JP5211092B2 - 硬貨入出金装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨入出金装置であって、特にPOS(Point Of Sales)端末やECR(Electronic Cash Register)等の電子機器に接続して使用するのに適した硬貨入出金装置に関する。
近年、1円,5円,10円,50円,100円,500円等の硬貨を金種毎に収納し、POS端末やECRからの釣り銭の払い出し指令により、硬貨収納部内の硬貨を釣り銭額だけ硬貨払出口に払い出すようにした硬貨入出金装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、硬貨入出金装置においては、設置スペースを極力少なくしたいという課題がある。特に、硬貨入出金装置の幅方向は、店舗スペースを有効に使うために小さくしたいとの要望が強い。
しかしながら、一方では、硬貨投入口から出た直径の異なる各硬貨を確実に搬送させる為に、各硬貨の略中央部に位置するように搬送ベルトを配置すると、搬送ベルトの幅寸法すなわち、硬貨入出金装置の幅寸法が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、直径の異なる各硬貨を確実に搬送することができるとともに、幅方向にて装置の小型化を図ることができる硬貨入出金装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の硬貨入出金装置は、硬貨が投入される硬貨投入口に設けられ、投入された硬貨を搬送する投入ベルトと、前記投入ベルトから1枚ずつ送り出される前記硬貨を受ける位置に配置され、前記硬貨を支持する硬貨搬送面と、前記硬貨搬送面に設けられ、前記硬貨投入口から送り出される前記硬貨の搬送経路の幅を徐々に狭くするような斜面を有して前記硬貨を片側に片寄せ搬送するように案内する搬送ガイド部と、前記硬貨搬送面上の前記硬貨を挟む位置で前記硬貨搬送面の上面側に設けられ、前記硬貨搬送面に支持された前記硬貨を前記搬送ガイド部に沿わせて金種別に選別する硬貨選別部側へと搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに対して硬貨搬送方向に沿って前記搬送ガイド部側に平行に並べられて配置される補助搬送ベルトと、を備え、前記搬送ベルトの硬貨搬送方向上流側および前記補助搬送ベルトの硬貨搬送方向上流側が前記投入ベルトの略中央部上に位置しており、前記補助ベルトの硬貨搬送方向が前記搬送ガイド部の前記斜面の途中に位置する、ことを特徴とする。
本発明にかかる硬貨入出金装置は、直径の異なる各硬貨を確実に搬送することができるとともに、幅方向にて装置の小型化を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の一形態である硬貨入出金装置を示す外観斜視図である。 図2は、硬貨入出金装置の内部構成を示す平面図である。 図3は、硬貨搬送部を示す平面図である。 図4は、硬貨搬送部を示す側面図である。 図5は、硬貨搬送部を示す斜視図である。 図6は、搬送ガイド部近傍を拡大して示す平面図である。 図7は、硬貨入出金装置の電気的接続を示すブロック図である。 図8は、搬送ガイド部近傍を拡大して示す平面図である。
本発明の実施の一形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、硬貨投入口から投入された硬貨を搬送して硬貨選別部で金種別に選別して硬貨収納部に収納し、硬貨払出指示に応じて金種別に払い出すようにした硬貨入出金装置への適用例である。
図1は、本発明の実施の一形態である硬貨入出金装置1を示す外観斜視図である。硬貨入出金装置1は、ハウジング1aを有する。ハウジング1aの前面右側には、上方に開口した硬貨投入口2が設けられている。硬貨投入口2は、複数枚の硬貨のまとまった投入を許容する。ハウジング1aの前面中央には、払い出される硬貨を受ける硬貨払出口3が設けられている。ハウジング1aの前面左側には、操作キー4aと表示器4bとを有する操作パネル4が設けられている。
図2は、硬貨入出金装置1の内部構成を示す平面図である。硬貨投入口2には、投入された硬貨を光電的に検出する複数組の投入センサ5が設けられている。また、硬貨投入口2には、投入モータ42(図7参照)の駆動により回転し、投入された硬貨をハウジング1aの内部へと搬送する投入ベルト8が設けられている。投入ベルト8の途中には、投入ベルト8が搬送する硬貨を1枚ずつ分離して送り出す投入ローラ6が設けられている。
投入ベルト8の硬貨搬送方向下流側には、投入ベルト8によって搬送された硬貨を受ける位置に配置されてこの硬貨を支持する硬貨搬送面11が設けられている。硬貨搬送面11には、後述する搬送ガイド部11a(図3等参照)が設けられている。硬貨搬送面11上の硬貨は、搬送モータ43a(図7参照)の駆動により回転する搬送ベルト12aおよび搬送モータ43b(図7参照)の駆動により回転する補助搬送ベルト12bによって押えられて図2における上方向に搬送される。
搬送ベルト12aは、投入ベルト8から硬貨選別に用いる選別ベルト18まで延出している。一方、搬送ガイド部11a側に設けられた補助搬送ベルト12bは、搬送ベルト12aに比べて短く形成されている。これらの搬送ベルト12aと補助搬送ベルト12bとは、硬貨搬送方向に向って平行に並べて設けられているとともに、投入ベルト8の略中央部に位置している。このように搬送ベルト12aと補助搬送ベルト12bとを並べて設けるとともに投入ベルト8の略中央部に位置させることにより、搬送ベルトを硬貨投入口2から送り出された直径の異なる硬貨Cの略中央部に配置することができるとともに、搬送ベルトと硬貨Cとの接触面積を増やすことができるので、硬貨投入口2から出た直径の異なる各硬貨Cを確実に搬送することができる。
硬貨搬送面11における硬貨Cが通過する位置には、光源と受光センサとから構成された光センサ30が配置されている。光センサ30は、この光センサ30の領域に対して通過する硬貨Cが塞いでない領域の受光センサの受光量を電圧に変換する。CPU32(図7参照)は、この電圧値に基づき硬貨Cの直径を認識し、予め設定されている正貨の範囲値と比較して硬貨Cの金種を特定する。硬貨Cの直径が正貨の範囲内にない場合には、硬貨Cは偽貨と判定される。
加えて、硬貨搬送面11の硬貨搬送方向の下流端には、最大径の硬貨が落下し得るリジェクト孔14aが形成されている。リジェクト孔14aは硬貨の通過を許容するリジェクトシャッタ14bによって塞がれている。
上述したような硬貨搬送面11、搬送ガイド部11a、搬送ベルト12a、補助搬送ベルト12bを含む部分は、硬貨搬送部51と称される。
搬送ベルト12a,12bによって搬送された硬貨は、硬貨選別部60へ搬送される。硬貨選別部60においては、選別モータ44(図7参照)によって回転する選別ベルト18によって硬貨選別板17上を搬送される。硬貨選別板17には、図2における右側から左側に順次孔幅寸法が拡大する6つの選別孔17aが形成されている。選別孔17aの孔幅寸法は、図2における右側から順に1円硬貨、50円硬貨、5円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、500円硬貨の直径にそれぞれ対応している。選別ベルト18によって硬貨選別板17に押え付けられて搬送される硬貨は、対応する選別孔17aから落下する。これにより硬貨は金種別に選別される。選別孔17aには、落下する硬貨を検出する計数センサ19が設けられている。
選別孔17aから落下する硬貨を受ける位置には、落下した硬貨を金種別に収納する硬貨収納部20が設けられている。硬貨収納部20の底部には、硬貨収納部20に金種別に収納された硬貨をそれぞれ硬貨払出口3の方向に搬送する6つの収納ベルト21が設けられている。収納ベルト21は、払出モータ45(図7参照)の駆動により回転して硬貨を搬送する。また、硬貨収納部20の側部には、硬貨収納部20に硬貨が最大限まで収納されている収納フル状態の金種を検出する収納フルセンサ22が設けられている。
硬貨収納部20には、各収納ベルト21により移送される各金種の硬貨を1枚ずつ送り出す払出ローラ23が設けられている。払出ローラ23によって硬貨が送り出される位置には、硬貨を金種毎に検出する6つの払出待機センサ24が配置されている。また、払出ローラ23によって硬貨が送り出される位置には、硬貨を金種毎に待機させる6つの払出待機ベルト25が設けられている。払出待機ベルト25は、払出モータ45(図7参照)の駆動により回転して硬貨の払出をする。払出待機ベルト25の硬貨払出方向の下流端には、払出を待機している各金種の先頭硬貨を選択的に硬貨払出口3に投出する6つの払出シャッタ27が配置されている。また、払出を待機している各金種の先頭硬貨の材質をそれぞれ検出する6つの材質センサ26と、各払出シャッタ27によって金種別に投出された硬貨を検出する6つの払出センサ28とが設けられている。
ここで、硬貨搬送部51について詳述する。図3は硬貨搬送部51を示す平面図、図4は硬貨搬送部51を示す側面図、図5は硬貨搬送部51を示す斜視図である。図3ないし図5に示すように、エンドレスベルトである搬送ベルト12aは、ローラ16a,16bに掛け渡されている。ローラ16aは搬送モータ43a(図7参照)に接続された駆動ローラであり、ローラ16bは従動ローラである。搬送モータ43aの駆動によってローラ16aは等速回転する。ローラ16aの等速回転により搬送ベルト12aも等速回転する。搬送ベルト12aは、硬貨搬送面11上の硬貨Cを挟む位置で硬貨搬送面11の上面側に配置されている。なお、16eはアイドラプーリである。
また、エンドレスベルトである補助搬送ベルト12bは、ローラ16c,16dに掛け渡されている。ローラ16cは搬送モータ43b(図7参照)に接続された駆動ローラであり、ローラ16dは従動ローラである。搬送モータ43bの駆動によってローラ16cは等速回転する。ローラ16cの等速回転により補助搬送ベルト12bも等速回転する。補助搬送ベルト12bは、硬貨搬送面11上の硬貨Cを挟む位置で硬貨搬送面11の上面側に配置されている。
搬送ベルト12a,12bと硬貨搬送面11とに挟まれている硬貨Cは、搬送ベルト12aの回転に伴って硬貨搬送面11上を搬送される。硬貨搬送面11は、搬送ベース52によってその上面に形成されている。搬送ベース52には、硬貨搬送面11における硬貨搬送方向の右側に搬送ガイド部11aが固定されている。搬送ベース52および搬送ガイド部11aは、硬貨Cよりも硬い金属製である。
ここで、図6は搬送ガイド部11a近傍を拡大して示す平面図である。搬送ガイド部11aは、図6に示すように、投入ベルト8上を搬送された硬貨Cの搬送経路に干渉するように設けられている。搬送ガイド部11aは、搬送ベルト12a,12bに対して角度αの第1斜面Xと、搬送ベルト12aに対して角度βの第2斜面Yと、を備えている。なお、第1斜面Xの角度αと第2斜面Yの角度βとの関係は、角度α>角度βである。図6に示すように、搬送ガイド部11aの第1斜面Xは、補助搬送ベルト12bに掛け渡されたローラ16cの近傍に位置している。一方、搬送ガイド部11aの第2斜面Yは、第1斜面Xよりも硬貨搬送方向下流側に位置して、補助搬送ベルト12bに掛け渡された搬送ベルト12aの近傍に沿うように位置している。すなわち、図6に示すように、搬送ガイド部11aによって、投入ベルト8上を搬送された硬貨Cの搬送経路の幅が徐々に狭くなる。
このように投入ベルト8から硬貨選別に用いる選別ベルト18まで延出している搬送ベルト12aの隣に搬送ベルト12aに比べて短く形成されている補助搬送ベルト12bを配置するとともに、搬送ガイド部11aの第1斜面Xを補助搬送ベルト12bが掛け渡されたローラ16cの近傍に位置させることにより、硬貨投入口2から送り出された直径の異なる各硬貨の略中央部に位置するように搬送ベルトを配置することができ、直径の異なる各硬貨を確実に搬送することができるとともに、硬貨入出金装置1の幅方向の大きさを極力小さくすることができるので、幅方向にて装置の小型化を図ることができる。
図7は、硬貨入出金装置1の電気的接続を示すブロック図である。硬貨入出金装置1は、情報処理部としてのCPU32を搭載している。CPU32には、プログラム等の固定的データが予め記憶されたROM33と、各種データを書き換え自在に記憶するRAM34とがシステムバス35を介して接続されている。CPU32、ROM33及びRAM34によってマイクロコンピュータが構成されている。
さらに、CPU32には、システムバス35を介して、投入センサ5、リジェクトセンサ15、計数センサ19、収納フルセンサ22、払出待機センサ24、材質センサ26、払出センサ28、光センサ30等のセンサ類Sからの信号を入力する入力ポート39と、リジェクトソレノイド14c等に駆動信号を出力する出力ポート40と、POS端末と電気的に接続する通信インターフェース41と、投入モータ42、搬送モータ43a、搬送モータ43b、選別モータ44、払出モータ45等のモータ類Mを個別に駆動制御するモータ駆動制御部46と、操作パネル4に接続されて操作キー4aから入力されるキー信号を取込むとともに表示器4bにデータを表示させる操作パネル制御部47とが接続されている。これらの各部は、プログラムに従ってCPU32によって駆動制御される。
本実施の形態においては、制御手段であるCPU32は、搬送ガイド部11aから遠い方の搬送ベルト12aの速度を、搬送ガイド部11aから近い方の補助搬送ベルト12bの速度よりも速くするように制御する。
このような構成において、硬貨Cが硬貨投入口2に投入されたならば、硬貨Cは投入センサ5により検出される。投入センサ5の検出信号の受信によりCPU32は、投入モータ42と搬送モータ43aと搬送モータ43bとを駆動させて投入ベルト8と搬送ベルト12a,12bを回転させる。硬貨Cは、投入ベルト8の回転により硬貨搬送面11に搬送される。そして、硬貨搬送面11に搬送された硬貨Cは、搬送ベルト12a,12bの回転により、硬貨搬送方向下流側へと搬送される。
ここで、上述したように、搬送ガイド部11aから遠い方の搬送ベルト12aの速度が搬送ガイド部11aから近い方の補助搬送ベルト12bの速度よりも速いことから、搬送ベルト12a,12bと硬貨搬送面11とに挟まれている硬貨Cは、搬送ベルト12と補助搬送ベルト12bとの速度差によって補助搬送ベルト12b側(つまり、搬送ガイド部11a側)へ寄っていくことになる。すなわち、搬送ベルト12a,12bは、幅が徐々に狭くなる搬送経路上の硬貨Cを、搬送ガイド部11aに押し付けるようにして搬送する。したがって、硬貨Cは、金種毎に同一の通過軌跡を形成して硬貨搬送面11上を搬送されることになる。
また、上述のように第1斜面Xの角度αと第2斜面Yの角度βとの関係を角度α>角度βとしたことにより、硬貨搬送方向上流側の搬送ガイド部11aにおける短い距離で硬貨投入口2を出た硬貨Cに対して幅寄せすることができる。
このようにして硬貨Cが搬送ガイド部11aに押し付けられて硬貨搬送面11上を搬送されることを、硬貨Cが片寄せ搬送されると称する。このように硬貨Cを片寄せ搬送するのは、以下の理由による。光センサ30による硬貨判別時に硬貨Cの直径判別などを行う場合には、硬貨を案内ガイドに片寄せさせて位置決めし、光センサ30による硬貨判別を行う必要がある。そのため、硬貨投入口2を出た硬貨Cは、硬貨判別時において、搬送ガイド部11aに片寄せされて位置決めされている必要があるからである。
硬貨搬送面11で搬送ガイド部11aに片寄せされて搬送される硬貨Cは、光センサ30を通過する。このとき、片寄せ搬送される硬貨Cの径に応じて光センサ30の出力変化量は異なり、また、その出力変化量は硬貨C毎に固有のものである。CPU32は光センサ30の出力変化に基づいて硬貨判別を実行する。硬貨判別に際しては、CPU32は、光センサ30の出力変化量と予め設定されている正貨の範囲値と比較して硬貨Cの金種を特定する。搬送される硬貨Cを正貨と判定した場合、CPU32は、リジェクトソレノイド14cを駆動制御せず、リジェクトシャッタ14bは閉状態が維持される。したがって、硬貨Cは、リジェクト孔14aから落下することなく搬送され、次いで選別ベルト18によって搬送される。選別ベルト18によって搬送される硬貨Cは、対応する選別孔17aから落下して硬貨収納部20に収納される。一方で、搬送される硬貨Cを偽貨と判定した場合、CPU32は、リジェクトソレノイド14cを駆動制御してリジェクトシャッタ14bを開状態にする。これにより、偽貨と判定された硬貨Cは、リジェクト孔14aから落下してリジェクト収納部(図示せず)に収納される。
このように本実施の形態によれば、硬貨搬送面11に設けられて硬貨投入口2から送り出される硬貨Cの搬送経路の幅を徐々に狭くするような斜面を有して硬貨を片側に片寄せ搬送するように案内する搬送ガイド部11a側に、硬貨搬送面11に支持された硬貨Cを硬貨選別部60側へと搬送する搬送ベルト12aに対して硬貨搬送方向に沿って平行に並べられて配置される補助搬送ベルト12bを備え、搬送ベルト12aまたは補助搬送ベルト12bのいずれかが、硬貨投入口2から送り出される直径の異なる各硬貨Cの略中央部に位置するように設けられていることにより、直径の異なる各硬貨Cを確実に搬送することができるとともに、搬送ベルト12aに比べて短く形成されて搬送ベルト12aに対して硬貨搬送方向に沿って平行に並べられて配置される補助搬送ベルト12bの長さを搬送ガイド部11aの斜面の途中までの長さとしたことにより、硬貨入出金装置1の幅方向の大きさを極力小さくすることができるので、幅方向にて装置の小型化を図ることができる。
また、搬送ガイド部11aから遠い方の搬送ベルト12aの速度を他方の補助搬送ベルト12bの速度よりも速くすることにより、硬貨Cをより確実に搬送ガイド部11aに片寄せできるので、光センサ30において精度よく硬貨判別ができる。
なお、本実施の形態においては、搬送ベルト12aの隣に搬送ベルト12aに比べて短く形成されている補助搬送ベルト12bを配置するとともに、搬送ガイド部11aの第1斜面Xを補助搬送ベルト12bが掛け渡されたローラ16cの近傍に位置させるようにしたが、これに限るものではない。例えば、図8に示すように、補助搬送ベルト12bの硬貨搬送方向下流側端部、すなわち補助搬送ベルト12bが掛け渡されているローラのうち下流側の駆動ローラ16cおよび駆動ローラ16cと供回りするアイドラプーリ16eをともに搬送ガイド部11aよりも、硬貨搬送方向上流側に位置させるようにしても良い。図8に示すように補助搬送ベルト12bが搬送ガイド部11aの斜面よりも硬貨搬送方向上流側で終わっている状態であっても、搬送ベルト12aと平行で搬送ガイド部11aまで達する補助搬送ベルト12bを設けたことによって、硬貨投入口2から送り出された直径の異なる各硬貨Cを搬送ガイド部11aに確実に搬送することができる。
1 硬貨入出金装置
11 硬貨搬送面
11a 搬送ガイド部
12a 搬送ベルト
12b 補助搬送ベルト
32 制御手段
特開平8−110961号公報

Claims (5)

  1. 硬貨が投入される硬貨投入口に設けられ、投入された硬貨を搬送する投入ベルトと、
    前記投入ベルトから1枚ずつ送り出される前記硬貨を受ける位置に配置され、前記硬貨を支持する硬貨搬送面と、
    前記硬貨搬送面に設けられ、前記硬貨投入口から送り出される前記硬貨の搬送経路の幅を徐々に狭くするような斜面を有して前記硬貨を片側に片寄せ搬送するように案内する搬送ガイド部と、
    前記硬貨搬送面上の前記硬貨を挟む位置で前記硬貨搬送面の上面側に設けられ、前記硬貨搬送面に支持された前記硬貨を前記搬送ガイド部に沿わせて金種別に選別する硬貨選別部側へと搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに対して硬貨搬送方向に沿って前記搬送ガイド部側に平行に並べられて配置される補助搬送ベルトと、
    を備え
    前記搬送ベルトの硬貨搬送方向上流側および前記補助搬送ベルトの硬貨搬送方向上流側が前記投入ベルトの略中央部上に位置しており、
    前記補助ベルトの硬貨搬送方向が前記搬送ガイド部の前記斜面の途中に位置する、
    ことを特徴とする硬貨入出金装置。
  2. 前記補助搬送ベルトは、前記搬送ガイド部の前記斜面の途中までの長さであって前記搬送ベルトに比べて短く形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記搬送ベルトまたは前記補助搬送ベルトのいずれかが、前記硬貨投入口から送り出される直径の異なる前記各硬貨の略中央部に位置するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
  4. 前記搬送ベルトの速度を、前記搬送ガイド部側の前記補助搬送ベルトの速度よりも速くするように制御する制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
  5. 前記搬送ガイド部の前記斜面は、前記搬送ベルトに対して角度αの第1斜面と、前記搬送ベルトに対して角度β(角度α>角度β)の第2斜面と、を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
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