JP5213806B2 - 彩度調整回路 - Google Patents

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Description

本発明は、RGB色空間で表現されたカラー画像のRGB成分に対して、HSL色空間またはHSV色空間における彩度(S成分)のみを調整した調整済みRGB成分を出力する彩度調整回路に関するものである。
従来、RGB色空間で表現されたカラー画像の色調整を行う場合、図6に示すように、一度RGB色空間におけるRGB(赤、緑、青)成分を、HSL色空間におけるH(色相)成分、S(彩度)成分、L(明度)成分またはHSV色空間におけるH(色相)成分、S(彩度)成分、V(明度)成分に変換(RGBtoHSL(RGBtoHSV))し、H成分、S成分、L成分ないしV成分をそれぞれ調整(色相、彩度、明度調整)した後、再びRGB色空間のRGB成分に変換(HSLtoRGB(HSVtoRGB))する処理を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、RGB色空間からHSL色空間への変換式は下記式(1)により表される。
[式(1)]
h=0°, max=minの場合
h=(60°×(g-b)/(max-min)+360°) mod 360°, max=rの場合
h=60°×(b-r)/(max-min)+120°, max=gの場合
h=60°×(r-g)/(max-min)+240°, max=bの場合
l=1/2*(max+min)
s=0, max=minの場合
s=(max-min)/(max+min)=(max-min)/2l, l≦1/2の場合
s=(max-min)/(2-(max+min))=(max-min)/(2-2l), l>1/2の場合
ここで、r、g、bは、RGB色空間のRGBそれぞれの成分の値、h、s、lは、HSL色空間のHSLそれぞれの成分の値を表す。また、max、minは、RGB成分のうちの最大値である成分の値、最小値である成分の値を表す。また、max=rの場合のh成分の算出式に含まれるmodは、A mod Bの場合、AをBで除算した時の余りを算出する演算子である。
一方、HSL色空間からRGB色空間への変換式は下記式(2)により表される。
[式(2)]
q=l*(1+s), l<1/2の場合
q=l+s-(l*s), l≧1/2の場合
p=2*l-q
hk=h/360°
tR=hk+1/3
tG=hk
tB=hk-1/3
tC=tC+1.0, tC<0の場合
tC=tC-1.0, tC>1の場合
ColorC=p+((q-p)*6*tC), tC<1/6の場合
ColorC=q, 1/6≦tC<1/2の場合
ColorC=p+((q-p)*6*(2/3-tC)), 1/2≦tC<2/3の場合
ColorC=p, その他の場合
ここで、Cは、RGB色空間におけるRGB成分を代表的に表したものである。つまり、変換式(2)において、t=(t,t,t)である。また、Color=(Color,Color,Color)=(r、g、b)であり、RGB色空間のRGBそれぞれの成分の値を表す。また、h、s、lは、HSL色空間のHSLそれぞれの成分の値を表す。
また、RGB色空間からHSV色空間への変換式は下記式(3)により表される。
[式(3)]
h=0°, max=minの場合
h=(60°×(g-b)/(max-min)+360°) mod 360°, max=rの場合
h=60°×(b-r)/(max-min)+120°, max=gの場合
h=60°×(r-g)/(max-min)+240°, max=bの場合
v=max
s=0, max=0の場合
s=(max-min)/max, max≠0の場合
一方、HSV色空間からRGB色空間への変換式は下記式(4)により表される。
[式(4)]
hi=[h/60°]mod 6
f=h/60°-[h/60°]
p=v(1-s)
q=v(1-fs)
t=v(1-(1-f)s)
(r,g,b)=(v,t,p), hi=0の場合
(r,g,b)=(q,v,p), hi=1の場合
(r,g,b)=(p,v,t), hi=2の場合
(r,g,b)=(p,q,v), hi=3の場合
(r,g,b)=(t,p,v), hi=4の場合
(r,g,b)=(v,p,q), hi=5の場合
ここで、[h/60°]は、h/60°の整数部を表す。
上記のように、RGB色空間とHSLないしHSV色空間との間の変換は、式(1)〜式(4)のように計算量や条件分岐が多く、色調整回路の回路規模が大きくなる。特に、S成分のみの調整が必要な場合には、RGB色空間とHSLないしHSV色空間との間の変換は冗長すぎるという問題がある。
なお、本発明に関連性のある先行技術文献として、特許文献2がある。
特許文献2には、入力のRGB値のうちの、最大値α、中央値β、最小値γを求め、これらを利用して、HSV色空間に変換することなく、色相、明度を変化させることなくHSV色空間の彩度を調整する技術が開示されている。
特許第3784726号公報 特開2003−163814号公報
本発明の目的は、RGB色空間で表現されたカラー画像の彩度のみを調整する彩度調整回路の回路規模を削減することである。
上記目的を達成するために、本発明は、カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSL色空間での彩度のみが調整された調整済みRGB成分を出力する彩度調整回路であって、
前記RGB成分の中の最大値および最小値を検出する最大値・最小値検出回路と、
前記RGBそれぞれの成分について、
前記最大値と最小値との和と、それぞれの成分と、彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分として出力する補正済みRGB成分生成回路とを
備え
前記論理演算が、それぞれの成分をX,補正済み成分をX’,前記最大値をMAX,前記最小値をMIN,前記彩度調整係数をnとして、
X’=((MAX+MIN)・(n−1)+2X)/2n
で表されることを特徴とする彩度調整回路を提供するものである。
ここで、前記論理演算の彩度調整係数nによる除算を、定数を該彩度調整係数nで除した数値による乗算に置き換えて実施することが好ましい。
また、本発明は、カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSV色空間での彩度成分のみが調整された調整済みRGB成分を出力する彩度調整回路であって、
前記RGB成分の中の最大値を検出する最大値検出回路と、
前記RGB成分のそれぞれについて、
それぞれの成分が最大値である場合にはそのまま、それ以外の場合には、それぞれの成分の値と前記最大値と彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分として出力する補正済みRGB成分生成回路とを
備え
前記論理演算が、それぞれの成分をX,補正済み成分をX’,前記最大値をMAX,前記彩度調整係数をnとして、
X’=((n−1)・MAX+X)/n
で表されることを特徴とする彩度調整回路を提供する。
本発明によれば、RGB成分をHSLないしHSV成分に変換し、彩度の調整後、HSLないしHSV成分をRGB成分に変換するための回路が不要であり、かつ、中央値を求める回路も不要であり、回路規模を大幅に削減することができる。
本発明の彩度調整回路における処理の流れを表すブロック概念図である。 本発明の彩度調整回路の構成を表す第1の実施形態の概念図である。 本発明の彩度調整回路の構成を表す第2の実施形態の概念図である。 本発明の彩度調整回路の構成を表す第3の実施形態の概念図である。 本発明の彩度調整回路の構成を表す第4の実施形態の概念図である。 従来の色調整回路における処理の流れを表すブロック概念図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の彩度調整回路を詳細に説明する。
本発明の彩度調整回路では、RGB色空間で表現されたカラー画像の彩度の調整を行う場合、図1に示すように、RGB色空間からHSVまたはHSL色空間への変換を行わずに、RGB色空間で直接S成分のみを独立に調整する。本発明では、色空間の変換回路(図6に示すRGBtoHSL(RGBtoHSV)およびHSLtoRGB(HSVtoRGB))が不要であり、かつ、中央値を求める回路も不要であり、回路規模を大幅に削減することができる。
例えば、従来のように、RGB色空間からHSL色空間に変換し、S成分をn分の1倍に調整した後、HSL色空間からRGB色空間に変換する場合を考える。この場合、本発明では、変換後の調整済みRGB成分R’,G’,B’は、下記式(5)により表される。
[式(5)]
R'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))(n-1)+2R)/(2n)
G'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))(n-1)+2G)/(2n)
B'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))(n-1)+2B)/(2n)
ここで、max(R,G,B)およびmin(R,G,B)は、それぞれ、RGB成分のうちの最大値の成分の値、および最小値の成分の値を表す。また、nは、彩度調整係数であり、nが大きくなるに従って彩度が低下する。彩度調整係数nは、彩度調整回路の内部に設定された値(固定値)を利用してもよいし、彩度調整回路の外部から任意の値を入力してもよい。
下記式(6)でも、上記式(5)と同様の効果を得ることができる。
[式(6)]
T=((max(R,G,B)+min(R,G,B))(n-1))/(2n)
R'=T+R/n
G'=T+G/n
B'=T+B/n
本発明では、従来の変換式と比べると、条件分岐がないため、回路を容易に構成することができる。
以下、上記変換式の証明を行う。
以下の説明では、R=max(R,G,B)、B=min(R,G,B)の場合について説明するが、G=max(R,G,B)等の他の場合も同様に証明できる。
ここで、R=max(R,G,B)、B=min(R,G,B)とすると、上記式(5)は下記式(7)のように表される。
[式(7)]
R'=((max+min)(n-1)+2max)/(2n)
G'=((max+min)(n-1)+2G)/(2n)
B'=((max+min)(n-1)+2min)/(2n)
式(7)では、max(R,G,B)=max、min(R,G,B)=minと表現している。以下の説明においても同様である。
続いて、RGBからHSLへの変換式(1)に上記式(7)のR’,G’,B’成分を代入すると、H成分は下記式(8)で表される。
[式(8)]
H=60°*(G'-B')/(R'-B')+360°
=60°*(((max+min)(n-1)+2G)/(2n)-((max+min)(n-1)+2min)/(2n))
/(((max+min)(n-1)+2max)/(2n)-((max+min)(n-1)+2min)/(2n))+360°
=60°*((G/n-min/n)/(max/n-min/n))+360°
=60°*((G-min)/(max-min))+360°
=60°*(G-B)/(R-B)+360°
つまり、調整前のRおよびB成分を使用した場合と、S成分を調整した後のR’およびB’成分を使用した場合とでH成分について変化がないことが分かる。
また、L成分は下記式(9)で表される。
[式(9)]
L=(R'+B')/2
=(((max+min)(n-1)+2max)/(2n)+((max+min)(n-1)+2min)/(2n))
=(max+min)/2
=(R+B)/2
同様に、調整前のRおよびB成分を使用した場合と、S成分を調整した後のR’およびB’成分を使用した場合とでL成分についても変化がないことが分かる。
また、L成分が1/2以下の場合、S成分は下記式(10)で表される。
[式(10)]
S=(R'+B')/(2L)
=(((max+min)(n-1)+2max)/(2n)+((max+min)(n-1)+2min)/(2n))/(2L)
=(max+min)/(2nL)
=(R+B)/(2nL)
つまり、調整前のRおよびB成分を使用した場合と、S成分を調整した後のR’およびB’成分を使用した場合とでS成分についてn分の1倍になっていることが分かる。同様に、L成分が1/2よりも大きい場合についてもS成分についてn分の1倍になっていることが分かる。すなわち、式(5)で表されるR’,G’,B’成分は、従来の変換式で表されるものと同じであることが分かる。
また、変換式(5)を実現する回路は、例えば、彩度S成分の変換が2のべき乗である場合、単純な加算とシフトのみで構成することができ、回路規模を大幅に削減することができる。
また、例えば、上記nが2の場合、変換式(5)はさらに簡単になり、下記式(11)で表される。
[式(11)]
R'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))+2R)/(4)
G'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))+2G)/(4)
B'=((max(R,G,B)+min(R,G,B))+2B)/(4)
次に、従来のように、RGB色空間からHSV色空間に変換し、S成分をn分の1倍に調整した後、HSV色空間からRGB色空間に変換する場合を考える。この場合、本発明では、調整済みRGB成分R’,G’,B’は、下記式(12)により表される。
[式(12)]
R'=R, max=Rの場合
R'=((n-1)max+R)/n, その他の場合
G'=G, max=Gの場合
G'=((n-1)max+G)/n, その他の場合
B'=B, max=Bの場合
B'=((n-1)max+B)/n, その他の場合
以下、上記変換式の証明を行う。
以下の説明では、R=max(R,G,B)、B=min(R,G,B)の場合について説明するが、G=max(R,G,B)等の他の場合も同様に証明できる。
ここで、R=max(R,G,B)、B=min(R,G,B)とすると、上記式(12)は下記式(13)のように表される。
[式(13)]
R'=max
G'=((n-1)max+G)/n
B'=((n-1)max+min)/n
続いて、RGBからHSVへの変換式に上記のR’,G’,B’成分を代入すると、H成分は下記式(14)で表される。
[式(14)]
H=60°*(G'-B')/(R'-B')+360°
=60°*(((n-1)max+G)/n-((n-1)max+min)/n)/(max-((n-1)max+min)/n)+360°
=60°*((G/n-min/n)/(max-max+max/n-min/n))+360°
=60°*(G-min)/(max-min)+360°
=60°*(G-B)/(R-B)
つまり、調整前のRおよびB成分を使用した場合と、S成分を調整した後のR’およびB’成分を使用した場合とでH成分について変化がないことが分かる。
また、V=R’=Rであるから、V成分について変化がないことが分かる。
また、S成分は下記式(15)で表される。
[式(15)]
S=(R'-B')/R'
=(max-((n-1)max+min)/n)/max
=(max-max+max/n-min/n)/max
=(max/n-min/n)/max
=((max-min)/max)/n
同様に、調整前のRおよびB成分を使用した場合と、S成分を調整した後のR’およびB’成分を使用した場合とでS成分についてn分の1倍になっていることが分かる。すなわち、式(12)で表されるR’,G’,B’成分は、従来の変換式で表されるものと同じであることが分かる。
次に、本発明の彩度調整回路について具体例を挙げて説明する。
図2は、本発明の彩度調整回路の構成を表す第1の実施形態の概念図である。同図に示す彩度調整回路10は、カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSL色空間でのS成分のみが調整された調整済みRGB成分R’,G’,B’を出力する。彩度調整回路10は、最大値検出回路(Max)12と、最小値検出回路(Min)14と、補正済みRGB成分生成回路16とによって構成されている。
最大値検出回路12および最小値検出回路14は、それぞれ、RGB成分の中の最大値(最大値である成分の値)および最小値(最小値である成分の値)を検出する。
補正済みRGB成分生成回路16は、RGBそれぞれの成分について、最大値と最小値との和と、RGBそれぞれの成分と、彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分R’,G’,B’として出力する。補正済みRGB成分生成回路16は、加算器(+)18と、減算器(−1)20と、乗算器(*)22と、シフト回路(<<1)24と、加算器(+)26と、シフト回路(<<1)28と、除算器(/)30とによって構成されている。
ここで、補正済みRGB成分生成回路16における論理演算は、RGBそれぞれの成分をX,RGBそれぞれの成分の補正済み成分R’,G’,B’をX’,RGB成分の中の最大値をMAX,RGB成分の中の最小値をMIN,彩度調整係数をnとして、
X’=((MAX+MIN)・(n−1)+2X)/2n
で表される。
彩度調整回路10では、最大値検出回路12および最小値検出回路14により、それぞれ、RGB成分の中の最大値MAXおよび最小値MINが検出される。
続いて、加算器18により、RGB成分の中の最大値MAXと最小値MIXとが加算されて(MAX+MIN)が算出され、減算器20により、彩度調整係数nから1が減算されて(n−1)が算出され、乗算器22により、加算器18の出力(MAX+MIN)と減算器20の出力(n−1)とが乗算されて(MAX+MIN)・(n−1)が算出される。
また、シフト回路28により、彩度調整係数nが上位ビット側に1ビットシフトされて(つまり、2倍されて)2nが算出される。
一方、シフト回路24により、RGBそれぞれの成分Xが上位ビット側に1ビットシフトされて2Xが算出される。続いて、加算器26により、シフト回路24の出力2Xと乗算器22の出力(MAX+MIN)・(n−1)とが加算されて((MAX+MIN)・(n−1)+2X)が算出される。さらに、除算器30により、加算器26の出力((MAX+MIN)・(n−1)+2X)がシフト回路28の出力2nで除算されてX’=((MAX+MIN)・(n−1)+2X)/2nが算出される。
次に、図3は、本発明の彩度調整回路の構成を表す第2の実施形態の概念図である。同図に示す彩度調整回路40は、図2に示す彩度調整回路10を除算器30を使用せずに構成したものである。彩度調整回路40は、彩度調整回路10と同じ最大値検出回路12および最小値検出回路14と、彩度調整回路10の補正済みRGB成分生成回路16に相当する、補正済みRGB成分生成回路46とによって構成されている。
補正済みRGB成分生成回路46は、加算器(+)48と、シフト回路(>>1)50と、減算器(+)52と、乗算器(*)54と、シフト回路(>>8)56と、加算器(+)58とによって構成されている。
彩度調整回路40では、加算器48により、RGB成分の中の最大値MAXと最小値MIXとが加算されて(MAX+MIN)が算出され、シフト回路50により、加算器48の出力(MAX+MIN)が下位ビット側に1ビットシフトされて(2分の1倍されて)(MAX+MIN)/2が算出される。
一方、減算器52により、RGBそれぞれの成分Xからシフト回路50の出力(MAX+MIN)/2が減算されてX−(MAX+MIN)/2が算出される。続いて、乗算器54により、減算器52の出力X−(MAX+MIN)/2と定数256が彩度調整係数nで除算された256/nとが乗算されて256(2X−(MAX+MIN))/2nが算出される。さらに、シフト回路56により、乗算器54の出力256(2X−(MAX+MIN))/2nが下位ビット側に8ビットシフトされて(256分の1倍されて)(2X−(MAX+MIN))/2nが算出され、加算器58により、シフト回路56の出力(2X−(MAX+MIN))/2nとシフト回路50の出力(MAX+MIN)/2とが加算されてX’=((MAX+MIN)・(n−1)+2X)/2nが算出される。
ここで、定数256は、補正済みRGB成分生成回路46における論理演算の精度を表す。この定数が大きくなるに従って論理演算の精度は向上し、小さくなるに従って精度は低下する。定数の値は、必要に応じて適宜決定すればよい。
彩度調整回路40は、除算器30を使用せずに構成されているため、彩度調整回路10よりも、さらに回路規模が削減されている。
次に、図4は、本発明の彩度調整回路の構成を表す第3の実施形態の概念図である。同図に示す彩度調整回路60は、図2に示す彩度調整回路10において、彩度調整係数n=2として構成したものである。彩度調整回路60は、彩度調整回路10と同じ最大値検出回路12および最小値検出回路14と、彩度調整回路10の補正済みRGB成分生成回路16に相当する、補正済みRGB成分生成回路66とによって構成されている。
補正済みRGB成分生成回路66は、加算器(+)18と、シフト回路(<<1)24と、加算器(+)26と、シフト回路(>>2)32とによって構成されている。
彩度調整回路60では、加算器18により、RGB成分の中の最大値MAXと最小値MIXとが加算されて(MAX+MIN)が算出される。
一方、シフト回路24により、RGBそれぞれの成分Xが上位ビット側に1ビットシフトされて(2倍されて)2Xが算出される。続いて、加算器26により、シフト回路24の出力2Xと加算器18の出力(MAX+MIN)とが加算されて(MAX+MIN)+2Xが算出される。さらに、シフト回路32により、加算器26の出力(MAX+MIN)+2Xが下位ビット側に2ビットシフトされて(4分の1倍されて)X’=((MAX+MIN)+2X)/4が算出される。
前述の通り、本実施例のように、彩度調整係数nが2のべき乗の場合、回路規模を大幅に削減することができる。
図5は、本発明の彩度調整回路の構成を表す第4の実施形態の概念図である。同図に示す彩度調整回路70は、カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSV色空間でのS成分のみが調整された調整済みRGB成分R’,G’,B’を出力するものである。彩度調整回路70は、彩度調整回路10と同じ最大値検出回路(Max)12と、補正済みRGB成分生成回路76とによって構成されている。
補正済みRGB成分生成回路76は、RGBそれぞれの成分について、RGBそれぞれの成分が最大値である場合にはそのまま、それ以外の場合には、RGBそれぞれの成分の値と、最大値と、彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分として出力する。補正済みRGB成分生成回路76は、RGBそれぞれの成分の最大値検出回路(Max=R,Max=G,Max=B)78,80,82と、減算器(−1)84と、除算器(/)86と、減算器(−1)88と、マルチプレクサ90とによって構成されている。
RGBそれぞれの成分の最大値検出回路78,80,82は、RGBそれぞれの成分が、RGB成分の中の最大値の成分であるか否かを検出する。例えば、R成分の最大値検出回路78は、R成分がRGB成分の中で最大値の成分であるか否かを検出する。本実施例の場合、R成分が最大値の成分である場合、R成分の最大値検出回路78から1が出力される。G成分およびB成分の最大値検出回路80,82も同様である。
ここで、補正済みRGB成分生成回路76における論理演算は、RGBそれぞれの成分をX,RGBそれぞれの成分の補正済み成分R’,G’,B’をX’,RGB成分の中の最大値をMAX,彩度調整係数をnとして、
X’=((n−1)・MAX+X)/n
で表される。
彩度調整回路70では、最大値検出回路12により、RGB成分の中の最大値MAXが検出される。また、補正済みRGB成分生成回路76のRGBそれぞれの成分の最大値検出回路78,80,82により、RGBそれぞれの成分が、RGB成分の中で最大値の成分であるか否かが検出される。
一方、減算器84により、RGB成分の中の最大値MAXからRGBそれぞれの成分が減算されて(MAX−X)が算出される。続いて、除算器86により、減算器84の出力(MAX−X)が彩度調整係数nで除算されて(MAX−X)/nが算出され、減算器88により、RGB成分の中の最大値MAXから除算器86の出力(MAX−X)/nが減算されてX’=((n−1)・MAX+X)/nが算出される。
そして、R成分の最大値検出回路78の出力が1の時、つまり、RGBそれぞれの成分の中でR成分が最大値の成分である時、補正済み成分R’として、マルチプレクサ90からR成分がそのまま出力され、補正済み成分G’,B’として、マルチプレクサ90から、それぞれ、減算器88の出力X’=((n−1)・MAX+X)/nが出力される。また、G成分の最大値検出回路80の出力が1の時、B成分の最大値検出回路82の出力が1の時も同様である。
なお、補正済みRGB成分生成回路が行う論理演算は上記実施例のものに限定されず、同様の論理演算を実現する各種の論理演算を採用することができる。また、彩度調整回路の具体的な回路構成も上記実施例に限定されず、補正済みRGB成分生成回路で行われる論理演算に対応する各種構成の回路を採用することができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10、40、60、70 彩度調整回路
12 最大値検出回路
14 最小値検出回路
16、46、66、76 補正済みRGB成分生成回路
18、26、48、58 加算器
20、52、84、88 減算器
22、54 乗算器
24、28、32、50、56 シフト回路
30、86 除算器
78,80,82 最大値検出回路
90 マルチプレクサ

Claims (3)

  1. カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSL色空間での彩度のみが調整された調整済みRGB成分を出力する彩度調整回路であって、
    前記RGB成分の中の最大値および最小値を検出する最大値・最小値検出回路と、
    前記RGBそれぞれの成分について、
    前記最大値と最小値との和と、それぞれの成分と、彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分として出力する補正済みRGB成分生成回路とを
    備え
    前記論理演算が、それぞれの成分をX,補正済み成分をX’,前記最大値をMAX,前記最小値をMIN,前記彩度調整係数をnとして、
    X’=((MAX+MIN)・(n−1)+2X)/2n
    で表されることを特徴とする彩度調整回路。
  2. 前記論理演算の彩度調整係数nによる除算を、定数を該彩度調整係数nで除した数値による乗算に置き換えて実施することを特徴とする請求項記載の彩度調整回路。
  3. カラー画像のRGB色空間でのRGBそれぞれの成分の値の入力を受け、HSV色空間での彩度成分のみが調整された調整済みRGB成分を出力する彩度調整回路であって、
    前記RGB成分の中の最大値を検出する最大値検出回路と、
    前記RGB成分のそれぞれについて、
    それぞれの成分が最大値である場合にはそのまま、それ以外の場合には、それぞれの成分の値と前記最大値と彩度調整係数とをもちいた論理演算を行った結果を補正済みRGB成分として出力する補正済みRGB成分生成回路とを
    備え
    前記論理演算が、それぞれの成分をX,補正済み成分をX’,前記最大値をMAX,前記彩度調整係数をnとして、
    X’=((n−1)・MAX+X)/n
    で表されることを特徴とする彩度調整回路。
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