JP5211720B2 - 穀粒乾燥機 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1記載の発明は、張込穀粒を循環させる循環手段と、該循環手段で循環中の穀粒からサンプル穀粒を取得してその水分を測定する水分計(20)とを設けた穀粒乾燥機において、前記水分計(20)は乾燥制御を行なうため乾燥作業中に定期的に穀粒水分値を検出する乾燥制御用水分測定と、張込穀粒全体の水分むら状態を把握するため張込穀粒全体から設定間隔毎に代表水分値を測定する水分むら把握用水分測定とを行う構成とし、前記張込穀粒全体の水分むらの状態から、水分むらを所定幅内に収束するのに必要な予定循環時間(H)を演算すると共に、該予定循環時間(H)に対応する乾燥速度を選択し、乾燥目標水分値まで乾燥制御する水分むら解消モードを設けたことを特徴とする穀粒乾燥機とする。
また、請求項3記載の発明は、最も遅い乾燥速度による乾燥時間が、前記予定循環時間(H)を越えない場合には、予定循環時間(H)から乾燥時間を差し引いた時間、通風循環を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の穀粒乾燥機とする。
穀粒乾燥機は、その正面図および側断面図をそれぞれ図1、図2に示すように、その機枠1の内部に上から貯留室2、乾燥部3、集穀室4の順に形成し、その外周部に設けた昇降機5の駆動によって穀粒を循環させながら、バーナ6の燃焼と吸引ファン7とにより発生する熱風を乾燥部3で浴びせて乾燥する公知の形態である。
上記穀粒乾燥機は、貯留室2に張込まれた穀粒を循環しつつ設定の乾燥速度(乾減率)に沿って乾燥部3に乾燥熱風を供給する乾燥循環運転により乾燥目標水分まで順次乾燥処理する後述の運転制御部19を備えて構成され、この運転制御部19は、貯留室2の張込み穀粒を1循環させる間に張込量に応じた複数回の異なるタイミングでサンプル穀粒の水分値を測定する一巡測定(水分むら把握用水分測定)を行い、この一巡測定によって得られた張込み穀粒の縦方向水分値分布からその水分むらの程度を把握し、この水分むらを穀粒の循環によって解消し所定幅内に収束するために要する予定循環時間を算出し、この予定循環時間で乾燥目標水分に至る乾燥速度により乾燥循環運転を行う。
図4は上記制御のための制御構成ブロック図を示し、上記操作盤12を有する制御ボックスに内蔵する運転制御部19には上記スイッチ類からの設定情報のほか、水分計20の穀粒水分検出情報、昇降機5の投げ出し部における穀粒検出情報、熱風温度検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バーナ6の燃焼系信号、例えば燃料供給信号,その流量制御信号、あるいは上下移送螺旋10,9、昇降機5、ロータリバルブ(繰出バルブ)8等の穀粒循環系モータ制御信号、吸引ファン7のモータ制御信号、操作盤12への表示出力等がある。
(制御処理)
次に、上記構成の穀粒乾燥機における運転制御部19の制御処理について、フローチャートに沿って説明する。
本実施の形態のフローチャートの一例について下記の通り説明する。
LV1 −2.1
LV1 −0.8
LV1 +1.5
LV2 +1.9
LV3 +0.8
LV4 −1.6
LV5 −1.9
LV6 +2.2
LV7 +0.9
LV8 +1.7
LV9 −1.6
LV10 −1.4
ここで、水分むら係数Xは連続して隣接する層の総和の絶対値が一番大きい数字であるLV1(+1.5)とLV2(+1.9)とLV3(+0.8)の総和の絶対値4.2となる。すなわち、このあたりの層のむらが一番大きいと判断し、この大きな水分むらを収束するだけの循環時間を算出すれば他の層の水分むらも収束できるとするものである。
(水分バラツキの収束予測)
次に、乾燥後の測定粒別バラツキの収束を予測算出する方法を説明する。1粒水分計を備えて複数穀粒を測定する1回または複数回の測定によって水分バラツキを算出する手段と、その測定時の穀温を直接的または間接的に検出する手段と、これら両手段により規定偏差まで収束する所要時間をあらかじめ備えた穀粒種別、穀温レベルにより、異なるデータより算出する手段と、その結果を表示する手段とによって構成する。
試験結果によれば、あるバラツキ偏差から1%のバラツキ偏差まで到達する時間は、麦、籾とも同程度であり、偏差値が分かれば1%になる時間を予測できる。偏差と収束時間の関連表を作成して表示させる。
(良質米乾燥)
次に、図9のフロー5に基づいて、水分むらの解消のための乾燥作業を終了させた後の良質米乾燥のための制御モードについて説明する。
仕上がり状態の配慮に関しては、熱風乾燥停止時に穀温を測定し、外気温度近辺(外気温度+5℃以下程度)まで穀温を低下すべく穀温を検出し、その結果より通風循環を実行(通常、1〜2循環で低下する。)する。
(乾燥制御)
全自動による乾燥制御については、籾摺り開始時刻を入力し、乾燥開始することで水分むら制御を含め、冷却もする全自動モードのフローを定める。全自動モードは乾燥工程を乾燥機に全て任せる制御モードであり、仕上がり時刻(籾摺り時刻)を指定して仕上げるように、時計を備えて時刻を認識でき、乾燥機内全体の水分むらを測定把握する従前の機能、仕上がり時刻を指定入力できる構成を備えた穀粒循環型乾燥機において、乾燥開始により必要乾燥速度(開始時刻、仕上がり要求時刻、初期平均水分、仕上がり設定水分より算出)を算出する算出手段と、1〜2循環の仕上がり後の冷却時間を算出する算出手段と、また、開始後1循環分の水分むら測定で、水分むらにより乾燥時間(循環回数)を長くする必要の有無を判定する手段とによって構成する。
(均一化制御)
次に、仕上げ水分の均一化制御として、乾燥仕上げ近辺では張込量にかかわらず、燃焼量を一定値以下に制御する(仕上がり時に1循環の平均水分を求め、この値で停止制御する)方法について説明する。
3 乾燥部
19 運転制御部
20 水分計
H 予定循環時間
Hn 乾燥時間
K 通風循環時間
LVn 層
Mn 水分値
αn 予定乾燥速度
Claims (3)
- 張込穀粒を循環させる循環手段と、該循環手段で循環中の穀粒からサンプル穀粒を取得してその水分を測定する水分計(20)とを設けた穀粒乾燥機において、
前記水分計(20)は乾燥制御を行なうため乾燥作業中に定期的に穀粒水分値を検出する乾燥制御用水分測定と、張込穀粒全体の水分むら状態を把握するため張込穀粒全体から設定間隔毎に代表水分値を測定する水分むら把握用水分測定とを行う構成とし、
前記張込穀粒全体の水分むらの状態から、水分むらを所定幅内に収束するのに必要な予定循環時間(H)を演算すると共に、該予定循環時間(H)に対応する乾燥速度を選択し、乾燥目標水分値まで乾燥制御する水分むら解消モードを設けたことを特徴とする穀粒乾燥機。 - 水分むら解消モードを選択する水分むら解消スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の穀粒乾燥機。
- 最も遅い乾燥速度による乾燥時間が、前記予定循環時間(H)を越えない場合には、予定循環時間(H)から乾燥時間を差し引いた時間、通風循環を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の穀粒乾燥機。
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