JP2024004639A - 乾燥調製施設 - Google Patents

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Masashi Maruoka
丈晴 清家
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Abstract

Figure 2024004639000001
【課題】籾摺りモータの負荷を検出するセンサで警報を出す従来技術に比べて、電力不足の原因の分析を行いやすくすること。
【解決手段】乾燥機(S1)および調製機(S2)で使用される電力のデータを記録する第1の記録手段(301)と、乾燥機(S1)および調製機(S2)が収容された施設(S)全体の電力のデータを記録する第2の記録手段(302)と、乾燥調製施設(S)全体の電力に対する乾燥機(S1)及び調製機(S2)で使用される電力の割合を算出する算出手段(303)と、算出手段(303)で算出された割合を利用者に報知する報知手段(351)と、を備えたことを特徴とする乾燥調製施設(S)。
【選択図】図1

Description

この発明は、米や麦等を乾燥させたり、籾摺りや選別等の調製をしたりする乾燥調製施設に関する。
収穫した米穀や麦等の穀物を乾燥させる乾燥機や、籾殻を取り除く(脱っぷする)籾摺りや脱っぷされた玄米の選別を行ったりする調製機等が設置された乾燥調製施設において、電流センサ(62)や電圧センサ(63)で籾摺りモータ(39)の負荷を検出することで、電流や電圧の検出値の時間的な相対変化に基づいて脱っぷ率の変化状態を検知し、変化が基準以上の場合に警報装置(66)を作動させる技術が知られている(特許文献1)。
特開昭63-59357号公報(第2頁右欄第46行-第3頁右欄第12行)
従来の技術では、電流センサや電圧センサでの検出値の変化が籾摺りモータの負荷の変化としているが、籾摺りモータの電流や電圧の変化はこれに限定されず、例えば、施設の周辺地区の電圧降下が原因である場合もある。したがって、従来技術では、警報装置が作動しても、利用者が機械を確認して不具合が無い場合は、警報装置が作動した原因が不明となることがしばしばあった。よって、従来技術では、警報装置が作動した原因が、利用者の取扱不良であるのか、機械部品の破損等の機械自体の不具合であるのか、契約電力の不足であるのか、地域の電力不足であるのか推定することができず、原因不明な状況で警報装置がしばしば作動してしまう問題があった。
本発明は、籾摺りモータの負荷を検出するセンサで警報を出す従来技術に比べて、電力不足の原因の分析を行いやすくすることを技術的課題とする。
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、作物を乾燥させる乾燥機(S1)と、作物を調製する調製機(S2)と、前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)で使用される電力のデータを記録する第1の記録手段(301)と、前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)が収容された乾燥調製施設(S)全体の電力のデータを記録する第2の記録手段(302)と、前記乾燥調製施設(S)全体の電力に対する前記乾燥機(S1)及び前記調製機(S2)で使用される電力の割合を算出する算出手段(303)であって、報知手段(351)で利用者に報知される前記割合を算出する前記算出手段(303)と、を備えたことを特徴とする乾燥調製施設(S)である。
請求項2に記載の発明は、前記報知手段(351)が、利用者が携帯可能な端末(121)であることを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)である。
請求項3に記載の発明は、前記乾燥調製施設(S)以外の電力を計測している拠点における電力のデータを取得する取得手段(302)と、前記乾燥調製施設(S)の地図上の位置に前記乾燥調製施設(S)全体の電力を表示すると共に、前記取得手段(302)で取得した電力のデータを前記地図上に表示した電力マップ(401)を作成する電力マップ作成手段(304)と、前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)で使用される電力が、予め定められた値に達する場合に、過負荷と判別して、前記電力マップ(401)に過負荷であることを表示させる過負荷判別手段(305)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)である。
請求項4に記載の発明は、籾摺りを行う籾摺りモードと、内部に残った作物をエアを利用して清掃する清掃モードと、を実行可能な前記調製機(S2)と、前記調製機(S2)が清掃モードを実行する期間は、前記調製機(S2)が過負荷であることを判別するための基準電力量を、前記籾摺りモードの場合に比べて、高い値に設定する基準電力量設定手段(305a)と、前記清掃モードにおいて、前記作物の種類が麦である場合には、前記作物の種類が米である場合に比べて、前記基準電力量を、低い値に設定する前記基準電力量設定手段(305a)と、前記清掃モードにおいて、前記作物の種類が米の場合には、米の品種に応じて前記基準電力量を予め定められた値に設定する前記基準電力量設定手段(305a)と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の乾燥調製施設(S)である。
請求項5に記載の発明は、予め定められた第1の時間間隔で、前記乾燥機(S1)及び前記調製機(S2)で使用される電力のデータを記録する前記第1の記録手段(301)であって、前記調製機(S2)の作動時は、前記調製機(S2)の非作動時に比べて、前記第1の時間間隔を短くする前記第1の記録手段(301)と、予め定められた第2の時間間隔で、前記乾燥調製施設(S)全体の電力のデータを記録する前記第2の記録手段(302)であって、前記調製機(S2)の作動時は、前記調製機(S2)の非作動時に比べて、前記第2の時間間隔を短くする前記第2の記録手段(302)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)である。
請求項1記載の発明によれば、乾燥機(S1)および調製機(S2)が収容された乾燥調製施設(S)全体の電力のデータを第2の記録手段(302)で記録し、算出手段(303)で乾燥調製施設(S)全体の電力に対する乾燥機(S1)及び調製機(S2)で使用される電力の割合を算出することで、籾摺りモータの負荷を検出するセンサで警報を出す従来技術に比べて、電力不足の原因の分析を行いやすくすることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、端末(121)を利用しない場合に比べて、利用者が報知を認識しやすい。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、電力マップ(401)を使用することで、乾燥調製施設(S)の近隣の地域の電力の使用状況を確認でき、周辺地域の電圧降下を確認できる。また、過負荷の場合に電力マップ(401)に表示することで、利用者が過負荷の状態を確認、認識しやすい。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、モードや作物の種類、品種に応じて、基準電力量を調整することで、過負荷の誤判定を抑制できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、調製機(S2)の作動中に時間間隔を短くしない場合に比べて、負荷の大きな調製機(S2)の時間履歴を詳細に分析しやすくなる。
図1は本発明の実施の形態の乾燥調製施設の説明図である。 図2は実施の形態の選別機の説明図であり、図2(A)は全体図、図2(B)は風圧センサの部分のシャッタが閉じた状態の説明図、図2(C)は図2(B)においてシャッタが開いた状態の説明図、図2(D)はシャッタの部品図、図2(E)はシャッタの駆動機構の説明図である。 図3は実施の形態の乾燥調製施設の制御機構をブロック図で示す。 図4は実施の形態の電力マップの一例の説明図である。 図5は実施の形態の報知画像の一例の説明図であり、図5(A)は電力の検知結果の報知画像の一例の説明図、図5(B)は電力の時間履歴の報知画像の一例の説明図である。
この発明の実施の形態を、以下に説明する。
図1は本発明の実施の形態の乾燥調製施設の説明図である。
図1において、本発明の実施の形態の乾燥調製システムにおける乾燥調製施設Sには、収穫後の米穀や麦等の作物を乾燥させる乾燥機S1や、作物の籾殻を取り除いたり(脱っぷしたり)、籾殻や芒(のぎ)、小石、ごみ等を風で吹き飛ばして脱穀された作物を選別したりする調製機の一例としての選別機S2が収容されている。実施の形態では、乾燥機S1や選別機S2が1台ずつの場合を例示しているが、乾燥機S1が2台以上収容された施設や選別機S2が2台以上収容された施設にも適用可能である。
乾燥機S1は、内部に収容された作物を循環させながら、作物を熱と風で乾燥させる。なお、乾燥機S1は、例えば、特開2015-187520号公報や特開2017-211146号公報等に記載されており、従来公知の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。なお、乾燥機S1では、作物を循環させる循環装置や風を送る送風機を作動させる際に、電力を使用する。乾燥機S1には、消費電力を計測する図示しない電力計が設置されている。
乾燥機S1において、乾燥調製施設Sの位置する地域(寒冷地や温暖地、少雨地等)や作物の品種を利用者が入力可能として、温度や風量を地域や品種に応じて変更することが望ましい。この時、乾燥機S1が乾燥させて排出した穀物について、水分測定を行い、乾燥機S1の設定水分と排出時の水分の差(設定と実際のズレ)をサーバ112に送信して記録することが望ましい。そして、水分に差が発生した場合は、地域等に応じて、乾燥時間を長くするとか、温度を高くするとか、風量を多くする等の補正を行う。また、水分の差が所定以上(例えば、1%以上)発生した場合は、次回の乾燥時に補正を自動で行うことが望ましい。
なお、地域性に応じて乾燥時間を長くしたり、風量を多くすると、その地域の全体で消費電力が多くなり、全域で電力がひっ迫する可能性がある。電力がひっ迫すると、後述する施設全体への供給電力が不足する可能性が高くなる。したがって、乾燥時間が推定されると、使用される電力が想定され、本発明を活用することが期待される。
図2は実施の形態の選別機の説明図であり、図2(A)は全体図、図2(B)は風圧センサの部分のシャッタが閉じた状態の説明図、図2(C)は図2(B)においてシャッタが開いた状態の説明図、図2(D)はシャッタの部品図、図2(E)はシャッタの駆動機構の説明図である。
図1、図2において、選別機S2は、機体の左側上部に配設している籾摺部1と、左右中央部に配設している摺落米風選部2と、機体の右側に配設している揺動選別板型混合米選別部3と、混合米選別部3の選別摺落米を揚穀する混合米揚穀機4と、混合米選別部3の仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機5と、混合米選別部3の選別籾を籾摺部1に揚穀還元する籾揚穀機27等で構成されている。
籾摺部1は籾摺ロール型に構成されていて、籾ホッパ6と、左右一対の籾摺ロール7,7と、籾摺ロール7,7の下方に設けられている振動型の摺落米移送棚8等により構成されている。籾ホッパ6の籾は、操作レバー37(図1参照)の操作に応じて、籾摺ロール7,7に供給される。籾摺ロール7,7に供給された籾は、籾摺ロール7,7で籾摺されて摺落米移送棚8に落下供給され、振動している摺落米移送棚8により右側に移送され、摺落米風選部2下部の選別始端側に供給される。
なお、籾摺ロール7の間隔の設定や、電源のオン・オフや運転の開始、停止は、操作パネル38への入力により設定・変更等が可能になっている。
摺落米風選部2は、摺落米風選箱体9と、摺落米風選箱体9内に上下方向に沿うように構成されている摺落米選別風路10と、摺落米選別風路10の中途部下方に設けられている粃受樋11と、摺落米選別風路10の下部始端側に設けられている摺落米受樋12と、摺落米選別風路10の上部終端側に配設されている吸引ファン13と、排塵筒14等により構成されている。
次に、揺動選別板型混合米選別部3について説明する。
多段の揺動選別板15,…には、板面に選別用の凹凸が形成されている。各揺動選別板15は、縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、横方向他側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜して配置されている。揺動選別板15は、揺動装置により横方向斜め上下に往復揺動するように構成されている。
図1、図2において、揺動選別板15,…の上方には混合米タンク24が配設されていて、摺落米受樋12で風選された混合米が混合米揚穀機4により揚穀され、混合米タンク24に供給される。なお、実施の形態の混合米タンク24は、混合米の収容量(重量)に応じて、昇降可能に構成されている。そして、混合米タンク24に十分な混合米が収容されているかどうかは、混合米タンク24が予め設定された高さまで下降したかどうかを図示しない混合米タンクセンサで検知することで判別できるように構成されている。
次いで、混合米は混合米タンク24から分配供給樋16と分配ケース17を経由して揺動選別板15,…に供給される。
揺動選別板15,…の揺下側の側壁の排出側部分には、籾排出口を切り欠き構成し、選別籾は揺下側に取り出され、籾還元流路29を経て籾揚穀機27に供給される構成である。
揺動選別板15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で偏流分布される。軽量で小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大形で重い籾は、揺下側に偏流分布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
図1において、玄米仕切板18の位置は、レバー40をスリット39に沿って手動で移動させることで調整可能に構成されている。なお、玄米仕切板18を移動させるレバー40の位置は、スリット39に沿って配置された図示しない仕切板位置センサにより検知可能に構成されている。
取り出された仕上げ玄米は、玄米取出樋20、玄米流路21、玄米揚穀機5を経由して機外に取り出される。なお、玄米取出樋20には、切換部材の一例としての循環/排出切換弁36が支持されている。なお、循環/排出切換弁36は、図示しないモータ(駆動源)により開閉を制御可能に構成されている。循環/排出切換弁36が開放された状態では、玄米仕切板18よりも右側で揺動選別板15から落下した仕上げ玄米は玄米流路21に流入する。一方、循環/排出切換弁36が閉じられた状態では、揺動選別板15から落下した玄米や籾は、玄米取出樋20から混合米取出樋22を通じて混合米流路23を流れる。
また、取り出された選別混合米は混合米取出樋22、混合米流路23を流れる。混合米流路23を流れた混合米等は、一番ラセン12aを備えた摺落米受樋12に取り出される。摺落米受樋12の混合米等は、混合米揚穀機4、混合米タンク24、分配供給樋16、分配ケース17を経由して揺動選別板15,…に供給され再選別される。
また、揺動選別板15,…の揺下側に偏流分離した選別籾のうち揺下側の側壁に沿って流下したものは、籾排出口から籾還元流路29に取り出され、また、揺下側の側壁よりも揺上側を流下したものは揺動選別板15,…の排出側端部から籾仕切板19により仕切られて、籾取出樋25に取り出される。このようにして取り出された選別籾は、籾流路26、籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元され、再度の籾摺がなされる。なお、摺落米風選部2で粃受樋11に選別された粃は、籾揚穀機27に送られ、混合米選別部3の選別籾と共に籾摺部1に揚穀還元される。
なお、籾摺選別機各部の駆動構成は、例えば、特開2015-223565号公報等に開示されており、従来公知である。
なお、籾摺部1の下方に配置した図示しない主モータなどにより駆動される図示しない籾摺入力軸を経由して籾摺ロール7,7に動力が伝達される。籾摺入力軸の回転駆動力は、図示しない移送ベルト伝動装置などを経由して摺落米移送棚8を振動させる動力として、さらに混合米揚穀機4及び摺落米受樋12にある図示しない混合米ラセン(一番ラセン)12aに動力が伝達されている。籾摺ロール7,7の前記主モータの消費電力は、図示しない電力計で随時検知されており、籾摺ロール7,7の負荷に応じて消費電力が変動する(負荷が大きいほど消費電力が大きい)。
籾ホッパ6の底部には、開閉シャッタ弁の一例としての籾シャッタ弁31を設け、籾シャッタ弁31の軸部31a回りに回動するように軸支している。
ここで、実施の形態では、左右一対の籾摺ロール7,7の間隔は、一対の籾摺ロール7,7の駆動軸間の距離を調整可能な図示しない間隙調節モータで調節可能に構成されている。なお、籾摺ロール7,7の間隔を調整する構成や制御に関しては、従来公知であり、例えば、特開2000-61331号公報等に記載されているため、詳細な説明は省略する。
また、排塵筒14の基部側にある吸引ファン13は排塵筒14側だけでなく玄米揚穀機5の頂部側の側面に接続する仕上吸塵風路32を備えている。該仕上吸塵風路32は、吸引ファン13に接続する開口部から水平方向に向いた水平風路32aと該水平風路32aに続き、玄米揚穀機5の頂部側の側面に支持された上向きの風路32b及び上向きの風路32bの頂部から下向きのU字状の風路を有する出口風路32cが接続している。従って、前記仕上吸塵風路32には吸引ファン13により玄米揚穀機5で搬送された穀粒に含まれる塵やノギの取り残し等が出口風路32cから吸引され、排塵筒14から排出される。
図2(B)~(E)において、仕上吸塵風路32の水平風路32a内には風圧センサ61が配置された検知室62が形成されており、仕上吸塵風路32内に吸塵風が吹くと風圧センサ61が作動するようになっている。
実施の形態の風圧センサ61は、回転軸61aを中心として回転可能な棒状体61bを有し、棒状体61bの先端部に風を受ける幅広の風受け部61cが形成されている。回転軸61aには回転量、回転角を検出するポテンショメータ61dが設置されている。したがって、風受け部61cが風を受けると、風速、風圧に応じて回転軸61a回りに回転し、ポテンショメータ61dで回転量を検知することで、風速が検出可能である。そして、風圧センサ61の検知結果により仕上吸塵風量、風速が適正なものであるか否かを検出することができる。なお仕上吸塵風量や風速の適正値は、実験やシミュレーションで予め設定されている。なお、排塵筒14が詰まると、風圧センサで検知される風力が不安定となり、吸引ファン13の回転が不安定であることを推定でき、吸引ファン13の回転が不安定になると、電力消費も不安定になることが予測可能である。
なお、仕上吸塵風路32の検知室62の入口側と出口側には、シャッタ63が設けられている。実施の形態のシャッタ63は、いわゆる差し戸式(スライド式)のシャッタで構成されている。シャッタ63には開口63aが形成されている。開口63aが検知室62の出口62aと一致する開放位置に移動することで検知室62内に仕上吸塵風路32から風が流入可能となる。開口63aが検知室62の出口62aと入口62bの間に位置する閉塞位置にシャッタ63が移動すると、出口62aと入口62bがシャッタ63で閉じられて、検知室62内に風が流入しなくなる。したがって、シャッタ63が開放位置と閉塞位置との間でスライド移動することで、図2(B)、(C)に示すように検知室62を開閉可能である。
なお、シャッタ63の構成はスライド式の構成とすることが望ましいが、スライド式に限定されず、回転式等任意の構成とすることが可能である。また、シャッタ63は、図2(E)に示すように、正逆回転可能なモータ64で作動させているが、これに限定されない。手動で移動させる構成とすることも可能であるし、バネとソレノイドを組み合わせた構成等、任意の構成とすることが可能である。
籾摺り作業前はシャッタを開いて、風圧センサで風速の測定を行い、籾摺り作業中はシャッタを閉じて風速測定を行わないような構成とすることが望ましい。籾摺り作業中にシャッタを開いておくと、籾殻が風圧センサに衝突して風圧センサが破損する恐れがあるためである。
なお、風圧センサ61での検知結果が、風量不足である場合には、作業者に報知するように構成されている。報知方法は、ランプの点灯やブザー、音声案内等、任意の方法が可能であるが、実施の形態では、揺動選別板15の上方にLEDランプを設けて、風量不足の場合はLEDランプを赤色に点灯させる。
なお、実施の形態では、風圧センサ61での風速測定結果に応じて、吸引ファン13の回転を自動的に制御している。すなわち、選別機S2の電源投入後の運転開始前(初期設定時)に、毎回、風速を測定して、測定結果により吸引ファン13の回転数を調整した後で、各作業を実行するように構成されている。
なお、実施の形態では、吸引ファン13の回転数は、作物の種類が麦の場合は、米の場合に比べて、弱い風速に設定されるが、同じ風速とすることも可能である。なお、麦の場合は、米に比べて、1回の送風を長く行うと共に、断続的に行うようにすることも可能である。したがって、作物の種類や品種に応じて風量や送風時間を調整することが可能である。
実施の形態の循環/排出切換弁36は、モータで作動するように構成されている。風量不足でLEDランプの赤色点灯が所定時間(例えば、5秒)以上経過すると、循環/排出切換弁36を閉側に作動させて、穀粒が玄米揚穀機5側に流入しない状態とし、LEDランプの赤色点灯が長時間(例えば、10秒)経過すると、選別機S2を停止させることが望ましい。
また、風圧センサ61での測定結果に基づいて、風速や風量が予め定められた適正値の範囲外の場合には、循環/排出切換弁36を閉の状態で保持し、操作レバー37を操作しても循環/排出切換弁36を開にしないようにすることが望ましい。なお、適正値については、利用者の入力に応じて変更可能な構成とすることが望ましい。また、循環/排出切換弁36を閉の状態で保持する自動制御についても、利用者の入力、設定に応じて自動制御の有効/無効を変更可能な構成とすることが望ましい。
実施の形態の選別機S2では、籾摺ロール7,7を回転させて籾摺りを行う籾摺りモードや、籾摺ロール7,7の回転を停止して内部に残った作物をエアで清掃する(排出する)清掃モード(残米処理モード)等の各モードを実行可能である。なお、清掃モードは、例えば、前回が米で、今回が麦といった場合のように、麦の籾摺りモードを行う際に、前回の米が選別機S2の装置内部に残っていると、混ざってしまう問題が発生するため、装置内に残った作物を排出するためのモードである。したがって、前回の作物と今回の作物とが同種の場合は、清掃モードを行う必要がないため、続けて同じ品種の場合(品種変更がない場合)は、清掃モードを行わないように制御することが、作業時間の短縮の面から望ましい。
図1において、乾燥機S1や選別機S2が収容された建屋101には、供給電力を計測する電力計102が設置されている。
また、実施の形態の乾燥調製施設Sでは、通信網の一例としての公衆通信回線111を介して、乾燥機S1や選別機S2と、情報処理装置の一例としてのサーバ112、端末の一例としてのタブレット121に接続されている。したがって、乾燥機S1や選別機S2、電力計102の消費電力の検知結果をサーバ112に送信したり、サーバ112とタブレット121との間で情報の送受信が可能となっている。
図3は実施の形態の乾燥調製施設の制御機構をブロック図で示す。
なお、図3の機能ブロック図では、本発明の説明に関連の無い構成に関しては図示を省略している。
図3において、実施の形態の乾燥機S1の制御部200や選別機S2の制御部250、サーバ112の制御部300、タブレット121の制御部350は、それぞれ、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部200~350は、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリや、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ等を有する。また、制御部200~350は、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施の形態の制御部200~350は、情報処理装置、いわゆるコンピュータ装置により構成されている。よって、制御部200~350は、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
乾燥機S1の制御部200の電力検出手段201は、乾燥機S1の電力計SN1の検知結果から電力のデータを検出する。
燃焼制御手段202は、作物の水分量や入力された作業モード設定に応じて、燃焼装置の一例としてのバーナ(図示せず)の入り切りを制御して、作物の乾燥を制御する。
送風制御手段203は、作物の水分量や入力された作業モード設定に応じて、送風装置の一例としてのファン(図示せず)の入り切りを制御して、作物の乾燥を制御する。
選別機S2の制御部250の電力検出手段251は、選別機S2の電力計SN2の検知結果から電力のデータを検出する。
籾摺り制御手段252は、作物の種類や入力された作業モード(籾摺りモードや清掃モード等)設定に応じて、籾摺ロール7,7の回転開始や回転停止や、籾摺ロール7,7どうしの間隔を制御して、作物の籾摺りを制御する。
搬送制御手段253は、摺落米移送棚8や混合米揚穀機4、玄米揚穀機5等を制御して、選別機S2内での作物の搬送、循環を制御する。
送風制御手段254は、送風機の一例としてのファン(図示せず)を制御して、摺落米選別風路10や仕上吸塵風路32等の選別機S2内での風での作物の搬送を制御する。
モード情報送信手段255は、選別機S2での作動中のモードの情報をサーバ112に送信する。すなわち、籾摺りモードや清掃モードが実行中、あるいは、作業が終了した情報をサーバ112に送信する。
電力計102は、乾燥調製施設Sの電力のデータをサーバ112に送信する。
サーバ112の制御部300の装置電力データの記録手段(第1の記録手段の一例)301は、乾燥機電力データの記録手段301aと選別機電力データの記録手段301bとを有し、乾燥調製施設Sに収容された機器S1,S2の電力データW1,W2を記録する。実施の形態では、各機器S1,S2の制御部200,250から、予め定められた時間間隔で随時送られてくる電力データW1,W2を受信し、時間的な履歴と共に電力データW1,W2を記録する。したがって、乾燥機電力データの記録手段301aは、乾燥機S1の制御部200から送信された電力データW1を受信して記録する。選別機電力データの記録手段301bは、選別機S2の制御部250から送信された電力データW2を受信して記録する。
ここで、実施の形態では、装置電力データの記録手段301は、予め定められた第1の時間間隔t1で、乾燥機S1や選別機S2で使用される電力のデータW1,W2を記録すると共に、選別機S2の作動時は、選別機S2の非作動時に比べて、第1の時間間隔t1よりも短い第1の時間間隔t1′(<t1)で記録する。なお、乾燥機S1や選別機S2の制御部200,250からは、第1の時間間隔t1,t1′よりもさらに短い時間間隔で電力データW1,W2が送信されるように構成されている。
施設電力データの記録手段(第2の記録手段の一例、取得手段の一例)302は、乾燥調製施設Sの全体の電力のデータW3を記録する。実施の形態の施設電力データの記録手段302は、電力計102から予め定められた時間間隔で随時送られてくる電力データW3を受信し、電力データW3を時間的な履歴と共に記録する。なお、実施の形態では、乾燥調製施設S(,S′,S″…)が複数存在する場合には、各乾燥調製施設S(,S′,S″…)ごとに電力データW3(W3′,W3″,…)を記録する。また、乾燥調製施設S以外の施設や建物であって、乾燥調製施設Sの近隣の建物(拠点)から電力データ(W4)の提供を受けることが可能である場合には、前記近隣の建物からの電力データ(W4)も受信し(取得し)、記録する。
なお、実施の形態の施設電力データの記録手段302は、装置電力データの記録手段301と同様に、予め定められた第2の時間間隔t2で、電力計102からの電力データW3を記録すると共に、選別機S2の作動時は、選別機S2の非作動時に比べて、第2の時間間隔t2よりも短い第2の時間間隔t2′(<t2)で記録する。なお、電力計102からは、第2の時間間隔t2,t2′よりもさらに短い時間間隔で電力データW3が送信されるように構成されている。
算出手段303は、乾燥調製施設Sの全体の電力(電力データW3)に対する乾燥機S1及び選別機S2で使用される電力(電力データW1,W2)の割合(W1/W3、W2/W3、(W1+W2)/W3)を算出する。
図4は実施の形態の電力マップの一例の説明図である。
電力マップ作成手段304は、乾燥調製施設Sを含む近隣の電力の消費状況を地図上で示す電力マップ401を作成する。すなわち、電力マップ作成手段304は、乾燥調製施設Sの地図上の位置に乾燥調製施設S全体の電力データW3を表示すると共に、施設電力データの記録手段302で取得した電力データW3′,W3″,…,W4を地図上に表示した電力マップ401を作成する。なお、実施の形態の電力マップ401では、電力データW4の提供が受けられない拠点の電力はデータなし(No Data)と地図上に表示される。
また、実施の形態の電力マップ401では、各乾燥調製施設S,S′,…における電力データW3,W3′,…,W4の時間的な履歴について、電力マップ401の下部のタイムバー401aを操作することで、過去の時点での電力データW3,…を確認したり、再生ボタン401bの入力を行うことで、過去から現在までの電力データW3,…の変化を視覚的に確認することが可能である。したがって、過負荷と判別されて機器S1,S2が停止して、修理をするエンジニアが建屋101に到着した段階で過負荷の状態でなくなっていても、過去の履歴を確認することで、過負荷の判定時点での状況をエンジニアが確認して、機器の故障なのか周辺地域の電圧降下なのかを推定、分析、判断することが可能となる。
過負荷判別手段305は、基準電力量設定手段305aを有し、乾燥機S1および選別機S2で使用される電力データW1,W2が、予め定められた値に達する場合に、過負荷と判別する。実施の形態の過負荷判別手段305は、過負荷と判別した場合には、電力マップ401に過負荷であることを表示させる。実施の形態では、乾燥機S1および選別機S2で使用される電力データW1,W2の割合が、作業時の負荷から予め想定された基準電力量(割合)に達する場合に、過負荷と判別して、電力マップ401において、乾燥調製施設Sの色を変えて(例えば、黄色や赤色)で表示させる。
基準電力量設定手段305aは、選別機S2が過負荷であることを判別するための基準電力量について、選別機S2の状況に応じて設定の変更を行う。一例として、選別機S2が清掃モードを実行する期間は籾摺りモードの場合に比べて、電力消費が一定時間高くなり続けることが想定されるため、高い値に設定する。よって、高い負荷がかかる状況が正常な状態の場合に、過負荷であると誤判定されることが抑制される。
また、清掃モードにおいて、作物の種類が麦である場合には、作物の種類が米である場合に比べて、籾摺り時の負荷が小さく、電力消費が低くなることが想定されるため、基準電力量を低い値に設定する。
さらに、清掃モードにおいて、作物の種類が米の場合には、米の品種(うるち米、酒米、もち米、飼料米等)に応じて基準電力量を予め定められた値に設定する。例えば、うるち米等から酒米に変更になる場合は、酒米がシビアなので清掃時間が長く設定され、電力消費が多くなるため、基準電力量が高い値に設定する。逆に、うるち米等から飼料米に変更になる場合は、清掃時間が短くても(多少混米しても)問題が少ないため、清掃モードの時間が短く設定され、電力消費が少なくなるため、基準電力量が低い値に設定される。
したがって、実施の形態では、選別機S2の状況に応じて基準電力量が設定されており、過負荷の誤判定が抑制されている。
図5は実施の形態の報知画像の一例の説明図であり、図5(A)は電力の検知結果の報知画像の一例の説明図、図5(B)は電力の時間履歴の報知画像の一例の説明図である。
タブレット121の制御部350の報知手段351は、乾燥調製施設Sの利用者に対して、タブレット121の画面に報知画像を表示して、報知を行う。図5において、実施の形態では、図5(A)に示すように、検出された各電力データW1~W3やサーバ112の算出手段303で算出された算出結果を表示して、乾燥調製施設Sの現在の電力の状況を報知可能である。また、図5(B)に示すように、サーバ112の各記録手段301,302に記録された履歴情報を表示して、電力の履歴を報知することも可能である。また、図4で前述した電力マップ401を表示することも可能である。
なお、実施の形態では、画像表示で視覚的に報知する場合について例示したがこれに限定されない。音声案内や文字情報、あるいは、ブザーの発報やランプの点灯、点滅等で報知をすることも可能である。
また、各機器S1,S2とは独立した端末(タブレット121)で報知する構成を例示したが、乾燥機S1や選別機S2に表示パネルを設けて、報知する構成とすることも可能である。
(実施の形態の作用)
前記構成を備えた実施の形態の乾燥調製施設Sでは、各機器S1,S2での電力データW1,W2だけでなく、乾燥調製施設S全体の電力データW3も取得して、報知している。各機器S1,S2の故障が発生した場合は、電力データW1(またはW2)のみが上昇して、割合W1/W3(またはW2/W3)の値が上昇する。しかし、乾燥調製施設S全体の電力データW3の変動は少なく、電力マップ401で他の施設の電力データW3′,W3″,W4の変動も少ない状況となる。
一方で、乾燥調製施設Sの周辺地区の電圧降下が発生した場合は、乾燥調製施設S全体の電力データW3が低下して、割合W1/W3(またはW2/W3)の値が上昇する。しかしながら、実施の形態では、乾燥調製施設S全体の電力データW3の低下や、電力マップ401で他の施設の電力データW3′,W3″,W4の低下を、利用者が確認することが可能であり、機械の故障ではなく、地域の電力不足であると利用者は推定することが可能である。したがって、実施の形態では、籾摺りモータの負荷を検出するセンサで警報を出す従来技術に比べて、電力不足の原因の分析を行いやすくすることが可能である。
特に、乾燥調製施設Sでは、電力量は規模に応じて施工される。乾燥調製施設S内の乾燥機S1や選別機S2の台数が多い場合、その時点での稼働台数が変化するため、実施の形態では、電力の絶対量ではなく、相対的な比率(割合)で、過負荷かどうかの判別を行っている。
(変更例)
本発明の乾燥調製施設Sでは、乾燥機S1と選別機S2とを有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、精米機や炊飯器等が収容される場合にも適用可能であるし、乾燥機S1または選別機S2のいずれかしか収容されていない施設にも適用可能である。
また、施設全体では供給電力を観測し、乾燥機S1と選別機S2は消費電力を観測する構成としたが、これに限定されない。全て消費電力とすることも可能であるし、全て供給電力とすることも可能である。すなわち、実際の稼働で使用された消費電力とするほうが実状に沿っていて分析の精度が高くなるが、観測は供給電力の方が観測しやすいため、要求される精度や、コスト、設計や仕様等に応じて適宜選択可能である。
121…端末、
301…第1の記録手段、
302…取得手段、
302…第2の記録手段、
303…算出手段、
304…電力マップ作成手段、
305…過負荷判別手段、
305a…基準電力量設定手段、
351…報知手段、
401…電力マップ、
S…乾燥調製施設、
S1…乾燥機、
S2…調製機。

Claims (5)

  1. 作物を乾燥させる乾燥機(S1)と、
    作物を調製する調製機(S2)と、
    前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)で使用される電力のデータを記録する第1の記録手段(301)と、
    前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)が収容された乾燥調製施設(S)全体の電力のデータを記録する第2の記録手段(302)と、
    前記乾燥調製施設(S)全体の電力に対する前記乾燥機(S1)及び前記調製機(S2)で使用される電力の割合を算出する算出手段(303)であって、報知手段(351)で利用者に報知される前記割合を算出する前記算出手段(303)と、
    を備えたことを特徴とする乾燥調製施設(S)。
  2. 前記報知手段(351)が、利用者が携帯可能な端末(121)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)。
  3. 前記乾燥調製施設(S)以外の電力を計測している拠点における電力のデータを取得する取得手段(302)と、
    前記乾燥調製施設(S)の地図上の位置に前記乾燥調製施設(S)全体の電力を表示すると共に、前記取得手段(302)で取得した電力のデータを前記地図上に表示した電力マップ(401)を作成する電力マップ作成手段(304)と、
    前記乾燥機(S1)および前記調製機(S2)で使用される電力が、予め定められた値に達する場合に、過負荷と判別して、前記電力マップ(401)に過負荷であることを表示させる過負荷判別手段(305)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)。
  4. 籾摺りを行う籾摺りモードと、内部に残った作物をエアを利用して清掃する清掃モードと、を実行可能な前記調製機(S2)と、
    前記調製機(S2)が清掃モードを実行する期間は、前記調製機(S2)が過負荷であることを判別するための基準電力量を、前記籾摺りモードの場合に比べて、高い値に設定する基準電力量設定手段(305a)と、
    前記清掃モードにおいて、前記作物の種類が麦である場合には、前記作物の種類が米である場合に比べて、前記基準電力量を、低い値に設定する前記基準電力量設定手段(305a)と、
    前記清掃モードにおいて、前記作物の種類が米の場合には、米の品種に応じて前記基準電力量を予め定められた値に設定する前記基準電力量設定手段(305a)と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の乾燥調製施設(S)。
  5. 予め定められた第1の時間間隔で、前記乾燥機(S1)及び前記調製機(S2)で使用される電力のデータを記録する前記第1の記録手段(301)であって、前記調製機(S2)の作動時は、前記調製機(S2)の非作動時に比べて、前記第1の時間間隔を短くする前記第1の記録手段(301)と、
    予め定められた第2の時間間隔で、前記乾燥調製施設(S)全体の電力のデータを記録する前記第2の記録手段(302)であって、前記調製機(S2)の作動時は、前記調製機(S2)の非作動時に比べて、前記第2の時間間隔を短くする前記第2の記録手段(302)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥調製施設(S)。
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