JP5213623B2 - システムキッチンの組立方法およびキャビネット - Google Patents

システムキッチンの組立方法およびキャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP5213623B2
JP5213623B2 JP2008258513A JP2008258513A JP5213623B2 JP 5213623 B2 JP5213623 B2 JP 5213623B2 JP 2008258513 A JP2008258513 A JP 2008258513A JP 2008258513 A JP2008258513 A JP 2008258513A JP 5213623 B2 JP5213623 B2 JP 5213623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cabinet
threading
side plate
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008258513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010088489A (ja
Inventor
敏晴 対馬
Original Assignee
対馬 酉子
静和Ybj株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 対馬 酉子, 静和Ybj株式会社 filed Critical 対馬 酉子
Priority to JP2008258513A priority Critical patent/JP5213623B2/ja
Publication of JP2010088489A publication Critical patent/JP2010088489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5213623B2 publication Critical patent/JP5213623B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

本発明は、キッチンの施工およびキャビネットに関する技術である。
シンクやコンロを備えるベースキャビネット、手を上に伸ばして収納物の出し入れが行われる吊り戸棚などのキャビネットを備えたシステムキッチンが広く使われている。通常のキャビネットは、工場などで組み立てられた完成品を設置場所に持ち込んで設置が行われる。
特許文献1には、システムキッチン用のフロアーキャビネットを現場の設置場所や物流拠点にて組み立てることができるシステムキッチン用組立式フロアーキャビネットが記載されている。
特開平7−204039号公報
こうしたキャビネットは、内部の金属レールなどの部品の重量もあり、かなり重い。かつ、かさばる。そのため、以下のような作業上の負担がある。
・キャビネットを製造する工場での取り扱いに注意を要する。保管場所を取られる。
・工場から設置場所への輸送、設置場所への搬入において作業者の負担が大きい。搬入場所を傷つけないように注意を要する。
・施工に体力を要する。特に吊り戸棚の施工を安全に行うには、かなりの体力と熟練が要求される。設置に際しては水平・垂直出しをする必要があるが、キャビネットが重く大きいため負担が大きい。
・設置現場では、作業の進行状況によって、設置場所の寸法などの事情が変わることもあり、事前の設計データ通りに作ったキャビネットでは横幅が合わない場合がある。そのような場合、工場に持ち帰って作り直さなければならない。
このように、システムキッチンの施工は負担の大きい仕事であり、且つ熟練も要求される。そのため、こうした業務を行う人材が不足するという事態も発生している。
本発明の目的は、作業の負担が軽いシステムキッチンの組立方法を提供することである。
本発明の他の目的は、組立作業の負担が軽いキャビネットを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、通し部材(24)(61)(91)が水平方向に移動可能に支持されるように、通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に配置するステップと、通し部材(24)(61)(91)に板材(6〜10)(71、78、81、82)(85)を取り付けることによりキャビネットを形成するステップと、通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に固定するステップとを備えている。通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に水平方向に移動可能に配置した後に壁(12)に固定することによれば、通し部材(24)(61)(91)を壁(12)の所望の位置に容易に固定することができ、キャビネットを壁(12)の所望の位置に容易に取り付けることができる。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、板材(6〜10)(71、78、81、82)(85)が通し部材(24)(61)(91)に取り付けられた後に、通し部材(24)(61)(91)をその水平方向に移動させることによって、そのキャビネットの位置を調節するステップをさらに備えている。このとき、通し部材(24)(61)(91)は、そのキャビネットの位置が調節された後に、壁(12)に固定される。このようなシステムキッチンの組立方法によれば、さらに、板材(6〜10)(71、78、81、82)(85)を通し部材(24)(61)(91)に取り付けるときの組立スペースを確保することができ、そのキャビネットをより容易に組み立てることができる。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、通し部材(91)に兼用されているそのキャビネットの背板(91)に板材(85)が取り付けられる前に、そのキャビネットの背板(91)の向きを調整するステップをさらに備えている。このとき、このようなキャビネットは、部品数が少なく、好ましい。このようなシステムキッチンの組立方法によれば、さらに、そのキャビネットの底板の水平をより容易に調整することができる。
本発明によるキャビネットは、支持部材(16)(62)と固定部材(97)と板材(6〜10)(71、78、81、82)(85)とを備えている。支持部材(16)(62)は、水平方向に移動可能に通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に支持する。固定部材(97)は、通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に固定する。板材(6〜10)(71、78、81、82)(85)は、通し部材(24)(61)(91)に固定され、通し部材(24)(61)(91)とともにキャビネットに形成される。このようなキャビネットは、水平方向に移動可能に通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に配置した後に、通し部材(24)(61)(91)を壁(12)に固定することができ、キャビネットが配置される位置をより容易に調整することができる。
本発明によるキャビネットは、通し部材(91)の向きを調整する調整部材(93)をさらに備えている。このとき、通し部材(91)は、そのキャビネットの背板(91)に兼用されていることが好ましい。
その部材は、キャビネットの内部を水平方向に複数に分割する側板(98)を含んでいる。側板(98)は、側板(98)のうちの通し部材(91)に対向する小口の上端が通し部材(91)に固定されることが好ましい。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、複数の支持部材(16)を水平方向に並べて壁下地材(12)に対して固定する支持部材固定ステップ(S6、S7)と、複数の支持部材によって水平に支持することにより、通し部材(24)を壁下地材(12)上に配置するステップ(S8)と、通し部材に対して吊り戸棚(2)又はベースキャビネット(4)の側板(6)を固定する側板固定ステップ(S9)と、吊り戸棚又はベースキャビネットの天板(7)と底板(10)とを取り付けることにより吊り戸棚又はベースキャビネットを形成する天板・底板固定ステップ(S11、S13)とを備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法の側板固定ステップ(S9)において、側板(6)は小口面の上端部で通し部材(24)に対して固定される。
本発明によるシステムキッチンの組立方法において、通し部材(24)は複数の支持部材(16)に対して水平方向に摺動可能である。システムキッチンの組立方法は更に、側板固定ステップ(S9)の後で、通し部材を複数の支持部材に対して摺動させることによって、吊り戸棚又はベースキャビネットの位置を調節する位置調節ステップ(S14)を備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法において、天板・底板固定ステップ(S11、S13)において天板(7)と底板(10)とは側板(6)に対して固定される。位置調節ステップ(S14)は、天板・側板固定ステップ(S11、S13)の後に行われる。
本発明によるシステムキッチンの組立方法において、支持部材固定ステップは、複数の支持部材(16)の各々が有する通し部材(24)を支持する上面が水平になるように、壁下地材(12)と鉛直方向とがなす角度を補って複数の支持部材の各々を固定するための第1調節部材(22)を設置するサブステップ(S7)を含む。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、側板固定ステップ(S9)の後に、側板(6)の縦の辺が鉛直方向となるように第2調節部材(36)を設置するステップ(S10)を備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は更に、側板固定ステップ(S9)において固定された複数の側板によって区画された複数の領域の形状にそれぞれ対応する複数の背板(8)を側板(6)に対して固定する背板固定ステップ(S12)を備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法において、底板(10)は、押すと引っ込み、外力が加わっていないときは突出する突起(40)を備え、側板(6)は、突起に対応する窪み(34)を備える。天板・底板固定ステップ(S11、S13)は、底板を突起が引っ込められた状態で側板の間に挿入するサブステップと、突起を窪みの位置に合わせ、突起を窪みに引っ掛けることにより、側板によって底板を支持するサブステップと、底板を側板に対して突起以外の部材(32、42)により固定するサブステップとを備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法において、複数の背板(8)には、ビルトイン機器の横幅の規格に適合した幅を有する第1群の背板と、それ以外の第2群の背板とが含まれる。システムキッチンの組立方法は更に、ベースキャビネット(4)を設置するためのスペースの横幅を測定するステップ(S3)と、測定された横幅に応じて第1群の背板のうちの少なくとも1枚を切断して横幅を側板の位置に合わせるステップ(S4)とを備える。
本発明によるシステムキッチンの組立方法は、床面に対してバックパネル(52)を立てて設置するステップと、複数の支持部材を水平方向に並べてバックパネルに対して固定する支持部材固定ステップと、複数の支持部材によって支持することにより、通し部材(54)をバックパネル上に配置するステップと、通し部材に対してベースキャビネットの側板を固定する側板固定ステップと、ベースキャビネットの天板と底板とを取り付けることによりベースキャビネットを形成する天板・底板固定ステップとを備える。
本発明により、組立作業の負担が軽いシステムキッチンの組立方法およびキャビネットが提供される。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、システムキッチンを示す。システムキッチン1は、家屋(マンション等を含む)に設置されて使用される。システムキッチン1は、吊り戸棚2とベースキャビネット4とを備える。吊り戸棚2は、利用者が上に手を伸ばして収納物の出し入れを行う。ベースキャビネット4は、上部に天板を有し、天板には通常シンク及び加熱器が設けられる。天板の下にはしばしば食器洗い機やオーブンなどの調理器具が設置される。これらの調理用具が設置されるスペースの幅は、規格化されている(例示:30cm、45cm、60cm)。ベースキャビネット4の天板の下にはさらに、幅が必ずしも規格化されていない収納スペースが設けられる。
図2は、本実施の形態におけるシステムキッチンの組立方法を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しながら、吊り戸棚2を例としてシステムキッチンの組立方法の説明を行う。
ステップS1:施工業者は、システムキッチン1の組立部品を準備する。その際、システムキッチン1を設置する現場の設置場所の横幅を示すデータに基づいて、部品となる板材を準備する。設置現場のデータは、現場と異なる場合がある。そうした事態に対応するために、板材のうち横幅に係わる天板、背板、底板、棚板については、データよりも少し横幅に余裕幅を持たせて用意される。
横幅に係わる板材は、第1群の板材と第2群の板材とに分類できる。第1群の板材は、調理用具が設置されるスペースを形成するための部材であり、所定の規格に合わせた幅を有する。そのため、現場で幅を調節する必要が無い。第2群の板材は、そうした規格に合わせる必要が無いスペースを形成するための部材である。この第2群の板材は、現場で長さを調節できるように、予定よりも少し大きい幅のものが用意される。
ステップS2:施工業者は、システムキッチン1の組立部品を現場に搬入する。組立部品はそれぞれ小さく軽量であるため、搬入が容易であり、搬送中に周囲を傷つける心配が少なく、設置前や設置作業中の置き場所が小さく済む。
ステップS3:施工業者は、現場においてシステムキッチン1を設置するための設置スペースの幅を測定する。搬入された板材は、横幅に余裕があるため、測定された幅が事前のデータよりも長い場合であっても、システムキッチン1の横幅が寸足らずになることは避けられる。
ステップS4:施工業者は、測定された設置スペースの幅が、搬入された板材をそのまま組み立てたときのシステムキッチン1の幅よりも小さいとき、搬入された板材の内の第2群の板材に属する天板7、背板8、棚板9及び底板10を現場で切断して幅を短くすることにより、その幅の差Yを調整する(図3参照)。
ステップS5:施工業者は、システムキッチン1が設置される壁面の下地材において水平出しを行う。
ステップS6:施工業者は、水平出しに従って、複数の駒材16が互いに水平に位置するように下地材12上に配置する(図4参照、水平面はxy平面、下地材と水平面との交線がx軸で示されている)。
駒材16は、取付部18とピンチ部20とを備える。取付部18は、駒材16が下地材12に取り付けられたときに下地材12と面接触して概ね鉛直方向を向く接触面と、その接触面の上辺に隣接して概ね水平方向に広がる上面とを有する直方体である。複数の駒材16は、それぞれの上面が互いに同じ高さで水平となるように設置される。
取付部18にはピンチ部20が固定されている。駒材16が下地材12に取り付けられたとき、ピンチ部20は取付部18よりも上方に突出する突出部を備える。この突出部は例えば金属によって形成される弾性部材である。突出部は、下地材12に対して概ね法線方向に加えられた力に対して、他の方向に同じ力が加えられたときよりも大きい弾性変形を示す。
ステップS7:駒材16は、上面が水平となるように設置することが望ましい。しかし場合によっては下地材12の表面が正確に鉛直方向を向いていない場合がある。そのような場合、駒材16の接触面と下地材12との間に第1調整部材22を挿入した状態で駒材16を下地材12に対して固定する(図5)。これにより、複数の駒材16の取付部18の上面をそれぞれ水平にすることが容易にできる。
ステップS8:駒材16に通し材24が取り付けられる。通し材24は少なくとも2個の駒材20によって支持される。通し材24は、取り付けられた状態で奥行きのサイズが下地材12とピンチ部20の下地材12に対向する対向面との間の距離と同じか、又はそれよりもわずかに大きい。通し材24は取付部18の上面に支持され、下地材12とピンチ部20の対抗面とに挟まれることによって、y方向とz方向の位置が決められる。通し材24は駒材16に対してボルト等による固定を施されない。そのため、通し材24は、下地材12に沿って複数の駒材16が配列されているx方向に摺動可能である。駒材16がステップS7において角度調節されているため、通し材24は、側面(ピンチ材20によって押さえられる正面側の面)が垂直に調節された状態に支持される。
ステップS9:施工業者は、側板6を通し材24に取り付ける。側板6は主面が下地材12に対して概ね垂直となる向きに、小口面の上端付近で通し材24に取り付けられる。その結果、側板6は、通し材24にぶら下げられた状態で固定される(図6)。この取り付けは、例えばジョイント部品であるラフィックスのケーシングを通し材24に予め固定しておき、側板6の小口面にそのケーシングと対になるボルトを埋め込んでおくことにより行われる。複数の側板6は、現場の設置場所の幅の測定値に基づいて決められた位置において通し材24に固定される。
ステップS10:駒材16がステップS7において角度調節されているため、ステップS9で通し材24に固定された側板6は、小口面が水平、垂直となるように粗調整されている。しかし側板6の自重によって若干の角度のズレができる場合がある。その対策として、側板6を通し材24に固定した後で、側板6の縦の辺(概ね鉛直な小口面)と鉛直線との比較が行われる。その辺が鉛直線からずれていた場合には、正確に鉛直となるように、下地材12との間に第2調整部材36が挿入され、側板6の小口面に取り付けられる。通し材24は駒材16に堅固に固定されておらず、挟まれることにより支持されているため、こうした若干の角度を調整することが可能である。
ステップS11:隣接する側板6の間に天板7が固定される。この固定は、後述の背板8、底板10と同様にジョイントケーシングとボルトによって行うことができる。
ステップS12:施工業者は、背板8を隣接する側板6の間に取り付ける。図7は、背板6が取り付けられた状態を示す。ただし見やすくするために、ステップS11で取り付けられた天板は描かれていない。側板6の主面には、背板8の小口面が当接する位置に、主面から突出して、ジョイントのボルトが予め取り付けられている。背板8の小口面付近には、そのボルトと対になるジョイントのケーシング38が取り付けられている。このジョイントとしては、例えばミニフィックスを採用することができる。こうしたジョイントを採用することにより、施工業者は、背板8の主面側からケーシング38に対してドライバーによるねじ込み動作を行うことにより、背板8の隣接する小口面に設けられたケーシング穴と側板6のボルトとを結合することができる。
ステップS13:施工業者は、底板10を隣接する側板6の間に取り付ける。この取り付けには、ステップS12と同様のジョイント、即ち側板6に取り付けられたボルト32と底板10に取り付けられたケーシング42とが用いられる。それに加えて、吊り戸棚2の底板10は抜け落ちることを確実に防止することが特に重要であるため、追加的な対策が施されることが望ましい。
そのような対策の一例を示す。側板7の主面において、底板10の小口面が当接する位置に、側板7の主面に開口する穴34が形成される。その穴に対応する底板10の小口面に、ロックアーム40が設けられる。ロックアーム40は、底板10の小口面に設けられた穴の底にバネを介して接続される。ロックアーム40は、外力が加わっていないとき小口面から突出する。小口面に対して押し込む方向に外力が加えられると、バネが縮むことによりロックアーム40は押し込まれ、小口面から突出しない状態となる。他の方向から加えられる外力に対しては、ロックアーム40は突出した状態で動かない。
こうした底板10は、ロックアーム40を押し込んだ状態で側板6と側板6の間に挿入される。ケーシング42の穴に側板6のボルト32が嵌合する位置に底板10が配置されると、ロックアーム40と穴34が位置的に対応し、ロックアーム40がバネの力で穴34の中に押し出される。ロックアーム40が穴34に嵌合することにより、底板10は側板6に支持される。この状態で、ケーシング42に対してドライバーでねじ込み動作を行うことにより、ケーシング42とボルト32が締結される。ケーシング42とボルト32からなるジョイントと、ロックアーム40とにより、底板10の落下が確実に防止される。
以上により、吊り戸棚2の構造が形成される。更に必要に応じて、側板6に棚板取付用の金具が取り付けられ、そこに棚板が設置される。
ステップS14:現場の状況により必要があれば、吊り戸棚2の横方向(x軸方向)の位置が調節される。ステップS13までの作業では、吊り戸棚2は通し材24を介してのみ下地材12に対して固定されている。そして通し材24は駒材16に対して横方向に摺動可能である。そのため、吊り戸棚2の構造が完成した状態で、吊り戸棚2を横方向に移動することが可能である。この特徴によって、現場で他の作業の進行に応じて吊り戸棚2を横方向にずらす必要が生じる場合であっても、他の作業の進行を待たずに吊り戸棚2を組み上げておくことが可能であり、作業効率が良い。
ステップS15:施工業者は、吊り戸棚2を壁面に対して固定する。背板8の内側から下地材12に対してボルトを通す等の固定手段により、吊り戸棚2が固定される。吊り戸棚2は、その固定手段に加えて、通し材24によって上から吊るされることによっても支持されるため、強度が高い。
ベースキャビネット4についても、以上に説明された流れと同様の工程により、現場で組み立てることができる。この工程において、作業者が持つ必要がある重量は高々、各パネルや通し材ていどである。そのため、作業に力を必要とせず、例えば女性でも楽にシステムキッチンの組み立てを行うことができる。重量物を持ち上げた状態で支える工程も無いため、作業の安全性が高い。水平、垂直を正確に出すために、駒材16と側板9という軽量な部材の配置を調節するだけでよいため、熟練を要しない簡単な作業で済む。
このように組み立てられたシステムキッチンは、後から利用者が利用方法を変更したくなったとき、例えば食器洗い機を購入してベースキャビネットに組み込みたくなったとき、その部分のみ分解して再構成することにより、容易に構成を変更することができる。
図8は、オープンキッチン、対面型、アイランド型など、壁面に沿って設置されるのではないキッチンを示す。こうした型のキッチンについても、以上に説明した組立方法とほぼ同様の方法を適用することができる。
床面に対して垂直にバックパネル52が固定される。このバックパネル52を図4〜7に示された下地材12の代わりに用いることにより、図2に示された方法と同様の方法により、システムキッチン50を組み立てることができる。
バックパネル52を設置した後、ステップS9の側板の取り付けの前に、バックパネル52の通し材54と同じ側の主面と床面とに接して、駒板56が固定される。駒板56は、取り付けられたときの奥行き方向の寸法が通し材24と同じ部材である。ステップS15に相当する工程で、背板、駒板56、バックパネル52がビス等で互いに固定される。更に、図示されていないサイドパネルがキャビネットの両脇に固定されることで、隙間58を含めたサイドが化粧板で覆われ、キッチンの組み立てが完了する。このような工法により、オープンキッチン、対面型、アイランド型などのキッチンを容易に組み立てることができる。
図9〜図12は、本発明によるキャビネットの実施の他の形態を示している。そのキャビネットは、図9に示されているように、通し材61と支持部材62とを備えている。通し材61は、既述の実施の形態における通し材24に対応している。通し材61は、下部に複数の切り欠き63が形成されている。切り欠き63は、床面に平行であり、かつ、その床面に対向する面が形成され、その面に溝64が形成されている。溝64は、通し材61の長手方向に平行である直線に沿って形成されている。支持部材62は、既述の実施の形態における駒材16に対応している。支持部材62は、キャビネットが設置される壁の切り欠き63に対応する複数の位置にそれぞれ設置され、車65とねじ66とを備えている。車65は、円盤状に形成されている。ねじ66は、壁に垂直であり、かつ、水平方向に平行である回転軸を中心に回転可能に車65を壁に支持している。支持部材62は、溝64が車65に引っ掛けられることにより、通し材61を支持している。支持部材62は、さらに、車65が回転することにより、通し材61を水平方向に移動させる。
すなわち、既述の実施の形態における通し材24は、他の手法で水平方向に移動可能に支持される通し材61に置換されることもできる。さらに、通し材61は、通し材24に比較して、より小さい力で、より容易に移動させることができる。
通し材61は、さらに、上部に複数のピン67を備えている。そのキャビネットは、さらに、図10に示されているように、側板71を備えている。側板71は、既述の実施の形態における側板6に対応している。側板71は、その壁に対向する小口の上部に切り欠き72が形成されている。切り欠き72は、床面に平行であり、かつ、その床面に対向する面が形成され、その面に穴73が形成されている。通し材61は、ピン67が穴73に挿入されることにより、側板71を支持している。
側板71は、さらに、図11に示されているように、複数の天板支持用ボルト74と複数の底板支持用ボルト75とを備えている。複数の天板支持用ボルト74は、木ねじから形成され、側板71の上部に水平方向に平行である直線に沿って並んで配置されている。複数の底板支持用ボルト75は、木ねじから形成され、側板71の上部に水平方向に平行である直線に沿って並んで配置されている。側板71は、さらに、背板用溝76が形成されている。背板用溝76は、鉛直方向に平行である直線に沿って形成されている。
そのキャビネットは、さらに、底板77を備えている。底板77は、既述の実施の形態における底板10に対応している。底板77は、側板71に対向する小口に溝78が形成されている。溝78は、底板77の母材より強度が大きい材料で形成されることが、底板77の破壊を防止する点で好ましい。その材料としては、金属、樹脂が例示される。底板77は、溝78が複数の底板支持用ボルト75に引っ掛けられることにより、側板71に支持される。底板77は、天井に対向する面に背板用溝79が形成されている。背板用溝79は、底板77のうちの壁に近い側に形成され、壁に平行である直線に沿って形成されている。
そのキャビネットは、さらに、図12に示されているように、天板81を備えている。天板81は、既述の実施の形態における天板7に対応している。天板81は、底板77と同様にして、側板71に支持される。すなわち、天板81は、側板71に対向する小口に溝が形成されている。天板81は、その溝が複数の天板支持用ボルト74に引っ掛けられることにより、側板71に支持される。天板81は、床面に対向する面に背板用溝83が形成されている。背板用溝83は、天板81のうちの壁に近い側に形成され、壁に平行である直線に沿って形成されている。
そのキャビネットは、さらに、背板82を備えている。背板82は、既述の実施の形態における背板8に対応している。背板82は、側板71の背板用溝76に嵌められ、底板77の背板用溝79に嵌められ、天板81の背板用溝83に嵌められることにより、支持されている。このとき、底板77は、背板82が底板77の背板用溝79に嵌められることにより、手前に移動しないように支持されている。
このようなキャビネットの取り付けでは、作業者は、まず、複数の支持部材62が水平方向に平行である直線に沿うように、複数の支持部材62を壁に固定する。作業者は、次いで、図9に示されているように、通し材61の溝64が支持部材62の車65に引っ掛けることにより、通し材61を壁に支持する。作業者は、図10に示されているように、その支持された通し材61を側板71の切り欠き72の中に挿入し、通し材61のピン67を側板71の穴73に挿入することにより、通し材61に側板71を取り付ける。作業者は、側板71の複数の天板支持用ボルト74が天板81の溝に嵌め合わされるように、天板81を手前から壁に向かって移動させることにより、天板81を側板71に取り付ける。
作業者は、図12に示されているように、背板82が側板71の背板用溝76に嵌められ、天板81の背板用溝83に嵌められるように、下から上に背板82を移動する。作業者は、背板82を天板81の背板用溝83の奥まで挿入した状態を維持しながら、図11に示されているように、側板71の複数の底板支持用ボルト75が底板77の溝78に嵌め合わされるように、底板77を手前から壁に向かって移動させることにより、底板77を側板71に取り付ける。作業者は、底板77を側板71に取り付けた後に、背板82を底板77の背板用溝79に落とし込む。底板77と天板81とは、このような落とし込みにより、側板71から外れることが防止される。
作業者は、最後に、キャビネットが所望の位置に配置されるように、通し材61を水平方向に移動した後に、図示されていない固定部材を用いて通し材61を壁に固定する。このようなシステムキッチンの組立方法によれば、作業者は、キャビネットの取り付けの邪魔(たとえば、キャビネットの横に対向する壁)がない場所でキャビネットを組み立てた後にそのキャビネットが所望の位置に移動することにより、このようなキャビネットをより容易に取り付けることができる。なお、側板71と底板77とは、他の固定具により固定されることもできる。その固定具としては、だぼが例示される。このとき、側板71は、上端のみが通し材61に固定されていることにより、底板77が取り付けられる下端を移動させることができる。このため、作業者は、側板71の下端を適宜移動させて、側板71に底板77をより容易に取り付けることができる。
なお、底板77は、他の底板に置換されることができる。その底板85は、図13に示されているように、底板85は、側板71に対向する小口に溝88が形成されている。溝88は、横部分と縦部分とから形成されている。その横部分は、水平方向に平行な直線に沿って形成され、一端がその縦部分につながっている。その縦部分は、鉛直方向に平行な直線に沿って形成され、一端がその横部分につながり、他端が底板85の天井に対向する面につながっている。底板85は、溝88の横部分が複数の底板支持用ボルト75に引っ掛けられることにより、側板71に支持される。底板85は、さらに、天井に対向する面に背板用溝89が形成されている。背板用溝89は、底板85のうちの壁に近い側に形成され、壁に平行である直線に沿って形成されている。
なお、天板81も、底板77と同様にして、溝88と同様の溝が形成された他の天板に置換されることができる。このとき、その天板は、その溝の横部分が複数の天板支持用ボルト74に引っ掛けられることにより、側板71に支持される。
このような天板と底板85が適用されたキャビネットの取り付けでは、作業者は、まず、通し材61に側板71を取り付けた後に、側板71の複数の天板支持用ボルト74がその天板の溝の縦部分に嵌め合わされるように、その天板を上に移動させた後に、複数の天板支持用ボルト74がその天板の溝の横部分に嵌め合わされるように、その天板を手前から壁に向かって移動させることにより、その天板を側板71に取り付ける。
作業者は、背板82が側板71の背板用溝76に嵌められ、その天板の背板用溝83に嵌められるように、下から上に背板82を移動する。作業者は、背板82をその天板の背板用溝83の奥まで挿入した状態を維持しながら、側板71の複数の底板支持用ボルト75が底板85の溝88の縦部分に嵌め合わされるように、底板85を上に移動させた後に、複数の底板支持用ボルト75が底板85の溝88の横部分に嵌め合わされるように、底板85を手前から壁に向かって移動させることにより、底板85を側板71に取り付ける。作業者は、底板85を側板71に取り付けた後に、背板82を底板85の背板用溝79に落とし込む。底板85とその天板とは、このような落とし込みにより、側板71から外れることが防止される。
作業者は、最後に、キャビネットが所望の位置に配置されるように、通し材61を水平方向に移動した後に、図示されていない固定部材を用いて通し材61を壁に固定する。このようなシステムキッチンの組立方法によれば、既述の実施の形態におけるシステムキッチンの組立方法と同様にして、作業者は、このようなキャビネットをより容易に取り付けることができる。
図14〜図18は、本発明によるキャビネットの実施のさらに他の形態を示している。そのキャビネットは、図14に示されているように、通し材91を備えている。通し材91は、フラッシュ構造合板から形成され、複数の切り欠き92が形成され、垂直調整ねじ93と垂直調整ねじ94と固定ねじ97とを備えている。切り欠き92は、通し材91の上部に形成されている。垂直調整ねじ93は、通し材91の上部に配置されている。垂直調整ねじ94は、通し材91の下部に配置されている。固定ねじ97は、通し材91の四隅に配置されている。固定ねじ97は、通し材91が水平方向に移動しないように、通し材91を壁に固定している。
切り欠き92は、図15に示されているように、床面に平行であり、かつ、その床面に対向する面が形成され、その面に溝96が形成されている。溝96は、壁に平行である直線に沿って形成されている。支持部材62は、溝96が車65に引っ掛けられることにより、通し材91を支持している。支持部材62は、さらに、車65が回転することにより、通し材91を水平方向に移動させる。
垂直調整ねじ93は、図16に示されているように、先端が壁に突き当たり、通し材91の上部と壁とが所定の隙間を形成するように、通し材91を支持している。垂直調整ねじ94は、先端が壁に突き当たり、通し材91が鉛直方向に平行になるように、通し材91を支持している。すなわち、垂直調整ねじ94は、その壁が外勾配であるときに、通し材91の下部と壁との隙間が通し材91の上部と壁との隙間より小さくなるように、通し材91を支持する。垂直調整ねじ94は、その壁が内勾配であるときに、通し材91の下部と壁との隙間が通し材91の上部と壁との隙間より大きくなるように、通し材91を支持する。
通し材91は、図17に示されているように、複数のボルト95を備えている。複数のボルト95は、通し材91の上部に水平方向に平行である直線に沿って配置されている。ボルト95は、支柱部分と頭部分とから形成されている。その支柱部分は、その頭部分より径が小さい棒状に形成され、一端がその頭部分に接合されている。ボルト95は、その支柱部分の他端が通し材91に差し込まれて、通し材91に固定されている。そのキャビネットは、さらに、側板98を備えている。側板98は、その壁に対向する小口の上端部に切り欠き99が形成され、瓢箪フック100を備えている。切り欠き99は、壁面に平行であり、かつ、その壁面に対向する面が形成され、ボルト101を介してその面に瓢箪フック100が固定されている。その面と瓢箪フック100との間には、ボルト95の頭部分が配置されるように、空間102が形成されている。
瓢箪フック100は、図18に示されているように、穴が形成されている。その穴は、大径部分103と小径部分104とから形成されている。大径部分103は、ボルト95の頭部分の径より大きく形成されている。小径部分104は、大径部分103より上に配置されている。小径部分104は、ボルト95の頭部分の径より小さく、かつ、ボルト95の支柱部分の径より大きく形成されている。
側板98は、さらに、既述の実施の形態における側板71と同様にして、複数の天板支持用ボルト74と複数の底板支持用ボルト75とを備え、背板用溝76が形成されている。
このようなキャビネットは、通し材91が背板に兼用されている。このため、このようなキャビネットは、既述の実施の形態におけるキャビネットと比較して、部品が少なく、より容易に組み立てることができ、好ましい。
このようなキャビネットの取り付けでは、作業者は、まず、複数の支持部材62が水平方向に平行である直線に沿うように、複数の支持部材62を壁に固定する。作業者は、次いで、通し材91の溝64が支持部材62の車65に引っ掛けることにより、通し材91を壁に支持する。作業者は、その支持された通し材91のボルト95を側板98の瓢箪フック100の穴の大径部分103に挿入した後で、ボルト95が小径部分104に入るように、側板98を下に移動することにより、通し材91に側板98を取り付ける。
作業者は、側板98の複数の天板支持用ボルト74が天板81の溝に嵌め合わされるように、天板81を手前から壁に向かって移動させることにより、天板81を側板98に取り付ける。作業者は、側板98の複数の底板支持用ボルト75が底板77の溝78に嵌め合わされるように、底板77を手前から壁に向かって移動させることにより、底板77を側板98に取り付ける。作業者は、次いで、ネジなどを用いて底板77と天板81とを側板98に固定し、底板77と天板81とが側板98から外れることを防止する。作業者は、最後に、キャビネットが所望の位置に配置されるように、通し材91を水平方向に移動した後に、図示されていない固定部材を用いて通し材91を壁に固定する。
このようなシステムキッチンの組立方法によれば、既述のシステムキッチンの組立方法と同様にして、作業者は、このようなキャビネットをより容易に取り付けることができる。このようなシステムキッチンの組立方法は、そのキャビネットの部品点数が少ないことにより、さらに、キャビネットをより容易に取り付けることができる。
図1は、システムキッチンを示す斜視図である。 図2は、システムキッチンを組み立てる手順を示すフローチャートである。 図3は、横幅の調節方法を説明するための図である。 図4は、下地材に取り付けられた駒材を示す斜視図である。 図5は、駒材の角度調節を示す側面図である。 図6は、側板が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7は、背板、底板の取り付け作業を示す斜視図である。 図8は、アイランド型などのシステムキッチンの例を示す斜視図である。 図9は、他のコントロールバーを示す正面図である。 図10は、他の側板を示す斜視図である。 図11は、他の底板を示す斜視図である。 図12は、他の底板と天板と背板とを示す断面図である。 図13は、さらに他の底板を示す図である。 図14は、他の背板を示す正面図である。 図15は、他の背板の切り欠きを示す正面図である。 図16は、垂直調整ネジを示す側面図である。 図17は、側板を支持する瓢箪フックを示す側面図である。 図18は、側板を支持する瓢箪フックを示す側面図である。
符号の説明
1 :システムキッチン
2 :吊り戸棚
4 :ベースキャビネット
6 :側板
7 :天板
8 :背板
9 :棚板
10 :底板
11 :鉛直線
12 :下地材
14 :水平線
16 :駒材
18 :取付部
20 :ピンチ部
22 :第1調節部材
24 :通し材
26 :ケーシング
28 :ボルト
30 :ボルト
32 :ボルト
34 :穴
36 :第2調節部材
38 :ケーシング
40 :ロックアーム
42 :ケーシング
50 :システムキッチン
52 :バックパネル
54 :通し材
56 :駒材
58 :隙間
61 :通し材
62 :支持部材
63 :切り欠き
64 :溝
65 :車
66 :ねじ
67 :ピン
71 :側板
72 :切り欠き
73 :穴
74 :複数の天板支持用ボルト
75 :複数の底板支持用ボルト
76 :背板用溝
77 :底板
78 :溝
79 :背板用溝
81 :天板
82 :背板
83 :背板用溝
85 :底板
88 :溝
89 :背板用溝
91 :通し材
92 :切り欠き
93 :垂直調整ねじ
94 :垂直調整ねじ
95 :ボルト
97 :固定ねじ
98 :側板
99 :切り欠き
100:瓢箪フック
101:ボルト
102:空間
103:大径部分
104:小径部分

Claims (6)

  1. 通し部材が水平方向に移動可能に支持されるように、前記通し部材を壁に配置するステップと、
    前記通し部材に板材を取り付けることによりキャビネットを形成するステップと、
    前記通し部材を前記壁に固定するステップ
    とを具備するシステムキッチンの組立方法。
  2. 請求項1において、
    前記板材が前記通し部材に取り付けられた後に、前記通し部材を前記水平方向に移動させることによって、前記キャビネットの位置を調節するステップをさらに具備し、
    前記通し部材は、前記キャビネットの位置が調節された後に、前記壁に固定される
    システムキッチンの組立方法。
  3. 請求項2において、
    前記板材が前記通し部材に取り付けられる前に、前記通し部材の向きを調整するステップをさらに具備し、
    前記通し部材は、前記キャビネットの背板に兼用される
    システムキッチンの組立方法。
  4. 水平方向に移動可能に通し部材を壁に支持する支持部材と、
    前記通し部材を前記壁に固定する固定部材と、
    前記通し部材とともにキャビネットに形成される板材とを具備し、
    前記板材は、前記通し部材に固定される
    キャビネット。
  5. 請求項4において、
    前記通し部材の向きを調整する調整部材をさらに具備し、
    前記通し部材は、前記キャビネットの背板に兼用される
    キャビネット。
  6. 請求項5において、
    前記板材は、前記キャビネットの内部を前記水平方向に複数に分割する側板を含み、
    前記側板は、前記側板のうちの前記通し部材に対向する小口の上端が前記通し部材に固定される
    キャビネット。
JP2008258513A 2008-10-03 2008-10-03 システムキッチンの組立方法およびキャビネット Expired - Fee Related JP5213623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258513A JP5213623B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 システムキッチンの組立方法およびキャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258513A JP5213623B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 システムキッチンの組立方法およびキャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010088489A JP2010088489A (ja) 2010-04-22
JP5213623B2 true JP5213623B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=42251834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008258513A Expired - Fee Related JP5213623B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 システムキッチンの組立方法およびキャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5213623B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106037290A (zh) * 2016-07-22 2016-10-26 陈永毅 一种折叠橱柜

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6770345B2 (ja) * 2016-06-22 2020-10-14 大和ハウス工業株式会社 シューズボックス、それを備えた住宅およびシューズボックスの組立方法
JP7262859B1 (ja) 2022-05-09 2023-04-24 株式会社コノミハウス 下地材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553867Y2 (ja) * 1975-01-24 1980-01-29

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106037290A (zh) * 2016-07-22 2016-10-26 陈永毅 一种折叠橱柜
CN106037290B (zh) * 2016-07-22 2018-07-06 陈永毅 一种折叠橱柜

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010088489A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102250744B1 (ko) 조립된 제품 및 조립된 제품을 조립하는 방법
US7780128B2 (en) Leveling system and method
US20180000240A1 (en) Desk with vertically moving top plate
US9538841B2 (en) Versatile racks and related assemblies and methods
JP2017510758A (ja) 組立品及び組立品の組み立て方法
JP5213623B2 (ja) システムキッチンの組立方法およびキャビネット
US20140147200A1 (en) Fitting for Furniture
US20150359334A1 (en) An Adjustable Fixing Device of a Front Panel of a Drawer or the Like, and a Drawer Provided with the Adjustable Fixing Devices
US20110204005A1 (en) Shelving Unit for a Locker and Method
CN109219375B (zh) 用于家具和家居用品的部件的具有调平件的接合系统
US9936809B2 (en) Cabinet assembly having a releasable support foot
JP6443086B2 (ja) 高耐震性間仕切装置
JPH0870940A (ja) 組立式書架
JP3423769B2 (ja) 引出し収納部の面材取付け構造
JP5630386B2 (ja) デスクの仕切装置
JP2010220702A (ja) 棚装置
JP5785136B2 (ja) 壁面収納システム及び同壁面収納システムの構築方法
JP4594490B2 (ja) 商品陳列棚
JP6422121B2 (ja) 棚板の装着構造
KR102539661B1 (ko) 슬라이드 운용의 간편 조립구조를 기반으로 한 보조가구 탈착형 다용도 테이블
JP4491467B2 (ja) アジャスタ取付構造
CN212394346U (zh) 快装式置物柜
KR20240078846A (ko) 가열 조리대의 빌트인 설치 및 케이싱 조립용 다기능 조립 모듈
KR102019753B1 (ko) 안정성이 강화된 조립식 앵글 선반
JP2009035950A (ja) 板材用取付金物および板材用取付金物の取付構造、板材の取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110920

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees