JP5212087B2 - 遊星歯車の不等配置検出方法および不等配置検出装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、作業者が目視でプラネタリギアの配置を確認する方法では、作業者の体調や確認作業に対する作業者の習熟度等によっては、プラネタリギアの不等配置を見逃してしまうことが懸念され、不具合のある遊星歯車機構が次工程に流出する可能性があることから、品質管理を徹底することが困難であるという問題があった。
まず始めに、本発明の一実施例に係る不等配置検出装置の全体構成について、図1を用いて説明をする。図1は本発明の一実施例に係る不等配置検出装置の全体構成を示す模式図である。
尚、本実施例で示す遊星歯車機構2では、サンギア5が入力部となるため、サンギア5を、入力軸11上に該入力軸11の軸心とサンギア5の軸心とを一致させた状態で固設している。また、本実施例で示す遊星歯車機構2では、プラネタリキャリア4が出力部となるため、プラネタリキャリア4を、出力軸12上に該出力軸12の軸心とプラネタリキャリア4の軸心とを一致させた状態で固設している。
尚、遊星歯車機構は、どの部位を入力部とし、そして、どの部位を出力部とするかは所望する用途・能力等によって、適宜選択されるものであり、種々の構成態様を取り得るものである。このため、本発明の適用に係る遊星歯車機構の構成は、本実施例の遊星歯車機構2に示す構成に限定するものではなく、種々の構成態様の遊星歯車機構に対して本発明を適用することが可能である。
尚、本実施例では、図1に示すように回転量検出部8がモータ軸7a上に配設され、機械的あるいは光学的に回転量を検出する構成を例示しているが、モータ7のコントローラ等から取得される信号から電気的にモータ軸7aの回転量を検出する構成とすることも可能であり、回転量検出部8の態様は適宜選択することが可能である。そして、回転量検出部8によって検出された回転量の情報(データ)は、演算装置10に入力される。
尚、本実施例では、図1に示すようにモータ軸7a上にトルク検出部9を別途配設してトルクを検出する構成を例示しているが、トルク検出部9を別途設けることなく、モータ7に通電される電流の負荷状況から電気的にモータ軸7aに作用するトルクを検出する構成とすることも可能であり、トルク検出部9の態様は適宜選択することが可能である。そして、トルク検出部9によって検出されたトルクのデータは、演算装置10に入力される。
尚、本発明に係る不等配置検出装置および検出方法は、適用される遊星歯車機構が有するプラネタリギアの個数によって限定されるものではない。
この上限離間幅dHおよび下限離間幅dLの値は、プラネタリギア3・3・・・の不等配置を検出するために適当な値を適宜余裕を見込んで設定している。
そして、演算装置10には、上限離間幅dH、下限離間幅dLおよび処理対象区間X等のデータが予め記憶される。
すると、プラネタリギア3・3・・・が不等配置となっている遊星歯車機構2の場合、回転量とトルクの相関を示す波形データは、振幅が大きくなる傾向があるため、波形データが良品範囲Dからはみ出す部位が出現する。
このような構成により、プラネタリギア3・3・・・の不等配置を容易に検出することができる。
このような構成により、プラネタリギア3・3・・・の不等配置を精度良く検出することができる。
2 遊星歯車機構
3 プラネタリギア
4 プラネタリキャリア
8 回転量検出部
9 トルク検出部
10 演算装置
11 入力軸
12 出力軸
Claims (4)
- プラネタリギアの配置が適当であることが既知である基準遊星歯車機構を回転駆動した際の、
該基準遊星歯車機構の入力軸、または、出力軸の回転量と、
前記入力軸、または、前記出力軸に作用するトルクとの相間を表す基準波形データを算出し、
該基準波形データにおいてデータ処理の対象とする処理対象区間を設定するとともに、該処理対象区間における前記基準波形データに対して基準線形近似線を算出し、
さらに、該基準線形近似線に平行な2本の線分であって、該2本の線分の間に前記処理対象区間における前記基準波形データを内包する位置に設定される基準上限閾値線と基準下限閾値線を設定し、
前記基準線形近似線と前記基準上限閾値線との離間幅である上限離間幅と、
前記基準線形近似線と前記基準下限閾値線との離間幅である下限離間幅と、
を予め設定しておき、
プラネタリギアの配置が不明である検出対象たる遊星歯車機構を回転駆動した際の、
該遊星歯車機構の入力軸、または、出力軸の回転量と、
前記入力軸、または、前記出力軸に作用するトルクとの相間を表す波形データを算出し、
前記処理対象区間における前記波形データに対して線形近似線を算出し、
さらに、前記線形近似線を基準として前記上限離間幅だけ離間した上限閾値線と、
前記線形近似線から下限離間幅だけ離間した下限閾値線と、を設定するとともに、
前記上限閾値線と前記下限閾値線によって規定される良品範囲を設定して、
前記波形データにおいて前記良品範囲から外れている部位が存在することをもって、
前記遊星歯車機構を構成するプラネタリギアの不等配置を検出する、
ことを特徴とする遊星歯車機構の不等配置検出方法。 - 前記処理対象区間を細分化して細分化処理対象区間を設定し、
前記細分化処理対象区間ごとに前記基準波形データの前記基準線形近似線を算出するとともに、
前記波形データを前記細分化処理対象区間ごとに前記良品範囲と比較し、
前記波形データにおいて前記良品範囲から外れている部位を有する前記細分化処理対象区間が存在していることをもって、
前記遊星歯車機構を構成するプラネタリギアの不等配置を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構の不等配置検出方法。 - 入力軸、または、出力軸の回転量を検出する回転量検出部と、
前記入力軸、または、前記出力軸に作用するトルクを検出するトルク検出部と、
前記回転量検出部による回転量の検出結果と前記トルク検出部によるトルクの検出結果が入力される演算装置と、
を備え、
前記演算装置には、
プラネタリギアの配置が適当である基準遊星歯車機構から検出した回転量とトルクとの相間を表す基準波形データにおいて、データ処理の対象として設定される処理対象区間と、
該処理対象区間における前記基準波形データを線形近似して算出した基準線形近似線に対して平行な2本の線分であって、該2本の線分の間に前記処理対象区間における前記基準波形データを内包する位置に設定される基準上限閾値線および基準下限閾値線の前記基準線形近似線との離間幅である上限離間幅および下限離間幅と、
が予め記憶され、
プラネタリギアの配置が不明である検出対象たる遊星歯車機構から、
前記回転量検出部によって、
前記遊星歯車機構の入力軸、または、出力軸の回転量を検出するとともに、
前記トルク検出部によって、
前記入力軸、または、前記出力軸に作用するトルクを検出し、
前記演算装置によって、
前記遊星歯車機構の回転量とトルクとの相関を表す波形データを生成し、
前記処理対象区間における前記波形データに対して線形近似線を算出し、
さらに、前記線形近似線を基準として前記上限離間幅だけ離間した上限閾値線と、
前記線形近似線から下限離間幅だけ離間した下限閾値線と、を設定するとともに、
前記上限閾値線と前記下限閾値線によって規定される良品範囲を設定して、
前記波形データにおいて前記良品範囲から外れている部位が存在することをもって、
前記遊星歯車機構を構成するプラネタリギアの不等配置を検出する、
ことを特徴とする遊星歯車機構の不等配置検出装置。 - 前記処理対象区間を細分化して細分化処理対象区間を設定し、
前記細分化処理対象区間ごとに前記基準波形データの前記基準線形近似線を算出するとともに、
前記波形データを前記細分化処理対象区間ごとに前記良品範囲と比較し、
前記波形データが前記良品範囲から外れている部位を有する前記細分化処理対象区間が存在していることをもって、
前記遊星歯車機構を構成するプラネタリギアの不等配置を検出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の遊星歯車機構の不等配置検出装置。
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JP2008328397A JP5212087B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 遊星歯車の不等配置検出方法および不等配置検出装置 |
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