JP5521934B2 - 色補正装置および表示デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、カラー画像処理装置及びカラー画像形成装置等の表示デバイスに用いられ、カラー画像の色補正を行う色補正装置に関するものである。
特定色を自由にかつ高精度に色補正する色補正装置として、従来、色相H、明度V、彩度Cのうち2つの変数を組合せた2次元ルックアップテーブル(Look Up Table)を用いて色相H1と色相H2との間を線形補間する色補正装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−19970
しかしながら、このような色補正装置においては、演算処理速度を落とさずに色補正するため色相H1と色相H2との間を線形補間しており、入力画像信号の色相に応じて補正量を変更するのは困難であるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、入力画像信号の色相に応じて補正量を変更できる色補正装置を得ることを目的とする。
本発明に係る色補正装置は、入力画像信号に基づいて該入力画像信号に対応する色相値を算出する色相値算出部と、色相算出部により算出された色相値に基づいて、色空間を分割した複数の色相領域からこの色相値を含む色相領域を判定し、判定した色相領域を規定する第1の色相値及び第2の色相値を出力する色相領域判定部と、第1の色相値に対応して予め定められた第1の線形補間係数及び第2の色相値に対応して予め定められた第2の線形補間係数の間を非線形補間する非線形補間情報を有し、色相値算出部により算出された色相値並びに色相領域判定部により出力された第1の色相値及び第2の色相値に基づいて、第1の色相値と第2の色相値の差に対する前記色相値と第1の色相値の差の比率を前記色相値の線形補間係数として算出し、算出した線形補間係数に対応する非線形補間係数を上記非線形補間情報に基づいて算出する非線形補間係数算出部と、非線形補間係数算出部により算出された非線形補間係数、並びに予め定められた第1の色相値の色補正係数及び第2の色相値の色補正係数に基づいて色相値算出部により算出された色相値の色補正係数を算出する色補正係数算出部と、色補正係数算出部により算出された色補正係数に基づいて入力画像信号から得られる色差信号の色補正を行う色補正処理部と、を備え、非線形補間情報は連続する複数の線形関数から構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、入力画像信号に基づいて該入力画像信号に対応する色相値を算出する色相値算出部と、前記色相値算出部により算出された色相値に基づいて、色空間を分割した複数の色相領域から該色相値を含む色相領域を判定し、前記判定した色相領域を規定する第1の色相値及び第2の色相値を出力する色相領域判定部と、前記第1の色相値に対応して予め定められた第1の線形補間係数及び前記第2の色相値に対応して予め定められた第2の線形補間係数の間を非線形補間する非線形補間情報を有し、前記色相値算出部により算出された前記色相値並びに前記色相領域判定部により出力された前記第1の色相値及び前記第2の色相値に基づいて、前記第1の色相値と前記第2の色相値の差に対する前記色相値と前記第1の色相値の差の比率を前記色相値の線形補間係数として算出し、該算出した線形補間係数に対応する非線形補間係数を前記非線形補間情報に基づいて算出する非線形補間係数算出部と、前記非線形補間係数算出部により算出された前記非線形補間係数、並びに予め定められた前記第1の色相値の色補正係数及び前記第2の色相値の色補正係数に基づいて前記色相値算出部により算出された色相値の色補正係数を算出する色補正係数算出部と、前記色補正係数算出部により算出された前記色補正係数に基づいて前記入力画像信号から得られる色差信号の色補正を行う色補正処理部と、を備え、前記非線形補間情報を連続する複数の線形関数から構成したので、画素の色相に応じて補正量を変更できる色補正装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る色補正装置を用いた表示デバイス装置の構成を示す図である。 図1に示す色補正装置の機能ブロック図である。 図1の補間係数算出部で用いるルックアップテーブルの一例を示す図である。 図1の補間係数算出部で用いるルックアップテーブルの別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る色補正装置が扱う色空間を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る色補正装置の構成を示す図である。
実施の形態1.
本発明を実施するための実施の形態1における色補正装置11を図1ないし図5を用いて説明する。図1は色補正装置11を用いた携帯電話や監視カメラ等の表示デバイス1の構成を示す図である。図1において、表示デバイス1は色補正装置11等のICチップを搭載した基板2と、画像データを入力するためのカメラ3と、画像処理用のデータを入力するキーボードやマウス等のデータ入力装置4と、画像処理した結果を表示する液晶画面5と、で構成されている。
基板2には、カメラ3とのインタフェースである画像入力I/F6、データ入力装置4とのインタフェースである外部I/F7、液晶画面5とのインタフェースである画像出力I/F8が設けられ、画像処理に必要なデータ等を記憶するRAMやROM等のメモリ9と共に、入力画像からRGB信号を生成するRGB信号生成装置10、RGB信号が入力されると輝度信号Y及び色差信号Cb、CrからなるYCbCr信号に変換して色補正を行う色補正装置11、色補正後のYCbCr信号を用いて色補正以外の画像処理を行う画像処理装置12、画像処理されたYCbCr信号をRGB信号に変換するRGB信号変換装置13がICチップとして搭載されている。なお、画像処理装置12は必須の構成要素ではなく、色補正後の画像データの用途によって省略しても良い。
色補正装置11は、図2に示すように、画像信号であるRGB信号が入力されると輝度信号Y及び色差信号CbCrを生成する画像データ生成部101と、RGB信号が入力されるとRGB色空間における色相値を色変数Hとして算出する色変数算出部102すなわち色相値算出部と、色変数算出部102により算出された色変数Hが、色空間を分割した複数の色相領域のうちいずれに含まれるかをメモリ9に記憶された領域判定データに基づいて判定し、色変数Hを含むと判定された色相領域を規定する色相1及び色相2の色相値すなわち第1の色相値及び第2の色相値を出力する領域判定部103すなわち色相領域判定部と、色変数H、色相1、色相2及び予め設定された非線形補間情報に基づいて算出した色変数Hに対応する非線形補間係数を算出する非線形補間係数算出部104と、非線形補間係数算出部104により算出された非線形補間係数及び色相1や色相2の情報と対応付けてメモリ9に記憶された色補正係数に基づいて色変数Hの色補正係数を算出する色補正係数算出部105と、色補正係数算出部105により算出された色変数Hの色補正係数に基づいて入力画像信号から得た色差信号CbCrの色補正を行う色補正処理部106と、を備えている。
メモリ9に保存された領域判定データは色空間を複数の色相値によって分割した複数の色相領域で構成されるもので、それぞれの色相領域は2つの色相値により規定されている。そして、これら全ての色相領域を組合せると色空間全体を表すことができる。
なお、色相領域を判定するための領域判定データすなわち各色相領域の色相1の色相値及び色相2の色相値、非線形補間情報、及び領域判定データと対応付けられた色補正係数は予めメモリ9等に設定しておく値であるが、データ入力装置4から外部I/F7を介して変更可能とすることもできる。
次に動作について説明する。
カメラ3で撮影された画像の信号が、画像入力I/F6を介して基板2上のRGB信号生成装置10に入力されると、RGB生成装置10はR(赤)、G(緑)、B(青)の3つの色信号を生成して色補正装置11に送る。色補正装置11はRGB信号をYCbCr信号に変換し、後述する色補正処理を行ってYCbCr信号を画像処理装置12に送る。画像処理装置12はメモリ9に記憶された画像処理に必要なデータを用いて色補正以外の画像処理すなわち画像圧縮等を行い、画像処理後のYCbCr信号をRGB信号変換装置13に送る。RGB信号変換装置13はITU−R BT.601で定義されている変換式を用いてYCbCr信号をRGB信号に変換し、画像出力I/F8を介して液晶画面5上に画像処理を施した画像を表示する。
さて、ここで色補正装置11の詳細動作について説明する。
RGB生成装置10からRGB信号が入力されると画像データ生成部101はITU−R BT.601で定義されている変換式を利用した3×3のマトリクス演算により輝度信号Y及び色差信号CbCrを算出して輝度信号Yを画像処理装置12へ向けて出力し、色差信号CbCrを色補正処理部106へ伝達する。
RGB生成装置10から入力されたRGB信号は、また、色変数算出部102にも伝達され、色変数算出部102は入力されたRGB信号の比較演算によりRGB色空間の色相値を色変数Hとして算出し、領域判定部103及び非線形係数算出部104に伝達する。
代表となる色相はR(赤)、Y(黄)、G(緑)、C(シアン)、B(青)、M(マゼンタ)の6つであり、たとえばRGB信号が8ビットの場合、色相値は0〜1529までの値として表現される。なお、入力されるRGB信号は8ビットに限らず、10ビットや12ビットであっても良い。
代表的な6色相はそれぞれ固有の値NUMを有し、色相値はNUM×ビット最大値で表現される。代表的な6色相のNUMを、R(赤)はNUM=0、Y(黄)はNUM=1、G(緑)はNUM=2、C(シアン)はNUM=3、B(青)はNUM=4、M(マゼンタ)はNUM=5とすると、RGB信号が8ビットの場合の代表的な6色相の色相値は次のようになる。
R(赤)=0、Y(黄)=255、G(緑)=510、C(シアン)=765、B(青)=1020、M(マゼンタ)=1275
領域判定部103は、色変数算出部102から色変数Hの情報を受取るとメモリ9に記憶された領域判定データを参照し、複数の色相領域の中から色変数Hが含まれる色相領域を判定する。具体的には、複数の色相領域のデータから色相1(第1の色相値Hn)と色相2(第2の色相値Hn+1)によりHn≦H<Hn+1(nは1以上の整数)で表される色相領域を選択し、色相1の色相値Hn及び色相2の色相値Hn+1を出力する。なお、領域判定データは上記のとおり色変数Hを複数に分割された色空間のいずれかに分別するための情報であり、少なくとも3つ以上の色相領域を有することが望ましい。
領域判定部103から出力された色相1及び色相2の色相値の情報は、非線形補間係数算出部104に伝達される。
非線形補間係数算出部104は領域判定部103から色相1及び色相2の色相値の情報を受取り、また、色変数算出部102から色変数Hの情報を受取る。そして受取ったこれらの情報から、色変数Hと色相1の差が色相1と色相2の差に対してどれくらいの比率であるかを線形補間係数KH(0≦KH<1.0)として次式により算出する。
Figure 0005521934
次に、非線形補間係数算出部104は予め設定された図3に示すような2次元ルックアップテーブル(以後、LUTと称する)すなわち非線形補間情報を参照し、算出した線形補間係数KHに対応する非線形補間係数KH_NLを算出する。
ここで、非線形補間情報とは、色相1の色相値Hに対応して予め定められた第1の線形補間係数をKHn、色相2の色相値Hn+1に対応して予め定められた第2の線形補間係数をKHn+1とした場合にKHn〜KHn+1の間を非線形関数で表した補間情報であって、複数の連続する線形関数または線形関数を近似したものの組合せによって表されるものである。
例えば図3では、非線形補間情報は連続する8つの線形関数の組合せで構成されている。図中の点Aは色相領域を規定する色相1(色相値Hn)に対応するもので線形補間係数はKHn=0、点Iは色相領域を規定する色相2(色相値Hn+1)に対応するもので線形補間係数はKHn+1=1である。また、点B〜Hは非線形補間情報を構成する複数の線形関数のうち、隣り合う線形関数を接続するための連続点である。そして、点A〜Iすなわち複数の線形関数それぞれの端部における線形補間係数及び非線形補間係数は予め設定され、メモリ9に記憶されている。
非線形補間係数算出部104は数1を用いて線形補間係数KHを算出した後、この2次元LUTを参照し、色相1及び色相2間を補間する複数の線形関数の中からKHm≦KH<KHm+1(mは1以上の整数)となるものを選択する。
選択した線形関数を規定する第1端部の線形補間係数をKHm、もう一つの端部である第2端部の線形補間係数をKHm+1とし、線形補間係数KHmに対応する非線形補間係数をKH_NLm、線形補間係数KHm+1に対応する非線形補間係数をKH_NLm+1とすると、線形補間係数KHに対応する非線形補間係数KH_NLは数2を用いて算出することができる。ただし、演算係数Kは数3で表される値とする。
なお、第1端部の線形補間係数KHm、第2端部の線形補間係数KHm+1、第1端部の非線形補間係数KH_NLm、第2端部の非線形補間係数KH_NLm+1は、上記のとおり、それぞれメモリ9に予め設定されている値である。
Figure 0005521934
Figure 0005521934
非線形補間係数算出部104により算出された非線形補間係数KH_NL、並びに領域判定部103から受取った色相1及び色相2の情報は色補正係数算出部105に伝達され、色補正係数算出部105はこれらの情報を用いて色変数Hに対応する色補正係数CKを算出する。色相1及び色相2は色相領域を規定する値であるが、複数の色相領域それぞれの色相1及び色相2に対応する色補正係数は予めメモリ9に設定されている。例えば、領域判定部103により出力された色相1の色補正係数をCKn、色相2の色補正係数をCKn+1とすると、色補正係数算出部105は非線形補間係数算出部104から受取った非線形補間係数KH_NLの情報を非線形補間して、次式のように色変数Hの色補正係数CKを算出する。
Figure 0005521934
このようにして算出された色補正係数CKは、色補正処理部106に伝達される。
なお、ここでは図3に示すような2次元LUTを用いる場合について説明したが、図4のように表形式のLUTを用いても良い。図3のような2次元LUTは微細な設定が簡単にでき、図4のような表形式のLUTは回路構成が容易になるという利点を有する。なお、図4のAx、Ayは図3に示す点Aの線形補間係数、非線形補間係数をそれぞれ表しており、その他の点についても同様に表記している。
色補正処理部106は、画像データ生成部から受取った色差信号CbCrに色補正係数CKを乗算し、色補正後の色差信号Cb2Cr2を算出する。例えば、色補正係数CKが2×2のマトリクス係数の場合、以下に示す数5を用いて色補正後の色差信号Cb2Cr2を算出できる。
Figure 0005521934
このように、色差信号Cb2Cr2は非線形補間係数KH_NLを用いた色補間係数CKにより色補正される。従来の色補正装置ではKH_NLの代わりに線形補間係数KHを用いて色補正係数CKを算出しているが、本実施の形態では非線形補間係数KH_NLを用いるため、色変数Hに応じた補正量の変更が可能となる。また、色補正したい色が複数ある場合でも色相間を非線形に色補正できるため、補正したい色を指定しつつ補正量を調整することも可能となる。
例えば、図5に示すように、色相1の色相値H1に対応する非線形補間係数KH_NL1と色相2の色相値H2に対応する非線形補間係数KH_NL2とが異なる場合であっても、色相1の色補正係数CK1と色相2の色補正係数CK2を個別に設定できるため、色のばらつきや色ノイズを軽減できる。
この実施の形態によれば、色補正装置11は、画像信号である入力RGB信号に対応する色相値を色変数Hとして算出する色変数算出部102と、予めメモリ9に記憶された色相領域を判定するためのデータを参照して複数の色相領域の中から色変数Hを含む色相領域を判定し、この色相領域を規定する色相1の色相値Hnと色相2の色相値Hn+1とを出力する領域判定部103と、色変数H、色相値Hn、色相値Hn+1及び予め設定された2次元LUTを用いて色相値Hに対応する非線形補間係数KH_NLを算出する非線形補間係数算出部104と、非線形補間係数KH_NLを用いて予め設定された色補正係数を非線形補間し非線形な色補正係数を算出する色補正係数算出部105と、非線形な色補正係数に基づいて入力画像信号の色補正を行う色補正処理部106と、を備えたことにより、入力信号の色相に応じた色補正係数の非線形補間が可能となり、補正量の変更ができる。
また、色補正したい色が複数ある場合でも色相間を非線形に色補正できるため、補正したい色を指定し、さらに補正量を変更することもできる。このように、色相に応じて補正量を変更することにより、色補正後の画像データにおいて色のばらつきや色ノイズを軽減できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、色補正したい色相間を1つの2次元LUTを用いて非線形補間する場合について説明した。実施の形態2では、複数の2次元LUTの中から補正対象の色相に応じて適切なものを選択する色補正装置について説明する。
本発明を実施するための実施の形態2における色補正装置11aは、図6に示すように、非線形補間係数算出部104a以外の構成は実施の形態1と同じである。非線形補間係数算出部104aはメモリ9に接続され、メモリ9には色空間を分割した複数の色相領域の1つ以上と対応して設けられた複数の2次元LUTが記憶されている。また、メモリ9にはユーザにより予め設定された複数の補間モードデータMが記憶されている。各補間モードデータMは色補正したい色相Hnに応じて決まる値であって、補間モードデータMの値はそれぞれ非線形補間係数算出部104aが保持する複数の2次元LUTのうち、最も適切なものと1対1で対応づけられている。
なお、2次元LUTや2次元LUTと補間モードデータMの対応関係は、データ入力装置を用いてユーザが任意に設定変更できるものとする。
次に動作について説明する。
実施の形態1と同じ構成についての説明は省略し、異なる構成である色補正装置11aの動作について詳細に説明する。
RGB生成装置10からRGB信号が入力されると画像データ生成部101は3×3のマトリクス演算により輝度信号Y及び色差信号CbCrを算出し、輝度信号Yを画像処理装置12へ、色差信号CbCrを色補正処理部106へそれぞれ伝達する。
RGB生成装置10から入力されたRGB信号は、また、色変数算出部102にも伝達され、色変数算出部102は入力されたRGB信号の比較演算によりRGB色空間の色相値を色変数Hとして算出し、領域判定部103及び非線形係数算出部104aに伝達する。
領域判定部103は色変数算出部102から色変数Hの情報を受取ると、メモリ9に記憶された領域判定データを参照し、複数の色相領域の中から色変数Hが含まれる色相領域を判定する。具体的には、色相1と色相2により規定される複数の色相領域のデータからHn≦H<Hn+1(nは1以上の整数)となる色相領域を選択し、この色相領域を規定する色相1の色相値Hnと色相2の色相値Hn+1とを出力する。領域判定部103により出力された色相1及び色相2の情報は、非線形補間係数算出部104aに伝達される。
非線形補間係数算出部104aは、色変数算出部102から色変数Hの情報、領域判定部103から色相領域を規定する2つの色相値の情報を受取り、実施の形態1と同様に色変数Hの線形補間係数KH(0≦KH<1)を算出する。
また、非線形補間係数算出部104aはメモリ9に記憶された複数の補間モードデータMの中から色変数Hを含む色相領域に対応した補間モードデータMを検索し、この補間モードデータMと対応付けられた2次元LUTを複数の2次元LUTの中から選択する。その後、選択した2次元LUTの非線形補間情報を参照し、算出した線形補間係数KHについて色相1及び色相2間を補間する複数の線形関数の中からKHm≦KH<KHm+1となるものを抽出する。
抽出した線形関数を規定する第1端部の線形補間係数をKHm、第2端部の線形補間係数をKHm+1とし、線形補間係数KHmに対応する非線形補間係数をKH_NLm、線形補間係数KHm+1に対応する非線形補間係数をKH_NLm+1とすると、線形補間係数KHに対応する非線形補間係数KH_NLは実施の形態1と同様に算出され、領域判定部103から受取った色相1及び色相2の情報と共に色補正係数算出部105に伝達される。
色補正係数算出部105は色変数Hの非線形補間係数KH_NL、色相1、色相2の情報を受取ると、予めメモリ9に設定された色相1に対応する色補正係数CKm及び色相2に対応する色補正係数CKm+1を用い、実施の形態1と同様に色変数Hに対応する色補正係数CKを算出し、色補正処理部106に伝達する。なお、本実施の形態においても図4のような表形式のLUTを利用しても良い。
色補正処理部106は、画像データ生成部から受取った色差信号CbCrに非線形補間係数KH_NLを用いて算出した色変数Hの色補正係数CKを乗算し、色補正後の色差信号Cb2Cr2を算出する。このように、色差信号Cb2Cr2は非線形係数KH_NLを用いた色補正係数CKにより色補正されるため、色変数Hに応じた補正量の変更が可能となる。また、色補正したい色が複数ある場合でも色相間を非線形に色補正できるため、補正したい色を指定しつつ補正量を調整することも可能となる。
この実施の形態によれば、色補正装置11aは、メモリ9に色空間を分割して得られる複数の色相領域のうち、1つ以上の色相領域と対応するよう設けられた複数の2次元LUTを備え、それぞれの2次元LUTは色変数Hに応じて一意に決まる補間モードデータMと対応するよう設定しておき、色変数Hを算出するとメモリ9の中から色変数Hに対応する補間モードデータM及び補間モードデータMと対応付けられた2次元LUTを選択し、選択した2次元LUTの非線形補間情報を参照して非線形補間係数KH_NLを算出するため、実施の形態1に記載の効果に加えて、色補正係数CKの非線形補間をさらに自由度高く行うことができる。
1 表示デバイス
9 メモリ
11、11a 色補正装置
12 画像処理装置
101 画像データ生成部
102 色変数算出部
103 領域判定部
104、104a 非線形補間係数算出部
105 色補正係数算出部
106 色補正処理部

Claims (6)

  1. 入力画像信号に基づいて該入力画像信号に対応する色相値を算出する色相値算出部と、
    前記色相値算出部により算出された色相値に基づいて、色空間を分割した複数の色相領域から該色相値を含む色相領域を判定し、前記判定した色相領域を規定する第1の色相値及び第2の色相値を出力する色相領域判定部と、
    前記第1の色相値に対応して予め定められた第1の線形補間係数及び前記第2の色相値に対応して予め定められた第2の線形補間係数の間を非線形補間する非線形補間情報を有し、前記色相値算出部により算出された前記色相値並びに前記色相領域判定部により出力された前記第1の色相値及び前記第2の色相値に基づいて、前記第1の色相値と前記第2の色相値の差に対する前記色相値と前記第1の色相値の差の比率を前記色相値の線形補間係数として算出し、該算出した線形補間係数に対応する非線形補間係数を前記非線形補間情報に基づいて算出する非線形補間係数算出部と、
    前記非線形補間係数算出部により算出された前記非線形補間係数、並びに予め定められた前記第1の色相値の色補正係数及び前記第2の色相値の色補正係数に基づいて前記色相値算出部により算出された色相値の色補正係数を算出する色補正係数算出部と、
    前記色補正係数算出部により算出された前記色補正係数に基づいて前記入力画像信号から得られる色差信号の色補正を行う色補正処理部と、
    を備え
    前記非線形補間情報は連続する複数の線形関数から構成されることを特徴とする色補正装置。
  2. 前記非線形補間情報は、前記複数の線形関数のうち前記入力画像信号の色相値に対応する線形関数の第1端部の線形補間係数及び前記第1端部とは異なる第2端部の線形補間係数を含み、
    前記非線形補間係数算出部は、前記色相値の線形補間係数、前記第1端部の線形補間係数、及び前記第2端部の線形補間係数に基づいて前記色相値の非線形補間係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の色補正装置。
  3. 前記非線形補間情報は、前記第1端部の線形補間係数に対応する第1端部の非線形補間係数及び前記第2端部の線形補間係数に対応する第2端部の非線形補間係数を含み、
    前記非線形補間係数算出部は、前記色相値の線形補間係数、前記線形関数の第1端部の線形補間係数、及び前記第2端部の線形補間係数に基づいて演算係数を算出し、該演算係数に基づいて重み付けした前記第1端部の非線形補間係数、及び該演算係数に基づいて重み付けした前記第2端部の非線形補間係数により前記色相値の非線形補間係数を算出することを特徴とする請求項2に記載の色補正装置。
  4. 前記非線形補間係数算出部は、前記複数の色相領域に対応して設けられた複数の異なる非線形補間情報を有し、前記色相算出部により算出された色相値に基づいて前記複数の非線形補間情報から使用する非線形補間情報を選択することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の色補正装置。
  5. 前記入力画像信号を変換して輝度信号及び前記色差信号を生成する画像データ生成部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の色補正装置。
  6. 画像信号の入力手段と、前記入力手段により入力された画像信号の色補正を行う色補正手段と、前記色補正手段により色補正された画像信号を表示用画像信号に処理する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された表示用画像信号を表示する表示画面と、を備えた表示デバイスにおいて、
    前記色補正装置は、
    入力画像信号に基づいて該入力画像信号に対応する色相値を算出する色相値算出部と、
    前記色相値算出部により算出された色相値に基づいて、色空間を分割した複数の色相領域から該色相値を含む色相領域を判定し、前記判定した色相領域を規定する第1の色相値及び第2の色相値を出力する色相領域判定部と、
    前記第1の色相値に対応して予め定められた第1の線形補間係数及び前記第2の色相値に対応して予め定められた第2の線形補間係数の間を非線形補間する非線形補間情報を有し、前記色相値算出部により算出された前記色相値並びに前記色相領域判定部により出力された前記第1の色相値及び前記第2の色相値に基づいて、前記第1の色相値と前記第2の色相値の差に対する前記色相値と前記第1の色相値の差の比率を前記色相値の線形補間係数として算出し、該算出した線形補間係数に対応する非線形補間係数を前記非線形補間情報に基づいて算出する非線形補間係数算出部と、
    前記非線形補間係数算出部により算出された前記非線形補間係数、並びに予め定められた前記第1の色相値の色補正係数及び前記第2の色相値の色補正係数に基づいて前記色相値算出部により算出された色相値の色補正係数を算出する色補正係数算出部と、
    前記色補正係数算出部により算出された前記色補正係数に基づいて前記入力画像信号から得られる色差信号の色補正を行う色補正処理部と、を備え、
    前記非線形補間情報は連続する複数の線形関数から構成されることを特徴とするたことを特徴とする表示デバイス。
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