの面積はプラスチック光ファイバの面積より大きいと好適である。
また、本発明は、上記の光分岐結合器の製造方法であり、偏心した中空部を有する多芯光ファイバを紡糸する外側ファイバ製造工程と、中空部の内径より外径の小さいプラスチック光ファイバを紡糸する内側ファイバ製造工程と、偏心した中空部を有する多芯光ファイバの肉厚の薄い側の側面に孔を空けて中空部に連通させる外側ファイバ加工工程と、孔を通じて多芯光ファイバの中空部にプラスチック光ファイバを導入するファイバ結合工程と、中空部にプラスチック光ファイバが導入されている部分で多芯光ファイバを研磨または切断して多芯光ファイバ及びプラスチック光ファイバの先端側の端面を形成する端面形成工程と、を有することを特徴とする。この製造方法によれば、単純な構成でクロストークの低減が可能となる上記の光分岐結合器を容易に製造することができる。
また、本発明に係る単芯双方向通信装置は、上記の光分岐結合器の端面と単芯プラスチック光ファイバとを結合させて通信媒体としたことを特徴とする。この単芯双方向通信装置によれば、単純な構成でクロストークの低減が可能となる。
本発明によれば、単純な構成でクロストークの低減が可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光分岐結合器の一例を模式的に示す斜視図である。図2は、光分岐結合器の先端側の端面を模式的に示す図であり、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。
図1〜図3に示されるように、光分岐結合器3は、偏心した中空部1fを有する多芯光ファイバ(以下「外側ファイバ」ともいう。)1と、先端側2aが中空部1f内に挿入され、他端2b側が外側ファイバ1の肉厚の薄い側の側面1eから外へ導出されているプラスチック光ファイバ(以下「内側ファイバ」ともいう。)2と、を備えている。外側ファイバ1は、石英系光ファイバでもプラスチック光ファイバでもよいが、より破損し難い点からプラスチック光ファイバであることが好ましく、本実施形態では、プラスチック光ファイバを例に説明する。
多芯光ファイバ1はプラスチックよりなる光ファイバであって、略円柱状であり、長手方向に延在する中空部1fを有する。多芯光ファイバ1の横断面形状において、中空部1fの中心C2は、多芯光ファイバ1の中心C1に対して偏芯している。中空部1fは内側ファイバ2が挿入可能な形状であれば足り、横断面形状は円または略円状であることが好ましい。
多芯光ファイバ1の横断面は海島構造(図2参照)となっている。本実施形態に係る海島構造の島は、透明な芯樹脂からなる芯(心線)1bからなり、海島構造の海は、芯樹脂より屈折率の低い鞘樹脂からなり、且つ芯1bを取り囲む鞘(鞘樹脂層)1aからなる。なお、海島構造の島が芯樹脂からなる芯と芯を取り囲む鞘樹脂とからなり、海島構造の海が第3の樹脂からなるようにしてもよい。島が芯と鞘とからなる場合は、海を構成する樹脂は芯樹脂と同一であってもよい。また、鞘は1層であっても2層以上の多層構造であってもよい。なお、微細な芯1bからなる島が半径方向に何重にも積み重なる構造が、外側ファイバ1の機械強度の保持、光の均等性の確保、光量の確保のために好ましい。
外側ファイバ1の外径及び内径(中空部1fの径)は必要に応じて調整可能であるが、外径が0.1mm〜5.0mm、内径は外径よりも小さくて0.05mm〜4.0mmのものが容易に製造可能であり好ましい。また、外側ファイバ1の横断面における島の数は、外側ファイバ1の壁面が滑らかになり、かつ滑らかに曲げることができるという点から100個以上であることが好ましく、光量の確保の点から1万個以下であることが好ましいが、より好ましくは200個〜1万個である。
外側光ファイバ1の肉厚の薄い部分Aには、内側ファイバ2を導出するための孔1gがあけられる。この孔1gのために、肉厚の薄い部分Aでは光ファイバとしての機能が失われる。そのため、外側光ファイバ1の肉厚の薄い部分Aにおける半径方向Dの島の数は少ないほうが好ましく、肉厚の薄い部分Aは、中空部1fを挟んで対向する肉厚の厚い部分Bに比べて島の数が少ない方が好ましく、特最も肉厚の薄い部分の半径方向Dの島の数が一個であると好適である。
透明な芯樹脂としては、ポリメチルメタクリレート系樹脂(以下、「PMMA系樹脂」ともいう。)、及びポリカーボネート系樹脂などがあげられる。そのなかでも、透明性の高いポリメチルメタクリレート系樹脂がより好ましい。
鞘樹脂は、上記の芯樹脂よりも屈折率の低い透明樹脂であり、例えば芯樹脂がPMMA系樹脂の場合は、ビニリデンフロライド系樹脂、例えばビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンの共重合体、ビニリデンフロライドとヘキサフロロプロペンの共重合体、またはビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体などが好ましく用いられる。そのほか、フルオロアルキルメタクリレ−ト系樹脂も鞘樹脂として好ましい。
第3の樹脂としては、例えば、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンの共重合体、ビニリデンフロライドとヘキサフロロプロペンの共重合体、もしくはビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘキサフロロプロペンの共重合体のようなビニリデンフロライド系樹脂、エチレンと酢酸ビニルの共重合体、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレンとビニルアルコールの共重合体、またはこれらの樹脂にカーボン等の添加物を入れた光遮蔽性を有する樹脂等があげられる。
外側ファイバ1の中空部1fへ導入する内側ファイバ2はプラスチック光ファイバであり、曲げに対して強い。プラスチック光ファイバからなる内側ファイバ2としては、芯と1層鞘または多層鞘からなる単芯プラスチック光ファイバ、断面において芯樹脂からなる島と鞘樹脂からなる海の海島構造を有する多芯プラスチック光ファイバ、芯樹脂からなる芯と該芯を同心円状に取り囲む鞘樹脂からなる鞘を島とし、第3の樹脂を海とした海島構造を有する多芯プラスチック光ファイバなどを使用することができる。
内側ファイバ2の外径は、外側ファイバ1の内径より小さい必要があるが、小さすぎると光量の損失が大きいので、外側ファイバ1の内径(中空部1fの径)より30μm〜150μmほど小さい程度であることが好ましい。特に外側ファイバ1の内径より30μm〜70μm小さい場合は、接着剤等を用いなくとも内側ファイバ2が実質上動かない状態で外側ファイバ1の中空部1fに固定することができるのでより好ましい。なお、芯樹脂、鞘樹脂、及び第3の樹脂として好ましい材料は、外側ファイバと同様である。
(製造方法)
次に、上記の光分岐結合器3の製造方法について説明する。この製造方法は、偏心した中空部1fを有する多芯光ファイバ1を紡糸する外側ファイバ製造工程と、中空部1fの内径より外径の小さいプラスチック光ファイバ2を紡糸する内側ファイバ製造工程と、偏心した中空部1fを有する多芯光ファイバ1の肉厚の薄い部分Aの側面1eに孔1gをあけて中空部1fに連通させる外側ファイバ加工工程と、その孔1gを通じて多芯光ファイバ1の中空部1fに、内側ファイバ製造工程で製造したプラスチック光ファイバ2の先端2a側を導入するファイバ結合工程と、中空部1fにプラスチック光ファイバ2が導入されている部分で多芯光ファイバ1及びプラスチック光ファイバ2の一方または両方を研磨または切断して多芯光ファイバ1の先端1d及びプラスチック光ファイバ2の先端2aが同一平面H上となる端面3aを形成する端面形成工程と、を有する。
外側ファイバ製造工程では、多芯プラスチック光ファイバの製造に使用される複合紡糸ダイを用いて多芯光ファイバ1を製造することが好ましい。なお、必要に応じて1.1倍から3倍程度の延伸を施し機械的な強度を向上させることもできる。この工程では、まず、溶融した芯樹脂と鞘樹脂、必要により溶融した第3の樹脂を複合紡糸ダイに供給する。そして、多数の孔をあけたダイプレートから溶融状態の芯樹脂を押し出し、多数の芯線を形成する。ついで、この芯線のまわりに溶融状態の鞘樹脂を押し出し、横断面が芯1bを島とし鞘1aを海とする海島構造体を形成する。その後、海島構造体の中心からずらして、別の流体を導入して中空部1fを形成する。この流体は窒素ガスや空気のような気体が好ましいが、場合によっては成形後に水洗や有機溶剤などで溶解除去できるような樹脂などでも良い。
なお、第3の樹脂を用いる場合には、芯線を取り囲むように溶融状態の鞘樹脂を押し出すことより得られる鞘樹脂層に取り囲まれた芯線の周りに、さらに溶融状態の第3の樹脂を押し出すことにより、横断面が芯と鞘を島とし第3の樹脂を海とする海島構造体を形成する。この場合にも、前述と同様の方法で中空部1fを形成する。
内側ファイバ製造工程では、外側ファイバ製造工程と同様の方法でプラスチック光ファイバ2を製造する。なお、内側ファイバ製造工程では、中空部は形成しない。
外側ファイバ加工工程においては、外側ファイバ1の肉厚の薄い部分Aの側面1eに内側ファイバ2を導入するための孔1gをあける。ここで、熱的または機械的手段で孔加工することが可能である。
ファイバ結合工程においては、孔1gを通して外側ファイバ1の中空部1fに内側ファイバ2の先端2a側を差し込むように導入する。このときに、外側ファイバ1と内側ファイバ2との間の隙間が大きい場合には接着剤等で固定することも好ましい。
端面形成工程においては、内側ファイバ2の端面2aが外側ファイバ1の端面1dとほぼ同一平面Hになるように導入した後に研磨して端面3aを揃えるか、または内側ファイバ2が導入された部分で外側ファイバ1と内側ファイバ2を合わせて切断して同一平面Hとなる端面3aを形成する。なお、切断された端面3aは必要に応じて研磨してもよい。受信に使用する外側ファイバ1の光量を多くするために、端面3aにおける外側ファイバ1の面積が内側ファイバ2の面積より大きくなるように設計することがより好ましい。
(単芯双方向通信装置)
次に、図4を参照して上記の光分岐結合器3を用いた単芯双方向通信装置10について説明する。図4は、単芯双方向通信装置10の一部を模式的に示す図であり、コネクタ5のみを断面で示している。
単芯双方向通信装置10は、周波数多重方式や波長多重方式による単芯双方向通信装置であり、コネクタ5を介して光分岐結合器3の端面3aと一本の単芯プラスチック光ファイバ4の端面とが突き合わせられて結合されて通信媒体を構成している。
外側ファイバ1の他端側には受信手段となる光検出素子6が配置され、内側ファイバ2の他端側には送信手段となる光源素子7が配置されている。このように、例えば、外側ファイバ1を受信に内側ファイバ2を送信に使用することで、光分岐結合器3は、周波数多重方式や波長多重方式による単芯双方向通信装置10として利用することが可能になる。
[実施例1]
芯樹脂としてはポリメチルメタクリレート、鞘樹脂としてはビニリデンフロライド80モル%とテトラフロロエチレン20モル%との共重合体を使用して、外径1.00mmで内径0.55mmであり、内径の中心と外径の中心が0.14mm偏心している外側ファイバを複合紡糸ダイで紡糸した。該外側ファイバの断面においては、直径44μmの島300個が、肉厚の薄い部分の半径方向の島の数が1個となるように分布している。
次に、芯を構成する透明樹脂としてはポリメチルメタクリレート、鞘樹脂としてはビニリデンフロライド80モル%とテトラフロロエチレン20モル%との共重合体を使用して、外径0.50mm(芯径0.48mmの単芯光ファイバ)の内側ファイバを紡糸した。
上記外側ファイバを30cmに切り取り、肉厚の薄い部分に針で孔をあけ、長さ30cmの上記内側ファイバを該孔から導入し、先端を研磨して揃えることで端面を形成し光分岐結合器を製造した。
上記光分岐結合器の内側ファイバの上記端面でない他端から白色光源を入射させ、内側ファイバ出力が−6dBmとなるように調整した。次に、この状態で、上記光分岐結合器の端面に伝送ファイバとなるファイバ直径1mmの単芯プラスチック光ファイバ(旭化成エレクトロニクス社製TC−1000)が接する状態にし、上記光分岐結合器の外側ファイバの上記端面でない他端から出社された光パワーを光パワーメーターHAKTRONICS社のphotom205を用いて、測定したところ−31.7dBmであり、クロストークは−25.7dBであった。
[実施例2]
内側ファイバを、外径0.50mm(島数1300個、島直径7μmの多芯光ファイバ)の多芯プラスチック光ファイバとした以外は、実施例1と同様にして光分岐結合器を製造した。
実施例1と同様にして、光分岐結合器の外側ファイバの端面でない他端から出射された光パワーを測定したところ−32.8dBmでありクロストークは−26.8dBであった。
[実施例3]
内側ファイバを、芯樹脂としてはポリメチルメタクリレート、鞘樹脂としてはビニリデンフロライド57モル%とテトラフロロエチレン32モル%とヘキサフロロプロペン11モル%の共重合体を使用して芯と鞘からなる島部を構成し、第3の樹脂としてはビニリデンフロライド80モル%とテトラフロロエチレン20モル%との共重合体を使用して海部を構成し、外径0.50mm(島数37個、島直径74μmの多芯光ファイバ)の多芯プラスチック光ファイバとした以外は、実施例1と同様にして光分岐結合器を製造した。
実施例1と同様にして、光分岐結合器の外側ファイバの端面でない他端から出射された光パワーを測定したところ−32.8dBmでありクロストークは−26.8dBであった。
本発明の実施形態に係る光分岐結合器の一例を模式的に示す斜視図である。 光分岐結合器の先端側の端面を模式的に示す図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 本実施形態に係る光分岐結合器を用いた単芯双方向通信装置を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1…多芯光ファイバ(外側ファイバ)、1a…鞘樹脂層、1b…心線、1d…多芯光ファイバの先端、1e…多芯光ファイバの側面、1f…中空部、2…プラスチック光ファイバ(内側ファイバ)、2a…プラスチック光ファイバの先端、2b…プラスチック光ファイバの他端、3…光分岐結合器、3a…端面、10…単芯双方向通信装置、H…平面、A…多芯光ファイバの肉厚の薄い部分、B…多芯光ファイバの肉厚の厚い部分、D…半径方向。

Claims (6)

  1. 偏心した中空部を有する多芯光ファイバ、および、該中空部に装着されたプラスチック光ファイバからなる光分岐結合器であって、
    前記プラスチック光ファイバの先端が前記多芯光ファイバの先端と同一平面となる端面を有し、かつ、前記プラスチック光ファイバの他端側は、前記多芯光ファイバの肉厚の薄い側の側面から前記多芯光ファイバの外へ導出されていることを特徴とする光分岐結合器。
  2. 前記多芯光ファイバは、透明な芯樹脂からなる複数の心線と、前記心線の周りを囲む屈折率が芯樹脂よりも低い鞘樹脂層とからなり、
    前記多芯光ファイバは、横断面において海島構造となっており、
    前記多芯光ファイバの肉厚の薄い部分は、前記中空部を挟んで対向する肉厚の厚い部分に比べて島の数が少ないことを特徴とする請求項1記載の光分岐結合器。
  3. 前記多芯光ファイバの最も肉厚の薄い部分の半径方向の島の数は一個であることを特徴とする請求項2記載の光分岐結合器。
  4. 前記端面における前記多芯光ファイバの面積は前記プラスチック光ファイバの面積より大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光分岐結合器。
  5. 偏心した中空部を有する多芯光ファイバを紡糸する外側ファイバ製造工程と、前記中空部の内径より外径の小さいプラスチック光ファイバを紡糸する内側ファイバ製造工程と、偏心した前記中空部を有する前記多芯光ファイバの肉厚の薄い側の側面に孔を空けて前記中空部に連通させる外側ファイバ加工工程と、前記孔を通じて前記多芯光ファイバの前記中空部に前記プラスチック光ファイバを導入するファイバ結合工程と、前記中空部に前記プラスチック光ファイバが導入されている部分で前記多芯光ファイバ及び前記プラスチック光ファイバを研磨または切断して前記多芯光ファイバの先端及び前記プラスチック光ファイバの先端が同一平面上となる端面を形成する端面形成工程と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光分岐結合器の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光分岐結合器の前記端面と単芯プラスチック光ファイバとを結合させて通信媒体としたことを特徴とする単芯双方向通信装置。
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