JP2003305706A - 木目調ボードおよびその製造方法、ボード成形品およびその製造方法 - Google Patents

木目調ボードおよびその製造方法、ボード成形品およびその製造方法

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JP2003305706A
JP2003305706A JP2002116432A JP2002116432A JP2003305706A JP 2003305706 A JP2003305706 A JP 2003305706A JP 2002116432 A JP2002116432 A JP 2002116432A JP 2002116432 A JP2002116432 A JP 2002116432A JP 2003305706 A JP2003305706 A JP 2003305706A
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Japan
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woodgrain
fiber
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Hironobu Iwasaki
広信 岩崎
Takashi Inao
隆嗣 稲生
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Araco Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Araco Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然繊維と熱可塑性樹脂繊維とを原料した木
目調ボード、およびの木目調ボードを用いたボード成形
品に木目調柄を安定的に形成させるのに有効な技術を提
供する。 【解決手段】 自動車のドアトリム等に用いるボード成
形品100は、木目調柄を有する木目調ボード層とケナ
フボード層とからなる。ボード成形品100は、混綿処
理(S10)、コーミング処理(S12)、熱プレス・
冷却処理(S14)を行うことで形成した木目調ボード
14と、混綿処理(S20)を行うことで形成したケナ
フマット20とを互いに積層させ、1次成形処理(S3
0)および2次成形処理(S40)を施すことで形成さ
れる。コーミング処理(S12)では、スライバー10
を櫛状部材を介してコーミングし、ケナフ繊維の繊維配
向を整える。これにより、熱プレス・冷却処理(S1
4)後の木目調ボード14にきれいな柾目柄を形成させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然繊維と熱可塑
性樹脂繊維とを原料とし木目調柄を有する木目調ボード
およびその木目調ボードを用いたボード成形品の製造技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の内装用基材として、例え
ば天然繊維を原料とした繊維ボードが使用される。この
種の繊維ボードの製造技術が、例えば特開2000−2
63519号公報に記載されている。この公報に記載の
技術では、まず天然繊維としてのケナフ繊維に接着剤を
分散させてマット化し繊維マットを形成させる。そし
て、この繊維マットを熱プレス処理することによって板
状の繊維ボードに成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
繊維ボードをドアトリム等に用いる場合、意匠面を木目
調とした見栄えのよい繊維ボード、とりわけきれいな柾
目柄を有する木目調の繊維ボードに対する要請がある。
そこで、本発明者らは、原料に用いる天然繊維自体の繊
維配向を利用することで、木目調柄を有する繊維ボード
を合理的に製造することが可能であると考え、この種の
繊維ボード成形技術について鋭意検討した。その検討の
結果、本発明者らは、天然繊維の繊維配向へテンション
をかけて形成したスライバーに、更に櫛状部材を用いて
コーミング処理を施すことにより、その後の熱プレス処
理によって成形される繊維ボードにきれいな柾目柄を形
成させることができることを見出すことに成功した。例
えば、上記公報に記載のように、天然繊維の繊維配向へ
テンションをかけることで繊維配向をある程度乱さない
ようにする技術を用いることも考えられるが、このよう
な技術は繊維配向を整えるという観点では不十分であ
り、熱プレス処理によって成形された後の繊維ボードに
きれいな柾目柄を安定して確実に形成させるのには限界
があった。
【0004】本発明では、天然繊維と熱可塑性樹脂繊維
とを原料した木目調ボード、およびの木目調ボードを用
いたボード成形品に木目調柄を安定的に形成させるのに
有効な技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の木目調ボードの製造方法は請求項1〜3に
記載の通りであり、本発明の木目調ボードは請求項4に
記載の通りである。また、本発明のボード成形品の製造
方法は請求項5および6に記載の通りであり、本発明の
ボード成形品は請求項7に記載の通りである。なお、こ
れら各請求項に係る発明は、天然繊維の繊維配向へテン
ションをかけて形成したスライバーに、更に櫛状部材を
介してコーミング処理を施し、熱プレス処理することに
よって、木目調ボードおよびこの木目調ボードを用いた
ボード成形品に、木目調柄を安定的に形成させるように
した技術である。本発明でいう「木目調柄」とは、まっ
すぐに通った柾目柄、柾目以外の板目柄等、木材の切口
面にあらわれる模様を広く含む主旨である。
【0006】請求項1に記載の木目調ボードの製造方法
では、少なくともコーミング処理工程および熱プレス処
理工程を行う。本発明のコーミング処理工程では、天然
繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなる1または複数のスラ
イバーを、複数の櫛歯を有する櫛状部材を介してその繊
維配向へコーミング処理する。ここでいう「スライバ
ー」は、例えば天然繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合し
たものにテンションを付与した状態で、いわゆるカード
機から引き出すことで得られる。このスライバーを更に
櫛状部材を介してその繊維配向へコーミング処理するこ
とで、その繊維配向を整えることができる。スライバー
の状態でも繊維配向にある程度規則性が見られる場合が
あるが、繊維配向を整えるという観点では不十分であ
り、櫛状部材によるコーミング処理によってはじめて繊
維配向を木目調柄を形成させるのに好適なものとするこ
とができる。また、例えば並列的ないし直列的に配列し
た複数のスライバーを合わせてコーミング処理すること
で、各スライバー間の目付けを均一化し1つのコーミン
グ処理体(繊維マット体)を形成させることができる。
なお、天然繊維としてケナフ靭皮から得られるケナフ繊
維を好適に用い、熱可塑性樹脂繊維としてポリプロピレ
ン樹脂繊維(PP樹脂繊維)やポリエチレン樹脂繊維
(PE樹脂繊維)を好適に用いる。このケナフ繊維は非
木材繊維であり、したがって針葉樹や広葉樹等を原料と
する木材繊維に比して、森林資源の保護、地球環境の改
善等のメリットが高い。ここでいう「天然繊維」には、
ケナフ、ヤシ、パーム、サイザル麻、マニラ麻、コウ
ゾ、ヘンプ、ワラ、バガス等を原料とする非木材繊維
や、針葉樹や広葉樹等を原料とする木材繊維、また機械
パルプ、化学パルプ、セミケミカルパルプ、及びこれら
のリサイクルパルプ、更には、これらのパルプを原料と
して合成される人造の各種セルロース系繊維等が広く含
まれる。
【0007】また、本発明の熱プレス処理工程では、コ
ーミング処理を施した後のコーミング処理体に対し熱プ
レス処理を行う。例えば、所定の加熱、加圧条件下で所
定時間、コーミング処理体を熱プレス(圧締)する。こ
の熱プレス処理では、熱源を例えば熱可塑性樹脂繊維の
軟化温度以上の加熱条件に設定する。これにより、コー
ミング処理体中の熱可塑性樹脂繊維が軟化して天然繊維
のバインダーとして作用する。その後、この圧締体を冷
却して固化させることで、天然繊維同士が結合されたボ
ードとすることができる。このボードは、天然繊維の繊
維配向に由来する木目調柄を有する木目調ボードであ
る。本発明では、櫛状部材によるコーミング処理を施す
ことにより、とりわけ木目調ボードにきれいな柾目柄を
安定的に形成させることができる。この木目調ボード
を、必要に応じて適宜他のボード類と組み合わせたうえ
で、木目調ボードの側を意匠面とすることによって、自
動車のドアトリム等に好適に用いることができる。な
お、この熱プレス処理は、所定のコーミング処理体のみ
に対して行ってもよいし、あるいはこのコーミング処理
体に別の繊維マット体を積層させたうえで行ってもよ
い。これにより、複数の積層体を一括してボード化させ
ることができ合理的である。以上のように請求項1に記
載の木目調ボードの製造方法によれば、木目調ボードに
木目調柄を安定的に形成させるのに有効である。
【0008】また、請求項1に記載のコーミング処理工
程では、請求項2に記載のようにスライバーを並列に複
数配置した状態でコーミング処理を施すのが好ましい。
このようなコーミング処理を行うことにより、各スライ
バー間の目付けが均一化されて形成されるコーミング処
理体の幅を可変とすることができる。すなわち、並列に
配置するスライバーの数を適宜選択することによって、
その後の熱プレス処理等によって形成される木目調ボー
ドの幅を任意に変えることが可能となる。従って、請求
項2に記載の木目調ボードの製造方法によれば、木目調
ボードの幅を可変とするのに有効である。
【0009】また、請求項3に記載の木目調ボードの製
造方法では、熱プレス処理前に、コーミング処理工程で
得られたコーミング処理体を、互いの繊維配向が異なる
ような向きに複数積層させる処理を行う。例えば、同種
類の2つのコーミング処理体を、互いの繊維配向が90
度異なるような向きに積層させた積層体を形成させる。
この積層体に前記したような熱プレス処理等を施すこと
によって、上層および下層で繊維配向が異なる木目調ボ
ードを得ることができる。このような木目調ボードは、
繊維配向が一様な木目調ボードに比して曲げ剛性が高
い。従って、請求項3に記載の木目調ボードの製造方法
によれば、剛性の高い木目調ボードを製造するのに有効
である。
【0010】また、請求項4に記載の木目調ボードは、
請求項1〜3のいずれかに記載した木目調ボードの製造
方法において所定の工程を順次実施することによって得
られる。これにより、例えば自動車のドアトリム等に好
適なきれいな柾目柄を有する木目調ボードを実現するこ
とができる。
【0011】また、請求項5に記載のボード成形品の製
造方法は、請求項4に記載の木目調ボードを用いてボー
ド成形品を製造する技術である。このボード成形品の製
造方法では、少なくとも接合処理工程を行う。この成形
処理工程では、木目調ボードと、天然繊維を用いて構成
される天然繊維ボードとを積層させて接合することでボ
ード成形品とする。この天然繊維ボードを構成する天然
繊維としては、本発明における木目調ボードと同様のケ
ナフ繊維を好適に用いる。ここでいう「接合」には、例
えば、木目調ボードと天然繊維ボードとを接着剤等によ
って互いに接着する態様、天然繊維および熱可塑性繊維
(バインダー)からなる繊維マット体を木目調ボードに
積層させ、熱プレス処理によって天然繊維をボード化さ
せるとともに木目調ボードと一体化させる態様等を広く
含むものとする。以上のように請求項5に記載したボー
ド成形品の製造方法によれば、木目調柄が安定的に形成
されたボード成形品を得るのに有効である。
【0012】また、請求項5に記載の接合処理工程で
は、請求項6に記載のような処理を行うのが好ましい。
すなわち、まず、木目調ボードに、天然繊維と熱可塑性
樹脂繊維とからなる繊維マット体を積層させて積層体を
形成させる。そして、この積層体を熱プレス処理するこ
とで繊維マット体をボード化させるとともに木目調ボー
ドと接合させて一体化させる。これにより、木目調柄が
安定的に形成されたボード成形品を得ることができる。
以上のように請求項6に記載したボード成形品の製造方
法によれば、繊維マット体のボード化と、木目調ボード
と繊維マット体との接合を一括して行うことができ合理
的である。
【0013】また、請求項7に記載のボード成形品は、
請求項5または6に記載したボード成形品の製造方法に
おいて所定の工程を実施することによって得られる。こ
れにより、例えば自動車のドアトリム等に好適なきれい
な柾目柄を有するボード成形品を実現することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態で
は、例えば自動車のドアトリム等に好適に用いるボード
成形品およびその製造技術等について説明する。ここ
で、図1は本発明の一実施の形態のボード成形品100
の製造手順を示す図である。図2はボード成形品100
の斜視図である。図3はカード機200による混綿処理
の概要を示す図である。図4はギル装置300によるコ
ーミング処理、圧延ローラー装置による熱プレス・冷却
処理等の概要を示す図である。図5は型部材D1,D2
による1次成形処理の概要を示す図である。図6は型部
材D3,D4による2次成形処理の概要を示す図であ
る。
【0015】図2に示すように、本実施の形態のボード
成形品100は、平板部100aの中央付近に凹部10
0bが形成された形状を有する。このボード成形品10
0は、木目調ボード層110とケナフボード層120が
互いに接合され一体化された2層構造になっている。木
目調ボード層110は後述するスライバー10に由来す
るものであり、ケナフボード層120は後述するケナフ
マット20に由来するものである。本実施の形態では、
これら木目調ボード層110およびケナフボード層12
0は、いずれもケナフの靭皮から得られるケナフ繊維
と、このケナフ繊維のバインダーとしてのポリプロピレ
ン樹脂繊維(以下、「PP樹脂繊維」という。)を原料
とするものである。なお、ボード成形品100は、木目
調ボード層110の表面に柾目柄(木目調柄)を有す
る。この柾目柄は、その原料であるケナフ繊維の繊維配
向に起因するものである。このようなボード成形品10
0を自動車のドアトリム等に用いる場合、木目調ボード
層110の表面を車内側の意匠面とすることで、意匠面
を柾目柄とした見栄えのよい内装とすることができる。
【0016】次に、このボード成形品100の製造方法
を図1〜図6に基づいて説明する。図1に示すように、
実施の形態のボード成形品100は、以下に詳述する混
綿処理工程、コーミング処理工程、熱プレス・冷却処理
工程、1次成形処理工程、2次成形処理工程を順次実施
することによって得られるものである。
【0017】〔混綿処理工程〕まず、この混綿処理工程
では、ステップS10の混綿処理によって、ケナフの靭
皮を100〜150mmにカットしたケナフ繊維(天然
繊維)と、PP樹脂繊維(熱可塑性樹脂繊維)とを混
綿、解繊し、篠状のスライバー10を形成させる。この
混綿処理を施すために、例えば図3中に概略構成を示す
カード機200を用いる。このカード機200は、表面
に複数の針状部材220を植えた回転ローラー210を
複数設けた既知の構成のものである。駆動機構(図示省
略)によって回転駆動される回転ローラー210に、ケ
ナフ繊維とPP樹脂繊維とを混合して作用させることに
よってこれら各繊維の混綿、解繊を行う。この解繊され
た処理物をテンション(引張り力)を付与した状態で引
き出すことにより、ケナフ繊維の繊維配向がある程度整
ったスライバー10を得ることができる。なお、その
他、このカード機200の詳細構成についての説明は省
略する。
【0018】一方、ステップS10と併行して、あるい
はステップS10と前後してステップS20の混綿処理
を行い、ケナフマット20を形成させる。このケナフマ
ット20は、スライバー10と同様にカード機200を
用いてケナフ繊維(天然繊維)と、PP樹脂繊維(熱可
塑性樹脂繊維)とを混綿、解繊することで得ることがで
きる。このケナフマット20が、本発明における繊維マ
ット体に対応している。
【0019】〔コーミング処理工程〕次に、このコーミ
ング処理工程では、ステップS10によって得られたス
ライバー10に対しステップS12のコーミング処理を
施し、柾目柄を有するマット状の木目調マット12を得
る。この木目調マット12が本発明におけるコーミング
処理体に対応している。このコーミング処理では、複数
本組み合わせた状態のスライバー10を櫛状部材を介し
てコーミングし、スライバー10におけるケナフ繊維の
繊維配向を更に整える。すなわち、きれいな柾目柄を有
する木目調ボードを得るためには、テンションが付与さ
れて繊維配向がある程度整えられたスライバーを用いる
だけでは不十分であり、本実施の形態のようなコーミン
グ処理が必要となる。また、このコーミング処理では、
複数のスライバー10を各スライバー間の目付けが均一
化された1つの木目調マット12にする。すなわち、本
実施の形態のコーミング処理では、スライバー10の繊
維配向を整えて強化する柾目化と、複数のスライバー1
0を1つの木目調マット12とするマット化の両方の作
用が付与されることとなる。
【0020】このようなコーミング処理を施すために、
例えば図4中に概略構成を示すギル装置300を用い
る。このギル装置300は、表面に複数の櫛状部材31
2(例えば、複数の櫛歯の櫛歯間隔が10mm程度のも
の)を取付けた回転ローラー310と、この回転ローラ
ー310を回転駆動させる駆動機構(図示省略)を有す
る。複数のスライバー10を並列に配置した状態で回転
ローラー310に作用させることによって、スライバー
10の柾目化とマット化を一度に行うことができる。例
えば、スライバー幅50mm、単位長さ重量20g/m
のスライバー10を並列に8本配置した状態で、例え
ば、送り速度30〜50m/分でギル装置300に通す
ことによって、マット幅400mm、面重量0.2kg
/m2の木目調マット12を得ることができる。なお、
櫛状部材312の数、形状等は必要に応じて種々変更可
能である。
【0021】〔熱プレス・冷却処理工程〕次に、この熱
プレス・冷却処理工程では、ステップS12のコーミン
グ処理で得られた木目調マット12に対しステップS1
4の熱プレス・冷却処理を施す。この熱プレス・冷却処
理では、所定の加熱、加圧条件下で所定時間、木目調マ
ット12を熱プレス(圧締)する。この熱プレス処理で
は、熱源を例えばPP樹脂繊維の軟化温度以上の加熱条
件に設定する。これにより、木目調マット12中のPP
樹脂繊維が軟化してケナフ繊維のバインダーとして作用
する。その後、この圧締体を冷却して固化させること
で、ケナフ繊維同士が結合され、木目調マット12を、
きれいな柾目柄を有するボード状の木目調ボード14に
成形することができる。この熱プレス・冷却処理工程が
本発明における熱プレス処理工程に対応している。
【0022】このような熱プレス・冷却処理を施すため
に、例えば図4中に概略構成を示す圧延ローラー装置4
00を用いる。この圧延ローラー装置400は、上側ベ
ルト機構410と下側ベルト機構420を有する。上側
ベルト機構410は、各々駆動機構(図示省略)によっ
て回転駆動される加熱用ローラー414、冷却用ローラ
ー416と、これら両ローラーを介して駆動されるスチ
ールベルト412とを有する。同様に、下側ベルト機構
420は、各々駆動機構(図示省略)によって回転駆動
される加熱用ローラー424、冷却用ローラー426
と、これら両ローラーを介して駆動されるスチールベル
ト422とを有する。スチールベルト412とスチール
ベルト422との間隔は、所望の木目調ボード14の厚
みに対応して設定され、例えば約1mmとすることがで
きる。木目調マット12は、駆動された状態の両スチー
ルベルトの間に挟み込まれることによって、熱プレス処
理および冷却処理が連続的に施されることとなる。この
ように圧延ローラー装置400を用いて連続的な処理を
行うことで、木目調ボード14の合理的な成形が可能と
なる。例えば、加熱用ローラー414,424側の温度
を230℃とし、冷却用ローラー416,426側の温
度を20℃とすることができる。その後、図4中に概略
構成を示すカット刃部材500によって木目調ボード1
4を所望の形状とすることができる。
【0023】〔1次成形処理工程〕次に、この1次成形
処理工程では、ステップS30の1次成形処理によっ
て、ステップS14で得られた木目調ボード14とステ
ップS20で得られたケナフマット20とからプレボー
ド30を形成させる。この1次成形処理は、例えば図5
に示すような熱プレス成形機600を用いて行うことが
できる。すなわち、木目調ボード14とケナフマット2
0とを積層させ、その積層体の両面に離型紙16を挟ん
だ状態で、型部材D1,D2を介して所定の加熱、加圧
条件下で所定時間、積層体を熱プレス(圧締)する。こ
の熱プレスでは、型部材D1,D2側を例えばPP樹脂
繊維の軟化温度以上の加熱条件に設定する。これによ
り、ケナフマット20中のPP樹脂繊維がケナフ繊維の
バインダーとして作用する。このとき、ケナフマット2
0がボード状のケナフボード22となるとともに、木目
調ボード14とケナフボード22とが一体化して接合さ
れプレボード30となる。例えば、成形条件としてトー
タル面重量を1.8kgとしたとき、型部材D1,D2
の温度を約230℃、内部温度200℃とし、成形時間
(型締め時間)を60秒とすることができる。なお、離
型紙16は、熱プレス後のプレボード30と型部材D
1,D2との分離を容易にするものであり、例えば樹脂
製シートを用いて構成される。
【0024】〔2次成形処理工程〕最後に、この2次成
形処理工程では、ステップS40の2次成形処理によっ
てプレボード30を最終的な製品であるボード成形品1
00に成形する。この2次成形処理は、例えば図6に示
すような冷間プレス成形機700を用いて行うことがで
きる。すなわち、離型紙16を剥がしたプレボード30
を、型部材D3,D4(賦形型)を介して所定の加圧条
件下で所定時間、冷間プレス(圧締)する。この冷間プ
レスは、熱プレス後のプレボード30がある程度の軟化
性を残した条件下で行う。これにより、プレボード30
を、型部材D3,D4の形状の対応した所望の形状のボ
ード成形品100に成形することができる。すなわち、
プレボード30の木目調ボード14に対応する箇所が木
目調ボード層110となり、プレボード30のケナフボ
ード22対応する箇所がケナフボード層120となる。
上記の1次成形処理および2次成形処理によって、本発
明の接合処理工程が構成されている。
【0025】なお、必要に応じて適宜、ボード成形品1
00に着色を施すことができる。例えば、原料であるケ
ナフ繊維自体に対し予め着色を施す第1の着色態様、成
形後のボード成形品100に対して着色を施す第2の着
色態様等がある。第1の着色態様では、ケナフ繊維を所
望の色に着色したうえで所定の各処理を実施すること
で、着色されたボード成形品100を得ることができ
る。このボード成形品100の表面に更に、クリアー塗
料を塗布することで光沢感を出す処理を施してもよい。
また、染料等で薄い茶色、濃い茶色に着色したケナフ繊
維とPP樹脂繊維とを混綿し、濃淡差をつけることもで
きる。第2の着色態様では、着色されていないボード成
形品100の表面に、クリアー塗料に顔料または染料を
混合したものを塗布することで、着色されたボード成形
品100を得ることができる。
【0026】以上のように、本実施の形態によれば、例
えば自動車のドアトリム等に好適なきれいな柾目柄を有
するボード成形品100を実現することができる。すな
わち、木目調ボード層110の表面を車内側の意匠面と
することで、意匠面を柾目柄とした見栄えのよい内装と
することができる。本実施の形態では、特に、ギル装置
300の櫛状部材312を用いたコーミング処理を行う
ため、木目調ボード14およびボード成形品100に安
定して確実な柾目柄を形成させるのに有効である。ま
た、本実施の形態によれば、スライバー10を並列に複
数配置した状態でコーミング処理を施すことで木目調マ
ット12を形成させるため、スライバー10の数を適宜
選択することによって、木目調ボード14の幅を任意に
変えることが可能である。また、本実施の形態によれ
ば、ボード成形品100を得るに際し、木目調ボード1
4にケナフマット20を積層させて1次成形処理および
2次成形処理を施すため、ケナフマット20のボード化
と、木目調ボード14とケナフマット20との接合を一
括して行うことができ合理的である。また、本実施の形
態によれば、天然繊維としてケナフ繊維、すなわち非木
材繊維を用いているため、針葉樹や広葉樹等を原料とす
る木材繊維に比して、森林資源の保護、地球環境の改善
等のメリットが高い。また、本実施の形態によれば、ス
ライバー10から木目調ボード14を得るまでの処理
を、ギル装置300、圧延ローラー装置400等を用い
て連続的に行うことができるため合理的である。
【0027】なお、本発明は上記の実施の形態のみに限
定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられ
る。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実
施することもできる。
【0028】(A)上記実施の形態では、木目調ボード
14とケナフマット20とからボード成形品100を得
る場合について記載したが、木目調ボード14自体をボ
ード成形品100とすることもできる。また、木目調ボ
ード14とされる前の木目調マット12とケナフマット
20を積層させ、この積層体をに1次成形処理を施すこ
とによってプレボード30とすることもできる。これに
より、複数の積層体を一括してボード化させることがで
き合理的である。
【0029】(B)また、本実施の形態のような一層構
造の木目調ボードにかえて、多層化構造を有する木目調
ボードを用いてもよい。ここで、多層化構造を有する木
目調ボード140を製造する場合を図7を参照しながら
説明する。図7は別の実施の形態の木目調ボード140
の製造過程の概要を示す図である。図7に示すように、
本実施の形態で得られた2つの木目調マット12を、繊
維配向が90度異なるように積層させ、多層木目調マッ
ト130を得る。この多層木目調マット130に対して
ステップS14と同様の熱プレス・冷却処理を施すこと
によって、多層化構造を有する木目調ボード140を形
成させることができる。この木目調ボード140は上層
と下層とで繊維配向が異なるため、同じ厚みの木目調ボ
ード14に比して曲げ剛性が高い。この木目調ボード1
40自体をボード成形品としてもよいし、あるいは本実
施の形態と同様にケナフマット20と組み合わせたボー
ド成形品としてもよい。なお、積層させる木目調マット
の数、木目調マットの種類、繊維配向が異なる角度等は
必要に応じて種々選択可能である。
【0030】(C)また、上記実施の形態では、スライ
バー10から木目調ボード14を得るまでの処理を、ギ
ル装置300、圧延ローラー装置400等を用いて連続
的に行う場合について記載したが、各々の処理を個別に
行うこともできる。
【0031】(D)また、上記実施の形態では、天然繊
維としてケナフ繊維を用い、熱可塑性樹脂繊維としてP
P樹脂繊維を用いる場合について記載したが、天然繊維
や熱可塑性樹脂繊維の種類はこれに限定されるものでな
く、必要に応じて種々変更可能である。この場合、天然
繊維と熱可塑性樹脂繊維の組み合わせに応じて熱プレス
・冷却処理時や1次成形処理時の成形条件を適宜設定す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天然繊維と熱可塑性樹脂繊維とを原料した木目調ボー
ド、およびの木目調ボードを用いたボード成形品に木目
調柄を安定的に形成させるのに有効な技術を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のボード成形品100の
製造手順を示す図である。
【図2】ボード成形品100の斜視図である。
【図3】カード機200による混綿処理の概要を示す図
である。
【図4】ギル装置300によるコーミング処理、圧延ロ
ーラー装置による熱プレス・冷却処理等の概要を示す図
である。
【図5】型部材D1,D2による1次成形処理の概要を
示す図である。
【図6】型部材D3,D4による2次成形処理の概要を
示す図である。
【図7】別の実施の形態の木目調ボード140の製造過
程の概要を示す図である。
【符号の説明】
10…スライバー 12…木目調マット 14…木目調ボード 20…ケナフマット 22…ケナフボード 30…プレボード 100…ボード成形品 110…木目調ボード層 120…ケナフボード層 200…カード機 300…ギル装置 312…櫛状部材 400…圧延ローラー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/54 D04H 1/54 B Q (72)発明者 稲生 隆嗣 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2B260 AA11 BA04 BA11 BA15 BA19 CA02 CB01 CD09 CD23 DA07 EA05 EA11 EB02 EB06 EB15 EC03 EC08 4L047 AA07 AA14 AA28 BA09 BB01 CA02 CA05 CA20 CB10 CC09 EA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然繊維と熱可塑性樹脂繊維とを原料と
    し木目調柄を有する木目調ボードの製造方法であって、 天然繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなるスライバーを、
    櫛状部材を介してその繊維配向へコーミング処理するコ
    ーミング処理工程と、 前記コーミング処理を施したコーミング処理体に対し熱
    プレス処理を行うことでこのコーミング処理体をボード
    化する熱プレス処理工程と、 を有することを特徴とする木目調ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した木目調ボードの製造
    方法であって、 前記コーミング処理工程では、前記スライバーを並列に
    複数配置した状態でコーミング処理を施すことを特徴と
    する木目調ボードの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した木目調ボー
    ドの製造方法であって、 前記コーミング処理体を、互いの繊維配向が異なるよう
    な向きに複数積層させ、この積層体を前記熱プレス処理
    工程で熱プレス処理することを特徴とする木目調ボード
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載した製造
    方法によって製造された木目調ボード。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の木目調ボードを用いた
    ボード成形品の製造方法であって、 前記木目調ボードと、天然繊維を用いて構成される天然
    繊維ボードとを積層させて接合することでボード成形品
    とする接合処理工程を有することを特徴とするボード成
    形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載したボード成形品の製造
    方法であって、 前記接合処理工程において、前記木目調ボードに、天然
    繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなる繊維マット体を積層
    させて積層体を形成させ、この積層体を熱プレス処理す
    ることで前記繊維マット体をボード化させるとともに前
    記木目調ボードと接合させて前記ボード成形品とするこ
    とを特徴とするボード成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載した製造方法に
    よって製造されたボード成形品。
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