JP2017227343A - 穀物乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、休止乾燥のように、燃焼バーナを燃焼させない非乾燥による運転の場合に、外気湿度が高いと穀物が必要以上に吸湿し、そのまま放置すると品質が劣化するのを防止することを課題とする。【解決手段】穀物を張り込む貯留室(1)と、穀物を乾燥する乾燥室(2)と、張込穀物の重量を検出する重量計(12)を備える穀物乾燥機において、設定水分値に到達するまで乾燥運転を行った後、休止乾燥を行い、次いで目標水分値まで乾燥運転を行う場合に、休止乾燥開始時の張込穀物の重量を記憶し、休止乾燥開始から設定時間経過後に、穀物重量が設定以上増加をしたことを重量計(12)が測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部(S)を備えたことを特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、穀物乾燥機に関する。
特許文献1には、水分計と重量計を備えた穀物乾燥機が記載されている。
この穀物乾燥機は目標水分値に到達したことを水分計で検出すると乾燥運転が終了するが、乾燥運転中は重量計により、乾燥速度を調節している。
特許文献2には、中間水分値(例えば18%)で乾燥運転を一旦停止し、設定時間乾燥を停止させて穀物を調質する休止乾燥が記載されている。
特開昭61−213481号公報 特開平4−244241号公報
休止乾燥のように、燃焼バーナを燃焼させない非乾燥による運転の場合に、外気湿度が高いと穀物が必要以上に吸湿し、そのまま放置すると品質が劣化する場合がある。しかしながら、穀物の吸湿状態は目に見えないので判別しにくい。特に、前述の通風運転や休止乾燥は夜間に行うことも多いのでオペレータにとって分かりにくい。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とする。
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、非乾燥運転時に、穀物重量が設定以上増加をしたことを重量計が測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項2記載の発明は、前記非乾燥運転時は通風運転又は休止乾燥であることを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥機とする。
請求項3記載の発明は、穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、張込運転終了後に張込穀物の重量の測定結果を記憶し、張込運転終了後に通風運転を行った場合に、通風運転の開始から設定時間経過後に設定重量以上増加をしたことを測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項4記載の発明は、穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、設定水分値に到達するまで乾燥運転を行った後、休止乾燥を行い、次いで目標水分値まで乾燥運転を行う場合に、休止乾燥開始時の張込穀物の重量を記憶し、休止乾燥開始から設定時間経過後に、穀物重量が設定以上増加をしたことを重量計が測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項5記載の発明は、制御部とオペレータの携帯端末とを通信で接続し、前記吸湿の旨の情報を携帯端末に送信することを特徴とする請求項1から請求項4いずれか記載の穀物乾燥機とする。
請求項6記載の発明は、非乾燥運転時に設定時間内に設定以上の重量の増加については、前記吸湿の重量にカウントしない制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5いずれか記載の穀物乾燥機とする。
これにより、外乱による重量の変動を適切に処理することができる。
本発明により、非乾燥運転時における穀物の吸湿情報を適切に報知することで、吸湿による穀物の品質劣化の防止を行うことができる。
穀物乾燥機の斜視図 側面から見た穀物乾燥機の内部を説明する図 正面から見た穀物乾燥機の内部を説明する図 循環機構を示す図 操作盤図 昇降機に取り付けられている水分計の内部を説明する図 水分値と乾燥運転時間及び穀物重量と乾燥運転時間の関係を示すグラフ 図7のグラフを表にした図 フローチャート ブロック図
本発明の実施の形態の穀物乾燥機について説明する。
箱体H内に穀物を貯留する貯留室1と、穀物を乾燥する乾燥室2を設ける。乾燥室2は燃焼バーナ17による熱風が通過する熱風室3と、熱風及び穀物が通過する流下通路4と流下通路4を通過した熱風が排風ファン5で吸引される排風室6を設ける。
乾燥室2の下部には、乾燥室2内の穀物を繰り出すロータリバルブ7を設け、ロータリバルブ7の下方には、穀物を正面側に移送する下部ラセン8を設ける。箱体Hの正面側には穀物を揚穀するバケット9a式の昇降機9を設け、箱体Hの上部には昇降機9で揚穀された穀物を貯留室1へ移送する上部ラセン10を設ける。上部ラセン10の移送終端側には穀物を貯留室1内に拡散する拡散羽根を設ける。本実施の形態では下部ラセン8と、昇降機9と、上部ラセン10と、拡散羽根15と、ロータリバルブ7の駆動により穀物を循環させる循環式の穀物乾燥機であり、前述の循環させるための部材を総称して循環機構Jと呼ぶ。
昇降機9にはバケット9aから毀れた穀物を収容し、水分値を測定する水分計11を設ける。水分計11は一対の圧砕ロール11aで穀物を圧砕して水分を測定する。
箱体Hの底部には重量計12を設ける。重量計12は箱体Hの四隅に設け、張込穀物の張込重量を検出可能に構成する。具体的には例えばロードセルを利用する。
箱体Hの正面側には制御部Sを内蔵する操作盤13を設ける。操作盤13には、昇降機9の取り付ける張込ホッパ14に張り込んだ穀物を昇降機9及び上部ラセン10で貯留室1に移送する張込運転をするための張込スイッチ20と、排風ファン5と循環機構Jを駆動して穀物を通風しながら循環運転させるための通風スイッチ21と、燃焼バーナ17と排風ファン5と循環機構Jを駆動して穀物の乾燥運転を行う乾燥スイッチ22と、乾燥運転終了後に循環機構Jを駆動すると共に、昇降機9の上部の排出シャッタ16を排出側に切り換えて張込穀物を機外に排出する排出運転を行う排出スイッチ23を設ける。また、張込運転、通風運転、乾燥運転、排出運転を停止させる停止スイッチ24を設ける。
また、目標とする水分値を設定する目標水分設定スイッチ25と、乾燥速度を設定する乾燥速度設定スイッチ26と、穀物品種を設定する穀物品種設定スイッチ27を画面28に設ける。重量計12による乾燥運転から水分計11による乾燥運転に切り換る設定水分値を変更するための設定水分値調節スイッチ30を設ける。
また、画面28は、前述の目標水分値等の乾燥運転条件を設定する画面と、乾燥運転中の各種情報を表示する画面に切換え可能に構成している。
また、特に乾燥運転中に表示が必要な熱風温度・水分値・残り乾燥運転時間を交互に表示するインジケータ式の表示器29を設ける。
次に、乾燥運転について説明する。
オペレータが乾燥条件を設定して、乾燥スイッチ22をONすると、燃焼バーナ及び循環機構Jが駆動を開始し、穀物は循環しながら乾燥室2で熱風に晒され乾燥運転が開始する。
本実施の形態では、穀物品種は籾で、目標水分値は15%で、乾燥速度は「はやい(乾減率1.0%/h)」とする。そして重量計12で測定した張込穀物量を5000Kgとする。また、乾燥運転開始時に水分計11で測定した水分値は25%とする。
図7及び図8は穀物重量と乾燥運転時間、及び水分値と乾燥運転時間の関係を示す一例である。そして、前述の目標水分値と乾燥速度と穀物重量と乾燥運転開始時の水分値(初期水分値)が制御部Sに入力されると、図7のような水分値と乾燥運転時間の基準線(イ)と、穀物重量と乾燥運転時間の基準線(ロ)が作成され、当該基準線に沿った乾燥運転がなされる。なお、基準線の基になる各種データは予め制御部Sにいわゆるテーブルデータとして設定されている。
水分計11は、穀物水分値が高いと穀物水分のバラツキが大きいため測定精度が低下する。そのため、乾燥運転開始時に張込穀物の水分値が設定水分値以上の場合の乾燥運転は、水分計11による水分値データを設定時間毎に画面28に表示するが、乾燥運転は重量計12の重量データに基づいて行う。そして設定水分値に到達すると、穀物水分のバラツキが小さくなり水分計11の測定精度が良好になるため、水分計11による水分値データに基づく乾燥運転に切り換る。本実施の形態では前記設定水分値を18%に設定している。
すなわち、図9に示す通り、穀物が18%に到達するまでは重量計12の重量データに基づく乾燥運転を行う(基準線(ロ)に沿う乾燥制御を行う)。そして、18%に到達すると、水分計11に基づく乾燥運転に切り換る(基準線(イ)に沿う乾燥制御に切り換る)。そして、目標水分値に到達するまで乾燥運転が継続される。なお、ここでは、重量計12に基づく乾燥運転から水分計11に基づく乾燥運転に自動的に切り替わる乾燥運転について説明しており、図9の休止乾燥については後述する。
水分計11に基づく乾燥運転が目標水分値である15%まで到達すると、燃焼バーナ17は停止し、設定時間(例えば20分)通風運転による燃焼バーナ17及び穀物を冷却する冷却運転(いわゆるポストパージ)が行われる。
オペレータが、乾燥運転終了時の穀物の状態から、さらに、もう少し乾燥させたいと判断したら、追い乾燥運転を行う。この場合には、目標水分設定スイッチ25で追い乾燥用目標水分値(例えば14%)を設定し、再び乾燥スイッチ22をONすると追い乾燥運転が開始する。追い乾燥運転は、乾燥運転終了時の水分値と追い乾燥用目標水分値の差から除去する水分量を演算し、重量計12に基づく乾燥制御がなされる。すなわち、重量計12が目標とする重量(本実施の形態では図8の4485kg)を検出すると追い乾燥運転は停止する。追い乾燥運転で、水分計11に基づく乾燥運転を行うと、水分計11は張込穀物全体の中のあるポイントにおける水分値を測定するため、張込穀物の層毎の水分値に斑やバラツキが大きいと、追い乾燥運転後すぐに14%を測定して乾燥運転が停止することにより張込穀物全体の乾燥状態が不十分になったり、水分計11が14%を測定するまで必要以上長い運転時間要することで過乾燥になることを防止するためである。
また、従来のタイマーに基づく追い乾燥運転によるとオペレータの勘に頼るためオペレータの意図する乾燥ができないという欠点があったが、重量計12に基づく乾燥を行うことで、除去する必要にある水分量を乾燥させることができる。また、通常の乾燥運転の終了時の水分値と追い乾燥用目標水分値との差から追い乾燥で除去する必要のある水分量を演算したうえで乾燥させることができるので精度の高い乾燥制御を行うことができる。
乾燥運転又は追い乾燥が終了した後、オペレータが排出スイッチ23を操作すると排出運転がなされ、貯留室1及び乾燥室2内の穀物は循環機構Jの駆動により、昇降機9から排出シャッタ16を介して機外に排出される。水分計11では昇降機9で搬送される穀物からサンプル穀物を採取し、穀物有、即ち排出運転であることを判定する。そして、排出する穀物が無くなり、水分計11が設定時間(例えば2分)サンプル穀物を採取できないことを検出すると、排出する穀物が無いと判定し、排出運転を自動的に停止する。もちろん、オペレータが停止スイッチ24を操作して停止させても良い。
次に、重量計12による特徴的な構成を説明する。
重量計12の測定及び表示のタイミングについて説明する。
画面28には、各種データが表示されるので、重量データも張込運転・乾燥運転・排出運転毎に適切なタイミングで表示されることが望ましい。オペレータが最も重量表示を頻繁に見る必要のある工程は張込運転時である。オペレータは張込重量を見ながら次に行うコンバイン等の収穫の作業工程を判断するためである。そのため、張込運転時には最も頻繁に重量計12による測定データを表示する(例えば10秒毎、又はリアルタイムで表示しても良い)。
次に、オペレータが重量表示を見る必要がある工程は、排出運転である。排出運転時には、オペレータが排出完了までの残時間を推定するために残りの穀物重量を見るためである。もっとも、張込運転よりは見る頻度は小さいので張込運転よりは長い間隔で表示する(例えば30秒毎)。
乾燥運転中は、オペレータが穀物乾燥機の前に居ないことが多いため、重量表示の間隔は長くても差し支えない(例えば10分毎)。
このように、重量計12の測定及び表示のタイミングを運転の工程毎に可変することで適切なタイミングで測定及び表示ができる。
次に、張込運転時の重量計12の特徴について説明する。
前述の排出運転の自動停止又は、オペレータの停止による排出停止情報を制御部Sで記憶しておく。そして、次の張込運転の際に張込スイッチ20を操作すると、重量計12のデータをリセットする。本来、排出運転終了後には穀物が無いので重量計12はゼロになるはずだが、実際には、穀物や塵埃等が箱体H内に残留している場合が多い。そのため、次回の乾燥運転の張込時には、重量計12をリセットして重量測定を行うことで、実際の張込穀物の重量を測定することができる。張込運転中には、水分計11が昇降機9で搬送される穀物からサンプル穀物を採取し、穀物有、即ち張込運転であることを判定する。通常、張込運転は、穀物を収穫する毎に張り込むので、1回の張込運転では張込運転は終了せず、複数回の張込運転を行う。この場合に、1回目の張込運転を終了すると、オペレータは停止スイッチ24を操作して張込運転を停止する。そして、次に収穫した穀物を張り込む2回目の張込運転を行うために、張込スイッチ20を操作した場合には、重量計12の重量データは加算され、リセットしない。すなわち、水分計11で張込運転中に穀物有を検出すると、以後の張込スイッチ20の操作では重量計12の重量データをリセットせず、前回測定した重量に加算される。これにより、オペレータは通常の張込運転で適切に重量測定を行うことができる。
また、電源を入れた時に重量計12で測定した時に、設定以上の重量(例えば10kg)を検出した時には、残留物が残っている旨を画面に表示しても良い。
残留物とは、例えば、下部ラセン8や上部ラセン10、ロータリバルブ7や昇降機9に残留する穀物や、排風室6に残留する塵埃がある。
また、張込運転中に、循環機構Jを駆動する駆動モータ19の負荷電流値が穀物の搬送を判断できる負荷電流値を示しているにもかかわらず、重量計12の重量データの増加が少ない場合には重量計12の異常、又は設置不備と判定することができる。
次に、燃焼バーナ17を燃焼させない非乾燥運転時の重量計12に基づく制御特徴について以下説明する。
乾燥開始から中間水分値(例えば18% 図9でいう「設定水分値」)まで乾燥運転を行った後、図9に示すように一旦乾燥運転を停止する休止乾燥を行う時がある。特に、収穫及び張込運転が終了して夜に中間水分値まで乾燥運転を行い、夜中(例えば午前0時頃から明け方)に休止乾燥をするケースがある。この場合に、外気湿度が高いと張込穀物が必要以上に湿気を吸湿し、それをそのまま放置すると穀物の品質劣化につながる可能性がある。この吸湿の度合いは外観からは分かりにくく、また、特に夜中の休止においては、オペレータにとって分かりにくい。
そこで、制御部Sは休止乾燥開始時点の穀物重量を記憶し、休止乾燥から設定時間(例えば3時間)経過した時に、重量計が設定以上の重量の増加を測定すると、必要以上の吸湿がなされたと判定し、その旨を報知する。本実施の形態では張込穀物の重量の2%以上の増加を検出した時に、報知する。図8の場合には、18%時点で張込穀物の重量が4600kgだとすると、92kgの増加、すなわち、休止乾燥開始から3時間経過後に4692kg以上を検出すると、その旨を報知する。
報知の方法は、具体的には、乾燥機とオペレータの携帯端末Kを通信で接続し、前述の吸湿の情報を制御部Sから携帯端末Kにメールで報知する(サーバは図示省略)。オペレータは、その場合に、乾燥機に行って、必要な処置をとることができる。例えば、弱火の燃焼で設定時間(例えば1時間)、乾燥運転をおこなったり、通風スイッチを操作して通風運転を行うことにより、吸湿による穀物の蒸れを低減することができる。もちろん、前記の吸湿を判定しても、休止乾燥時間が終了し、図9に示すように水分計11に基づく乾燥運転が再開すれば、報知する必要が無い。
休止乾燥の代わりに通風運転を行う場合にも同様に、中間水分値に到達後、通風運転に移行した後、前述の吸湿を検出すると報知がなされる。
他にも例えば、前述の1回目の張込運転を終了した後、2回目の張込運転を行うまでに通風運転を行うことがあるが、この時にも適用しても良い。
さらに、他にも、前述の目標水分値まで乾燥運転を行い、電源入りの状態で穀物を乾燥機内に一時的に保管している場合にも前記吸湿の報知を適用しても良い。この場合には、前述の追い乾燥運転を行うことで吸湿を解消することができる。
非乾燥運転時の張込穀物の重量増加でも吸湿と判定しない場合がある。例えば、短時間内(例えば1分内)に急激に重量が設定以上(例えば10kg以上)増加した場合である。これは、例えばオペレータが点検等のため、乾燥機の天井に上った場合や、工具類を乾燥機の天井tに載せた場合等、湿度による重量の増加と判定できない場合である。これらの場合には、当該重量を無視する。前記の18%時点で張込穀物の重量が4600kgで、それから休止乾燥を行う場合に、体重80kgのオペレータが10kgの工具箱を持参して天井tに上った場合、90kgが短時間で増加してもその値は記憶するが、吸湿の判定の対象にしないようにする。そして、工具箱を天井に載置したままオペレータが天井から降りた場合に、80kgが減算されるが10kgの工具については記憶され、その分は、吸湿の重量からカウントしない処理を行う。これにより、外乱による重量の変動を適切に処理することができる。
1 貯留室
2 乾燥室
11 水分計
12 重量計
25 目標水分設定スイッチ
30 設定水分値設定手段
S 制御部
K 携帯端末

Claims (6)

  1. 穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、
    非乾燥運転時に、穀物重量が設定以上増加をしたことを重量計が測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機。
  2. 前記非乾燥運転時は通風運転又は休止乾燥であることを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥機。
  3. 穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、
    張込運転終了後に張込穀物の重量の測定結果を記憶し、張込運転終了後に通風運転を行った場合に、通風運転の開始から設定時間経過後に設定重量以上増加をしたことを測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機。
  4. 穀物を張り込む貯留室と、穀物を乾燥する乾燥室と、張込穀物の重量を検出する重量計を備える穀物乾燥機において、
    設定水分値に到達するまで乾燥運転を行った後、休止乾燥を行い、次いで目標水分値まで乾燥運転を行う場合に、休止乾燥開始時の張込穀物の重量を記憶し、休止乾燥開始から設定時間経過後に、穀物重量が設定以上増加をしたことを重量計が測定すると、張込穀物が外気湿度から吸湿したと判定し、その旨を報知する制御部を備えたことを特徴とする穀物乾燥機。
  5. 制御部とオペレータの携帯端末とを通信で接続し、前記吸湿の旨の情報を携帯端末に送信することを特徴とする請求項1から請求項4いずれか記載の穀物乾燥機。
  6. 非乾燥運転時に設定時間内に設定以上の重量の増加については、前記吸湿の重量にカウントしない制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5いずれか記載の穀物乾燥機。
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