JP5209805B1 - マスキング治具を用いたマスキング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットのハンドによりマスキング治具をワークに均等な力で貼付ける。
【解決手段】ロボットのマスキング治具把持部(31)がロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、ロボットがマスキング治具を移動させて仮置き台に載置し、ロボットの対象物把持部(21)がロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、ロボットが対象物を移動させて所定の位置姿勢で塗布部(35b)に対面するよう位置決めし、塗布部が対象物のマスキング部位に接着剤を塗布し、ロボットが対象物のマスキング部位を下方に向けて、対象物を仮置き台まで移動させ、ロボットが、仮置き台に載置されたマスキング治具まで対象物を下降させてマスキング治具を対象物のマスキング部位に貼付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスキング治具を用いてロボットにより実施されるマスキング方法に関する。
塗装対象物への塗装前に、非塗装部位を予め被覆するいわゆるマスキングを行う際は、マスキングテープ又はマスキング治具等を該非塗装部位に取付けることが一般的である。例えば特許文献1には、「塗装作業において、塗装したくない箇所がある場合には、その箇所にマスキングテープ等のマスキング材を貼着してから全体を塗装し、塗装後にマスキングテープを剥離する方法が効率的である」と記載されている。
マスキングシートを用いたマスキング方法も周知である。例えば特許文献2には、「機体1を洗浄、塗装する際に、洗浄液や塗料などの異物から搭載電子部品などの精密装置を保護すべく、伸縮性及び粘着性を有しかつ繰返し使用可能なマスキングシート10にて、前記精密装置に連通する機体孔5を覆う」と記載されている。
また、マグネット体によってマスキング部材を位置決めする技術も周知である。例えば特許文献3には、「マスクをマグネット体で被塗装物の所定面にズレ動かないよう確実に位置決め被着でき、また、マグネット体を備えるだけの簡単な構成でマスク共々被塗装物を位置ズレさせないよう位置決め配置することができる」と記載されている。
特開平2000−70800号公報 特開2004−202348号公報 特開平6−99118号公報
接着剤を用いてロボットがマスキング治具をワークに貼付ける際には、マスキング治具とワークの貼付け面とを均等に密着させる必要がある。マスキング治具を把持して貼付け作業を行うロボットのハンドでは、多様なワークの形状に合わせて均等な力でマスキング治具をワークに貼付けることが困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ロボットのハンドを用いてマスキング治具をワークに均等な力で容易に貼付けることのできるマスキング方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、マスキング治具を把持するマスキング治具把持部および対象物を把持する対象物把持部を有するロボットと、前記ロボットの作業領域において所定の位置に設置されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記ロボットの作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、前記ロボットの前記マスキング治具把持部が前記ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、前記ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、前記ロボットの前記対象物把持部が前記ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、前記ロボットが前記対象物を移動させて所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、前記ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、前記ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法が提供される。
2番目の発明によれば、対象物を把持する対象物把持部を備えた第一ロボットと、マスキング治具を把持するマスキング治具把持部を備えた第二ロボットと、少なくとも前記第一ロボットの作業領域において所定の位置に設置されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記第一ロボットおよび前記第二ロボットの共通する作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部が前記第二ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、前記第二ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、前記第一ロボットの前記対象物把持部が前記第一ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、前記第一ロボットが前記対象物を移動させて所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、前記第一ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、前記第一ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法が提供される。
3番目の発明によれば、対象物を把持する対象物把持部を備えた第一ロボットと、マスキング治具を把持するマスキング治具把持部を備えていて前記第一ロボットと共通の作業領域を有する第二ロボットと、該第二のロボットに搭載されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記共通の作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部が前記第二ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、前記第二ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、前記第一ロボットの前記対象物把持部が前記第一ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物および前記マスキング治具を相対的に移動させて、前記対象物を所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、前記第一ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、前記第一ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法が提供される。
4番目の発明によれば、2番目または3番目の発明において、前記第二ロボットは、前記第一ロボットの前記対象物把持部により把持された前記対象物の把持ズレを検出する第一検出部を含んでおり、該第一検出部により検出された把持ズレに基づいて、前記塗布部と前記対象物との間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方を補正することをさらに含む。
5番目の発明によれば、2番目から4番目のいずれかの発明において、前記第一ロボットは、前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部により把持された前記マスキング治具の把持ズレを検出する第二検出部を含んでおり、該第二検出部により検出された把持ズレに基づいて、前記マスキング治具と前記対象物との間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方を補正することをさらに含む。
1番目の発明においては、予め載置されたマスキング治具上に対象物(ワーク)を載せて貼付けを行っているので、対象物自体の重さによりマスキング治具が押さえ付けられ、均等な力でマスキング治具に密着してマスキング治具を安定して貼付けることができる。
2番目の発明においては、予め載置されたマスキング治具上に対象物(ワーク)を載せて貼付けを行っているので、対象物自体の重さによりマスキング治具が押さえ付けられ、均等な力でマスキング治具に密着してマスキング治具を安定して貼付けることができる。さらに、二つのロボットを用いているので、いくつかの工程を二つのロボットに割り振ることができ、作業時間全体を短縮することもできる。
3番目の発明においては、予め載置されたマスキング治具上に対象物(ワーク)を載せて貼付けを行っているので、対象物自体の重さによりマスキング治具が押さえ付けられ、均等な力でマスキング治具に密着してマスキング治具を安定して貼付けることができる。さらに、第二ロボットが塗布手段を備えているので、塗布部の位置姿勢の自由度を対象物の形状に応じて向上させられる。
4番目の発明においては、第二ロボットの第一検出部が第一ロボットにより把持された対象物の把持ズレを検出するので、マスキング治具を対象物により正確に貼付けることができる。
5番目の発明においては、第一ロボットの第二検出部が第二ロボットにより把持されたマスキング治具の把持ズレ、即ち仮置き台に載置される際に生じうる位置ズレを事前に検出するので、マスキング治具を対象物により正確に貼付けることができる。
本発明に基づくマスキング方法を実施するロボットシステムを示す図である。 発明のマスキング方法を実施するロボットシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明のマスキング方法を説明するための第一の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第二の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第三の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第四の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第五の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第六の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第七の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第八の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第九の図である。 本発明のマスキング方法を説明するための第十の図である。 本発明に基づくマスキング方法を実施する他のロボットシステムを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に基づくマスキング方法を実施するロボットシステムを示す図である。図1に示されるように、ロボットシステム10は、ハンド21を備えた第一ハンドリングロボット20(以下、第一ロボット20)と、ハンド31を備えた第二ハンドリングロボット30(以下、第二ロボット30)とを含んでいる。図1においては、第一ロボット20および第二ロボット30は、六自由度の多関節型ロボットアームである。
図示されるように、第一ロボット20および第二ロボット30はそれぞれ検出部、例えばカメラ29、39をそれぞれ備えている。これらカメラ29、39は後述するロボット制御装置11に接続されている。さらに、第二ロボット30はその先端近傍に、接着剤を塗布する塗布部35aを備えている。また、同様な機能を有する塗布部35bが、第一ロボット20の作業領域内の所定の位置に設置されていてもよい。
図1においては、マスキング治具Jを仮置きするための仮置き台15が示されている。この仮置き台15は、第一ロボット20および第二ロボット30の共通の作業領域内に配置されているものとする。また、第一ロボット20の作業領域には、少なくとも一つのワークWが配置されたワーク置き場22が所定の位置に存在している。また、第二ロボット30の作業領域には、複数のマスキング治具Jが互いに整列して積重なって配置されたマスキング治具置き場32が所定の位置に存在している。マスキング治具Jは所定寸法の平坦な板状である。
さらに、ロボットシステム10は、第一ロボット20および第二ロボット30を制御するロボット制御装置11例えばデジタルコンピュータと、ロボット制御装置11に接続されると共に第一ロボット20および第二ロボット30の教示操作を行うための教示操作盤14とを含んでいる。
図2は本発明のマスキング方法を実施するロボットシステムの動作を示すフローチャートである。さらに、図3から図12は本発明のマスキング方法を説明するための図である。以下、これら図面を参照しつつ、本発明のマスキング方法について説明する。
図2から分かるように、本発明のマスキング方法においては第一ロボット20の動作と第二ロボット30の動作とは或る程度平行して同時に進行される。ステップS11においては、図3に示されるように第一ロボット20をワーク置き場22まで移動させて、第一ロボット20のカメラ29がワーク置き場22に配置されたワークWを検出する。これにより、ワーク置き場22におけるワークWの位置姿勢が把握できる。
次いで、ステップS12においては、図4に示されるように第一ロボット20のハンド21が検出された位置姿勢に基づいてワークWを把持してワーク置き場22から取出す。図4等から分かるように、ハンド21は二つのハンド部材を含んでおり、これらハンド部材を閉鎖してワークWを把持している。ただし、ハンド21が他の手法でワークWを把持してもよい。
同様に、ステップS21においては、図5に示されるように第二ロボット30をマスキング治具置き場32まで移動させて、第二ロボット30のカメラ39がマスキング治具置き場32に配置されたマスキング治具Jを検出する。これにより、マスキング治具置き場32におけるマスキング治具Jの位置姿勢が把握できる。
次いで、ステップS22においては、図6に示されるように第二ロボット30のハンド31が検出された位置姿勢に基づいてマスキング治具Jを把持してマスキング治具置き場32から取出す。図6に示されるように、ハンド31はマスキング治具Jの形状に対応するように配置された複数の棒状吸着部を備えている。これら棒状吸着部は真空作用によりマスキング治具Jを吸着保持する。ただし、ハンド31が他の手法でマスキング治具Jを把持してもよい。
図5および図6から分かるように、複数のマスキング治具Jはマスキング治具置き場32内で互いに積重なって整列されている。このため、マスキング治具置き場32内におけるマスキング治具Jの位置およびマスキング治具置き場32自体の位置が予め把握されている場合には、ステップS21を省略してもよい。
その後、ステップS13においては、図7に示されるように、第二ロボット30を移動させて、第二ロボット30のカメラ39を第一ロボット20のハンド21に把持されたワークWに近づける。そして、第二ロボット30のカメラ39がワークWおよびその周辺を撮像する。これにより、ハンド21とワークWとの間の位置姿勢関係を把握することができる。そして、ハンド21とワークWとの間の位置姿勢関係が所望の位置姿勢関係からズレている場合には、後述するステップS14において、塗布部35b(または塗布部35a)とワークWとの間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方をズレ量だけ補正する。
同様に、ステップS23においては、図8に示されるように、第一ロボット20を移動させて、第一ロボット20のカメラ29を第二ロボット30のハンド31に把持されたマスキング治具Jに近づける。そして、第一ロボット20のカメラ29がマスキング治具Jおよびその周辺を撮像する。これにより、ハンド31とマスキング治具Jとの間の位置関係を把握することができる。そして、ハンド31とマスキング治具Jとの間の位置関係が所望の位置関係からズレている場合には、後述するステップS15において、マスキング治具JとワークWとの間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方をズレ量だけ補正する。
次いで、ステップS14においては、図9に示されるように、第一ロボット20を移動させて、ワークWを塗布部35bに近づける。このとき、ワークWの所定のマスキング部位が塗布部35bに所定の位置姿勢関係で対面するようにする。そして、塗布部35bを駆動して、接着剤をワークWのマスキング部位に塗布する。
次いで、ステップS24においては、図10に示されるように、第二ロボット30を仮置き台15まで移動させて、ハンド31に把持されたマスキング治具Jの一面全体を仮置き台15に接触させる。そして、ハンド31を解除して、マスキング治具Jを仮置き台15上に載置する。これにより、第二ロボット30の動作は終了したので、第二ロボット30を初期位置まで戻す。
なお、ステップS23をステップS24の終了後に実施するようにしてもよい。ただし、作業時間全体を短縮するためには、図2に示されるように、ハンド31がマスキング治具Jを把持した状態で、第二ロボット30のカメラ39が、第一ロボット20のハンド21に把持されたワークWを撮像するのが好ましい。
次いで、ステップS15においては、第一ロボット20がワークWのマスキング部位を下方に向けて、ワークWを仮置き台15まで移動させ、マスキング治具Jの真上に位置決めする。このとき、ワークWのマスキング部位とマスキング治具Jとが互いに平行になるようにする。そして、図11に示されるように、第一ロボット20が、仮置き台15に載置されたマスキング治具JまでワークWを下降させる。ワークWが仮置き台15に到達すると、マスキング治具JがワークWのマスキング部位に貼付けられるようになる。
その後、ステップS16においては、図12に示されるように、ハンド21によりワークWを把持したまま、第一ロボット20を仮置き台15から移動させ、他の場所に載置する。
このように、本発明においては、予め載置されたマスキング治具J上にワークWを加工してマスキング治具Jを貼付ている。このため、ワークW自体の重さによりマスキング治具Jが押さえ付けられ、ワークWが均等な力でマスキング治具Jに密着するので、マスキング治具Jを安定して貼付けることができる。
さらに、図2から分かるように、本発明では第一ロボット20および第二ロボット30の両方が用いられるので、各ロボットに担当されたステップを二つのロボットが同時に実施することができる。例えば第一ロボット20がステップS11、S12を実施している間に、第二ロボット30がステップS21、S22を実施することができる。このため、単一のロボットを用いる場合よりも、マスキング方法を実施するのに必要な作業時間全体を短縮することが可能である。
また、図2のステップS13、S23において位置姿勢関係のズレが検出された場合には、そのようなズレ量を補正している。このため、ステップS16においてマスキング治具JをワークWにより正確に貼付けられるのが分かるであろう。
ところで、図面を参照した説明した実施形態においては、所定位置に設置された塗布部35bを用いて接着剤をワークWに塗布していた。ただし、塗布部35bの代わりに、第二ロボット30に取付けられた塗布部35aを用いて、ステップS14における接着剤の塗布作業を実施してもよい。この場合には、第二ロボット30は第一ロボット20と共通の作業領域を有する必要がある。この場合には、塗布部35aの位置姿勢の自由度を対象物の形状に応じて向上させられる。また、ワークWを塗布部35aに対面させるために、第一ロボット20および第二ロボット30の両方を移動させられる。このため、塗布作業に要する時間を短縮できるのが分かるであろう。
また、図1においては、ロボットシステム10が二つのロボット20、30を含んでいる。図13は、本発明に基づくマスキング方法を実施する他のロボットシステムを示す図である。図13に示されるように、ワークWを把持するためのハンド21と、マスキング治具Jを把持するためのハンド31とを備える単一のロボット10’を使用してもよい。この場合には、塗布部35bは単一のロボットの作業領域内に設置されているものとする。この場合には、単一のロボットで足りるので、ロボット10’の制御をより単純にできるのが分かるであろう。
10 ロボットシステム
11 ロボット制御装置
14 教示操作盤
15 仮置き台
20 第一ロボット
21 ハンド(対象物把持部)
22 ワーク置き場
29 カメラ(第二検出部)
30 第二ロボット
31 ハンド(マスキング治具把持部)
32 マスキング治具置き場
35a、35b 塗布部
39 カメラ(第一検出部)

Claims (5)

  1. マスキング治具を把持するマスキング治具把持部および対象物を把持する対象物把持部を有するロボットと、前記ロボットの作業領域において所定の位置に設置されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記ロボットの作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、
    前記ロボットの前記マスキング治具把持部が前記ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、
    前記ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、
    前記ロボットの前記対象物把持部が前記ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、
    前記ロボットが前記対象物を移動させて所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、
    前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、
    前記ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、
    前記ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法。
  2. 対象物を把持する対象物把持部を備えた第一ロボットと、マスキング治具を把持するマスキング治具把持部を備えた第二ロボットと、少なくとも前記第一ロボットの作業領域において所定の位置に設置されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記第一ロボットおよび前記第二ロボットの共通する作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、
    前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部が前記第二ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、
    前記第二ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、
    前記第一ロボットの前記対象物把持部が前記第一ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、
    前記第一ロボットが前記対象物を移動させて所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、
    前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、
    前記第一ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、
    前記第一ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法。
  3. 対象物を把持する対象物把持部を備えた第一ロボットと、マスキング治具を把持するマスキング治具把持部を備えていて前記第一ロボットと共通の作業領域を有する第二ロボットと、該第二のロボットに搭載されていて接着剤を塗布する塗布部と、前記共通の作業領域内に設置された仮置き台と、を含むロボットシステムによるマスキング方法において、 前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部が前記第二ロボットの作業領域内に予め準備されたマスキング治具を把持し、
    前記第二ロボットが前記マスキング治具を移動させて前記仮置き台に載置し、
    前記第一ロボットの前記対象物把持部が前記第一ロボットの作業領域内に予め準備された対象物を把持し、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物および前記マスキング治具を相対的に移動させて、前記対象物を所定の位置姿勢で前記塗布部に対面するよう位置決めし、
    前記塗布部が前記対象物のマスキング部位に前記接着剤を塗布し、
    前記第一ロボットが前記対象物の前記マスキング部位を下方に向けて、前記対象物を前記仮置き台まで移動させ、
    前記第一ロボットが、前記仮置き台に載置された前記マスキング治具まで前記対象物を下降させて前記マスキング治具を前記対象物のマスキング部位に貼付けるようにした、マスキング方法。
  4. 前記第二ロボットは、前記第一ロボットの前記対象物把持部により把持された前記対象物の把持ズレを検出する第一検出部を含んでおり、
    該第一検出部により検出された把持ズレに基づいて、前記塗布部と前記対象物との間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方を補正することをさらに含む、請求項2または3に記載のマスキング方法。
  5. 前記第一ロボットは、前記第二ロボットの前記マスキング治具把持部により把持された前記マスキング治具の把持ズレを検出する第二検出部を含んでおり、
    該第二検出部により検出された把持ズレに基づいて、前記マスキング治具と前記対象物との間の相対位置および相対姿勢のうちの少なくとも一方を補正することをさらに含む、請求項2から4のうち、いずれか一項に記載のマスキング方法。
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