JP5211819B2 - 植物性繊維成形体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、植物性繊維成形体の製造方法に関する。
従来、ポリプロピレン樹脂繊維と植物性繊維とをほぼ同量配合したものをブレンダー工程、フォーマー工程を経てマット状に形成した後、プレス機により板状に形成した熱成形用繊維板が知られている(特許文献1を参照)。植物性繊維としては、ケナフ繊維、ジュート繊維等が使用される。特に、ケナフ繊維を使用した場合には、ケナフは光合成により多くのCOを吸収するという性質をもち、成長が早いことから、地球環境保全にとって有効である。
上述した従来技術においては、熱成形用繊維板をヒーター装置により230℃で60〜120秒間加熱する。その後、冷間プレス用の成形型にて加熱した熱成形用繊維板をセットして、冷間プレス成形用の成形型を型締めすることにより、所定の曲面形状を有する内装用基材を成形している。この内装用基材のように、熱可塑性樹脂と植物性繊維とを混合したものを加熱した後に、冷間プレス用の成形型により所定形状に成形して得られる成形体のことを、以下、植物性繊維成形体と呼ぶことにする。
特開2001−179716公報
図18〜図20は、従来の植物性繊維成形体100の製造工程を順番に示している。
植物性繊維成形体100を製造するためには、まず、熱可塑性樹脂繊維と植物性繊維とを混合した材料をプレス処理により板状に成形したプレボード110と呼ばれるものを準備する。なお、このプレボード110は、熱成形用繊維板などの別の名称で呼ばれる場合もある。このプレボード110は、植物性繊維の原産地である外国などで熱可塑性樹脂と混綿して植物性繊維マットを製造した後に、日本などに輸出されることが多い。植物性繊維マットがこのようにプレボード110に加工されるのは、植物性繊維マットのままだと見かけの体積が大きいために、ハンドリング性が悪いからである。
プレボード110は、当該プレボード110に含まれる熱可塑性樹脂が溶融する温度(例えば180℃)に加熱された後に、冷間プレス用の成形型である第1金型112及び第2金型114の間にセットされる(図18参照)。その後、第1金型112及び第2金型114を互いに接近させて型締めを行う(図19、図20参照)。これにより、プレボード110に含まれる熱可塑性樹脂が冷却されて固化するために、所定形状に成形された植物性繊維成形体100を得ることが可能である。
しかしながら、図19に示すように、第1金型112が第2金型114に向かって大きく突出した形状を有している場合には、第1金型112の角部112aと、第2金型114の角部114aとの間のクリアランスCLが非常に小さくなるために、以下のような問題が生じる。
すなわち、第1金型112及び第2金型114を互いに接近させた場合に、第1金型112の角部112aと、第2金型114の角部114aとの間に、プレボード110が挟まれてしまう。この場合、プレボード110がロック(固定)されてしまうために、プレボード110の周囲の部分が型内へ引き込まれなくなってしまう。この結果、プレボード110の中央部分110aが第1金型112によって押圧された際に、プレボード110の中央部分110aが引き延ばされてしまい、プレボード110の中央部分110aが薄肉になってしまう。
プレボード110の中央部分110aが薄肉になった場合、その薄肉になった部分に植物性繊維からなる別部材(パッチ)を貼着して補修するなどの手間が生じてしまう。また、場合によっては、プレボード110の中央部分110aが透けた状態となってしまうために、植物性繊維成形体100の商品価値を著しく低下させてしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、プレボードが部分的に引き延ばされて薄肉になることを防止することのできる植物性繊維成形体の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の植物性繊維成形体の製造方法は、植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した材料を板状に成形したプレボードを、当該プレボードに含まれる前記熱可塑性樹脂繊維が溶融する温度以上に加熱する加熱工程と、加熱された前記プレボードを本成形型によって本成形する本成形工程と、を有する植物性繊維成形体の製造方法であって、前記加熱工程において、前記プレボードを前記本成形型よりも金型間のクリアランスが大きく設定されている予備成形型によって予備成形するものとされ、前記予備成形型は、突部を有する第1金型と、前記突部が嵌合可能な凹部を有する第2金型と、を備え、前記予備成形では、前記突部と前記凹部との間に前記プレボードを配することで、前記プレボードの一部を、前記第1金型及び前記第2金型の型閉じ方向に沿って延びる延設壁部として成形し、前記予備成形の際には、前記プレボードの前記一部が、前記第1金型及び前記第2金型のうち少なくとも一方との間で隙間を空ける形で配されていることを特徴とする。
発明によれば、加熱工程においてプレボードを加熱するとともに、そのプレボードを予備成形型によって予備成形する。つまり、言い換えると、プレボードを本成形する前に、プレボードを本成形型の型面形状に近い形状となるように予備成形する。これにより、プレボードが本成形型の角部によってロックされることで部分的に引き延ばされることを防止することが可能である。
上記構成において、前記加熱工程において、前記プレボードを加熱炉内で加熱するとともに、その加熱炉内で前記プレボードを予備成形するものとすることができる。
発明によれば、加熱炉内でプレボードを予備成形する。プレボードを予備成形するためには、予備成形型を加熱しておく必要があるが、加熱炉内で予備成形を行うことによって、プレボードとともに予備成形型をも加熱することができる。したがって、予備成形型を加熱するための特別の手段が不要となるために、植物性繊維成形体をより安価に製造することが可能となる。
また、前記プレボードが前記予備成形型の表面に付着することを防止する付着防止手段を備えるものとすることができる。
また、前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面に取り付けられた網状部材であるものとすることができる。
また、前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面に形成された網状の溝部であるものとすることができる。
また、前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面から熱風を吹き出す通風孔であるものとすることができる。
また、前記付着防止手段は、複数に分割された前記予備成形型をそれぞれ移動させることのできる移動手段であるものとすることができる。
上記各発明によれば、加熱された予備成形型の型面にプレボードが付着しやすい状態となっている場合であっても、プレボードが予備成形型の型面に付着することを防止することが可能である。
本発明によれば、プレボードが部分的に引き延ばされて薄肉になることを防止することのできる植物性繊維成形体の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る植物性繊維成形体の製造方法のフローチャートである。図1に示すように、本実施形態に係る植物性繊維成形体の製造方法は、植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した材料を板状に成形したプレボードを、当該プレボードに含まれる前記熱可塑性樹脂繊維が溶融する温度以上に加熱する加熱工程と、加熱された前記プレボードを本成形型によって本成形する本成形工程と、を有している。前記加熱工程では、前記プレボードを加熱するのと同時、あるいはその後に、前記プレボードを前記本成形型よりも金型間のクリアランスが大きく設定されている予備成形型によって予備成形する。
植物性繊維とは、植物由来の繊維材料のことである。このような繊維材料は、例えば、綿、麻、サイザル、ジュート、ケナフなどから採取することが可能である。この中では、特にケナフが好ましい。ケナフは、成長が早くしかもCOを多く吸収することから、地球環境保全にとって有効であるとともに、ケナフの靭皮からは比較的長くて丈夫な繊維を採取することが可能だからである。
熱可塑性樹脂繊維とは、繊維状に加工された熱可塑性樹脂のことである。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)等を用いることができる。この中では、特にポリプロピレンが好ましい。
プレボードとは、植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した材料を板状に成形して得られる成形体のことである。植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維の混合比率は特に制限するものではなく、例えば50:50(重量比)とすることができる。
プレボードを製造するためには、まず、植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した材料を積層させる。次に、得られた積層体を加熱プレスによって板状に成形する。これにより、所定の厚みを有するプレボードを製造することができる。なお、このようなプレボードの製造方法は、例えば、特開2001−179716公報、特開2002−371455公報等に開示されている。
なお、プレボードは、植物性繊維の原産国である外国において製造されたものを使用してもよい。
加熱工程では、プレボードを、当該プレボードに含まれている熱可塑性樹脂繊維が溶融する温度以上に加熱する。例えば、プレボードに含まれる熱可塑性樹脂繊維がポリプロピレンである場合には、ポリプロピレンの融点は160℃〜170℃であるため、プレボードをこれ以上の温度(例えば180℃)に加熱する。プレボードを加熱するための手段は特に制限するものではなく、例えば、ヒーターや加熱炉等によって加熱することができる。
また、加熱工程では、プレボードを加熱するのと同時、あるいはその後に、プレボードを予備成形型によって予備成形する。これにより、プレボードを本成形型の型面に近い形状となるように予備成形することができる。
なお、プレボードを予備成形するための予備成形型の型面は、プレボードを予備成形する前に予め加熱しておく必要がある。なぜなら、予備成形型の型面が加熱されていない場合、プレボードが冷却されてしまい、プレボードに含まれている溶融樹脂が固化してしまうからである。
本成形工程では、予備成形型によって予備成形されたプレボードを、本成形型によって本成形する。本成形を行うための本成形型としては、冷間プレス用の成形型を用いる。なお、ここでいう「冷間プレス」とは、成形型の型面を積極的に加熱しないで行うプレス成形のことを意味するが、加工熱や摩擦熱等によって成形型の型面がある程度加熱されている場合をも含むものとする。
プレボードを本成形型によって本成形することによって、プレボードに含まれる溶融樹脂が冷却されて固化する。これにより、所定形状に成形された植物性繊維成形体を得ることができる。
図2、図3は、プレボード30を予備成形型10によって予備成形する工程を順番に示している。
図2に示すように、プレボード30を予備成形するためには、第1金型12及び第2金型14からなる予備成形型10を準備する。第1金型12は中央部分が突出した形状を有しており、第2金型14は中央部分が凹んだ形状を有している。第1金型12、及び、第2金型14は、それらの型面同士が向かい合うようにして左右に配置されており、上下方向に吊り下げられたプレボード30を表裏両面からプレスすることが可能となっている。前述したように、第1金型12及び第2金型14の型面は、プレボード30を予備成形する前に予め加熱しておく必要がある。
次に、図3に示すように、加熱工程において加熱されたプレボード30を第1金型12及び第2金型14の間に配置した後、第1金型12及び第2金型14を互いに接近させて型締めを行う。これにより、プレボード30を後述する本成形型20の型面に近い形状となるように予備成形することができる。
図4、図5は、プレボード30を本成形型20によって本成形する工程を順番に示している。
図4に示すように、プレボード30を本成形するためには、第3金型22及び第4金型24からなる本成形型20を準備する。第3金型22、及び、第4金型24は、それらの型面同士が向かい合うようにして左右に配置されており、上下方向に吊り下げられたプレボード30を表裏両面からプレスすることが可能となっている。前述したように、本成形型20としては、冷間プレス用の成形型を用いる。
次に、図5に示すように、予備成形型10によって予備成形されたプレボード30を、第3金型22及び第4金型24の間に配置した後、第3金型22及び第4金型24を互いに接近させて型締めを行う。これにより、プレボード30に含まれる溶融樹脂が冷却されて固化するために、所定形状に成形された植物性繊維成形体40を得ることができる。
このようにして得られた植物性繊維成形体40は、軽量でかつ強度が高いことから、各種製品の基材として用いることができる。例えば、ドアトリム、インストルメントパネル、シートバックボード、パーティションボード、コンソールボックス、ピラーガーニッシュ、クォータトリム等の車両用内装材の基材として用いることができる。また、車両用内装材以外にも、例えば、船舶用内装材、航空機用内装材、建築用内装材などに用いることができる。
本実施形態において、予備成形型10の金型間のクリアランスCL1は、本成形型20の金型間のクリアランスCL2よりも大きく設定される。例えば、本成形型20の金型間のクリアランスCL2が5mmである場合には、予備成形型10の金型間のクリアランスCL1が10mmに設定される。これにより、以下の作用効果を得ることができる。
すなわち、プレボード30を本成形型20によっていきなり本成形した場合、本成形型20の金型間のクリアランスCL2が小さいために(図4参照)、プレボード30が、第3金型22の角部22aと、第4金型24の角部24aとの間にロックされてしまう。この場合、プレボード30が部分的に引き延ばされて薄肉になってしまう。
そこで、本実施形態では、プレボード30を本成形型20によって本成形する前に、プレボード30を予備成形型10によって予備成形している。これにより、プレボード30を本成形型20の型面に近い形状となるように予備成形することが可能であり、プレボード30が部分的に引き延ばされて薄肉になることを防止することが可能である。
なお、加熱工程では、プレボード30を加熱炉内で加熱するとともに、その加熱炉内でプレボード30を予備成形するのが好ましい。なぜなら、プレボード30を予備成形するためには、予備成形型10の型面を予め加熱しておく必要があるが、加熱炉内でプレボード30の予備成形を行うことによって、プレボード30とともに予備成形型10の型面をも同時に加熱することができるからである。この場合、予備成形型10の型面を加熱するための特別の装置(例えばヒーター等)が不要となるために、植物性繊維成形体40をより安価に製造することが可能となる。
予備成形型10の型面は加熱されているために、予備成形型10の型面にはプレボード30が付着しやすい。予備成形型10の型面にプレボード30が付着した場合、プレボード30の型抜きが困難になるとともに、予備成形型10の型面に熱可塑性樹脂がこびりついて植物性繊維成形体40の外観に悪影響を与えてしまうなどの問題がある。この問題を解決するために、本実施形態では、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することを防止する付着防止手段を設けている。
図6〜図17は、付着防止手段の具体例を示している。
図6、図7に示すように、予備成形型10の型面に網状部材50を設けることができる。これにより、プレボード30と予備成形型10の型面との接触面積を減らすことができるので、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することを防止することが可能となる。網状部材50としては、例えば、直径1mm程度のステンレス製の線材を網状に組んだものを用いることができる。予備成形型10の型面に網状部材50を取り付けるためには、例えば、溶接、ビス止めなどの方法を用いることができる。
図8、図9に示すように、予備成形型10の型面に網状の溝部52を形成することができる。これにより、プレボード30と予備成形型10の型面との接触面積を減らすことができるので、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することを防止することが可能となる。網状の溝部52は、例えば、幅1mm、深さ1mm程度の複数本の溝とすることができる。予備成形型10の型面に網状の溝部52を形成するためには、例えば、切削加工、レーザー加工などの方法を用いることができる。
図10、図11に示すように、予備成形型10の型面に熱風を吹き出す通風孔54を設けることができる。これにより、予備成形型10の型面からのプレボード30の剥離を促すことができるので、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することを防止することができる。予備成形型10の型面に通風孔54を形成するためには、例えば、ドリル加工やレーザー加工などを用いることができる。通風孔54の孔径は、例えば1mmとすることができる。通風孔54からは、プレボード30に含まれる熱可塑性樹脂繊維が溶融する温度以上に加熱された熱風(例えば180℃の熱風)を吹き出すのが好ましい。
図12〜図14に示すように、予備成形型10を構成する第2金型14を複数に分割するとともに、その複数に分割された第2金型14(14a、14b)をそれぞれ独立に移動させることのできる移動手段を設けることができる。移動手段としては、例えば、エアシリンダや油圧シリンダなどを用いることができる。これにより、予備成形型10を一部分ずつ順番に型開きすることが可能となるために、予備成形型10の全部を同時に型開きする場合よりも、予備成形型10の型面にプレボード30が付着しにくくなるという効果がある。
図15〜図17に示すように、予備成形型10の型面に複数の突起56を設けることができる。これにより、プレボード30と予備成形型10の型面との接触面積を減らすことができるので、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することを防止することができる。突起56の形状は、例えば、円錐状(図15参照)、円錐台状(図16参照)、半球状(図17参照)とすることができる。
また、予備成形型10の型面にテフロン加工等(テフロンは、登録商標)の摩擦低減処理を施しても良い。これにより、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することをより確実に防止することができる。
さらに、予備成形型10自体を、上記の網状部材50によって形成してもよい。つまり、ステンレス製の線材等からなる網状部材50を立体的に湾曲させることによって、網状部材50自体を予備成形型10として用いてもよい。これにより、プレボード30が予備成形型10の型面に付着することをより確実に防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、第1金型12及び第2金型14が左右方向に配置される例を示したが、第1金型12及び第2金型14が上下方向に配置されてもよい。また、第3金型22及び第4金型24が左右方向に配置される例を示したが、第3金型22及び第4金型24が上下方向に配置されてもよい。
(2)上記実施形態では、第1金型12及び第2金型14のクリアランスCL1が10mmであり、第3金型22及び第4金型24のクリアランスCL2が5mmである例を示したが、金型間のクリアランスの大きさはこれに限定されるものではない。
植物性繊維成形体の製造方法のフローチャートである。 プレボードを予備成形する工程の説明図である。 プレボードを予備成形する工程の説明図である。 プレボードを本成形する工程の説明図である。 プレボードを本成形する工程の説明図である。 予備成形型の型面に網状部材を取り付けた状態を示している。 予備成形型の型面に網状部材を取り付けた状態を示している。 予備成形型の型面に網状の溝部を形成した状態を示している。 予備成形型の型面に網状の溝部を形成した状態を示している。 予備成形型の型面に熱風を吹き出す通風孔を設けた状態を示している。 予備成形型の型面に熱風を吹き出す通風孔を設けた状態を示している。 予備成形型を複数に分割した状態を示している。 複数に分割した予備成形型をそれぞれ独立に移動させた状態を示している。 複数に分割した予備成形型をそれぞれ独立に移動させた状態を示している。 予備成形型の型面に円錐状の突起を設けた状態を示している。 予備成形型の型面に円錐台状の突起を設けた状態を示している。 予備成形型の型面に半球状の突起を設けた状態を示している。 従来の植物性繊維成形体の製造工程の説明図である。 従来の植物性繊維成形体の製造工程の説明図である。 従来の植物性繊維成形体の製造工程の説明図である。
符号の説明
10…予備成形型
20…本成形型
30…プレボード
40…植物性繊維成形体
50…網状部材
52…溝部
54…通風孔
CL1…予備成形型の金型間のクリアランス
CL2…本成形型の金型間のクリアランス

Claims (7)

  1. 植物性繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した材料を板状に成形したプレボードを、当該プレボードに含まれる前記熱可塑性樹脂繊維が溶融する温度以上に加熱する加熱工程と、加熱された前記プレボードを本成形型によって本成形する本成形工程と、を有する植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記加熱工程において、前記プレボードを前記本成形型よりも金型間のクリアランスが大きく設定されている予備成形型によって予備成形するものとされ、
    前記予備成形型は、突部を有する第1金型と、前記突部が嵌合可能な凹部を有する第2金型と、を備え、
    前記予備成形では、前記突部と前記凹部との間に前記プレボードを配することで、前記プレボードの一部を、前記第1金型及び前記第2金型の型閉じ方向に沿って延びる延設壁部として成形し、
    前記予備成形の際には、前記プレボードの前記一部が、前記第1金型及び前記第2金型のうち少なくとも一方との間で隙間を空ける形で配されていることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記加熱工程において、前記プレボードを加熱炉内で加熱するとともに、その加熱炉内で前記プレボードを予備成形することを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記プレボードが前記予備成形型の型面に付着することを防止する付着防止手段を備えることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  4. 請求項3に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面に取り付けられた網状部材であることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  5. 請求項3に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面に形成された網状の溝部であることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  6. 請求項3に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記付着防止手段は、前記予備成形型の型面から熱風を吹き出す通風孔であることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
  7. 請求項3に記載の植物性繊維成形体の製造方法であって、
    前記付着防止手段は、複数に分割された前記予備成形型をそれぞれ移動させることのできる移動手段であることを特徴とする、植物性繊維成形体の製造方法。
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