JP2003154540A - 金型及び成形方法 - Google Patents

金型及び成形方法

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JP2003154540A JP2001359536A JP2001359536A JP2003154540A JP 2003154540 A JP2003154540 A JP 2003154540A JP 2001359536 A JP2001359536 A JP 2001359536A JP 2001359536 A JP2001359536 A JP 2001359536A JP 2003154540 A JP2003154540 A JP 2003154540A
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molded product
molds
molding
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Nobuhiro Shimane
伸浩 島根
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りと変形のない成形品を量産できる金型及
び成形方法を提供する。 【解決手段】 表裏面に複数の突片2をそれぞれ並べ備
え、各突片2の前後両端部それぞれに突部3を有する略
板形の成形品1を成形する金型であって、成形品1の表
裏面を成形する開閉可能な第一、第二の型10・11
と、第一、第二の型10・11の間に着脱自在に介在さ
れて成形品1の前後両端部を成形する中型20とを備え
る。中型20を第一、第二の型10・11の上下開閉方
向に分割して各分割中型20の成形面には突部3成形用
の勾配部24を傾斜形成し、表面前後部間の長さを
a、各突片2の前後突部3間の長さをLb、裏面前後部
間の長さをLcとしたとき、La<Lb、Lc<Lbの関係
となるよう成形品1を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも表面に
複数の突片を並べ備え、各突片の前後両端部それぞれに
突部を有する略板形の成形品を成形する金型及び成形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子、電池等の分野におい
ては、突片付きの成形品が電極等として使用される。こ
の成形品は、耐酸性の導電性物質を所定重量部以上含有
した成形材料を使用して基本的には薄板に成形され、表
裏面それぞれに複数の溝が並設されることにより、表裏
面それぞれに複数の突片が所定のピッチで等間隔に並設
される。このような成形品を成形する場合には、先ず、
金型を構成する第一、第二の型を用意してこれらの間の
製品形成部に成形材料を流し込み、第一、第二の型を型
締めしてプレスし、成形材料に所定の形状を転写する。
そして、第一、第二の型を所定時間加熱して冷却し、そ
の後、型開きすれば、成形品を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の成形方法は、以
上のようになされ、第一、第二の型を単にプレスして成
形品の表裏面それぞれに複数の突片を並設するに止まる
ので、第一、第二の型のいずれかに成形品が付着して脱
型が実に困難となり、量産に適さないという大きな問題
がある。また、成形品の脱型が容易とはいえない関係
上、成形品の取り出し時に反りと変形が生じ易いという
問題もある。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、反
りと変形のない成形品を量産することのできる金型及び
成形方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、少なくとも表面に複
数の突片を並べ備え、各突片の前後両端部それぞれに突
部を有する成形品を成形するものであって、上記成形品
の表裏面を成形する開閉可能な第一、第二の型と、これ
ら第一、第二の型の間に着脱自在に介在されて少なくと
も該成形品の前後両端部を成形する中型とを含み、この
中型を該第一、第二の型の開閉方向に分割して少なくと
も一の分割中型の成形面には上記突部成形用の勾配部を
形成したことを特徴としている。
【0006】なお、上記成形品を、表面前後部間の長さ
をLa、各突片の前後突部間の長さをLb、裏面前後部間
の長さをLcとしたとき、La<Lb、Lc<Lbの関係と
なるよう成形することができる。また、上記中型を、第
一、第二、第三の分割中型を上記第一、第二の型の開閉
方向に着脱自在に積み重ねることにより形成し、上記成
形品の成形後に該第一の分割中型を取り外して該第二の
分割中型に該第一の型を接触可能とすることもできる。
【0007】また、請求項4記載の発明においては、上
記課題を達成するため、少なくとも表面に複数の突片を
並べ備え、各突片の前後両端部それぞれに突部を有する
成形品を請求項1記載の金型により成形する方法であっ
て、第二の型に中型を取り付けて第一、第二の型間に成
形材料を充填し、これら第一、第二の型を型締めして成
形品を成形し、第一、第二の型を型開きして第二の型と
中型とを分離するとともに、この中型を分割して第二の
型側に位置する一の分割中型を少なくとも成形品の外周
前後両端部を保持する他の分割中型から離し、他の分割
中型から成形品を取り出すことを特徴としている。な
お、上記第一の型あるいは突出し治具を上記成形品の表
面に接触させて他の分割中型から成形品を取り出すこと
が好ましい。
【0008】ここで、特許請求の範囲における成形品
は、少なくとも表面に複数の突片を並べ備えたものであ
れば良く、表裏両面に複数の突片をそれぞれ並べ備えた
ものでも良い。突片に形成される突部は、断面く字形、
凸字形、傾斜辺、R付きの略半円形や略半楕円形等でも
良い。また、第一、第二の型の開閉方向は、上下方向で
も良いし、左右方向でも良い。中型は、成形品の前後両
端面を成形するものであれば限定されないが、枠形に形
成されて成形品の前後左右の外周部を成形するものでも
良い。この中型は、第一、第二、第三の分割中型により
形成されるのが好ましいが、第一の分割中型を省略する
こともできる。さらに、第一の型あるいは突出し治具を
成形品の表面に接触させる場合には、成形品の表面に直
接接触させても良いし、成形品の表面に緩衝材等を介し
間接的に接触させても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明すると、本実施形態における金型
は、図1ないし図10に示すように、成形品1の表裏面
を成形する開閉可能な第一、第二の型10・11と、こ
れら第一、第二の型10・11の間に着脱自在に介在さ
れて成形品1の前後両端部を成形する中型20とを備
え、電極等として使用される略板形の成形品1を成形す
るようにしている。
【0010】成形品1は、図1ないし図3に示すよう
に、ゴム、粉体、樹脂に、カーボンや黒鉛等からなる耐
酸性の導電性物質を所定重量部(例えば、70重量部)以
上含有した成形材料を使用して基本的には所定の肉厚を
有する正方形の硬い薄板に成形される。この成形品1
は、平坦な表裏面に平行な複数の溝が所定のピッチで等
間隔に並設されることにより、表裏面に複数の突片2が
所定のピッチで等間隔に並設され、各突片2の前後両端
部に断面略く字形に膨らんだ突部3がそれぞれ突出形成
される。
【0011】なお、複数の突片2については、成形品1
の表裏面前後方向にそれぞれ指向させても良いし、成形
品1の表裏面左右方向にそれぞれ指向させても良い。ま
た、表面の前後方向に並設するとともに、裏面の左右方
向に並設しても良い。逆に、表面の左右方向に並設する
とともに、裏面の前後方向に並設しても良い。
【0012】成形品1は、図2、図3に示すように、表
面(板部)前後部間の長さがLa、各突片2の前後突部3
間の長さがLb、裏面(板部)前後部間の長さがLcのと
き、L a<Lb、Lc<Lbの関係となるよう成形される。
また、成形品1は、表面側の突部長辺と傾斜辺との形成
する内角がθ1、裏面側の突部長辺と傾斜辺との形成す
る内角がθ2のとき、θ1=θ2の関係となるよう成形さ
れる。また、成形品1は、表面(板部)から上方の突部長
辺までの長さ(後述する第二、第三の分割中型22・2
3のパーティング面(合わせ面) PLから上方の突片長
辺までの長さでもある)がT1、裏面(板部)から下方の突
部長辺までの長さ(第二、第三の分割中型22・23の
パーティング面PLから下方の突片長辺までの長さ)がT
2のとき、T1>T2の関係となるよう成形される。
【0013】なお、θ1=θ2を前提にT1>T2の関係にな
るよう成形しても良いが、なんらこれに限定されるもの
ではない。例えば、T1=T2の関係を前提にθ1>θ2の関
係となるよう成形しても良い。
【0014】第一の型10は、図4ないし図10に示す
ように、金型用の各種鋼材を用いて断面略凸字形に形成
され、上型として成形品1の表面に凸部が複数の溝と突
片2を成形する。また、第二の型11は、金型用の各種
鋼材を用いて低い断面略凸字形に形成され、下型として
成形品1の裏面に凸部が複数の溝と突片2を成形する。
【0015】中型20は、図4ないし図10に示すよう
に、着脱自在の第一、第二、第三の分割中型21・22
・23が第一、第二の型10・11の上下開閉方向に着
脱自在に積層されることにより形成され、成形品1の成
形後に上方の第一の分割中型21が独立して取り外され
ることにより、中央の第二の分割中型22に下降する第
一の型10を接触させるよう機能する。第一、第二、第
三の分割中型21・22・23は、第二の型11の凹ん
だ表面外周部に位置する枠体や第二の型11の表面前後
部に位置し、間隔をおいて相対向する一対のプレート等
からなる。第一の分割中型21は、第一の型10と第二
の分割中型22とが密着した際、成形品1が第二の分割
中型22から強制的に離れる長さに形成され、例えば厚
さ0.3mmの金属板等が使用される。
【0016】第二、第三の分割中型22・23は、成形
面に断面略く字形の勾配部24が連続して傾斜形成され
てパーティング面PLを形成し、勾配部24が成形品1
の前後両端部を挟持して突部3を屈曲成形する。具体的
には、第二の分割中型22の勾配部24は、成形面の下
部に上方から下方に向かうにしたがい徐々に広がるよう
長く傾斜形成される。第三の分割中型23の勾配部24
は、成形面の上部に上方から下方に向かうにしたがい徐
々に狭まるよう短く傾斜形成される。
【0017】上記構成において、金型を使用して成形品
1を成形する場合には、先ず、第二の型11上に組み立
てた中型20を密着させて第一、第二の型10・11間
に成形材料を充填(図4参照)し、これら第一、第二の型
10・11を型締めして加熱加圧し、成形品1を成形す
る(図5参照)。こうして成形品1を成形したら、第一、
第二の型10・11を型開きするが、この際、成形品1
は、前後両端の突部3が第二、第三の分割中型22・2
3における勾配部24に接し、上下いずれの方向に対し
ても抜け勾配とは逆の勾配を有する面で挟持されるの
で、強固に保持される。これにより、成形品1は、第一
の型10から分離し、第二、第三の分割中型22・23
における勾配部24にそのまま残存保持される(図6参
照)。
【0018】次いで、中型20の第一の分割中型21を
取り外し(図7参照)、第二の型11と一体化した第二、
第三の分割中型22・23とを分離する。この際、成形
品1は、前後両端の突部3が第二、第三の分割中型22
・23における勾配部24に強固に挟持されるので、第
二の型11から分離し、第二、第三の分割中型22・2
3における勾配部24にそのまま残存する(図8参照)。
第二の型11と第二、第三の分割中型22・23とを分
離したら、第二、第三の分割中型22・23を分離する
が、この際、成形品1は、第二の分割中型22からの離
型抵抗が第三の分割中型23からの離型抵抗よりも大き
いので、換言すれば、θ1=θ2あるいはT1>T2の関係な
ので、第二の分割中型22に保持されたまま残存保持さ
れる(図9参照)。そしてその後、第二の分割中型22に
第一の型10を下降させて成形品1に圧接すれば、第二
の分割中型22から成形品1を製品として簡単に取り出
すことができる(図10参照)。
【0019】上記構成によれば、中型20に成形品1の
外周部のみを保持させ、この成形品1と第一、第二の型
10・11の溝形成部とを分離し、第一の型10を突出
し治具に利用して成形品1を取り出すので、第一、第二
の型10・11のいずれかに成形品1が付着することが
ない。したがって、突出しピンやストリッパープレート
等の離型装置を省略した脱型がきわめて容易となり、量
産化を図ることができる。また、成形品1の脱型が容易
になるので、成形品1の取り出し時に反りと変形が生じ
るのを大いに抑制防止することができる。
【0020】次に、図11ないし図15は本発明の第2
の実施形態を示すもので、この場合には、中型20の第
一の分割中型21を取り外した後の成形方法を変更する
ようにしている。具体的に説明すると、第一の分割中型
21を取り外したら(図11参照)、第一の型10を下降
可能な状態とし、この第一の型10を下降させて成形品
1に直接接触させる(図12参照)。こうして成形品1に
第一の型10を接触させたら、第二の型11を一体化し
た第二、第三の分割中型22・23から分離するが、こ
の際、成形品1は、前後両端の突部3が第二、第三の分
割中型22・23における勾配部24に強固に挟持され
るので、第二の型11から分離し、第二、第三の分割中
型22・23における勾配部24にそのまま残存する
(図13参照)。
【0021】次いで、第二、第三の分割中型22・23
を分離するが、この際、成形品1は、第二の分割中型2
2からの離型抵抗が第三の分割中型23からの離型抵抗
よりも大きいので、換言すれば、θ1=θ2あるいはT1
T2の関係なので、第二の分割中型22に保持されたまま
残存保持される(図14参照)。そしてその後、第二の分
割中型22に第一の型10を相対的に圧接すれば、第二
の分割中型22から成形品1を製品として簡単に取り出
すことができる(図15参照)。その他の部分について
は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。本
実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が
期待でき、しかも、成形方法の多様化が図れるのは明ら
かである。
【0022】次に、図16、図17は本発明の第3の実
施形態を示すもので、この場合には、第一、第二の分割
中型21・22を一体化し、第一、第二の型10・11
を型開きした後の成形方法を変更するようにしている。
具体的に説明すると、第一、第二の型10・11を型開
きし、第二、第三の分割中型22・23における勾配部
24に成形品1を保持させたら、第一の型10の代わり
に断面逆U字形の突出し治具12を下降可能な状態と
し、この突出し治具12を下降させて成形品1に直接接
触させる(図16参照)。こうして成形品1に突出し治具
12を接触させたら、第二の型11を一体化した第二、
第三の分割中型22・23から分離するが、この際、成
形品1は、前後両端の突部3が第二、第三の分割中型2
2・23における勾配部24に強固に挟持されるので、
第二の型11から分離し、第二、第三の分割中型22・
23における勾配部24にそのまま残存する。
【0023】次いで、第二、第三の分割中型22・23
を分離するが、この際、成形品1は、第二の分割中型2
2からの離型抵抗が第三の分割中型23からの離型抵抗
よりも大きいので、換言すれば、θ1=θ2あるいはT1
T2の関係なので、第二の分割中型22に保持されたまま
残存保持される(図16参照)。そしてその後、突出し治
具12を相対的に下降させれば、第二の分割中型22か
ら成形品1を簡単に脱型することができる(図17参
照)。その他の部分については、上記実施形態と同様で
あるので説明を省略する。本実施形態においても、上記
実施形態と同様の作用効果が期待でき、接触面積を縮小
したい場合等、第一の型10の使用に不都合があるとき
に有意義なのは明白である。
【0024】次に、図18、図19は本発明の第4の実
施形態を示すもので、この場合には、第一、第二の分割
中型21・22を一体化し、第一、第二の型10・11
を型開きした後の成形方法を変更するようにしている。
具体的に説明すると、第一、第二の型10・11を型開
きし、第二、第三の分割中型22・23における勾配部
24に成形品1を保持させたら、成形品1上にゴム板1
3を配置し、第一の型10の代わりにブロック形の突出
し治具12Aを下降可能な状態とし、この突出し治具1
2Aを下降させて成形品1にゴム板13を介して接触さ
せる(図18参照)。ゴム板13は、成形品1と略同じ肉
厚に成形され、成形品1よりも少々小さい外形寸法に形
成される。
【0025】成形品1に突出し治具12Aを間接的に接
触させたら、第二の型11を一体化した第二、第三の分
割中型22・23から分離する。この際、成形品1は、
前後両端の突部3が第二、第三の分割中型22・23に
おける勾配部24に強固に挟持されるので、第二の型1
1から分離し、第二、第三の分割中型22・23におけ
る勾配部24にそのまま残存する。
【0026】第二の型11を分離したら、第二、第三の
分割中型22・23を分離するが、この際、成形品1
は、第二の分割中型22からの離型抵抗が第三の分割中
型23からの離型抵抗よりも大きいので、換言すれば、
θ1=θ2あるいはT1>T2の関係なので、第二の分割中型
22に保持されたまま残存保持される(図18参照)。そ
してその後、突出し治具12Aを相対的に下降させれ
ば、第二の分割中型22から成形品1を簡単に脱型する
ことができる(図19参照)。その他の部分については、
上記実施形態と同様であるので説明を省略する。本実施
形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が期待
でき、ゴム板13により成形品表面の損傷防止が図れる
のは明白である。
【0027】次に、図20、図21は本発明の第5の実
施形態を示すもので、この場合には、各突片2の前後両
端部に尖った突部3を突出形成するのではなく、略階段
状に角張った断面略凸字形の突部3をそれぞれ突出形成
するようにしている。成形品1は、同図に示すように、
表面(板部)前後部間の長さがLa、各突片2の前後突部
3間の長さがLb、裏面(板部)前後部間の長さがLcのと
き、La<Lb、Lc<Lbの関係となるよう成形される。
また、成形品1は、第二、第三の分割中型22・23の
パーティング面PLから上方の突片長辺までの長さが
T1、第二、第三の分割中型22・23のパーティング面
PLから下方の突片長辺までの長さがT2のとき、T1>T2
の関係となるよう成形される。その他の部分について
は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。本
実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が
期待でき、成形品1の多品種化が実現できるのは明白で
ある。
【0028】次に、図22ないし図26は本発明の第6
の実施形態を示すもので、この場合には、表面に複数の
突片2を表面の前後方向に所定のピッチで等間隔に並設
するとともに、裏面に複数の突片2を裏面の左右方向に
所定のピッチで等間隔に並設するようにしている。この
場合、勾配部24は、第二の分割中型22の成形面前後
に図25に示すように傾斜形成され、第三の分割中型2
3の成形面両側に図26に示すように傾斜形成される。
その他の部分については、上記実施形態と略同様である
ので説明を省略する。本実施形態においても、上記実施
形態と同様の作用効果が期待できるのは明白である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反りと変
形のない成形品を効率的に量産することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける成形品を示す平面説明図である。
【図2】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける成形品を示す説明図である。
【図3】図2のIII部を拡大して示す要部説明図であ
る。
【図4】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第二の型に中型を密着させて第一、第二の型間に成
形材料を充填する状態を示す断面説明図である。
【図5】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第一、第二の型を型締めして成形品を成形する状態
を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第一、第二の型を型開きする状態を示す断面説明図
である。
【図7】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第一の分割中型を取り外す状態を示す断面説明図で
ある。
【図8】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第二の型と第二、第三の分割中型とを分離する状態
を示す断面説明図である。
【図9】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態にお
ける第二、第三の分割中型を分離する状態を示す断面説
明図である。
【図10】本発明に係る金型及び成形方法の実施形態に
おける第二の分割中型から成形品を取り出す状態を示す
断面説明図である。
【図11】本発明に係る金型及び成形方法の第2の実施
形態における第一の分割中型を取り外した状態を示す断
面説明図である。
【図12】本発明に係る金型及び成形方法の第2の実施
形態における第一の型を成形品に接触させる状態を示す
断面説明図である。
【図13】本発明に係る金型及び成形方法の第2の実施
形態における第二の型を第二、第三の分割中型から分離
する状態を示す断面説明図である。
【図14】本発明に係る金型及び成形方法の第2の実施
形態における第二、第三の分割中型を分離する状態を示
す断面説明図である。
【図15】本発明に係る金型及び成形方法の第2の実施
形態における第二の分割中型に第一の型を接触させ、第
二の分割中型から成形品を取り出す状態を示す断面説明
図である。
【図16】本発明に係る金型及び成形方法の第3の実施
形態における突出し治具を下降させて成形品に直接接触
させる状態を示す断面説明図である。
【図17】本発明に係る金型及び成形方法の第3の実施
形態における突出し治具を下降させ、第二の分割中型か
ら成形品を取り出す状態を示す断面説明図である。
【図18】本発明に係る金型及び成形方法の第4の実施
形態における突出し治具を下降させて成形品にゴム板を
介し接触させる状態を示す断面説明図である。
【図19】本発明に係る金型及び成形方法の第4の実施
形態における突出し治具を下降させ、第二の分割中型か
ら成形品を取り出す状態を示す断面説明図である。
【図20】本発明に係る金型及び成形方法の第5の実施
形態における成形品を示す説明図である。
【図21】図20の丸で囲んだ要部を示す拡大説明図で
ある。
【図22】本発明に係る金型及び成形方法の第6の実施
形態における成形品を示す説明図である。
【図23】図22の丸で囲んだ要部を示す拡大説明図で
ある。
【図24】本発明に係る金型及び成形方法の第6の実施
形態における成形品を示す平面説明図である。
【図25】図24のX‐X線断面に沿う中型断面を示す
説明図である。
【図26】図24のY‐Y線断面に沿う中型断面を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 成形品 2 突片 3 突部 10 第一の型 11 第二の型 12 突出し治具 12A 突出し治具 20 中型 21 第一の分割中型 22 第二の分割中型(他の分割中型) 23 第三の分割中型(一の分割中型) 24 勾配部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面に複数の突片を並べ備
    え、各突片の前後両端部それぞれに突部を有する成形品
    を成形する金型であって、 上記成形品の表裏面を成形する開閉可能な第一、第二の
    型と、これら第一、第二の型の間に着脱自在に介在され
    て少なくとも該成形品の前後両端部を成形する中型とを
    含み、この中型を該第一、第二の型の開閉方向に分割し
    て少なくとも一の分割中型の成形面には上記突部成形用
    の勾配部を形成したことを特徴とする金型。
  2. 【請求項2】 上記成形品を、表面前後部間の長さをL
    a、各突片の前後突部間の長さをLb、裏面前後部間の長
    さをLcとしたとき、La<Lb、Lc<Lbの関係となる
    よう成形した請求項1記載の金型。
  3. 【請求項3】 上記中型を、第一、第二、第三の分割中
    型を上記第一、第二の型の開閉方向に着脱自在に積み重
    ねることにより形成し、上記成形品の成形後に該第一の
    分割中型を取り外して該第二の分割中型に該第一の型を
    接触可能とした請求項1又は2記載の金型。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面に複数の突片を並べ備
    え、各突片の前後両端部それぞれに突部を有する成形品
    を請求項1記載の金型により成形する方法であって、 第二の型に中型を取り付けて第一、第二の型間に成形材
    料を充填し、これら第一、第二の型を型締めして成形品
    を成形し、第一、第二の型を型開きして第二の型と中型
    とを分離するとともに、この中型を分割して第二の型側
    に位置する一の分割中型を少なくとも成形品の外周前後
    両端部を保持する他の分割中型から離し、他の分割中型
    から成形品を取り出すことを特徴とする成形方法。
  5. 【請求項5】 上記第一の型あるいは突出し治具を上記
    成形品の表面に接触させて他の分割中型から成形品を取
    り出す請求項4記載の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009255329A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Toyota Boshoku Corp 植物性繊維成形体の製造方法
JP2010058362A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Toppan Printing Co Ltd 成形装置

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