JP5210654B2 - 包装ケース - Google Patents

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Description

本発明は、製品等を梱包する包装ケースにおいて、段ボール紙等の一枚のシートから組み立てられる包装ケースに関するものである。
従来、原紙から打ち抜かれた一枚のシートから形成される包装ケースは、図11に示されるようなものであった。即ち、図11(a)の包装ケースの展開図において、底板100の四辺には側板101a、101b及び101cが連設されている。そして、底板100に連設された側板には、例えば、図11においては、側板101aの両端には接合片102aが、側板101cの両端には接合片102cが連設されており、接合片102a及び102cの外面を側板101bの内面に接着することにより収容空間が形成される。
また、底板100には、この底板100と同じ大きさに形成され、4枚の側板101のいずれか(図11では側板101c)に、底板100との間に側板101を挟み、折り線103aを介して、蓋板103が連設されている。更に、蓋板103の先端には、折り線103bを介して挿入片104が連設されている。そして、図11(b)に示す包装ケース組立後の斜視図において、折り線103a及び103bを折り畳むことにより、形成された箱体の上に蓋板103が被せられ、挿入片104が側板101aの内側に沿って差し込まれ、蓋板103が形成された箱体に固定される。
一方、特許文献1には、図12に示すような複数の収納部を備えた包装ケースが提案されている。なお、図12(a)は展開状態、図12(b)は組み立て途中、図12(c)は組み立て後の状態を図示している。図12(a)に示すように、底板300の両長辺側には側板301が連設されており、これらの両側板301の外側方には蓋板302が連接され、更に、これらの両蓋板302の外側には中仕切片303が連設されている。
また、底板300の両短辺側には端板304が連設されており、側板301と端板304と間には、底板300の4つの角を夫々交点とする略V字状の折り線を設けられており、この折り線にて台形状の切起用補助片305が形成されている。そして、前述した中仕切片303及び端板304には、嵌合用切欠き303a、304aがそれぞれ設けられている。
上記のように構成された包装ケースを組み立てる際には、図12(b)に示すように、底板300に対して両側の側板301を上方に折曲させていくと、両側板301の間に挟み付けられた端板304が自然に起立する。この状態で、包装ケースに収容される製品等を底板300上に載せた後、側板301に連設された蓋板302及び中仕切片303を内向きに折曲させていき、各嵌合用切欠303a、304aを嵌合させることにより、図12(c)に示すような、中仕切を備えた包装ケースが容易に且つ迅速に組立てられる。
特開平5−112353号公報
しかしながら、上述したような従来の包装ケースでは、組み立てられた包装ケースの収納部の形状は一定であるため、決まった形状の被梱包物しか収納できない。そのため、例えば異なる大きさや形状を有する多種類の製品を選択的に収納する場合には、製品の種類に応じて複数の包装ケースを用意しておく必要があり、包装ケースの製造コストや管理負担が増加するという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、段ボール紙等の一枚のシートから組み立てられる包装ケースにおいて、形状や大きさの異なる被梱包物を選択的に収納可能な包装ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、矩形状の底板と、該底板の対向する二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、前記底板の前記端板が設けられていない二辺に折り線を介して連設される一対の側板と、該側板のうち、一方の側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、他方の側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される側方仕切板と、該側方仕切板の前記側板と対向する辺に折り線を介して連設され、前記底板上に被梱包物を載置する台座を形成する台座板と、を有する一枚のシートから組み立てられ、周囲を前記側方仕切板と前記端板と前記側板とで囲まれ内部に前記台座が配置された第1収納空間が形成される包装ケースであって、前記台座板の折り曲げにより前記端板方向から見た断面形状の異なる前記台座を選択的に形成可能としたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記台座板は、前記側方仕切板と連続する辺に平行な折り線により前記側方仕切板側から順に第1支持部、被梱包物載置面、及び第2支持部に分割されており、前記第1及び第2支持部を前記底板方向に折り曲げて形成され前記被梱包物載置面と前記底板とが略平行な第1の台座と、前記第1支持部を前記底板方向に折り曲げるとともに前記第2支持部を反対方向に折り曲げて形成され前記被梱包物載置面が前記底板に対し所定の角度を有する第2の台座とを選択的に形成可能としたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記被梱包物載置面には前記側方仕切板と連続する辺に平行な一つ以上の折り線が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記台座板には、前記底板に形成されたスリットに係合して前記第1及び第2の台座を保持する台座板固定片が設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記側板と前記側方仕切板との間には折り線を介して連結板が連設されており、周囲を前記側方仕切板と前記端板と前記側板で囲まれ上面が前記連結板で覆われた第2収納空間が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装ケースにおいて、前記一対の端板には、前記蓋板側に突出する第1フラップと、前記連結板側に突出する第2フラップとが折り線を介して連設されており、前記第2フラップを角筒状に折り曲げることにより、前記第2収納空間を補強する支柱部が形成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、台座板の折り曲げ形状を変更するだけで端板方向から見た形状の異なる被梱包物を第1収納空間に選択的に収納可能となるため、同一の包装ケースを用いて複数の種類の被梱包物を簡単に梱包可能となる。また、包装ケースの外寸は変化しないため、輸送時や保管時において使用するコンテナも共用することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の包装ケースにおいて、台座板を、側方仕切板と連続する辺に平行な折り線により側方仕切板側から順に第1支持部、被梱包物載置面、及び第2支持部に分割し、第1及び第2支持部を底板方向に折り曲げて形成され被梱包物載置面と底板とが略平行な第1の台座と、第1支持部を底板方向に折り曲げるとともに第2支持部を反対方向に折り曲げて形成され被梱包物載置面が底板に対し所定の角度を有する第2の台座とを選択的に形成可能とすることにより、端板方向から見た第1収納空間の形状を容易に切り替えることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の包装ケースにおいて、被梱包物載置面に、側方仕切板と連続する辺に平行な一つ以上の折り線を形成することにより、第2の台座を形成したときの被梱包物載置面の傾斜角を自由に変更することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の包装ケースにおいて、底板に形成されたスリットに係合して第1及び第2の台座を保持する台座板固定片を設けることにより、台座板の形状を容易に保持できるようになり、組み立て作業性が向上するとともに収納される被梱包物に対して適度な緩衝性を維持することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の包装ケースにおいて、側板と側方仕切板との間に折り線を介して連結板を連設し、周囲を側方仕切板と端板と側板で囲まれ上面が連結板で覆われた第2収納空間を形成することにより、別途仕切板等を設けることなく同梱物の収納スペースを容易に形成することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第5の構成の包装ケースにおいて、一対の端板に、蓋板側に突出する第1フラップと連結板側に突出する第2フラップとを連設し、第2フラップを角筒状に折り曲げて第2収納空間を補強する支柱部を形成することにより、別部材を用いることなく第2収納空間及び包装ケースを補強することができる。また、支柱部を第2収納空間内に収納される同梱物の位置決め部材として用いることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の包装ケースの展開図である。なお、図1において、斜線で示す部分は打ち抜かれた開口部分を示すものとし、また、矩形状の底板2の一辺方向(図1においては短辺方向)をX軸方向、それと垂直な方向(図1においては長辺方向)をY軸方向と称することにする。
包装ケース1は、段ボール紙等の一枚のシートから形成されており、矩形状の底板2のX軸方向両端縁には折り線を介して一対の側板3、4が連設されている。各側板3、4は、X軸方向及びY軸方向の長さが互いに略同一となるように形成されている。また、底板2のY軸方向両端縁には、それぞれ折り線を介して一対の端板5が連設されている。各端板5のX軸方向の長さは底板2のX軸方向の長さと略同一に形成されており、Y軸方向の長さは側板3、4のX軸方向の長さと略同一に形成されている。
底板2のY軸方向略中央部には、側板3との間の折り線に沿ったスリット2aと、スリット2aに平行なスリット2bとが穿設されている。なお、スリット2a、2bのY軸方向の長さは、それぞれ後述する台座板固定片11a、11bを挿入できるように、台座板固定片11a、11bのY軸方向の長さよりも若干長く形成されている。
側板3の底板2と対向する辺には、折り線を介して蓋板6が連設されており、蓋板6のX軸方向の長さは底板2のX軸方向の長さと略同一に、Y軸方向の長さは側板3のY軸方向の長さと略同一に形成されている。更に、この蓋板6の側板3と対向する辺には挿入片7aが、側板3と垂直な辺には一対の挿入片7bが、それぞれ折り線を介して連設されており、挿入片7aには蓋板6との間の折り線に沿ってY軸方向略中央部にスリット8が穿設されている。なお、スリット8のY軸方向の長さは、後述する蓋板固定片17を挿入できるように、蓋板固定片17のY軸方向の長さよりも若干長く形成されている。
側板4の底板2と対向する辺には、連結板9、側方仕切板10、台座板11が、それぞれ折り線を介して順に連設されている。これらのY軸方向の長さは底板2のY軸方向の長さと略同一であり、側方仕切板10のX軸方向の長さは側板4のX軸方向の長さと略同一である。
台座板11は、側方仕切板10と連続する辺に平行な折り線により側方仕切板10側から順に第1支持部12、被梱包物載置面13、及び第2支持部14に分割されている。被梱包物載置面13の第1支持部12寄りには、側方仕切板10と連続する辺に平行な折り線15が形成されており、第2支持部14のY軸方向略中央部には台座板固定片11a、11bが形成されている。連結板9と被梱包物載置面13とのX軸方向の長さの和は底板2のX軸方向の長さと略同一であり、第1支持部12と第2支持部14のX軸方向の長さは略同一である。
また、連結板9のY軸方向中央部にはX軸方向全幅にわたって開口部16が穿設されており、側板4には開口部16へ突出する蓋板固定片17が設けられている。また、側方仕切板10には開口部16へ突出する突出片18が設けられている。
更に、第1支持部12のY軸方向略中央部には、X軸方向全幅にわたって保持用開口部19が穿設されている。この保持用開口部19は、側方仕切板10側から台座板11側へ近づくに従ってY軸方向の長さが漸次短くなるように形成された台形状の挿通部19aと、矩形状の固定部19bとが連通されて成るものである。
ここで、固定部19bは、第1支持部12と被梱包物載置面13との間の折り線に沿って穿設され、そのX軸方向の幅が段ボールシートの厚さよりも若干大きく、そのY軸方向の長さが、台形状の挿通部21aの最も短い部分よりも若干長く形成されている。これにより、挿通部19aと固定部19bとの間に保持用開口部19の内方へと突出する突出部19c(図4参照)が形成されている。
一方、側方仕切板10の第1支持部12と連続する側の辺には、保持用開口部19に隣接するように折曲保持片20が設けられている。この折曲保持片20のX軸方向の長さは、保持用開口部19のX軸方向の長さ、即ち、第1支持部12のX軸方向の長さと略同一に形成されている。
また、折曲保持片20のY軸方向の長さは、側方仕切板10の第1支持部12と連続する辺上が最も長く、挿通部19aのY軸方向に最も長い部分と略同一に形成されており、連結板9側に近づくに従ってY軸方向の長さが漸次短くなり、最も短い部分の長さは固定部19bのY軸方向の長さよりも若干短く、挿通部19aのY軸方向に最も短い部分よりも若干長くなるように形成されている。
さらに、各端板5には蓋板6方向に突出する第1フラップ21と、連結板9方向に突出する第2フラップ22がそれぞれ折り線を介して連設されている。第2フラップ22には差し込み片23、差し込み孔24、係合片25、係合孔26、及びY軸方向の4本の折り線が所定の位置に形成されている。
次に、本発明の包装ケース1の組み立て手順について説明する。先ず、図2に示すように、側板4と連結板9との間の折り線を折曲して、連結板9、側方仕切板10、台座板11を上方へと持ち上げた後、台座板11が側方仕切板10に対して底板2と逆側に位置するように、側方仕切板10と台座板11との間の折り線を矢印E方向に折り曲げる。そして、折曲保持片20を保持用開口部19内へ挿入して、側方仕切板10と台座板11との折り曲げ状態を保持する。また、第2フラップ22を折り線に沿って角筒状に折り曲げた後、差し込み片23を差し込み孔24に、係合片25を係合孔26にそれぞれ挿入して支柱部27を形成する。
図3は折曲保持片20の保持用開口部19への挿入を説明するための拡大斜視図であり、図3(a)は挿入前、図3(b)は挿入途中、図3(c)は挿入後をそれぞれ図示している。図3を用いて、折曲保持片20を保持用開口部19へ挿入する手順を詳述する。側方仕切板10と台座板11との間の折り線を図2の矢印E方向に折曲すると、図3(a)に示すように、保持用開口部19と折曲保持片20とが互いに対向するようになる。この状態にした後、折曲保持片20を保持用開口部19内へ挿入する。
この時、前述したように、折曲保持片20のY軸方向の長さは挿通部19aのY軸方向に最も短く形成された部分よりも長く形成されており、折曲保持片20は突出部19cに当接するため、図3(b)に示すように、折曲保持片20及び突出部19cは一時的に変形する。そして、折曲保持片20が完全に固定部19bに嵌合されると、突出部19cは復元力により元の位置へと復帰して、図3(c)に示すように、突出部19cが折曲保持片20上に突出する。これにより、折曲保持片20が挿通部19a側へ戻ることが防止される。
そして、図3(c)に示すように、折曲保持片20が固定部19bに嵌合されると、前述したように、折曲保持片20のY軸方向の長さは、先端に近づくに従ってY軸方向の長さが漸次長くなるように形成されており、折曲保持片20のY軸方向両端部が固定部19bのY軸方向両端部に干渉するため、側方仕切板10と台座板11との間の折り線の折り曲げ状態が保持されることとなる。
次に、図2の状態から側板3、4及び端板5を底板2に対して垂直に起立させる。同時に、第1フラップ21を内側へ折り曲げて側板3の内面に沿わせる。また、支柱部27も端板5と共に起立する。次いで、連結板9と側方仕切板10との間の折り線を折り曲げて側方仕切板10及び台座板11を底板2方向に折り込んでいく。なお、前述したように折曲保持片20によって側方仕切板10と台座板11との間の折り曲げ状態が保持されているため、側方仕切板10等の折り込み作業が容易に行えるようになっている。
この時、端板5に形成された支柱部27に側板4、連結板9及び側方仕切板10が被せられることにより、端板5の折り曲げ状態が保持されて箱体が維持されるようになる。そして、上記のように形成された箱体内部は、図4に示すように、側方仕切板10によって水平方向に仕切られ、側板3、端板5及び側方仕切板10によって囲まれた第1収納空間S1と、側板4、端板5、連結板9及び側方仕切板10によって囲まれた第2収納空間S2が形成される。そして、箱体を形成した後、図4の矢印F方向に台座板11を折り曲げる。
図5は台座板11を断面コ字状に折り曲げた状態を示す包装ケースの斜視図であり、図6は包装ケースの側面断面図(図5のAA′断面)である。図5及び図6では、被梱包物載置面13と第1支持部12及び第2支持部14との間の折り線を、第1支持部12及び第2支持部14が被梱包物載置面13に対して垂直下向きに起立するように折曲するとともに、支持板固定片11aをスリット2aに係合させている。これにより、第1支持部12及び第2支持部14によって被梱包物載置面13が底板2に対し略平行に支持された台座30(第1の台座)が形成される。
なお、第1支持部12の下端部は側方仕切板10と連続しており、前述したように側方仕切板10との間の折り線の折り曲げが折曲保持片20によって保持されているため、第1支持部12の底板2に対する傾倒が防止される。また、第2支持部14の下端部は支持板固定片11aとスリット2aとの係合によって固定されているため、第2支持部14の底板2に対する傾倒も防止される。そして、台座30の上に被梱包物(ここでは幅x1、高さy1のトナーカートリッジ32a)を載置する。なお、トナー漏れを防止するためトナーカートリッジ32aはトナー供給口(図示せず)を上向きにして台座30の上に載置されている。
図7は台座板11を山形状に折り曲げた状態を示す包装ケースの斜視図であり、図8は包装ケースの側面断面図(図7のBB′断面)である。図7及び図8では、被梱包物載置面13と第1支持部12との間の折り線を、第1支持部12が被梱包物載置面13に対して垂直下向きに起立するように折り曲げるとともに、被梱包物載置面13の折り線15を山折りに折り曲げ、支持板固定片11bをスリット2bに係合させている。これにより、被梱包物載置面13が底板2に対し所定の角度を有する台座31(第2の台座)が形成される。そして、台座31の上に被梱包物(ここでは幅x2、高さy2のトナーカートリッジ32b)を載置する。台座31はトナーカートリッジ32bを斜めに支持するため、トナー供給口(図示せず)を上側に配置することでトナー漏れを防止することができる。
このように、台座板11の折り曲げ形状を変更することにより、端板5方向から見た台座30、31の断面形状も変化するため、端板5方向から見た形状の異なる2種類の被梱包物を、同一の包装ケース1を用いて選択的に収納することができる。また、包装ケース1の外寸は変化しないため、輸送時や保管時に包装ケース1をコンテナに函詰めする場合、コンテナの仕様を変更する必要もなくなる。
また、被梱包物載置面13に複数の折り線15を設けておき、台座31を形成する際にいずれかの折り線15を選択するようにすれば、被梱包物載置面13の傾斜角を段階的に変更可能となる。従って、同一の包装ケースを用いて3種類以上の被梱包物を選択的に収納可能となる。
次に、図9に示すように、第2収納空間S2内に同梱物(ここでは廃トナーボトル33)を収納する。このとき、支柱部27が廃トナーボトル33の位置決め部材として機能するため、第2収納空間S2における廃トナーボトル33のがたつきを抑制することができる。また、廃トナーボトル33に突出部33aがある場合には、突出片18を開口部14側へ折り曲げて突出部33aに当接させることにより、より効果的に廃トナーボトル33のがたつきを抑制することができる。
第1収納空間S1及び第2収納空間S2に製品等(トナーカートリッジ及び廃トナーボトル)を収納した後、蓋板6を図5及び図7の矢印G方向へと折り曲げて、挿入片7aを連結板9に設けられた開口部16に挿入し、挿入片7bを端板5の内面に沿うように挿入する。そして、挿入片7aに設けられたスリット8に、外側から蓋板固定片17を挿入することにより包装ケース1の組み立てが完了する。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態においては、側板4と側方仕切板10との間に連結板9を設けて第2収納空間S2を形成しているが、折り線を介して側板4と側方仕切板10とを連設した第2収納空間S2を形成しない構成も可能である。また、側方仕切板10及び台座板11は収容する製品等の大きさや個数に応じて折り曲げ位置や大きさを適宜変更することができる。
また本発明は、従来例の図12で説明したような、底板300に対して両側の側板301を上方に折曲させていくと、両側板301の間に挟み付けられた端板304が自然に起立するタイプの包装ケースにも適用できるのはもちろんである。
本発明は、段ボール紙等の一枚のシートから組み立てられる包装ケースに利用することにより、1種類の包装ケースで複数の被梱包物に対応可能な梱包作業性の向上した包装ケースを提供することができ、包装ケースの製造コストや管理負担の削減によりコストの低減にも貢献する。
は、本発明の包装ケースの展開図である。 は、本発明の包装ケースの組み立て途中を示す斜視図であり、保持片によって台座板の折り曲げ状態を保持した状態を示す斜視図である。 は、折曲保持片の保持用開口部への挿入を説明するための斜視図である。 は、本発明の包装ケースの組み立て途中を示す斜視図であり、側板及び端板を垂直に折り曲げた状態を示す斜視図である。 は、本発明の包装ケースの組み立て途中を示す斜視図であり、台座板を折り曲げて第1の台座を形成した状態を示す斜視図である。 は、第1の台座上に被梱包物を載置した状態を示す側面断面図である。 は、本発明の包装ケースの組み立て途中を示す斜視図であり、台座板を折り曲げて第2の台座を形成した状態を示す斜視図である。 は、第2の台座上に被梱包物を載置した状態を示す側面断面図である。 は、第2収納空間に同梱物が収納された状態を示す部分断面図である。 は、本発明の包装ケースが組み立てられた状態を示す斜視図である。 は、従来の包装ケースの展開図及び組み立て後の斜視図である。 は、従来の他の包装ケースの展開図、組み立て途中を示す斜視図、及び組み立て後の斜視図である。
符号の説明
1 包装ケース
2 底板
2a、2b スリット
3、4 側板
5 端板
6 蓋板
7a、7b 挿入片
8 スリット
9 連結板
10 側方仕切板
11 台座板
11a、11b 台座板固定片
12 第1支持部
13 被梱包物載置面
14 第2支持部
15 折り線
16 開口部
17 蓋板固定片
18 突出片
19 保持用開口部
20 折曲保持片
21 第1フラップ
22 第2フラップ
27 支柱部
30 台座(第1の台座)
31 台座(第2の台座)
32a、32b トナーカートリッジ(被梱包物)
33 廃トナーボトル(同梱物)
S1 第1収納空間
S2 第2収納空間

Claims (5)

  1. 矩形状の底板と、該底板の対向する二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、前記底板の前記端板が設けられていない二辺に折り線を介して連設される一対の側板と、該側板のうち、一方の側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、他方の側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される側方仕切板と、該側方仕切板の前記側板と対向する辺に折り線を介して連設され、前記底板上に被梱包物を載置する台座を形成する台座板と、を有する一枚のシートから組み立てられ、
    周囲を前記側方仕切板と前記端板と前記側板とで囲まれ内部に前記台座が配置された第1収納空間が形成される包装ケースであって、
    前記台座板は、前記側方仕切板と連続する辺に平行な折り線により前記側方仕切板側から順に第1支持部、被梱包物載置面、及び第2支持部に分割されており、前記第1及び第2支持部を前記底板方向に折り曲げて形成され前記被梱包物載置面と前記底板とが略平行な第1の台座と、前記第1支持部を前記底板方向に折り曲げるとともに前記第2支持部を前記底板に対して反対方向に折り曲げて形成され前記被梱包物載置面が前記底板に対し所定の角度を有する第2の台座とを選択的に形成可能としたことを特徴とする包装ケース。
  2. 前記被梱包物載置面には前記側方仕切板と連続する辺に平行な一つ以上の折り線が形成されることを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
  3. 前記台座板には、前記底板に形成されたスリットに係合して前記第1及び第2の台座を保持する台座板固定片が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装ケース。
  4. 前記側板と前記側方仕切板との間には折り線を介して連結板が連設されており、周囲を前記側方仕切板と前記端板と前記側板で囲まれ上面が前記連結板で覆われた第2収納空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装ケース。
  5. 前記一対の端板には、前記蓋板方向に突出する第1フラップと、前記連結板方向に突出する第2フラップとが折り線を介して連設されており、前記第2フラップを角筒状に折り曲げることにより、前記第2収納空間を補強する支柱部が形成されることを特徴とする請求項4に記載の包装ケース。
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